JPH10210881A - 防波堤一体型生け簀 - Google Patents

防波堤一体型生け簀

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JPH10210881A
JPH10210881A JP9028386A JP2838697A JPH10210881A JP H10210881 A JPH10210881 A JP H10210881A JP 9028386 A JP9028386 A JP 9028386A JP 2838697 A JP2838697 A JP 2838697A JP H10210881 A JPH10210881 A JP H10210881A
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賢二 谷野
Shigeshi Kitahara
繁志 北原
Isao Nakauchi
勲 中内
Natsuhiko Otsuka
夏彦 大塚
Shinji Kuwabara
伸司 桑原
Katsunori Kiyono
克徳 清野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 堅牢であり、底棲魚介類の定着性がよく、ま
た残餌や排泄物を外部に積極的に排出するので常時新鮮
な海水に保つことができる生け簀を提供する。 【解決手段】 防波堤1を構成するケーソン3に前面側
から後面側に通水路9を設け、ケーソン3の後側壁に生
け簀形成体11を一体に設置してある。生け簀形成体1
1内に隔壁12を設け、一側は通水路9に連通する遊水
部14に、他側は生け簀部15に画成してある。隔壁1
2の高さは生け簀形成体11より低く設定し、遊水部1
4から生け簀部15に海水が越流するようにしてある。
隔壁12には遊水部14と生け簀部15を連通する連通
孔16が形成してあり、連通孔16に対向して生け簀形
成体11に排出孔17が形成してある。生け簀部15の
底盤19には残餌等排出溝20が形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚介類のうち、例
えばウニ、アワビ、ツブ貝、ヒラメ、カレイ等の底棲魚
介類を蓄養あるいは増養殖する施設として使用する生け
簀を防波堤に付設した防波堤一体型生け簀に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、漁獲物の安定出荷や魚価の維持を
図るために漁獲物を一時蓄養する施設として、例えば内
防波堤を利用し、港湾側に桟橋構造の物揚場を建設し、
防波堤と桟橋の間は水面として残して蓄養水面施設とし
た構造のものが知られている。また、漁獲物の荷捌きお
よび一時保管場所として、例えば係船岸壁に沿って水中
に多孔板を箱形に形成した生け簀、養殖カゴを設置して
水中荷捌き場とした構造のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の蓄養水面施設および水中荷捌き場は、港湾内の静穏な
水域を利用するため、港湾内が狭く、また船舶の往来が
激しい所では施設の設置水域を確保することが困難であ
るという欠点がある。また、波浪エネルギーを減衰する
手段としては施設の周囲に消波ブロックを設置する程度
であるため、シケや船舶の航走波による影響を受け易い
という欠点があり、生け簀や養殖カゴが揺動して海底や
岸壁に接触し破損するという問題や、揺動により魚介類
に生理的なマイナスが働くという問題、更には給餌作業
や水揚げ作業の効率が低下するという問題もある。しか
も、陸地に接近しているために施設内に汚水が流入する
危険性が高く、魚介類が死滅することも起りうる。更
に、施設内への海水の流入、流出を積極的に行なわせる
構造になっていないために、残餌や排泄物が残留して海
水が汚れ易いという欠点がある。
【0004】本発明は上述した従来技術の諸欠点に鑑み
なされたもので、ケーソンと一体に形成するので堅牢
で、かつ経済的であり、生け簀部内は安定した水面が保
たれるので底棲魚介類の定着性がよく、しかも残餌や排
泄物を外部に積極的に排出できるので新鮮な海水に保つ
ことができる防波堤一体型生け簀を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために構成された本発明の手段は、防波堤を構成し、上
側に上部コンクリート部が設けられているケーソンと、
該ケーソンに設けられ、該ケーソンの前面側が取水孔に
なり、後面側が流出孔になった通水路と、前記ケーソン
の後面側に設けられ、該通水路を介して流入する海水を
貯留するための生け簀形成体と、該生け簀形成体内に設
けられ、該生け簀形成体内の一側を前記通水路に連通す
る遊水部に、他側を生け簀部に画成すると共に、該生け
簀部に前記遊水部から海水が越流可能な高さに設定して
ある隔壁と、前記生け簀形成体に形成され、前記生け簀
部内の海水を外部に排出するための排出孔とからなる。
【0006】そして、前記生け簀形成体側に位置して前
記上部コンクリート部に作業スペース部を設けた構成に
することにより、漁獲物の荷捌き作業を能率よく行なう
ことができる。
【0007】また、前記隔壁には前記遊水部と生け簀部
を連通させる通水孔を形成することにより、生け簀部内
に海水の流れを形成し、海水の停滞を防止すると共に残
餌等を積極的に排出して海水を新鮮に保つことができ
る。
【0008】また、前記生け簀部の底面には前記隔壁か
ら前記生け簀形成体の後側壁に向けて残餌等排出溝を形
成することにより、残餌等が底面に滞留するのを防止
し、外部に積極的に排出することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳述する。図において、1は防波堤、2は該防
波堤1を構成し、海底上に形成した基礎捨石で、該基礎
捨石2は後述するケーソン3の安定を図ると共に、ケー
ソン3の重量を海底面に分散させるためのものである。
3は防波堤1を構成するケーソンで、該ケーソン3は底
部4A、前壁部4B、後壁部4C、一対の側壁部4D、
4Dにより形成した箱形のケーソン本体4と、該ケーソ
ン本体4内に設けた略十字状の仕切り壁5と、ケーソン
本体4の上部を覆う蓋コンクリート6とから構成してあ
り、内部には砂7が充填してある。8は防波堤1を所要
の高さにするためにケーソン3の上側に設けた上部コン
クリート部で、該上部コンクリート部8の後部には一段
低い平坦な作業スペース部8Aが形成してあり、荷捌き
作業を能率よく行なうことができるようにしてある。
【0010】9、9、・・は海水を後述する遊水部14
側に導入するためにケーソン3に設けた複数の通水路
で、該各通水路9は角型中空管10をケーソン本体4の
前壁部4Bと後壁部4Cに形成した嵌合穴に両端を嵌装
した状態で底部4A上に設置することにより形成してあ
り、その前端開口は取水孔9Aに、後端開口は流出孔9
Bになっている。なお、通水路9の形状は実施の形態の
ように矩形状に限定されるものではなく、円形でも楕円
形でもよいものである。
【0011】11はケーソン3の後壁部4C側に一体に
設けられ、前記通水路9を介して流入する海水を貯留す
るための生け簀形成体を示す。該生け簀形成体11は底
部11Aと、後側壁11Bと、一対の側壁11C、11
Cとをコンクリートにより平面略コ字状に形成したもの
で、型枠を用いてケーソン3と共に一体に成形してあ
る。12は前記生け簀形成体11内に中仕切り壁13と
一体に立設した隔壁で、該隔壁12により生け簀形成体
11内は一側を通水路9と連通する遊水部14、14
に、他側を底棲魚介類を飼育し、あるいは保管するため
の生け簀部15、15に画成してある。遊水部14は通
水路9から生け簀部15内に海水が噴流となって流入す
るのを緩衝するためのもので、該隔壁12の上端12A
は海面の高さに対応させて生け簀形成体11の上端11
Dより低く設定してあり、各遊水部14内の海水は隔壁
12を越流して生け簀部15内に流入するようにしてあ
る。
【0012】16は前記隔壁12の高さ方向途中に形成
した連通孔、17は該連通孔16に対応して後側壁11
Bに形成した排出孔を示し、該排出孔17は連通孔16
よりも下方に位置させてある。そして、連通孔16は遊
水部14内の海水を生け簀部15内に常時流入させるこ
とにより、生け簀部15内に隔壁12側から排出孔17
側に向かう海水の流れを発生させ、生け簀部15内に溜
る残餌や排泄物を排出孔17から外部に排出するのを促
すものである。また、連通孔16と排出孔17の開口面
積を調整することにより生け簀部15内の海水の流速を
制御することができる。なお、実施の形態では連通孔1
6および排出孔17を矩形状に形成したが、円形あるい
は楕円形にしてもよいものである。そして、排出孔17
には底棲魚介類が波力により外部に流出したり、あるい
は逃げ出すのを防止するための金網18が設けてある。
【0013】19は前記生け簀部15内に設けたコンク
リート製の底盤、20、20は前記連通孔16および排
出孔17の位置に対応して該底盤19に形成した略凵状
の残餌等排出溝で、該各残餌等排出溝20の底面20A
は連通孔16側が高く、排出孔17が低い傾斜面にして
ある。そして、底盤19の上面は各残餌等排出溝20に
向けて下りの傾斜面19A、19Aに形成することによ
って略扁平V字状にしてある(図7参照)。このよう
に、底盤19の上面を傾斜面19Aとし、残餌等排出溝
20の底面20Aも傾斜面にすることにより、生け簀部
15内の残餌や排泄物が残餌等排出溝20内に流入し、
排出孔17から外部に流出し易いようにしてある。ま
た、上記構成からなる底盤19は生け簀形成体11の底
部11A上に充填した砂、砕石、コンクリートまたはこ
れらの混合物からなる底上げ材21の上に載置すること
により、生け簀部15内の深さを設定してある。なお、
生け簀部15を深いタイプにする場合は、底上げ材21
は設けなくてよい。
【0014】更に、22はケーソン3の前面側に設置し
た消波ブロックを示し、該消波ブロック22はケーソン
3に作用する波浪エネルギーを減衰すると共に、海底地
盤や基礎捨石2の洗掘や吸い出しを防止する働きをする
ものである。23は生け簀形成体11の後方に位置して
基礎捨石2上に設置した根固方塊、24は該根固方塊2
3の後方に位置して基礎捨石2から海底地盤にかけて設
置した被覆ブロックで、これら根固方塊23および被覆
ブロック24は基礎捨石2や海底地盤の洗掘、吸い出し
を防止するためのものである。
【0015】本実施の形態に係る防波堤一体型生け簀は
上述の構成からなるが、次にその作用について説明す
る。外海側から寄せる波浪は消波ブロック22の空隙を
介してケーソン3に達すると、その一部は取水孔9Aか
ら通水路9内に流入して流出孔9Bから遊水部14内に
流入する。遊水部14内で海水の流れエネルギーは位置
エネルギーに変換され、隔壁12の上端12Aから生け
簀部15内に越流する。なお、図1中Aは海面を示す。
従って、シケの場合でも生け簀部15の水面は静穏な状
態に保つことができる。しかし、遊水部14内の一部の
海水は連通孔16から生け簀部15内に流入させること
により生け簀部15内の残餌や排泄物は排出孔17から
外部に積極的に流出させるようにしたから、生け簀部1
5内の海水は常に新鮮に保つことができ、底棲魚介類の
成育に好適な環境にできる。
【0016】生け簀部15内には養殖あるいは保管の目
的で底棲魚介類を収容してあるが、生け簀部15内には
越流により海水が流入するようにしたから、生け簀部1
5の内面に付着している底棲魚介類は水流の影響を殆ど
受けることがなく、生理的なマイナスがないから順調に
成育することができる。
【0017】なお、実施の形態では通水路9はケーソン
3に通水管10を設置することにより設けたが、ケーソ
ン3に一体に形成してもよい。
【0018】また、本実施の形態ではケーソン3に4本
の通水路9を形成し、隔壁12に4つの連通孔16、1
6、・・を、後側壁11Bに各連通孔16に対応して4
つの排出孔17、17、・・を形成したが、これら通水
路9、連通孔16および排出孔17の数は実施の形態に
限定されるものではなく、施設の大きさ、設置場所の波
浪エネルギーの大きさ等を考慮して適宜決めうるもので
ある。
【0019】そして、本発明の防波堤一体型生け簀はそ
の設置場所の波の強さを考慮し、生け簀部15内の容積
に応じて通水路9の流路面積あるいは通水路9の形成数
および排出孔17の開口面積を設定することにより、生
け簀部15内の海水の流速を底棲魚介類の飼育に好適の
数値にすることができるから、常時波浪が荒い海にも平
穏な海にも対応して設置することができる。
【0020】次に、図7ないし図14に本実施の他の形
態を示す。なお、前述した実施の形態の構成要素と同一
の構成要素には同一の符号を付して援用し、その説明を
省略する。図7において、31、31はウニ、アワビ等
の底棲魚介類を付着させるための設置型着定基質を示
す。該設置型着定基質31はコンクリートにより略逆T
字状の立体構造物に形成したもので、着定面31A、3
1Aに底棲魚介類を付着させることにより、生け簀部1
5の限られた付着面積を拡大して飼育効率を高めるもの
であり、自重によって生け簀部15の底盤19に設置し
て使用する。図8は凸型の着定面32Aに形成した設置
型着定基質32を示し、図9は凹型の着定面33Aに形
成した設置型着定基質33を示す。また、図10には着
定面34A、34Aを波形に形成して表面積を拡大した
設置型着定基質34を示す。
【0021】次に、図11において、41、41、・・
・は垂下型着定基質を示し、該各垂下型着定基質41は
両側の着定面42A、42Aが平坦な縦長の板体からな
る基質本体42と、基質本体42の上端42Bに略冂型
に突設した垂下材43と、垂下材43の上端に設けた吊
り上げ環44とから構成してある。そして、係合溝45
Aを形成した支持材45、45、・・・を生け簀形成体
11に架設し、各支持材45に垂下材43の上端部43
Aを嵌合することにより垂下型着定基質41は生け簀部
15内に垂下してある。なお、底盤19の傾斜面19A
に嵌合孔46を形成し、垂下型着定基質41の下端側4
2Cを嵌合することにより、垂下型着定基質41が揺動
しないようにしてある。この垂下型着定基質41は作業
スペース部8Bに乗り入れた車両のクレーン装置や、船
舶のクレーン装置で吊り上げることにより、垂下型着定
基質41に付着している底棲魚介類を容易に収穫するこ
とができる。
【0022】47は他の垂下型着定基質を示す。該垂下
型着定基質47は基質本体48の両側の着定面48A、
48Aを波形に形成して着定面積を拡大したことを特徴
としており、基質本体48に前述した垂下材43を設け
て垂下する構成にしてある。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上詳述した如く構成したか
ら、下記の諸効果を奏する。 (1)生け簀形成体は防波堤に付帯して設置する構成と
してあるから、防波堤を構成するケーソンに一体に形成
することにより、堅牢で耐久性に優れており、また従来
の蓄養水面施設や水中荷捌き場と比較して経済的に設置
できる。 (2)生け簀部内には隔壁を越流させて海水が流入する
ようにしたから、生け簀部内の水面を底棲魚介類が成育
するのに好適な静穏な状態に保つことができる。 (3)隔壁に通水孔を形成することにより生け簀部に残
餌や排泄物を排出するための流れを形成したから、生け
簀部内の残餌や排泄物を外部に確実に排出することがで
き、海水を常時新鮮な状態に維持することができる。 (4)上部コンクリート部には生け簀形成体側に位置し
て作業スペース部を設けることにより、漁獲物の荷捌き
作業を能率よく行なうことができる。 (5)生け簀部の底面には隔壁から生け簀形成体の後側
壁に向けて残餌等排出溝を形成したから、生け簀部内の
残餌等を確実に排出することができる。 (6)生け簀部に底棲魚介類を付着させるための立方体
からなる着定基質を設置することにより、生け簀部内の
限られた空間内で飼育生物の着定面積を拡大することが
でき、飼育効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る防波堤一体型生け簀
の全体構成を示す縦断面図である。
【図2】防波堤一体型生け簀を構成するケーソンおよび
生け簀形成体の平面図である。
【図3】図2中のIII−III矢示方向断面図であ
る。
【図4】図2中のIV−IV矢示方向断面図である。
【図5】図2中のV−V矢示方向断面図である。
【図6】生け簀形成体の背面図である。
【図7】生け簀部に設置型着定基質を底着した状態の要
部斜視図である。
【図8】変形例に係る設置型着定基質の斜視図である。
【図9】他の変形例に係る設置型着定基質の斜視図であ
る。
【図10】更に他の変形例に係る設置型着定基質の斜視
図である。
【図11】生け簀部に垂下型着定基質を設けた状態の要
部斜視図である。
【図12】垂下型着定基質の外観斜視図である。
【図13】垂下型着定基質の垂設方法を示す説明図であ
る。
【図14】他の垂下型着定基質の外嵌斜視図である。
【符号の説明】 1 防波堤 3 ケーソン 8 上部コンクリート部 8A 作業スペース部 9 通水路 11 生け簀形成体 12 隔壁 14 遊水部 15 生け簀部 16 連通孔 17 排出孔 20 残餌等排出溝 31、41 着定基質
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中内 勲 北海道札幌市豊平区中の島1条7丁目7番 3号 (72)発明者 大塚 夏彦 北海道札幌市北区北20条西6丁目20番地 (72)発明者 桑原 伸司 北海道北広島市松葉町6丁目1番地B− 101 (72)発明者 清野 克徳 北海道札幌市厚別区上野幌3条5丁目1番 2−402号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防波堤を構成し、上側に上部コンクリー
    ト部が設けられているケーソンと、該ケーソンに設けら
    れ、該ケーソンの前面側が取水孔になり、後面側が流出
    孔になった通水路と、前記ケーソンの後面側に設けら
    れ、該通水路を介して流入する海水を貯留するための生
    け簀形成体と、該生け簀形成体内に設けられて該生け簀
    形成体内の一側を前記通水路と連通する遊水部に、他側
    を生け簀部に画成すると共に、該生け簀部に前記遊水部
    から海水が越流可能な高さに設定してある隔壁と、前記
    生け簀形成体に形成され、前記生け簀部内の海水を外部
    に排出するための排出孔とから構成してなる防波堤一体
    型生け簀。
  2. 【請求項2】 前記生け簀形成体側に位置して前記上部
    コンクリート部に作業スペース部を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の防波堤一体型生け簀。
  3. 【請求項3】 前記隔壁には前記遊水部と生け簀部を連
    通させる通水孔が形成してある請求項1記載の防波堤一
    体型生け簀。
  4. 【請求項4】 前記生け簀部の底面には前記隔壁から前
    記生け簀形成体の後側壁に向けて残餌等排出溝が形成し
    てある請求項1記載の防波堤一体型生け簀。
  5. 【請求項5】 前記生け簀部には底棲魚介類を付着させ
    るための立方体からなる着定基質を設置したことを特徴
    とする請求項1記載の防波堤一体型生け簀。
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