JPH10210445A - 双方向tvシステムにおける同報型イベント通知方法 - Google Patents

双方向tvシステムにおける同報型イベント通知方法

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JPH10210445A
JPH10210445A JP9008702A JP870297A JPH10210445A JP H10210445 A JPH10210445 A JP H10210445A JP 9008702 A JP9008702 A JP 9008702A JP 870297 A JP870297 A JP 870297A JP H10210445 A JPH10210445 A JP H10210445A
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JP
Japan
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program
interactive
television
notification
broadcast
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JP9008702A
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English (en)
Inventor
Katsushi Shimamoto
勝士 嶋本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】視聴者が自らの意思でタイムリーに通知を受け
ることができ、応答サーバへの無駄なアクセスを無くし
た同報型イベント通知方法を提供すること。 【解決手段】個々の双方向テレビ11に対して通知すべ
き情報が発生したことをテレビジョン放送波を使用して
個別に通知する。通知情報の発生した双方向テレビ11
を選択するテレビ選択符号と当該テレビ選択符号に基づ
いて通知情報の発生を判別する判別プログラムとを含ん
だイベント通知番組を独立形式または双方向番組の一部
に組込む形式で放送する。前記双方向テレビ11におい
てイベント通知番組の選択があったならば前記判別プロ
グラムを実行して、当該双方向テレビ11に固有の符号
が前記イベント通知番組にテレビ選択符号の形で含まれ
ているか否か判別し、該当するテレビ選択符号が含まれ
ていれば当該双方向テレビ宛の情報が発生したことを視
聴者に通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、視聴者からの応答
を受けられるテレビ番組(以下、「双方向番組」と呼
ぶ)を実行する制御部が内蔵された双方向テレビジョン
受像機(以下、「双方向テレビ」と呼ぶ)に対して発生
した各種イベントを放送波を使って個別に通知するため
の同報型イベント通知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の双方向TV放送では、放送局から
双方向番組の番組データ(スクリプト含む)を放送波の
隙間を利用して送信する。双方向番組を選択した双方向
テレビで番組データに含まれたスクリプトを実行して番
組側から視聴者に呼び掛けを行うと共に視聴者からの応
答を受け取る。双方向テレビが公衆回線網に対して発呼
を行い応答サーバに回線接続してから視聴者の応答デー
タを応答サーバへ送り、応答サーバにおいて双方向番組
毎に登録されている処理内容にしたがって応答データを
処理する。
【0003】以上のように、双方向番組を実行して応答
データを受け取り応答サーバへ該応答データを返した双
方向テレビの視聴者に対しては、その応答データを処理
した結果として後からその視聴者(双方向テレビ)に通
知すべき各種情報が発生(イベント)する可能性があ
る。例えば、正答者の中から抽選で何名かに景品が当た
るクイズ番組の場合、当選者に対して何等かの方法で当
選通知を届けなければならない。また、旅行の申し込み
番組であれば、双方向番組上で旅行の申し込みを行った
視聴者に対して申し込みが受け付けられたことを通知す
る受付通知を送る必要がある。また、応答サーバにメー
ルボックスを配置し、応答サーバのメールボックスを利
用して複数の双方向テレビ間で電子メールを送受信する
サービスが考えられる。この電子メールの場合、電子メ
ールの着信通知を宛先となっている双方向テレビの所有
者(電子メールが一つの番組として扱えるので視聴者と
いえる)に伝える必要がある。
【0004】これらのイベント通知は個人に対するもの
であるので視聴者個人又は双方向テレビに個別にアクセ
スして伝える必要がある。これら各種イベントを個々の
双方向テレビ(視聴者)に個別に伝える方式として以下
の方式が考えられる。 (1) 応答サーバからの通知方式 特定の双方向テレビに対して応答サーバより電話回線網
等の通信回線網を介して通知する方式である。この場
合、応答サーバから当該双方向テレビが接続されている
通信回線網に対して発呼を行い、通知データを送出して
当該双方向テレビ上に表示もしくは音声の両方で出力し
て視聴者に知らせる。 (2) 双方向テレビから応答サーバへのアクセス時に
通知する方式 双方向テレビが応答サーバに対して応答データを返すた
めにアクセスした際、又は情報検索やショッピング番組
のオンラインサービスの提供を受けるためにアクセスし
た際に、応答サーバ上に当該双方向テレビ宛ての各種通
知情報が登録されていれば応答サーバから当該双方向テ
レビに通知データを送出する。 (3) 双方向テレビから応答サーバへ通知有無を確認
する方式 双方向テレビが応答サーバに発呼して自装置宛の通知が
届いているか確認する方式である。応答サーバ上に当該
双方向テレビ宛の各種通知情報が登録されていれば、確
認のためにアクセスしてきた当該双方向テレビに対して
通知情報を送信する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た3つの方式は以下のような問題がある。(1)の方式
は、多くの双方向テレビが設置される一般家屋では双方
向テレビを接続する同じ電話回線上に電話機、ファクシ
ミリ等の複数の機器が同時に接続されている可能性があ
るため、双方向テレビに対する呼び出しであっても誤っ
て他の機器が受けてしまう可能性を完全には排除できな
い。また、双方向テレビの電源がオフされていれば、応
答サーバが何度も繰り返し発呼してもつながらない可能
性がある。また、双方向テレビ側の電話番号が変わって
いるにもかかわらず応答サーバで管理している電話番号
の変更を忘れている場合は正しい視聴者に通知が伝わら
ないことになる。
【0006】(2)の方式は、視聴者が応答サーバに対
してアクセスしなければ通知を受け取ることができない
ので、長期間にわたり応答サーバにアクセスしなかった
場合は、タイムリーに通知を受け取ることができない可
能性がある。また、応答サーバにアクセスした本来の目
的が完了するまで、又は本来の目的を途中で中断させな
ければ詳細な情報を受け取ることができないので、視聴
者から見れば予定外の操作が必要になる。
【0007】(3)の方式は、応答サーバ上に通知情報
が登録されていない場合でも通話料金が加算されるた
め、視聴者からすれば無駄なコストが掛かるといった問
題がある。
【0008】本発明は、以上のような実情に鑑みてなさ
れたもので、放送波を利用した同報型イベント通知によ
り各家庭の視聴者が自らの意思でタイムリーに通知を受
けることができ、応答サーバへの無駄なアクセスを無く
して通知の詳細情報を取得できる同報型イベント通知方
法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下のような手段を講じた。本発明は、視
聴者から応答データを受付ける処理を含んだ双方向番組
をテレビジョン放送波の放送チャネルに重畳して放送
し、前記双方向番組を双方向テレビで受信して視聴者の
番組選択に応じて再生する双方向TVシステムにおい
て、個々の双方向テレビに対して通知すべき情報が発生
したことをテレビジョン放送波を使用して個別に通知す
る方法であって、通知情報の発生した双方向テレビを選
択するテレビ選択符号と当該テレビ選択符号に基づいて
通知情報の発生を判別する判別プログラムとを含んだイ
ベント通知番組を独立形式または双方向番組の一部に組
込む形式で放送し、前記双方向テレビにおいてイベント
通知番組の選択があったならば前記判別プログラムを実
行して、当該双方向テレビに固有の符号が前記イベント
通知番組にテレビ選択符号の形で含まれているか否か判
別し、該当するテレビ選択符号が含まれていれば当該双
方向テレビ宛の情報が発生したことを視聴者に通知する
同報型イベント通知方法である。
【0010】本発明によれば、通知すべき情報の発生し
た双方向テレビに固有の符号に対応したテレビ選択符号
がイベント通知番組に埋め込まれて放送波で放送され、
イベント通知番組を受信した双方向テレビでテレビ選択
符号がチェックされて自装置宛の通知があるか否か判断
される。
【0011】また本発明は、前記各双方向テレビに対す
る通知の通知種別毎にアクセスすべき応答サーバを定め
たアクセスポイント情報を前記各双方向テレビに設定
し、前記イベント通知番組に埋め込むテレビ選択符号に
通知種別を示す通知種別情報を付加して放送し、前記双
方向テレビで自装置宛の情報が発生したことを認識した
場合、当該イベント通知番組に埋め込まれている通知種
別情報に基づいて前記アクセスポイント情報からアクセ
スすべき応答サーバを選択する。
【0012】本発明によれば、通知種別毎に複数の応答
サーバが存在する場合、通知種別に対応した任意の応答
サーバへアクセスして通知の詳細情報を入手することが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。図1には、この発明の一実施形
態に係る双方向データ放送用サーバネットワークシステ
ムを使用した双方向TVシステムの基本構成が示されて
いる。まず、図1を参照して双方向TVシステムの原理
について説明する。
【0014】図1の双方向TVシステムは、現行の文字
多重放送の機能と電話通信機能とを活用することによっ
て番組の双方向効果を実現するためのものであり、図示
のように、各家庭に置かれた双方向テレビ11と、放送
局12と、電話回線網やISDNなどの公衆回線網等か
ら構成される通信回線網13と、分散配置された複数の
応答サーバ15を含むインタラティブTV用サーバネッ
トワークシステム14とによって構成されている。
【0015】放送局12は、多重放送のチャンネルを利
用して、双方向性を実現するためのコンピュータ・プロ
グラム(スクリプト)を通常の番組に同期して放送す
る。このスクリプトは、双方向番組の進行手続きを記述
した一種のアプリケーションプログラムであり、TV放
送信号の垂直帰線期間に重畳されて送信される。
【0016】このスクリプトは、TV放送信号を受信し
た双方向テレビ11のメモリに貯えられ、その双方向テ
レビ11に組み込まれたスクリプトデコーダ回路のCP
Uによって実行される。このCPUは、現在の番組が双
方向番組であることを示すシンボルマーク「i」を画面
表示して視聴者にそれを通知し、視聴者からの選択指令
に応じて、スクリプト実行を開始し、双方向番組を再生
する。
【0017】双方向番組に対する視聴者からの応答は、
リモコン操作などによって双方向テレビ11で受け付け
られる。この場合、その応答は、双方向テレビ11のな
かで自足的に終わることもあるが、応答の結果を各地に
備えた応答サーバ15に通信回線網13を経由して送
り、場合によっては、放送局12が提供する番組内容に
リアルタイムに反映させることも可能である。
【0018】各双方向テレビ11には、通常のTV放送
用の受信回路111および映像信号処理回路112に加
え、双方向番組を実現するために、スクリプトデコーダ
回路113、および送受信制御回路114が装備され
る。スクリプトデコーダ回路113は、放送局12から
のTV放送信号からスクリプトを取り出し、それを実行
することによって双方向番組を画面表示する。
【0019】この場合、視聴者は、双方向番組の画面に
対して、TV操作用のリモコンを用いて応答を行う。応
答サーバ15にデータを送るときは、スクリプトデコー
ダ回路113から送受信制御回路114内蔵のモデムに
発呼要求が出され、応答サーバ15に対する自動ダイヤ
ルが行われる。
【0020】送受信制御回路114内蔵のモデムは、自
動的にダイヤルする機能をもっているので、データの送
信そのものだけのためには視聴者によるダイヤル操作を
必要としない。自動ダイヤル先の電話番号は、電話番号
情報として、双方向番組ごとに放送局12側からのスク
リプトに埋め込んで送信される。この場合、電話番号情
報としては、次のいずれかの情報を使用するものとす
る。すなわち、電話番号そのもの、あらかじめ双方向テ
レビ11の不揮発性メモリからなるRAMに格納したア
クセスポイント情報の中から1つを選択するための通知
種別情報、または双方向テレビ11のメモリに格納した
1つの電話番号を使用することを指定する情報等が、こ
の電話番号情報に該当する。
【0021】アクセスポイント情報は、図3に示すよう
に通知種別毎に分散配置された複数の応答サーバ15の
中で予め決められている1つ又は複数の応答サーバの電
話番号が登録されている。放送局12側からスクリプト
に埋め込んで送信される電話番号情報に通知種別が登録
されていれば、その通知種別に対応する応答サーバの電
話番号がアクセスポイント情報から検索され、その電話
番号が自動ダイヤリングに使用される。
【0022】スクリプトデコーダ回路113は、プログ
ラムを実行するプロセッサを含んでいる。従来の文字多
重デコーダもプロセッサを備えているので、スクリプト
デコーダ回路113は、従来の文字多重デコーダをソフ
トウェア的に機能拡張することによっても実現する事が
できる。
【0023】スクリプトデコーダ回路113で実行され
る双方向番組のスクリプトは、応答サーバ15へ送る応
答データを所定形式の送信データに変換したときにスク
リプトに埋め込まれている番組IDと当該双方向テレビ
11の機器IDを付加するようにプログラムが組まれて
いる。機器IDは全ての双方向テレビ11にユニークに
割り付けられた符号であり、各双方向テレビ11に内蔵
するROMに固定的に焼き付けられている。番組IDは
双方向テレビ11及び応答サーバ15で番組データ及び
応答データの属する双方向番組を認識するための符号で
あり、番組制作時にスクリプトに埋め込まれる。
【0024】放送局12は、視聴者の応答を番組に反映
させるなどの視聴者参加方式の番組を放送する場合に
は、通常の映像・音声を含む放送信号に、スクリプトを
挿入して送信する。スクリプトの再生および挿入のため
の番組制作システムは、パーソナル・コンピュータと多
重化装置で構成することができる。
【0025】放送局12は、通常の番組に追加するかた
ちで放送電波にスクリプトを挿入して放送を行う。追加
する情報プログラムは、放送局自身が制作するもの、外
部の番組制作会社などの第三者が制作するものに大別さ
れる。
【0026】放送局12の放送設備には、通常のTV放
送用のテレビ番組送出装置121およびテレビ放送信号
送信機126に加え、双方向番組制作装置122、大容
量の記憶装置123、双方向番組送出装置124、およ
び多重化装置125が追加される。
【0027】双方向番組制作装置122では、文字や図
形のデータやインタラクティブ性を付加するためのコン
ピュータプログラムが決められた基準のもとに符号化さ
れ、コードデータなどのデータ形式のスクリプトに変換
される。このスクリプトは記憶装置123に一旦記憶さ
れた後、所定の読み出し手順に従って順次読み出されて
双方向番組送出装置124に送られる。双方向番組送出
装置124では、スクリプトに同期符号や誤り訂正符号
などが加えられ、スクリプトデータから複数のパケット
が生成される。このパケットは、多重化装置125にて
TV映像信号の垂直帰線期間に多重化される。
【0028】双方向番組制作装置122でイベント通知
番組を作成する。イベント通知番組とは各双方向テレビ
11に個別に自分宛の各種情報が発生していることを知
らせる番組である。イベント通知番組を1つの番組とし
て独立して放送することもできるが、他の双方向番組の
一部に組み込んだ形で放送することもできる。
【0029】イベント通知番組のスクリプトに、図2に
示すイベント通知リストと、機器IDに基づいて自分宛
の通知を検索するプログラムとを組み込んで番組データ
を構成している。イベント通知リストは、各種通知情報
の発生した双方向テレビ毎に双方向テレビ選択符号と通
知種別符号とが設定されている。双方向テレビ選択符号
は宛先となる双方向テレビ11に割り付けられている機
器IDを使用する。通知種別符号は着信通知、当選通
知、受付通知、その他の通知などの通知種別を判別する
ための符号であり、各通知種別内のサブコード及び少量
のデータを含めることができる。
【0030】具体例を挙げると次のようになる。着信通
知では、結婚祝い、誕生祝い、伝言等の電文種別をサブ
コードで示し、発信人名や宛名などをデータで示す。ま
た当選通知では、一等、二等、景品A,景品Bなどの当
選種別をサブコードで示し、提供者名や当選者名をデー
タで示す。受付通知では、申し込み種別をサブコードで
示し、受付番号などをデータで示す。
【0031】次に、以上のように構成された双方向TV
システムにおけるイベント通知方法について説明する。
図4は電子メールの着信(イベント)を放送波を使って
通知するイベント通知番組(以下、「電子メール通知番
組」という)のスクリプトの作成から同報通知までの一
連の処理の流れを示している。以下、双方向TVシステ
ム上でB氏がA氏に対して出した電子メールの着信通知
の例を示す。
【0032】B氏が双方向テレビ11の番組メニューか
ら電子メール機能を選択する。双方向テレビ11は電子
メール機能の選択があると、応答サーバ15にアクセス
して電子メールの番組データを取り込み、電子メールの
番組データをスクリプトデコーダ回路113で実行す
る。スクリプトデコーダ回路113がB氏の入力したメ
ール本文及び宛先情報に当該双方向テレビ11の機器I
D及び番組IDを付加したメールデータを作成して応答
サーバ15へ送信する。
【0033】応答サーバ15は、B氏の双方向テレビ1
1から受信した電子メールに付与された番組IDから電
子メールを受信したことを認識する。電子メールの宛先
をチェックして当該宛先となっている双方向テレビ11
の電子メールファイル16に登録する。
【0034】図5に双方向テレビ11から電子メールを
受信した応答サーバ15の処理内容を示している。電子
メールを受信すると当該電子メールから宛先情報を取り
出し、宛先情報に示された氏名又は電話番号などから宛
先になっているA氏の双方向テレビ11に割り付けられ
た機器IDを検索する。
【0035】ここで、応答サーバ15には、番組からの
呼び掛けに対して視聴者の返した応答データを処理する
ための処理内容が番組毎に登録された番組情報ファイル
と、双方向テレビを入手した視聴者の個人情報が登録さ
れた加入者ファイル17とが配置されている。加入者フ
ァイル17には各加入者の氏名、住所、電話番号などの
個人情報が各加入者の持つ双方向テレビの機器IDに対
応付けて登録されている。したがって、A氏の双方向テ
レビ11に割り付けられた機器IDは、A氏の氏名又は
電話番号などの宛先情報をキーにすることで加入者ファ
イル17から取得することができる。
【0036】A氏の持つ双方向テレビ11の機器IDを
取得できたならば、双方向テレビ選択符号にその取得し
た「機器ID」を設定し、通知種別符号の通知種別に
「着信通知」を設定し、サブコードに「伝言」を設定
し、データに「発信人及び宛名」を設定する。これら
「機器ID」「着信通知」「伝言」「発信人及び宛名」
を1レコードとして図2に示すイベント通知リストに登
録する。
【0037】同様の処理を新しい電子メールを受信する
度に実行し、「機器ID」「着信通知」「伝言」「発信
人及び宛名」からなるレコードをイベント通知リストに
追加登録する。そして、イベント通知リストを一定周期
で放送局12へ送信する。
【0038】放送局12は分散配置された応答サーバ1
5から送られてくるイベント通知リストを使用して電子
メール通知番組の番組データを作成する。各応答サーバ
15から送られてきたイベント通知リストを合成し、該
合成リストを電子メール通知番組のスクリプトに埋め込
む。イベント通知リストを埋め込んだスクリプトを電子
メール通知番組として放送する。
【0039】例えば、電子メール通知番組を1時間に一
度更新する独立番組として放送する場合、応答サーバ1
5が放送局12へイベント通知リストを送信する周期を
1時間未満に設定しておくことにより、A氏宛の着信通
知を含んだ電子メール通知番組は、登録後1時間以内に
放送される。
【0040】一方、A氏の家の双方向テレビ11ではA
氏宛の着信通知を含んだ電子メール通知番組が受信され
る。A氏が双方向テレビ11の番組メニューから電子メ
ール通知番組を選択すると、双方向テレビ11上でA氏
宛の着信確認が行なわれる。
【0041】図6に双方向テレビ11上で電子メール通
知番組を実行した際の処理の流れを示している。A氏が
双方向テレビ11上でテレビ番組の中から電子メール通
知番組を選択すると、スクリプトデコーダ回路113が
スクリプトを実行して以下の処理を行う。すなわち、ス
クリプトに埋め込まれたイベント通知リストを抽出し、
さらにテレビ内蔵のROMから当該双方向テレビ11に
固有の機器IDを読出す。ROMから読出した機器ID
に基づいて、イベント通知リストの双方向テレビ選択符
号に同じ符号からなる機器IDが登録されているか否か
チェックする。イベント通知リストに当該双方向テレビ
11の機器IDが登録されていればA氏宛の電子メール
が電子メールファイル16に登録されていることを示
す。また、同じ機器IDが登録されていなければA氏宛
の電子メールは電子メールファイル16に登録されてい
ないことになる。
【0042】このように電子メール通知番組を実行して
電子メールファイル16に自装置宛の電子メールが存在
しているか否か確認した結果はテレビ画面に表示する。
電子メールが登録されていれば、電子メールが登録され
ていることを通知すると共に引き続き電子メール本文を
取得する処理を実行するか否か問い合わせる画面を表示
する。また電子メールが登録されていなければ、電子メ
ールが登録されていないことを通知する画面を表示す
る。
【0043】電子メール本文の取得を問い合わせる画面
を表示した結果、視聴者(A氏)から電子メールの受信
要求があれば、以下の処理を実行する。すなわち、イベ
ント通知リストから当該電子メールの通知種別を取り出
し、双方向テレビ11に内蔵するRAMに記憶したアク
セスポイント情報から当該通知種別に対応して登録され
ている応答サーバの電話番号を入手する。着信通知の通
知種別に対応して電子メールファイル16の配置されて
いる応答サーバ15の電話番号を登録しておく。 アク
セスポイント情報から取得した応答サーバ15の電話番
号を送受信制御回路114に通知することで、スクリプ
トデコーダ回路113から送受信制御回路114内蔵の
モデムに応答サーバ15の発呼要求が出される。
【0044】双方向テレビ11は、A氏宛の電子メール
の存在する応答サーバ15に回線接続した後、応答サー
バ15の電子メールファイル16からB氏からの電子メ
ール本文を取り込む処理を実行する。
【0045】一方、応答サーバ15では、電子メールフ
ァイル16に登録されている電子メールを双方向テレビ
11が受信すると電子メールファイル16から受信電子
メールを削除すると共に、イベント通知リストから当該
電子メールのレコードを削除する。
【0046】以上、電子メールの着信通知について説明
したが、当選通知、受付通知、その他の通知について
も、機器ID等の双方向テレビ選択符号を含んだスクリ
プトを埋め込んだ放送波を放送することにより、各双方
向テレビ11に個別に通知することができる。
【0047】当選通知の場合であれば、当選者の登録し
ている双方向テレビ11の機器IDを設定した双方向テ
レビ選択符号、当選通知を設定した通知種別、景品など
の当選内容を設定したサブコード、提供者名や当選者名
を設定したデータを、当選者毎に登録したリストを作成
して、当選通知番組のスクリプトに埋め込んで放送局1
2から放送する。
【0048】双方向テレビ11では、当選通知番組の放
送時に当選通知番組を選択することによりスクリプトデ
コーダ回路113が当選通知番組のスクリプトを実行す
ることにより、自装置の機器IDと一致する機器IDが
登録されているか否か検索し、その検索結果を表示する
ことにより当選結果を個々の視聴者に通知できる。
【0049】受付通知の場合であれば、受付けを行う視
聴者の登録している双方向テレビ11の機器IDを設定
した双方向テレビ選択符号、受付通知を設定した通知種
別、申込み種別を設定したサブコード、受付番号を設定
したデータを、受付た視聴者毎に登録したリストを作成
して、受付通知番組のスクリプトに埋め込んで放送局1
2から放送する。
【0050】双方向テレビ11では、受付通知番組を選
択することによりスクリプトデコーダ回路113が受付
通知番組のスクリプトを実行することにより、自装置の
機器IDと一致する機器IDが登録されているか否か検
索し、その検索結果を表示することにより視聴者からす
れば受け付けられたか否か知ることができ、番組制作者
からすれば受付番号等を個別に通知できる。
【0051】このような実施の形態によれば、各種通知
情報の発生した双方向テレビ11(視聴者)の機器ID
をイベント通知番組に登録して放送し、当該イベント通
知番組を実行した双方向テレビ11がイベント通知番組
のスクリプトの中から自装置に固定的に登録している機
器IDと一致する機器IDを検索する機能プログラムを
イベント通知番組のスクリプトに組み込むようにしたの
で、個々の双方向テレビ11に対して放送波を使用して
個別に各種情報を通知することができる。
【0052】また本実施の形態によれば、イベント通知
番組のスクリプトに埋め込まれるイベント通知リストに
機器IDに対応して通知種別符号を登録し、当該イベン
ト通知番組を実行した双方向テレビ11が自装置のRA
Mに登録したアクセスポイント情報から通知種別に応じ
た応答サーバの電話番号を検索する機能プログラムをイ
ベント通知番組のスクリプトに組み込むようにしたの
で、通知種別毎に任意の応答サーバ15へアクセスさせ
ることができる。
【0053】なお、以上の説明ではイベント通知番組の
スクリプトにイベント通知リストの形式で通知相手とな
る各双方向テレビの機器IDを設定しているが、イベン
ト通知番組で複数の双方向テレビにまとめて通知する必
要がないのであれば、リスト形式によらず個別に番組を
作成して放送することができる。
【0054】また図2に示すイベント通知リストでは、
双方向テレビ選択符号は機器IDを使用しているので一
つの双方向テレビ選択符号で1台の双方向テレビ11を
通知対象にしているが、個々の双方向テレビ11にグル
ープ属性情報を登録しておけばグループ属性情報をイベ
ント通知番組で放送することにより、グループを形成す
る複数の双方向テレビ11に通知することができる。
【0055】なお、本発明は、上記内容のイベント通知
番組を視聴者の使用する装置に伝え、その装置でイベン
ト通知番組に埋め込まれた符号を認識して自装置宛の通
知が来ているか否か判断するものであり、放送波以外の
媒体であっても適用できる。例えば、一般的なインタプ
リタ型プログラム(JAVA言語等で作成)で上記イベ
ント通知番組作成し、通信回線網を使ってパーソナルコ
ンピュータや個人用端末、携帯端末に通知するようにし
ても同報通知でありながら個別に通知を知らせることが
できる。本発明は上記実施形態に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変形実施可
能である。
【0056】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、放
送波を利用した同報型イベント通知により各家庭の視聴
者が自らの意思でタイムリーに通知を受けることがで
き、応答サーバへの無駄なアクセスを無くして通知の詳
細情報を取得できる同報型イベント通知方法を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である双方向TVシステム
のシステム構成図である。
【図2】イベント通知リストのデータ構成図である。
【図3】アクセスポイント情報のデータ構成図である。
【図4】電子メール通知番組を提供する場合のシステム
上でのデータの流れを示す概念図である。
【図5】応答サーバでのイベント通知リスト作成・更新
処理のフローチャートである。
【図6】双方向テレビでイベント通知番組を実行したと
きの処理内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11…双方向テレビ 12…放送局 13…通信回線網 14…インタラクティブTVサーバネットワークシステ
ム 15…応答サーバ 16…電子メールファイル 17…加入者ファイル
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 7/081 H04N 7/08 Z H04Q 9/00 311

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視聴者から応答データを受付ける処理を
    含んだ双方向番組をテレビジョン放送波の放送チャネル
    に重畳して放送し、前記双方向番組を双方向テレビで受
    信して視聴者の番組選択に応じて再生する双方向TVシ
    ステムにおいて、個々の双方向テレビに対して通知すべ
    き情報が発生したことをテレビジョン放送波を使用して
    個別に通知する方法であって、 通知情報の発生した双方向テレビを選択するテレビ選択
    符号と当該テレビ選択符号に基づいて通知情報の発生を
    判別する判別プログラムとを含んだイベント通知番組を
    独立形式または双方向番組の一部に組込む形式で放送
    し、 前記双方向テレビにおいてイベント通知番組の選択があ
    ったならば前記判別プログラムを実行して、当該双方向
    テレビに固有の符号が前記イベント通知番組にテレビ選
    択符号の形で含まれているか否か判別し、該当するテレ
    ビ選択符号が含まれていれば当該双方向テレビ宛の情報
    が発生したことを視聴者に通知することを特徴とする双
    方向TVシステムにおける同報型イベント通知方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の双方向TVシステムにお
    ける同報型イベント通知方法において、 前記各双方向テレビが通信回線網を介して接続され双方
    向番組内で視聴者から入力された応答データが前記通信
    回線網を介して送られてくる応答サーバに、前記各双方
    向テレビに通知すべき情報の詳細情報を保存し、 前記双方向テレビが前記イベント通知番組を実行するこ
    とにより自装置宛の情報が発生したことを認識したなら
    ば、引き続き前記応答サーバへアクセスして当該通知に
    関わる詳細情報を入手することを特徴とする双方向TV
    システムにおける同報型イベント通知方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の双方向TVシステムにお
    ける同報型イベント通知方法において、 前記各双方向テレビに対する通知の通知種別毎にアクセ
    スすべき応答サーバを定めたアクセスポイント情報を前
    記各双方向テレビに設定し、 前記イベント通知番組に埋め込むテレビ選択符号に通知
    種別を示す通知種別情報を付加して放送し、 前記双方向テレビで自装置宛の情報が発生したことを認
    識した場合、当該イベント通知番組に埋め込まれている
    通知種別情報に基づいて前記アクセスポイント情報から
    アクセスすべき応答サーバを選択することを特徴とする
    双方向TVシステムにおける同報型イベント通知方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記
    載の双方向TVシステムにおける同報型イベント通知方
    法において、 前記各双方向テレビに固有に割り付けられた機器識別子
    を前記テレビ選択符号として使用することを特徴とする
    双方向TVシステムにおける同報型イベント通知方法。
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