JPH10210042A - 冗長構成システムにおける伝搬位相差吸収方法及び装置 - Google Patents

冗長構成システムにおける伝搬位相差吸収方法及び装置

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JPH10210042A
JPH10210042A JP9008382A JP838297A JPH10210042A JP H10210042 A JPH10210042 A JP H10210042A JP 9008382 A JP9008382 A JP 9008382A JP 838297 A JP838297 A JP 838297A JP H10210042 A JPH10210042 A JP H10210042A
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act
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cells
switch
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淳一 川口
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正一 佐藤
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浩一 三田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクト系、スタンバイ系の装置間ケーブル長
に差が存在しても信号伝搬位相差を吸収して安定に系間
同期を確立する。 【解決手段】 アクト系及びスタンバイ系の送信装置1
0,121より、それぞれ対応するアクト系及びスタン
バイ系の受信装置130,131へ同期してマルチセル単
位でセル及びマルチセルフレーム信号を送出し、アクト
系及びスタンバイ系の受信装置130,131はセルバッ
ファ510,511に各系送信装置より伝送されてくるマ
ルチセル単位のセルを順次記憶し、読出し制御部5
0,521はアクト系送信装置より送られてくるマルチ
セルフレーム信号に基づいて、各セルバッファ510
511よりセルを読み出すタイミングを決定し、該タイ
ミングに基づいてアクト系及びスタンバイ系のセルバッ
ファより同期してセルを読み出し、それぞれアクト系及
びスタンバイ系のセルハンドリング部に入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冗長構成システムに
おける伝搬位相差吸収方法及び装置に係わり、特に、冗
長構成された送信装置と冗長構成された受信装置を備
え、アクト系装置間のケーブル長とスタンバイ系装置間
のケーブル長の差に基づくアクト系及びスタンバイ系の
信号伝搬位相差を吸収する伝搬位相差吸収方法及び装置
に関する。
【0002】ATM伝送方式では物理回線上に多重に論
理リンクを張ることにより回線を複数の呼に割り当て
る。そして、各呼に応じた端末からの動画像データや音
声データ等を固定長の情報単位(ATMセル)に分解
し、順次回線に送り出して多重化を実現する。ATMセ
ルは図8に示すように、53バイトの固定長ブロックで
構成され、その内5バイトがヘッダ部、48バイトがイ
ンフォメーションフィールド(ペイロード)である。ヘ
ッダ部には、データがブロックに分解された後でも宛先
が判るように呼識別用の仮想チャンネル番号(Virtual
Channel Identifier:VCI)が含まれ、そのほか方路
を特定する仮想パスの識別子(Virtual Path Identifie
r:VPI)や、リンク間のフロー制御に用いられるジ
ェネリックフローコントロールGFC(Generic Flow C
ontrol)や、ペイロードタイプPT(Payload Type)や
セル損失優先表示CLP(Cell Loss Priority)、ヘッ
ダのエラー訂正用符号HEC(Header Error Control)
等が含まれている。
【0003】図9はATM交換システムの構成図であ
り、1a〜1nは回線終端装置であり、それぞれ回線に
接続された複数の加入者インタフェース部(加入者IF
部)SIF1〜SIFmを有するもの、2a〜2nは多
重分離装置であり、各加入者インタフェース部SIF1
〜SIFmから出力されるセルを多重してスイッチ側に
送出すると共に、スイッチ画から入力された多重セルを
分離して各加入者インタフェース部SIF1〜SIFm
に入力する。多重分離装置2a〜2nは冗長構成になっ
ており、適宜、一方がアクト系(#0)、他方がスタン
バイ系(#1)になっており、それぞれ並行して同一の
多重分離処理を行う。3はスイッチ装置であり、各多重
分離装置2a〜2nから入力されるセルを所定方路にス
イッチングするスイッチ部を有している。スイッチ装置
3は冗長構成になっており、適宜、一方がアクト系(#
0)、他方がスタンバイ系(#1)になっており、それ
ぞれ並行して同一のスイッチング処理を行うようになっ
ている。
【0004】回線終端装置1a〜1の加入者IF部SI
F1〜SIFnは、回線から入力された所定形式のフレ
ーム(例えばSONET FRAME)のペイロード部分よりATM
セル(図8)を取り出し、しかる後、スイッチ内部のセ
ルフォーマットに変換して冗長構成の多重分離部2a〜
2nに出力する。多重分離部2a〜2nのアクト系(#
0)及びスタンバイ系(#1)は各加入者インタフェー
ス部IF部SIF1〜SIFnより入力されたセルを多
重化して冗長構成のスイッチ装置3に入力する。アクト
系(#0)及びスタンバイ系(#1)のスイッチ装置は
セルが入力されると、該セルをスイッチングして多重分
離部2a〜2nのアクト系(#0)及びスタンバイ系
(#1)に送出する。多重分離部2a〜2nのアクト系
(#0)及びスタンバイ系(#1)は入力されたセルを
分離して加入者インタフェース部SIF1〜SIFnに
入力する。加入者インタフェース部SIF1〜SIFn
は、多重分離部2a〜2nのアクト系(#0)から入力
されたセルをATMセルフォーマットに変換し、該AT
MセルをSONET FRAMEのペイロード部分にマッピングし
て回線側に送出する。
【0005】アクト系とスタンバイ系は常時同一の多重
分離、スイッチング動作を行っているため、アクト系に
障害が発生してもスタンバイ系をアクト系に切り換える
ことにより無瞬断で交換動作を継続することができる。
又、定期保守のためにアクト/スタンバイを切り換える
場合であっても無瞬断で切り換えて交換動作を継続する
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ATM交換機において
は、装置間接続のために、例えば多重分離装置2a〜2
nとスイッチ装置3間等の接続のために、ケーブル(光
ケーブルやメタルケーブル)4a0,4a1〜4n0,4
1を使用している。これらケーブル長が異なるとアク
ト系とスタンバイ系間に信号伝搬位相差が生じ、この信
号伝搬位相差により故障発生時あるいは保守点検時のア
クト/スタンバイ切り換えに際してセルロスが発生し、
高品質の通信ができなくなる。そこで、高品質の通信を
可能とするためには、厳密な規定を守ってケーブル長を
同一あるいは許容誤差範囲内にする必要がある。しか
し、実装条件や施設条件によってケーブル長は許容誤差
以上に異なっているのが現状である。このため、従来
は、セル同期なる方法によりケーブル長差に基づく信号
伝搬位相差を吸収するようにしている。
【0007】図10はセル同期方式を説明するためのシ
ステムの概要であり、20,21はそれぞれアクト系(#
0)及びスタンバイ系(#1)の装置Aであり例えば図
9の多重分離部、30,31はそれぞれアクト系(#0)
及びスタンバイ系(#1)の装置Bであり例えば図9の
スイッチ装置である。又、4a0,4b0はアクト系装置
0,30間を接続する上り/下りのケーブルであり、そ
れぞれデータ(セル)Data、ビットクロック信号CL
K、セル同期信号(フレーム信号)Frameを並行転送する
ものである。4a1,4b1はスタンバイ系装置21,31
間を接続する上り/下りのケーブルであり、それぞれデ
ータ(セル)Data、ビットクロック信号CLK、セル同
期信号(フレーム信号)Frameを並行転送する。
【0008】アクト/スタンバイ系の装置30,31は1
セル分のセルバッファCB30,CB 31を備え、これらセ
ルバッファに順次受信セルデータを記憶すると共に、ア
クト系装置30とスタンバイ系装置31間で系間同期信号
SYC1を送受する。そして、アクト系装置30とスタ
ンバイ系装置31はこの系間同期信号SYC1に同期し
て同時にアクト/スタンバイ系のセルバッファCB30
CB31からセルの先頭よりデータを取り出し、これによ
り、ケーブル長差による信号伝搬位相差を吸収する。系
間同期信号SYC1は例えばアクト系装置(#0)30
の図示しない同期制御部が、受信フレーム信号Frameの
中間位置で発生してスタンバイ系(#1)装置31に送
る。
【0009】アクト/スタンバイ系の装置20,21も同
様に1セル分のセルバッファCB20,CB21を備え、ア
クト/スタンバイ系の装置30,31から送出されてくる
セルデータをこれらセルバッファに順次記憶すると共
に、アクト系装置20とスタンバイ系装置21間で系間同
期信号SYC2を送受する。そして、アクト系装置20
とスタンバイ系装置21はこの系間同期信号SYC2に
同期して同時にアクト/スタンバイ系のセルバッファC
20,CB21からセルの先頭よりデータを取り出し、こ
れにより、ケーブル長差による信号伝搬位相差を吸収す
る。系間同期信号SYC2は例えばアクト系装置(#
0)20の図示しない同期制御部が、受信フレーム信号F
rameの中間位置で発生してスタンバイ系(#1)装置21
に送る。
【0010】ここで、図11(a),(b)に示すよう
にCellサイクル長をTf〔ns〕,基準ケーブル長をA
〔m〕,ケーブル長差をL〔m〕,ケーブル長単位当た
りの伝搬遅延時間をK〔ns/m〕とすると、セル同期
方式では Tf>A×K (1) Tf>L×K×2 (2) が成立しないと、正常な通信が成立しない。(1)式はケ
ーブル長により1Cellサイクル長Tf以上装置間で遅延
してはいけないことを意味している(図11(a)参
照)。
【0011】(2)式は、アクト系及びスタンバイ系のケ
ーブル長差による信号伝搬遅延時間を2倍したものが1C
ellサイクル長Tf以上遅延してはいけないことを意味
している。アクト系及びスタンバイ系のケーブル長に±
Lの差があると、図11(b)に示すように、アクト系
(#0)の装置Bがセルフレームを受信する時刻ti
(i=0、1、2・・・)の前後±K×Lの時間内にス
タンバイ系(#1)の装置Bがセルフレームを受信す
る。従って、区間aにおいて系間同期信号SYC1を発
生してセルバッファCB30,CB31からセルデータを読
み出そうとすると、スタンバイ系のセルバッファCB31
にセルデータが記憶されていない場合があり、正しく系
間同期を確立することができない。又、区間bにおいて
系間同期信号SYC1を発生してセルバッファCB30
CB31からセルデータを読み出そうとすると、スタンバ
イ系のセルバッファCB31にすでに次のセルが記憶され
ている場合があり、やはり正しく系間同期を確立するこ
とができない。結局、同期を確立するためには区間cで
系間同期信号SYC1を発生する必要がある。以上よ
り、(2)式が成立しないと、系間同期を取ることができ
なくなる。
【0012】通常、Cellサイクル長Tfは短く、同期確
立区間は非常に狭くなっている、このため、同期を確立
するためのタイミング(区間c)で系間同期信号SYC1
を発生するのが困難になる問題がある。又、(1)式を満
足するためにケーブルを長くできず、しかも、(2)式を
満足するためにアクト系とスタンバイ系のケーブル長差
に厳密な制約が必要になり、交換システムの構築におい
て柔軟性、製造性に欠ける問題がある。以上から、本発
明の目的は、同期確立の条件を緩和し、安定に系間同期
信号を発生して同期を確立することができ、しかも、ア
クト系とスタンバイ系のケーブル長差に厳密な制約を不
要とすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれ
ば、冗長構成された送信装置と冗長構成された受信装置
を備え、アクト系の送信装置から出力されるセルをケー
ブルを介してアクト系の受信装置に伝送し、スタンバイ
系の送信装置から出力されるセルをケーブルを介してス
タンバイ系の受信装置に伝送するシステムにおける前記
ケーブル差に基づくアクト系及びスタンバイ系の信号伝
搬位相差を吸収する伝搬位相差吸収装置であって、アク
ト系及びスタンバイ系の送信装置よりそれぞれ対応する
アクト系及びスタンバイ系の受信装置へ同期してマルチ
セル単位でセル及びマルチセルフレーム信号を送出する
手段と、アクト系及びスタンバイ系の受信装置に設けら
れ、アクト系及びスタンバイ系送信装置より伝送されて
くるマルチセル単位の各セルを順次記憶するマルチセル
容量のセルバッファと、アクト系及びスタンバイ系の受
信装置に設けられ、アクト系送信装置より送られてくる
マルチセルフレーム信号に基づいて、セルバッファより
セルを読み出すタイミングを決定し、該タイミングに基
づいてアクト系及びスタンバイ系のセルバッファより同
期してセルを読み出してアクト系及びスタンバイ系のセ
ルハンドリング部にそれぞれ入力する読み出し制御部を
備えた伝搬位相差吸収装置により達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】
(a)本発明の概略 本発明では、冗長構成(0系/1系の二重化)の装置間
信号に マルチセル(複数のセル)単位で通信するため
の基準信号であるマルチセルフレーム信号(Multiframe
信号)を設ける。このMultiframe信号により、マルチセ
ルの先頭を認識して送受信セル列の管理を行う。従来と
違い、マルチセルにて送受信しているため、受信側にお
けるセルデータDataの取り込み安定領域が広がり、ア
クト系装置間接続用のテーブル長とスタンバイ系装置間
接続用のケーブル長とに差があったとしても、伝搬遅延
位相差を容易に吸収可能な状態をつくれるようになる。
【0015】図1は本発明を適用できるシステムの概要
図である。120,121はそれぞれアクト系(#0)及
びスタンバイ系(#1)の装置Aであり、例えば図9の
多重分離部、130,131はそれぞれアクト系(#0)
及びスタンバイ系(#1)の装置Bであり、例えば図9
のスイッチ装置である。14a0,14b0はアクト系装
置120,130間を接続する上り/下りのケーブルであ
り、それぞれデータ(セル)Data、ビットクロック信号
CLK、セル同期信号(セルフレーム信号)Frame、マル
チセルフレーム信号(Multiframe信号)を並行転送する
ものである。14a1,14b1はスタンバイ系装置12
1,131間を接続する上り/下りのケーブルであり、そ
れぞれセルデータData、ビットクロック信号CLK、セ
ルフレーム信号Frame、Multiframe信号を並行転送す
る。
【0016】アクト系及びスタンバイ系の装置B(13
0,131)はそれぞれ1マルチセル分のセルバッファ5
0,511を備え、これらセルバッファにアクト系及び
スタンバイ系の装置A(120,121)から送られてく
るセルデータを順次記憶すると共に、アクト系及びスタ
ンバイ系装置B(130,131)間で系間同期信号SY
C1を送受する。アクト/スタンバイ系装置B(1
0,131)はこの系間同期信号SYC1に同期して同
時にアクト/スタンバイ系のセルバッファ510,511
からマルチセルの先頭よりデータを取り出して図示しな
いセルハンドリグ手段(例えばスイッチ部)に入力し、こ
れにより、ケーブル長差による信号伝搬位相差を吸収す
る。
【0017】系間同期信号SYC1は、例えばアクト系
装置(#0)130の読み出し制御部520が、受信Mult
iframe信号の中間位置で発生してスタンバイ系(#1)
装置131の読み出し制御部521に送る。アクト系及び
スタンバイ系の読み出し制御部520、521はそれぞれ
系間同期信号SYC1に同期して同時にアクト/スタン
バイ系のセルバッファ510,511からマルチセルの先
頭よりデータを読み出してセルハンドリング部(スイッ
チ部)に入力する。尚、アクト系の読み出し制御部52
0は受信Multiframe信号を共通Multiframe信号としてス
タンバイ系(#1)装置131の読み出し制御部521
送り、それぞれの読み出し制御部520,521が独自に
共通Multiframe信号の中間時刻より同時にアクト/スタ
ンバイ系のセルバッファ510,511に記憶されている
マルチセルをの先頭から順次読み出すようにすることも
できる。
【0018】アクト/スタンバイ系の装置A(120
121)も同様に1マルチセル分のセルバッファ610
611を備え、これらセルバッファにアクト系及びスタ
ンバイ系の装置B(130,131)から送られてくるセ
ルデータを順次記憶すると共に、アクト系/スタンバイ
系装置A(120,121)間で系間同期信号SYC2を
送受する。アクト/スタンバイ系装置A(120,1
1)はこの系間同期信号SYC2に同期して同時にア
クト/スタンバイ系のセルバッファ610,611からマ
ルチセルの先頭よりデータを取り出して図示しない加入
者IF部に入力し、これにより、ケーブル長差による信
号伝搬位相差を吸収する。系間同期信号SYC2は、例
えばアクト系装置(#0)120の読み出し制御部620
が、受信した各マルチセルフレーム信号Mulatuframeの
中間位置で発生してスタンバイ系(#1)装置121に送
る。アクト系及びスタンバイ系の読み出し制御部6
0、621はそれぞれ系間同期信号SYC2に同期して
同時にアクト/スタンバイ系のセルバッファ610,6
1からマルチセルの先頭よりデータを読み出して加入
者インタフェース部に入力する。尚、アクト系の読み出
し制御部620は受信Multiframe信号を共通Multiframe
信号としてスタンバイ系(#1)装置121の読み出し制
御部621に送り、それぞれの読み出し制御部620,6
1が独自に共通Multiframe信号の中間時刻より同時に
アクト/スタンバイ系のセルバッファ610,611に記
憶されているマルチセルをその先頭から順次読み出すよ
うにすることもできる。
【0019】図2(a),(b)に示すようにMulti Ce
llサイクルをT〔ns〕、基準ケーブル長をA〔m〕、
ケーブル長差をL〔m〕、ケーブル長単位当たりの伝搬
遅延時間をK〔ns/m〕とすると、マルチセル同期方
式では T>A×K (3) T>L×K×2 (4) が成立するように、ケーブル長を決定すると共に、各ケ
ーブル長差Lを調整すればよい。この場合、Multi Cell
サイクルTは、セルサイクルTfに対してマルチセル量
をnセルとすると、 T=Tf×n (5) となる。この結果、本発明のマルチセル同期方式によれ
ば、従来のセル同期方式に較べて、ケーブル長Aを十分
に長くすることができ、しかも、同期確立区間c(図2
(b)参照)の長さをセル同期方式に比べて十分に長く
することができ、容易に系間同期信号SYC1を発生し
て同期確立することができる。すなわち、(4)式を満足
するために、アクト系とスタンバイ系のケーブル長差L
に厳密な制約が不要となり、交換システムの構築におい
て柔軟性、製造性を向上することができる。
【0020】(b)実施例 (b-1) 全体の構成 図3は本発明を適用できるATM交換システムの構成図
であり、11は回線終端部であり、複数の加入者IF部
を有するもの、120,121は冗長構成の共通部(多重
分離部)であり、回線終端部11から出力されるセルを
集線多重してスイッチ側に送出すると共に、スイッチ側
から入力された多重セルを分離して回線終端部11に入
力するもので、適宜、一方がアクト系(#0)、他方が
スタンバイ系(#1)になり同一の多重分離処理を行
う。130,131は冗長構成のスイッチ装置であり、ア
クト系及びスタンバイ系の共通部(多重分離部)120
121から入力されるセルをスイッチングするもので、
適宜、一方がアクト系(#0)、他方がスタンバイ系
(#1)になり同一のスイッチング処理を行うようにな
っている。14a0,14b0はアクト系装置120,1
0間を接続する上り/下りのケーブルであり、それぞ
れデータ(セル)Data、ビットクロック信号CLK、セ
ルフレーム信号Frame、マルチセルフレーム信号Mframe
を並行転送するものである。14a1,14b1はスタン
バイ系装置121,131間を接続する上り/下りのケー
ブルであり、それぞれセルデータData、ビットクロック
信号CLK、セルフレーム信号Frame、マルチセルフレ
ーム信号Mframeを並行転送する。
【0021】アクト系とスタンバイ系は常時同一の多重
分離、スイッチング動作を行っているため、アクト系に
障害が発生してもスタンバイ系をアクト系に切り換える
ことにより無瞬断で交換動作を継続することができる。
又、定期保守のためにアクト/スタンバイを切り換える
場合であっても無瞬断で切り換えて交換動作を継続する
ことができる。図3では1つの回線終端部11、一組の
冗長構成の多重分離部120,121のみ示しているが、
実際には図9に示すように多数の回線終端部、多数の冗
長構成の多重分離部が設けられ、スイッチ装置130
131に接続される。
【0022】(b-2) 共通部の構成 図4はアクト系及びスタンバイ系の共通部120,121
におけるセル送受信部の構成図であり、多重、分離部は
明確に示していない。図中、61は回線終端部11から
入力されるセルデータを順次格納する1マルチセル分
(nセル分の)容量を有する第1のセルバッファ、62
は書き込み制御部であり、回線終端部11から入力され
るセルフレーム信号Frame、クロックClkに同期して順次
セルデータを第1のセルバッファ61に書き込むもの、
63はスイッチ装置から送られてくるマルチセルフレー
ム信号Mframeと他系装置から入力されたマルチセルフレ
ーム信号Mframe′の一方を選択して出力するセレクタで
あり、自分がアクト系の場合にはスイッチ装置から送ら
れてくるマルチセルフレーム信号Mframeを選択し、自分
がスタンバイ系の場合には他系装置(アクト系装置)から
入力されたマルチセルフレーム信号Mframe′を選択して
出力する。これにより、アクト/スタンバイの共通部1
0,121(図3)で使用するマルチセルフレーム信号
Mframeが同じになり系間同期が可能になる。
【0023】64はクロックを再生するPLL発振器、6
5は読み出し制御部であり、セレクタ63から出力され
るアクト/スタンバイ共通のマルチセルフレーム信号Mf
rameの中間位置において送信マルチセルフレーム信号Mf
ameを発生し、この送信マルチセルフレーム信号Mframe
に同期して第1のセルバッファ61からマルチセルの先
頭よりセルデータを読み出してスイッチ装置側に送出す
るもので、このセルデータと共に送信マルチセルフレー
ム信号Mfame、セルフレーム信号Frame、クロックClkを
スイッチ装置側に並行転送する。前述のように、アクト
/スタンバイ系ではマルチセルフレーム信号Mframeが共
通になっているため、アクト/スタンバイ系は同期して
同時にマルチセルの先頭よりセルデータを読み出してス
イッチ装置に送出することができる。
【0024】66はスイッチ装置から入力されるデータ
セルを順次格納する1マルチセル分の容量を有する第2
のセルバッファ、67は書き込み制御部であり、スイッ
チ装置から送出されてくるマルチセルフレーム信号Mfra
me、セルフレーム信号Frame、クロックClkに同期して順
次セルデータを第2のセルバッファ66に書き込むも
の、68は読み出し制御部であり、セレクタ63から出
力されるアクト/スタンバイ共通のマルチセルフレーム
信号Mframeの中間時刻において、第2のセルバッファ6
6からデータをマルチセルの先頭より順次読み出して回
線終端部に送出するもので、セルデータと共にセルフレ
ーム信号Frame、クロックClkを回線終端部に並行転送す
る。マルチセルフレーム信号Mframeはアクト/スタンバ
イ系で共通になっているため、アクト/スタンバイ系は
同期して同時にマルチセルの先頭よりセルデータを読み
出して回線終端部の各加入者IF部に送出することがで
きる。
【0025】(b-3) スイッチ装置の構成 図5はアクト系及びスタンバイ系のスイッチ装置の構成
図である。図中、51はアクト系あるいはスタンバイ系
の共通部から入力されるセルデータを順次格納する1マ
ルチセル分の容量を有する第1のセルバッファ、52は
書き込み制御部であり、共通部から入力されるマルチセ
ルフレーム信号Mframe、セルフレーム信号Frame、クロ
ックClkに同期して順次マルチセルの先頭からセルデー
タを第1のセルバッファ51に書き込むもの、53は共
通部から送られてくるマルチセルフレーム信号Mframeと
他系装置から入力されるマルチセルフレーム信号Mframe
の一方を選択して出力するセレクタであり、自分がアク
ト系の場合には共通部から送られてくるマルチセルフレ
ーム信号Mframeを選択し、自分がスタンバイ系の場合に
は他系装置(アクト系装置)から入力されたマルチセルフ
レーム信号Mframeを選択して出力する。これにより、ア
クト/スタンバイのスイッチ装置130,131(図3)
で使用するマルチセルフレーム信号Mframeが同じになり
系間同期が可能になる。
【0026】54は読み出し制御部であり、セレクタ6
3から出力されるアクト系/スタンバイ系共通のマルチ
セルフレーム信号Mframeの中間位置において送信マルチ
セルフレーム信号Mfameを発生し、この送信マルチセル
フレーム信号Mframeに同期してセルバッファ51に記憶
されているセルデータをマルチセルの先頭より読み出し
てスイッチ部に入力する。又、読み出し制御部54は、
送信マルチセルフレーム信号Mfame、セルフレーム信号F
rame、図示しないクロック盤から入力されるクロックCl
kをスイッチングセルデータと共に共通部に並行転送す
る。55は入力されたセルをスイッチングするATMス
イッチである。アクト系及びスタンバイ系では前述のよ
うにマルチセルフレーム信号Mframeが共通になっている
ため、アクト/スタンバイ系の読出し制御部54は互い
に同期してアクト/スタンバイ系のセルバッファ51か
らマルチセルの先頭よりセルデータを読み出してアクト
/スタンバイ系のスイッチ部55に入力し、各スイッチ
部55は入力セルをスイッチングして共通部に送出する
ことができる。
【0027】図6(a)は書き込み制御部52によるラ
イト制御を説明するタイムチャートであり、書き込み制
御部52はマルチセルの先頭より順次マルチセルフレー
ム信号Mframe、フレーム信号Frameに同期してセルを第
1セルバッファ51に記憶する。図6(b)はアクト系
装置のセルバッファ51へのセル書き込み(受信)とセ
ル読み出し(送信)の関係を示すタイムチャートであ
る。受信マルチセルフレーム信号Mframeの中間位置にお
いて送信マルチセルフレーム信号Mfameを発生し、この
送信マルチセルフレーム信号Mframeに同期してセルバッ
ファ51からマルチセルの先頭よりセルデータを読み出
してスイッチ部55に入力する。従って、受信マルチセ
ルフレームと送信マルチセルフレームの区間長をtとす
れば、ケーブル長差によりスタンバイ系で信号伝搬遅延
が生じてもその遅延時間がt以下であれば、送信マルチ
セルフレーム信号Mframe発生時にアクト/スタンバイの
各セルバッファ51に同一セルフレーム期間のセルが記
憶されており、確実に同期を確立することができる。
又、スタンバイ系のケーブル長が短い場合であってもそ
の進み時間がt以下であれば、送信マルチセルフレーム
信号Mframe発生時にアクト/スタンバイの各セルバッフ
ァ51に同一セルフレーム期間のセルが記憶されてお
り、確実に同期を確立することができる。
【0028】図7はアクト系/スタンバイ系のスイッチ
装置130,131の接続関係説明図である。510,5
1はアクト系/スタンバイ系の共通部から入力される
セルデータを順次格納する1マルチセル分の容量を有す
る第1のセルバッファ(受信セルバッファ)、520
521は書き込み制御部、530,531は共通部から送
られてくるマルチセルフレーム信号Mframeと他系装置か
ら入力されるマルチセルフレーム信号Mframeの一方を選
択して出力するセレクタである。
【0029】図示しない制御部より、スイッチ装置13
0がアクト系の場合には”1”のACT/SBY信号が出力さ
れ、スイッチ装置130がスタンバイ系の場合には”
0”のACT/SBY信号が出力される。セレクタ530はACT/
SBY信号が”1”の場合、すなわち、自分がアクト系の
場合には共通部から送られてくるマルチセルフレーム信
号Mframeを選択し、ACT/SBY信号が”0”の場合、すな
わち、自分がスタンバイ系の場合には他系装置(アクト
系装置)131から入力されるマルチセルフレーム信号Mf
rameを選択して出力する。又、セレクタ531はACT/SBY
信号が”1”の場合、すなわち、自分がスタンバイ系の
場合には他系装置(アクト系装置)130から入力される
マルチセルフレーム信号Mframeを選択して出力し、ACT/
SBY信号が”0”の場合、すなわち、自分がアクト系の
場合には共通部から送られてくるマルチセルフレーム信
号Mframeを選択して出力する。以上により、アクト/ス
タンバイのスイッチ装置130,131で使用するマルチ
セルフレーム信号Mframeが同じになり系間同期が可能に
なる。
【0030】(b-4) 全体の動作 回線終端部11(図3)の各加入者IF部から出力され
るセルはアクト系、スタンバイ系の共通部120,121
の第1セルバッファ61(図4)に順次記憶される。ア
クト系及びスタンバイ系の共通部120,121のセレク
タ63は共通マルチセルフレーム信号Mframeとしてアク
ト側共通部120のマルチセルフレーム信号Mframeを選
択する。アクト系、スタンバイ系の共通部120,121
の読み出し制御部65はそれぞれ共通マルチセルフレー
ムMframeの中間位置において送信マルチセルフレーム信
号を発生し、この送信マルチセルフレーム信号に同期し
て第1のセルバッファ61からセルデータを読み出して
アクト/スタンバイ系のスイッチ装置130,131に送
出する。又、各読み出し制御部65はセルデータと共に
送信マルチセルフレーム信号Mframe、セルフレーム信号
Frame、クロックClkをアクト/スタンバイ系のスイッチ
装置130,131にそれぞれ送出する。以上により、ア
クト/スタンバイ系の共通部120,121より同期して
セルデータをアクト/スタンバイのスイッチ装置130
131に送出することができる。
【0031】アクト/スタンバイのスイッチ装置1
0,131におけるセルバッファ510,511(図7)
は共通部より送られてきたセルデータを受信マルチセル
フレーム信号Mframe、セルフレームFrame、クロックClk
に同期して順次記憶する。この場合、アクト系装置間ケ
ーブル長とスタンバイ系装置間ケーブル長の差によりセ
ルバッファ510,511にセルデータが書き込まれるタ
イミングは異なる。アクト系及びスタンバイ系のスイッ
チ装置130,131のセレクタ530,531は共通マル
チセルフレームMframeとしてアクト側スイッチ装置13
0の受信マルチセルフレームMframeを選択する。
【0032】アクト系、スタンバイ系のスイッチ装置1
0,131の読み出し制御部540,541はそれぞれ共
通マルチセルフレームMframeの中間位置において送信マ
ルチセルフレーム信号を発生し、この送信マルチセルフ
レーム信号に同期してセルバッファ510,511からセ
ルデータを読み出してアクト/スタンバイ系のATMス
イッチ55に送出する。以上により、アクト/スタンバ
イのATMスイッチ55に同期してセルデータを入力す
ることができる。アクト/スタンバイのATMスイッチ
55は入力セルをスイッチングしてアクト/スタンバイ
の共通部120,121に送出し、又、各読み出し制御部
540,541はそれぞれスイッチングされたセルデータ
と共に送信マルチセルフレーム信号Mframe、セルフレー
ム信号Frame、クロックClkをアクト/スタンバイ系の共
通部120,121に送出する。
【0033】アクト/スタンバイの共通部120,121
における第2のセルバッファ66(図4)はスイッチ装
置130,131より送られてきたセルデータを受信マル
チセルフレーム信号Mframe、セルフレームFrame、クロ
ックClkに同期して順次記憶する。この場合、アクト系
装置間ケーブル長とスタンバイ系装置間ケーブル長の差
により、アクト/スタンバイの第2のセルバッファ66
にセルデータが書き込まれるタイミングは異なる。アク
ト系及びスタンバイ系の共通部120,121のセレクタ
63は共通マルチセルフレームMframeとしてアクト側ス
イッチ装置120の受信マルチセルフレームMframeを選
択する。
【0034】アクト系、スタンバイ系の共通部120
121の読み出し制御部68はそれぞれ共通マルチセル
フレーム信号Mframeの中間位置においてマルチセルフレ
ーム信号を発生し、このマルチセルフレーム信号に同期
して第2のセルバッファ66からセルデータを順次読み
出して回線終端部11に送出する。以上により、回線終
端部に同期してセルデータを入力することができる。以
後、上記動作が繰り返される。
【0035】(c)変形例 以上では、交換システムに本発明を適用した場合である
が、冗長構成の送信装置と冗長構成の受信装置を有する
任意のシステムに本発明を適用することができる。すな
わち、アクト系及びスタンバイ系の送信装置より、そ
れぞれ対応するアクト系及びスタンバイ系の受信装置へ
同期してマルチセル単位でセル及びマルチセルフレーム
信号を送出し、アクト系及びスタンバイ系の受信装置
にそれぞれ設けられたセルバッファに、アクト系及びス
タンバイ系送信装置より伝送されてくるマルチセル単位
の各セルを順次記憶し、アクト系送信装置より送られ
てくるマルチセルフレーム信号に基づいて、セルバッフ
ァよりセルを読み出すタイミングを決定し、該タイミ
ングに基づいてアクト系及びスタンバイ系のセルバッフ
ァより同期してセルを読み出し、それぞれアクト系及び
スタンバイ系のセルハンドリング部に入力する。
【0036】又、以上では、アクト/スタンバイ系装置
の共通マルチセルフレーム信号としてアクト系装置のマ
ルチセルフレーム信号を採用し、アクト/スタンバイ装
置のそれぞれで該マルチセルフレーム信号の中間位置に
おいて送信マルチセルフレーム信号を発生し、該送信マ
ルチセルフレーム信号に同期してセルバッファよりセル
データを読み出して同期を確立したが、以下のようにし
て同期を確立することもできる。すなわち、アクト系装
置において、アクト系マルチセルフレームの中間位置に
おいて系間同期信号を発生すると共に該系間同期信号を
スタンバイ系装置に送り、アクト系装置及びスタンバイ
系装置がこの系間同期信号に同期してセルバッファから
セルデータを読出して同期を確立する。以上、本発明を
実施例により説明したが、本発明は請求の範囲に記載し
た本発明の主旨に従い種々の変形が可能であり、本発明
はこれらを排除するものではない。
【0037】
【発明の効果】以上本発明のマルチセル同期方式によれ
ば、従来のセル同期方式に較べて、ケーブル長を十分に
長くすることができ、しかも、同期確立区間の長さをセ
ル同期方式に比べて十分に長くすることができ、容易に
系間同期信号を発生して同期確立することができる。す
なわち、アクト系とスタンバイ系のケーブル長差に厳密
な制約が不要となり、交換システムの構築において柔軟
性、製造性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したシステムの概要図である。
【図2】マルチセル同期方式による系間同期確立の条件
説明図である。
【図3】本発明のシステム構成図である。
【図4】共通部の構成図である。
【図5】スイッチ装置の構成図である。
【図6】スイッチ装置のセルバッファにおける書き込
み、読出しタイムチャートである。
【図7】アクト系/スタンバイ系スイッチ装置の接続関
係説明図である。
【図8】ATMセルフォーマット説明図である。
【図9】ATM交換システムの構成図である。
【図10】従来のシステム概要図である。
【図11】セル同期方式による系間同期確立の条件説明
図である。
【符号の説明】
120,121・・アクト系(#0)/スタンバイ系(#
1)の装置A 130,131・・アクト系(#0)/スタンバイ系(#
1)の装置B 14a0,14b0・・アクト系装置間接続ケーブル 14a1,14b1・・スタンバイ系装置間接続ケーブル Multiframe・・マルチセルフレーム信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川口 淳一 福岡県福岡市早良区百道浜2丁目2番1号 富士通九州通信システム株式会社内 (72)発明者 佐藤 正一 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番9 号 富士通ディジタル・テクノロジ株式会 社内 (72)発明者 三田 浩一 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番9 号 富士通ディジタル・テクノロジ株式会 社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冗長構成された送信装置と冗長構成され
    た受信装置を備え、アクト系の送信装置から出力される
    セルをケーブルを介してアクト系の受信装置に伝送し、
    スタンバイ系の送信装置から出力されるセルをケーブル
    を介してスタンバイ系の受信装置に伝送するシステムに
    おける前記ケーブル差に基づくアクト系及びスタンバイ
    系の信号伝搬位相差を吸収する伝搬位相差吸収方法にお
    いて、 アクト系及びスタンバイ系の送信装置より、それぞれ対
    応するアクト系及びスタンバイ系の受信装置へ同期して
    マルチセル単位でセル及びマルチセルフレーム信号を送
    出し、 アクト系及びスタンバイ系の受信装置にそれぞれ設けら
    れたセルバッファに、アクト系及びスタンバイ系送信装
    置より伝送されてくるマルチセル単位の各セルを順次記
    憶し、 アクト系送信装置より送られてくるマルチセルフレーム
    信号に基づいて、セルバッファよりセルを読み出すタイ
    ミングを決定し、 該タイミングに基づいてアクト系及びスタンバイ系のセ
    ルバッファより同期してセルを読み出し、それぞれアク
    ト系及びスタンバイ系のセルハンドリング部に入力する
    ことを特徴とする冗長構成システムにおける伝搬位相差
    吸収方法。
  2. 【請求項2】 冗長構成された送信装置と冗長構成され
    た受信装置を備え、アクト系の送信装置から出力される
    セルをケーブルを介してアクト系の受信装置に伝送し、
    スタンバイ系の送信装置から出力されるセルをケーブル
    を介してスタンバイ系の受信装置に伝送するシステムに
    おける前記ケーブル差に基づくアクト系及びスタンバイ
    系の信号伝搬位相差を吸収する伝搬位相差吸収装置にお
    いて、 アクト系及びスタンバイ系の送信装置よりそれぞれ対応
    するアクト系及びスタンバイ系の受信装置へ同期してマ
    ルチセル単位でセル及びマルチセルフレーム信号を送出
    する手段、 アクト系及びスタンバイ系の受信装置に設けられ、アク
    ト系及びスタンバイ系送信装置より伝送されてくるマル
    チセル単位の各セルを順次記憶するセルバッファ、 アクト系及びスタンバイ系の受信装置に設けられ、アク
    ト系送信装置より送られてくるマルチセルフレーム信号
    に基づいて、セルバッファよりセルを読み出すタイミン
    グを決定し、該タイミングに基づいてアクト系及びスタ
    ンバイ系のセルバッファより同期してセルを読み出して
    アクト系及びスタンバイ系のセルハンドリング部にそれ
    ぞれ入力する読み出し制御部を備えたことを特徴とする
    冗長構成システムにおける伝搬位相差吸収装置。
  3. 【請求項3】 前記セルハンドリング部は入力セルを所
    定方路にスイッチングするスイッチ部である請求項2記
    載の伝搬位相差吸収装置。
  4. 【請求項4】 前記セルバッファの容量をマルチセルと
    同一の長さに設定することを特徴とする請求項2記載の
    伝搬位相差吸収装置。
  5. 【請求項5】 回線に接続された回線終端装置と、入力
    セルを所定方路にスイッチングするスイッチ部を備えた
    スイッチ装置と、各回線終端装置から出力されるセルを
    多重してスイッチ装置に入力すると共に、スイッチ装置
    から出力された多重セルを分離して回線終端装置に入力
    する多重分離装置を有し、前記多重分離装置とスイッチ
    装置を冗長構成にし、アクト系の多重分離装置から出力
    されるセルをケーブルを介してアクト系のスイッチ装置
    に伝送し、スタンバイ系の多重分離装置から出力される
    セルをケーブルを介してスタンバイ系のスイッチ装置に
    伝送する交換システムにおける前記ケーブル差に基づく
    アクト系とスタンバイ系の信号伝搬位相差を吸収する伝
    搬位相差吸収装置において、 アクト系、スタンバイ系の多重分離装置よりそれぞれア
    クト系、スタンバイ系のスイッチ装置へ同期してマルチ
    セル単位でセル及びマルチセルフレーム信号を送出する
    手段、 アクト系及びスタンバイ系のスイッチ装置に設けられア
    クト系及びスタンバイ系の多重分離装置より伝送されて
    くるマルチセル単位のセルを順次記憶するセルバッフ
    ァ、 アクト系及びスタンバイ系のスイッチ装置に設けられ、
    アクト系の多重分離装置より送られてくるマルチセルフ
    レーム信号に基づいて、前記セルバッファよりセルを読
    み出すタイミングを決定し、該タイミングに基づいてア
    クト系及びスタンバイ系のセルバッファより同期してセ
    ルを読み出してスイッチ部に送出する読み出し制御部を
    備えたことを特徴とする冗長構成システムにおける伝搬
    位相差吸収装置。
  6. 【請求項6】 アクト系及びスタンバイ系のスイッチ装
    置に設けられ、前記スイッチ部でスイッチングしたセル
    をマルチセル単位でアクト系及びスタンバイ系の多重分
    離装置へそれぞれ送出すると共に、前記読み出しタイミ
    ングでマルチセルフレーム信号を生成してアクト系及び
    スタンバイ系の多重分離装置へそれぞれ送出する手段、 アクト系及びスタンバイ系の多重分離装置に設けられ、
    アクト系及びスタンバイ系のスイッチ装置より伝送され
    てくるマルチセル単位のセルを順次記憶するセルバッフ
    ァ、 アクト系及びスタンバイ系の多重分離装置に設けられ、
    アクト系のスイッチ装置より送られてくるマルチセルフ
    レーム信号に基づいて、前記セルバッファよりセルを読
    み出すタイミングを決定し、該タイミングに基づいてア
    クト系及びスタンバイ系のセルバッファより同期してセ
    ルを読み出して回線終端部に送出する読み出し制御部を
    備えたことを特徴とする請求項5記載の冗長構成システ
    ムにおける伝搬位相差吸収装置。
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