JPH10209580A - 回路ボードの信号線路インピーダンスの制御方法及び装置 - Google Patents

回路ボードの信号線路インピーダンスの制御方法及び装置

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JPH10209580A
JPH10209580A JP9346236A JP34623697A JPH10209580A JP H10209580 A JPH10209580 A JP H10209580A JP 9346236 A JP9346236 A JP 9346236A JP 34623697 A JP34623697 A JP 34623697A JP H10209580 A JPH10209580 A JP H10209580A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路ボードの信号線路インピーダンスの効率
的制御方法及び装置。 【解決手段】 格子状接地面の特性を変化させることに
よって電子回路ボードの信号線路インピーダンスを制御
する手法において、接地面60が、回路ボードの信号線
路面に隣接してこれと平行に配置され、格子状パターン
の導体61から構成される。この格子状パターンの導体
61が多数の格子要素68を形成する。この信号線路面
の、接地面に対応する信号線路のインピーダンスを望む
値にするために、接地面の一部分における格子要素のサ
イズが、この信号線路の長さの一部分62、64、6
6、70に沿って変化する。格子要素68のサイズの変
化は、傾斜関数、階段関数、方形波関数、更にはこれら
の又は他の関数の適切な組み合わせに基づいたものとす
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概して電子回路ボ
ードに関し、詳しくはバックプレーン又はその他の相互
接続面のインピーダンスのような信号線路(signal trac
e)インピーダンスを制御するために回路ボード及びその
他の種類の電子ハードウエアにおいて用いるのに適する
格子状(grid-like)接地面に関する。
【0002】
【従来の技術】電子回路ボードは、しばしば、大きい接
地面の上方に重ねて配置されこの接地面から誘電体によ
って隔てられた伝送線として構成される信号線路を有す
る。与えられた信号線路に付随するキャパシタンス(フ
ァラド単位で表す)及びインダクタンス(ヘンリーで表
す)は、平行板コンデンサのキャパシタンス及びインダ
クタンスに対する次式から計算できる。
【0003】C=ε0εrA/h L=1.256hl/w ここに、ε0 は自由空間の誘電率(真空誘電率)、εr
は誘電体の比誘電率、Aは長さlx幅wに対応する信号
線路の表面積、そしてhは信号線路と接地線との間の距
離である。
【0004】平面導体のインダクタンスをナノヘンリー
で表した場合の値は次式で与えられる。 L=2x10-3 l[ln{l/(w+h)}+1.193+0.
2235{(w+h)/l}] 伝送線としての特性を有する信号線路に対して上記の式
から定まるC及びLの値は、伝送線の全長で除すること
により単位長さ当たりで表すことができる。
【0005】伝送線の特性インピーダンスをオームで表
した値は、概して次式で与えられる(この場合、C及び
Lは単位長さ当たりの値である)。
【数1】 w/hが3.3 よりも小さいような、大きい接地面上に
配置された幅の狭い信号線路の特性インピーダンスZ0
を計算するのに次式が用いられる。
【数2】
【0006】この式は、誘電体の比誘電率εr、 接地面
の上方に配置された信号線路の接地面からの高さh、及
び信号線路の幅wを変えることによって信号線路の特性
インピーダンスを変えることができることを示してい
る。ここで重要なのは、この式において、接地面特性は
明らかに、信号線路の特性インピーダンスZ0 を変える
ために調整すべき因子ではないということである。すな
わち、接地線は概して、無損失でそのインダクタンスは
無視できる値であると仮定される。
【0007】しかし、この一般的な仮定によって、ボー
ド上の信号線路インピーダンスの調整に利用可能な技術
の数が制約を受ける。例えば、特定の信号線路のインピ
ーダンスを調整するために、与えられた回路ボードの誘
電体を変えることは、しばしば非実際的であり不当にコ
スト高となる。多くの用途において、信号線路の幅及び
接地面からの高さは、回路ボードの全厚さ並びに信号線
路の個数及び相対間隔のような設計上の制約事項によっ
て制限される。
【0008】したがって、在来の設計手法を用いて信号
線路の幅、接地面からの高さ、及び誘電体特性を調整す
ることによって信号線路インピーダンスを制御すること
は多くの用例において極めて困難である。このような在
来の手法を用いることによって、与えられた信号線路の
サイズ、コスト及び複雑さが不当に増加する。
【0009】与えられた信号線路に接続された回路又は
構成機器の負荷効果を補償するためには、電子回路ボー
ドにおける信号線路のインピーダンスを制御することが
重要である。約50MHzよりも低いところで作動する
低周波回路では、回路の負荷効果を補償するためには、
高インピーダンスの信号線路がしばしば用いられる。マ
イクロ波及びその他の高周波回路では、信号線路インピ
ーダンスを制御するのにテーパ線手法が用いられる。
【0010】テーパ線実現例について2つの文献(Y.P.
Tang and S.Y.Tang,"Transient Analysis of Tapered L
ines Based on the Method of Series Exppansion," IE
EE Transactions on Microwave Theory and Technique
s,Vol.44,No.10,October 1996, pp.1742-1744 及び Y.
P.Tang, Z.Li and S.Y.Tang,"Transient Analysis of T
apered Transmission Lines Used as Transformers for
Short Pulses," IEEE Transactions on Microwave The
ory and Techniques,Vol.43,No.11,October 1995, pp.2
573-2578)に記述が見られる。
【0011】又、テーパ線の更に詳細な記述が文献(Ro
bert E.Collin, "Foundations forMicrowave Engineeri
ng,"McGraw-Hill,New York,1996,pp.237-251) にあ
る。これら3文献をここに本出願の引用文献とする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】テーパ線のインピーダ
ンス制御には概して、テーパの信号線路の幅を円滑に変
化させる手法が用いられる。しかし、この手法では重要
な用途においていくつもの問題が生じる。例えば、多数
のチップパッケージをバックプレーン上のテーパ型の信
号線路に接続しなければならないような回路ボードバッ
クプレーンの用途では、テーパ信号線路に適切に接続す
るために、各チップパッケージについて、異なるぴピン
レイアウト及びボード上の固定した取り付け位置を与え
る必要がある。
【0013】その上、信号線路のインピーダンスが信号
線路幅の増加とともに減少するので、テーパ信号線路で
は通常、十分に高いインピーダンスが得られない。した
がって、テーパ信号線路手法の採用は、高周波バックプ
レーン信号線路インピーダンス制御の用途には非実用的
である。
【0014】信号線路のインピーダンスを制御する別の
在来手法では、インピーダンス整合を得るために1/4
波長変成器を用いる(文献参照:Brian J.Minnis, "Des
igning Microwave Circuits by Exact Synthesis," Art
ech House,Boston,1996,pp.222-225 and 257-259)。
【0015】又、別のインピーダンス整合手法が2文献
(brian C.Wadell, "TransmissionLine Design Handboo
k," Artech House,Boston,1991,pp.324-325 及び Marek
T.Faber et al., "Microwave and Millimeter-Wave Di
ode Frequency Multipliers," Artech House,Boston,19
95,pp.110-113 and 338-340)記述されている。
【0016】しかし、これらの又その他の在来手法は、
上記の回路ボードバックプレーン又は多数のチップパッ
ケージの相互接続に用いられるその他の相互接続面のよ
うな用途に用いるにはよく適しているとはいえない。そ
の上、これらの手法は信号線路寸法及び回路ボードレイ
アウトにかなりの変更を要する場合が多く、したがっ
て、回路ボード設計及び製造工程を不当に複雑化させ、
回路ボードのサイズ、コスト及び複雑性を増加させる。
【0017】上記から明らかなように、信号線路の幅及
び接地面からの高さ、並びに誘電体又はその他の回路ボ
ードパラメータの調整に付随する問題を回避できるよう
な、回路ボード上の信号線路のインピーダンス制御手法
の改善の必要がある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、格子状接地面
又は同様の導体面のインピーダンスを調整するることに
よって電子回路ボードにおける信号線路インピーダンス
を制御するための方法及び装置を提供するものである。
【0019】本発明の一態様によれば、信号線路と、導
体面としての接地面とからなる回路ボードが提供され
る。接地面は信号線路面に隣接してこれと平行に配置さ
れ、信号線路面から誘電体によって隔てられている。信
号線路面の或る与えられた1個の信号線路の下方に配置
された接地面の少なくとも一部分が、格子状パターンの
導体からなる。
【0020】格子状パターンの導体は格子要素を形成
し、この格子要素は、そのサイズが、信号線路のインピ
ーダンスを変化させるために信号線路の長さの少なくと
も一部分に沿って変化するような格子要素である。例え
ば、格子要素のサイズが、第1のインピーダンスとして
の比較的低いインピーダンスを信号線路に与える第1の
サイズとしての比較的小さいサイズから、より高いイン
ピーダンスを信号線路に与えるより大きいサイズまで信
号線路の上記長さに沿って変化する。
【0021】信号線路に沿っての格子要素のサイズの変
化は、傾斜関数、階段関数、方形波関数、同じくこれら
の又は他の関数の種々の組み合わせに基づいたものとす
ることができる。
【0022】格子要素の形状は好ましくは方形、矩形、
又は円形であるが、いくつもの別の形状及びこれら形状
の種々の組み合わせも使用可能である。格子要素のサイ
ズ変更は、格子要素を形成する導体のパターンの変更、
幅及び厚さのような導体特性の変更、又はこれらの及び
その他の変更手法の組み合わせによって得られる。
【0023】本発明の別の一態様によれば、回路ボード
上の信号線路のインピーダンスを調整する方法が提供さ
れる。本方法は、信号線路を回路ボードの、格子状導体
面としての接地面の上方に重なるように配置するステッ
プと、信号線路のインピーダンスを制御するために、信
号線路の下方にある、接地面の一部分のインピーダンス
を調整するステップとからなる。格子状接地面は格子要
素を形成する或るパターンの導体からなる。
【0024】接地面のインピーダンスは、格子要素のサ
イズを信号線路の或る長さに沿って変えることによって
調整される。この変化を用いることによって信号線路上
に、望むインピーダンスが得られる。例えば、バックプ
レーン配線の用途においては、ピンを信号線路に接続さ
れた集積回路の容量負荷効果を補償するために、信号線
路に沿ってインピーダンスが増加するように構成するこ
とが望ましい。
【0025】このようなインピーダンスは、本発明に基
づき、格子要素のサイズを、信号線路のソース端におけ
る低いインピーダンスを与える比較的小さいサイズか
ら、信号線路の終端におけるより高いインピーダンスを
与えるより大きいサイズまで変化させることによって得
られる。前に述べたように、格子要素のサイズの変化
は、傾斜関数、階段関数、方形波関数、同じくこれらの
又は他の関数の種々の組み合わせに基づいたものであ
る。
【0026】本発明によれば、格子状接地面の特性を変
えることにより、回路ボード上の信号線路のインピーダ
ンスを制御するための費用効果の大きい手法が得られ
る。本発明を用いれば、信号線路、回路ボード厚さ、又
は誘電体を変えずにバックプレーン又はその他の相互接
続面信号線路に望ましいインピーダンスを与えることが
できる。又本発明は、高インピーダンスケーブルを回路
ボード構造に合流させる場合に又その他のインピーダン
ス制御用途に用いるのに特によく適している。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に本発明を、例示の電子回路
ボード、信号線路、及び導体面としての接地面を参照し
て説明する。しかし、本発明は特定の種類の回路ボー
ド、信号線路及び接地面との使用に限られるものではな
く、広範囲の種類のインピーダンス制御用途により広く
適用可能である。
【0028】例えば、本発明の手法は、多層型の印刷回
路ボードにおけるバックプレーン又はその他の相互接続
面のインピーダンス制御の付与及びケーブル又はその他
の配線の回路ボード構造への合流によく適するが、異な
る種々の周波数範囲で作動する他の種類の電子ハードウ
エアにおける他の種類のインピーダンス制御にも用いら
れる。
【0029】ここで用いる用語「電子回路ボード」は概
して、電子回路をサポートするための単層又は多層型の
デバイスを意味し、印刷回路ボード、印刷配線ボード、
若しくは回路又は電子構成機器の相互接続に用いられる
他の電子ハードウエアを含むものとする。用語「接地
面」は、動作時に接地電位に結合される導体面だけでな
く、他の回路電位に結合される導体面をも含むものとす
る。
【0030】ここで用いる用語「格子」及び「格子状」
は、概して方形又は矩形の格子要素を有する金属メッシ
ュ又はネットからなる例示の格子だけでなく、円形を含
む他の種々の形状を有する要素から形成される格子、及
び異なる形状の種々の組み合わせから形成される格子を
も含むものとする。ここで用いる用語「格子要素」は、
異なる厚さ、幅、及び長さの導体によって形成される金
属メッシュ又はネットを含むものとする。
【0031】ここで用いる用語「相互接続面」は、バッ
クプレーン、ミッドプレーン、サイドプレーン、フロン
トプレーン、マザーボード、ドーターボード、又は回路
要素を相互接続するのに用いられる信号線路を含む他の
信号線路面を意味するものとする。又ここで用いる用語
「誘電体」は、接地面と信号線路とを隔てるいかなる種
類の誘電体、又は異なる種類の誘電体の組み合わせをも
意味し、空気誘電体を含む。
【0032】本発明によれば、信号線路面から誘電体に
よって隔てられた格子状接地面の特性インピーダンスを
変えることによって回路ボードにおける信号線路のイン
ピーダンス制御が得られる。導体のインダクタンスL
は、導体が発生させる磁束Φの導体内の電流Iに対する
比率として表される。概して、電流路が長いほど磁束値
が高くなり、したがってインダクタンスが高くなる。上
記のように、インダクタンスが高いと特性インピーダン
スが高くなる。
【0033】本発明の格子状接地面構造は、戻り電流が
格子状パターンの導体をZ字状(ジグザグ)に通るよう
に強制することによって、より長い電流路を形成する。
本発明によれば、格子状接地面の導体によって形成され
る格子要素のサイズを増大することにより、接地面のイ
ンダクタンスは増加し、接地面のキャパシタンスは減少
する。
【0034】したがって、与えられた格子状接地面の上
方に配置された信号線路の特性インピーダンスは、信号
線路幅、誘電体厚さ、及び導体材料及び誘電体特性が同
じである、間隙のない、すなわち無間隙(中実)の接地
面の上方に配置された場合の信号線路の特性インピーダ
ンスよりも高い値となる。
【0035】下で更に詳しく述べるように、信号線路の
特性インピーダンスは、接地面の格子状パターン内の格
子要素のサイズを変えることによって調整が可能であ
る。格子要素のサイズの変更は、与えられた導体セット
を格子状パターンに形成する仕方を変えることにより、
又は導体の厚さ及び幅のような他の接地面特性を変える
ことにより実行できる。
【0036】図1(A)、(B)及び(C)に、本発明
に基づき格子状接地面における格子要素のサイズを変え
ることによって得られるインピーダンス変化の例を示
す。図1(A)は、高いインピーダンスが信号線路の一
端で得られ、より低いインピーダンスが信号線路の他端
で得られるようなインピーダンス変化を示す。信号線路
の長さに沿って、インピーダンスが傾斜関数に基づいて
変化する。
【0037】このようなインピーダンスの変化は、信号
線路の下方に配置された接地面の一部分について、接地
面格子要素のサイズをほぼ連続的により大きいサイズか
らより小さいサイズへ変えることによって得られる。接
地面の、大きい方の格子要素の上方に配置された信号線
路の部分は、より高いインピーダンスを示すことにな
り、接地面の、小さい方の格子要素又は無間隙部分の上
方に配置された信号線路の部分は、より低いインピーダ
ンスを示すことになる。
【0038】図1(A)のインピーダンス変化は、下の
図2(A)及び(B)に関連して述べるように、比較的
短い距離で均一に間隔を置いた、大グループの並行接続
を有するバスに沿って容量負荷効果を補償するのに特に
よく適している。
【0039】図1(B)も、高いインピーダンスが信号
線路の一端で得られ、より低いインピーダンスが信号線
路の他端で得られるようなインピーダンス変化を示す
が、インピーダンスは、信号線路の長さに沿って階段関
数に基づいて変化する。このようなインピーダンス変化
は、下の図4(A)及び(B)に関連して述べるよう
に、比較的長い距離で非均一な間隔を置いた、大グルー
プの並行接続を有するバスに沿って容量負荷効果を補償
するのに特によく適している。
【0040】図1(C)は信号線路の長さに沿って方形
関数に基づいて変化するインピーダンス変化を示す。こ
のようなインピーダンス変化は、信号線路の長さに沿っ
て格子要素のサイズを交代に増加及び減少することによ
って得られ、チップ又は接続点における他の回路要素の
容量負荷効果を補償するのに特によく適している。
【0041】尚、与えられた用途に図1(A)、(B)
及び(C)のインピーダンス変化関数の種々の組み合わ
せや、無数の他の種類の関数及びそれらの組み合わせを
用い得ることを注記したい。
【0042】図2(A)及び(B)は、本発明の信号線
路インピーダンス制御用途の例を示す。図2(A)は、
「チップ0」、「チップ1」、「チップ2」、...
「チップN」で示すN個の別個の集積回路のグループか
らなる回路ボードの一部分10を示す。
【0043】集積回路の種々のピンが、ソースインピー
ダンスZi を有しインピーダンスZ0 によって終結され
る不平衡伝送線路を表す信号線路12に接続される。こ
れらのN個の回路は、信号線路12上にN個の並行容量
負荷CL1、CL2、...CLNを生じさせる。これらの容
量負荷は、信号線路12の特性インピーダンスを変化さ
せる。
【0044】図2(B)は、回路ボードの別の部分20
を示す。この別の部分20においては、ソースインピー
ダンスZi を有しインピーダンスZ0 によって終結され
る平衡伝送線路を一体として表す信号線路22及び24
にN個の集積回路が接続される。これら図2(B)のN
個の回路は、信号線路22及び24の間にN個の並行容
量負荷CL1、CL2、...CLNを生じさせる。
【0045】もし図2(A)及び(B)において回路の
個数Nの値が大きい場合、与えられた信号線路の終端の
近くに接続された回路は不十分な強度の信号を受信する
ことになる。その上、信号反射によって、或る与えられ
た回路ピンに現存する信号レベルが変わることがあり得
るので、信号レベルに敏感なディジタル回路にとって深
刻な動作上の問題を導くことになる。
【0046】これらの効果の重大さは、信号周波数と共
に概して増大するので、与えられた高周波信号線路がN
個の回路の容量負荷を補償する或る種のインピーダンス
制御を欠く場合に、このような信号線路に多数のチップ
を接続することは望ましくない。前に述べたように、こ
のようなインピーダンス制御を可能にする在来手法は一
般に信号線路構造の変更を伴うので、効率が悪く、回路
ボードのサイズ、コスト及び複雑さが不当に増大する。
【0047】本発明によれば、信号線路のインピーダン
スを調整するために格子状接地面の特性を変えることに
よって、費用効果の改善された解決方法が得られる。
【0048】図3に、図2(A)及び(B)の信号線路
に沿ってのインピーダンス制御を得るのに用いられる格
子状接地面30を例示する。この実施例においては、接
地面30は格子状パターンの導体31で形成されてい
る。これら格子状パターンの導体31によって形成され
た格子要素のサイズは、図2(A)及び(B)の信号線
路12、22又は24の長さに沿って増加し、これによ
り、図3に示す仕方で、与えられた信号線路に沿って特
性インピーダンスを変化させる。
【0049】このインピーダンス変化は、図1(A)に
例示した傾斜関数の逆の傾斜関数に従った変化である。
信号線路インピーダンスは、低い値の初期ソース端イン
ピーダンスZi から信号線路の終端でのより高いインピ
ーダンスZc へと増加する。Zc の値は信号線路の無負
荷特性インピーダンスZ0 よりも大きい。
【0050】格子状パターンの接地面導体31によって
形成された格子要素は、接地面30のソース端に近い部
分32においては比較的小さく、低い初期インピーダン
スZi が得られ、信号線路の長さに沿って傾斜関数に基
づいて増加する。信号線路の終端に近い接地面30の部
分36における格子要素34は、比較的大きく、信号線
路に接続された回路の容量負荷効果を補償するために必
要なより高い終端インピーダンスZc が得られる。
【0051】このように、本発明の格子状接地面30
は、信号線路パターンの変更を要さずに図2(A)及び
(B)の回路ボードにおける容量負荷効果の補償を行
う。
【0052】図4(A)及び(B)に、本発明の信号線
路インピーダンス制御用途の別の例を示す。図4(A)
は、「チップ0」、「チップ1」、「チップ2」、及び
「チップ3」で示す4個の別個の集積回路のグループか
らなる回路ボードの一部分40を示す。
【0053】集積回路の種々のピンが、ソースインピー
ダンスZi を有しインピーダンスZ0 によって終結され
る不平衡伝送線路を表す信号線路42に接続される。こ
れら4個の回路は、信号線路42上に5個の並行容量負
荷CL1、CL2、...CL5を生じさせる。図2(A)及
び(B)の例のように、これらの容量負荷は、信号線路
42の特性インピーダンスを変化させる。しかし、図4
(A)の回路は、信号線路42への接続の数が比較的少
なく、これらの接続は間隔が不均一である。
【0054】図4(B)は、回路ボードの別の部分50
を示す。この別の部分50においては、ソースインピー
ダンスZi を有しインピーダンスZ0 によって終結され
る平衡伝送線路を一体として表す信号線路52及び54
に4個の集積回路が接続される。これら図4(B)の4
個の回路は、信号線路52及び54の間に5個の並行容
量負荷CL1、CL2、...CL5を生じさせる。
【0055】図4(A)及び(B)における容量負荷は
信号線路インピーダンスを変化させ、信号線路42、5
2及び54に沿って信号レベルに望ましくない変化を生
じさせることになり得る。
【0056】図5に、容量負荷効果を補償するために、
図4(A)及び(B)の信号線路に沿ってのインピーダ
ンス制御を得るのに用いられる格子状接地面60を例示
する。図3の接地面30のように、接地面60は格子状
パターンの導体61で形成されている。これら格子状パ
ターンの導体61によって形成された格子要素のサイズ
は、図4(A)及び(B)の信号線路42、52又は5
4の長さに沿って増加し、これにより、図5に示す仕方
で、与えられた信号線路に沿って特性インピーダンスを
変化させる。
【0057】このインピーダンス変化は、図1(B)に
例示した階段関数に類似の階段関数に従った変化であ
る。信号線路インピーダンスは、低い値の初期ソース端
インピーダンスZi から信号線路の終端でのより高いイ
ンピーダンスZi+Z1+Z2+Z3 へと増加する。Zi+Z1+
Z2+Z3 の値は信号線路の無負荷特性インピーダンスZ
0 よりも大きい。
【0058】格子状パターンの接地面導体61によって
形成された格子要素は、接地面60のソース端に近い部
分62においては比較的小さく、低い初期インピーダン
スZi が得られ、部分64、66及び70において階段
関数に基づいて増加する。信号線路の終端に近い接地面
60の部分70における格子要素68は、比較的大き
く、信号線路に接続された回路の容量負荷効果を補償す
るために必要なより高い終端インピーダンスZi+Z1+Z
2+Z3 が得られる。
【0059】このように、図5の格子状接地面60は、
信号線路パターンの変更を要さずに図4(A)及び
(B)の回路ボードにおける容量負荷効果の補償を行
う。
【0060】図6に、本発明の動作を例示するために構
成された2層型の印刷回路ボードの2層のうちの接地面
層100を例示する。接地面層100は、4個の異なる
種類の接地面102、104、106及び108を有す
る。第1の接地面102は、在来の回路ボードで一般に
用いられる、無間隙の接地面である。第2の接地面10
4は、約50x50ミル(1.27x1.27mm)の方
形格子要素105を形成するパターンの導体を有する格
子状接地面である。
【0061】第3及び第4の接地面106及び108
は、それぞれ約100x100ミル(2.54x2.54
mm)の方形格子要素107及び約 200x200ミ
ル(5.08x5.08mm) の方形格子要素109を
形成する格子状接地面である。
【0062】図7に、この2層型の印刷回路ボードの接
地面層100に対応する信号線路層120を示す。信号
線路層120は、図6の接地面層100に隣接してこれ
と平行に且つ適切な誘電体によってこれから隔てられて
配置され、2層の回路ボードを形成する。信号線路層1
20は、4個の信号線路122、124、126及び1
28を有し、これらの信号線路は各々、図6の接地面層
100の接地面102、104、106及び108のう
ちの対応する接地面に連関する。
【0063】信号線路層120の各信号線路は、幅約3
0ミル(0.762mm) 長さ約23cmである。これ
らの信号線路は全て不平衡信号線路であり、したがって
戻り電流が、対応する接地面を通って流れる。伝搬遅れ
及び特性インピーダンスZ0が、接地面層100の上方
に重なる信号線路層120を含む2層回路ボードにおけ
る信号線路層120の信号線路の各々について測定され
た。
【0064】上記の層100及び120は約4.6 の誘
電率を有する厚さ62ミル (1.575mm)のFR−
4誘電体によって隔てられている。接地面層100の格
子要素が 幅4ミル(0.1016mm)厚さ1.4 ミル
(0.0356mm) の銅製導体を用いて形成された。
測定結果を下の表1に集約して示す。
【表1】
【0065】表1から、信号線路層120の各信号線路
について伝搬遅れの値がほぼ不変であることが判る。し
かし、特性インピーダンスZ0 は格子要素サイズの関数
として変化する。無間隙の接地面102の上方に重なる
信号線路122の特性インピーダンスは、約90Ωであ
り、接地面104、106及び108の上方に重なる信
号線路124、126及び128の特性インピーダンス
は、それぞれ約99Ω、110Ω及び118Ωである。
【0066】すなわち、接地面を在来の無間隙形状から
約 200x200ミル(5.08x5.08mm) の方
形格子要素を有する格子状の形状に変えることにより、
信号線路又は誘電体に何ら変更を要さずに、与えられた
信号線路の特性インピーダンスを約28Ω増加させるこ
とができる。
【0067】図8に、本発明の動作を更に例示するため
に構成された2層型の印刷回路ボードの接地面層130
を例示する。接地面層130は、それぞれ異なる格子要
素サイズを有する4個の別個の領域132、134、1
36及び138からなる単一接地面を有する。
【0068】領域132、134、136及び138の
格子要素133、135、137及び139はそれぞれ
約50x50ミル(1.27x1.27mm)、約100
x100ミル(2.54x2.54mm)、約200x2
00ミル(5.08x5.08mm)及び約400x40
0ミル(10.16x10.16mm)の方形である。
【0069】図9に、この印刷回路ボードの接地面層1
30に対応する単一の信号線路層140を示す。信号線
路層140は、図8の接地面層130に隣接してこれと
平行に且つ適切な誘電体によってこれから隔てられて配
置され、2層の回路ボードを形成する。この例示の信号
線路層140は、5個の信号線路142、144、14
6、148及び150を有し、これらの信号線路は各
々、図8の、これらに対応する接地面の部分の上方に重
なることになる。
【0070】したがって、与えられた信号線路の下方に
配置された接地面の部分における格子要素サイズは、信
号線路により低いインピーダンスを与えるより小さいサ
イズから信号線路により高いインピーダンスを与えるよ
り大きいサイズまで信号線路の長さに沿って階段関数に
基づき変化することになる。
【0071】信号線路層140の信号線路146、14
8及び150は、それぞれ20ミル(0.508m
m)、10ミル(0.254mm)、及び8ミル (0.
203mm)の幅を有する不平衡信号線路である。前に
述べたように、不平衡信号線路の場合には、戻り電流が
接地面を通って流れる。信号線路142及び144は、
それぞれ幅が8ミル (0.203mm)の第1及び第2
の導体を有する平衡信号線路である。平衡信号線路の場
合には、戻り電流は接地面を通らず変わりに信号線路の
一方を通って流れる。
【0072】信号線路142及び144を構成する導体
間の間隔はそれぞれ 20ミル(0.508mm)及び1
0ミル(0.254mm) である。したがって平衡信号
線路142及び144をその幅構成から、8/10/8
及び8/20/8とも表すこととする。信号線路面14
0の信号線路は各々長さが約22.5 cmである。
【0073】伝搬遅れ及び特性インピーダンスZ0 が、
接地面層130の上方に重なる信号線路層140を含む
2層回路ボードにおける信号線路層140の信号線路の
いくつかについて測定された。上記の測定と同じく、約
4.6 の誘電率を有する厚さ62ミル(1.575m
m)のFR−4誘電体が用いられ、格子要素が 幅4ミ
ル(0.1016mm)厚さ1.4ミル(0.0356m
m) の銅製導体により形成された。測定結果を下の表
2に集約して示す。
【表2】
【0074】表2から、不平衡信号線路150、148
及び146について伝搬遅れの値がほぼ一定であるが、
8/10/8及び8/20/8平衡信号線路144及び
142についての遅れの値はやや小さいことが判る。
【0075】特性インピーダンスZ0 は各信号線路の長
さに沿って格子要素サイズの関数として変化する。例え
ば、8/20/8平衡信号線路142の特性インピーダ
ンスは、接地面130の部分132の上方に重なる信号
線路142の一端における168Ωから、接地面130
の部分138の上方に重なる信号線路142の他端にお
ける145Ωへと変化する。
【0076】8/10/8平衡信号線路144の特性イ
ンピーダンスは、接地面130の部分132の上方に重
なる信号線路144の一端における149Ωから、接地
面130の部分138の上方に重なる信号線路144の
他端における130Ωへと変化する。
【0077】同様に、幅20ミル(0.508mm)、
10ミル(0.254mm)、及び8ミル (0.203
mm)の不平衡信号線路146、148及び150は、
それぞれ163Ωから113Ωへ、185Ωから138
Ωへ、そして190Ωから145Ωへ信号線路の長さに
沿って変化する。
【0078】したがって表2から、与えられた信号線路
の長さに沿って接地面130の格子要素サイズを変化さ
せる手法を用いることによって、信号線路自身、ボード
の誘電体又はその他の回路ボードパターンの変更を要さ
ずに信号線路のインピーダンスを制御できることは明ら
かである。
【0079】図10に、本発明に基づく別の接地面層1
60を例示する。接地面層160は、格子要素が、比較
的小さい格子要素サイズを有する第1の領域162から
格子要素のサイズが比較的大きい格子要素サイズを有す
る第2の領域164へほぼ連続的にそのサイズを増加さ
せるように構成された接地面からなる。図10の接地面
のうち格子要素の最小サイズは約20x20ミル(0.
508x0.508mm)である。
【0080】格子要素の格子の一辺の寸法は、最小サイ
ズ列の20ミル (0.508mm)から2列ごとに5ミ
ル(0.127mm) づつ約215ミル (0.546c
m)まで増加した後、最終部の格子の約400ミル
(1.016cm) に至る。
【0081】又、格子要素の格子の他方の辺の寸法は、
最小サイズ列の20ミル (0.508mm)から約80
0ミル(2.03cm)、1100ミル(2.79c
m)、1100ミル(2.79cm)、1350ミル
(3.43cm)、2100ミル(5.33cm)、17
00ミル(4.32cm) 及び、1650ミル(4.1
9cm)と増加する。
【0082】このように、格子要素のサイズは約20x
20ミル(0.508x0.508mm)から約2560
x400ミル(6.50x1.016cm)まで接地面の
長さにわたって変化し、図10に示す格子状パターンが
生成される。この格子状導体面は4層回路ボードの接地
面として用いられた。
【0083】この4層回路ボードは、図10の格子状接
地面を有する第1の層と、図9の信号線路層140に対
応する第2の層と、図10の格子状接地面を有する第3
の層と、在来の無間隙面を有する第4の層とからなる。
約4.6 の誘電率を有する厚さ20ミル (0.508m
m)のFR−4誘電体が、第1及び第2の層の間、第2
及び第3の層の間、並びに第3及び第4の層の間に用い
られた。格子状接地面の格子要素が 幅6ミル(0.15
24mm)厚さ2.8ミル(0.0711mm)の銅製導
体を用いて形成された。
【0084】伝搬遅れ及び特性インピーダンスZ0 が、
この4層ボードにおける信号線路層140の信号線路の
いくつかについて測定された。測定結果を下の表3に集
約して示す。
【表3】
【0085】表3の測定結果は、4層ボードの8/20
/8平衡信号線路142の特性インピーダンスZ0 が、
接地面層160の接地面の部分164の上方に重なる信
号線路142の一端における130Ωから、接地面層1
60の接地面の部分162の上方に重なる信号線路14
2の他端における98Ωへと変化することを示す。
【0086】又、4層ボードの8/10/8平衡信号線
路144の特性インピーダンスZ0は、接地面層160
の接地面の部分164の上方に重なる信号線路144の
一端における99.4Ω から、接地面層160の接地面
の部分162の上方に重なる信号線路144の他端にお
ける74.3Ω へと変化する。
【0087】同様に、幅20ミル(0.508mm)、
10ミル(0.254mm)、及び8ミル (0.203
mm)の不平衡信号線路146、148及び150は、
それぞれ94Ωから53.7Ω へ、120Ωから66.
4Ω へ、そして130Ωから77.4Ω へ信号線路の
長さに沿って変化する。これらの測定値から、本発明が
多層型回路ボードにおける信号線路インピーダンスの制
御にもよく適していることが明らかである。
【0088】上記の実施例においては、格子を構成する
導体の幅及び厚さをほぼ一定に保ったまま、信号線路の
長さに沿って格子要素のサイズを変えたが、別の実施例
として信号線路の長さに沿って導体の幅及び/又は厚さ
を変えることにより格子要素のサイズを変更してもよ
い。
【0089】上に述べたように、ここで用いた用語「格
子要素」は、異なる幅及び厚さ並びに異なる長さの導体
によって形成された金属メッシュ又はネットを含むもの
としている。したがって、格子要素サイズの変更は、本
発明に基づき、与えられた格子状接地面を構成する導体
の幅及び/又は厚さを変えることによっても得られる。
格子状接地面のインピーダンスは概して、格子を構成す
る導体の幅又は厚さの減少と共に増加する。
【0090】以上の説明は、本発明の一実施例に関する
もので、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々
の変形例を考え得るが、それらはいずれも本発明の技術
的範囲に包含される。
【0091】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、回
路ボードにおける信号線路のインピーダンス制御に際し
て、格子状接地面における格子要素のサイズを変化させ
ることにより回路ボードの信号線路のインピーダンスを
制御するようにしたので、信号線路又は誘電体の特性を
変えずに信号線路インピーダンスを制御することが可能
である。
【0092】これにより、従来技術では設計及び製造工
程上問題が多くコスト高や構造の複雑さを招いていた信
号線路の幅及び接地面からの高さ、並びに誘電体等回路
ボードパラメータの調整が不要となり、これらの不具合
点が解決される。したがって、バックプレーン、その他
の相互接続面の信号線路に望ましいインピーダンスを与
える費用効果の高い柔軟性あるインピーダンス制御手法
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づいて構成される例示接地面の特性
インピーダンスの変化例を図1(A)、(B)、及び
(C)によって示す。
【図2】本発明に基づく接地面を信号線路インピーダン
ス制御に用いた回路ボード配線用途例を図2(A)、
(B)、及び(C)によって示す。
【図3】本発明に基づく格子状接地面を、格子要素サイ
ズが信号線路の長さに沿って傾斜関数として変化する場
合について示す。
【図4】本発明に基づく接地面を信号線路インピーダン
ス制御に用いた別の回路ボード配線用途例を図4(A)
及び(B)によって示す。
【図5】本発明に基づく格子状接地面を、格子要素サイ
ズが信号線路の長さに沿って階段関数として変化する場
合について示す。
【図6】単一回路ボード層の上に本発明に基づき形成さ
れた格子状接地面セットの例を示す。
【図7】単一回路ボード層の上に形成され図6の接地面
と共に使用するのに適した信号線路セットの例を示す。
【図8】単一回路ボード層の上に本発明に基づいて形成
された格子状接地面の例を示す。
【図9】単一回路ボード層の上に形成され図8の接地面
と共に使用するのに適した信号線路セットの例を示す。
【図10】単一回路ボード層の上に形成され図9の信号
線路と共に使用するのに適した格子状接地面の例を示
す。
【符号の説明】
10、40 回路ボードの一部分 12、22、24、42、52、54 信号線路 20、50 回路ボードの別の部分 30、60 格子状接地面 31、61 格子状接地面導体 32、64 (接地面30の)ソース端に近い部分 34、68 格子要素 36、70 (接地面30の)終端に近い部分 64、66 (接地面の)部分 100、130、160 接地面層 102 第1の接地面 104 第2の接地面 105、107、109 方形格子要素 106 第3の接地面 108 第4の接地面 120、140 信号線路層 132、134、136、138 領域 133、135、137、139 格子要素 162 (接地面層160の)第1の領域 164 (接地面層160の)第2の領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New Je rsey 07974−0636U.S.A.

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号線路面と;該信号線路面とほぼ平行
    に配置され該信号線路面から誘電体によって隔てられた
    導体面と;からなり、 該信号線路面の或る1つの信号線路に対応する、該導体
    面の一部分が、格子要素を形成する格子状パターンの導
    体を有し、該格子要素のサイズが、該信号線路のインピ
    ーダンスを変化させるために該信号線路の長さの少なく
    とも一部分に沿って変化する、ことを特徴とする、回路
    ボード。
  2. 【請求項2】 前記導体面が接地面からなることを特徴
    とする請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 前記格子要素のサイズが、前記信号線路
    に第1のインピーダンスを与える第1のサイズから前記
    信号線路により高いインピーダンスを与えるより大きい
    サイズまで前記信号線路の長さに沿って変化する、こと
    を特徴とする請求項1の装置。
  4. 【請求項4】 前記格子状パターンの導体の幅又は厚さ
    が、前記格子要素のサイズが前記信号線路の長さに沿っ
    て変化するように、前記信号線路の長さに沿って変化す
    る、ことを特徴とする請求項1の装置。
  5. 【請求項5】 前記導体面の前記格子要素のサイズが、
    傾斜関数に基づいて前記信号線路の長さに沿って変化す
    ることを特徴とする請求項1の装置。
  6. 【請求項6】 前記導体面の前記格子要素のサイズが、
    前記信号線路の長さに沿って階段関数に基づいて変化す
    ることを特徴とする請求項1の装置。
  7. 【請求項7】 前記導体面の前記格子要素のサイズが前
    記信号線路の長さに沿って方形波関数に基づいて変化す
    ることを特徴とする請求項1の装置。
  8. 【請求項8】 信号線路面から誘電体によって隔てられ
    た導体面を有する回路ボード上の信号線路のインピーダ
    ンスを制御する方法であって、 該方法が、 該信号線路を該導体面の一部分の上方に重なるように配
    置するステップと;該信号線路のインピーダンスを制御
    するために、該信号線路の下方にある、該導体面の一部
    分のインピーダンスを調整するステップと;からなるこ
    とを特徴とする、回路ボード上の信号線路のインピーダ
    ンスを制御する方法。
  9. 【請求項9】 前記導体面が接地面からなることを特徴
    とする請求項8の方法。
  10. 【請求項10】 前記導体面の前記一部分が、格子状パ
    ターンの導体を有するように配置され、 前記信号線路の前記インピーダンスを制御するために前
    記導体面のインピーダンスを調整する前記ステップが更
    に、前記格子状パターンの導体によって形成される格子
    要素のサイズを調整するステップを有する、ことを特徴
    とする請求項8の方法。
  11. 【請求項11】 前記格子要素のサイズを調整する前記
    ステップが更に、前記格子要素のサイズが、前記信号線
    路に第1のインピーダンスを与える第1のサイズから前
    記信号線路により高いインピーダンスを与えるより大き
    いサイズまで前記信号線路の長さに沿って変化するよう
    に、前記格子要素のサイズを調整するステップを有す
    る、ことを特徴とする請求項10の方法。
  12. 【請求項12】 前記格子要素のサイズを調整する前記
    ステップが更に、前記格子要素のサイズが前記信号線路
    の長さに沿って変化するように、前記格子要素を形成す
    る前記格子状パターンの導体の幅又は厚さを調整するス
    テップを有する、ことを特徴とする請求項10の方法。
  13. 【請求項13】 前記信号線路の前記インピーダンスを
    制御するために前記格子要素のサイズを調整する前記ス
    テップが更に、傾斜関数に基づいて前記信号線路の長さ
    に沿って前記格子要素のサイズを調整するステップを有
    する、ことを特徴とする請求項10の方法。
  14. 【請求項14】 前記信号線路の前記インピーダンスを
    制御するために前記格子要素のサイズを調整する前記ス
    テップが更に、階段関数に基づいて前記信号線路の長さ
    に沿って前記格子要素のサイズを調整するステップを有
    する、ことを特徴とする請求項10の方法。
  15. 【請求項15】 前記信号線路の前記インピーダンスを
    制御するために前記格子要素のサイズを調整する前記ス
    テップが更に、方形波関数に基づいて前記信号線路の長
    さに沿って前記格子要素のサイズを調整するステップを
    有する、ことを特徴とする請求項10の方法。
  16. 【請求項16】 信号線路を有する電子回路ボードにお
    いて用いられる導体面であって、 該導体面が、該回路ボードの信号線路面に隣接してこれ
    と平行に配置され該信号線路面から誘電体によって隔て
    られ格子要素を形成する格子状パターンの導体からな
    り、 該格子要素のサイズが、該信号線路のインピーダンスを
    変化させるために該信号線路の長さの少なくとも一部分
    に沿って変化する、ことを特徴とする、導体面。
  17. 【請求項17】 前記導体面が接地面として作用するこ
    とを特徴とする請求項16の導体面。
  18. 【請求項18】 前記格子要素のサイズが、前記信号線
    路に第1のインピーダンスを与える第1のサイズから前
    記信号線路により高いインピーダンスを与えるより大き
    いサイズまで前記信号線路の長さに沿って変化する、こ
    とを特徴とする請求項16の装置。
  19. 【請求項19】 前記格子状パターンの導体の幅又は厚
    さが、前記格子要素のサイズが前記信号線路の長さに沿
    って変化するように、前記信号線路の長さに沿って変化
    する、ことを特徴とする請求項16の装置。
  20. 【請求項20】 前記導体面の前記格子要素のサイズ
    が、傾斜関数に基づいて前記信号線路の長さに沿って変
    化する、ことを特徴とする請求項16の装置。
  21. 【請求項21】 前記導体面の前記格子要素のサイズ
    が、前記信号線路の長さに沿って階段関数に基づいて変
    化する、ことを特徴とする請求項16の装置。
  22. 【請求項22】 前記導体面の前記格子要素のサイズが
    前記信号線路の長さに沿って方形波関数に基づいて変化
    する、ことを特徴とする請求項16の装置。
  23. 【請求項23】 信号線路面と;該電子回路ボードに取
    り付けられ、該信号線路面の或る1つの信号線路に接続
    されたピンを有する、複数の集積回路と;該信号線路面
    とほぼ平行に配置され該信号線路面から誘電体によって
    隔てられた導体面と;からなり、 該信号線路面の該信号線路に対応する、該導体面の一部
    分が、格子要素を形成する格子状パターンの導体を有
    し、該格子要素のサイズが、該集積回路の容量負荷効が
    補償されるように該信号線路のインピーダンスを変化さ
    せるために、該信号線路の長さの少なくとも一部分に沿
    って変化する、ことを特徴とする、電子回路ボード。
  24. 【請求項24】 前記導体面が接地面からなることを特
    徴とする請求項23の電子回路ボード。
  25. 【請求項25】 前記格子要素のサイズが、前記信号線
    路に第1のインピーダンスを与える第1のサイズから前
    記信号線路により高いインピーダンスを与えるより大き
    いサイズまで前記信号線路の長さに沿って変化する、こ
    とを特徴とする請求項23の電子回路ボード。
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