JPH10209521A - 磁気抵抗素子を有する半導体装置 - Google Patents

磁気抵抗素子を有する半導体装置

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JPH10209521A
JPH10209521A JP9009975A JP997597A JPH10209521A JP H10209521 A JPH10209521 A JP H10209521A JP 9009975 A JP9009975 A JP 9009975A JP 997597 A JP997597 A JP 997597A JP H10209521 A JPH10209521 A JP H10209521A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
semiconductor device
magnetoresistive element
magnetoresistance element
patterning
Prior art date
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Pending
Application number
JP9009975A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Muto
浩司 武藤
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
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Publication of JPH10209521A publication Critical patent/JPH10209521A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不良率を増加させることなく磁気抵抗素子を
パターニング形成する際の配線の侵食を防止できる半導
体装置を提供する。 【解決手段】 Al配線3と磁気抵抗素子4との間に層
間絶縁膜6を形成し、Al配線3と磁気抵抗素子4との
電気的コンタクトは層間絶縁膜6のコンタクトホール9
を介して行うようにする。こうすることで磁気抵抗素子
4をパターニング形成する際にAl配線3は層間絶縁膜
6により保護されているため、強磁性体子のエッチング
液により侵食されることはない。また、Al配線3のパ
ターニング相当のフォト工程を磁気抵抗素子4をパター
ニング形成する際に必要としないので不良率の増加も防
止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気抵抗素子を集積
化した半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気抵抗素子を集積化した半導体
装置として、例えば特開平5−275768号公報に示
されたものが知られている。このものは図5(a)に示
すように、シリコン基板1上に酸化膜2が形成されその
上にAl配線3が形成され、パターニングされたAl配
線3と接続するようにNi−Co等の強磁性体からなる
磁気抵抗素子4がパターニング形成され、基板上全面に
保護膜となるプラズマ窒化膜5が形成されている。尚、
図示しないがシリコン基板1にはトランジスタ等の半導
体素子が形成され、Al配線3により半導体素子と磁気
抵抗素子4とが電気的に接続されている。
【0003】このような半導体装置においては磁気抵抗
素子4がAl配線3とシリコン基板とのオーミックコン
タクトを良好にするための450℃以上のアニールによ
り特性が変化するため、Al配線を形成した後に磁気抵
抗素子4を形成するようにしている。しかしながら、こ
のような製造方法ではAl配線3がNi−Co等の強磁
性体のエッチング液(硝酸、リン酸等)に曝されること
により、Al配線3がエッチング液により侵食され断線
するの恐れがある。
【0004】この問題を解決するために図5(b)に示
すように、磁気抵抗素子4をエッチングによりパターニ
ング形成する際、Al配線3上にも強磁性体4aを残す
ことが考えられる。こうすることで強磁性体のパターニ
ング時にもAl配線3がエッチング液により侵食される
ことを抑制することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法ではAl配線3のパターニングに相当するフォト工程
が2回必要になり、マスクずれ等のフォト欠陥やエッチ
ング残り等による不良率が2倍近く増加するという問題
が生じる。従って、本発明は、不良率を増加させること
なく磁気抵抗素子をパターニング形成する際の配線の侵
食を防止できる半導体装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては配線層
上に磁気抵抗素子を直接形成しないようにすることで上
記問題を解決するものである。すなわち、配線層と磁気
抵抗素子との間に層間絶縁膜を形成し、配線層と磁気抵
抗素子との電気的コンタクトは層間絶縁膜のコンタクト
ホールを介して行うようにするものである。
【0007】このようにすることで磁気抵抗素子をパタ
ーニング形成する際には配線層は層間絶縁膜により保護
されているため、磁気抵抗素子のエッチング液により侵
食されることはない。また、本発明においては配線層の
パターニング相当のフォト工程を磁気抵抗素子をパター
ニング形成する際に必要としないので不良率の増加も防
止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に本発明を適用した半導体装
置の断面図を示す。尚、図5と同一部位には同一符号を
付する。図5と異なる点はAl配線3と磁気抵抗素子4
との間に層間絶縁膜6が設けられていることである。次
に、図2〜図4を用いて図1に示す本実施形態の半導体
装置の製造方法を説明する。
【0009】まず、図2(a)に示すようにシリコン基
板1上に下地となる酸化膜2をCVD法等により形成
し、その上にAl合金等の配線材料を全面に堆積する。
尚、このとき図示していないトランジスタ等の半導体素
子と配線材料とは図示していない酸化膜2のコンタクト
ホールにより電気的に接続される。そして配線材料をフ
ォト工程により所定パターンにエッチングしてAl配線
3を形成する。このAl配線3のパターニングは図示し
ない集積回路領域等におけるAl配線パターンを形成す
るものであるが、集積回路においては集積度を上げるた
めに配線間を狭くする必要があり、従って、Al配線の
エッチング断面になるべくテーパが形成できないような
エッチングを行う。このエッチングにはリン酸と硝酸か
らなるエッチング液を用いることができる。尚、このエ
ッチングの際、後に強磁性体薄膜を形成する領域は配線
材料を残しておく。
【0010】次に、配線材料を残した領域のうち、図示
しない回路部への接続部と強磁性体薄膜とのコンタクト
部を除いた部分をフォト工程によりエッチング除去す
る。この時、配線材料の段差部で強磁性体薄膜が段切れ
を起こすことを防ぐためにテーパーエッチングを行い段
差部をなだらかなものとする。その方法としては例えば
リン酸と硝酸からなるエッチング液に酢酸を混ぜたもの
を用いることにより、図2(b)に示すようにフォトレ
ジスト7を浮かせながらエッチングを進行させることが
でき、フォトレジスト7と配線材料との界面でのエッチ
ングを促進させてフォトレジスト7の下の配線材料にテ
ーパー部Aを得ることができる。その後、フォトレジス
トを有機溶剤にて除去して図2(c)に示す構造を得
る。
【0011】次に、図3(a)に示すようにシリコン基
板1上の全面に層間絶縁膜6を形成する。この膜として
はシリコン酸化膜(SiO2 )あるいはリンやボロンな
どの不純物を含む酸化膜、シリコン窒化膜(SiN)、
SOG(Spin On Glass) 等を用いることができる。そし
てこれらの膜をCVD法、スパッタ法、スピンコート法
等により形成する。
【0012】その後、図3(b)に示すようにフォト工
程によりフォトレジスト8を形成し、層間絶縁膜6にA
l配線3と強磁性体薄膜とのコンタクトをとる領域のみ
を開口してコンタクトホール9を形成する。この時、や
はりこのコンタクトホール9の段差部にて強磁性体薄膜
が段切れを起こさないように層間絶縁膜6をテーパエッ
チングし、図3(b)に示すようなテーパ部Bを形成す
る。このテーパエッチングはフッ酸と酢酸とを混合した
ものをエッチング液として使用でき、図2(b)に示し
たエッチングと同様にフォトレジスト8を浮かせながら
エッチングを行う。その後、フォトレジスト8を除去し
図3(c)に示す構造を得る。
【0013】次に、図4に示すようにシリコン基板1上
にNi−CoやNi−Fe等の強磁性体をスパッタ法に
より約50〜100nm程度堆積する。この時、下地の
Al配線3は強磁性体とコンタクトをとる部分以外は全
て層間絶縁膜6にて覆われているため、強磁性体とコン
タクトをとる部分以外は強磁性体と接触しない。従っ
て、酸類を用いたエッチング液にて強磁性体をパターニ
ングする時はAl配線3がエッチング液に露出されるこ
とがないため、磁気抵抗素子4として必要な部分以外の
強磁性体をAl配線3へダメージを与えることなく除去
することができる。尚、磁気抵抗素子4下の層間絶縁膜
6の下には磁気抵抗素子4とのコンタクト部を除いてA
l配線3は形成されていない。これは磁気抵抗素子4下
に段差があると磁気抵抗素子の特性が変動してしまうた
めこれを防ぐためである。
【0014】その後、シリコン基板1に形成した半導体
素子やAl配線3及び磁気抵抗素子4を保護するために
プラズマ窒化膜(P−SiN膜)などの保護膜5をCV
D法により堆積し、図示しないワイヤボンド等、外部へ
の接続部のみフォト工程により開口して図1に示す半導
体装置を得る。このように本実施形態においてはAl配
線3と磁気抵抗素子4との間に層間絶縁膜6が存在する
ため、強磁性体をエッチングして磁気抵抗素子4を形成
する際に強磁性体のエッチング液がAl配線3に接触す
ることはなく、磁気抵抗素子4を形成する際のエッチン
グ液によりAl配線3が侵食されることはない。
【0015】また、磁気抵抗素子4を形成する際にAl
配線3上に強磁性体を残す場合には例えばマスクずれに
より強磁性体がAl配線3間をショートするようにパタ
ーニングされるフォト欠陥が生ずることがあるが、本実
施形態ではそのような構造が必要なく、Al配線3間を
ショートするような不具合は生じない。同様に強磁性体
のエッチング残査が生じてもAl配線3とはコンタクト
部のみでしか接触していないためAl配線3間をショー
トするような不具合は生じない。従って、本実施形態の
ようにすることでAl配線3上に強磁性体を残す場合に
比べて不良率を増加させることはない。さらに、Al配
線3上に強磁性体を残す必要がないので強磁性体パター
ンを単純化できパターン設計が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による半導体装置の断面図
である。
【図2】(a)は本発明の一実施形態による半導体装置
の製造工程を示す図である。(c)は本発明の一実施形
態による半導体装置の製造工程を示す図である。(b)
は本発明の一実施形態による半導体装置の製造工程を示
す図である。
【図3】(a)は本発明の一実施形態による半導体装置
の製造工程を示す図である。(c)は本発明の一実施形
態による半導体装置の製造工程を示す図である。(b)
は本発明の一実施形態による半導体装置の製造工程を示
す図である。
【図4】(a)は本発明の一実施形態による半導体装置
の製造工程を示す図である。(b)は本発明の一実施形
態による半導体装置の製造工程を示す図である。
【図5】従来の半導体装置の断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 層間絶縁膜 3 Al配線 4 磁気抵抗素子 5 保護膜 6 層間絶縁膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に絶縁膜を介して形成された配線
    層と、 該配線層上に形成され、所定領域が開口して前記配線層
    の一部を露出させるコンタクトホールを有する層間絶縁
    膜と、 該層間絶縁膜上に形成されて所定のパターンに形成され
    るとともに、前記コンタクトホールを介して前記配線層
    と電気的に接続される磁気抵抗素子とを有することを特
    徴とする磁気抵抗素子を有する半導体装置。
JP9009975A 1997-01-23 1997-01-23 磁気抵抗素子を有する半導体装置 Pending JPH10209521A (ja)

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JP (1) JPH10209521A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6441611B2 (en) * 1998-07-08 2002-08-27 Fujitsu Limited Magnetic sensor having a GMR layer
US6734671B2 (en) * 2001-03-07 2004-05-11 Denso Corporation Magnetic sensor and manufacturing method therefor

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US6441611B2 (en) * 1998-07-08 2002-08-27 Fujitsu Limited Magnetic sensor having a GMR layer
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