JPH10208794A - 制御盤 - Google Patents

制御盤

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JPH10208794A
JPH10208794A JP944297A JP944297A JPH10208794A JP H10208794 A JPH10208794 A JP H10208794A JP 944297 A JP944297 A JP 944297A JP 944297 A JP944297 A JP 944297A JP H10208794 A JPH10208794 A JP H10208794A
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terminal block
control panel
panel
terminal
screw
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JP944297A
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Yasushi Kawamura
晏史 川村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子台の実装効率の向上、現地改造での端子
台パネル交換作業の作業時間の削減、上方からのネジ落
下による短絡事故の防止、それにヒュ−ズが切れた場合
どこの電線か、また電線の異常発熱により電線が焼ける
前兆を早期発見することのできる制御盤を提供すること
を課題とする。 【解決手段】 制御盤の奥行方向の中間部の左右に縦柱
を設けるとともに、これらの縦柱の前面及び後面に端子
台パネルを抱合わせて取付けてなる制御盤において、端
子台の向きを横取付とするとともに、略L字形のネジ落
下防止用カバ−を配設した前記端子台パネルを段積して
構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力及び一般産業
等の分野で使用される制御盤に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、発電プラントの制御装置は中央
制御室に配置される中央監視制御装置(以下、中操盤と
言う。)と、各々の制御および監視場所に配置する現場
制御盤(以下、現場盤と言う。)との別置構成とされて
いる。中操盤は日常の監視等の信号を現場盤より絶えず
抽出し、種々の監視および制御信号を入出力してプラン
ト制御を行っている。従って、中操盤と現場盤間の信号
入出力に関して、計器の定格等の関係から電線種別及び
回路分離等により、各種電線サイズが必要とされるの
で、中操盤と現場盤間には信号取合のため、中継用の制
御盤を設けるのが一般的である。
【0003】図18は従来の中継用の制御盤1の概要を
示す斜視図(正背面扉は図示していない)である。この
制御盤1は、制御盤箱体の奥行方向の中間部にコ字形の
縦柱42を盤幅の左右側面に設け、これらの縦柱の正背
面に、端子台4とコネクタ5又は端子台4のみを取り付
けた端子台パネル41を取り付けて構成されている。端
子台パネル41に取付けた端子台4は制御盤の高さ方向
に端子台の長手方向が向く様に配置されており、例えば
電線ケ−ブルの引き込みが下部の場合、外部からの電線
は制御盤の底面より立上げる。図18に示す外部からの
電線ケ−ブルは端子台接続線8とコネクタ接続線9で配
線ル−トを変えて行うが、制御盤床部より端子台パネル
の端子台間を通して適所の端子台4またはコネクタ5に
接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の制
御盤では、端子台パネル41の端子台4が縦取付である
ため、外部電線は上段では電線量が少なく下段ほど上段
部の電線が重なり太い束線となり、端子台4と電線8が
重なり配線作業が困難となる。また、床部の電線量で、
下段取付の端子台パネル41の端子台4の実装数が定ま
る条件があり、端子台の実装効率が悪く、制御盤の面数
が増えるので建屋の省スペ−ス化に問題があった。現状
の端子台の実装効率を上げるため縦取付から横取付に変
更した場合、上段取付の端子台の電線接続作業中に誤っ
てネジを落下させたような時、下方にある端子台パネル
41の端子台4にネジが入り込み、短絡事故を引き起こ
す恐れがあった。また、現地据付後の改造で端子台パネ
ル41の交換作業を行う場合、下段の端子台パネルは多
くの電線で被われ、作業性が悪いため下段の端子台パネ
ル交換作業には多くの時間を要した。
【0005】制御盤に使用される電線は回路を構成する
際、回路中にヒュ−ズを設けて保護されているが、一過
性の過電流が流れて回路が切れた時、回路のどの部分が
原因となったかは、事後調査によって究明せざるを得な
いため、調査に時間がかかっていた。また電線端子の圧
着不良、ネジのゆるみや負荷側の過電流等による発熱で
の電線寿命保全が成されていなかった。
【0006】本発明は以上の様な問題点を解決するため
になされたものであり、端子台の実装効率の向上、現地
改造での端子台パネル交換作業の作業時間の削減、上方
からのネジ落下による短絡事故の防止、それにヒュ−ズ
が切れた場合どこの電線か、また電線の異常発熱により
電線が焼ける前兆を早期発見することのできる制御盤を
提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の発明(請求項1に記載の発明)は、
制御盤箱体の奥行方向の中間部の左右に縦柱を設けると
共に、これらの縦柱の前面及び後面に端子台パネルを抱
合わせて取付けてなる制御盤において、端子台の向きを
横取付とするとともに、略L字形のネジ落下防止用カバ
−を配設した前記端子台パネルを段積して構成したこと
を特徴とすることを主な特徴とするものである。また、
本発明の第2の発明(請求項7に記載の発明)は、端子
台とコネクタとをブロック化した端子台ブロックを引出
及び回動手段を介してユニットケ−スに収納し、これら
のユニットケ−スを制御盤内に段積して成ることを特徴
とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】上述のように、本発明の第1の発
明の制御盤では、端子台パネルに端子台を横向きに取付
けるとともに、ネジ落下防止用カバ−を取付けるように
したので、横方向から配線を引き込むことにより束線を
細くでき、その結果、端子台間隔を狭くでき、取付スペ
−スを拡大できる。また、上方から落下してきたネジを
ひさしの部分でくい止め、下方にある端子台に落下する
のを防止することが出来る。
【0009】本発明においては、請求項2に記載のよう
に、ネジ落下防止用カバ−に端子台より突出したひさし
を設けるとともに、ひさしの部分を端子台の横方向の長
さよりも長くし、かつ、ひさしの上部に帯状の磁石を取
付けるようにしてもよい。このようにすれば、上方から
落下してきたネジを吸引し固着することができる。ま
た、請求項3に記載のように、ネジ落下防止用カバ−の
ひさしの上部を色付けして色相面とすれば、端子台パネ
ルの用途及び配線系統を容易に目視化できる。あるいは
請求項4に記載のように、ネジ落下防止用カバ−の材質
を透明とすれば、下方に配設された端子台パネルでネジ
落下防止用カバ−の真下にある端子台が良く見えるよう
になる。
【0010】本発明の制御盤においては、請求項5に記
載のように、端子台パネル取付部に長辺と短辺の2つの
辺を有する略コ字形の縦柱を制御盤箱体の左右に配置
し、端子台パネルを取付けることで、制御盤の中心と端
子台パネルの中心を偏心させて配置することが望まし
い。このようにすれば、コ字形の寸法を少し変えること
で外部電線の処理スペ−スにもなる。また、請求項6に
記載のように、最上段の端子台パネルの上方に格子状の
伸縮自在なケーブル載せ棚を備えることが望ましい。こ
の場合には、固定部と可動部の摺動により大きさを自在
に変えられるため、外部ケ−ブルの余長量又はケ−ブル
引き込み範囲を合わせてケ−ブル載せ棚の大きさが調整
できる。
【0011】本発明の第2の発明の制御盤においては、
端子台とコネクタとをブロック化(端子台ブロックと言
う。)し、これらの端子台ブロックを引出および回動手
段を介してユニットケ−スに収納し、これらのユニット
ケ−スを盤内に段積して構成しているので、制御盤の前
後スペ−スを有効に活用することができ、端子台ブロッ
クへ外部電線を接続する場合、ユニットのガイドレ−ル
後端まで摺動し回転軸を中心点に回動し接続しやすい角
度に開いて接続することができる。端子台ブロックの引
出および回動手段は、請求項8に記載のように、ブロッ
ク本体に設けた摺動部、上部回動ピンおよび下部回動ピ
ンと、ガイド用の溝と回動用の孔を備えたガイドレール
とから構成することができる。
【0012】また、本発明においては、請求項9に記載
のように、端子台または電線接続部に温度検出が出来る
感応手段を備えておくこともできる。この感応手段とし
て、例えば電線に温度検出形ワイヤマ−クを装着し、あ
るいは端子台に温度検出テ−プを装着しておけば、異常
発熱の際に温度検出形ワイヤマ−クや温度検出テ−プが
変色するので、異常箇所を目視で容易に判別出来、電線
寿命の予知に役立てることができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0014】図1は本発明の第1の発明の実施例の斜視
図であり、図2は図1における端子台パネルの拡大図で
ある。
【0015】これらの図において、制御盤1は盤箱体内
の左右側面に装着した一対の縦柱2と、これらの縦柱の
上下方向に段積して取付けた複数の端子台パネル3,3
´とから構成されている。端子台パネル3,3´は、そ
の幅方向に端子台の長手方向が向く様にして取付けた複
数の端子台4と、それらの横位置に配置したコネクタ5
と、端子台パネル3の各端子台上部に設けたネジ落下防
止用カバ−6とから構成されている。ネジ落下防止用カ
バ−6は略L字形をなし、端子台4の長手寸法より若干
長い寸法とされている。ネジ落下防止用カバ−6のひさ
し6aの深さ(図2(b)における左右方向の寸法)
は、端子台の高さ4aよりも少し大きくする。ネジ落下
防止用カバ−6の端子台パネル3への取付けは溶接、接
着あるいはネジ固定等、任意の方法で行うことができ
る。
【0016】このような構成の制御盤によれば、端子台
パネル3の端子台4の取付実装効率を向上することがで
きる。例えば、従来は図18で示す様に、12点用端子
台4が縦方向に4本の配列の場合、端子台4の間隔は床
面より立上がってくる外部電線8が集合する最下段の端
子台パネル41のところが、12点と4本の積となる4
8本の電線となることから、太い束線となり、それに見
合う間隔で端子台パネル内の端子台間隔を決めていた。
これに対して、本発明の制御盤では、図1に示す様に、
12点用の端子台4は横方向に1本配列であり、外部電
線8は縦柱2の辺を通って端子台パネル3の横から入
り、各々の端子台4へ接続される。従って、端子台に接
続される配線は12本の電線となるため、従来の4分の
1の細い束線となるので、端子台4の縦向き取付けに比
べ端子台間隔を狭くでき、その結果、あいたスペ−ス
に、より多くの端子台4を取付けることができる。従っ
て、従来の端子台パネル41に比べ、本発明の端子台パ
ネル3の端子台4の取付実装効率が向上する。
【0017】また、各端子台の上部にネジ落下防止用カ
バ−6を取付けてあるので、制御盤の盤内取付計器の取
付ネジや端子台4の接続部ネジの接続作業時に落下して
きたネジはネジ落下防止用カバ−6のひさし6a上に落
ちるが、ひさしの深さ6aは端子台4aの高さよりも大
きくしてあるため、ネジが端子台4側に落下することは
阻止される。従って、ネジが端子台4から落ちても短絡
事故の原因となるのを防止できる。
【0018】図3は本発明の制御盤におけるネジ落下防
止用カバーの実施例(請求項2に対応)を示すもので、
ネジ落下防止用カバ−6の平面の上側全面に帯状の磁石
7を設けてある。磁石7を設けることにより上方からの
落ちてきたネジは吸引され、周囲に飛散させない。従っ
てネジが端子台4に落下するのを防止できる。
【0019】図4はネジ落下防止用カバ−の他の実施例
(請求項3に対応)を示すもので、ネジ落下防止用カバ
−6の平面の上側全面に着色テ−プを固定するか、ある
いは塗料で塗色し、色相面51を形成してある。従来、
端子台パネルの用途は用途銘板の文字で、また配線系統
はケ−ブルNOや記号で判断するようにしていたが、文
字やケ−ブルNO、記号を探すのは大変であった。その
点、この実施例によればネジ落下防止用カバ−6を色相
面51で色分けすることで容易に目視化できるため、配
線変更等のメンテナンス作業時のヒュ−マンエラ−が防
止される。なお、着色又は塗色の範囲は、ネジ落下防止
用カバ−6の平面の一部範囲でも差支えない。
【0020】図5はネジ落下防止用カバ−の他の実施例
(請求項4に対応)を示すもので、ネジ落下防止用カバ
−61は透明の見やすい材質で構成されている。このよ
うにすることにより制御盤の下方に端子台パネル3を取
付けた場合でもネジ落下防止用カバ−61のすぐ下の端
子台4の電線接続状態をネジ落下防止用カバ−61を通
して見ることができる。従って端子台4の端子番号やワ
イヤマ−クの確認を、取付条件に影響なく行うことが出
来る。
【0021】図6は本発明の制御盤において使用される
縦柱の実施例(請求項5に対応)を示すもので、縦柱2
の断面形状は略コ字形として、端子台パネル3の取付け
面となる辺2a,2bと、制御盤箱体への取付面となる
辺2cで構成されている。ここで、辺2a,2bの寸法
2A,2Bの関係は2A>2Bとする。また辺2a,2
bの長手方向には任意のピッチで端子台パネル3の取付
孔3a,3bを設け、かつ辺cには制御盤ケーシングへ
の取付孔3cを設ける。制御盤箱体への取付はその左右
側面に縦柱2を取付けた後、端子台パネル3を縦柱2に
装着する。
【0022】この実施例においては、縦柱2に取付られ
た正面側の端子台パネル3の中心は制御盤正面(図1の
状態)より見て制御盤1の中心より左へ偏心し、背面側
の端子台パネル3´の中心は制御盤正面より見て制御盤
1の中心より右へ偏心する。したがって、外部電線8の
引き込みに際して、正背面側ともに右端を配線処理スペ
−スとして使うことが出来る。すなわち、制御盤1の床
部より立ち上げた端子台接続線8とコネクタ接続線9の
内、配線容量が多い端子台接続線を制御盤の右側面に沿
って立ち上げ、端子台パネルに側面より横方向に配線す
ることにより、配線の束線で端子台を被うという問題は
解消される。その結果、端子台パネル3の端子台間をコ
ンパクトにでき、端子台パネル3の交換および配線作業
が容易に出来る。
【0023】図7は本発明においてケ−ブル載せ棚を使
用する実施例(請求項6に対応)の斜視図であり、図8
はケ−ブル載せ棚の概略構成を示す平面図である。これ
らの図において、ケ−ブル載せ棚11は固定部11aと
可動部11bとから構成されている。固定部11aは例
えば円形の中空材とし、可動部11bは固定部11aの
中空材の円径より小さい径を有する丸棒材とし、固定部
11aの中空材の内部に可動部11bの丸棒材を摺動自
在に挿入し、これらをくし形に組合せて構成されてい
る。このケ−ブル載せ棚11は固定部11aを縦柱2間
にかけ渡された連結部材10の上端に固定されている。
ケ−ブル載せ棚11は外部ケ−ブル9´の余長量やケ−
ブル引き込み範囲等に合わせて可動部11bを摺動さ
せ、スペ−スを調整して利用される。すなわち、外部ケ
−ブル9´を天井部より引き込む場合、可動部11bを
縮めておき、外部ケ−ブルの引込作業が容易となるよう
にスペ−スを確保する。外部ケ−ブルの引き込み作業
後、盤内の配線ル−トに見合って可動部11bを伸ばし
て外部ケ−ブル9´を保持する。従って、天井部から引
込む場合は、余長分をケ−ブル載せ棚11で容易に処理
することができる。
【0024】図9〜図14は本発明の第2の発明(請求
項7,8に対応)の実施例を示すもので、図9(a),
(b)に示すように、端子台パネル3を小形化した端子
台ブロック21と、これらの端子台ブロック21の摺動
用の上部ガイドレール23aと下部ガイドレール23b
とを設けたユニットケース22を制御盤1の盤内に取付
けて構成されている。
【0025】端子台ブロック21は、図10に拡大して
示すように、ブロック本体21a上に配置した端子台4
とコネクタ5、及び端子台の後面端子4aとコネクタの
後面端子5aの間を接続する電線24とで構成されてい
る。ブロック本体21aには上部回動ピン25と下部回
動ピン26を設けるとともに、上部段差21cと下部段
差21dが形成されている。また、ブロック本体21a
の後面にはユニットケース22にネジで固定する固定用
孔21bが形成されている。
【0026】上部ガイドレール23aは、図11に拡大
して示すように、長手方向に溝23dがあり、後端近傍
に溝より径の大きい孔23eがあいている。また、後端
には凸状のすき間23gを設けてある。下部ガイドレー
ル23bは、図12に拡大して示すように、長手方向に
溝23hがあり、後端近傍には上部ガイドレール23a
と同じ位置に溝23hより径の大きい孔23fがあいて
いる。さらに溝溝23hと孔23fの下には図13に示
す当て板23cが固着されている。
【0027】端子台ブロック21は、図14に示すよう
に上部ガイドレール23aと下部ガイドレール23bの
溝に沿って長手方向に摺動し、摺動部22bが下部ガイ
ドレール23bの後端を全部通過すると、下部回動ピン
26が下部ガイドレール23b上に接合し摺動する。ま
た、下部回動ピン26の突出部26aも溝に入り、溝に
沿って摺動する。その状態で端子台ブロック21をさら
に後部へ移動させると、図15に示すように、下部回動
ピン26が下部ガイドレール23bの孔23fに嵌入す
ると同時に上部回動ピン25も上部ガイドレール23a
の孔23eに嵌入する。図15に示す状態において、端
子台ブロック21は、上部ガイドレール23aの孔23
eと上部回動ピン25、及び下部ガイドレール23bの
孔23fと下部回動ピン26を回転軸とし、矢符A方向
に回動することができる。また、端子台ブロック21を
ユニットケース22から引出す場合には、図14に示す
ように、端子台ブロック21の上部回動ピン25を上部
ガイドレール23aの凸穴23gに通すことにより引出
すことができる。このように、端子台ブロック21をユ
ニットケース22に納めることにより、制御盤1の前後
スペースを有効に利用でき、端子台21の実装効率が向
上する。以上説明したように、本発明の第2の発明によ
れば、端子台をパネル取付方式からユニット収納方式に
することで、遊んでいた奥行方向のスペースを有効に利
用できるため、制御盤の面数を1/2に削減でき建屋の
省スペース化が図れ、客先ニーズに応えることができ
る。
【0028】図16、図17は本発明の請求項9に対応
する実施例である。図16は、端子台4と外部電線8と
の接続部において、外部電線8の末端部の圧着端子32
の近傍に温度検出形ワイヤチューブ31を設けた例を示
し、図17は、端子台4の電線接合部近くに、直接温度
検出テープ33を設けた例を示す。これらの実施例にお
いて、温度検出ワイヤチューブ31と温度検出テ−プ3
3は、一定の上昇温度段階で色が変わり、かつ温度が下
がっても変色は残る材料を用いて構成されている。従っ
て、外部電線8と端子台4との接合部の圧着不良、ネジ
のゆるみ等による異常発熱部を温度検出形ワイヤマーク
31または温度検出テープ33の変色で検知することが
出来る。また、回路構成上からはヒューズが切れる寸前
の許容内の過電流が電線に流れ続けた場合、電線自体の
異常発熱で絶縁被覆が徐々にもろくなるが、その前に温
度検出形ワイヤマーク31が変色するので、電線寿命保
全の警報として利用することができる。またヒューズが
切れた場合、異常箇所がどこであったかをつきとめるの
に、温度検出形ワイヤマーク31は過電流により変色し
た状態であるため過電流がなくなった後も、回路チェッ
クでどこに異常箇所があったかを目視で容易に判別する
ことが出来る。
【0029】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、端子台
の実装効率の向上、現地改造での端子台パネル交換作業
の作業時間の削減、上方からのネジ落下による短絡事故
の防止、それにヒュ−ズが切れた場合どこの電線か、ま
た電線の異常発熱により電線が焼ける前兆を早期発見す
ることのできる制御盤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の発明の実施例を示す制御盤の斜
視図。
【図2】図1の端子台パネルを拡大して示すもので、
(a)はその正面図、(b)はその側面図。
【図3】本発明において使用されるネジ落下防止用カバ
ーの実施例を示すもので、(a)は正面図、(b)は側
面図。
【図4】本発明において使用されるネジ落下防止用カバ
ーの実施例を示すもので、(a)は正面図、(b)は側
面図。
【図5】本発明において使用されるネジ落下防止用カバ
ーの実施例を示すもので、(a)は正面図、(b)は側
面図。
【図6】本発明において使用される縦柱の実施例を示す
もので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左
側面図、(d)は右側面図。
【図7】本発明において使用されるケーブル載せ棚を取
付けた状態を例示する斜視図。
【図8】図7のケーブル載せ棚の平面図。
【図9】本発明の第2の発明の実施例を示すもので、
(a)は同図(b)のa−a線に沿う断面図、(b)は
制御盤の内部実装図。
【図10】図9の実施例における端子台ブロックを拡大
して示すもので、(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は下面図、(d)は側面図。
【図11】図9の実施例における上部ガイドレールを拡
大して示すもので、(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は側面図。
【図12】図9の実施例における下部ガイドレールを拡
大して示すもので、(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は側面図。
【図13】図9の実施例における当て板を拡大して示す
もので、(a)は平面図、(b)は側面図。
【図14】図9の実施例における端子台ブロックとガイ
ドレールの組合せ状態を示すもので、(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)は(b)のc−c線に沿う断面
図、(d)は側面図。
【図15】図9の実施例における端子台ブロックの摺動
および回動状態を説明するもので、(a)は平面図、
(b)は正面図。
【図16】本発明において使用される電線に温度検出形
ワイヤマークを装着した状態を例示する説明図。
【図17】本発明において使用される端子台に温度検出
テープを装着した状態を例示する説明図。
【図18】従来の制御盤の概略構成を示す斜視図。
【符号の説明】
1……制御盤 2,42……縦柱 3,3´,41……端子台パネル 4……端子台 5……コネクタ 6,61……ネジ落下防止用カバ− 7……帯状の磁石 8……端子台接続線(外部電線) 9,9´……コネクタ接続線(外部ケーブル) 10……連結部材 11……ケ−ブル載せ棚 21……端子台ブロック 22……ユニットケース 23a…上部ガイドレール 23b…下部ガイドレール 25……上部回動ピン 26……下部回動ピン 31……温度検出形ワイヤチューブ 33……直接温度検出テープ 51……色相面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御盤箱体の奥行方向の中間部の左右に
    縦柱を設けると共に、これらの縦柱の前面及び後面に端
    子台パネルを抱合わせて取付けてなる制御盤において、
    端子台の向きを横取付とするとともに、略L字形のネジ
    落下防止用カバ−を配設した前記端子台パネルを段積し
    て構成したことを特徴とする制御盤。
  2. 【請求項2】 ネジ落下防止用カバ−に端子台パネルの
    端子台より突出したひさしを設けるとともに、該ひさし
    の部分が前記端子台の横方向の長さよりも長く、かつそ
    の上部に帯状の磁石が取付けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載の制御盤。
  3. 【請求項3】 端子台パネルの取付部に長辺と短辺の2
    つの辺を有する略コ字形の縦柱を制御盤箱体の左右に配
    置し、これらの縦柱に前記端子台パネルを取付けること
    で、制御盤の中心と前記端子台パネルの中心を偏心させ
    て配置したことを特徴とする請求項1ないし2のいずれ
    か一項に記載の制御盤。
  4. 【請求項4】 制御盤箱体内部に伸縮自在のケーブル載
    せ棚を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れか一項に記載の制御盤。
  5. 【請求項5】 端子台とコネクタとをブロック化した端
    子台ブロックを引出及び回動手段を介してユニットケ−
    スに収納し、これらのユニットケ−スを制御盤内に段積
    して成ることを特徴とする制御盤。
  6. 【請求項6】 端子台ブロックの引出及び回動手段が、
    ブロック本体に設けた摺動部、上部回動ピンおよび下部
    回動ピンと、ガイド用の溝と回動用の孔を備えたガイド
    レールとから構成されていることを特徴とする請求項5
    に記載の制御盤。
  7. 【請求項7】 端子台または電線接続部に温度検出が出
    来る感応手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし
    6のいずれか一項に記載の制御盤。
JP944297A 1997-01-22 1997-01-22 制御盤 Withdrawn JPH10208794A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000166119A (ja) * 1998-11-25 2000-06-16 Mitsubishi Electric Corp 無停電電源装置
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