JPH10208406A - ディジタルデータ再生装置 - Google Patents

ディジタルデータ再生装置

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Publication number
JPH10208406A
JPH10208406A JP851897A JP851897A JPH10208406A JP H10208406 A JPH10208406 A JP H10208406A JP 851897 A JP851897 A JP 851897A JP 851897 A JP851897 A JP 851897A JP H10208406 A JPH10208406 A JP H10208406A
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JP
Japan
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interval
data
edge
signal
digital data
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Application number
JP851897A
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English (en)
Inventor
Yukari Hiratsuka
由香里 平塚
Naoki Kizu
直樹 木津
Shigeru Matsui
滋 松井
Noboru Yashima
昇 八嶋
Kazuhiro Sugiyama
和宏 杉山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク上に位相変調記録された所定フォー
マットの固有情報を任意の回転速度で読み出し、再生で
きるディジタルデータ再生装置を得る。 【解決手段】 読み出し信号から固有情報が書き込まれ
た領域にあたる信号のエッジを検出する検出回路1と、
エッジ間の間隔を計るカウンタ2と、エッジ間の間隔の
比が特定の値になることを検出して同期パターンの検出
を行う同期パターン検出回路3と、この検出したエッジ
間隔により読み出した信号の位相変調の復調を行う復調
回路5,6を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルデータ
に誤り訂正符号(ECC)を付加した後、位相変調し特
定のパターンを含む同期信号を付加して記録した媒体よ
り任意の速度で、ディジタルデータを再生する装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置に対して、ディスクの識
別等の固有情報を記録するために、ディスクの製造後、
記録エリアとは別に、ディスクの最内周等にディスクの
表面から固有情報を記録する手法がとられている。この
固有情報は、ディスクを入れた直後に読みとることが必
要である。しかし、ディスクを入れた直後はディスクの
回転数等が安定していないため、予め定められた回転数
でディスクを回転させてこのデータを読みとることが必
要となる。
【0003】図4に上記固有情報の記録方式の一例を示
す。図に示すように、データに対しては、列方向に誤り
訂正符号(ECC)が付加され、各行毎に同期バイト
(SB)が付加されている。同期バイトは、複数の行か
らなるブロック単位で、同じものが用いられ、図5に示
すように、固定の同期パターンと各ブロック番号からな
っている。また、データの前に固定の値をもつデータ
(プレアンブルデータ)の領域が設けられている。そし
て、記録時には、上記フォーマットをもつディジタルデ
ータに対し位相変調を施し、チャンネルビット1に対し
書き込みを行うように記録されている。このようなデー
タが記録されているディスクよりデータを読み出すに
は、まず、ピックアップにより読み出された信号から1
の記録されている領域を検出し、同期信号をもとにディ
ジタル復調を施し、データに対し誤り訂正を行って正し
いデータを再生する。
【0004】以上のように記録されたデータをディスク
のセッティング後、なるべくスムーズに読み出すために
は、回転が安定していなくても任意の回転速度でデータ
読み出しが行え、読み出し時の誤りに強い処理を行うこ
とが必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、先に
示したようなフォーマットをもち、位相変調記録された
ディスク上の固有情報を任意の速度で回転させて読み出
し、再生できるディジタルデータ再生装置を得ることで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ディジタルデータ再生装置は、読み出し信号よりデータ
の書き込みが行われた領域にあたる信号のエッジを検出
するエッジ検出回路と、検出されたエッジの間の間隔を
計るカウンタと、このカウンタにより得られたエッジ間
の間隔ni と一つ前の間隔ni −1のうち所定の関係を
満たすものを同期パターンとして検出するとともに最小
エッジ間隔Nを定める同期パターン検出回路と、上記同
期パターン検出回路より得られる最小エッジ間隔Nに対
し、各エッジ間の間隔ni が何倍にあたるかにより1と
1の間のビット間距離を決定し、位相変調された信号の
復調を行いディジタルデータに変換する復調回路と、復
調されたデータの誤り訂正を行う誤り訂正回路とを備え
たものである。
【0007】また、本発明の請求項2に係るディジタル
データ再生装置は、読み出し信号よりデータの書き込み
が行われた領域にあたる信号のエッジを検出するエッジ
検出回路と、検出されたエッジの間の間隔を計るカウン
タと、このカウンタにより得られたエッジ間の間隔ni
と一つ前の間隔ni −1のうち所定の関係を満たすもの
を同期パターンとして検出するとともに最小エッジ間隔
Nを定める同期パターン検出回路と、上記カウンタより
得られた連続するエッジ間の間隔ni が所定の関係を満
たす場合に固定データと判定し最小エッジ間隔Nを定め
る固定データ検出回路と、上記同期パターン検出回路に
より同期検出が行われなかった場合、上記固定データ検
出回路にて得られた値Nを最小エッジ間隔NとするN決
定回路と、上記N決定回路より得られる最小エッジ間隔
Nに対し、各エッジ間の間隔niが何倍にあたるかによ
り1と1の間の距離を決定し、位相変調された信号の復
調を行いディジタルデータに変換する復調回路と、復調
されたデータの誤り訂正を行う誤り訂正回路とを備えた
ものである。
【0008】また、本発明の請求項3に係るディジタル
データ再生装置は、読み出し信号よりデータの書き込み
が行われた領域にあたる信号のエッジを検出するエッジ
検出回路と、検出されたエッジの間の間隔を計るカウン
タと、このカウンタにより得られたエッジ間の間隔ni
と一つ前の間隔ni −1のうち所定の関係を満たすもの
を同期パターンとして検出するとともに最小エッジ間隔
Nを定める同期パターン検出回路と、上記同期パターン
検出回路にて第1の同期パターンが検出された後、次の
同期パターンの位置を予測し、予測した位置にウィンド
ウをかけ、上記同期パターン検出回路にて同期検出を行
う際にウィンドウの位置に検出された場合にのみ同期検
出有効とする同期位置予測回路と、上記同期パターン検
出回路より得られる最小エッジ間隔Nに対し、各エッジ
間の間隔ni が何倍にあたるかにより1と1の間のビッ
ト間距離を決定し、位相変調された信号の復調を行いデ
ィジタルデータに変換する復調回路と、復調されたデー
タの誤り訂正を行う誤り訂正回路とを備えたものであ
る。
【0009】また、本発明の請求項4に係るディジタル
データ再生装置は、読み出し信号よりデータの書き込み
が行われた領域にあたる信号のエッジを検出するエッジ
検出回路と、検出されたエッジの間の間隔を計るカウン
タと、このカウンタにより得られたエッジ間の間隔ni
と一つ前の間隔ni −1のうち所定の関係を満たすもの
を同期パターンとして検出するとともに最小エッジ間隔
Nを定める同期パターン検出回路と、上記最小エッジ間
隔Nと各エッジ間の間隔ni よりディスクの回転速度の
変動を推定し変動に応じて最小エッジ間隔を補正するN
補正回路と、上記N補正回路より得られる補正された最
小エッジ間隔N’に対し、各エッジ間の間隔ni が何倍
にあたるかにより1と1の間のビット間距離を決定し、
位相変調された信号の復調を行いディジタルデータに変
換する復調回路と、復調されたデータの誤り訂正を行う
誤り訂正回路とを備えたものである。
【0010】また、本発明の請求項5に係るディジタル
データ再生装置は、読み出し信号よりデータの書き込み
が行われた領域にあたる信号のエッジを検出するエッジ
検出回路と、検出されたエッジの間の間隔を計るカウン
タと、このカウンタにより得られたエッジ間の間隔ni
と一つ前の間隔ni −1のうち所定の関係を満たすもの
を同期パターンとして検出するとともに最小エッジ間隔
Nを定める同期パターン検出回路と、上記同期パターン
検出回路より得られる最小エッジ間隔Nに対し、各エッ
ジ間の間隔ni が何倍にあたるかにより1と1の間のビ
ット間距離を決定し、位相変調された信号の復調を行い
ディジタルデータに変換する復調回路と、データ復調の
際に位相変調の規則に合わない復調誤りを検出し検出し
た位置に誤りフラグを付加する復調誤り検出回路と、復
調されたデータの誤りフラグを利用して誤り訂正を行う
誤り訂正回路とを備えたものである。
【0011】また、本発明の請求項7に係るディジタル
データ再生装置は、読み出し信号よりデータの書き込み
が行われた領域にあたる信号のエッジを検出するエッジ
検出回路と、検出されたエッジの間の間隔を計るカウン
タと、このカウンタにより得られたエッジ間の間隔ni
と一つ前の間隔ni −1のうち所定の関係を満たすもの
を同期パターンとして検出するとともに最小エッジ間隔
Nを定める同期パターン検出回路と、上記同期パターン
検出回路より得られる最小エッジ間隔Nに対し、各エッ
ジ間の間隔ni が何倍にあたるかにより1と1の間のビ
ット間距離を決定し、位相変調された信号の復調を行い
ディジタルデータに変換する復調回路と、復調されたデ
ータの同期信号中のブロック番号に従って復調された位
置が異なる場合にはブロック番号の示す位置に置き換え
て誤り訂正を行う誤り訂正回路とを備えたものである。
【0012】また、本発明の請求項8に係るディジタル
データ再生装置は、読み出し信号よりデータの書き込み
が行われた領域にあたる信号のエッジを検出するエッジ
検出回路と、検出されたエッジの間の間隔を計るカウン
タと、このカウンタにより得られたエッジ間の間隔ni
と一つ前の間隔ni −1のうち所定の関係を満たすもの
を同期パターンとして検出するとともに最小エッジ間隔
Nを定める同期パターン検出回路と、上記同期パターン
検出回路より得られる最小エッジ間隔Nに対し、各エッ
ジ間の間隔ni が何倍にあたるかにより1と1の間のビ
ット間距離を決定し、位相変調された信号の復調を行い
ディジタルデータに変換する復調回路と、復調されたデ
ータの同期信号中のブロック番号に従って復調された位
置が異なる場合にはブロック番号の示すブロックに置き
換え、ブロック中で行を置き換えながら繰り返し訂正を
試みる誤り訂正回路とを備えたものである。
【0013】また、本発明の請求項9に係るディジタル
データ再生装置は、読み出し信号よりデータの書き込み
が行われた領域にあたる信号の立ち下がりエッジを検出
するエッジ検出回路と、検出されたエッジの間の間隔を
計る第1のカウンタと、読み出し信号よりデータの書き
込みが行われた領域にあたる信号の立ち上がりエッジを
検出するエッジ検出回路と、検出されたエッジの間の間
隔を計る第2のカウンタと、第1のカウンタより得られ
たエッジ間の間隔ni と第2のカウンタより得られたエ
ッジ間の間隔ni の差が最小エッジ間隔Nに応じて定ま
る所定の値より大きい場合には検出されたエッジはノイ
ズであると判断し、次のエッジが検出されるまでのエッ
ジ間の間隔を計るように第1のカウンタおよび第2のカ
ウンタを制御し、2つのカウンタから得られるエッジ間
の間隔ni がほぼ同じ場合のエッジ間隔ni を出力する
両エッジの変動差によるノイズ除去回路と、上記ノイズ
除去回路により得られたエッジ間の間隔ni と一つ前の
間隔ni −1のうち所定の関係を満たすものを同期パタ
ーンとして検出するとともに最小エッジ間隔Nを定める
同期パターン検出回路と、上記同期パターン検出回路よ
り得られる最小エッジ間隔Nに対し、各エッジ間の間隔
ni が何倍にあたるかにより1と1の間のビット間距離
を決定し、位相変調された信号の復調を行いディジタル
データに変換する復調回路と、復調されたデータの誤り
訂正を行う誤り訂正回路とを備えたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の請求項1に係るディジ
タルデータ再生装置においては、エッジ検出回路によっ
て読み出し信号よりデータの書き込みが行われた領域に
あたる信号のエッジが検出され、カウンタによって検出
されたエッジの間の間隔が計られ、同期パターン検出回
路によってカウンタにより得られたエッジ間の間隔ni
と一つ前の間隔ni −1のうち所定の関係を満たすもの
が同期パターンとして検出されるとともに最小エッジ間
隔Nが定められ、復調回路によって上記同期パターン検
出回路より得られる最小エッジ間隔Nに対し、各エッジ
間の間隔ni が何倍にあたるかにより1と1の間のビッ
ト間距離が決定され、位相変調された信号の復調が行わ
れディジタルデータに変換されて、誤り訂正回路によっ
て復調されたデータの誤り訂正が行われる。
【0015】この発明の請求項2に係るディジタルデー
タ再生装置においては、エッジ検出回路によって読み出
し信号よりデータの書き込みが行われた領域にあたる信
号のエッジが検出され、カウンタによって検出されたエ
ッジの間の間隔が計られ、同期パターン検出回路によっ
てカウンタにより得られたエッジ間の間隔ni と一つ前
の間隔ni −1のうち所定の関係を満たすものが同期パ
ターンとして検出されるとともに最小エッジ間隔Nが定
められ、固定データ検出回路によって上記カウンタより
得られた連続するエッジ間の間隔ni が所定の関係を満
たす場合に固定データと判定され、固定データのni よ
り最小エッジ間隔Nが定められ、N決定回路によって上
記同期パターン検出回路により同期検出が行われなかっ
た場合、上記固定データ検出回路にて得られた値Nが最
小エッジ間隔Nとされ、復調回路によって上記N決定回
路より得られる最小エッジ間隔Nに対し、各エッジ間の
間隔ni が何倍にあたるかにより1と1の間のビット間
距離が決定され、位相変調された信号の復調が行われデ
ィジタルデータに変換されて、誤り訂正回路によって復
調されたデータの誤り訂正が行われる。
【0016】この発明の請求項3に係るディジタルデー
タ再生装置においては、エッジ検出回路によって読み出
し信号よりデータの書き込みが行われた領域にあたる信
号のエッジが検出され、カウンタによって検出されたエ
ッジの間の間隔が計られ、同期パターン検出回路によっ
てカウンタにより得られたエッジ間の間隔ni と一つ前
の間隔ni −1のうち所定の関係を満たすものが同期パ
ターンとして検出されるとともに最小エッジ間隔Nが定
められ、同期位置予測回路によって上記同期パターン検
出回路にて第1の同期パターンが検出された後、次の同
期パターンの位置が予測され、予測した位置にウィンド
ウがかけられ、上記同期パターン検出回路にて同期検出
が行われる際にウィンドウの位置に検出された場合にの
み同期検出有効とされ、復調回路によって上記同期パタ
ーン検出回路より得られる最小エッジ間隔Nに対し、各
エッジ間の間隔ni が何倍にあたるかにより1と1の間
のビット間距離が決定され、位相変調された信号の復調
が行われ、ディジタルデータに変換されて、誤り訂正回
路によって復調されたデータの誤り訂正が行われる。
【0017】この発明の請求項4に係るディジタルデー
タ再生装置においては、エッジ検出回路によって読み出
し信号よりデータの書き込みが行われた領域にあたる信
号のエッジが検出され、カウンタによって検出されたエ
ッジの間の間隔が計られ、同期パターン検出回路によっ
てカウンタにより得られたエッジ間の間隔ni と一つ前
の間隔ni −1のうち所定の関係を満たすものが同期パ
ターンとして検出されるとともに最小エッジ間隔Nが定
められ、N補正回路によって上記最小エッジ間隔Nと各
エッジ間の間隔ni よりディスクの回転速度の変動が推
定され変動に応じて最小エッジ間隔が補正され、復調回
路によって上記N補正回路より得られる補正された最小
エッジ間隔N’に対し、各エッジ間の間隔ni が何倍に
あたるかにより1と1の間のビット間距離が決定され、
位相変調された信号の復調が行われディジタルデータに
変換されて、誤り訂正回路によって復調されたデータの
誤り訂正が行われる。
【0018】この発明の請求項5に係るディジタルデー
タ再生装置においては、エッジ検出回路によって読み出
し信号よりデータの書き込みが行われた領域にあたる信
号のエッジが検出され、カウンタによって検出されたエ
ッジの間の間隔が計られ、同期パターン検出回路によっ
てカウンタにより得られたエッジ間の間隔ni と一つ前
の間隔ni −1のうち所定の関係を満たすものが同期パ
ターンとして検出されるとともに最小エッジ間隔Nが定
められ、復調回路によって上記同期パターン検出回路よ
り得られる最小エッジ間隔Nに対し、各エッジ間の間隔
ni が何倍にあたるかにより1と1の間のビット間距離
が決定され、位相変調された信号の復調が行われディジ
タルデータに変換されて、復調誤り検出回路によってデ
ータ復調の際に位相変調の規則に合わない復調誤りが検
出され検出された位置に誤りフラグが付加され、誤り訂
正回路によって復調されたデータの誤りフラグを利用し
て誤り訂正が行われる。
【0019】この発明の請求項6に係るディジタルデー
タ再生装置における復調誤り検出回路においては、復調
回路より得られた記録されたデータのビット間距離が同
期パターン以外の位置の4T、または5T、または1T
と1Tの連続、または3Tと3Tの連続という特定の値
が得られた場合、あるいは、データ変換により得られた
データビット数が同期パターン間のデータの数に一致し
ない場合に、その位置あるいはその同期パターン間に含
まれるデータすべてに誤りフラグがたてられるか、ある
いは、推定できる値に置き換えられる。
【0020】この発明の請求項7に係るディジタルデー
タ再生装置における誤り訂正回路においては、同期信号
中に含まれるブロック番号が復調された位置と異なる場
合には、ブロック番号の示す位置にデータが置き換えら
れる。
【0021】この発明の請求項8に係るディジタルデー
タ再生装置における誤り訂正回路においては、同期信号
中に含まれるブロック番号では、ブロック中の位置が特
定できない場合には、そのブロック中で行を置き換えな
がら繰り返し訂正が試みられる。
【0022】この発明の請求項9に係るディジタルデー
タ再生装置においては、立ち下がりエッジ検出回路によ
って読み出し信号よりデータの書き込みが行われた領域
にあたる信号の立ち下がりエッジが検出され、第1のカ
ウンタによって検出された立ち下がりエッジの間の間隔
が計られ、立ち上がりエッジ検出回路によって読み出し
信号よりデータの書き込みが行われた領域にあたる信号
の立ち上がりエッジが検出され、第2のカウンタによっ
て検出された立ち上がりエッジの間の間隔が計られ、両
エッジの変動差によるノイズ除去回路によって第1のカ
ウンタより得られた立ち下がりエッジ間の間隔ni と第
2のカウンタより得られた立ち上がりエッジ間の間隔n
i の差が最小エッジ間隔Nに応じて定まる所定の値より
大きい場合には、検出されたエッジはノイズであると判
断され、次のエッジが検出されるまでのエッジ間の間隔
が計られるように第1および第2のカウンタが制御さ
れ、2つのカウンタから得られるエッジ間の間隔ni が
ほぼ同じ場合のエッジ間隔ni が出力され、同期パター
ン検出回路によって上記ノイズ除去回路により得られた
エッジ間の間隔ni と一つ前の間隔ni −1のうち所定
の関係を満たすものが同期パターンとして検出されると
ともに最小エッジ間隔Nが定められ、復調回路によって
上記同期パターン検出回路より得られる最小エッジ間隔
Nに対し、各エッジ間の間隔ni が何倍にあたるかによ
り1と1の間のビット間距離が決定され、位相変調され
た信号の復調が行われディジタルデータに変換されて、
誤り訂正回路によって復調されたデータの誤り訂正が行
われる。
【0023】本発明の実施の形態の説明の前に、位相変
調、同期信号および記録方式について説明する。位相変
調とは、図6に示すようにデータビットの0をチャンネ
ルビットの10に、データビットの1をチャンネルビッ
トの01に置き換えるもので、図7に示すように連続す
るデータビットの組み合わせにより、連続するチャンネ
ルビットの1と1の間に存在する0の数は、0、1、2
の3通りとなる。これに対し、1バイトの同期信号は、
図8に示すように8チャンネルビットの固定パターンと
その信号の所属するブロックごとに付けられる4データ
ビットから成り、このブロック番号も位相変調される。
また、固定パターン中には、1と1の間に0が3つ存在
するパターンが使われている。
【0024】次に、変調されたデータは、図9に示すよ
うに、ディスクの最内周の部分にチャンネルビットが1
である場合にレーザーによる書き込みを行うように記録
される。記録されたデータをピックアップにより読み出
したときの信号は、図10に示したように、チャンネル
ビット1が連続した場合に記録される最小距離を1Tと
した場合に書き込みが行われた部分だけ再生レベルが小
さくなる。したがって、再生信号をフィルタに通した場
合、図11に示すように、例えば信号の立ち下がりエッ
ジから次の立ち下がりエッジまでの間隔がチャンネルビ
ット1と1の間の間隔となる。
【0025】ここで、チャンネルビットの1と1との間
に存在する0の数に対する1と1との間のビット間距離
の関係は、0の数が0のとき最小距離1Tに対して、1
のとき2T、2のとき3T、3のとき4Tとする。ディ
スクを回転させて読み出した信号の1と1の間のビット
間距離を求めようとする場合、一定の周期でカウントア
ップするカウンタにてエッジからエッジまでの間を数え
る方法では、ディスクの回転数によってその数が変化す
るため、あらかじめディスクの回転数が固定値になるよ
うに回転させることが考えられる。しかし、瞬時に情報
を得るためには、回転開始時の任意の回転数にてデータ
の読み出しが行えることが望ましい。本発明では、任意
の回転数によるデータ読み出しを行う。
【0026】以下、本発明をその実施の形態を示す図面
に基づいて具体的に説明する。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1であるデ
ィジタルデータ再生装置のブロック構成図である。図に
おいて、1は記録媒体からの読み出し信号からデータの
書き込みが行われた領域にあたる信号のエッジを検出す
るエッジ検出回路、2は検出されたエッジ間の間隔を計
るカウンタ、3はカウンタ2により得られたエッジ間の
間隔ni と、一つ前の間隔ni −1よりni −1/ni
=4となる場合を同期パターンとして検出するととも
に、その時のni を最小エッジ間隔Nとする同期パター
ン検出回路、4は同期パターン検出回路3より得られる
最小エッジ間隔Nに対し、各エッジ間の間隔ni が何倍
にあたるかにより1と1の間のビット間距離を決定する
1,1間のビット間距離決定回路、5は上記ビット間距
離より位相変調された信号の復調を行いディジタルデー
タに変換するデータ変換器、6は復調されたデータの誤
り訂正を行う誤り訂正回路である。
【0027】次に動作について説明する。ディスクを任
意の回転数で回転させて信号を読み出し、フィルタを通
した再生信号は図11に示すようにチャンネルビット1
が書き込まれている部分の信号レベルが低くなるのでエ
ッジ検出回路1にて所定のしきい値を下回る位置を立ち
下がりエッジとして検出する。次にカウンタ2にてエッ
ジ検出回路1で検出されたエッジ間の間隔ni をカウン
トする。ここで、カウントした値は、回転速度により異
なるが、ほぼ同じ速度で回転している場合、隣接するエ
ッジ間の間隔の比はほぼ一定となる。また、図8に示す
ように同期信号の固定パターン中にのみ4T、1Tの距
離が連続するパターンが含まれている。そこで、カウン
タ2にて得られた間隔ni と一つ前の間隔ni −1の比
がni −1/ni =4となる場合を同期パターンとして
同期パターン検出回路3にて検出する。また、このとき
のni を最小エッジ間隔Nとする。
【0028】次に、1,1間のビット間距離決定回路4
にて同期パターン検出回路3にて得られた最小エッジ間
隔Nとカウンタ2にて得られるエッジ間の間隔ni の比
ni/Nより1と1の間のビット間距離を求め、データ
変換器5にてチャンネルビットからデータビットへの復
調を行う。データ変換の方法としては、1と1の間のビ
ット間距離から間に0を挿入することによりチャンネル
ビットに復調し、チャンネルビットの10をデータビッ
トの0に変換し、チャンネルビットの01をデータビッ
トの1に変換する方法、または、図7に示すように、デ
ータビットが00または11のときの1と1の間の距離
が2Tとなり、01、10のときは、3T、1Tとビッ
ト間距離が奇数になる関係から、同期パターンの後、ビ
ット間距離が2Tならばデータビットは前の値と同じ
に、ビット間距離が奇数であればデータビットは前の値
を反転させるように変換する方法等をとる。そして、復
調後、誤り訂正回路6にて復調したディジタルデータの
誤りを訂正する。
【0029】以上のように、エッジ間の間隔の比が特定
の値になることを検出して同期パターンの検出を行い、
位相変調の復調を行うようにしたので、再生信号の再生
速度が任意であっても復調可能となる。
【0030】実施の形態2.図2は、本発明の実施の形
態2であるディジタルデータ再生装置のブロック構成図
である。図において、1から5は実施の形態1と同様
に、1は記録媒体からの読み出し信号よりデータの書き
込みが行われた領域にあたる信号のエッジを検出するエ
ッジ検出回路、2は検出されたエッジ間の間隔を計るカ
ウンタ、3はカウンタにより得られたエッジ間の間隔n
i と一つ前の間隔ni −1よりni −1/ni =4とな
る場合を同期パターンとして検出するとともにその時の
ni を最小エッジ間隔Nとする同期パターン検出回路、
4は得られた最小エッジ間隔Nに対し、各エッジ間の間
隔ni が何倍にあたるかにより1と1の間のビット間距
離を決定する1,1間のビット間距離決定回路、5は上
記ビット間距離より位相変調された信号の復調を行いデ
ィジタルデータに変換するデータ変換器である。
【0031】また、11は2Tパターンが連続して記録
されていることを検出し、検出された時のエッジ間の間
隔ni を2分の1した値を最小エッジ間隔Nとする2T
検出回路、12は同期パターン検出回路3にて同期検出
が行われなかった場合に2T検出回路11にて得られた
値Nを最小エッジ間隔NとするN決定回路、13は同期
パターン検出回路3にて第1の同期パターンが検出され
た後、次の同期パターンの位置を予測し、予測した位置
にウィンドウをかけ、同期パターン検出回路3にて同期
検出を行う際にウィンドウの位置に検出された場合にの
み同期検出有効とする同期位置予測回路、14は最小エ
ッジ間隔Nと各エッジ間の間隔ni よりディスクの回転
速度の変動を推定し変動に応じて最小エッジ間隔を補正
するN補正回路、15はデータ復調の際に位相変調の規
則に合わない復調誤りを検出し、検出した位置に誤りフ
ラグを付加する復調誤り検出回路、16は復調誤り検出
回路15にて付加された復調誤りフラグを利用して誤り
訂正を行う誤り訂正回路である。
【0032】次に動作について説明する。図2中の1か
ら5は、実施の形態1と同様の動作を行う。2T検出回
路11では、位相変調では1と1の間のビット間距離が
2Tのとき以外は同じビット間距離が連続しない、とい
う特性を利用し、連続する距離が同じ場合、すなわち、
ni −1/ni =1となるときを検出し、そのときのn
i を2分の1した値を最小エッジ間隔Nとし、N決定回
路12により同期パターン検出回路3にて最初の同期パ
ターンが検出できなかった場合に、2T検出回路11に
て得られた値Nを最小エッジ間隔とすることにより、最
初の同期パターンが検出できなかった場合にも位相復調
可能とした。
【0033】同期位置予測回路13では、同期パターン
検出回路3にて第1の同期パターンが検出された後、次
の同期パターンの位置の推定を行うためビット数のカウ
ントを行い、所定の値になったときに次の同期パターン
の位置として図12に示すようにウィンドウをかけ、こ
のウィンドウ内に同期パターン検出回路3にて検出され
た同期パターンを同期信号として有効とすることによ
り、同期位置以外に誤って検出される同期パターンの誤
検出を防ぐことを可能とした。
【0034】N補正回路14では、最小エッジ間隔Nと
各エッジ間の間隔ni よりディスクの回転速度の変動を
推定し、変動に応じて最小エッジ間隔の補正を行うこと
により、回転速度が一定でない場合にも正しい復調が行
えるようにした。また、イレギュラーな位置に生じたエ
ラーは急峻な速度変動が生じたと判断し除去可能とし
た。
【0035】次に、N補正回路14において、10パー
セント以内の速度変動に対し補正を行う場合の動作例を
説明する。同期パターンの検出時に得られる最小エッジ
間隔Nに対し、ni /Nにより商kと余りrを求める。
余りrを商kで割った値がNの10パーセント以内なら
速度増加と判断し、エッジ間隔をkTとし、最小エッジ
間隔をN+rに更新する。余りrを商kで割った値がN
の90パーセント以上なら速度減少と判断してエッジ間
隔を(k+1)Tとし、最小エッジ間隔をN−rに更新
する。また、余りrを商kで割った値がNの10パーセ
ント以上90パーセント未満のときは、ノイズとして無
視し、次のエッジまでの距離をni とする。
【0036】復調誤り検出回路15では、データ復調の
際に位相変調の規則に合わない復調誤りを検出し、検出
した位置に誤りフラグを付加する。そして、誤り訂正回
路16では復調誤り検出回路15にて付加された復調誤
りフラグを利用してイレージャー訂正により誤り訂正を
行うことにより訂正能力を向上できる。ここで、位相変
調の規則に合わない復調誤りとしては、同期パターン以
外の4T、5T、1Tと1Tの連続、3Tと3Tの連続
等の変換規則ではあり得ないような値が得られた場合、
または、データ変換により得られたデータビット数が実
際のデータの数に一致しない場合等が挙げられ、その時
は、その位置だけ、またはその行に属するデータすべて
に誤りフラグを付加するか、あるいは、位相変調の規則
から推定できる値に置き換えてもよい。
【0037】また、誤り訂正回路16では、同期信号中
に含まれるブロック番号を利用して、復号されたデータ
に欠陥があった場合には、ブロック番号の示す位置にデ
ータを並べ替えて誤り訂正を行うことにより復元可能で
ある。さらに、ブロック中でデータの位置が特定できな
い場合には、そのブロック中で行を置き換えながら繰り
返し訂正を行うことにより正しい位置に置き換えた場合
に訂正能力を向上できる。また、複数回データ読み出し
を行って読み出せなかったブロックのデータをブロック
番号に基づいて補完していくことも可能である。
【0038】実施の形態3.図3は、本発明の実施の形
態3であるディジタルデータ再生装置のブロック構成図
である。図において、3から6は実施の形態1と同様
に、3は得られたエッジ間の間隔ni と一つ前の間隔n
i −1よりni −1/ni =4となる場合を同期パター
ンとして検出するとともに、その時のni を最小エッジ
間隔Nとする同期パターン検出回路、4は得られた最小
エッジ間隔Nに対し、各エッジ間の間隔ni が何倍にあ
たるかにより1と1の間のビット間距離を決定する1,
1間のビット間距離決定回路、5は上記ビット間距離よ
り位相変調された信号の復調を行いディジタルデータに
変換するデータ変換器、6は復調されたデータの誤り訂
正を行う誤り訂正回路である。
【0039】また、21は記録媒体からの読み出し信号
からデータの書き込みが行われた領域にあたる信号の立
ち下がりエッジを検出する立ち下がり(↓)エッジ検出
回路、22は記録媒体からの読み出し信号よりデータの
書き込みが行われた領域にあたる信号の立ち上がりエッ
ジを検出する立ち上がり(↑)エッジ検出回路、23は
立ち下がりエッジ検出回路21により検出された立ち下
がりエッジ間の間隔を計る第1のカウンタ、24は立ち
上がりエッジ検出回路22により検出された立ち上がり
エッジ間の間隔を計る第2のカウンタ、25は第1のカ
ウンタ23より得られたエッジ間の間隔ni と第2のカ
ウンタ24より得られたエッジ間の間隔ni の差が、最
小エッジ間隔Nに応じて定まる所定の値より大きい場合
には検出されたエッジはノイズであると判断し、次のエ
ッジが検出されるまでのエッジ間の間隔を計るように第
1のカウンタ23および第2のカウンタ24を制御し、
2つのカウンタから得られるエッジ間の間隔ni がほぼ
同じ場合のエッジ間隔niを出力する両エッジの変動差
によるノイズ除去回路である。
【0040】次に動作について説明する。ディスクを任
意の回転数で回転させて信号を読み出し、フィルタを通
した再生信号はチャンネルビット1が書き込まれている
部分の信号レベルが低くなる。そこで、立ち下がりエッ
ジ検出回路21にて所定のしきい値を大から小へ横切る
位置を立ち下がりエッジとして検出し、立ち上がりエッ
ジ検出回路22にて所定のしきい値を小から大へ横切る
位置を立ち上がりエッジとして検出する。そして、第1
のカウンタ23にて立ち下がりエッジ検出回路21より
得られる立ち下がりエッジ間の間隔ni をカウントし、
第2のカウンタ24にて立ち上がりエッジ検出回路22
より得られる立ち上がりエッジ間の間隔ni をカウント
する。
【0041】ここで、信号が書き込まれている位置を正
しく検出した場合には、立ち下がりエッジ間の間隔と立
ち上がりエッジ間の間隔はほぼ同じになるはずである
が、ひげのようなノイズが生じそのエッジを検出してし
まった場合には、ノイズの間隔が信号の書き込まれてい
る部分の幅に対して十分に小さければ、その差分立ち下
がりエッジと立ち上がりエッジの間隔が異なる。そこ
で、両エッジの変動差によるノイズ除去回路25におい
て、第1のカウンタ23より得られたエッジ間の間隔n
i と第2のカウンタ24より得られたエッジ間の間隔n
i の差が最小エッジ間隔Nに応じて定まる所定の値より
大きい場合には、検出されたエッジはノイズであると判
断し、次のエッジが検出されるまでのエッジ間の間隔を
計るように第1のカウンタ23および第2のカウンタ2
4を制御し、2つのカウンタから得られるエッジ間の間
隔ni がほぼ同じ場合のエッジ間隔ni を出力するよう
にする。
【0042】ここで、所定の値とは、最小エッジ間の距
離1Tに対して、チャンネルビット1の書き込まれてい
る領域の幅が2分の1Tであり、チャンネルビットの書
き込まれている領域の幅の2分の1以下の幅の信号をノ
イズであると判定する場合には、最小エッジ間隔Nに対
しNの4分の1を所定の値とする。また、ノイズ除去回
路25により得られたエッジ間隔ni に対し、図3中の
3から6は、実施の形態1と同様の動作を行う。
【0043】以上のように、立ち下がりエッジと立ち上
がりエッジの両方の間隔を比較することにより、ひげの
ようなノイズが除去可能となる。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載のディジタルデータ再生装
置によれば、エッジ間の間隔の比が特定の値になること
を検出して同期パターンの検出を行い、位相変調の復調
を行うように構成したため、再生信号の再生速度が任意
であっても復調可能となるので、再生速度が安定するま
で待たなくても、記録されているデータを瞬時に読み出
せるという効果がある。
【0045】請求項2記載のディジタルデータ再生装置
によれば、位相変調では1と1の間の距離が2Tのとき
以外は同じビット間距離が連続しないという特性を利用
し、連続するビット間距離が同じ場合、すなわち、ni
−1/ni =1となるときを検出し、そのときのni を
2分の1した値を最小エッジ間隔Nとし、同期パターン
検出回路にて最初の同期パターンが検出できなかった場
合に2T検出回路にて得られた値Nを最小エッジ間隔と
するように構成したため、最初の同期パターンが検出で
きなかった場合にも位相復調可能となるので、一回の読
み取りでデータが再生できる可能性が高くなるという効
果がある。
【0046】請求項3記載のディジタルデータ再生装置
によれば、第1の同期パターンが検出された後、次の同
期パターンの位置の推定を行うためビット数のカウント
を行い、所定の値になったときに次の同期パターンの位
置としてウィンドウをかけ、このウィンドウ内に検出さ
れた同期パターンを同期信号として有効とするように構
成したため、同期位置以外に誤りにより生ずる同期パタ
ーンの誤検出を防ぐことが可能となり、同期誤りに強い
装置が構成できるという効果がある。
【0047】請求項4記載のディジタルデータ再生装置
によれば、最小エッジ間隔Nと各エッジ間の間隔ni よ
りディスクの回転速度の変動を推定し変動に応じて最小
エッジ間隔の補正を行うように構成したので、回転速度
が一定でない場合にも正しい復調が行えるようになり、
可変速再生装置が実現できるという効果がある。また、
イレギュラーな位置に生じたエラーは急峻な速度変動が
生じたと判断し除去可能となるため、チャタリング等に
よりイレギュラーな位置に生じたノイズに強い装置が構
成できるという効果がある。
【0048】請求項5および6記載のディジタルデータ
再生装置によれば、データ復調の際に位相変調の規則に
合わない復調誤りを検出し、検出した位置に誤りフラグ
を付加し、誤り訂正回路で付加された復調誤りフラグを
利用してイレージャー訂正により誤り訂正を行うように
構成したので、訂正能力を向上でき、ランダム誤りに強
い装置が構成できるという効果がある。
【0049】請求項7記載のディジタルデータ再生装置
によれば、同期信号中に含まれるブロック番号を利用し
て、復号されたデータに欠陥があった場合には、ブロッ
ク番号の示す位置にデータを並べ替えて誤り訂正を行う
ように構成したので、ブロック中で数行のデータが失わ
れた場合にも復元可能とできるデータ欠陥に強い装置が
構成できるという効果がある。
【0050】請求項8記載のディジタルデータ再生装置
によれば、同期信号中に含まれるブロック番号を利用し
ても、ブロック中でデータの位置が特定できない場合に
は、そのブロック中で行を置き換えながら繰り返し訂正
を行うように構成したので、正しい位置に置き換えた場
合に訂正能力を向上でき、バースト誤りに強い装置が構
成できるという効果がある。また、複数回データ読み出
しを行って読み出せなかったブロックのデータをブロッ
ク番号に基づいて補完していくことにより、より読み出
しの速い装置が構成できるという効果がある。
【0051】請求項9記載のディジタルデータ再生装置
によれば、立ち下がりエッジと立ち上がりエッジの両方
の間隔を比較するように構成したので、ひげのようなノ
イズが除去可能となり、ノイズに強い装置が構成できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1であるディジタルデー
タ再生装置のブロック構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態2であるディジタルデー
タ再生装置のブロック構成図である。
【図3】 本発明の実施の形態3であるディジタルデー
タ再生装置のブロック構成図である。
【図4】 本発明における固有情報の記録方式の一例を
示す図である。
【図5】 本発明における同期信号の一例を示す図であ
る。
【図6】 位相変調のデータ変換を示す図である。
【図7】 連続するデータ2ビットを位相変調した場合
に連続するチャンネルビットの1と1の間に存在する0
の数を示す図である。
【図8】 記録された同期信号の一例を示す図である。
【図9】 固有情報のディスクへの記録方式の一例を示
す図である。
【図10】 記録されたデータをピックアップにより読
み出したときの信号を示す図である。
【図11】 再生信号をフィルタに通したときの信号を
示す図である。
【図12】 本発明の実施の形態2における同期位置推
定回路の同期位置推定ウィンドウを示す図である。
【符号の説明】
1 エッジ検出回路、2 カウンタ、3 同期パターン
検出回路、4 1,1間のビット長決定回路、5 デー
タ変換器、6 誤り訂正回路、11 2Tパターン検出
回路、12 N決定回路、13 同期位置予測回路、1
4 N補正回路、15 復調誤り検出回路、16 誤り
訂正回路、21 立ち下がり(↓)エッジ検出回路、2
2 立ち上がり(↑)エッジ検出回路、23 第1のカ
ウンタ、24 第2のカウンタ、25 ノイズ除去回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八嶋 昇 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 杉山 和宏 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルデータを位相変調して同期信
    号を付加して記録されている記録媒体からディジタルデ
    ータを再生する装置において、上記記録媒体からの読み
    出し信号よりデータの書き込みが行われた領域にあたる
    信号のエッジを検出するエッジ検出回路と、検出された
    エッジの間の間隔を計るカウンタと、このカウンタによ
    り得られたエッジ間の間隔ni と一つ前の間隔ni −1
    のうち所定の関係を満たすものを同期パターンとして検
    出するとともに最小エッジ間隔Nを定める同期パターン
    検出回路と、上記最小エッジ間隔Nと各エッジ間の間隔
    ni により位相変調された信号の復調を行いディジタル
    データに変換する復調回路とを備えたことを特徴とする
    ディジタルデータ再生装置。
  2. 【請求項2】 ディジタルデータを位相変調して同期信
    号を付加するとともにデータの最初に固定のデータが付
    加されて記録されている記録媒体からディジタルデータ
    を再生する装置において、上記記録媒体からの読み出し
    信号よりデータの書き込みが行われた領域にあたる信号
    のエッジを検出するエッジ検出回路と、検出されたエッ
    ジの間の間隔を計るカウンタと、このカウンタにより得
    られたエッジ間の間隔ni と一つ前の間隔ni −1のう
    ち所定の関係を満たすものを同期パターンとして検出す
    るとともに最小エッジ間隔Nを定める同期パターン検出
    回路と、上記カウンタにより得られた連続するエッジ間
    の間隔ni が所定の関係を満たす場合に固定データと判
    定し最小エッジ間隔Nを定める固定データ検出回路と、
    上記同期パターン検出回路にて最初の同期パターンの検
    出ができなかった場合に上記固定データ検出回路にて求
    められた値Nを最小エッジ間隔NとするN決定回路と、
    上記最小エッジ間隔Nと各エッジ間の間隔ni により位
    相変調された信号の復調を行いディジタルデータに変換
    する復調回路とを備えたことを特徴とするディジタルデ
    ータ再生装置。
  3. 【請求項3】 ディジタルデータを位相変調して同期信
    号を付加して記録されている記録媒体からディジタルデ
    ータを再生する装置において、上記記録媒体からの読み
    出し信号よりデータの書き込みが行われた領域にあたる
    信号のエッジを検出するエッジ検出回路と、検出された
    エッジの間の間隔を計るカウンタと、このカウンタによ
    り得られたエッジ間の間隔ni と一つ前の間隔ni −1
    のうち所定の関係を満たすものを同期パターンとして検
    出するとともに最小エッジ間隔Nを定める同期パターン
    検出回路と、この同期パターン検出回路にて第1の同期
    パターンが検出された後、次の同期パターンの位置を予
    測し、予測した位置に次の同期パターンが検出された場
    合に同期検出有効とする同期位置予測回路と、上記最小
    エッジ間隔Nと各エッジ間の間隔ni により位相変調さ
    れた信号の復調を行いディジタルデータに変換する復調
    回路とを備えたことを特徴とするディジタルデータ再生
    装置。
  4. 【請求項4】 ディジタルデータを位相変調して同期信
    号を付加して記録されている記録媒体からディジタルデ
    ータを再生する装置において、上記記録媒体からの読み
    出し信号よりデータの書き込みが行われた領域にあたる
    信号のエッジを検出するエッジ検出回路と、検出された
    エッジの間の間隔を計るカウンタと、このカウンタによ
    り得られたエッジ間の間隔ni と一つ前の間隔ni −1
    のうち所定の関係を満たすものを同期パターンとして検
    出するとともに最小エッジ間隔Nを定める同期パターン
    検出回路と、上記最小エッジ間隔Nと各エッジ間の間隔
    ni よりデータの読み取り速度の変動を推定し変動に応
    じて最小エッジ間隔を補正する補正回路と、この補正回
    路より得られる補正された最小エッジ間隔N’と各エッ
    ジ間の間隔ni により位相変調された信号の復調を行い
    ディジタルデータに変換する復調回路とを備えたことを
    特徴とするディジタルデータ再生装置。
  5. 【請求項5】 誤り訂正符号を付加したディジタルデー
    タを位相変調して同期信号を付加して記録されている記
    録媒体からディジタルデータを再生する装置において、
    上記記録媒体からの読み出し信号よりデータの書き込み
    が行われた領域にあたる信号のエッジを検出するエッジ
    検出回路と、検出されたエッジの間の間隔を計るカウン
    タと、このカウンタにより得られたエッジ間の間隔ni
    と一つ前の間隔ni −1のうち所定の関係を満たすもの
    を同期パターンとして検出するとともに最小エッジ間隔
    Nを定める同期パターン検出回路と、上記最小エッジ間
    隔Nと各エッジ間の間隔ni により位相変調された信号
    の復調を行いディジタルデータに変換する復調回路と、
    データ復調の際に位相変調の規則に合わない復調誤りを
    検出し検出した位置に誤りフラグを付加する復調誤り検
    出回路と、復調されたデータの誤りフラグを利用して復
    調されたデータの誤り訂正を行う誤り訂正回路とを備え
    たことを特徴とするディジタルデータ再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載したディジタルデータ再
    生装置において、前記復調回路において得られた記録さ
    れたデータのビット間距離が、同期パターン以外の位置
    の4T、または5T、または1Tと1Tの連続、または
    3Tと3Tの連続という特定の値が得られた場合、もし
    くは、復調されたデータビット数が同期パターン間のデ
    ータの数に一致しない場合、前記復調誤り検出回路がそ
    の位置に、またはその同期パターン間に含まれるデータ
    すべてに誤りフラグを付加するか、または推定できる値
    に置き換えることを特徴とするディジタルデータ再生装
    置。
  7. 【請求項7】 誤り訂正符号を付加したディジタルデー
    タを位相変調して同期パターンとブロック番号から成る
    同期信号を付加して記録されている記録媒体からディジ
    タルデータを再生する装置において、上記記録媒体から
    の読み出し信号よりデータの書き込みが行われた領域に
    あたる信号のエッジを検出するエッジ検出回路と、検出
    されたエッジの間の間隔を計るカウンタと、このカウン
    タにより得られたエッジ間の間隔ni と一つ前の間隔n
    i −1のうち所定の関係を満たすものを同期パターンと
    して検出するとともに最小エッジ間隔Nを定める同期パ
    ターン検出回路と、上記最小エッジ間隔Nと各エッジ間
    の間隔ni により位相変調された信号の復調を行いディ
    ジタルデータに変換する復調回路と、復調されたデータ
    の同期信号中のブロック番号に従って復調された位置が
    異なる場合にはブロック番号の示す位置に置き換えて誤
    り訂正を行う誤り訂正回路とを備えたことを特徴とする
    ディジタルデータ再生装置。
  8. 【請求項8】 誤り訂正符号を付加したディジタルデー
    タを位相変調して同期パターンとブロック番号から成る
    同期信号を付加して記録されている記録媒体からディジ
    タルデータを再生する装置において、上記記録媒体から
    の読み出し信号よりデータの書き込みが行われた領域に
    あたる信号のエッジを検出するエッジ検出回路と、検出
    されたエッジの間の間隔を計るカウンタと、このカウン
    タにより得られたエッジ間の間隔ni と一つ前の間隔n
    i −1のうち所定の関係を満たすものを同期パターンと
    して検出するとともに最小エッジ間隔Nを定める同期パ
    ターン検出回路と、上記最小エッジ間隔Nと各エッジ間
    の間隔ni により位相変調された信号の復調を行いディ
    ジタルデータに変換する復調回路と、復調されたデータ
    の同期信号中のブロック番号に従って復調された位置が
    異なる場合にはブロック番号の示すブロックに置き換
    え、ブロック中で行を置き換えながら繰り返し訂正を試
    みる誤り訂正回路とを備えたことを特徴とするディジタ
    ルデータ再生装置。
  9. 【請求項9】 ディジタルデータを位相変調して同期信
    号を付加して記録されている記録媒体からディジタルデ
    ータを再生する装置において、上記記録媒体からの読み
    出し信号よりデータの書き込みが行われた領域にあたる
    信号の立ち下がりエッジを検出する立ち下がりエッジ検
    出回路と、検出された立ち下がりエッジの間の間隔を計
    る第1のカウンタと、読み出し信号よりデータの書き込
    みが行われた領域にあたる信号の立ち上がりエッジを検
    出する立ち上がりエッジ検出回路と、検出された立ち上
    がりエッジの間の間隔を計る第2のカウンタと、上記第
    1のカウンタより得られた立ち下がりエッジ間の間隔と
    上記第2のカウンタより得られた立ち上がりエッジ間の
    間隔の差が最小エッジ間隔Nに応じて定まる所定の値よ
    り大きい場合は検出されたエッジはノイズであると判断
    し、次のエッジが検出されるまでのエッジ間の間隔を計
    るように上記第1および第2のカウンタを制御し、2つ
    のカウンタから得られるエッジ間の間隔がほぼ同じ場合
    のエッジ間隔を出力する両エッジ間隔の変動差によるノ
    イズ除去回路と、このノイズ除去回路により得られたエ
    ッジ間の間隔ni と一つ前の間隔ni −1のうち所定の
    関係を満たすものを同期パターンとして検出するととも
    に最小エッジ間隔Nを定める同期パターン検出回路と、
    上記最小エッジ間隔Nと各エッジ間の間隔ni により位
    相変調された信号の復調を行いディジタルデータに変換
    する復調回路とを備えたことを特徴とするディジタルデ
    ータ再生装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7760610B2 (en) 2000-09-21 2010-07-20 Sony Corporation Recording medium including first and second areas, the second area including a written multiply block, and recording and reproducing methods and apparatus thereof

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US7760610B2 (en) 2000-09-21 2010-07-20 Sony Corporation Recording medium including first and second areas, the second area including a written multiply block, and recording and reproducing methods and apparatus thereof

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