JPH10208381A - 記録領域検出装置、記録再生装置及びセクタ検出方法 - Google Patents
記録領域検出装置、記録再生装置及びセクタ検出方法Info
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- JPH10208381A JPH10208381A JP1154997A JP1154997A JPH10208381A JP H10208381 A JPH10208381 A JP H10208381A JP 1154997 A JP1154997 A JP 1154997A JP 1154997 A JP1154997 A JP 1154997A JP H10208381 A JPH10208381 A JP H10208381A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、外的要因に係わらず記録領域のアド
レス情報を常に正確に検出するようにする。 【解決手段】本発明は、読み取つた記録信号に基づいて
当該記録信号の記録された記録領域のアドレス情報を
得、当該アドレス情報をデイジタルデータに変換する変
換手段と、デイジタルデータを復号して得られる記録領
域のアドレス情報に基づいて次の記録領域のアドレス情
報を予想して設定する予想設定手段と、当該予想設定手
段によつて予想された次の記録領域のアドレス情報を符
号化して予想アドレスデータを生成する符号化手段と、
変換手段を介して変換された次の記録領域のデイジタル
データと予想アドレスデータとを全ビツト比較するデー
タ比較手段とを設ける。
レス情報を常に正確に検出するようにする。 【解決手段】本発明は、読み取つた記録信号に基づいて
当該記録信号の記録された記録領域のアドレス情報を
得、当該アドレス情報をデイジタルデータに変換する変
換手段と、デイジタルデータを復号して得られる記録領
域のアドレス情報に基づいて次の記録領域のアドレス情
報を予想して設定する予想設定手段と、当該予想設定手
段によつて予想された次の記録領域のアドレス情報を符
号化して予想アドレスデータを生成する符号化手段と、
変換手段を介して変換された次の記録領域のデイジタル
データと予想アドレスデータとを全ビツト比較するデー
タ比較手段とを設ける。
Description
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題(図3〜図5) 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1及び図2) 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録領域検出装
置、記録再生装置及びセクタ検出方法に関し、例えば光
磁気デイスクにおいて所望のセクタのアドレスを読み取
る場合の記録領域検出装置、記録再生装置及びセクタ検
出方法に適用して好適なものである。
置、記録再生装置及びセクタ検出方法に関し、例えば光
磁気デイスクにおいて所望のセクタのアドレスを読み取
る場合の記録領域検出装置、記録再生装置及びセクタ検
出方法に適用して好適なものである。
【0004】
【従来の技術】従来、光磁気デイスク例えばMO(Magne
to Optical) デイスクにおいては、データの最小情報処
理単位であるセクタ(数100 〜数1000バイト)ごとにデ
ータの書込みや読み出しが行われている。
to Optical) デイスクにおいては、データの最小情報処
理単位であるセクタ(数100 〜数1000バイト)ごとにデ
ータの書込みや読み出しが行われている。
【0005】実際上、MOデイスクドライブ装置は例え
ば(1,7)変調方式で符号化されたデータを所望のセ
クタに書込んだり、また指定されたトラツク位置まで光
学ユニツトをシークさせてセクタに記録されたデータを
読み出すようになされている。
ば(1,7)変調方式で符号化されたデータを所望のセ
クタに書込んだり、また指定されたトラツク位置まで光
学ユニツトをシークさせてセクタに記録されたデータを
読み出すようになされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで図3に示すよ
うにセクタ1においては、先頭部分から順にヘツダ部
2、フラグ部3、データ部4及びバツフア部5が設けら
れて構成されている。
うにセクタ1においては、先頭部分から順にヘツダ部
2、フラグ部3、データ部4及びバツフア部5が設けら
れて構成されている。
【0007】ヘツダ部2はセクタ1のデイスク上の物理
的な番地を表し、デイスク製造時に予めプリフオーマツ
トされている。
的な番地を表し、デイスク製造時に予めプリフオーマツ
トされている。
【0008】フラグ部3はすでにこのセクタ1が書込み
済みであるか、欠陥があるか、あるいはすでに削除され
たセクタであるか等を示すために用いられている。
済みであるか、欠陥があるか、あるいはすでに削除され
たセクタであるか等を示すために用いられている。
【0009】データ部4はユーザがデータを書き込むべ
きデータ領域であり、バツフア部5はデータ部4にデー
タを書き込むときのデイスクの回転変動や偏芯等の影響
を吸収するために設けられている。
きデータ領域であり、バツフア部5はデータ部4にデー
タを書き込むときのデイスクの回転変動や偏芯等の影響
を吸収するために設けられている。
【0010】また、ヘツダ部2はセクタ・フオーマツト
の先頭であることを示すセクタマーク6、及びアドレス
情報の格納されたID1 〜ID3 から構成されており、
ID1 〜ID3 はアドレスデータが1つ欠けても誤りな
く確実に読み出せるように同じデータが多重書き(この
場合は3回)されている。
の先頭であることを示すセクタマーク6、及びアドレス
情報の格納されたID1 〜ID3 から構成されており、
ID1 〜ID3 はアドレスデータが1つ欠けても誤りな
く確実に読み出せるように同じデータが多重書き(この
場合は3回)されている。
【0011】例えば、ID1 はヘツダ部2のデータを読
み出すときに用いられるリードクロツクを生成するため
の連続的な繰り返しデータパターンでなるVFO(Varia
bleFrequency Osillator)7、各ID1 〜ID3 のヘツ
ダを表しデイスクとの再同期を図るためのアドレスマー
ク8、そしてデイスクの物理的番地を表すID9から構
成されている。
み出すときに用いられるリードクロツクを生成するため
の連続的な繰り返しデータパターンでなるVFO(Varia
bleFrequency Osillator)7、各ID1 〜ID3 のヘツ
ダを表しデイスクとの再同期を図るためのアドレスマー
ク8、そしてデイスクの物理的番地を表すID9から構
成されている。
【0012】ここで、ID9はトラツクナンバ10、セ
クタナンバ11、及びCRC(Cyclic Redundancy Chec
k) バイト12から形成され、トラツクナンバ10が2
バイト、セクタナンバ11が1バイト、並びにCRCバ
イト12が2バイトからなる5バイトで構成されてい
る。
クタナンバ11、及びCRC(Cyclic Redundancy Chec
k) バイト12から形成され、トラツクナンバ10が2
バイト、セクタナンバ11が1バイト、並びにCRCバ
イト12が2バイトからなる5バイトで構成されてい
る。
【0013】また、CRCバイト12は読み出されたセ
クタのアドレスが正しいか否かを瞬間的に検出するため
の誤り検出符号である。
クタのアドレスが正しいか否かを瞬間的に検出するため
の誤り検出符号である。
【0014】実際上、MOデイスクドライブ装置におい
てMOデイスク上の目標セクタにデータを書き込むと
き、あるいは目標セクタからデータを読み出すときに、
目標としたセクタヘツダ部のアドレスが瞬時に正しいか
否かを判定しなければならない。従つて、MOデイスク
ドライブ装置はセクタ1のCRCバイト12を用いて計
算することによりCRCチエツクを行つて瞬間的に判断
するようになされている。
てMOデイスク上の目標セクタにデータを書き込むと
き、あるいは目標セクタからデータを読み出すときに、
目標としたセクタヘツダ部のアドレスが瞬時に正しいか
否かを判定しなければならない。従つて、MOデイスク
ドライブ装置はセクタ1のCRCバイト12を用いて計
算することによりCRCチエツクを行つて瞬間的に判断
するようになされている。
【0015】従つて、MOデイスクドライブ装置は例え
ば両面で2.6[Gbyte]のデータ容量を有する4倍密のMO
デイスクに対して書き込まれた記録データの読み出し、
及びデータの書込みを行う場合、目標としたセクタヘツ
ダ部を実際に読み出してデコードし、CRCバイト12
を用いて計算することによりCRCチエツクを行う。
ば両面で2.6[Gbyte]のデータ容量を有する4倍密のMO
デイスクに対して書き込まれた記録データの読み出し、
及びデータの書込みを行う場合、目標としたセクタヘツ
ダ部を実際に読み出してデコードし、CRCバイト12
を用いて計算することによりCRCチエツクを行う。
【0016】このとき、MOデイスクドライブ装置はC
RCチエツクした結果が正しいときにのみ当該セクタを
目標セクタとして認識し、データの読み出しあるいは書
込み動作を実行するようになされている。
RCチエツクした結果が正しいときにのみ当該セクタを
目標セクタとして認識し、データの読み出しあるいは書
込み動作を実行するようになされている。
【0017】実際上、図4に示すようにMOデイスクド
ライブ装置20においては、スピンドルモータ21によ
つて回転するMOデイスク22の記録面に光ピツクアツ
プ23からのレーザ光を照射し、反射光量の変化に基づ
いて得られるRF信号からセクタ1のヘツダ部2に書き
込まれている多重書きされたID1 〜ID3 のうちのい
ずれか(例えばID1 )をID信号S1として読み取つ
てリードチヤネル24に送出する。
ライブ装置20においては、スピンドルモータ21によ
つて回転するMOデイスク22の記録面に光ピツクアツ
プ23からのレーザ光を照射し、反射光量の変化に基づ
いて得られるRF信号からセクタ1のヘツダ部2に書き
込まれている多重書きされたID1 〜ID3 のうちのい
ずれか(例えばID1 )をID信号S1として読み取つ
てリードチヤネル24に送出する。
【0018】リードチヤネル24はID信号S1を2値
データS2に変換すると共に、当該2値データS2の基
本周期に同期させたリードクロツクS3を生成して光デ
イスクコントローラ25内のマーク検出回路26及びデ
コーダ27に送出する。ここで、2値データS2はMO
デイスク22に記録されている(1,7)変調されたデ
イジタルデータである。
データS2に変換すると共に、当該2値データS2の基
本周期に同期させたリードクロツクS3を生成して光デ
イスクコントローラ25内のマーク検出回路26及びデ
コーダ27に送出する。ここで、2値データS2はMO
デイスク22に記録されている(1,7)変調されたデ
イジタルデータである。
【0019】マーク検出回路26はリードクロツクS3
と同期をとつて2値データS2の中からアドレスマーク
8を読み出し、マーク検出信号S4としてデコーダ27
に送出すると共に、アドレスマーク8検出後に読み出し
たID(トラツクナンバ10+セクタナンバ11+CR
Cバイト12)をIDデータS5としてデコーダ27に
送出する。
と同期をとつて2値データS2の中からアドレスマーク
8を読み出し、マーク検出信号S4としてデコーダ27
に送出すると共に、アドレスマーク8検出後に読み出し
たID(トラツクナンバ10+セクタナンバ11+CR
Cバイト12)をIDデータS5としてデコーダ27に
送出する。
【0020】デコーダ27は、入力したマーク検出信号
S4に基づいてリードクロツクS3と同期させてIDデ
ータS5をデコードし、NRZ(Non Return to Zero)デ
ータS6として外部に出力すると共にCRC計算回路2
8にも送出する。また、デコーダ27はリードクロツク
S3の基本周期に同期したリードクロツクS7を外部に
出力するようになされている。
S4に基づいてリードクロツクS3と同期させてIDデ
ータS5をデコードし、NRZ(Non Return to Zero)デ
ータS6として外部に出力すると共にCRC計算回路2
8にも送出する。また、デコーダ27はリードクロツク
S3の基本周期に同期したリードクロツクS7を外部に
出力するようになされている。
【0021】このNRZデータS6は実際のトラツクナ
ンバ、セクタナンバ及びCRCバイトを表しており、リ
ードクロツクS7と共に以降の回路(図示せず)におい
てセクタのID情報として用いられるようになされてい
る。
ンバ、セクタナンバ及びCRCバイトを表しており、リ
ードクロツクS7と共に以降の回路(図示せず)におい
てセクタのID情報として用いられるようになされてい
る。
【0022】CRC計算回路28はNRZデータS6を
CRCチエツクすることにより目標セクタであるか否か
を判定し、CRC判定結果信号S8を出力するようにな
されている。これにより、MOデイスクドライブ装置1
はCRC判定結果信号S8に基づいて目標セクタであつ
たと認識した場合にのみデータの読み出しあるいは書込
み動作を実行するようになされている。
CRCチエツクすることにより目標セクタであるか否か
を判定し、CRC判定結果信号S8を出力するようにな
されている。これにより、MOデイスクドライブ装置1
はCRC判定結果信号S8に基づいて目標セクタであつ
たと認識した場合にのみデータの読み出しあるいは書込
み動作を実行するようになされている。
【0023】ところでかかる構成のMOデイスクドライ
ブ装置20においてID信号S1を読み出した場合、M
Oデイスク22の偏心あるいは再生時のノイズ等によつ
て(1,7)変調方式の規則から外れたいわゆる禁則デ
ータパターンでなる誤つたデータが読み出されてしまう
ことがごく稀にある。
ブ装置20においてID信号S1を読み出した場合、M
Oデイスク22の偏心あるいは再生時のノイズ等によつ
て(1,7)変調方式の規則から外れたいわゆる禁則デ
ータパターンでなる誤つたデータが読み出されてしまう
ことがごく稀にある。
【0024】実際上、図5(A)に示すように、(1,
7)変調方式の規則に従つた正しいデータパターンは
「1」が連続せず“1,0“の2Tパターンが最小パタ
ーンとなり、“0“が最大7個まで続く8Tパターンが
最大パターンとなつている。
7)変調方式の規則に従つた正しいデータパターンは
「1」が連続せず“1,0“の2Tパターンが最小パタ
ーンとなり、“0“が最大7個まで続く8Tパターンが
最大パターンとなつている。
【0025】ところが、図5(B)に示すように、
(1,7)変調方式の規則から外れたいわゆる禁則デー
タパターンは下線を引いて示した箇所において“1“が
連続していたり、本来“0“でなければならない所が
“1“になつていたりして誤つたデータとして読み出さ
れてしまう。
(1,7)変調方式の規則から外れたいわゆる禁則デー
タパターンは下線を引いて示した箇所において“1“が
連続していたり、本来“0“でなければならない所が
“1“になつていたりして誤つたデータとして読み出さ
れてしまう。
【0026】この場合、正しいデータパターン(正)及
び禁則データパターン(誤)のデータが共にデコーダ2
7によつてデコードされると、デコード結果が互いに等
しい「040a31d9e5」となつてしまうことがあ
る。この場合、MOデイスクドライブ装置20は当然C
RCバイトの計算結果も正しい値となつてCRCチエツ
クの判定結果を正しいと判断してしまう。
び禁則データパターン(誤)のデータが共にデコーダ2
7によつてデコードされると、デコード結果が互いに等
しい「040a31d9e5」となつてしまうことがあ
る。この場合、MOデイスクドライブ装置20は当然C
RCバイトの計算結果も正しい値となつてCRCチエツ
クの判定結果を正しいと判断してしまう。
【0027】このように、MOデイスクドライブ装置2
0はMOデイスク22の偏心あるいは再生時のノイズ等
の外的要因によつて、ID信号S1を正確に読み出せな
かつたときにも、CRCチエツクの結果を正しいと判断
して目標セクタであると誤つて判断してしまうことがあ
つた。
0はMOデイスク22の偏心あるいは再生時のノイズ等
の外的要因によつて、ID信号S1を正確に読み出せな
かつたときにも、CRCチエツクの結果を正しいと判断
して目標セクタであると誤つて判断してしまうことがあ
つた。
【0028】従つて、MOデイスクドライブ装置20は
CRCチエツクの結果だけに基づいて目標セクタである
か否かを判定してしまうと、外的要因によつてID信号
S1を正確に読み出せなかつたときに、目標セクタでは
ないセクタのデータを読み出してしまつたり、また目標
セクタではないセクタに新たな記録データを上書きして
フアイルを破壊してしまうという問題があつた。
CRCチエツクの結果だけに基づいて目標セクタである
か否かを判定してしまうと、外的要因によつてID信号
S1を正確に読み出せなかつたときに、目標セクタでは
ないセクタのデータを読み出してしまつたり、また目標
セクタではないセクタに新たな記録データを上書きして
フアイルを破壊してしまうという問題があつた。
【0029】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、外的要因に係わらず記録領域のアドレス情報を常に
正確に検出し得る記録領域検出装置、記録再生装置及び
セクタ検出方法を提案しようとするものである。
で、外的要因に係わらず記録領域のアドレス情報を常に
正確に検出し得る記録領域検出装置、記録再生装置及び
セクタ検出方法を提案しようとするものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、読み取つた記録信号に基づいて当
該記録信号の記録された記録領域のアドレス情報を得、
当該アドレス情報をデイジタルデータに変換する変換手
段と、デイジタルデータを復号して得られる記録領域の
アドレス情報に基づいて次の記録領域のアドレス情報を
予想して設定する予想設定手段と、当該予想設定手段に
よつて予想された次の記録領域のアドレス情報を符号化
して予想アドレスデータを生成する符号化手段と、変換
手段を介して変換された次の記録領域のデイジタルデー
タと予想アドレスデータとを全ビツト比較するデータ比
較手段とを設ける。
め本発明においては、読み取つた記録信号に基づいて当
該記録信号の記録された記録領域のアドレス情報を得、
当該アドレス情報をデイジタルデータに変換する変換手
段と、デイジタルデータを復号して得られる記録領域の
アドレス情報に基づいて次の記録領域のアドレス情報を
予想して設定する予想設定手段と、当該予想設定手段に
よつて予想された次の記録領域のアドレス情報を符号化
して予想アドレスデータを生成する符号化手段と、変換
手段を介して変換された次の記録領域のデイジタルデー
タと予想アドレスデータとを全ビツト比較するデータ比
較手段とを設ける。
【0031】これにより、外的要因により記録領域のデ
ータが誤つて読み出されてしまつた場合でも誤検出する
ことなく常に正確に記録領域のアドレス情報を検出する
ことができる。
ータが誤つて読み出されてしまつた場合でも誤検出する
ことなく常に正確に記録領域のアドレス情報を検出する
ことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
施例を詳述する。
【0033】図1において30は全体として実施例によ
るMOデイスクドライブ装置を示し、スピンドルモータ
31によつて回転するMOデイスク32の記録面に光ピ
ツクアツプ33からのレーザ光を照射し、反射光量の変
化に基づいて得られる記録信号としてのRF信号から記
録領域としてのセクタヘツダ部に多重書きされているア
ドレス情報としてのID1 〜ID3 (以下、これをID
信号S11と呼ぶ)を読み取つてリードチヤネル34に
送出する。
るMOデイスクドライブ装置を示し、スピンドルモータ
31によつて回転するMOデイスク32の記録面に光ピ
ツクアツプ33からのレーザ光を照射し、反射光量の変
化に基づいて得られる記録信号としてのRF信号から記
録領域としてのセクタヘツダ部に多重書きされているア
ドレス情報としてのID1 〜ID3 (以下、これをID
信号S11と呼ぶ)を読み取つてリードチヤネル34に
送出する。
【0034】変換手段としてのリードチヤネル34はI
D信号S11を2値データS12に変換すると共に、当
該IDデータS12の基本周期に同期させたリードクロ
ツクS13を生成して光デイスクコントローラ35内の
マーク検出回路36及びデコーダ37に送出する。ここ
で、2値データS12はMOデイスク22に書き込まれ
ている(1,7)変調されたデイジタルデータである。
D信号S11を2値データS12に変換すると共に、当
該IDデータS12の基本周期に同期させたリードクロ
ツクS13を生成して光デイスクコントローラ35内の
マーク検出回路36及びデコーダ37に送出する。ここ
で、2値データS12はMOデイスク22に書き込まれ
ている(1,7)変調されたデイジタルデータである。
【0035】マーク検出回路36はリードクロツクS1
3と同期をとつて2値データS12の中からアドレスマ
ーク8を読み出し、マーク検出信号S14としてデコー
ダ37に送出する。また、マーク検出回路36はアドレ
スマーク検出後に読み出したIDデータS15(トラツ
クナンバ10+セクタナンバ11+CRCバイト12)
をデコーダ37に送出すると共に、データ比較回路38
にも送出する。
3と同期をとつて2値データS12の中からアドレスマ
ーク8を読み出し、マーク検出信号S14としてデコー
ダ37に送出する。また、マーク検出回路36はアドレ
スマーク検出後に読み出したIDデータS15(トラツ
クナンバ10+セクタナンバ11+CRCバイト12)
をデコーダ37に送出すると共に、データ比較回路38
にも送出する。
【0036】デコーダ37は入力したマーク検出信号S
14に基づいてリードクロツクS13と同期させてID
データS15をデコードし、NRZ(Non Return to Zer
o)データS16として予想ID設定ブロツク39内のI
D予想回路40に送出すると共に、リードクロツクS1
3の基本同期に同期したリードクロツクS17をID予
想回路40に送出する。
14に基づいてリードクロツクS13と同期させてID
データS15をデコードし、NRZ(Non Return to Zer
o)データS16として予想ID設定ブロツク39内のI
D予想回路40に送出すると共に、リードクロツクS1
3の基本同期に同期したリードクロツクS17をID予
想回路40に送出する。
【0037】ここで、アドレス情報としてのNRZデー
タS16は実際のトラツクナンバ、セクタナンバ及びC
RCバイトを表しており、リードクロツクS17と共に
ID予想回路40以降にセクタのID情報として用いら
れるようになされている。
タS16は実際のトラツクナンバ、セクタナンバ及びC
RCバイトを表しており、リードクロツクS17と共に
ID予想回路40以降にセクタのID情報として用いら
れるようになされている。
【0038】予想設定手段としての予想ID設定ブロツ
ク39内のID予想回路40は、NRZデータS16の
セクタナンバ「N」(N:セクタ番号1〜N)及び他の
種々の要因(後述する読取ID正否ステータス信号S2
2)に基づいて、次のセクタナンバ「N+1」を予想
し、予想した「N+1」番目のセクタ予想情報S18を
予想ID設定回路41に送出する。
ク39内のID予想回路40は、NRZデータS16の
セクタナンバ「N」(N:セクタ番号1〜N)及び他の
種々の要因(後述する読取ID正否ステータス信号S2
2)に基づいて、次のセクタナンバ「N+1」を予想
し、予想した「N+1」番目のセクタ予想情報S18を
予想ID設定回路41に送出する。
【0039】予想ID設定回路41は、CRCバイト生
成回路42によつてセクタ予想情報S18に応じて生成
されたCRCバイトデータS19を当該セクタ予想情報
S18に付加して次セクタとなる予想ID情報を設定
し、当該次セクタの予想ID情報を構成するNRZデー
タS20としてエンコーダ43に送出する。
成回路42によつてセクタ予想情報S18に応じて生成
されたCRCバイトデータS19を当該セクタ予想情報
S18に付加して次セクタとなる予想ID情報を設定
し、当該次セクタの予想ID情報を構成するNRZデー
タS20としてエンコーダ43に送出する。
【0040】符号化手段としてのエンコーダ43は、N
RZデータS20を(1,7)変調し予想アドレスデー
タとしての予想IDデータS21をデータ比較回路38
に送出する。
RZデータS20を(1,7)変調し予想アドレスデー
タとしての予想IDデータS21をデータ比較回路38
に送出する。
【0041】データ比較手段としてのデータ比較回路3
8は、予想IDデータS21(エンコードデータ)とマ
ーク検出回路36から送られてくる次のセクタのIDデ
ータS15(エンコードデータ)とを全ビツト比較し
て、読取ID正否ステータス信号S22を制御手段とし
ての制御部44内のフオーマツト制御ブロツク45及び
サーボ系制御ブロツク46に送出すると共に、ID予想
回路40に送出するようになされている。
8は、予想IDデータS21(エンコードデータ)とマ
ーク検出回路36から送られてくる次のセクタのIDデ
ータS15(エンコードデータ)とを全ビツト比較し
て、読取ID正否ステータス信号S22を制御手段とし
ての制御部44内のフオーマツト制御ブロツク45及び
サーボ系制御ブロツク46に送出すると共に、ID予想
回路40に送出するようになされている。
【0042】この場合、読取ID正否ステータス信号S
22は全ビツト比較した結果が正しければ次の「N+
1」番目のセクタが正しかつたことを表した「正」の信
号であり、1ビツトでも異なつていれば次の「N+1」
番目のセクタは本来の「N+1」番目のセクタではない
「誤」の信号であることを表している。
22は全ビツト比較した結果が正しければ次の「N+
1」番目のセクタが正しかつたことを表した「正」の信
号であり、1ビツトでも異なつていれば次の「N+1」
番目のセクタは本来の「N+1」番目のセクタではない
「誤」の信号であることを表している。
【0043】従つて、フオーマツト制御ブロツク45は
「正」の読取ID正否ステータス信号S22を入力した
ときに駆動系とMOデイスク32との同期をとつて読取
り及び書込みを行い、「否」の読取ID正否ステータス
信号S22を入力したときには駆動系とMOデイスク3
2との同期を外すようになされている。
「正」の読取ID正否ステータス信号S22を入力した
ときに駆動系とMOデイスク32との同期をとつて読取
り及び書込みを行い、「否」の読取ID正否ステータス
信号S22を入力したときには駆動系とMOデイスク3
2との同期を外すようになされている。
【0044】また、サーボ系制御ブロツク46は例えば
シーク動作開始時や終了時等に「正」の読取ID正否ス
テータス信号S22を入力されたときにはそのままサー
ボ系(スライドサーボ、トラツキングサーボ等の各種サ
ーボ系)制御を継続し、「否」の読取ID正否ステータ
ス信号S22を入力したときには「IDエラー」として
以降の処理、例えば再トライ動作を制御するようになさ
れている。
シーク動作開始時や終了時等に「正」の読取ID正否ス
テータス信号S22を入力されたときにはそのままサー
ボ系(スライドサーボ、トラツキングサーボ等の各種サ
ーボ系)制御を継続し、「否」の読取ID正否ステータ
ス信号S22を入力したときには「IDエラー」として
以降の処理、例えば再トライ動作を制御するようになさ
れている。
【0045】次に、MOデイスクドライブ装置30にお
ける読取りIDの正否判定処理手順を図2のフローチヤ
ートを用いて説明する。MOデイスクドライブ装置30
はまずRT1の開始ステツプから入つてステツプSP1
に移る。
ける読取りIDの正否判定処理手順を図2のフローチヤ
ートを用いて説明する。MOデイスクドライブ装置30
はまずRT1の開始ステツプから入つてステツプSP1
に移る。
【0046】ステツプSP1において、光デイスクコン
トローラ35内のCPU(図示せず)は光ピツクアツプ
33の現在位置を認識するためにMOデイスク32の記
録面にレーザ光を照射させてセクタヘツダ部のID信号
S11を読み取らせる。
トローラ35内のCPU(図示せず)は光ピツクアツプ
33の現在位置を認識するためにMOデイスク32の記
録面にレーザ光を照射させてセクタヘツダ部のID信号
S11を読み取らせる。
【0047】ステツプSP2において、CPUは読み取
つたID信号S11をリードチヤネル34及びマーク検
出回路36を介して2値のIDデータS15に変換し、
当該IDデータS15をデコードしてトラツクナンバ情
報とセクタナンバ情報とに分ける。
つたID信号S11をリードチヤネル34及びマーク検
出回路36を介して2値のIDデータS15に変換し、
当該IDデータS15をデコードしてトラツクナンバ情
報とセクタナンバ情報とに分ける。
【0048】ステツプSP3において、CPUは当セク
タにおいて多重書きされた最後のID3 まで全てID信
号S11を読み取つたか否かを判定する。ここで、否定
結果が得られると、これは多重書きされたID1 〜ID
3 を全て最後まで読み取つていないことを表しており、
このときCPUはステツプSP1に戻つて処理を最初か
らやり直す。これに対して、ステツプSP3において肯
定結果が得られると、これは光ピツクアツプ33が多重
書きされたID1 〜ID3 を全て最後まで読み取つたこ
とを表しており、このときCPUはステツプSP4に移
る。
タにおいて多重書きされた最後のID3 まで全てID信
号S11を読み取つたか否かを判定する。ここで、否定
結果が得られると、これは多重書きされたID1 〜ID
3 を全て最後まで読み取つていないことを表しており、
このときCPUはステツプSP1に戻つて処理を最初か
らやり直す。これに対して、ステツプSP3において肯
定結果が得られると、これは光ピツクアツプ33が多重
書きされたID1 〜ID3 を全て最後まで読み取つたこ
とを表しており、このときCPUはステツプSP4に移
る。
【0049】ステツプSP4において、CPUは多重書
きされた全てのID1 〜ID3 においてトラツクナンバ
情報及びセクタナンバ情報共に一致したか否かを判定す
る。ここで、否定結果が得られると、これは全てのID
1 〜ID3 においてトラツクナンバ情報及びセクタナン
バ情報共に一致していないことを表しており、このとき
CPUはステツプSP5に移る。
きされた全てのID1 〜ID3 においてトラツクナンバ
情報及びセクタナンバ情報共に一致したか否かを判定す
る。ここで、否定結果が得られると、これは全てのID
1 〜ID3 においてトラツクナンバ情報及びセクタナン
バ情報共に一致していないことを表しており、このとき
CPUはステツプSP5に移る。
【0050】ステツプSP5において、CPUは当セク
タをIDエラーと判断してステツプSP6に移る。すな
わち、CPUは当セクタを最初の基準となるセクタとし
て用いることはできないと判断する。
タをIDエラーと判断してステツプSP6に移る。すな
わち、CPUは当セクタを最初の基準となるセクタとし
て用いることはできないと判断する。
【0051】ステツプSP6において、CPUは当セク
タをIDエラーと判断したので次のセクタに移つてステ
ツプSP1から処理をやり直す。
タをIDエラーと判断したので次のセクタに移つてステ
ツプSP1から処理をやり直す。
【0052】これに対してステツプSP4において、肯
定結果が得られるとこれは多重書きされた全てのID1
〜ID3 においてトラツクナンバ情報及びセクタナンバ
情報共に一致したことを表しており、このときCPUは
ステツプSP7に移る。
定結果が得られるとこれは多重書きされた全てのID1
〜ID3 においてトラツクナンバ情報及びセクタナンバ
情報共に一致したことを表しており、このときCPUは
ステツプSP7に移る。
【0053】ステツプSP7において、CPUは当セク
タを最初の基準となるセクタとして次のセクタのセクタ
ナンバをID予想回路40によつて予想し、CRCバイ
ト生成回路42によつて生成されたCRCバイトを予想
セクタナンバに付加することにより、トラツクナンバ、
予想セクタナンバ及びCRCバイトからなる予想ID情
報を予想ID設定回路41によつて設定する。
タを最初の基準となるセクタとして次のセクタのセクタ
ナンバをID予想回路40によつて予想し、CRCバイ
ト生成回路42によつて生成されたCRCバイトを予想
セクタナンバに付加することにより、トラツクナンバ、
予想セクタナンバ及びCRCバイトからなる予想ID情
報を予想ID設定回路41によつて設定する。
【0054】ステツプSP8において、CPUは設定し
た予想ID情報すなわちNRZデータS20をエンコー
ダ43によつてエンコードする。
た予想ID情報すなわちNRZデータS20をエンコー
ダ43によつてエンコードする。
【0055】ステツプSP9において、CPUはCRC
バイトの付加された次のセクタの予想ID値A(エンコ
ード後の予想IDデータS21)を得てデータ比較回路
38に送出する。
バイトの付加された次のセクタの予想ID値A(エンコ
ード後の予想IDデータS21)を得てデータ比較回路
38に送出する。
【0056】ステツプSP10において、CPUは実際
に次のセクタのID値A′(デコード前)を読み取つて
データ比較回路38に送出する。
に次のセクタのID値A′(デコード前)を読み取つて
データ比較回路38に送出する。
【0057】ステツプSP11において、CPUは予想
した次のセクタの予想ID値Aと実際に読み取つた次の
セクタのID値A′とを全ビツト比較して全て一致した
か否かを判定する。ここで、否定結果が得られると、こ
れは全ビツト一致しなかつたことを表しており、このと
きCPUはステツプSP12に移る。
した次のセクタの予想ID値Aと実際に読み取つた次の
セクタのID値A′とを全ビツト比較して全て一致した
か否かを判定する。ここで、否定結果が得られると、こ
れは全ビツト一致しなかつたことを表しており、このと
きCPUはステツプSP12に移る。
【0058】ステツプSP12において、CPUは多重
書きID1 〜ID3 の最後まで全ビツト一致したか否か
を判定する。これは、多重書きID1 〜ID3 のうちの
1つがMOデイスク32の偏心あるいは再生時のノイズ
等によつて禁則データパターンとなつている場合があ
り、多重書きID1 〜ID3 のうちの全てがそうとは限
らず本当は正しい場合があるので、多重書きID1 〜I
D3 全てを読み取つて予想ID値AとID値A′とを全
ビツト比較する。
書きID1 〜ID3 の最後まで全ビツト一致したか否か
を判定する。これは、多重書きID1 〜ID3 のうちの
1つがMOデイスク32の偏心あるいは再生時のノイズ
等によつて禁則データパターンとなつている場合があ
り、多重書きID1 〜ID3 のうちの全てがそうとは限
らず本当は正しい場合があるので、多重書きID1 〜I
D3 全てを読み取つて予想ID値AとID値A′とを全
ビツト比較する。
【0059】ここで、否定結果が得られると、これは多
重書きID1 〜ID3 の最後まで全ビツト比較が終了し
ていないことを表しており、このときCPUはステツプ
SP11に戻つて予想した次セクタの予想ID値Aと実
際に読み取つた次のセクタのID値A′とを多重書きI
D1 〜ID3 の最後まで全ビツト比較する。
重書きID1 〜ID3 の最後まで全ビツト比較が終了し
ていないことを表しており、このときCPUはステツプ
SP11に戻つて予想した次セクタの予想ID値Aと実
際に読み取つた次のセクタのID値A′とを多重書きI
D1 〜ID3 の最後まで全ビツト比較する。
【0060】これに対して、ステツプSP12において
肯定結果が得られると、これは多重書きID1 〜ID3
の最後まで全ビツト比較が終了したことを表しており、
このときCPUはステツプSP13に移る。
肯定結果が得られると、これは多重書きID1 〜ID3
の最後まで全ビツト比較が終了したことを表しており、
このときCPUはステツプSP13に移る。
【0061】ステツプSP13において、CPUは多重
書きID1 〜ID3 の最後まで全ビツト比較した結果、
ID1 〜ID3 において全てのビツトが一致しなかつた
ので当セクタをIDエラーとして判定し、ステツプSP
16に移つて次のセクタの予想ID値Aを生成するため
の処理を繰り返す。
書きID1 〜ID3 の最後まで全ビツト比較した結果、
ID1 〜ID3 において全てのビツトが一致しなかつた
ので当セクタをIDエラーとして判定し、ステツプSP
16に移つて次のセクタの予想ID値Aを生成するため
の処理を繰り返す。
【0062】ところで、このステツプSP13において
は、光ピツクアツプ33が目標セクタに到達しておらず
シークしている最中や、処理直前の、いわゆる回転待ち
時に考えられるフローチヤートであるが、現在光ピツク
アツプ33が既にデータを書き込んでいる最中であつた
場合や、データの読み出しを行つている場合には、その
まま継続して正確な処理を実行することはできないので
「IDエラー」とした後に次のセクタに移ることなく終
了させて実行中の動作を中止させる。
は、光ピツクアツプ33が目標セクタに到達しておらず
シークしている最中や、処理直前の、いわゆる回転待ち
時に考えられるフローチヤートであるが、現在光ピツク
アツプ33が既にデータを書き込んでいる最中であつた
場合や、データの読み出しを行つている場合には、その
まま継続して正確な処理を実行することはできないので
「IDエラー」とした後に次のセクタに移ることなく終
了させて実行中の動作を中止させる。
【0063】これに対してステツプSP11において、
肯定結果が得られるとこれは予想ID値AとID値A′
とを全ビツト比較した結果が全ビツト一致したことを表
しており、このときCPUはステツプSP15に移る。
肯定結果が得られるとこれは予想ID値AとID値A′
とを全ビツト比較した結果が全ビツト一致したことを表
しており、このときCPUはステツプSP15に移る。
【0064】ステツプSP15において、CPUは予想
ID値AとID値A′とが全ビツト一致したので次のセ
クタが目標セクタであると判断してステツプSP16に
移る。
ID値AとID値A′とが全ビツト一致したので次のセ
クタが目標セクタであると判断してステツプSP16に
移る。
【0065】ステツプSP16において、CPUは次の
セクタが正しかつたので目標セクタに到達するまで再度
次のセクタ(N=N+1)を予想し、ステツプSP8に
移つて以下上述の処理を繰り返す。
セクタが正しかつたので目標セクタに到達するまで再度
次のセクタ(N=N+1)を予想し、ステツプSP8に
移つて以下上述の処理を繰り返す。
【0066】このようにして、CPUは上述の処理を繰
り返した後、予想ID値Aと実際に読み取つたID値
A′との全ビツト比較を順次目標セクタまで繰り返して
IDエラーが生じることなく目標セクタに到達したとき
に、当該目標セクタにデータを書き込んだり、あるいは
当該目標セクタのデータを読み出したりした後、ステツ
プSP14に移つて処理を全て終了する。
り返した後、予想ID値Aと実際に読み取つたID値
A′との全ビツト比較を順次目標セクタまで繰り返して
IDエラーが生じることなく目標セクタに到達したとき
に、当該目標セクタにデータを書き込んだり、あるいは
当該目標セクタのデータを読み出したりした後、ステツ
プSP14に移つて処理を全て終了する。
【0067】以上の構成において、MOデイスクドライ
ブ装置30はセクタごとに予想した予想ID値Aと実際
に読み取つたID値A′とを全ビツト比較し、全ビツト
一致したときに当セクタを正しいと認識するようにした
ことにより、MOデイスク32の偏心や再生時のノイズ
等の外的要因によつて禁則データパターンの含まれた誤
データとして読み取つてしまつた場合であつても、セク
タの検出ミスを防止して誤動作を無くすことができる。
ブ装置30はセクタごとに予想した予想ID値Aと実際
に読み取つたID値A′とを全ビツト比較し、全ビツト
一致したときに当セクタを正しいと認識するようにした
ことにより、MOデイスク32の偏心や再生時のノイズ
等の外的要因によつて禁則データパターンの含まれた誤
データとして読み取つてしまつた場合であつても、セク
タの検出ミスを防止して誤動作を無くすことができる。
【0068】これにより、MOデイスクドライブ装置3
0は制御部44が比較結果に基づいてデータの記録や読
み出しを制御することができる。
0は制御部44が比較結果に基づいてデータの記録や読
み出しを制御することができる。
【0069】また、MOデイスクドライブ装置30は予
想した予想ID値Aと実際に読み取つたID値A′をデ
コードする前のエンコードデータの状態で全ビツト比較
するようにしたことによりデコード前にセクタの正否を
検出することができ、かくしてセクタ検出を早い段階で
正確にかつ短時間で実行することができる。
想した予想ID値Aと実際に読み取つたID値A′をデ
コードする前のエンコードデータの状態で全ビツト比較
するようにしたことによりデコード前にセクタの正否を
検出することができ、かくしてセクタ検出を早い段階で
正確にかつ短時間で実行することができる。
【0070】さらに、MOデイスクドライブ装置30は
多重書きされたID1 〜ID3 を全て読み出して予想I
Dデータとそれぞれ全ビツト比較することにより、セク
タの誤検出を無くすことができる。
多重書きされたID1 〜ID3 を全て読み出して予想I
Dデータとそれぞれ全ビツト比較することにより、セク
タの誤検出を無くすことができる。
【0071】以上の構成によれば、MOデイスクドライ
ブ装置30は基準セクタに基づいて次に予想し得るセク
タの予想ID値Aと実際に読み取つたID値A′とを全
ビツト比較することにより、外的要因に係わらず常に正
確かつ短時間でセクタ検出を実行することができる。
ブ装置30は基準セクタに基づいて次に予想し得るセク
タの予想ID値Aと実際に読み取つたID値A′とを全
ビツト比較することにより、外的要因に係わらず常に正
確かつ短時間でセクタ検出を実行することができる。
【0072】これにより、MOデイスクドライブ装置3
0はデータの記録及び再生時に生じた誤動作によつてフ
アイルを破壊することなく、正確に記録及び再生処理を
実行することができる。
0はデータの記録及び再生時に生じた誤動作によつてフ
アイルを破壊することなく、正確に記録及び再生処理を
実行することができる。
【0073】なお上述の実施例においては、予想ID設
定回路41において(1,7)変調したデイジタルデー
タをMOデイスク32に記録するようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、(2,7)変調方
式のような他の種々の変調方式によつて変調したデータ
をMOデイスク32に記録するようにしても良い。この
場合にも上述の実施例と同様の効果を得ることができ
る。
定回路41において(1,7)変調したデイジタルデー
タをMOデイスク32に記録するようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、(2,7)変調方
式のような他の種々の変調方式によつて変調したデータ
をMOデイスク32に記録するようにしても良い。この
場合にも上述の実施例と同様の効果を得ることができ
る。
【0074】また上述の実施例においては、MOデイス
ク32からRF信号S11を読み取る光ピツクアツプ3
3、リードチヤネル34及び光デイスクコントローラ3
5から構成した記録領域検出装置を、記録再生装置とし
てのMOデイスクドライブ装置30に適用するようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、WO
RM(Write Once Read Many)デイスク、相変化型デイ
スク、及びDVD(Digital versatile disc)等の他の
種々の記録媒体を用いた他の種々の記録再生装置に適用
するようにしても良い。
ク32からRF信号S11を読み取る光ピツクアツプ3
3、リードチヤネル34及び光デイスクコントローラ3
5から構成した記録領域検出装置を、記録再生装置とし
てのMOデイスクドライブ装置30に適用するようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、WO
RM(Write Once Read Many)デイスク、相変化型デイ
スク、及びDVD(Digital versatile disc)等の他の
種々の記録媒体を用いた他の種々の記録再生装置に適用
するようにしても良い。
【0075】また上述の実施例においては、本発明を螺
旋状トラツクでなるMOデイスク32を用いたMOデイ
スクドライブ装置30に適用するようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、次のセクタを検出
してデータの読み出しあるいは書込みを行うのであれば
同心円状トラツクでなる他の種々のデイスクに適用する
ようにしても良い。
旋状トラツクでなるMOデイスク32を用いたMOデイ
スクドライブ装置30に適用するようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、次のセクタを検出
してデータの読み出しあるいは書込みを行うのであれば
同心円状トラツクでなる他の種々のデイスクに適用する
ようにしても良い。
【0076】さらに上述の実施例においては、多重書き
ID1 〜ID3 全てを読み出して予想ID値AとID値
A′とを全ビツト比較することによりセクタ検出を行う
ようにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、多重書きされたID1 〜IDN の回数によつて読み
出し回数を任意に設定するようにしても良い。
ID1 〜ID3 全てを読み出して予想ID値AとID値
A′とを全ビツト比較することによりセクタ検出を行う
ようにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、多重書きされたID1 〜IDN の回数によつて読み
出し回数を任意に設定するようにしても良い。
【0077】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、読み取つ
た記録信号に基づいて当該記録信号の記録された記録領
域のアドレス情報を得、当該アドレス情報をデイジタル
データに変換する変換手段と、デイジタルデータを復号
して得られる記録領域のアドレス情報に基づいて次の記
録領域のアドレス情報を予想して設定する予想設定手段
と、当該予想設定手段によつて予想された次の記録領域
のアドレス情報を符号化して予想アドレスデータを生成
する符号化手段と、変換手段を介して変換された次の記
録領域のデイジタルデータと予想アドレスデータとを全
ビツト比較するデータ比較手段とを設けることにより、
光デイスクに対して外的要因が生じて誤つてデータが読
み出されてしまつた場合でも誤検出することなく常に正
確に記録領域のアドレス情報を検出することができる。
た記録信号に基づいて当該記録信号の記録された記録領
域のアドレス情報を得、当該アドレス情報をデイジタル
データに変換する変換手段と、デイジタルデータを復号
して得られる記録領域のアドレス情報に基づいて次の記
録領域のアドレス情報を予想して設定する予想設定手段
と、当該予想設定手段によつて予想された次の記録領域
のアドレス情報を符号化して予想アドレスデータを生成
する符号化手段と、変換手段を介して変換された次の記
録領域のデイジタルデータと予想アドレスデータとを全
ビツト比較するデータ比較手段とを設けることにより、
光デイスクに対して外的要因が生じて誤つてデータが読
み出されてしまつた場合でも誤検出することなく常に正
確に記録領域のアドレス情報を検出することができる。
【図1】本発明の実施例によるMOデイスクドライブ装
置の構成を示すブロツク図である。
置の構成を示すブロツク図である。
【図2】本発明の実施例によるMOデイスクドライブ装
置の読み取りID正否判定処理手順を示すフローチヤー
トである。
置の読み取りID正否判定処理手順を示すフローチヤー
トである。
【図3】セクタフオーマツトの構成を示す略線図であ
る。
る。
【図4】MOデイスクドライブ装置の構成を示すブロツ
ク図である。
ク図である。
【図5】読み出したデータパターン及びそのデコード結
果を示すデータパターン図である。
果を示すデータパターン図である。
10……トラツクナンバ、11……セクタナンバ、12
……CRCバイト、20、30……MOデイスクドライ
ブ装置、21、31……スピンドルモータ、22、32
……MOデイスク、23、33……光ピツクアツプ、2
4、34……リードチヤネル、25、35……光デイス
クコントローラ、26、36……マーク検出回路、2
7、37……デコーダ、28……CRC計算回路、38
……データ比較回路、39……予想ID設定ブロツク、
40……ID予想回路、41……予想ID設定回路、4
2……CRCバイト生成回路、43……エンコーダ、4
4……制御部、45……フオーマツト制御ブロツク、4
6……サーボ系制御ブロツク。
……CRCバイト、20、30……MOデイスクドライ
ブ装置、21、31……スピンドルモータ、22、32
……MOデイスク、23、33……光ピツクアツプ、2
4、34……リードチヤネル、25、35……光デイス
クコントローラ、26、36……マーク検出回路、2
7、37……デコーダ、28……CRC計算回路、38
……データ比較回路、39……予想ID設定ブロツク、
40……ID予想回路、41……予想ID設定回路、4
2……CRCバイト生成回路、43……エンコーダ、4
4……制御部、45……フオーマツト制御ブロツク、4
6……サーボ系制御ブロツク。
Claims (8)
- 【請求項1】読み取つた記録信号に基づいて当該記録信
号の記録された記録領域のアドレス情報を得、当該アド
レス情報をデイジタルデータに変換する変換手段と、 上記デイジタルデータを復号して得られる上記記録領域
のアドレス情報に基づいて次の記録領域のアドレス情報
を予想して設定する予想設定手段と、 上記予想設定手段によつて予想された次の記録領域のア
ドレス情報を符号化して予想アドレスデータを生成する
符号化手段と、 上記変換手段を介して変換された次の記録領域のデイジ
タルデータと上記予想アドレスデータとを全ビツト比較
するデータ比較手段とを具えることを特徴とする記録領
域検出装置。 - 【請求項2】上記変換手段は、デイスクの記録面にレー
ザ光を照射することにより得られる記録信号に基づいて
上記レーザ光の照射されたセクタのアドレス情報をデイ
ジタルデータに変換し、 上記予想設定手段は、上記デイジタルデータを復号して
得られる上記セクタのアドレス情報に基づいて次セクタ
のアドレス情報を予想して設定し、 上記符号化手段は、上記予想された次セクタのアドレス
情報を所定の変調方式にて符号化して予想アドレスデー
タを生成し、 上記データ比較手段は、上記予想アドレスデータと上記
変換手段を介して変換された次セクタのデイジタルデー
タとを全ビツト比較することを特徴とする請求項1に記
載の記録領域検出装置。 - 【請求項3】上記アドレス情報はトラツクナンバ、セク
タナンバ及び誤り検出符号であることを特徴とする請求
項2に記載の記録領域検出装置。 - 【請求項4】上記変換手段は、上記次セクタに多重書き
された全てのアドレス情報をデイジタルデータに変換
し、 上記データ比較手段は、上記多重書きされた全てのアド
レス情報ごとに上記変換手段を介して変換された全ての
デイジタルデータと上記予想アドレスデータとをそれぞ
れ全ビツト比較することを特徴とする請求項2に記載の
記録領域検出装置。 - 【請求項5】読み取つた記録信号に基づいて当該記録信
号の記録された記録領域のアドレス情報を得、当該アド
レス情報をデイジタルデータに変換する変換手段と、 上記デイジタルデータを復号して得られる上記記録領域
のアドレス情報に基づいて次の記録領域のアドレス情報
を予想して設定する予想設定手段と、 上記予想設定手段によつて予想された次の記録領域のア
ドレス情報を符号化して予想アドレスデータを生成する
符号化手段と、 上記変換手段を介して変換された次の記録領域のデイジ
タルデータと上記予想アドレスデータとを全ビツト比較
するデータ比較手段と、 上記データ比較手段の比較結果に基づいてデータの読み
出し及び書込みを実行する制御手段を具えることを特徴
とする記録再生装置。 - 【請求項6】光デイスクの記録面にレーザ光を照射する
ことにより得られる記録信号に基づいて上記レーザ光の
照射されたセクタのアドレス情報を得、当該アドレス情
報に基づいて次セクタのアドレス情報を予想して設定す
る第1のステツプと、 上記予想された次セクタのアドレス情報を符号化して予
想アドレスデータを生成する第2のステツプと、 実際に読み出した次セクタのアドレス情報をデイジタル
データに変換し、当該デイジタルデータと上記第2のス
テツプで生成された次セクタの予想アドレスデータとを
全ビツト比較する第3のステツプとを具えることを特徴
とするセクタ検出方法。 - 【請求項7】上記アドレス情報はトラツクナンバ、セク
タナンバ及び誤り検出符号であることを特徴とする請求
項6に記載のセクタ検出方法。 - 【請求項8】上記第3のステツプにおいては、上記次セ
クタに多重書きされた全てのアドレス情報をデイジタル
データに変換し、当該全てのデイジタルデータと上記第
2のステツプで生成された次セクタの予想アドレスデー
タとをそれぞれ全ビツト比較することを特徴とする請求
項6に記載のセクタ検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1154997A JPH10208381A (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | 記録領域検出装置、記録再生装置及びセクタ検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1154997A JPH10208381A (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | 記録領域検出装置、記録再生装置及びセクタ検出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10208381A true JPH10208381A (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=11781047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1154997A Pending JPH10208381A (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | 記録領域検出装置、記録再生装置及びセクタ検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10208381A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100615925B1 (ko) | 1998-12-23 | 2006-08-28 | 도이체 톰손-브란트 게엠베하 | 정보 블록을 포함하는 녹화 매체를 위한 재생 기기 |
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1997
- 1997-01-24 JP JP1154997A patent/JPH10208381A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100615925B1 (ko) | 1998-12-23 | 2006-08-28 | 도이체 톰손-브란트 게엠베하 | 정보 블록을 포함하는 녹화 매체를 위한 재생 기기 |
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