JPH10208249A - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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JPH10208249A
JPH10208249A JP9009013A JP901397A JPH10208249A JP H10208249 A JPH10208249 A JP H10208249A JP 9009013 A JP9009013 A JP 9009013A JP 901397 A JP901397 A JP 901397A JP H10208249 A JPH10208249 A JP H10208249A
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JP
Japan
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signal
data
address information
wobble
frequency
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Application number
JP9009013A
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English (en)
Inventor
Minoru Hida
実 飛田
Susumu Tosaka
進 登坂
Yoshikatsu Niwa
義勝 丹羽
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH10208249A publication Critical patent/JPH10208249A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アドレス情報の“1”および“0”の接合部に
対応するウォブル信号の時間軸方向のジッタを低減す
る。 【解決手段】バイフェーズ変調されたアドレス情報AD
Mを周波数変調し、変調後の信号に対応して光磁気ディ
スクのグルーブ部をウォブリングした状態とし、変調後
の信号をグルーブウォブルとして記録する。グルーブウ
ォブルは、アドレス情報ADMの1ビット(バイフェー
ズ1ビット)当たり、“1”のときは4波とし、“0”
のときは3波とする。このグルーブウォブルの振幅を、
変調後の信号の周波数に応じて変化させ、アドレス情報
ADMの“1”および“0”の接合部に対応するグルー
ブウォブルの0クロス点での傾きが変化しないようにす
る。アドレス情報ADMの“1”および“0”の接合部
に対応するウォブル信号の時間軸方向のジッタを大幅に
低減でき、アドレス情報が良好に得られるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アドレス情報が
周波数変調され、変調後の信号がグルーブウォブルとし
て記録される光ディスクに関する。詳しくは、グルーブ
ウォブルの振幅を変調後の信号の周波数に応じて変化さ
せ、アドレス情報の“1”および“0”の接合部に対応
するグルーブウォブルの0クロス点での傾きが変化しな
いようにすることによって、アドレス情報の“1”およ
び“0”の接合部に対応するウォブル信号の時間軸方向
のジッタを低減し、アドレス情報を良好に得ることがで
きるようにした光ディスクに係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バイフェーズ変調されたアドレス
情報ADMを周波数変調し、変調後の信号に対応してグ
ルーブ部をウォブリングした状態とし、変調後の信号を
グルーブウォブルとして記録してなる光磁気ディスクが
提案されている。この場合、グルーブウォブルは、図1
3に示すように、例えばアドレス情報ADMの1ビット
(バイフェーズ1ビット)当たり、“1”のときは4.
25波となり、“0”のときは3.75波となってい
る。この場合、グルーブウォブルの振幅は、変調後の信
号の周波数に拘わらずに一定とされている。
【0003】図14は、グルーブウォブルの再生信号、
つまりウォブル信号SWBよりアドレス情報ADMを得る
ための周波数復調回路100の構成例を示している。こ
の周波数復調回路100は、直流カット用のコンデンサ
101と、閾値=0として直流成分がカットされたウォ
ブル信号SWBをパルス信号PWBに変換するコンパレータ
102とを有している。
【0004】また、周波数復調回路100は、PLL
(phase-locked loop)回路103を構成する電圧制御
発振器103aと、この電圧制御発振器103aの出力
信号とコンパレータ102より出力されるパルス信号P
WBとの位相比較を行うための位相比較器103bと、こ
の位相比較器103bより出力される位相誤差信号の低
域成分を取り出して電圧制御発振器103aに供給する
ための制御信号を得るローパスフィルタ103cとを有
している。
【0005】また、周波数復調回路100は、ローパス
フィルタ103cの出力信号の低域成分を取り出すため
のローパスフィルタ104と、直流カット用のコンデン
サ105と、閾値=0として直流成分がカットされたロ
ーパスフィルタ104の出力信号よりアドレス情報AD
Mを得るコンパレータ106とを有している。
【0006】また、周波数復調回路100は、コンパレ
ータ106より出力されるアドレス情報ADMの立ち上
がりや立ち下がりのエッジを検出するエッジ検出器10
7と、このエッジ検出器107より出力されるエッジ検
出信号をトリガ信号として所定幅のパルス信号を得るモ
ノマルチバイブレータ108とを有している。
【0007】また、周波数復調回路100は、PLL回
路109を構成する電圧制御発振器109aと、この電
圧制御発振器109aの出力信号とモノマルチバイブレ
ータ108より出力されるパルス信号との位相比較を行
うための位相比較器109bと、この位相比較器109
bより出力される位相誤差信号の低域成分を取り出して
電圧制御発振器109aに供給するための制御信号を得
るローパスフィルタ109cとを有している。
【0008】図14に示す周波数復調回路100の動作
を説明する。ウォブル信号SWBはコンデンサ101を介
してコンパレータ102に供給されてパルス信号PWB
変換される。上述したように、バイフェーズ変調後のア
ドレス情報ADMが周波数変調され、この変調後の信号
が光磁気ディスクにグルーブウォブルとして記録されて
いる。そのため、ウォブル信号SWBは、周波数変調後の
信号と同じく、図15Aに示すように、アドレス情報A
DMの1ビット(バイフェーズ1ビット)に対応して、
“1”のときは4.25波を有し、“0”のときは3.
75波を有するものとなっている。そのため、コンパレ
ータ102からは、図15Bに示すように、パルス信号
WBが得られる。
【0009】また、“1”に対応するウォブル信号SWB
の周波数と“0”に対応するウォブル信号SWBの周波数
とが異なることから、PLL回路103を構成するロー
パスフィルタ103cの出力信号は図15Cに示すよう
になり、従ってコンパレータ106からは図15Dに示
すようにアドレス情報ADMが得られる。そして、この
アドレス情報ADMのエッジがエッジ検出器107で検
出され、そのエッジ検出信号がトリガ信号としてモノマ
ルチバイブレータ108より出力されるパルス信号がP
LL回路109に参照信号として供給される。したがっ
て、PLL回路109を構成する電圧制御発振器109
aからは、図15Eに示すようにアドレス情報ADMに
同期したクロック信号ACKが得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、光磁
気ディスクに記録されるグルーブウォブルの振幅は、変
調後の信号の周波数に拘わらずに一定とされているた
め、図13に拡大して示すように、アドレス情報ADM
の“1”および“0”の接合部に対応するグルーブウォ
ブルの0クロス点での傾きが変化したものとなる。その
ため、アドレス情報ADMの“1”および“0”の接合
部に対応するウォブル信号SWBの時間軸方向のジッタが
大きくなり、例えば図14に示す周波数復調回路100
でアドレス情報ADMを誤りなく得るための妨げとな
る。
【0011】そこで、この発明では、アドレス情報の
“1”および“0”の接合部に対応するウォブル信号の
時間軸方向のジッタを低減し、アドレス情報を良好に得
ることができる光ディスクを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光ディス
クは、アドレス情報が周波数変調され、変調後の信号が
グルーブウォブルとして記録される光ディスクにおい
て、グルーブウォブルの振幅を変調後の信号の周波数に
応じて変化させ、アドレス情報の“1”および“0”の
接合部に対応するグルーブウォブルの0クロス点での傾
きが変化しないようにしたものである。
【0013】この発明においては、グルーブウォブルの
振幅は変調後の信号の周波数に応じて変化するようにさ
れ、アドレス情報の“1”および“0”の接合部に対応
するグルーブウォブルの0クロス点での傾きが一定とさ
れる。これにより、アドレス情報の“1”および“0”
の接合部に対応するウォブル信号SWBの時間軸方向のジ
ッタが軽減される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形
態としての光磁気ディスク装置10の構成を示してい
る。
【0015】まず、この光磁気ディスク装置10で取り
扱う光磁気ディスク11を説明する。図2は、光磁気デ
ィスク11のセクタのレイアウトを示している。この光
磁気ディスク11には内周側より外周側に向かってトラ
ック0〜トラックnがスパイラル状に形成され、各トラ
ックには円周方向に0〜mのセクタが含まれている。
【0016】図3は、セクタ(ウォンブルアドレスフレ
ーム)フォーマットを示している。光磁気ディスク11
には、図3Aに示すように、半径方向にグルーブ部12
Gとランド部12Lとが交互に形成され、グルーブ部1
2Gまたはランド部12Lのいずれかまたは双方にデー
タが記録される。グルーブ部12Gの片側は、例えばバ
イフェーズ変調後のアドレス情報ADMに応じてウォブ
リングした状態とされている。この場合、アドレス情報
ADMが周波数変調(FM)され、変調後の信号に対応
するようにグルーブ部12Gがウォブリングされてい
る。つまり、その変調後の信号がグルーブウォブルとし
て記録されている。なお、グルーブ部12Gの片側がウ
ォブリングされることから、結果的にランド部12Lの
片側もアドレス情報ADMに応じてウォブリングした状
態となっている。
【0017】グルーブウォブルは、図4に示すように、
アドレス情報ADMの1ビット(バイフェーズ1ビッ
ト)当たり、“1”のときは4波となり、“0”のとき
は3波となっている。しかも、このグルーブウォブルの
振幅は、変調後の信号の周波数に応じて変化するように
され、図4に拡大して示すように、アドレス情報ADM
の“1”および“0”の接合部に対応するグルーブウォ
ブルの0クロス点での傾きが変化しないようにされてい
る。
【0018】ここで、1セクタ(1ウォブルアドレスフ
レーム)の期間のグルーブウォブルは、バイフェーズ変
調前のデータで例えば48ビットのデータを有してい
る。この、48ビッのトデータは、図3Bに示すよう
に、4ビットの同期信号データ、24ビットのフレーム
アドレスデータ、6ビットのリザーブドビット、14ビ
ットのCRC(cyclic redundancy check )コードで構
成される。
【0019】また、1セクタは、図3Cに示すように、
例えば24セグメントで構成されている。各セグメント
の境界位置には、図3Aに示すように、クロックマーク
CMがグルーブウォブルに多重化されてプリフォーマッ
トされている。そして、図3Dに示すように、各セグメ
ント内に100バイトのデータ領域が設けられると共
に、各セグメントの境界位置に対応して10バイトの固
定パターン領域が設けられている。データ書き込み時に
は、後述するようにデータ領域にはNRZIデータが記
録されるが、固定パターン領域にはNRZIデータに同
期した2Tの固定パターン信号が記録される(Tはデー
タのビット間隔)。
【0020】次に、図1に示す光磁気ディスク装置10
について説明する。このディスク装置10は、光磁気デ
ィスク11を回転駆動するためのスピンドルモータ13
を有している。光磁気ディスク11は、記録時および再
生時には角速度一定で回転駆動される。スピンドルモー
タ13の回転軸には、その回転速度を検出するための周
波数発電機14が取り付けられている。
【0021】また、ディスク装置10は、外部磁界発生
用の磁気ヘッド15と、この磁気ヘッド15の磁界発生
を制御する磁気ヘッドドライバ16と、半導体レーザ、
対物レンズ、光検出器等から構成される光学ヘッド17
と、この光学ヘッド17の半導体レーザの発光を制御す
るレーザドライバ18とを有している。磁気ヘッド15
と光学ヘッド17は光磁気ディスク11を挟むように対
向して配設されている。レーザドライバ18には、後述
するサーボコントローラよりD/Aコンバータ19を介
してレーザパワー制御信号SPCが供給され、光学ヘッド
17の半導体レーザより出力されるレーザ光のパワーが
記録時および再生時のそれぞれで最適となるように制御
される。
【0022】データ書き込み時(記録時)には、後述す
るように磁気ヘッドドライバ16に記録データDrおよ
び固定パターン信号SFPが供給され、磁気ヘッド15よ
り記録データDrおよび固定パターン信号SFPに対応し
た磁界が発生され、光学ヘッド17からのレーザビーム
との共働により光磁気ディスク11のデータ領域に記録
データDrが記録されると共に、記録データDrが記録
されるデータ領域に対応した固定パターン領域に固定パ
ターン信号SFPが記録される。
【0023】図5は、光学ヘッド17の光学系の構成を
示している。光学ヘッド17は、レーザビームLBを得
るための半導体レーザ31と、この半導体レーザ31よ
り出力されるレーザビームLBを発散光より平行光に整
形するためのコリメータレンズ32と、レーザビームを
透過光と反射光の2つに分離するためのビームスプリッ
タ33と、レーザビームの光路を変更するための立上ミ
ラー34と、レーザビームLBを光磁気ディスク11の
記録面(記録膜)に照射するための対物レンズ35とを
有している。
【0024】また、光学ヘッド17は、ビームスプリッ
タ33の反射面33bで反射されて外部に出射されるレ
ーザビームを偏光方向の違いによって3種類のレーザビ
ームに分離するためのウォラストンプリズム(偏光面検
波プリズム)36と、このウォラストンプリズム36よ
り出力される3種類のレーザビーム(平行光)を集光さ
せるための集光レンズ37と、この集光レンズ37より
出射される3種類のレーザビームが照射されるフォトデ
ィテクタ39と、集光レンズ37とフォトディテクタ3
9との間に配されるマルチレンズ38とを有している。
【0025】マルチレンズ39は凹レンズおよび円筒レ
ンズの組み合わせで構成される。円筒レンズを使用する
のは、フォーカスエラー信号を周知の非点収差法で得る
ためである。フォトディテクタ39は、図6に示すよう
に、4分割フォトダイオード部39mと、2個のフォト
ダイオード部39i,39jとで構成される。
【0026】図7は、ウォラストンプリズム36の構成
例を示している。このプリズム36は、1軸性結晶、例
えば水晶よりなる直角プリズム36a,36bが接合さ
れて構成されている。この場合、プリズム36bの光軸
Axbはプリズム36aの光軸Axaに対して45゜だけ傾
くように設定されている。
【0027】このような構成において、水晶は入射光の
偏光面に関連して2つの異なった屈折率を持っている。
そのため、プリズム36aにその光軸Axaに対して45
゜だけ傾いた偏光面Ppoを有する直線偏光Laを入射す
ると、図8に示すようにプリズム36aでは光軸Axaに
垂直な偏光面を有する偏光成分Lb1および光軸Axaに平
行な偏光面を有する偏光成分Lb2に分離される。さら
に、プリズム36bでは、偏光成分Lb1が光軸Axbに平
行な偏光面を有する偏光成分Lc1および光軸Axbに垂直
な偏光面を有する偏光成分Lc2に分離されると共に、偏
光成分Lb2が光軸Axbに平行な偏光面を有する偏光成分
Lc3および光軸Axbに垂直な偏光面を有する偏光成分L
c4に分離される。
【0028】ここで、偏光成分Lc1,Lc2はプリズム3
6aの光軸Axaに垂直な偏光面を有するものであり、そ
れぞれの光量は直線偏光Laの1/4の量となる。一
方、偏光成分Lc3,Lc4はプリズム36aの光軸Axaと
平行な偏光面を有するものであり、それぞれの光量は直
線偏光Laの1/4の量となる。そして、偏光成分Lc
2,Lc3のプリズム36bからの出射角は等しく、結果
としてプリズム36b、従ってウォラストンプリズム3
6からは3本のレーザビームLi,Lm,Ljが分離し
て得られることになる。
【0029】図5に示す光学ヘッド17の光学系の動作
を説明する。半導体レーザ31から放射される発散光と
してのレーザビームLBは、コリメータレンズ32によ
って平行光に整形されてビームスプリッタ33に入射さ
れる。ビームスプリッタ33の多層膜33aを透過した
レーザビームは立上ミラー34で直角に光路が変更さ
れ、対物レンズ35を介して光磁気ディスク11の記録
面に照射される。
【0030】また、光磁気ディスク11の記録面で反射
されるレーザビームは対物レンズ35およびミラー34
を介してビームスプリッタ33に入射される。そして、
ビームスプリッタ33の多層膜33aで反射されたレー
ザビームLrは、さらにビームスプリッタ33の反射面
33bで反射されて外部に出射され、ウォラストンプリ
ズム36に入射される。
【0031】このように光磁気ディスク11の記録面で
の反射に係るレーザビームLrがウォラストンプリズム
36に入射されるが、上述せずも、光磁気ディスク11
の記録面での偏光面の回転(カー回転)がなかった場合
の偏光面が光軸Axaに対して45゜だけ傾くように設定
されている(図7の直線偏光Laの偏光面Ppoと光軸A
xaとの関係参照)。これにより、上述した直線偏光La
が入射される場合と同様に、ウォラストンプリズム36
によってレーザビームLrよりより3本のレーザビーム
Li,Lm,Ljが分離して得られる。
【0032】ここで、レーザビームLrの偏光面は光磁
気ディスク11の記録膜の磁化の向きに従って時計方向
または反時計方向にわずかに回転し、レーザビームL
i,Ljの光量に光磁気ディスク11の記録膜の磁化の
向きに従った大小関係が生じる。そのため、レーザビー
ムLi,Ljの光量を検出し、その差をとることで光磁
気記録されたデータ(信号)に対応する再生信号を得る
ことができる。なお、レーザビームLrの偏光面が回転
してもレーザビームLmの光量は一定である。
【0033】上述したようにウォラストンプリズム36
より出射される3本のレーザビームLi,Lm,Ljは
集光レンズ37およびマルチレンズ38を介してフォト
ディテクタ39に入射される。フォトディテクタ39を
構成するフォトダイオード部39i,39m,39jに
は、図6に示すように、それぞれレーザビームLi,L
m,LjによるスポットSPi,SPm,SPjが形成
される。
【0034】この場合、4分割フォトダイオード部39
mを構成する4個のフォトダイオードDa〜Ddの検出
信号をそれぞれSa〜Sdとし、フォトダイオード部3
9i,39jを構成するフォトダイオードDi,Djの
検出信号をSi,Sjとするとき、光学ヘッド17の増
幅回路部(図示せず)で以下の演算が行われ、記録領域
からの再生信号SMO、非点収差方式のフォーカスエラー
信号SFEおよびプッシュプル信号SPPが生成される。 SMO=Si−Sj SFE=(Sa+Sc)−(Sb+Sd) SPP=(Sa+Sb)−(Sc+Sd)
【0035】図1に戻って、ディスク装置10は、CP
U(central processing unit)を備えるサーボコント
ローラ41を有している。サーボコントローラ41には
光学ヘッド17で生成されるフォーカスエラー信号SFE
がA/Dコンバータ42を介して供給される。また、光
学ヘッド17で生成されるプッシュプル信号SPPは、プ
ッシュプル法によるトラッキングエラー信号STEと、光
磁気ディスク11のグルーブウォブルに対応したウォブ
ル信号(FM信号)SWBと、光磁気ディスク11のクロ
ックマークCMに対応したクロックマーク再生信号SCM
とが合成されたものである。サーボコントローラ41に
は、プッシュプル信号SPPよりローパスフィルタ43で
抽出されたトラッキングエラー信号STEがA/Dコンバ
ータ44を介して供給される。このサーボコントローラ
41には、さらに上述した周波数発電機14より出力さ
れる周波数信号SFGが供給される。
【0036】サーボコントローラ41の動作は後述する
システムコントローラによって制御される。このサーボ
コントローラ41によって、トラッキングコイルやフォ
ーカスコイル、さらには光学ヘッド17をラジアル方向
に移動させるためのリニアモータを含むアクチュエータ
45が制御され、トラッキングやフォーカスのサーボが
行われ、また光学ヘッド17のラジアル方向への移動が
制御される。また、サーボコントローラ41によってス
ピンドルモータ13が制御され、上述したように記録時
や再生時に光磁気ディスク11が角速度一定で回転する
ように制御される。
【0037】また、ディスク装置10は、CPUを備え
るシステムコントローラ51と、データバッファ52
と、ホストコンピュータとの間でデータやコマンドの送
受を行うためのSCSI(Small Computer System Inte
rface)インタフェース53とを有している。システム
コントローラ51はシステム全体を制御するためのもの
である。
【0038】また、ディスク装置10は、ホストコンピ
ュータからSCSIインタフェース53を通じて供給さ
れる書き込みデータに対して誤り訂正符号の付加処理を
行うと共に、後述するデータ復調器の出力データに対し
て誤り訂正処理を行うためのECC(error correction
code)回路54と、このECC回路54で誤り訂正符
号が付加された書き込みデータをNRZI(Non Return
to Zero Inverted)データに変換して記録データDr
を得ると共に、上述した固定パターン信号SFPを発生す
るデータ変調器55とを有している。
【0039】また、ディスク装置10は、光学ヘッド1
7で生成される再生信号SMOの周波数特性を補償するた
めのイコライザ回路56と、このイコライザ回路56の
出力信号をディジタル信号に変換するためのA/Dコン
バータ57と、このA/Dコンバータ57の出力データ
に対してディジタル的にデータ識別処理をして再生デー
タDpを得るデータ識別器58と、このデータ識別器5
8より出力される再生データDpに対してNRZI逆変
換の処理をして読み出しデータを得るためのデータ復調
器59とを有している。データ識別器58は、2値化回
路やビタビ復号器等で構成される。
【0040】また、ディスク装置10は、光学ヘッド1
7で生成されるプッシュプル信号SPPに含まれるウォブ
ル信号SWBよりフレーム同期信号FDおよびフレームア
ドレスデータFADを得るADIP(Address In Pre-g
roove)デコーダ60と、プッシュプル信号SPPに含ま
れるクロックマーク再生信号SCMおよび光磁気ディスク
11の固定パターン領域に対応した再生信号SMOよりデ
ータクロック信号DCKを得るデータクロック再生器7
0と、フレーム同期信号FD、フレームアドレスデータ
FADおよびデータクロック信号DCKを使用して、リ
ードゲート信号やライトゲート信号等のシステム各部に
必要なタイミング信号を発生するタイミング発生器90
とを有している。フレームアドレスデータFADはサー
ボコントローラ41にも供給され、またデータクロック
信号DCKはA/Dコンバータ57にサンプリングクロ
ックとして供給される。
【0041】図9は、ADIPデコーダ60の構成を示
している。このADIPデコーダ60は、プッシュプル
信号SPPよりウォブル信号SWBを抽出するためのバンド
パスフィルタ61と、直流カット用のコンデンサ62
と、閾値=0としてウォブル信号SWBをパルス信号PWB
に変換するコンパレータ63とを有している。
【0042】また、ADIPデコーダ60は、PLL
(phase-locked loop)回路を構成する電圧制御発振器
64aと、この電圧制御発振器64aより出力されるク
ロック信号CK24を1/24に分周する分周器64b
と、コンパレータ63より出力されるパルス信号PWB
分周器64bの出力信号との位相比較を行うための位相
比較器64cと、この位相比較器64cより出力される
位相誤差信号の低域成分を取り出して電圧制御発振器6
4aに供給するための制御信号を得るローパスフィルタ
64dとを有している。
【0043】また、ADIPデコーダ60は、コンパレ
ータ63より出力されるパルス信号PWBに対して電圧制
御発振器64aより出力されるクロック信号CK24を使
用した復調処理を行ってアドレス情報ADMを得ると共
に、このアドレス情報ADMに同期したクロック信号A
CKを得るデコード処理回路67と、このデコード処理
回路67より出力されるアドレス情報ADMをクロック
信号ACKを使用してシリアルデータからパラレルデー
タに変換するシリアル/パラレル変換器68と、このシ
リアル/パラレル変換器68の出力データに対して、ク
ロック信号ACKに同期して、同期検出、バイフェーズ
復調処理、誤り検出処理などを行って、フレーム同期信
号FDおよびフレームアドレスデータFADを得るデコ
ーダ69とを有している。
【0044】次に、図9に示すADIPデコーダ60の
動作を説明する。プッシュプル信号SPPよりバンドパス
フィルタ61でウォブル信号SWBが抽出される。そし
て、このウォブル信号SWBがコンデンサ62を介してコ
ンパレータ63に供給されてパルス信号PWBに変換され
る。上述したように、光磁気ディスク11には、バイフ
ェーズ変調後のアドレス情報ADMが周波数変調され、
この変調後の信号がグルーブウォブルとして記録されて
いる。そのため、ウォブル信号SWBは、周波数変調後の
信号と同じく、図10Aに示すように、アドレス情報A
DMの1ビット(バイフェーズ1ビット)に対応して、
“1”のときは4波を有し、“0”のときは3波を有す
るものとなっている。そのため、コンパレータ63から
は、図10Bに示すように、パルス信号PWBが得られ
る。なお、ウォブル信号SWBの振幅は、光磁気ディスク
11のグルーブウォブルの振幅に比例したものとなる。
【0045】上述せずも、“1”に対応するウォブル信
号SWBの周波数がfaであり、“0”に対応するウォブ
ル信号SWBの周波数がfbであるとき、電圧制御発振器
64aの発振周波数は、fa,fbの公倍数の周波数
(6fa=8fb)近傍で変化するように設定されてい
る。そのため、電圧制御発振器64aからは、図10C
に示すように、fc=6fa=8fbの周波数、従って
バイフェーズのビット周波数の24倍の周波数を持ち、
パルス信号PWBに同期したクロック信号CK24が得られ
る。このクロック信号CK24を基準にすると、バイフェ
ーズ1ビット=“1”に対応するパルス信号PWBは3ク
ロック分の“1”と3クロック分の“0”とからなるパ
ターン(6Tパターン)を有し、バイフェーズ1ビット
=“0”に対応するパルス信号PWBは4クロック分の
“1”と4クロック分の“0とからなるパターン(8T
パターン)を有している。
【0046】デコード処理回路67は、パルス信号PWB
より8Tパターンを3回連続して検出するときは、クロ
ック信号ACK(図10Dに図示)に同期して次のバイ
フェーズ1ビット期間に“0”を出力し、一方パルス信
号PWBより6Tパターンを4回連続して検出するとき
は、クロック信号ACKに同期して次のバイフェーズ1
ビット期間に“1”を出力する。つまり、デコード処理
回路67ではパルス信号PWBに対して復調処理が行わ
れ、このデコード処理回路67からはクロック信号AC
Kと共に、このクロック信号ACKに同期してグルーブ
ウォブルに対応したアドレス情報ADMが出力される
(図10Eに図示)。
【0047】このアドレス情報ADMはシリアル/パラ
レル変換器68でパラレルデータに変換されてデコーダ
69に供給され、このデコーダ69ではアドレス情報A
DMに対して同期検出、バイフェーズ復調処理、誤り検
出処理などが行われて、フレーム同期信号FDおよびフ
レームアドレスデータFADが得られる。これにより、
デコーダ69からは、フレーム同期信号FDと共に、ア
ドレス情報ADMより得られるフレームアドレスデータ
FADが出力される。
【0048】なお、上述説明とは異なり、例えばパルス
信号PWBより8Tパターンを2回連続して検出するとき
クロック信号ACKに同期して次のバイフェーズ1ビッ
ト期間に“0”を出力し、一方パルス信号PWBより6T
パターンを3回連続して検出するときクロック信号AC
Kに同期して次のバイフェーズ1ビット期間に“1”を
出力するようにデコード処理回路67を構成する等し
て、ディフェクトに対して強くすることもできる。
【0049】また、図11は、データクロック再生器7
0の構成を示している。このデータクロック再生器70
は、プッシュプル信号SPPよりクロックマーク再生信号
CMを抽出するためのバンドパスフィルタ71と、直流
カット用のコンデンサ72と、クロックマーク再生信号
CMより0クロス点のタイミングを示すパルス信号PCM
を得るエッジ検出器73とを有している。
【0050】また、データクロック再生器70は、再生
信号SMOの直流成分をカットするコンデンサ74と、閾
値=0として再生信号SMOをパルス信号PMOに変換する
コンパレータ75と、このパルス信号PMOからタイミン
グ発生器90より供給される固定パターンゲート信号S
Gを使用して光磁気ディスク11の固定パターン領域の
再生信号SMOに対応するパルス信号PFPをゲートするア
ンド回路76とを有している。この場合、図3Eに示す
ように、固定パターンゲート信号SGは、固定パターン
領域の再生信号SMOが得られる期間で“1”となり、そ
の他の期間では“0”となるものである。
【0051】また、データクロック再生器70は、PL
L回路を構成する電圧制御発振器77と、この電圧制御
発振器77より出力されるデータクロック信号DCKを
1/Nに分周する分周器78と、エッジ検出器73より
出力されるパルス信号PCMと分周器78の出力信号との
位相比較を行うための位相比較器79と、この位相比較
器79より出力される位相誤差信号の低域成分を取り出
すローパスフィルタ80とを有している。
【0052】また、データクロック再生器70は、アン
ド回路76より出力されるパルス信号PFPと分周器78
の出力信号との位相比較を行うための位相比較器81
と、この位相比較器81より出力される位相誤差信号の
高域成分を取り出すハイパスフィルタ82と、ローパス
フィルタ80の出力信号と接続スイッチ83を介して供
給されるハイパスフィルタ82の出力信号とを加算して
電圧制御発振器77に供給する制御信号を得るための加
算器84とを有している。接続スイッチ83にはシステ
ムコントローラ51よりスイッチ制御信号SWが供給さ
れる。これにより、接続スイッチ83は、データ書き込
み時(記録時)にはオフとされると共に、データ読み出
し時(再生時)にはオンとされる。
【0053】次に、図11に示すデータクロック再生器
70の動作を説明する。プッシュプル信号SPPよりクロ
ックマーク再生信号SCM(図12Aに図示)が抽出さ
れ、このクロックマーク再生信号SCMはコンデンサ72
を介してエッジ検出器73に供給される。そして、エッ
ジ検出器73よりクロックマーク再生信号SCMの0クロ
ス点のタイミングを示すパルス信号PCM(図12Bに図
示)が得られる。
【0054】また、光学ヘッド17(図1参照)より出
力される再生信号SMOはコンデンサ74を介してコンパ
レータ75に供給されてパルス信号PMOに変換される。
そして、アンド回路76によって、このパルス信号PMO
より光磁気ディスク11の固定パターン領域の再生信号
MOに対応するパルス信号PFPが取り出される。
【0055】そして、データ書き込み時(記録時)に
は、接続スイッチ83がオフとされることから、電圧制
御発振器77、分周器78、位相比較器79およびロー
パスフィルタ80によってPLL回路が構成され、電圧
制御発振器77には位相比較器79より出力される位相
誤差信号の低域成分のみが制御信号として供給される。
そのため、電圧制御発振器77からは、クロックマーク
再生信号SCMが持つ位相情報の低域成分によって位相が
制御されたデータクロック信号DCKが得られる。
【0056】また、データ読み出し時(再生時)には、
接続スイッチ83がオンとされることから、電圧制御発
振器77、分周器78、位相比較器79,81、ローパ
スフィルタ80およびハイパスフィルタによってPLL
回路が構成され、電圧制御発振器77には位相比較器7
9より出力される位相誤差信号の低域成分と位相比較器
81より出力される位相誤差信号の高域成分との加算信
号が制御信号として供給される。そのため、電圧制御発
振器77からは、クロックマーク再生信号SCMが持つ位
相情報の低域成分と固定パターン領域の再生信号SMO
持つ位相情報の高域成分とによって位相が制御されたデ
ータクロック信号DCKが得られる。なお、図12E
は、データクロック信号DCKを示している。
【0057】次に、図1に示す光磁気ディスク装置10
の動作を説明する。ホストコンピュータよりシステムコ
ントローラ51にデータライトコマンドが供給される場
合には、データ書き込み処理(記録処理)が行われる。
この場合、SCSIインタフェース53で受信されてデ
ータバッファ52に格納されているホストコンピュータ
からの書き込みデータに対して、ECC回路54で誤り
訂正符号の付加処理が行われ、さらにデータ変調器55
でNRZIデータへの変換処理が行われる。そして、デ
ータ変調器55より磁気ヘッドドライバ16に記録デー
タDrおよび固定パターン信号SFPが供給され、光磁気
ディスク11のターゲット位置としてのデータ領域に記
録データDrが記録されると共に、記録データDrが記
録されるデータ領域に対応した固定パターン領域に固定
パターン信号SFPが記録される。
【0058】また、ホストコンピュータよりシステムコ
ントローラ51にデータリードコマンドが供給される場
合には、データ読み出し処理(再生処理)が行われる。
この場合、光磁気ディスク11のターゲット位置として
のデータ領域およびそのデータ領域に対応した固定パタ
ーン領域より再生信号SMOが得られる。この再生信号S
MOはイコライザ回路56で周波数特性が補償され、A/
Dコンバータ57でデータクロック信号DCKを使用し
てディジタル信号に変換され、その後にデータ識別器5
8でデータの識別が行われて再生データDpが得られ
る。そして、この再生データDpに対して、データ復調
器59でNRZI逆変換が行われ、さらにECC回路5
4で誤り訂正処理が行われて読み出しデータが得られ
る。そして、この読み出しデータはデータバッファ52
に一旦格納され、その後に所定タイミングでSCSIイ
ンタフェース53を介してホストコンピュータに送信さ
れる。
【0059】なお、データ書き込み処理やデータ読み出
し処理において、磁気ヘッド51および光学ヘッド17
はサーボコントローラ41によってターゲット位置にシ
ーク制御される。この場合、ADIPデコーダ60より
出力されるフレームアドレスデータFADを参照してシ
ーク動作が行われる。また、データ書き込み時(記録
時)には、データクロック再生器70よりクロックマー
ク再生信号SCMが持つ位相情報の低域成分によって位相
が制御されたデータクロック信号DCKが得られ、この
データクロック信号DCKに同期してデータ書き込みの
処理が行われる。一方、データ読み出し時(再生時)に
は、データクロック再生器70よりクロックマーク再生
信号SCMが持つ位相情報の低域成分と固定パターン領域
の再生信号SMOが持つ位相情報の高域成分とによって位
相が制御されたデータクロック信号DCKが得られ、こ
のデータクロック信号DCKに同期してデータ読み出し
の処理が行われる。
【0060】このように本実施の形態においては、デー
タ読み出し時(再生時)には、データクロック再生器7
0よりクロックマーク再生信号SCMが持つ位相情報の低
域成分と固定パターン領域の再生信号SMOが持つ位相情
報の高域成分とによって位相が制御されたデータクロッ
ク信号DCKを得るものであり(図11参照)、クロッ
クマーク再生信号SCMのS/Nが悪くても再生データに
高精度に同期したクロック信号を得ることができ、デー
タ読み出し処理の精度を上げることができる。
【0061】また、光磁気ディスク11のグルーブウォ
ブルの振幅が変調後の信号の周波数に応じて変化するよ
うにされ、アドレス情報ADMの“1”および“0”の
接合部に対応するグルーブウォブルの0クロス点での傾
きが変化しないようにされている(図4参照)。そのた
め、アドレス情報ADMの“1”および“0”の接合部
に対応するウォブル信号SWBの時間軸方向のジッタを低
減でき、ADIPデコーダ60(図9参照)でアドレス
情報ADMを良好に得ることができる。上述したように
本実施の形態においては、アドレス情報ADMの“1”
および“0”に対応するグルーブウォブルの波数がそれ
ぞれ整数とされており、アドレス情報ADMの“1”お
よび“0”に対応するグルーブウォブルの接合部は全て
0クロス点となることから、特に有効である。
【0062】また、ADIPデコーダ60では、アドレ
ス情報ADMの“1”および“0”のデータにそれぞれ
対応するウォブル信号SWBの周波数fa,fbの公倍数
の周波数fc(=6fa=8fb)を持つクロック信号
CK24を使用した復調処理でアドレス情報ADMを得る
ものである(図9参照)。そのため、PLL回路を1系
統持つだけで構成でき、ADIPデコーダ60の構成が
簡単となる利益がある。この場合、アドレス情報ADM
の“1”および“0”に対応するグルーブウォブルの波
数がそれぞれ整数とされており、アドレス情報ADMの
“1”および“0”のデータにそれぞれ対応してコンパ
レータ63より出力されるパルス信号PWBは常に同じ形
状となることから、デコード処理回路67におけるクロ
ック信号CK24を使用した復調処理を容易に行うことが
できる。
【0063】なお、上述実施の形態においては、光磁気
ディスク11のグルーブ部12Gの片側のみウォブリン
グした状態とされたものを示したが、グルーブ部12G
の両側がウォブリングされた状態であってもよい。
【0064】また、上述実施の形態においては、グルー
ブ部12Gのウォブリングしている側にクロックマーク
CMがプリフォーマットされたものを示したが、ウォブ
リングしていない側にクロックマークCMがプリフォー
マットされてもよく、さらには両側にクロックマークC
Mがプリフォーマットされていてもよい。
【0065】また、上述実施の形態においては、アドレ
ス情報ADMの“1”および“0”に対応するグルーブ
ウォブルの波数がそれぞれ「4」、「3」としたが、こ
れに限定されるものではなく、また整数でなくてもよ
い。
【0066】また、上述実施の形態においては、記録領
域の固定パターン領域がクロックマークCMの記録位置
に1対1に対応して設けられているが、必ずしも対応さ
せる必要はない。例えば、固定パターン領域の個数をク
ロックマークCMの個数より少なくしてもよい。
【0067】また、上述実施の形態においては、光磁気
ディスク11の固定パターン領域にはNRZIデータに
同期した2Tの固定パターン信号が記録されるものであ
ったが、1Tあるいは3T以上の固定パターン信号が記
録されるようにしてもよい。ただし、パターン間隔が短
くなると、MTF(Modulation Transfer Function)に
よって再生信号SMOの振幅が小さく、S/Nが悪化した
ものとなる。逆に、パターン間隔が長くなると、位相比
較のためのエッジ数を同じ数だけ得るためには、固定パ
ターン領域を広くとる必要があり、データが記録される
データ領域が狭くなる。
【0068】また、上述実施の形態において、ADIP
デコーダ60では、アドレス情報ADMの“1”および
“0”のデータにそれぞれ対応するウォブル信号SWB
周波数fa,fbの公倍数の周波数fc(=6fa=8
fb)を持つクロック信号CK24を使用した復調処理を
行うようにしたものであるが、周波数fa,fbのその
他の公倍数の周波数を持つクロック信号を使用して同様
の復調処理を行うことができる。
【0069】また、上述実施の形態においては、光磁気
ディスク11にプリフォーマットされたクロックマーク
CMの再生信号より位相情報を得るものを示したが、こ
の発明はサンプルサーボ方式でプリフォーマットされて
いるクロックピットの再生信号より位相情報を得るもの
にも同様に適用できる。
【0070】また、上述実施の形態においては、この発
明を光磁気ディスク11に適用したものであるが、この
発明はアドレス情報が周波数変調され、変調後の信号が
グルーブウォブルとして記録されるその他の光ディスク
にも適用できることは勿論である。
【0071】
【発明の効果】この発明によれば、アドレス情報の
“1”および“0”の接合部に対応するグルーブウォブ
ルの0クロス点での傾きが変化しないため、アドレス情
報“1”および“0”の接合部に対応するウォブル信号
の時間軸方向のジッタを大幅に低減でき、アドレス情報
を良好に得ることができる。また、アドレス情報の
“1”および“0”に対応するグルーブウォブルの波数
をそれぞれ整数とすることで、アドレス情報の“1”お
よび“0”に対応するグルーブウォブルの接合部を全て
0クロス点とすることができるが、この場合に上述した
ように0クロス点での傾きが変化しないようにすること
は特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としての光磁気ディスク装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】光磁気ディスクのセクタのレイアウトを示す図
である。
【図3】セクタ(ウォブルアドレスフレーム)フォーマ
ットを説明するための図である。
【図4】グルーブウォブルの構成例を示す図である。
【図5】光学ヘッドの光学系を示す斜視図である。
【図6】光学ヘッドの光学系を構成するフォトディテク
タの構成と、その上に形成されるスポットを示す図であ
る。
【図7】光学ヘッドの光学系を構成するウォラストンプ
リズムの構成例を示す図である。
【図8】ウォラストンプリズムによる光線の分離状態を
示す図である。
【図9】ADIPデコーダの構成を示すブロック図であ
る。
【図10】ADIPデコーダの動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図11】データクロック再生器の構成を示すブロック
図である。
【図12】データクロック再生器の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図13】従来のグルーブウォブルの構成例を示す図で
ある。
【図14】従来の周波数復調回路の構成を示すブロック
図である。
【図15】周波数復調回路の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
10・・・光磁気ディスク装置、11・・・光磁気ディ
スク、12G・・・グルーブ部、12L・・・ランド
部、15・・・外部磁界発生用の磁気ヘッド、16・・
・磁気ヘッドドライバ、17・・・光学ヘッド、18・
・・レーザドライバ、41・・・サーボコントローラ、
51・・・システムコントローラ、52・・・データバ
ッファ、53・・・SCSIインタフェース、54・・
・ECC回路、55・・・データ変調器、57・・・A
/Dコンバータ、58・・・データ識別器、59・・・
データ復調器、60・・・ADIPデコーダ、61・・
・バンドパスフィルタ、63・・・コンパレータ、64
・・・PLL回路、64a・・・電圧制御発振器、64
b・・・分周器、64c・・・位相比較器、64d・・
・ローパスフィルタ、67・・・デコード処理回路、6
9・・・デコーダ、70・・・データクロック再生器、
71・・・バンドパスフィルタ、73・・・エッジ検出
器、75・・・コンパレータ、76・・・アンド回路、
77・・・電圧制御発振器、78・・・分周器、79,
81・・・位相比較器、80・・・ローパスフィルタ、
82・・・ハイパスフィルタ、83・・・接続スイッ
チ、84・・・加算器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アドレス情報が周波数変調され、変調後
    の信号がグルーブウォブルとして記録される光ディスク
    において、 上記グルーブウォブルの振幅を上記変調後の信号の周波
    数に応じて変化させ、 上記アドレス情報の“1”および“0”の接合部に対応
    する上記グルーブウォブルの0クロス点での傾きが変化
    しないようにした光ディスク。
  2. 【請求項2】 上記アドレス情報はバイフェーズ変調さ
    れた後の信号であることを特徴とする請求項1に記載の
    光ディスク。
  3. 【請求項3】 上記アドレス情報の“1”および“0”
    に対応する上記グルーブウォブルの波数がそれぞれ整数
    であることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク。
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