JPH10207786A - メモリシステム - Google Patents

メモリシステム

Info

Publication number
JPH10207786A
JPH10207786A JP9024283A JP2428397A JPH10207786A JP H10207786 A JPH10207786 A JP H10207786A JP 9024283 A JP9024283 A JP 9024283A JP 2428397 A JP2428397 A JP 2428397A JP H10207786 A JPH10207786 A JP H10207786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
defective
data
memory
code
access
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9024283A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Nagasawa
好章 永澤
Yutaka Akagi
裕 赤木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANEBO DENSHI KK
Kanebo Ltd
Original Assignee
KANEBO DENSHI KK
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KANEBO DENSHI KK, Kanebo Ltd filed Critical KANEBO DENSHI KK
Priority to JP9024283A priority Critical patent/JPH10207786A/ja
Publication of JPH10207786A publication Critical patent/JPH10207786A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 元来不良チップとして処理されるメモリを用
いて、その不良箇所を救済するコントローラを設けて不
良メモリを利用可能とすることにより、実質的な歩留り
を向上させ、メモリ製造工程におけるコストの低減を図
る。 【構成】 複数個の不良メモリ、その不良箇所救済用デ
ータを格納する冗長メモリ、及びそれらの情報に基づき
ECC演算を行い入出力データを制御するコントローラ
を備えており、システムアクセス時に不良メモリデータ
及び不良箇所救済用データ情報に基づき正常な系を形成
するメモリシステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリシステムに
関するものであって、特に不良箇所を含むメモリを使用
して構成されたメモリシステムに関するものであり、初
期不良として廃棄されるメモリデバイスの救済手段に有
効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】メモリチップに発生した不良アドレスに
対しては、ウェハの段階で発生した不良に対しては、全
アドレス検査を行い予め用意されている冗長回路に代替
するいわゆるリタンダンシーといわれる技術が一般的に
行われている。その後のアセンブリ及び各種テストの段
階で発生した不良に対しては、通常は初期不良品として
取り扱い、廃棄されることとなる。かかるアセンブリ及
び各種テストの工程で発生する不良率は、概略10〜3
0%と非常に高いものであり、メモリ製造の歩留まり率
の向上の妨げとなっている。
【0003】そして、近年、メモリの大容量化に伴いこ
の不良デバイス複数個用いてメモリシステムを構成し、
その不良箇所を予め準備しておいた代替デバイスに置き
換えることにより、不良メモリを利用する方法が考案さ
れている。互いに重複しないアドレスに不良部分を有す
る複数個の不良メモリを組み合わせて不良アドレスへの
アクセス時には良メモリに代替する技術や、特開平8−
16486号公報に開示される技術がある。開示された
公報に記載された発明は、メモリ内蔵コントローラを用
いて不良アドレスアクセス時に内蔵の良メモリに代替さ
せることにより代替制御を行うものである。詳しくは、
DRAMと同じ入力インターフェイスを持ち、不良のX
アドレスを記憶する回路及び不良とされたDRAMに対
応したデータバスをOE信号を使って制御し不良DRA
Mと内部のメモリデータとの代替を行うことを特徴とす
るものである。つまり、モジュール単位でその不良デバ
イスに応じた不良情報をPLD(プログラマブル・ロジ
ック・デバイス)やROMなどの外部記憶装置、フラッ
シュメモリ等の記憶素子に記憶させておき、記憶した不
良情報に該当するアドレスのアクセス時に内蔵の良メモ
リに代替させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、重複し
ないアドレスに不良部分を有するメモリを組み合わせて
用いることは、少数の不良メモリを扱うのであれば比較
的有効な手法であるが多数のデバイスを処理する際は実
用性に問題がある。つまり、相互に独立したブロックに
不良が存在するデバイスを対象デバイスとし予め決めら
れた場所に配置する方法で同時に2デバイス以上の不良
ブロックをアクセスしないようにアクセス場所を操作
し、それぞれ不良ブロックのアクセス時には準備してお
いた代替デバイスの良好ブロックに置き換えることでモ
ジュールとして正常な動作を行わせているわけである
が、この方法では固定ブロックの条件にあう不良デバイ
スは対象デバイスとして代替救済が可能であるがこの条
件にあわないものは不良デバイスとして使用できず効率
が悪い。
【0005】また、特開平8−16486号公報に記載
された発明では、これら不良デバイスの条件をコントロ
ーラに内蔵させたフラッシュメモリに記憶させその記憶
情報に基づき代替制御させる手法があるがモジュール単
位でプログラミングが必要でありかつプログラミング手
段が高価なものになりがちであり実用性にいずれも問題
がある。
【0006】かかる問題点に鑑み、本発明は、特に特殊
なデバイスや手法を用いることなく、対象の不良デバイ
スの歩留りを向上させ、さらにこれに加えたモジュール
構成及びその代替制御を行うコントローラも既存の良モ
ジュールのみによるメモリと同様のもので対応でき、生
産性の向上及び不良デバイスの有効救済を現実的に可能
とするモジュール及びその代替制御コントローラを提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本願発明の請求項1に係る発明は、複数の不良メモ
リデバイスを用いて所望の記憶容量を実現するメモリシ
ステムであって、その一部に不良ブロックを有する複数
の不良メモリデバイスと、ECC符号である単一シンボ
ル訂正リードソロモン符号の符号化回路及び復号化回路
を有するコントローラと、前記符号に基づく冗長データ
を記憶するメモリデバイスとを有することを要旨とする
ものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本願発明において開示される発明
を、添付した図を用いて説明する。尚、以下の説明では
DRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモ
リ)を用いたモジュールにて概要を説明するが本願発明
の内容はDRAMモジュールに限定されるものではない
ことを明記しておく。
【0009】
【実施例1】図1は、本願発明の請求項1に係る不良デ
バイス救済用メモリシステムの第1の実施例を示す。こ
の図1において、本発明の一実施例であるメモリシステ
ムは、1M(メガ)DRAM(256Kword×4b
it)構成の不良DRAM(1)〜(8)と、その不良
ブロックを代替する不良DRAMと同じ構成の冗長DR
AM(9)〜(10)と、そのデータ入出力を制御し外
部からのアクセス内容に応じてリアルタイムにECC
(Error Checking and Corre
cting:エラー検出・訂正)演算を行うコントロー
ラ(11)で構成されるものである。実施例1において
は、いわゆる32ビットのコンピュータシステムにおい
て本願発明を適用した一例であって、不良メモリを活用
するためのECC符号として単一シンボル訂正RS(R
eed−Solomon)符号を用いて正常な系を構成
するものであり、以下これについて説明をする。
【0010】図1においてコントローラ(11)以外
は、すべて不良メモリで構成されている。もちろん、良
品が混在していても一切差し支えはないものである。R
S符号としてGF(24 )の元を根とし既約多項式G
(X)=X4 +X+1,生成多項式(X−α)(X−
1)の単一シンボル訂正モデルを扱うことにする。本符
号は4ビットを1シンボルとして扱い、情報13シンボ
ル、冗長2シンボルの計15シンボル単位で演算を行う
ことができるものである。本実施例1の場合には、外部
からの情報データMD[31:0]の32ビット8シン
ボルを情報シンボルに割り振ることとするため、残り5
シンボルの不足が生じるが、この不足したデータには必
ず”0”を割り振ることにする。この各情報に対して外
部からのライト時にはコントローラは、符号化を行い冗
長データDMD[7:0]の8ビットを生成し、冗長D
RAM(9)及び(10)に割り振る。リード時は外部
からのアクセスに基づき不良データFMD[31:0]
の32ビット及び冗長データDMD[7:0]の8ビッ
トを読み込み訂正演算を行う。
【0011】その際、エラーがなければFMD[31:
0]のデータを外部データバスMD[31:0]にその
まま出力すればよい。もし、アクセスした番地において
不良DRAMの何れかが不良番地であれば読み込んだ際
にエラーを検出できるため、冗長データに基づきエラー
のシンボルを訂正しMD[31:0]に出力すればよ
い。この演算単位は対象とする外部バス幅に対して32
ビットである必要はなく、16ビットであればその情報
シンボルを16ビットに割り振り残りの9シンボルに”
0”を割り振れば簡易に対応させることが可能である。
また、演算モデルを変更すれば同様に13シンボル以上
のデータにも対応可能である。
【0012】図2に本発明に係る不良デバイスの混在を
可能にするシステム制御用LSIの実施例を示す。外部
からのコントロール信号(RAS、CAS、WE)を受
けアクセス内容を認識し不良デバイス群(1)〜(8)
及び冗長デバイス群(9)〜(10)に対するデータの
双方向制御を行う入出力制御部(12)、外部からのラ
イトデータに従って所定の演算を行い冗長データを生成
する符号化部(13)、不良デバイスデータFMD[3
1:0]及び冗長データDMD[7:0]に従ってエラ
ー検出及び訂正動作を行う復号化部(14)から構成さ
れるものである。
【0013】本実施例に係るLSIにおいては、データ
の入出力単位は32ビット単位であるため、この32ビ
ットをECC演算における情報ビットに割り振り、符号
化及び復号化を行う。一般的なDRAMのメモリシステ
ムにおいては、ライトアクセスはCAS信号のイネーブ
ル時のWE信号のイネーブルで決定され、その際のデー
タをライトデータとしてメモリに取り込む。本実施例に
係るLSIは予め規定の演算則に基づき剰余シンボルと
して符号化をおこない冗長データDMD[7:0]を出
力し、不良デバイスへのデータに関しては、図2に示す
ように符号化演算に用いるとともに、FMD[31:
0]として不良デバイス群(1)〜(8)の各4ビット
に対応付けて出力すればよい。
【0014】このセットを外部からのCAS信号のイネ
ーブルまでに完了しておくことにより、不良デバイス及
び冗長デバイスへのライト動作は問題なく行われる。
【0015】次に、リード動作について説明する。リー
ド動作では図1の構成よりCAS信号のイネーブルに同
期して不良デバイスデータFMD[31:0]及び冗長
デバイスデータDMD[7:0]を本実施例のLSIに
取り込むことができるため、そのデータを図2に示した
ように復号化部(14)に取り込む。
【0016】本例記載の符号のアルゴリズムからいわゆ
るシンドローム演算、誤り位置演算及び誤りの大きさ演
算を行い訂正動作の必要のあるシンボルについて上記の
演算結果に基づき訂正動作を行うこととなる。
【0017】具体的な動作について、図3、図4に示す
タイミングチャートに基づいて説明する。図3は、いわ
ゆる32ビットシステムにおいて本実施例のLSIを用
いてシステムを構成した際のリードアクセス時のタイミ
ングチャートを示し、図4は、ライトアクセス時の一例
を示す。一般的なDRAMアクセスの詳細の説明につい
ては、公知であるためここでは省略する。
【0018】今、リードアクセスにおいて所定のロウ、
カラムアドレスが指定された後に不良DRAM(1)〜
(8)及び冗長DRAM(9)〜(10)は、FMD
[31:0]及びDMD[7:0]のデータをLSIに
対して出力する。LSIではその40ビットのデータよ
りエラー検出訂正動作を行うため通常のシステムのリー
ド時間に対して演算時間(図3及び図4における(A)
の部分)を経た後、MD[31:0]に出力する。本デ
ータはいわゆる単一シンボル訂正のRS符号の復号動作
を行うため、図1のシステムにおいて任意アドレスに対
し各DRAM(1)〜(10)のいずれか1個のデバイ
スの不良であればすべての不良を救済できる。
【0019】図1に示したように、不良デバイス(1)
〜(8)及び冗長デバイス(9)〜(10)には4ビッ
ト構成のデバイスを使った際のシステムにて説明を行っ
たが、これらのデバイスは4ビット構成に限定されるも
のではなく、一般的な8ビットや16ビットのデバイス
を用いても容易に構成は可能である。その際、4ビット
1シンボルの単一シンボル訂正RS符号のECC演算を
用いていれば任意アドレスアクセス時の許容されるエラ
ー内容が異なるが、本願発明においては、この適用する
ECC符号に関して特に制限はないので適用するECC
符号並びにそのシステム構成に自由度を許容可能であ
る。
【0020】通常、メモリデバイスの不良として、単一
ビット若しくは複数ビットがランダムに存在するビット
不良とロウ、カラムラインがライン単位で不良となるラ
イン不良に大別することができる。これら多種多様な不
良が存在するメモリデバイスに対して、従来の技術に示
されるような予め不良アドレスが既知でなければならな
い救済手法では、そのアドレスを調べる手間やそのアド
レスの信頼度に対して問題があった。しかしながら、本
願発明のようにECC符号を用いた系を構成することに
よりアドレスを調べる手間が不要であり、ランダムに選
んで構成したとしても、図1に示す構成の場合それぞれ
のデバイスにランダム4ビット不良が存在すると仮定し
て計算すると、単一シンボル訂正RS符号を用いると9
9.7%以上の確率で救済可能である。よって、出荷後
におきる不良に対しても既存のエラーアドレスと同一ア
ドレスで他のシンボルがエラーにならない限り全く問題
ない。
【0021】但し、図1の点線で囲まれた制御ブロック
部(15)を持たない一般的良品DRAMシステムのア
クセスの際に比較して一度全デバイスのデータ入出力が
一度コントローラを経由するため、その分のアクセスタ
イム特性及びライト時のデータセットアップ特性に関し
て若干の劣化はある。
【0022】従って、図1のような基本構成とすること
により、若干の特性劣化のみで不良デバイスの混在もし
くは不良デバイスのみで、正常な系が容易に構成でき、
かつ不良デバイスを用いながら実装後の不良に対しても
信頼度の高いシステムが構成できる。
【0023】
【実施例2】図5に、本発明に係わるメモリ装置の第2
の実施例を示す。この図においても、説明の便宜上、1
MDRAM(256Kword×4bit)構成の不良
DRAM(1)〜(8)と、その不良DRAMと同じ構
成の冗長DRAM(9)〜(10)、及びそのデータ入
出力を制御し外部からのアクセス内容に応じてリアルタ
イムにECC演算を行うコントローラ(11)で構成さ
れるものとする。
【0024】前述の実施例1で示した例は、32ビット
単位の制御が前提であり、このうちの任意バイトに対し
ての制御には言及していない。実際には、ECC符号の
特性上、その演算単位にあった単位での制御が必要であ
るが、昨今の様々なシステムを考慮すれば、それだけで
は不十分である。通常、32ビットのアーキテクチャー
を持つシステムにおける、任意のバイトにのみ必要な場
合に対応した、良品システムの一例を図10に示す。ま
た、そのアクセスのタイミングについてタイミングチャ
ートとして図11、図12に示す。尚、本良品システム
における詳細の説明は公知のものであるため説明は省略
する。以下に、32ビットバスにおけるバイトアクセス
システムへの適用例を説明する。
【0025】一般的には、適用の手法としては、各バイ
ト毎にCAS信号を割り振り、それを個別に制御するこ
とにより実現している。その際、前述の図1の構成例で
はCAS信号が1本であるのに対して、本実施例では、
複数のCAS信号CAS[3:0]を個別のバイト単位
に割り振ることになる。CAS0のみイネーブルであれ
ば、外部が要求するデータは不良DRAM(1)、
(2)のデータであり、MD[31:0]のうち下位8
ビットMD[7:0]のみが有効データとなる。そのよ
うな制御を行うシステムに対し外部からのアクセスがバ
イトアクセスの場合であっても、本願発明の目的の1つ
である不良デバイスを用いて正常な系を構成する手段に
ECC符号を用いる場合には、その演算の特性上必ず一
定の演算長(本実施例の場合には15シンボル)が必要
となる。この演算長を合わせつつ外部に対しては図1
1、図12に示した良品システムと同様の動作を可能に
したものである。
【0026】図6にバイト制御を考慮したコントローラ
の一例を示す。前述の固定長システムに対して、不良デ
バイス(1)〜(8)に対して、FRAS、FCAS、
FWEの制御信号及び冗長デバイス(9)〜(10)に
対して、DRAS、DCAS、DWE、DAなどの制御
信号がLSIにて制御される特徴を有するものである。
具体的には、リード、ライトアクセスについて図7、図
8のタイミングチャートをもとに説明をしていく。
【0027】図7において、RAS0のイネーブルに同
期しFRAS[1:0]及びDRASがイネーブルにな
り、そのときのA[8:0]及びDA[8:0]を取り
込み各デバイスではロウアドレスがセットされる。その
後、いわゆるRAS−CASレーテンシーのタイミング
を経て、カラムアドレス及びCAS0が順次セット、イ
ネーブルになるため、そのCAS0に同期してFCAS
[3:0]、DCASがセットされ、FMD[31:
0]、DMD[7:0]を同時にコントローラ(11)
に読み込む。すなわち、リードアクセスをコントローラ
が受け付ければそれが複数バイト、単一バイトのアクセ
スに関係なく構成デバイス(1)〜(8)に対して同時
にリードアクセスを行うように、図6に示す入出力制御
部にて動作させる。この読み込んだデータを基にして、
復号化部(14)にて、復号化演算を実施し、訂正実行
部(16)にて訂正動作完了後のデータMDO[31:
0]を生成する。外部からのアクセスがリード動作であ
りアクセスされたバイトがCAS0にて制御されるMD
[7:0]であることが既知のため、MDBC[0]を
イネーブルにし外部に対してMDO[7:0]を出力す
ることができる。
【0028】但し、本実施例においても構成デバイスの
データリード後に復号化演算を行うため演算時間分の時
間(図7における(C)の部分)が、通常の良品システ
ムに比較して長く必要になる。
【0029】続いてライト動作を図8のタイミングチャ
ート及び図6のコントローラのブロック図を参照しなが
ら説明していく。リード動作と同様に、RAS0のイネ
ーブルに同期しFRAS[1:0]及びDRASをイネ
ーブルになりそのときのロウアドレスが構成デバイスに
セットされる。ライト動作の場合には、次に、カラムア
ドレス、WE、CAS0が外部よりセットされる。バイ
ト制御と適用するリードソロモン符号の演算長の関係よ
り1バイトのライトデータに対して他の3バイトデータ
も含めて冗長データを決める必要がある。すなわち、図
8において、(A)点でのライト対象バイトを入出力制
御部にて判断し、不良DRAM(1)〜(8)へのアク
セスを制御する必要がある。ここで、ライト対象のデー
タは不良DRAM(1)〜(2)に割り振ったバイトで
あるため、そのライト制御信号FWE0のみイネーブル
にし他のFWE[3:1]の信号はリードモードにそれ
ぞれセットする(図8における(B)点)。その後、F
CAS[3:0]をイネーブルにすれば不良DRAM
(1)〜(2)に対してはライト動作、不良DRAM
(3)〜(8)に対してはリード動作を同時に行うこと
ができることとなる(図8における(C)点)。
【0030】この時点で不良DRAM(1)〜(2)に
対するライト動作は完了するが、冗長データのセット
は、いわゆるCASアクセス時間(図中(F))を経
て、コントローラにFMD[31:8]を通じて読み込
むことが可能なため、タイミングのマージンを見計らい
冗長DRAM(9)〜(10)に対するDWEをセット
するとともにそのエッジでFMD[31:8]を保持し
その後のデータホールドを確保する。このタイミングの
合わせ込みはFCAS信号から遅延回路の手段を用いて
も他のタイミング信号に同期させても構わない。
【0031】そのDWEに同期してFMD[31:8]
及びMD[7:0]より符号化されたDMD[7:0]
をセットしておけば所定のタイミングを見計らいDCA
Sをイネーブルにし冗長DRAM9〜10へのライト動
作が完了する(図中(G)点)。本実施例のタイミング
チャートでは、外部に対してCAS0後RAS0ホール
ドタイム(図8における(H)の部分)を余分にとり、
冗長データライト時における次のデータアクセスを出来
ないような設定となっているが、CAS0のイネーブル
が十分にあれば当然必要なくなり、またDRASイネー
ブルのタイミングを補正することにより解決できる。
【0032】従って、任意のバイトアクセスに対して、
そのアドレスの残りのデータをリードし冗長データを生
成することにより、絶えず最新のアドレスデータに対す
る冗長データをセットするため、先に述べたリード動作
において一連の復号化用データを取り出すことが可能に
なる。本願記載の任意バイトアクセスを応用したシステ
ムとして、8ビットシステムで応用した例を図9に示
す。基本的動作としては前述の図7、図8で説明したも
のと同一である。図9に示したシステムは、任意バイト
を指定する手段としてCAS信号を利用した例を示した
が、任意バイトを指定する信号はRAS信号であっても
構わない。すなわち、演算に用いた符号の情報シンボル
の範囲内であれば外部バス幅やバンク制御手法へのいか
んに関わらず自由度を許容するシステムを提供できる。
【0033】以上詳述したように、本願発明に係る実施
例を具体的に説明してきたが、これらの実施例に限定さ
れるものではなく、このほかにも様々なシステム形態な
らびにLSI形状が構成可能である。例えば、冗長デバ
イスをLSIに内蔵させシステムの小型化を図るような
ものであっても良い。また、一般的に、メモリデバイス
の不良はその製造環境並びに製造工程により比較的似た
形態をとることが多いため、適用するECC符号をその
不良形態に一番適したものに選択しても良い。また、良
品のみを用いたシステムに適用しシステムの信頼性の向
上を図る目的で使用しても良い。また、その構成デバイ
スに対して様々なインターフェース形状を有するDRA
Mに対してインターフェース形状の調整を図りプログラ
マブルに対応させても良い。また、いわゆるメモリデバ
イス単体において従来のリタンダンシーによる不良救済
手段のかわりにRS符号を用いて更に強力な不良救済手
段として用いても良い。
【0034】
【発明の効果】本願発明の請求項1に係る発明によれ
ば、上記手段によれば不良デバイスの使用に際して特に
高価なシステムを必要とせず良品デバイスを用いたシス
テムと同等の動作が可能であり有効に活用させる事がで
き、且つECC制御を全データに対して行うことにより
偶発的に起きたシステム内での不良に対しても確率的に
対処可能となるため実質的に歩留りの向上及びコスト低
減の実現を図ると共にシステムの信頼性の向上を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の32ビットシステム構成の一実施例を
示す図である。
【図2】本発明の32ビットシステム制御用LSIの一
実施例を示す図である。
【図3】本発明の32ビットシステム時のリードアクセ
スタイミング図である。
【図4】本発明の32ビットシステム時のライトアクセ
スタイミング図である。
【図5】本発明のバイト制御可能な32ビットシステム
構成の一実施例を示す図である。
【図6】本発明のバイト制御可能な32ビットシステム
制御用LSIの一実施例を示す図である。
【図7】本発明のバイト制御可能な32ビットシステム
時のリードアクセスタイミング図である。
【図8】本発明のバイト制御可能な32ビットシステム
時のライトアクセスタイミング図である。
【図9】本発明の8ビットシステム構成の一実施例を示
す図である。
【図10】従来のバイト制御可能な32ビットシステム
構成の一実施例を示す図である。
【図11】従来のバイト制御可能な32ビットシステム
時のリードアクセスタイミング図である。
【図12】従来のバイト制御可能な32ビットシステム
時のライトアクセスタイミング図である。
【符号の説明】
1〜8 不良デバイス 9〜10 冗長デバイス 11 コントローラ 12 入出力制御部 13 符号化部 14 復号化部 15 制御ブロック 16 訂正実行部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の不良メモリデバイスを用いて所望
    の記憶容量を実現するメモリシステムであって、その一
    部に不良ブロックを有する複数の不良メモリデバイス
    と、ECC符号である単一シンボル訂正リードソロモン
    符号の符号化回路及び復号化回路を有するコントローラ
    と、前記符号に基づく冗長データを記憶するメモリデバ
    イスとを有することを特徴とする不良メモリデバイス救
    済メモリシステム。
JP9024283A 1997-01-22 1997-01-22 メモリシステム Pending JPH10207786A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9024283A JPH10207786A (ja) 1997-01-22 1997-01-22 メモリシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9024283A JPH10207786A (ja) 1997-01-22 1997-01-22 メモリシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10207786A true JPH10207786A (ja) 1998-08-07

Family

ID=12133867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9024283A Pending JPH10207786A (ja) 1997-01-22 1997-01-22 メモリシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10207786A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101258471A (zh) * 2005-07-15 2008-09-03 Gsip有限责任公司 闪存纠错
US9117035B2 (en) 2005-09-26 2015-08-25 Rambus Inc. Memory system topologies including a buffer device and an integrated circuit memory device
US11328764B2 (en) 2005-09-26 2022-05-10 Rambus Inc. Memory system topologies including a memory die stack

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101258471A (zh) * 2005-07-15 2008-09-03 Gsip有限责任公司 闪存纠错
JP2009501380A (ja) * 2005-07-15 2009-01-15 ジーエス・アイピー・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー フラッシュエラー訂正
US8140939B2 (en) 2005-07-15 2012-03-20 Gs Ip Limited Liability Company Flash error correction
US9117035B2 (en) 2005-09-26 2015-08-25 Rambus Inc. Memory system topologies including a buffer device and an integrated circuit memory device
US9563583B2 (en) 2005-09-26 2017-02-07 Rambus Inc. Memory system topologies including a buffer device and an integrated circuit memory device
US9865329B2 (en) 2005-09-26 2018-01-09 Rambus Inc. Memory system topologies including a buffer device and an integrated circuit memory device
US10381067B2 (en) 2005-09-26 2019-08-13 Rambus Inc. Memory system topologies including a buffer device and an integrated circuit memory device
US10535398B2 (en) 2005-09-26 2020-01-14 Rambus Inc. Memory system topologies including a buffer device and an integrated circuit memory device
US10672458B1 (en) 2005-09-26 2020-06-02 Rambus Inc. Memory system topologies including a buffer device and an integrated circuit memory device
US11043258B2 (en) 2005-09-26 2021-06-22 Rambus Inc. Memory system topologies including a memory die stack
US11328764B2 (en) 2005-09-26 2022-05-10 Rambus Inc. Memory system topologies including a memory die stack
US11727982B2 (en) 2005-09-26 2023-08-15 Rambus Inc. Memory system topologies including a memory die stack

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11734106B2 (en) Memory repair method and apparatus based on error code tracking
US8245109B2 (en) Error checking and correction (ECC) system and method
US6493843B1 (en) Chipkill for a low end server or workstation
US10198314B2 (en) Memory device with in-system repair capability
JPH08203294A (ja) メモリ
US20240095134A1 (en) Memory module with dedicated repair devices
US10481973B2 (en) Memory module with dedicated repair devices
GB2201016A (en) Memories and the testing thereof
KR20190106274A (ko) 메모리 칩 및 그것을 포함하는 테스트 시스템
US8413018B2 (en) Separate memories and address busses to store data and signature
JP2000011693A (ja) データ転送装置、メモリデバイス試験装置、データ転送方法及びメモリデバイス試験方法
JPH10207786A (ja) メモリシステム
TW202038248A (zh) 具糾錯電路的記憶體
US6279129B1 (en) Configuration of memory cells and method of checking the operation of memory cells
US20010042228A1 (en) Memory access system
US12040039B2 (en) Semiconductor device having syndrome generator
US20240062843A1 (en) Semiconductor device having syndrome generator
JPWO2005010760A1 (ja) Cam装置およびcam制御方法
KR20070074322A (ko) 메모리 시스템에 있어서 메모리 미러링 방법
JP2910692B2 (ja) ランダムアクセスメモリの試験の方法
JP2768371B2 (ja) ランダムアクセスメモリの検査方法
JPH10105421A (ja) Aramメモリチップを用いてsimmメモリモジュールを製作し試験する装置
JP2002032270A (ja) 主記憶制御装置
JP2020071589A (ja) 半導体装置
JPH02195598A (ja) 半導体記憶装置