JPH1020755A - 画像データ変換方法 - Google Patents

画像データ変換方法

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Publication number
JPH1020755A
JPH1020755A JP17002196A JP17002196A JPH1020755A JP H1020755 A JPH1020755 A JP H1020755A JP 17002196 A JP17002196 A JP 17002196A JP 17002196 A JP17002196 A JP 17002196A JP H1020755 A JPH1020755 A JP H1020755A
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JP
Japan
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image
holographic stereogram
processing
recording medium
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Pending
Application number
JP17002196A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeyuki Baba
茂幸 馬場
Koji Ashizaki
浩二 芦崎
Akira Shirokura
明 白倉
Nobuhiro Kihara
信宏 木原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Priority to US08/876,289 priority patent/US6108440A/en
Priority to EP97110596A priority patent/EP0816951A3/en
Publication of JPH1020755A publication Critical patent/JPH1020755A/ja
Priority to US09/468,101 priority patent/US6370268B2/en
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H1/00Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
    • G03H1/26Processes or apparatus specially adapted to produce multiple sub- holograms or to obtain images from them, e.g. multicolour technique
    • G03H1/268Holographic stereogram

Landscapes

  • Holo Graphy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホログラフィックステレオグラムの元となる
複数の画像から、ホログラフィックステレオグラムに記
録する画像の画像データを速やかに生成することが可能
な画像データ変換方法を提供する。 【解決手段】 先ず、複数の画像の情報を含む画像デー
タを圧縮してコンピュータの内部記憶装置に読み込む。
その後、画像データが内部記憶装置に読み込まれた状態
で、当該画像データからホログラフィックステレオグラ
ムに記録する画像の画像データを生成する画像データ変
換処理に必要な画像の画像データだけを伸長して、画像
データ変換処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、視差情報を含む複
数の画像の画像データに対して所定の画像データ変換処
理を行い、ホログラフィックステレオグラムに記録する
画像の画像データを生成する画像データ変換方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ホログラフィックステレオグラムは、被
写体を異なる観察点から順次撮影することにより得られ
た多数の画像を原画として、これらを1枚のホログラム
用記録媒体に短冊状又はドット状の要素ホログラムとし
て順次記録することにより作製される。
【0003】例えば、横方向のみに視差情報を持つホロ
グラフィックステレオグラムを作成する際は、例えば、
図18に示すように、先ず、被写体100を横方向の異
なる観察点から順次撮影することにより、横方向の視差
情報を有する複数の画像101を得る。そして、これら
複数の画像をデータ化した上で、当該画像データに対し
てコンピュータによって所定の画像データ変換処理を施
し、ホログラフィックステレオグラムに記録する画像1
02の画像データを生成する。そして、画像データ変換
処理が施された画像データに基づく各画像102を、短
冊状の要素ホログラムとしてホログラム用記録媒体10
3に横方向に連続するように順次記録する。これによ
り、横方向に視差情報を持つホログラフィックステレオ
グラムが得られる。
【0004】このホログラフィックステレオグラムで
は、横方向の異なる観察点から順次撮影することにより
得られた複数の画像の情報が、短冊状の要素ホログラム
として横方向に連続するように順次記録されているの
で、このホログラフィックステレオグラムを観察者が両
目で見たとき、その左右の目にそれぞれ写る2次元画像
は若干異なるものとなる。これにより、観察者は視差を
感じることとなり、3次元画像が再生されることとな
る。
【0005】ところで、ホログラフィックステレオグラ
ムにおいて、再生像が観察者にとって自然な3次元画像
として見えるようにするためには、ホログラフィックス
テレオグラムの元となる画像を非常に多数用意する必要
がある。
【0006】具体的には、ホログラフィックステレオグ
ラムの大きさや解像度等にもよるが、横方向のみに視差
情報を持つホログラフィックステレオグラムであって
も、1枚のホログラフィックステレオグラムを作成する
のに、少なくとも数100枚程度は、元となる画像が必
要となる。
【0007】したがって、ホログラフィックステレオグ
ラムでは、扱う画像データの量が非常に膨大なものとな
り、このため、従来のホログラフィックステレオグラム
作成システムでは、ハードディスクドライブ装置のよう
な大容量の外部記憶装置を使用していた。
【0008】すなわち、従来のホログラフィックステレ
オグラム作成システムでは、元となる画像の画像データ
を、ハードディスクドライブ装置のような大容量の外部
記憶装置に保存し、この画像データに対して所定の画像
データ変換処理を施して、ホログラフィックステレオグ
ラムに記録する画像の画像データを生成するようにして
いた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ホログラフ
ィックステレオグラムを作成する際は、上述のように、
膨大な画像データに対して画像データ変換処理を施した
上で、多数の画像を要素ホログラムとして順次記録しな
ければならないため、ホログラフィックステレオグラム
の作成には、かなり長い時間を必要する。
【0010】しかしながら、ホログラフィックステレオ
グラム作成システムを、3次元画像が得られるハードコ
ピーを出力するプリンタ装置として実用化することを考
慮すると、ホログラフィックステレオグラムの元となる
画像の入力から、ホログラフィックステレオグラムが完
成するまでの時間を短縮することが望まれる。
【0011】例えば、元となる画像の画像データからホ
ログラフィックステレオグラムに記録する画像の画像デ
ータを生成する画像データ変換処理に、非常に時間がか
かっており、この画像データ変換処理を高速化すること
が望まれている。
【0012】特に、画像データ変換処理は、ホログラフ
ィックステレオグラムに記録する3次元画像の高画質化
を図るにつれて、データ処理量が増加してしまう。すな
わち、例えば、高解像度化を図ろうとすると、画像デー
タが増加するため、画像データ変換処理に要する処理時
間が増加してしまう。また、色再現性向上のために色補
正処理等を行ったときにも、画像データ変換処理に要す
る処理時間が増加してしまう。したがって、高画質化を
図るにつれて、画像データ変換処理における処理速度の
高速化が必要となってくる。
【0013】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
提案されたものであり、ホログラフィックステレオグラ
ムの元となる複数の画像から、ホログラフィックステレ
オグラムに記録する画像の画像データを速やかに生成す
ることが可能な画像データ変換方法を提供することを目
的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに完成された本発明に係る画像データ変換方法では、
先ず、複数の画像の情報を含む画像データを圧縮してコ
ンピュータの内部記憶装置に読み込み、次に、画像デー
タが内部記憶装置に読み込まれた状態で、当該画像デー
タからホログラフィックステレオグラムに記録する画像
の画像データを生成する画像データ変換処理に必要な画
像の画像データだけを伸長して、上記画像データ変換処
理を行う。ここで、画像データ変換処理としては、例え
ば、視点の位置を変換する視点変換処理を行う。また、
画像データを圧縮する際には、例えば、JPEG方式で
圧縮する。
【0015】従来、ホログラフィックステレオグラムに
記録する画像の画像データを生成する画像データ変換処
理は、元となる画像データをハードディスクドライブ装
置のような外部記憶装置に保存して、外部記憶装置にア
クセスしながら行っていた。しかしながら、外部記憶装
置は処理速度が遅いため、画像データ変換処理には、非
常に長い時間を要していた。
【0016】これに対して、本発明に係る画像データ変
換方法では、画像データをコンピュータの内部記憶装置
に読み込んだ状態で画像データ変換処理を行うので、遥
かに高速に画像データ変換処理を行うことが出来る。た
だし、ホログラフィックステレオグラムでは、扱う画像
データの量が非常に膨大なため、元となる画像データを
そのまま内部記憶装置に読み込むことは実際上は不可能
である。そこで、本発明では、画像データを圧縮した上
で内部記憶装置に読み込み、画像データ変換処理に必要
な画像データを随時伸長して、画像データ変換処理を行
うようにしており、これにより、内部記憶装置上での画
像データ変換処理が可能となっている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0018】まず、本発明が適用されるホログラフィッ
クステレオグラム作成システムの一構成例について説明
する。
【0019】このホログラフィックステレオグラム作成
システムは、物体光と参照光との干渉縞が記録されたフ
ィルム状のホログラム用記録媒体をそのままホログラフ
ィックステレオグラムとする、いわゆるワンステップホ
ログラフィックステレオグラムを作成するシステムであ
る。
【0020】そして、このホログラフィックステレオグ
ラム作成システムは、図1に示すように、ホログラフィ
ックステレオグラムに記録する画像の画像データを生成
する画像データ生成部1と、このシステム全体の制御を
行う制御用コンピュータ2と、ホログラフィックステレ
オグラム作成用の光学系を有するホログラフィックステ
レオグラムプリンタ装置3とを備えている。
【0021】上記画像データ生成部1は、本発明を適用
して、ホログラフィックステレオグラムに記録される複
数の要素ホログラムに対応した複数の画像の画像データ
を生成する。なお、この画像データ生成部1による画像
データの生成については、後で詳細に説明する。
【0022】そして、この画像データ生成部1は、ホロ
グラム用記録媒体に画像を記録する際に、生成した画像
データD1をホログラム用記録媒体に記録する順に1画
像分毎にホログラフィックステレオグラムプリンタ装置
3に送出するとともに、ホログラフィックステレオグラ
ムプリンタ装置3に画像データD1を送出する毎に、画
像データD1を送出したことを示すタイミング信号S1
を制御用コンピュータ2に送出する。
【0023】制御用コンピュータ2は、画像データ生成
部1からのタイミング信号S1に基づいてホログラフィ
ックステレオグラムプリンタ装置3を駆動し、画像デー
タ生成部1で生成された画像データD1に基づく画像
を、ホログラフィックステレオグラムプリンタ装置3内
にセットされたホログラム用記録媒体に、短冊状の要素
ホログラムとして順次記録する。
【0024】このとき、制御用コンピュータ2は、後述
するように、ホログラフィックステレオグラムプリンタ
装置3に設けられたシャッタ及び記録媒体送り機構等の
制御を行う。すなわち、制御用コンピュータ2は、ホロ
グラフィックステレオグラムプリンタ装置3に制御信号
S2を送出して、シャッタの開閉や、記録媒体送り機構
によるホログラム用記録媒体の送り動作等を制御する。
【0025】上記ホログラフィックステレオグラムプリ
ンタ装置3について、図2を参照して詳細に説明する。
なお、図2(A)は、ホログラフィックステレオグラム
プリンタ装置3全体の光学系を上方から見た図であり、
図2(B)は、ホログラフィックステレオグラムプリン
タ装置3の光学系の物体光用の部分を横方向から見た図
である。
【0026】ホログラフィックステレオグラムプリンタ
装置3は、図2(A)に示すように、所定の波長のレー
ザ光を出射するレーザ光源31と、レーザ光源31から
のレーザ光L1の光軸上に配されたシャッタ32及びハ
ーフミラー33とを備えている。 上記シャッタ32
は、制御用コンピュータ2によって制御され、ホログラ
ム用記録媒体30を露光しないときには閉じられ、ホロ
グラム用記録媒体30を露光するときに開放される。ま
た、ハーフミラー33は、シャッタ32を通過してきた
レーザ光L2を、参照光と物体光とに分離するためのも
のであり、ハーフミラー33によって反射された光L3
が参照光となり、ハーフミラー33を透過した光L4が
物体光となる。
【0027】ハーフミラー33によって反射された光L
3の光軸上には、参照光用の光学系として、シリンドリ
カルレンズ34と、参照光を平行光とするためのコリメ
ータレンズ35と、コリメータレンズ35からの平行光
を反射する全反射ミラー36とがこの順に配置されてい
る。
【0028】そして、ハーフミラー33によって反射さ
れた光は、先ず、シリンドリカルレンズ34によって発
散光とされる。次に、コリメータレンズ35によって平
行光とされる。その後、全反射ミラー36によって反射
され、ホログラム用記録媒体30に入射する。
【0029】一方、ハーフミラー33を透過した光L4
の光軸上には、図2(A)及び図2(B)に示すよう
に、物体光用の光学系として、ハーフミラー33からの
透過光を反射する全反射ミラー38と、凸レンズとピン
ホールを組み合わせたスペーシャルフィルタ39と、物
体光を平行光とするためのコリメータレンズ40と、記
録対象の画像を表示する表示装置41と、物体光をホロ
グラム用記録媒体30上に集光させるシリンドリカルレ
ンズ42とがこの順に配置されている。
【0030】そして、ハーフミラー33を透過した光L
4は、全反射ミラー38によって反射された後、スペー
シャルフィルタ39によって点光源からの拡散光とされ
る。次に、コリメータレンズ40によって平行光とさ
れ、その後、表示装置41に入射する。ここで、表示装
置41は、例えば液晶パネルからなる透過型の画像表示
装置であり、画像データ生成部1から送られた画像デー
タD1に基づく画像を表示する。そして、表示装置41
を透過した光は、表示装置41に表示された画像に応じ
て変調された後、シリンドリカルレンズ42に入射す
る。
【0031】そして、表示装置41を透過した光は、シ
リンドリカルレンズ42により横方向に集束され、この
集束光が物体光としてホログラム用記録媒体30に入射
する。すなわち、このホログラフィックステレオグラム
プリンタ装置3では、表示装置41からの投影光が短冊
状の物体光としてホログラム用記録媒体30に入射す
る。
【0032】ここで、参照光及び物体光は、参照光がホ
ログラム用記録媒体30の一方の主面に入射し、物体光
がホログラム用記録媒体30の他方の主面に入射するよ
うにする。すなわち、ホログラム用記録媒体30の一方
の主面に、参照光を所定の入射角度にて入射させるとと
もに、ホログラム用記録媒体30の他方の主面に、物体
光をホログラム用記録媒体30に対して光軸がほぼ垂直
となるように入射させる。これにより、参照光と物体光
とがホログラム用記録媒体30上において干渉し、当該
干渉によって生じる干渉縞が、ホログラム用記録媒体3
0に屈折率の変化として記録される。
【0033】また、このホログラフィックステレオグラ
ムプリンタ装置3は、制御用コンピュータ2の制御のも
とに、ホログラム用記録媒体30を間欠送りし得る記録
媒体送り機構43を備えている。この記録媒体送り機構
43は、記録媒体送り機構43に所定の状態でセットさ
れたホログラム用記録媒体30に対して、画像データ生
成部1で生成された画像データD1に基づく1つの画像
が1つの要素ホログラムとして記録される毎に、制御用
コンピュータ2からの制御信号S2に基づいて、ホログ
ラム用記録媒体を1要素ホログラム分だけ間欠送りす
る。これにより、画像データ生成部1で生成された画像
データD1に基づく画像が、要素ホログラムとして、ホ
ログラム用記録媒体30に横方向に連続するように順次
記録される。
【0034】なお、上記ホログラフィックステレオグラ
ムプリンタ装置3において、ハーフミラー33によって
反射されホログラム用記録媒体30に入射する参照光の
光路長と、ハーフミラー33を透過し表示装置41を介
してホログラム用記録媒体30に入射する物体光の光路
長とは、ほぼ同じ長さとすることが好ましい。これによ
り、参照光と物体光との干渉性が高まり、ホログラフィ
ックステレオグラムの画質が向上する。
【0035】また、上記ホログラフィックステレオグラ
ムプリンタ装置3において、ホログラフィックステレオ
グラムの画質を向上させるために、物体光の光路上に拡
散板を配してもよい。このように拡散板を配することに
より、物体光に含まれるノイズが分散され、また、ホロ
グラム用記録媒体に入射する物体光の光強度分布がより
均一になり、作成されるホログラフィックステレオグラ
ムの画質が向上する。
【0036】ただし、このように拡散板を配するとき
は、拡散板とホログラム用記録媒体30の間に、要素ホ
ログラムの形状に対応した短冊状の開口部が形成された
マスクを配することが好ましい。このようにマスクを配
することにより、拡散板によって拡散された物体光のう
ち、余分な部分がマスクによって遮られることとなり、
より高画質なホログラフィックステレオグラムを作成す
ることが可能となる。
【0037】また、上記ホログラフィックステレオグラ
ムプリンタ装置3において、ホログラフィックステレオ
グラムに縦方向の視野角を持たせるために、物体光の光
路上に、物体光を縦方向に拡散する1次元拡散板を配し
てもよい。このように1次元拡散板を配することによ
り、物体光が縦方向、すなわち作成される要素ホログラ
ムの長軸方向に拡散され、これにより、作成されるホロ
グラフィックステレオグラムは縦方向の視野角を有する
こととなる。
【0038】ただし、このように1次元拡散板を配する
ときは、ホログラム用記録媒体30と1次元拡散板の間
に、微細な簾状の格子を有するルーバーフィルムを配す
ることが好ましい。このようにルーバーフィルムを配す
ることにより、ホログラム用記録媒体30を透過した参
照光が1次元拡散板によって反射されて、再びホログラ
ム用記録媒体30に入射するのを防ぐことができる。
【0039】つぎに、上記ホログラフィックステレオグ
ラム作成システムの動作について説明する。
【0040】ホログラフィックステレオグラムを作成す
る際、画像データ生成部1は、ホログラフィックステレ
オグラムプリンタ装置3の表示装置41に画像データD
1を送出し、当該画像データD1に基づく露光用画像を
表示装置41に表示させる。このとき、画像データ生成
部1は、画像データD1をホログラフィックステレオグ
ラムプリンタ装置3の表示装置41に送出したことを示
すタイミング信号S1を、制御用コンピュータ2に送出
する。
【0041】そして、タイミング信号S1を受け取った
制御用コンピュータ2は、シャッタ32に制御信号S2
を送出し、所定時間だけシャッタ32を開放させ、ホロ
グラム用記録媒体30を露光する。このとき、レーザ光
源31から出射されシャッタ32を透過したレーザ光L
2のうち、ハーフミラー33によって反射された光L3
が、参照光としてホログラム用記録媒体30に入射す
る。また、ハーフミラー33を透過した光L4が、表示
装置41に表示された画像が投影された投影光となり、
当該投影光が物体光としてホログラム用記録媒体30に
入射する。これにより、表示装置41に表示された露光
用画像が、ホログラム用記録媒体30に短冊状の要素ホ
ログラムとして記録される。
【0042】そして、ホログラム用記録媒体30への1
画像の記録が終了すると、次いで、制御用コンピュータ
2は、記録媒体送り機構43に制御信号S2を送出し、
ホログラム用記録媒体30を1要素ホログラム分だけ送
らせる。
【0043】以上の動作を、表示装置41に表示させる
露光用画像を視差画像列順に順次変えて繰り返す。これ
により、画像データ生成部1によって生成された画像デ
ータに基づく露光用画像が、ホログラム用記録媒体30
に短冊状の要素ホログラムとして順次記録される。
【0044】なお、このように要素ホログラムを順次記
録する際、記録媒体送り機構43でホログラム用記録媒
体を送ったときに、ホログラム用記録媒体30が若干振
動する。そのため、ホログラム用記録媒体30を送る毎
に、この振動がおさまるの待ち、振動がおさまった後、
要素ホログラムを記録するようにする。
【0045】以上のように、このホログラフィックステ
レオグラム作成システムでは、画像データ生成部1によ
って生成された画像データに基づく複数の露光用画像が
表示装置41に順次表示されるとともに、各画像毎にシ
ャッタ32が開放され、各画像がそれぞれ短冊状の要素
ホログラムとしてホログラム用記録媒体30に順次記録
される。このとき、ホログラム用記録媒体30は、1画
像毎に1要素ホログラム分だけ送られるので、各要素ホ
ログラムは、横方向に連続して並ぶこととなる。これに
より、横方向の視差情報を含む複数の画像が、横方向に
連続した複数の要素ホログラムとしてホログラム用記録
媒体30に記録され、横方向の視差を有するホログラフ
ィックステレオグラムが得られる。
【0046】つぎに、以上のようなホログラフィックス
テレオグラム作成システムの画像データ生成部1につい
て詳細に説明する。
【0047】上記画像データ生成部1は、ホログラフィ
ックステレオグラムの元となる複数の画像、すなわち視
差画像列を撮影する視差画像列撮影システムを備えてい
る。
【0048】この視差画像列撮影システムは、図3に示
すように、被写体50が乗せられる回転台51と、回転
台51の回転中心に向くように配された撮影装置52と
を備えており、撮影装置52を被写体50に向くように
固定したまま、被写体50と撮影装置52の距離dv
略一定に保持して、回転台51に乗せられた被写体50
を回動させることが可能となっている。
【0049】そして、この視差画像列撮影システムで視
差画像列を撮影する際は、被写体50を回転台51に載
せ、被写体50を撮影装置52で撮影する毎に、回転台
51を所定角度だけ、図中矢印A1に示すように一定方
向の回動させることによって、視点の異なる複数の画像
を撮影する。これにより、横方向の視差を有する視差画
像列が得られる。
【0050】また、被写体50を動かすことなく、被写
体50と撮影装置42の距離dv を略一定に保持して、
撮影装置52の側を被写体50を中心として回動させる
ようにしても、同様な視差画像列を得ることができる。
このときは、図5に示すように、被写体50を固定した
上で、被写体50を撮影する毎に、撮影装置52を被写
体50に向けたまま、被写体50を略中心として撮影装
置52を所定角度だけ、図中矢印A2に示すように一定
方向に回動させることによって、視点の異なる多数の画
像を撮影する。
【0051】図3に示した方法と、図4に示した方法は
等価であり、どちらの方法でも同様な視差画像列を撮影
できる。なお、実際に視差画像列を撮影する際は、被写
体50又は撮影装置52を上述のように所定角度づつ回
動させることによって、被写体50に対する撮影装置5
2の視点を連続的に変えて、例えば500〜1000枚
程度の画像を撮影する。
【0052】なお、以上のように被写体50又は撮影装
置52を回動させて視差画像列を撮影する際、撮影装置
52の画角θv は、大きく取る必要はなく、被写体50
が撮影範囲内に収まる程度に設定すればよい。したがっ
て、この視差画像列撮影システムでは、広角レンズを用
いて画角を広く取るような必要が無く、安価な撮影装置
で撮影することができる。また、1画面あたりの画角θ
v が狭くてよいので、画像の解像度を上げることができ
る。
【0053】撮影装置の画角θv は、具体的には、図5
に示すように、作成するホログラフィックステレオグラ
ムの横の長さをW、縦の長さをHとして、作成するホロ
グラフィックステレオグラムと観察者の視点との間の距
離をdv とするとき、下記式(1)のように設定する。
【0054】 θv=2tan-1(W/2dv) ・・・(1) 以上のような視差画像列撮影システムでは、被写体50
又は撮影装置52を回動させて視点の異なる複数の画像
を撮影するので、撮影装置52を平行に動かす方法に比
べて、被写体50が大きくても、視差画像列撮影システ
ム全体の大きさを小型化することができる。また、撮影
装置52の画角θv が小さくても、被写体50又は撮影
装置52を回動させることにより、横方向の視野角を十
分に得ることができる。また、撮影位置が移動しても被
写体50は常に撮影装置52の正面に位置することとな
るので、視差画像列の画像に被写体50が写っていない
不要な部分は殆ど含まれない。したがって、無駄な画像
データが殆ど含まれず、データの有効利用の点で非常に
有利である。
【0055】ところで、撮影された視差画像列は、後述
するように、画像データの処理を行う画像データ処理部
に画像データとして読み込まれる。具体的には、本実施
の形態では、視差画像列はNTSC方式のビデオ信号と
して画像データ処理部に供給される。したがって、撮影
装置52は、感光部に電荷結合素子(CCD:Char
ge Coupled Device)を用いたスチル
カメラやビデオカメラのように、撮影した画像を画像デ
ータとして直接出力することができる撮影装置が好適で
ある。なお、撮影装置52には、感光フィルム上に画像
を記録するカメラを用いてもよい。ただし、このときは
感光フィルム上に記録された画像を画像読み取り装置等
を用いて画像データに変換する必要がある。
【0056】なお、ここでは、視差画像列撮影システム
で被写体50を実際に撮影することにより視差画像列を
得るようにしたが、視差画像列は、コンピュータによっ
て生成するようにしてもよい。すなわち、コンピュータ
を使用して、CAD(Computer Aided
Design)画像やCG(Computer Gra
phics)画像等を横方向に順次視差を与えて複数作
成し、これらの画像を視差画像列としてもよい。
【0057】上記画像データ生成部1は、以上のような
視差画像列撮影システムから視差画像列を画像データと
して読み込み所定の画像データ処理を行う画像データ処
理部を備えている。
【0058】図6に示すように、画像データ処理部60
は、画像データ処理等を行う中央処理装置(CPU)を
備えた演算処理部61と、演算処理部61に対して設け
られた内部記憶装置62とを備えている。ここで、演算
処理部61は、NTSC方式のビデオ信号をフルフレー
ムレートで入力できる入力ボードと、JPEG方式によ
って画像データの圧縮伸長を行う圧縮伸長ボードとを備
えている。なお、ここでは、画像圧縮の方式としてJP
EG方式を採用するが、他の画像圧縮の方式を採用して
もよいことは言うまでもない。
【0059】この画像データ処理部60における画像デ
ータ処理の流れを図7に示すフローチャートを参照しな
がら説明する。
【0060】画像データ処理を行う際は、先ず、ステッ
プST1−1において、視差画像列撮影システムによっ
て視差画像列を撮影し、当該視差画像列の画像データを
画像データ処理部60に入力する。具体的には、視差画
像列撮影システムの撮影装置52で被写体50を撮影す
る毎に、視差画像列撮影システムから、撮影された画像
の画像データをNTSC方式のビデオ信号として、入力
ボードを介して画像データ処理部60の演算処理部61
に順次入力する。すなわち、本実施の形態に係る画像デ
ータ生成部1では、視差画像列撮影システムの撮影装置
52で被写体50を撮影しながら、視差画像列撮影シス
テムから画像データ処理部60に、撮影された画像の画
像データを入力する。
【0061】このとき、演算処理部61に入力された画
像データは、1画像分の画像データが入力される毎に、
演算処理部61に備えられた圧縮伸長ボードによりデー
タ圧縮がなされ、圧縮された画像データは、内部記憶装
置62に読み込まれる。したがって、視差画像列撮影シ
ステムによる視差画像列の撮影が完了した段階で、当該
視差画像列の画像データを圧縮した画像データが全て内
部記憶装置62に読み込まれることとなる。ここで、視
差画像列の元の画像データは膨大な量のデータである
が、このように画像データを圧縮して読み込むことによ
り、膨大な量の視差画像列の画像データを、限られた容
量の内部記憶装置62に読み込むことが可能となる。
【0062】そして、以下の画像データ処理では、内部
記憶装置62に読み込まれた画像データのうち、画像デ
ータ処理に必要な画像データを内部記憶装置62上で随
時伸長して処理を行う。すなわち、本実施の形態では、
処理速度が非常に高速な内部記憶装置62上において画
像データ処理を行う。したがって、本実施の形態では、
非常に高速に画像データ処理を行うことができる。これ
に対して、従来は、元となる画像データをハードディス
クドライブ装置のような外部記憶装置に保存して、外部
記憶装置にアクセスしながら、画像データ処理を行って
いた。しかしながら、ハードディスクドライブ装置のよ
うな外部記憶装置は処理速度が遅いため、画像データ処
理には、非常に長い時間を要していた。
【0063】次に、以上にように画像データが内部記憶
装置62に読み込まれた状態で、ステップST1−2に
おいて、内部記憶装置62に読み込まれた画像データに
対して所定の画像データ変換処理を行い、ホログラフィ
ックステレオグラムに記録する画像の画像データを1画
像分生成する。
【0064】このステップST1−2では、先ず、ステ
ップST1−2−1において、内部記憶装置に読み込ま
れている画像データから、画像データ変換処理に必要な
画像データを選択し、当該画像データを圧縮伸長ボード
により伸長する。次に、ステップST1−2−2におい
て、伸長された画像データに基づいて画像データ変換処
理を行い、ホログラフィックステレオグラムに記録する
画像の画像データD1を1画像分生成する。
【0065】ここでの画像データ変換処理では、後述す
るようなキーストン歪み補正処理と視点変換処理を行う
が、視点変換処理には非常に多くのデータアクセスを必
要とする。そして、従来は、視差画像列の画像データを
外部記憶装置に保存し、外部記憶装置にアクセスしなが
ら、画像データ変換処理を行っていた。このため、従来
は、この画像データ変換処理に非常に長い時間を要して
いた。これに対して、本実施の形態では、視差画像列の
画像データを圧縮することにより内部記憶装置62に読
み込み、内部記憶装置62上で画像データ変換処理を行
うようにしているので、非常に高速に処理を行うことが
できる。なお、ここでの画像データ変換処理について
は、後で詳細に説明する。
【0066】次に、ステップST1−3において、上記
ステップST1−2−2で生成された画像データD1、
すなわちホログラム用記録媒体30に記録する画像の画
像データD1を、ホログラフィックステレオグラムプリ
ンタ装置3の表示装置41に供給し、当該画像データD
1に基づく画像を露光用画像として表示装置41に表示
する。このとき、画像データ生成部1から制御用コンピ
ュータ2に、表示装置41に露光用画像を表示したこと
を示すタイミング信号S1を送出する。
【0067】ここで、制御用コンピュータ2は、上記タ
イミング信号S1を受け取ったら、ホログラフィックス
テレオグラムプリンタ装置3のシャッタ32を所定時間
だけ開放させてホログラム用記録媒体30を露光し、表
示装置41に表示された画像を要素ホログラムとしてホ
ログラム用記録媒体に記録する。そして、露光が完了し
たら、記録媒体送り機構43を駆動して、ホログラム用
記録媒体30を1要素ホログラム分だけ送らせる。
【0068】すなわち、本実施の形態に係るホログラフ
ィックステレオグラム作成システムでは、画像データ処
理部60から表示装置41に画像データD1を送出し
て、当該画像データD1に基づく画像を露光用画像とし
て表示装置41に表示させるとともに、表示装置41に
露光用画像を表示する毎に、露光用画像を表示したこと
を示すタイミング信号S1を画像データ処理部60から
制御用コンピュータ2に送出し、これにより、表示装置
41への画像表示のタイミングと、ホログラム用記録媒
体30の露光のタイミングとを同期させている。すなわ
ち、このホログラフィックステレオグラム作成システム
において、画像に関わる処理は視差画像列撮影システム
及び画像データ処理部60を備えた画像データ生成部1
だけで行い、制御用コンピュータ2では、ホログラフィ
ックステレオグラムプリンタ装置3の制御だけを行う。
【0069】次に、ステップST1−4において、ステ
ップST1−2−2で生成された露光用画像の画像デー
タD1、すなわちホログラム用記録媒体30に記録した
画像の画像データD1を、内部記憶装置62上から消去
する。これにより、以後の処理に不要な画像データが内
部記憶装置62上から消去され、内部記録装置62内の
領域が常に広く確保されることとなる。なお、必要に応
じて、ステップ1−2−2で生成された画像データD1
は、ハードディスク装置等のような外部記憶装置に保存
するようにしてもよい。
【0070】以上のステップにより、元の視差画像列の
画像データから、露光用画像の画像データが1画像分生
成され、当該画像データに基づく画像が、1要素ホログ
ラムとして、ホログラム用記録媒体に記録される。
【0071】次に、ステップST1−5において、要素
ホログラムの作成が全て完了したか、すなわちホログラ
ム用記録媒体30に対する露光が全て完了したかを判断
する。そして、露光が未だ完了していないときは、ステ
ップST1−2に戻って、ホログラム用記録媒体30に
記録する次の画像の画像データを生成し、次の画像をホ
ログラム用記録媒体30に要素ホログラムとして記録す
る。そして、以上の処理を繰り返して、ホログラム用記
録媒体30に対する露光が全て完了したら処理を終了す
る。
【0072】ところで、本実施の形態では、画像データ
処理部60から制御用コンピュータ2にタイミング信号
S1が送られる毎に1要素ホログラムが作成される。そ
こで、このタイミング信号S1の送出間隔を、記録媒体
送り機構43でホログラム用記録媒体30を送るために
生じる振動がおさまるまでの時間以上とする。これによ
り、ホログラム用記録媒体30の振動がおさまった状態
でホログラム用記録媒体30が露光されることとなり、
作成されるホログラフィックステレオグラムの画質が向
上する。
【0073】以上のように内部記憶装置62上で画像デ
ータの処理を行うことにより、大きなデータ量をもつ画
像データを外部記憶装置との間で転送するような必要が
なくなり、処理速度が大幅に向上する。したがって、ホ
ログラフィックステレオグラムの元となる視差画像列の
入力から、ホログラフィックステレオグラムが完成する
までの時間を大幅に短縮することができる。
【0074】また、以上のように内部記憶装置62上で
画像データを圧縮伸長しながら画像データの処理を行っ
たとき、画像データ変換処理に要する処理時間は非常に
短縮される。したがって、フルカラー化や高解像度化を
図ることにより画像データが更に増えても、画像データ
変換処理を実用的な時間内で行うことが可能である。
【0075】しかも、処理時間に余裕が生じるので、画
像データ変換処理として、後述するような視点変換処理
以外の処理を組み込むことも可能となる。具体的には、
例えば、カラーホログラムにおける色補正のための画像
データ変換処理や、レンズの収差補正のための画像デー
タ変換処理等も、画像データ変換処理として行うように
してもよい。これにより、ホログラフィックステレオグ
ラムの画質を更に向上することが可能となる。
【0076】また、一般にホログラフィックステレオグ
ラムを作成する際に振動が生じると、ホログラフィック
ステレオグラムの回折効率が悪化してしまうので、ホロ
グラフィックステレオグラムを作成する際は、振動防止
対策が非常に重要である。そして、従来の画像データ変
換処理に使用されていたハードディスクドライブ装置の
ような外部記憶装置は、機械的な動作を伴うため振動が
生じてしまうが、本実施の形態に係る画像データ変換処
理に使用される内部記憶装置62は、一般に電気的な動
作だけで処理が行われるので振動が生じない。したがっ
て、本実施の形態では、画像データ変換処理に伴って振
動が発生するようなことがなく、回折効率に優れたホロ
グラフィックステレオグラムを作成することができる。
【0077】また、機械的な動作を伴わない内部記憶装
置62は、ハードディスクドライブ装置のような外部記
憶装置に比べて、遥かに耐久性に優れている。したがっ
て、非常の多くのデータアクセスが行われる画像データ
変換処理を、内部記憶装置62上で行うようにすること
により、システムの耐久性を向上することができる。
【0078】つぎに、上記画像データ処理部60で行わ
れる画像データ変換処理について詳細に説明する。
【0079】本実施の形態では、視差画像列撮影システ
ムによって撮影された各画像の画像データに対して、キ
ーストン歪みの補正処理を施し、更に、キーストン歪み
の補正処理が施された画像データに対して、視点の位置
を変換する視点変換処理を施す。これにより、ホログラ
ム用記録媒体30に記録する画像の画像データを生成す
る。
【0080】まず、キーストン歪みの補正処理について
説明する。
【0081】本実施の形態では、上述したように、被写
体50又は撮影装置52を回動させて視差画像列を得て
いる。このため、図8(A)に示すように、被写体50
の正面に撮影装置52が位置しているときは、図8
(B)に示すように、撮影された画像53に写る被写体
54は歪むことなく写るが、図9(A)に示すように、
被写体50の正面に撮影装置52が位置していないとき
には、図9(B)に示すように、撮影された画像55に
写る被写体56にキーストン歪みが生じる。そこで、本
実施の形態では、このキーストン歪みを補正する。
【0082】このキーストン歪みの補正は、図10に示
すように、被写体50の正面に撮影装置52が位置して
いるときを基準として、被写体50又は撮影装置52を
回動させたときの回転角度をθとし、被写体50又は撮
影装置52の回転中心50aと撮影装置52の視点位置
52aとの間の距離をdv とし、撮影装置52の横方向
の画角をθv としたとき、下記式(2)で定義される比
率ratioで、画像の各縦ライン毎に拡大又は縮小処
理を行うことにより実現できる。
【0083】
【数1】
【0084】ただし、上記式(2)において、αは、図
10に示すように、被写体50又は撮影装置52の回転
中心50aと、撮影装置52の視点位置52aとを結ぶ
仮想線をLaとし、拡大又は縮小処理の対象となる画像
位置Paと、撮影装置52の視点位置52aとを結ぶ仮
想線をLbとしたとき、仮想線Laと仮想線Lbとの間
の角度を示している。
【0085】このように各画像の画像データについてキ
ーストン歪みの補正処理を施すことにより、視差画像列
の画像データは、撮影装置52を平行に動かしたときに
得られる画像データと同様なものとなる。したがって、
このようにキーストン歪みを補正することにより、平面
状のホログラフィックステレオグラムを作成したとき
に、キーストン歪みに起因する画像の乱れが生じるよう
なことがなくなる。
【0086】以上のようなキーストン歪みの補正処理の
流れについて詳細に説明する。
【0087】ここで、視差画像列の各画像は、視差方向
となる横方向と、非視差方向となる縦方向とに複数の画
素を有している。具体的には、例えば、図11に示すよ
うに、1画像毎に横方向に480[pixel]の画素を有
し、縦方向に640[pixel]の画素を有するようにす
る。このとき、1画像は、縦方向に640[pixel]の画
素が並んだ画素列gが、横方向に480[pixel]分だけ
並んで構成されることとなる。
【0088】そして、キーストン歪みを補正する際は、
図12に示すように、先ず、ステップST2−1におい
て、キーストン歪みの補正の対象となる画像を構成する
各画素列gにそれぞれ対応する上記角度αを計算する。
【0089】次に、ステップST2−2において、上記
式(2)に基づいて、1つの画素列gについて、当該画
素列gに対応する上記比率ratioを計算する。
【0090】次に、ステップST2−3において、ステ
ップST2−2で算出された比率ratioに基づい
て、当該画素列gによる画像に対して拡大又は縮小処理
を行い、当該画素列gによる画像のキーストン歪みを補
正する。
【0091】また、このとき、元となる画像を撮影した
撮影装置52の受光面と、ホログラム用記録媒体30の
露光面とが互いに平行となるように、すなわち、撮影装
置52によって撮影された元画像と、ホログラム用記録
媒体30に記録される画像とが互いに平行となるよう
に、画像データの座標変換を行う。
【0092】この座標変換では、図10に示すように、
撮影装置52で撮影された元画像の座標位置x’と、ホ
ログラム用記録媒体30に記録される画像の座標位置x
とを設定し、ホログラム用記録媒体30に記録される画
像上において等間隔でサンプリングされた複数の点につ
いて、下記式(3)で表されるαを算出する。
【0093】
【数2】
【0094】そして、上記式(3)で算出されたαか
ら、ホログラム用記録媒体30に記録される画像の座標
位置xに対応した元画像の座標位置x’を、下記式
(4)より算出する。
【0095】x’=dv ・tanα ・・・(4) 上記式(3)及び式(4)から、元画像の座標位置x’
と、ホログラム用記録媒体30に記録される画像の座標
位置xとの関係が明らかとなる。そこで、上記式(3)
及び式(4)に基づいて座標変換を行い、ホログラム用
記録媒体30に記録される画像が、ホログラム用記録媒
体30に対して平行な画像となるように、画像データの
マッピングを行う。なお、実際の計算では、dv 、x、
x’の単位系を、画像データを構成する各画素に対応さ
せて行う。
【0096】次に、ステップST2−4において、全て
の画素列gについてキーストン歪みの補正が完了したか
を判別する。そして、キーストン歪みの補正が完了して
いない画素列gがあるときは、ステップST2−2に戻
って、キーストン歪みの補正が完了していない画素列g
に対してキーストン歪みの補正を施す。
【0097】一方、キーストン歪みの補正が完了してい
ない画素列gが無く、全ての画素列gについてキースト
ン歪みの補正が完了しているときには、ステップST2
−5に進む。
【0098】ステップST2−5において、キーストン
歪みの補正が全ての画像について完了したかを判別す
る。そして、キーストン歪みの補正が完了していない画
像があるときは、ステップST2−1に戻って、キース
トン歪みの補正が完了していない画像に対してキースト
ン歪みの補正を施す。
【0099】以上の処理により、視差画像列を構成する
全画像に対して、キーストン歪みの補正処理が完了す
る。
【0100】なお、以上のようなキーストン歪みの補正
処理を行うタイミングは、後述する視点変換処理の前で
あれば、いつ行ってもよい。すなわち、キーストン歪み
の補正は、例えば、視差画像列撮影システムから画像デ
ータ処理部60に1画像分の画像データが入力される毎
に行うようにしてもよいし、また、視差画像列撮影シス
テムから画像データ処理部60に視差画像列を構成する
全画像の画像データが入力された後に行うようにしても
よい。
【0101】つぎに、以上にようにキーストン歪みの補
正処理が施された画像データに対して施される視点変換
処理について説明する。
【0102】ホログラフィックステレオグラムにおい
て、撮影時における撮影装置52の視点と被写体50と
の位置関係は、作成されたホログラフィックステレオグ
ラムの再生像に対しても保持されるため、撮影された視
差画像列の画像データをそのまま用いてホログラフィッ
クステレオグラムを作成すると、図13に示すように、
再生像60はホログラフィックステレオグラムHのホロ
グラム面Haよりも奥に結像してしまう。このため、こ
のようなホログラフィックステレオグラムHでは、再生
像60と視点61の距離dv0が撮影時における被写体5
0の中心から撮影装置52の視点までの距離dv に一致
するように、観察時に視点61をホログラム面Haにお
いて再生像60を見ない限り、再生像60に歪みが生じ
てしまう。
【0103】また、特に白色光によって再生される白色
再生ホログラフィックステレオグラムでは、再生像60
の結像位置がホログラム面Haから遠ざかるほど、再生
像60がぼける性質があるため、上述のように再生像6
0がホログラム面Haよりも奥に結像してしまうと、再
生像60がぼけてしまう。
【0104】そこで、これらの問題を解決するために、
元の画像データに対して視点変換処理を施し、図14に
示すように、再生像62がホログラフィックステレオグ
ラムHのホログラム面Ha近傍に結像するようにする。
これにより、ホログラム面Haから離れた位置に視点6
3をおいても、歪みやぼけのない再生像62が得られる
こととなる。
【0105】この視点変換処理では、視差画像列生成時
の画像の視点位置と、ホログラム露光時の画像の視点位
置との関係に基づいて、横視差方向の画像のマッピング
を行い、ホログラム面Haから離れた視点63に対応し
た画像の画像データを生成する。すなわち、視点変換処
理では、視差画像列の複数の画像の画像データに対し
て、縦方向のスリット状の画像のデータである画素列g
の順序を入れ替え、これにより、視点位置を変換した新
たな画像データを再構築する。
【0106】視点変換処理の詳細な説明の前に、視点変
換処理の元となる視差画像列について、図15を参照し
て説明する。
【0107】この図15において、Hは、ホログラフィ
ックステレオグラムを示し、e1 ,e2 ,・・・,e
n-1 ,en は、要素ホログラムの露光位置を示してお
り、Wは、ホログラフィックステレオグラムHの横方向
の長さを示し、dv は、被写体50の中心から撮影装置
52の視点までの距離を示している。また、v1 ,v
2 ,・・・,vn-1 ,vn は、視差画像列を撮影する際
の撮影装置52の視点位置を示し、θv は、撮影時の画
角を示しており、P1 ,P2 ,・・・,Pn-1 ,P
nは、撮影された視差画像列の各画像を示し、Q1 ,Q
2 ,・・・,Qn-1 ,Qnは、キーストン歪みの補正が
施された画像を示している。
【0108】この図15に示すように、複数の画像
1 ,P2 ,・・・,Pn-1 ,Pn からなる視差画像列
は、視点V1 からVn までの間を、撮影装置52を同一
の曲率で回動させて順次撮影することにより得られる。
そして、これらの画像P1 ,P2,・・・,Pn-1 ,P
n に対して、上述のようにキーストン歪みを補正するこ
とにより、キーストン歪みが補正された画像Q1
2 ,・・・,Qn-1 ,Qn が得られる。そして、視点
変換処理では、キーストン歪みが補正された画像Q1
2 ,・・・,Qn-1 ,Qn から視点変換が施された新
たな画像データを生成する。
【0109】ここで、ホログラフィックステレオグラム
Hの中心を原点とし、ホログラフィックステレオグラム
Hに平行な横方向をX軸、ホログラフィックステレオグ
ラムHに垂直でX軸に直交する方向をZ軸としたとき、
視点v1 の座標(x1 ,z1)は、下記式(5)で示す
ように設定し、視点vn の座標(xn ,zn )は、下記
式(6)で示すように設定する。これにより、後述する
視点変換処理に必要な視差画像列が得られることとな
る。
【0110】
【数3】
【0111】ところで、図15に示すように、撮影装置
52によって撮影された画像P1 ,P2 ,・・・,P
n-1 ,Pn の視点位置v1 ,v2 ,・・・,vn-1 ,v
n は、円弧状に移動している。これは、キーストン歪み
が補正された画像Q1 ,Q2 ,・・・,Qn-1 ,Qn
おいても同様であり、これらの画像Q1 ,Q2 ,・・
・,Qn-1 ,Qn の視点位置も、円弧状に移動してい
る。このように、円弧状に視点位置が移動している視差
画像列を、このまま平面状のホログラム記録媒体に記録
すると再生像が歪んでしまう。そこで、再生像がホログ
ラム面上に結像するように視点位置を変換する際に、同
時に、視点位置がホログラム面に対して平行に移動する
ように変換する。
【0112】以下、視点変換処理について、視点変換処
理の様子を示す図16と、視点変換の流れを示す図17
のフローチャートとを参照して説明する。
【0113】なお、図16では、元の視差画像列から、
要素ホログラムの露光位置em に対応した1枚の露光用
画像Rm の画像データを再構成する様子を示しており、
実際は、要素ホログラムの露光位置e1 ,e2 ,・・
・,en-1 ,en に対応した露光用画像R1 ,R2 ,・
・・,Rn-1 ,Rn の画像データをそれぞれ再構成す
る。具体的には、要素ホログラムの数は、500程度で
あり、露光用画像の画像データも、これらの数だけ再構
成する。ただし、要素ホログラムの数は、作成するホロ
グラフィックステレオグラムの大きさと要素ホログラム
の露光ピッチによって決まるものであり、当然の事なが
ら、要素ホログラムの数は500に限定されるものでは
ない。
【0114】また、以下の説明において、各画像は、横
方向に480[pixel]の画素を有し、縦方向に640[pi
xel]の画素を有するものとする。すなわち、この視点変
換処理では、キーストン歪みが補正された画像Q1 ,Q
2 ,・・・,Qn-1 ,Qnから、横方向に480[pixel]
の画素を有し、縦方向に640[pixel]の画素を有する
画像の画像データを、要素ホログラムの分だけ生成す
る。
【0115】視点変換処理を行う際は、図17に示すよ
うに、先ず、ステップST3−1において、露光用画像
Rを横方向の解像度に対応させて画素列毎に分割し、各
画素列に対応した分割点rmを設定する。なお、ここで
の露光用画像Rm は、横方向に480[pixel]の画素を
有しているので、露光用画像をスリット状の480本の
画素列に分割し、各画素列に対応した480の分割点r
を設定する。このとき、各画素列は、横方向に1[pixe
l]の画素を有し、縦方向に640[pixel]の画素を有す
るものとなる。
【0116】次に、ST3−2において、ステップST
3−1で設定された分割点rのうちの1つを選択し、当
該分割点rと、要素ホログラムの露光位置em とを結ぶ
仮想線k1 を定義する。このとき、露光用画像Rm と、
ホログラフィックステレオグラムHとの間の距離d
v1は、元の視差画像列の視点が通る円弧Vpathの半径に
一致させ、露光用画像の画角θevは、図2に示したホロ
グラム用記録媒体30上に物体光を集束させるためのシ
リンドリカルレンズ42の画角θs と一致させる。
【0117】次に、ST3−3において、ステップST
3−2で定義された仮想線k1 と、元の視差画像列の視
点が通る円弧Vpathとの交点を算出する。
【0118】次に、ST3−4において、キーストン歪
みが補正された画像の視点位置の中から、ステップST
3−3で算出された交点に最も近い視点位置vm を探索
する。
【0119】次に、ST3−5において、キーストン歪
みが補正された画像の中から、ステップST3−4で探
索された視点位置Vm を視点とする画像Qm を選択す
る。
【0120】次に、ST3−6において、ステップST
3−4で探索された視点位置vm と、要素ホログラムの
露光位置em とを結ぶ仮想線k2 を定義する。
【0121】次に、ST3−7において、ステップST
3−6で定義された仮想線k2 と、ステップST3−5
で選択された画像Qm との交点jm を算出する。
【0122】次に、ST3−8において、ステップST
3−5で選択された画像Qm を構成する画素列の中か
ら、ステップST3−7で算出された交点jm に位置す
る画素列を選択し、選択された画素列を、露光用画像R
m の分割点rに対応する画素列にマッピングする。
【0123】すなわち、キーストン歪みが補正された画
像の画素列のうち、図16において■で示される交点j
m に位置する画素列が、露光用画像Rm の●で示される
位置にマッピングされる。
【0124】次に、ST3−9において、全ての分割点
rについて、画素列のマッピングが完了したかを判別す
る。そして、全ての分割点rについてマッピングが完了
していないときは、ステップST3−2に戻って、マッ
ピングが完了していない分割点rについて、画素列のマ
ッピングを行う。
【0125】以上の処理により、1枚の露光用画像Rm
について視点変換処理が完了し、1枚の露光用画像Rm
の画像データが再構成され生成される。
【0126】そして、この視点変換処理を各要素ホログ
ラムの露光位置e1 ,e2 ,・・・,en-1 ,en に対
応させて繰り返し行い、要素ホログラムの数だけ露光用
画像R1 ,R2 ,・・・,Rn-1 ,Rn の画像データを
再構成する。これにより、再生像がホログラム面上に結
像するように視点位置が変換されるとともに、視点位置
がホログラム面に対して平行に移動するようになされた
視差画像列の画像データが生成される。
【0127】ところで、視点変換処理は、画素列を入れ
替えて新たな画像データを生成することにより実現され
る。そして、この入れ替えの順序は、視点変換処理のパ
ラメータが同じであるならば、視差画像列が異なってい
ても同じである。したがって、視点変換処理において、
元となる視差画像列の視点等が同じであるならば、上述
のような計算を繰り返し行う必要はなく、画素列の入れ
替えの順序を記録したデータを用意しておき、当該デー
タを参照して、画素列の入れ替えを行うようにしてもよ
い。
【0128】すなわち、初回だけ、図17に示したフロ
ーに従って視点変換処理を行い、このときに、元の画像
の画素列と、露光用画像の画素列との対応関係を求め、
当該対応関係をハードディスクドライブ装置等の外部記
憶装置に保存しておき、次回以降の視点変換処理では、
この対応関係に基づいて、視点変換処理を行うようにし
てもよい。これにより、計算処理の繰り返しが無くな
り、処理速度を大幅に向上することができる。
【0129】以上のように、キーストン歪みの補正処理
と、視点変換処理とを行い、視差画像列の画像データを
再構成し、再構成された画像データを用いてホログラフ
ィックステレオグラムを作成することにより、再生像が
ホログラム面上に歪むことなく結像する平面状のホログ
ラフィックステレオグラムを作成することが可能とな
る。
【0130】すなわち、このような画像データに基づい
て作成されたホログラフィックステレオグラムでは、横
方向の視差に関してはキーストン歪みの補正処理及び視
点変換処理により、視点位置情報が補正されている。ま
た、縦方向については、視差画像撮影時の情報がそのま
ま保存されている。したがって、このような画像データ
に基づいて作成されたホログラフィックステレオグラム
では、撮影時の撮影装置の視点の移動と同様に、視点を
円弧状に移動させることにより、ホログラム面近傍に歪
むことなく再生される再生像を観察することができる。
【0131】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る画像データ変換方法では、ホログラフィックステ
レオグラムの元となる複数の画像から、ホログラフィッ
クステレオグラムに記録する画像の画像データを速やか
に生成することができる。したがって、本発明によれ
ば、ホログラフィックステレオグラムの元となる画像の
入力から、ホログラフィックステレオグラムが完成する
までの時間を大幅に短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホログラフィックステレオグラム作成システム
の一構成例を示すブロック図である。
【図2】ホログラフィックステレオグラムプリンタ装置
の光学系の一構成例を示す図である。
【図3】視差画像列撮影システムの一例を示す模式図で
ある。
【図4】視差画像列撮影システムの他の例を示す模式図
である。
【図5】ホログラフィックステレオグラムと撮影装置の
画角との関係を示す図である。
【図6】画像データ処理部の一構成例を示すブロック図
である。
【図7】画像データ処理のフローチャートである。
【図8】被写体の正面に撮影装置が位置しているときの
撮影の様子と、撮影された画像とを示す図である。
【図9】被写体の正面に撮影装置が位置していないとき
の撮影の様子と、撮影された画像とを示す図である。
【図10】キーストン歪みの補正処理に用いるパラメー
タを示す図である。
【図11】視差画像列を構成する画像の一例を示す図で
ある。
【図12】キーストン歪み補正処理のフローチャートで
ある。
【図13】視点変換処理を行わずに作成したホログラフ
ィックステレオグラムからの再生像を観察する様子を示
す模式図である。
【図14】視点変換処理を行った上で作成したホログラ
フィックステレオグラムからの再生像を観察する様子を
示す模式図である。
【図15】視点変換処理の元となる視差画像列と、ホロ
グラフィックステレオグラムとの位置関係を示す図であ
る。
【図16】視点変換処理を説明するための図である。
【図17】視点変換処理のフローチャートである。
【図18】ホログラフィックステレオグラムの作成方法
を示す模式図である。
【符号の説明】
1 画像データ生成部、 2 制御用コンピュータ、
3 ホログラフィックステレオグラムプリンタ装置、
60 画像データ処理部、 61 演算処理部、 62
内部記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木原 信宏 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像の情報を含む画像データを圧
    縮してコンピュータの内部記憶装置に読み込み、 画像データが内部記憶装置に読み込まれた状態で、当該
    画像データからホログラフィックステレオグラムに記録
    する画像の画像データを生成する画像データ変換処理に
    必要な画像の画像データだけを伸長して、上記画像デー
    タ変換処理を行うこと、 を特徴とする画像データ変換方法。
  2. 【請求項2】 前記画像データ変換処理として、視点の
    位置を変換する視点変換処理を行うことを特徴とする請
    求項1記載の画像データ変換方法。
  3. 【請求項3】 前記画像データを圧縮する際に、JPE
    G方式で圧縮することを特徴とする請求項1記載の画像
    データ変換方法。
JP17002196A 1996-06-28 1996-06-28 画像データ変換方法 Pending JPH1020755A (ja)

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