JPH10207419A - プラズマディスプレイパネルの駆動方法 - Google Patents
プラズマディスプレイパネルの駆動方法Info
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- JPH10207419A JPH10207419A JP9009585A JP958597A JPH10207419A JP H10207419 A JPH10207419 A JP H10207419A JP 9009585 A JP9009585 A JP 9009585A JP 958597 A JP958597 A JP 958597A JP H10207419 A JPH10207419 A JP H10207419A
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Abstract
する誤動作を防止する。 【解決手段】 先行のサブフィールドSFnの維持放電
期間3に印加される最後の維持放電パルス17とこれに
続く後続のサブフィールドSF(n+1)の全書込及び
消去放電期間1に印加される全書込放電パルス19との
間において、全書込放電時に陰極側となる電極(例え
ば、Y電極6)が全書込放電時に陽極側となる電極(例
えば、X電極)に対して高電位となる期間が10μse
c以上かつ500μsec以下で設定されるように、例
えば、Y電極にこの期間に等しいパルス幅の安定化パル
ス20を印加することにより、その期間に選択セル内で
の空間電荷が減衰し、全書込放電時の印加電圧の正の方
向に重畳できるような壁電荷を充分に蓄積させ、全書込
放電及び消去放電を確実にかつ充分に行なわせる。
Description
る表示素子(セル)の集合によって構成されたマトリク
ス型表示パネル、特に、AC型プラズマディスプレイパ
ネル(Plasma Display Panel ; PDP)に係り、高品
質な画像表示を可能とするその駆動方法に関する。
ルにおいては、特開平6−186927号公報に示されるよう
に、1フィールド期間が2以上のサブフィールドに分割
され、それらサブフィールド夫々に全書込及び消去放電
期間とアドレス放電期間と維持放電期間とが設定されて
いる。
ば、2進符号で1:2:4:8:……:128の比とし
て重み付けされた維持放電の繰り返し回数で決定され、
1フィールド期間内でこれら発光回数を選択して組み合
わせることにより、各階調を表示するようにしている。
放電期間では、全セルに対して全書込放電及び消去放電
を行なって電荷の均一化を図り、アドレス放電期間で
は、そのサブフィールドで維持放電をさせたいセル(選
択セル)のみにアドレス放電を行なってY電極近傍に正
の電荷を蓄積し、その電荷を利用して維持放電を行なっ
ている。そして、維持放電期間では、X電極及びY電極
に同じ電圧の維持放電パルスが時間的に交互に等間隔で
印加される。X電極1個及びY電極1個の維持放電パル
スを1組とし、この組み合わせが各サブフィールドの重
み付けに応じて繰り返し各電極に印加される。
の印加が終わると、次のサブフィールドの全書込放電時
に陽極となる電極に正の電圧が印加されて全書込放電及
び消去放電が行なわれ、さらにアドレス放電期間,維持
放電期間と続いて次のサブフィールドが繰り返される。
術での維持放電期間では、同じ電圧の維持放電パルスが
X電極及びY電極に等時間間隔で繰り返し印加され、最
後の維持放電パルスが印加された直後に、次のサブフィ
ールドの全書込放電時に陽極となる電極に電圧が印加さ
れて全書込放電がなされ、その後、消去放電が行なわれ
ている。
駆動方法では、特に高精細化に伴うセルの微細化によ
り、このプラズマディスプレイパネル内の全セルの中に
は、全書込放電及び消去放電が確実に行なわれないセル
が存在し、維持放電をさせない非選択セルの誤放電や発
光(選択)セルの放電失敗などの誤動作が起こる場合が
ある。その原因としては、この全書込及び消去放電期間
の1つ前のサブフィールドでの維持放電などで空間電荷
が過剰に生じて存在し、かつ、電極上の壁電荷の不足乃
至全書込放電時の実行電圧を低下させるような電荷が付
着したことによるものであると考えられる。
書込放電及び消去放電を確実にかつ充分な放電強度でも
って行わせることを可能とし、非選択セルの誤放電や選
択セルの放電失敗などの誤動作を無くし、パネル全面で
均一性の良い高品質な画像を得ることができるようにし
たプラズマディスプレイパネルの駆動方法を提供するこ
とにある。
に、本発明は、各サブフィールド間、即ち、先行のサブ
フィールドの維持放電期間に印加する最後の維持放電パ
ルスとこれに続く後続のサブフィールドの全書込及び消
去放電期間に印加する全書込放電パルスとの間に、全書
込放電時に陰極となる電極が該全書込放電時に陽極とな
る電極に対して10μsec以上、500μsec以下
で高電位となる期間を設定することにより、各放電セル
内に存在する空間電荷を低減させ、全書込放電時に陽極
となる電極上には正の電荷を、陰極となる電極上には負
の電荷を夫々壁電荷として充分に蓄積し、後続のサブフ
ィールドの全書込放電及び消去放電を確実にかつ充分な
放電強度で行なわせる。
放電期間に印加する最後の維持放電パルスと後続のサブ
フィールドの全書込及び消去放電期間に印加する全書込
放電パルスとの間に、全書込放電時に陽極となる電極の
電圧を接地レベルとし、陰極となる電極に正の電圧を印
加する状態を10μsec以上、500μsec以下の
期間設定する。
電期間に印加する最後の維持放電パルスと後続のサブフ
ィールドの全書込及び消去放電期間に印加する全書込放
電パルスとの間に、全書込放電時に陽極となる電極に負
の電圧を、陰極となる電極には正の電圧あるいは接地レ
ベルを夫々印加する10μsec以上、500μsec
以下の期間を設定する。
減らして画質を向上させるために、先行のサブフィール
ドの維持放電期間に印加する最後の維持放電パルスと後
続のサブフィールドの全書込及び消去放電期間に印加す
る全書込放電パルスとの間に、10μsec以上、50
0μsec以下の期間で各電極に印加する電圧値,印加
時間,印加タイミングを変化させることが考えられる。
期間に応じて印加時間を設定してもよい。
フィールド内の各サブフィールドの全書込及び消去放電
期間とアドレス放電期間と維持放電期間との総和時間と
の差分で生じるブランクにおいて、即ち、先行するフィ
ールドの最後のサブフィールドの維持放電期間に印加す
る最後の維持放電パルスと後続するフィールドの最初の
サブフィールドの全書込及び消去放電期間に印加する全
書込放電パルスとの間においても、全書込放電時に陰極
となる電極が陽極となる電極に対して高電位となる期間
を、10μsec以上、500μsec以下で設定して
もよい。
用いて説明する。まず、図2により、本発明を適用可能
なAC型プラズマディスプレイパネルの構造について説
明する。但し、4は前面ガラス基板、5aはX透明電
極、5bはXバス電極、6aはY透明電極、6bはYバ
ス電極、7は保護膜、8a,8bは誘電体層、9は隔
壁、10R,10G,10Bは蛍光体、11はアドレス
電極、12は背面ガラス基板、13は放電空間である。
また、X透明電極5aとXバス電極とを含めてX電極5
といい、Y透明電極6aとYバス電極6bとを含めてY
電極6という。
ルドの維持放電期間において、最後の維持放電パルスは
Y電極6に印加され、これに続く後続のサブフィールド
の全書込及び消去放電期間の全書込放電の陽極はX電極
とするが、本発明がこれにのみ限定されるものでないこ
とは明らかである。
は、アドレス電極11が複数本互いに平行に配置されて
おり、それらアドレス電極11を完全に覆う形で誘電体
層8bが形成されている。この誘電体層8b上には、ア
ドレス電極11を挟む位置に、隔壁9がアドレス電極1
1と平行に形成されており、これら隔壁9で仕切られる
アドレス電極11に平行な方向に伸延した空間が形成さ
れている。そして、これら各空間では、その隔壁9の壁
面と誘電体層8bの表面とに紫外線照射によって色光を
発光する蛍光体が塗布されており、2つおきの空間に塗
布されている蛍光体10Rは赤色光を、他の2つおきの
空間に塗布されている蛍光体10Gは緑色光を、さらに
他の2つおきの空間に塗布されている蛍光体10Bは青
色光を夫々発光する。
ス基板12上に形成されているアドレス電極11とは直
交する方向に、X透明電極5aとY透明電極6aとが交
互にかつ互いに平行に形成されており、さらに、X透明
電極5aとY透明電極6aとの上には夫々、Xバス電極
5b,Yバス電極6bが形成されている。ここで、隣り
合う1つずつのX透明電極5aとY透明電極6aとを1
つの電極対とすると、同じ電極対において、Xバス電極
5bはX透明電極5aでのY透明電極6aとは反対側の
端部に形成され、また、Yバス電極6bはY透明電極6
aでのX透明電極5aとは反対側の端部に形成されてい
る。そして、これらX透明電極5a,Y透明電極6aと
Xバス電極5b,Yバス電極6bとを完全に覆うように
誘電体層8aが形成されており、さらに、この誘電体層
8a上にMgOなどからなる保護膜7が形成されてい
る。
ラス基板12と前面ガラス基板4は矢印で示すように突
き合わされて、背面ガラス基板12の隔壁9上に前面ガ
ラス基板4上の保護膜7が接するようにして、ブラズマ
ディスプレイパネルが構成される。
G,10Bが塗布された隔壁9や誘電体層8bで形成さ
れる空間内には、所定のガスが封入されており、また、
同じ電極対でのXバス電極5bとYバス電極6bと隣り
合う2つの隔壁9とで区切られる空間が1つの放電セル
の放電空間13を形成している。
パネルでの各電極の配線を示す図であって、A1,…
…,Al(但し、lは1以上の整数)は図2に示したア
ドレス電極11、X1,X2,……,Xm(但し、mは
1以上の整数)は図2に示したX透明電極5aとXバス
電極5bとからなるX電極5、Y1,Y2,……,Ym
は図2に示したY透明電極6aとYバス電極6bとから
なるY電極6である。
X2,……,XmとY電極Y1,Y2,……,Ymとは
互いに平行に、かつ交互に配置されており、これらX電
極X1,X2,……,Xmの一端は共通に接続されて同
じ駆動電圧が印加されるが、Y電極Y1,Y2,……,
Ymは互いに独立に設けられて夫々に異なる駆動波形が
印加される。また、l個のアドレス電極A1,……,A
lが互いに独立に、かつ、X電極X1,X2,……,X
mとY電極Y1,Y2,……,Ymと直交するように配
置され、これらに異なる駆動波形が印加される。
2,……,Xmの一端が全て1つの共通に接続されてい
るとしたが、これらX電極X1,X2,……,Xmを複
数のグループに区分し、夫々のグループ内でX電極を1
つの共通端子に接続するようにしてもよい。
プレイパネルのサブフィールドでの従来の駆動方法の一
例を示す図である。横軸は時間を、縦軸はY電極Y1〜
Ymを夫々表わしている。
間15が、8個のサブフィールドSF1〜SF8と、全
サブフィールド分の総和時間と垂直同期信号Vsyncの1
周期期間との差で生じるブランク期間14とで構成され
ているものとする。
1,2,……,8)のサブフィールドSFnの構成を示
す図である。しかし、このサブフィールドSFnについ
ての説明は全てのサブフィールドについて同様である。
書込及び消去放電期間1とアドレス放電期間2と維持放
電期間3とから構成されている。全書込及び消去放電期
間1及びアドレス放電期間2は夫々、全てのサブフィー
ルドSFnで同じ時間長が必要であり、例えば、アドレ
ス期間2の時間長はY電極数m(図3)と各Y電極6に
順番に印加されるスキャンパルスの周期で決まる。ま
た、維持放電期間3は、パルス列をなす維持放電パルス
のパルス周期とパルス数とで決まる。
セルについて、X電極5とY電極6との間で放電を行な
い、荷電粒子を生成させて壁電荷を形成する。アドレス
期間2では、維持放電期間3中に維持放電を行なうべき
セルでのY電極6とアドレス電極11との間で放電を行
ない、維持放電期間3中に維持放電を行なう放電セルを
選択する。そして、選択されたセルでは、サブフィール
ドの維持放電期間3に印加される維持放電パルス数だけ
放電が繰り返し行なわれる。ここでは、図4に示したよ
うに、1フィールドでのサブフィールド数を8としてお
り、上記のように、これらサブフィールドSF1,SF
2,……,SF8の維持放電期間3で維持放電パルス数
には、例えば、2進符号で表わされる重み付けがなされ
ている。いま、サブフィールドSF1,SF2,……,
SF8の維持放電期間3で印加される維持放電パルスの
パルス数(即ち、維持放電回数)をNSF1〜NSF8
とすると、これら維持放電回数の比は上記重み付けの
比、即ち、2進符号で形成されるNSF1:NSF2:…
…:NSF8=1:2:4:8:……:128となり、維持放
電期間3で維持放電が行なわれるサブフィールドの組み
合わせにより、256種の階調表示が可能となる。例え
ば、ある放電セルにおいて、低輝度から数えて10番目
(階調0を除く)の階調を表示する場合には、維持放電
パルス数の相対比が夫々2と8に相当するサブフィール
ドSF2,SF4をアドレス放電によって選択し、夫々
の維持放電期間3で維持放電を行なわせればよい。
パネルの従来の駆動方法の一例の駆動波形の一部を示す
図であって、横軸は時間を、縦軸は上から順にX電極5
に印加する電圧、Y電極6に印加する電圧、アドレス電
極11に印加する電圧を夫々表わしている。ここでは、
全てのX電極X1〜Xmには同じ電圧が印加され、Y電
極6については、Y電極Y1,Ymに印加される電圧を
示し、アドレス電極11については、アドレス電極A1
に印加される電圧を示している。
Fnの維持放電期間3で電圧Vsの最後の維持放電パル
ス17の印加が終了すると、Y電極6に正の電圧が印加
されることなく、次の後続のサブフィールドSF(n+
1)の全書込及び消去放電期間1において、全書込放電
時に陽極となるX電極5に正の電圧Vwの全書込放電パ
ルス19が印加され、全書込放電を行なうものである。
このような駆動方法では、先に説明したように、全書込
放電と消去放電とが確実に行なわれない放電セルが存在
し、誤動作が発生することになる。
以下、本発明による駆動方法の実施形態について説明す
るが、以下に説明する実施形態でも、図2,図3で示し
た構成のプラズマディスプレイパネルが用いられ、ま
た、図4,図5で示すように各フィールドが構成されて
いるものとする。
パネルの駆動方法の第1の実施形態での駆動波形を示す
図であって、図6と同様、横軸は時間を、縦軸は上から
順にX電極5,Y電極6,アドレス電極11に印加する
電圧を夫々表わしている。
ドSFnの全書込及び消去放電期間1では、正の電圧V
wの全書込放電パルス19がX電極5に印加され、X電
極5を陽極、Y電極6を陰極とする全書込放電がなされ
る。それから、Y電極6に正の電圧Vs(<Vw)が、
また、X電極5に接地レベルGNDの消去放電パルス2
8が夫々印加されることによって消去放電が行なわれ、
X電極5,Y電極6及びアドレス電極11上に夫々壁電
荷が形成される。
電極6は正の電圧Vsc(<Vs)に保持されるが、Y
電極Y1,Y2,……,Ymの順に接地レベルGNDの
スキャンパルス29が印加されるとともに、発光すべき
選択セルを通るY電極6へのスキャンパルス29の印加
と同時に、この選択セルを通るアドレス電極11に電圧
Vaのアドレスパルス30が印加され、これにより、こ
の選択セルでアドレス放電が行なわれる。
sの維持放電パルス17がY電極6から始まってX電極
5とY電極6とに交互に印加され、これにより、選択さ
れた放電セル(即ち、選択セル)で維持放電が行なわれ
る。
17がY電極6に印加されて維持放電が終了すると、Y
電極6の印加電圧が一旦接地レベルGNDに下がり、次
の後続のサブフィールド(n+1)の全書込及び消去放
電期間1が始まると、その全書込放電時に陰極となるY
電極6に10μsec以上、500μsec以下(以
下、10μsec〜500μsecと記す)の期間、正
の電圧Vsのパルス(ここでは、説明を容易にするため
に、このパルスを安定化パルスといい、これは全書込及
び消去期間1内に設置される)20が印加され、しかる
後、X電極5に正の電圧Vwの全書込放電パルス19が
印加されて、X電極を陽極とし、Y電極を陰極とする全
書込放電が行なわれ、以下、サブフィールドSF(n+
1)について、上記の動作を繰り返す。
動作に対する放電(選択)セル内の電荷モデルを示す図
であって、10は図2における蛍光体10R,10G,
10Bのうちのいずれかであり、図2に対応する部分に
は同一符号をつけている。
持放電が終了した直後の放電セル内の状態を示すもので
あって、このときには、これまでの維持放電で生じた多
数の空間電荷が存在する。
書込及び消去放電期間1になると、図1に示すように、
Y電極6に正の電圧Vsの安定化パルス20が10μs
ec〜500μsecの期間印加されることにより、図
7(b)に示すように、過剰に生じた空間電荷が拡散及
び再結合により減衰し、また、相対的にY電極6側が高
電位でX電極5側が低電位であるので、Y電極6上の誘
電体層8a及び保護膜層7上(以下、表現を簡略化する
ために、Y電極6上という)に負の電荷27が、X電極
5上の誘電体層8a及び保護膜層7上(以下、表現を簡
略化するために、X電極5上という)に正の電荷26が
夫々壁電荷として蓄積される。また、アドレス電極11
上にも、X電極5上の正の電荷26量と比較して少量で
はあるが、正の電荷26が蓄積される。ここで、セル1
3内の空間電荷の減衰には、少なくとも10〜数10μ
secの時間が必要であり、500μsec以下であれ
ば充分減衰する。
空間電荷が充分減衰し、壁電荷が形成された状態を示し
ており、かかる状態で、図1に示すように、電圧Vwの
全書込放電パルス19がX電極5に印加されると、確実
な全書込放電がなされ、誤放電や放電失敗などの誤動作
をなくすことができる。
タイミングやその電圧値(ここでは、Vsとした)は一
例として示すものであり、本発明はこれのみに限定され
るものではない。
放電の直後であればあるほど多く存在するので、最後の
維持放電パルス17の印加後、即ち、Y電極6に印加さ
れた最後の維持放電パルス17の立下り直後にY電極6
に正の電圧の安定化パルス20を印加することにより、
壁電荷をより多く蓄積することができる。
書込放電パルス19を印加するまでの期間を調整するこ
とにより、全書込放電にかかわる壁電荷量の調整をする
ことができる。
整することにより、壁電荷の蓄積量を調整することがで
きる。
することにより、壁電荷の蓄積量を調整することもでき
る。
る前(即ち、Y電極6が接地レベルGNDになる前)
に、X電極5に正の電圧を印加し、全書込放電パルス1
9を印加までに安定化パルス20の印加を終了するよう
にしてもよい。
パネルの駆動方法の第2の実施形態での駆動波形を示す
図であって、図1と同様、横軸は時間を、縦軸は上から
順にX電極5,Y電極6,アドレス電極11に印加する
電圧を夫々表わしている。
された最後の維持放電パルス17が終わり、Y電極6の
電圧が電圧Vsから一旦接地レベルGNDに下がってか
ら、Y電極6に正の電圧Vsの安定化パルス20が印加
されるものであったが、この第2の実施形態では、図8
に示すように、Y電極6では、印加された最後の維持放
電パルス17にこれと同じ電圧Vsの安定化パルス21
がつながって印加されるものであり、この安定化パルス
21の印加時間も、第1の実施形態と同様に、10μs
ec〜500μsecとするものである。
施形態と同様の図7で説明した動作が行われるものであ
り、第1の実施形態と同等の効果が得られる。
電は、従来の維持放電と同じ状態で行なわれるので、維
持放電回数にこの放電を含むことになる。
パネルの駆動方法の第3の実施形態での駆動波形を示す
図であって、図1と同様、横軸は時間を、縦軸は上から
順にX電極5,Y電極6,アドレス電極11に印加する
電圧を夫々表わしている。
のサブフィールドSFnでY電極6に印加される最後の
維持放電パルス17が終わり、次の後続サブフィールド
SF(n+1)が始まると、その全書込及び消去放電期
間1において、X電極5に負である−Vsの電圧の安定
化パルス22が10μsec〜500μsecの期間印
加され、その後、全書込放電パルス19がX電極5に印
加されて全書込放電がなされる。
内では、相対的にY電極6側が電圧Vscが印加されて
相対的に高電位、X電極5側が相対的に低電位であるよ
うな状態が10μsec〜500μsecの期間生じる
ことになり、これにより、図7に示した動作が行われ
て、第1の実施形態と同等の効果が得られる。
イパネルの駆動方法の第4の実施形態での駆動波形を示
す図であって、図1と同様、横軸は時間を、縦軸は上か
ら順にX電極5,Y電極6,アドレス電極11に印加す
る電圧を夫々表わしている。
行のサブフィールドSFnでY電極6に印加される最後
の維持放電パルス17が終わり、次の後続サブフィール
ドSF(n+1)が始まると、その全書込及び消去放電
期間1において、全書込み時に陽極となるX電極5に負
である−Vs/2の電圧の安定化パルス23が、また、
陰極となるY電極6に正であるVs/2の電圧の安定化
パルス24が夫々同じタイミングでかつ同じ10μse
c〜500μsecの期間印加される。
放電セル内においては、相対的にY電極6側が高電位で
X電極5側が低電位であるような状態が10μsec〜
500μsecの期間生じることになり、これにより、
図7に示した動作が行われて第1の実施形態と同等の効
果が得られる。
イパネルの駆動方法の第5の実施形態での駆動波形を示
す図であって、図1と同様、横軸は時間を、縦軸は上か
ら順にX電極5,Y電極6,アドレス電極11に印加す
る電圧を夫々表わしている。
直同期信号Vsyncの1周期期間と1フィールド内の各
サブフィールドの全書込及び消去放電期間1とアドレス
放電期間2と維持放電期間3との総和時間との差分で生
じるブランク14(即ち、先行するフィールド15の最
後のサブフィールドSF8に印加する最後の維持放電パ
ルス17と次の後続フィールド15の最初のサブフィー
ルドSF1に印加する全書込放電パルス19との間)に
おいて、この後続フィールド15の最初のサブフィール
ドSF1での全書込放電時に陰極側となるY電極6に正
であるVsの電圧の安定化パルス25を10μsec〜
500μsecの期間印加するものである。
内において、相対的にY電極6側が高電位でX電極5側
が低電位であるような状態が10μsec〜500μs
ecの期間生じることになり、これにより、図7に示し
た動作が行われて第1の実施形態と同等の効果が得られ
る。
ング期間14において、図8に示したように、Y電極6
側に、このY電極6に印加される最後の維持放電パルス
17に続けて正であるVsの電圧の安定化パルスを10
μsec〜500μsecの期間印加するようにしても
よいし、また、図9に示したように、X電極5側に負で
ある−Vsの電圧の安定化パルスを10μsec〜50
0μsecの期間印加するようにしてもよいし、さら
に、図10に示したように、X電極5に負である−Vs
/2の電圧の安定化パルスを、Y電極に正であるVs/
2の電圧の安定化パルスを夫々同じタイミングでかつ同
じ10μsec〜500μsecの期間印加するように
してもよい。また、これとともに、同じフィールド15
内での各サブフィールドの全書込及び消去放電期間1に
おいても、同様にして、安定化パルスを印加してもよ
い。
ドが8個のサブフィールドで構成されているものとした
が、本発明はこれに限るものではなく、それ以外の個数
のサブフィールド数で構成するようにすることもでき、
1フィールドを構成するサブフィールド数に応じて、表
示する階調数を異ならせることができる。一般に、1フ
ィールドがN個のサブフィールドから構成され、夫々の
サブフィールドでの維持放電パルスのパルス数の比が、
上記のように、2進符号の比で表わされるときには、2
のM乗の階調が得られることになる。
維持放電後の放電セル内の過剰な空間電荷を低減し、壁
電荷を充分に蓄積することができるから、全書込放電及
び消去放電をより確実に充分な強度で行なうことが可能
となり、高精細化によるセルの微細化及びプラズマディ
スプレイパネル内の総セル数の増加化によっても、プラ
ズマディスプレイパネル全体で確実な放電動作を実現す
ることができる。
動方法の第1の実施形態での駆動波形を示す図である。
部を示す分解斜視図である。
電極の配置関係を概略的に示す図である。
めのフィールド構成を示す図である。
ある。
の一例の駆動波形を示す図である。
ディスプレイパネルの放電セル内の電荷モデルを示す図
である。
動方法の第2の実施形態での駆動波形を示す図である。
動方法の第3の実施形態での駆動波形を示す図である。
駆動方法の第4の実施形態での駆動波形を示す図であ
る。
駆動方法の第5の実施形態での駆動波形を示す図であ
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 前面ガラス基板に第1,第2の電極が夫
々複数個互いに並列にかつ交互に配列されてなるプラズ
マディスプレイパネルを、1フィールドを複数のサブフ
ィールドに区分し、各サブフィールドを全書込及び消去
放電期間とアドレス放電期間と維持放電期間とで構成し
て、これら夫々の期間毎に該第1,第2の電極に所定の
規則に従って駆動パルスを供給することにより駆動する
方法において、 先行する該サブフィールドの該維持放電期間に印加する
最後の維持放電パルスとこれに続く後続の該サブフィー
ルドの該全書込及び消去放電期間に印加する全書込放電
パルスとの間に、該第1,第2の電極のうちの全書込放
電時に陰極となる電極が陽極となる電極に対して高電位
となる所定の期間を設定したことを特徴とするプラズマ
ディスプレイパネルの駆動方法。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記所定の期間では、前記第1,第2の電極のうちの全
書込放電時に陽極となる前記電極に接地電位となる電圧
を、陰極となる前記電極に正の一定電圧を夫々印加する
ことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方
法。 - 【請求項3】 請求項2において、 前記所定の期間に陰極となる前記電極に印加する前記正
の一定電圧は、前記維持放電パルスに等しい電圧であっ
て、かつ、前記最後の維持放電パルスに連続することを
特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方法。 - 【請求項4】 請求項1において、 前記所定の期間では、前記第1,第2の電極のうちの全
書込放電時に陽極となる前記電極に負の一定電圧を、陰
極となる前記電極に接地電位となる電圧もしくは正の一
定電圧を夫々印加することを特徴とするプラズマディス
プレイパネルの駆動方法。 - 【請求項5】 請求項1,2,3または4において、 前記所定の期間は、10μsec以上、500μsec
以下の期間であることを特徴とするプラズマディスプレ
イパネルの駆動方法。
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