JPH10207413A - 情報表示方法および装置 - Google Patents

情報表示方法および装置

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JPH10207413A
JPH10207413A JP9006077A JP607797A JPH10207413A JP H10207413 A JPH10207413 A JP H10207413A JP 9006077 A JP9006077 A JP 9006077A JP 607797 A JP607797 A JP 607797A JP H10207413 A JPH10207413 A JP H10207413A
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JP
Japan
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vehicle
unit
transmitting
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Application number
JP9006077A
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English (en)
Inventor
Atsushi Shimizu
敦 清水
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リアルタイムで、かつフレキシブルに情報の
表示サービスを行なうことができるようにした情報表示
方法および装置を提供する。 【解決手段】 車両(1)に外部に向けて情報を表示す
る表示器(2)を設け、各所に設けられたアンテナ
(4)により車両(1)に対して情報を送信し、車両
(1)はアンテナ(4)により送信された情報に基づき
表示器(2)に所望の情報の表示を行なう。そしてこの
情報の表示に係わる利益は車両(1)のユーザに還元さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報の表示サー
ビスを行なう情報表示方法および装置に関し、特に、道
路上を走行する車両等の移動体を媒介として情報サービ
スを行なうことで、リアルタイムで、かつフレキシブル
に情報の表示サービスを行なうことができるようにした
情報表示方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、情報サービスを行なう方法および
装置としては種々のものが提案されている。
【0003】しかし、情報サービスをよりリアルタイム
で、かつよりフレキシブルに行なう点ではまだ発展の余
地がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば、街角における
情報サービスとしては、広告塔(メッセージボード)を
用いるもの、携帯情報端末を用いるもの、バスやタクシ
ー等の公共交通手段の広告を用いるもの等があるが、広
告塔(メッセージボード)を用いた情報サービスは、こ
の広告塔(メッセージボード)は、特定の個所に固定し
て配置されているので、その場でしか情報サービスを受
けることができず、より多くの人に情報サービスを行な
うためには、この広告塔(メッセージボード)を高所に
配置するとともに、大型化せざるを得ず、このためにそ
の設備とその維持に多くの経費を要する。
【0005】また、携帯情報端末を用いた情報サービス
は、携帯情報端末が一般的には個人用として構成されて
いるため、1台当たりの情報伝達人数に制限あり、この
携帯情報端末を用いた情報サービスを有効に活用するた
めには、この携帯情報端末の普及およびその情報網の広
域化が必要となる。また、携帯情報端末を用いた情報サ
ービスは、情報を送信してもその送信した情報をそのユ
ーザが見るとは限らないので、情報サービスのリアルタ
イム性において問題がある。
【0006】また、バスやタクシー等の公共交通手段の
広告を用いる情報サービスは、情報サービスの媒体がビ
ラや看板であるため、これを付け替える以外にその内容
を変更する手段がなく、リアルタイムでの情報サービス
は期待できない。
【0007】そこで、この発明は、リアルタイムで、か
つフレキシブルに情報の表示サービスを行なうことがで
きるようにした情報表示方法および装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、移動体に該移動体から外部に向
けて情報を表示する表示手段を設け、各所に設けられた
情報送信手段により上記移動体に対して情報を送信し、
上記移動体は上記情報送信手段により送信された情報に
基づき上記表示手段に所望の情報の表示を行なうことを
特徴とする。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、上記移動体は、地上を走行する車輌であり、
上記情報送信手段は、上記移動体に対して情報を無線で
送信する複数のアンテナを含むことを特徴とする。
【0010】また、請求項3の発明は、請求項1の発明
において、上記表示手段による情報表示量を管理する管
理手段を更に設け、上記管理手段により管理された情報
表示量に対応して上記移動体のユーザに情報表示に係わ
る利益を還元することを特徴とする。
【0011】また、請求項4の発明は、移動体に配置さ
れ該移動体から外部に向けて情報を表示する表示手段
と、各所に設けられ上記移動体に対して情報を送信する
情報送信手段と、上記情報送信手段によりから送信され
た情報を受信して該受信した情報に対応する表示を上記
表示手段に表示する表示制御手段と、を具備することを
特徴とする。
【0012】また、請求項5の発明は、請求項4の発明
において、上記移動体は、地上を走行する車輌であり、
上記情報送信手段は、上記移動体に対して情報を無線で
送信する複数のアンテナを含むことを特徴とする。
【0013】また、請求項6の発明は、請求項4の発明
において、上記表示手段による情報表示量を管理する管
理手段、を更に設け、上記管理手段により管理された情
報表示量に対応して上記移動体のユーザに上記情報表示
に係わる利益を還元することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて添付図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は、この発明に係わる情報表示方法お
よび装置を適用して構成した情報サービスシステムの一
実施の形態を概略ブロック図で示したものである。
【0016】図1に示す情報サービスシステムは、図示
しない道路上を走行する各種車両(移動体)1に搭載さ
れた表示器(表示手段)2を媒体として情報表示サービ
スを行なう。ここで、この情報表示サービスに係わる情
報としては、各種宣伝、広告を含む他、災害情報等の公
共情報も含む。
【0017】図1において、情報の発信元3は、この情
報表示サービスに係わる情報を図示しない道路に沿って
配置された複数のアンテナ4を介して無線で送信する。
【0018】このアンテナ4から無線で送信された情報
は、各車両1のアンテナ1aで受信され、このアンテナ
1aで受信された情報が各車両1に搭載された表示器2
により表示される。
【0019】ここで、各車両1に搭載された表示器2
は、この車両1の外部に向けて配置されているので、こ
の表示器2を媒体としてこの車両を見た多数の不特定多
数の人に情報表示サービスを行なうことができる。
【0020】なお、各車両1は、表示器2として専用の
表示器2を搭載したこの情報表示サービス専用の車両で
あってもよく、また、通常のユーザが使用する車両にこ
の情報表示サービスのための表示器2を特別に搭載した
ものでもよい。
【0021】このような構成によると、各車両1の表示
器2には、発信元3から送信された情報がリアルタイム
で表示されるので、リアルタイムで、かつフレキシブル
に情報の表示サービスを行なうことができる情報サービ
スシステムを構築することができる。
【0022】ところで、上記構成だけでは、表示器2を
搭載した車両1のユーザにとってはメリットがないの
で、この表示器2を搭載する車両1としては、営利目的
で車両を活用しているバス、タクシー等や公共機関の車
両等の特定の車両に限られる虞れがあり、この場合は、
効率のよい情報表示サービスを行なうことができない。
【0023】そこで、この実施の形態においては、表示
器2を搭載する車両1を拡大することができ、これによ
り情報表示サービスの高効率化を図ることができるよう
にするために、表示器2を搭載する車両1にはその情報
表示量に応じて、所定の利益が還元されるように構成さ
れている。
【0024】このような構成によると、表示器2を搭載
する車両1のユーザは、表示器2に表示される情報の表
示量に応じて、利益、例えば表示料が還元されるので、
バス、タクシー等や公共機関の車両等以外の一般のユー
ザの車両にも普及することが期待できる。
【0025】すなわち、この表示器2を搭載する車両1
のユーザに対する利益の還元システムは、一般のユーザ
の車両にとっても、本来の目的である車両の移動行為だ
けで所定の利益の還元が得られるので、この車両に搭載
する表示器およびこれに関連するシステムの普及の助け
となる。
【0026】このように、屋外で最も多い既存の車両と
いう移動体を情報提供の媒体として取り込むことで、既
存の屋外における情報伝達手段とは比べもにならない、
綿密で、フレキシブルでかつリアルタイムな情報伝達が
可能になる。
【0027】上記表示器2を搭載する車両1のユーザに
還元される利益は、情報提供者がこの情報サービスシス
テムを自らの情報伝達の媒体として利用する代償として
支払う宣伝広告料等から支払われる。
【0028】また、この表示器2を搭載する車両1が走
行中に、表示器2に情報の表示を行なうと、後続の車両
がこの表示に気をとられて事故が発生する懸念があるの
で、この実施の形態の情報サービスシステムにおいて、
表示器2による表示はこの車両の速度計の計測速度にリ
ンクして行われるように構成されている。
【0029】すなわち、例えば、この表示器2を搭載す
る車両1が停止中のみ表示器2による表示を行なうよう
に構成することで、後続の車両の衝突を防ぐことができ
る。
【0030】ここで、車両1が停止中のみ表示器2によ
る表示を行なうように構成する場合、この車両1が走行
中に受信した情報は一時メモリに格納しておき、この車
両1が停止した時に順次表示させるように構成すること
で、受信した情報の無駄をなくすことができる。
【0031】図2は、上記図1に示した表示器2が搭載
される車両1の処理装置をブロック図で示したものであ
る。
【0032】図2において、この処理装置は、この処理
装置の全体動作を統括制御する中央演算処理装置(CP
U)5、アンテナ1aで受信した情報を受信処理して中
央演算処理装置(CPU)5に渡す受信部6、受信部6
で受信した情報を中央演算処理装置(CPU)5を介し
て記憶するメモリ7、この車両1の移動速度を計測する
速度計8、表示器2に表示される情報の表示量を記憶す
る記憶装置9を具備して構成される。
【0033】なお、表示器2に表示される情報の表示量
を記憶する記憶装置9は、後に詳述するように、記憶媒
体10としてこの処理装置から取り出すことができるよ
うに構成されており、この処理装置から取り出した記憶
媒体10をATM(現金自動預金支払機)やCD(現金
自動支払機)等の専用機11に挿入することにより、ホ
スト装置12と通信して還元される利益として所定額の
現金を受け取ることができるように構成されている。
【0034】さて、図2に示した処理装置の受信部6
で、図1に示した情報の発信元3から送信された情報を
受信すると、中央演算装置5は、速度計8で計測したこ
の車両の移動速度を取り込み、この車両1の状況に応じ
て受信部6で受信した情報を一旦メモリ7に格納する。
そして、この車両1が例えば停止して表示器2による表
示が可能になると、このメモリ7に一旦格納した情報を
読み出して、表示器2に出力し、所望の情報の表示を行
なう。
【0035】なお、この車両1が停止中にある場合、ま
たは走行中も表示可能な車両である場合は、受信部6で
受信した情報を一旦メモリ7に格納することなく直接表
示器2に送出してこの情報の表示を行なうように構成し
てもよい。
【0036】ここで、表示器2に送られた情報の情報
量、すなわち表示量は、中央演算装置5から記憶装置9
に送られ、記憶媒体10に記憶される。
【0037】この記憶媒体10は、例えばICカード等
の書き込みが可能で、不揮発性で、かつこの車両に搭載
された処理装置から分離可能な可搬メモリから構成され
ており、この記憶媒体10をこの車両に搭載された処理
装置から分離して上述したATM(現金自動預金支払
機)やCD(現金自動支払機)等の専用機11に挿入す
ることにより、ホスト装置12と通信して還元される利
益として所定額の現金を受け取ることになる。
【0038】このように、この実施の形態の情報サービ
スシステムにおいては、記憶媒体10を介して利益を還
元するように構成したので、車両1側には発信システム
が不要になり複雑な双方向通信ではなく、単純な受信の
みの安価なシステムとして構築することができる。すな
わち、双方向通信を行なう場合は、この情報サービスシ
ステムに個々の車両を識別させ、確実な送信を各車両毎
に行う必要がある。
【0039】また、この受信のみのシステムでは受信エ
ラーとなった情報は切り捨ててもよく、誤送信、誤受信
に対する配慮は最低限ですむ。
【0040】また、発信元3から送信される情報の先頭
にその情報を識別する識別コードを付けるように構成す
ると、記憶装置9に情報の表示量を記憶する際に、この
識別コードを保存するだけで、表示内容自体は保存する
必要はなくなり、この記憶装置9に付随するICカード
等の記憶媒体10に保存する情報を圧縮することができ
る。
【0041】また、発信元3から送信される情報に、こ
の情報を送信するアンテナ4を識別するアンテナコード
を付しておき、記憶装置9に、このアンテナ4とこの情
報を受信した日時情報を付して記憶しておけば、どの情
報をいつどこで受信したかを把握することができる。
【0042】また、上記発信元3から送信された情報を
識別する識別コードを表示器2に表示した表示日時とと
もに記憶装置9に記憶しておけば、この情報の表示サー
ビスをいつ提供したかを把握することができる。
【0043】また、上記発信元3から送信する情報に発
信するアンテナ4を識別するアンテナコード(地域コー
ド)を付しておき、このアンテナコード(地域コード)
により発信するアンテナ4を限定すれば、情報表示サー
ビスを提供する地域を限定することができ、より地域に
密着した情報表示サービスを行うことができる。
【0044】また、上記表示器2を搭載した車両1が故
意または故意でなくても同じ場所を何度もを繰り返して
回ると、その度に還元する利益が加算され、この値が膨
大となることも考えられるが、この場合は、上記情報を
識別する識別コードを利用して、新規に受信した情報の
識別コードは記憶装置9に無条件で保存するが、その後
同一の識別コードが付された情報を受信した場合は、こ
の情報の表示器2による表示は行うが、記憶装置9にお
ける表示量のカウントは行わない、または、最初にこの
識別情報の付された情報を受信してから一定回数同一の
識別情報の付された情報を受信した後、または最初にこ
の識別情報の付された情報を受信してから一定時間経過
した後、この情報の表示量のカウントを行うようにする
等の調整を行うように構成すればよい。
【0045】または、上記記憶装置9に対する記憶の際
には上記調整は行わずに、ATM(現金自動預金支払
機)やCD(現金自動支払機)等の専用機11を用いた
利益の還元の際に上記調整を行うように構成してもよ
い。この場合、同一の情報をどの当たりでどのくらい受
信(表示)しているかをホスト装置12側で把握するこ
とができる。このデータを回収することはこの情報サー
ビスシステムによる情報提供の効率を推定する基礎デー
タの蓄積となり貴重である。
【0046】なお、図2に示した構成では、表示器2に
よる情報の表示をこの車両の速度計の計測速度にリンク
して行うように構成したが、この車両1にこの車両1の
前後を走行する他の車両との車間距離を計測する車間セ
ンサを搭載し、この車間センサの検出出力に基づき表示
器2に衝突防止の警報等を表示させるように構成しても
よい。
【0047】図3は、このように構成した車両1に搭載
される処理装置の他の実施の形態を示したものである。
【0048】図3に示す処理装置においては、図2に示
した処理装置にこの車両の前後の他の車両との車間距離
を測定する車間センサ13を搭載することにより構成さ
れる。他の構成は図2に示したものと同様である。この
構成において表示器2には、車間センサ13の検出出力
に基づき後続する他の車両に衝突防止等の警報を表示す
る。
【0049】すなわち、従来の衝突防止システムでは、
前方の車両との間の車間距離を計測し、この車両のドラ
イバに音声などの警報を与えたり、自動的にブレーキを
かけるなどの手法を採用したものであったが、後方の車
両に対しては有効な手段はなかった。
【0050】そこで、この実施の形態においては、情報
表示のための表示器2を用いることによって後方の車両
にビジュアルな警報を与えることにより衝突防止を行う
ように構成されている。
【0051】例えば、後続の車両との間にまだ余裕があ
る場合、すなわちこの表示器2を搭載する車両1が何ら
かの理由により急停車しても、表示器2に表示された警
報に気づいてから減速行為を行えば十分に衝突を回避で
きる距離を保っている場合は、自動的に「車間距離を保
て」という警告メッセージを表示器2に表示し、常に安
全を確保できるように後続の車両に注意を促す。
【0052】また、例えば、後続の車両が上記余裕がな
い距離まで接近し、この状態でこの表示器2を搭載する
車両1が何らかの理由により減速または急停車する場合
には、自動的に表示器2に「ブレーキ」という警告メッ
セージを表示する。これによって後続車両による衝突を
回避することができる。
【0053】それでも衝突寸前、もしくは衝突直前とい
う事態になった場合は、この表示器2を搭載する車両1
の後部もしくはバンパからエアーバックや緩衝材が飛び
出して衝突のショックを和らげたり、ショックは最小限
とするように構成する。
【0054】また、従来の車両のエアーバックは、衝突
した衝撃で作動するように構成されているが、このシス
テムにおいては、表示器2を搭載する車両1においてこ
のシステムが衝突寸前、もしくは衝突直前という事態で
この表示器2を搭載する車両1のエアーバックを作動さ
せれば、この表示器2を搭載する車両1の搭乗者の安全
を確保することができる。
【0055】また、上記後続の車両との距離判断にファ
ジー推論を取り入れることもでき、この場合はより適確
な警告メッセージを後続車両に与えることができる。
【0056】また、後続車両に与える警告メッセージの
表示に際しては、 1)危険色(具体的には赤系統の色)で表示する 2)点滅、反転などでアクセントをつける ことにより警告の効果を高めることができる。
【0057】図4は、上記図2に示した構成を採用する
場合に、受信部6で受信する受信データの一例を示した
ものである。
【0058】図4において、この受信データは、 1)優先コード 2)発信アンテナ4を識別する発信アンテナコード 3)表示器2に表示する情報を識別する識別コード 4)表示器2に表示する情報の表示内容を示すデータ 5)発信アンテナ4から発信された情報の終わりを示す
コード「END」 から構成される。
【0059】ここで、優先コードは、災害発生時等に用
いるものである。すなわち、あるエリアで災害が発生し
た場合、図1に示した発信元3は、図4に示すように、
発信アンテナ4から発信する情報の先頭にこの優先コー
ドを付加する。この優先コードが付加された情報を受信
した表示器2を搭載する車両1は直ちに今まで受信して
いた情報の表示を中断し、この優先コードが付加された
情報を優先的に表示器2に表示する。
【0060】災害情報伝達手段としては、これまでラジ
オや有線放送等が提案され、最近ではインターネットを
利用しようとする試みもあるが、ラジオはこれが手元に
なければ情報伝達を受けることができず、また、有線放
送は視覚的要素がないため適確な情報伝達を行うことが
できるとは限らない。
【0061】また、インターネットは情報のフォワード
(転送)が頻繁に行われるため情報の新旧といった前後
関係がわかりにくく、逆に情報の混乱を招くという問題
がある。
【0062】しかし、上記情報サービスシステムにおい
ては、屋外のどこにでも存在する車両等の移動体が搭載
する表示器を媒体として情報伝達を行うため、災害情報
等を視覚により間近で確認することができ、しかも、表
示される情報が情報元により一元管理されているので情
報の混乱も最小限に抑えることができる。
【0063】なお、上記優先コードは災害発生時等の緊
急事態発生時のみ付加され、通常の情報サービスにおい
ては用いられない。
【0064】図4に示した受信データを受信部6で受信
すると、中央演算処理部5は、この受信データに受信日
時等を付加して一旦メモリ7に格納し、その後このメモ
リ7に格納した受信データを読み出して表示器2に出力
し、所望の情報の表示を行う。
【0065】図5は、記憶装置9に記憶される情報の一
例を示したものである。中央演算処理部5は、メモリ7
に格納した受信データを読み出して表示器2に出力し、
所望の情報の表示を行うと、この表示した情報に係わる
表示量情報を記憶装置9に転送し、記憶装置9に格納す
る。
【0066】記憶装置9に転送される表示量情報は、図
5に示すように、 1)受信日時 2)発信アンテナコード 3)情報の識別コード から構成される。
【0067】ここで、受信日時は表示器2に表示される
情報を受信した日時を後に確認するために用いられ、発
信アンテナコードは表示器2に表示される情報を受信し
たアンテナ、すなわち地域を後に確認するために用いら
れ、情報の識別コードは、表示器2に表示される情報の
表示量をカウントするために用いられる。この点の詳細
については前述した通りである。
【0068】図6は、この情報サービスシステムにおけ
る表示器2を搭載した車両1のユーザが情報表示に係わ
る利益の還元を受けるためにICカード等の記憶媒体1
0に記憶される情報の一例を示したものである。
【0069】図6において、このICカード等の記憶媒
体10には、 1)情報の識別コードから求めた情報の表示量データ 2)電子マネーであることを示す情報 3)口座番号等の個人情報 が格納される。
【0070】すなわち、図2に示したICカード等から
なる記憶媒体10は、この処理装置から取り出してAT
M(現金自動預金支払機)やCD(現金自動支払機)等
の専用機11に挿入すればホスト装置12と通信して利
益の還元を受けることができるが、この場合はホスト装
置の口座より直接現金が引き出せ、また、この記憶媒体
10を電子マネーとして利用することも可能である。
【0071】また、上記記憶媒体10に口座番号を登録
しておくと、つまりキャッシュカードとしての機能を持
たせると、ATM(現金自動預金支払機)を利用してそ
の口座に還元した利益に対応する金額を振り込むように
することもできる。
【0072】また、上記口座に振り込まれた金額を上記
記憶媒体10に移すこともでき、この記憶媒体10の多
様な利用形態が可能になる。
【0073】また、この場合、上記識別コードもしくは
上記識別コードに付随するコードとを合わせて照合する
ことにより、不正の防止を図ることもできる。
【0074】また、上記記憶媒体10に蓄積された表示
量を用いて利益の還元を受ける構成をとることによっ
て、換金率の変更も容易になる。つまり、車両1側の処
理装置に対する変更なしで、ホスト装置12側からの振
り込み額の調整だけでこの利益還元の換金率を変更する
ことができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように請求項1乃至2の発
明によれば、移動体に該移動体から外部に向けて情報を
表示する表示手段を設け、各所に設けられた情報送信手
段により上記移動体に対して情報を送信し、上記移動体
は上記情報送信手段により送信された情報に基づき上記
表示手段に所望の情報の表示を行なうようにし、ここ
で、上記移動体は、地上を走行する車輌であり、上記情
報送信手段は、上記移動体に対して情報を無線で送信す
る複数のアンテナを含むように構成できるので、リアル
タイムで、かつフレキシブルに情報の表示サービスを行
なうことができる情報表示方法を構築することができ
る。
【0076】また、請求項3の発明によれば、上記効果
に加えて情報の表示を行う移動体のユーザに利益を還元
することができ、この情報表示方法を広範囲に拡大する
ことが容易になる。
【0077】また、請求項4乃至5の発明によれば、移
動体に配置され該移動体から外部に向けて情報を表示す
る表示手段と、各所に設けられ上記移動体に対して情報
を送信する情報送信手段と、上記情報送信手段によりか
ら送信された情報を受信して該受信した情報に対応する
表示を上記表示手段に表示する表示制御手段と、を具備
し、ここで、上記移動体は、地上を走行する車輌であ
り、上記情報送信手段は、上記移動体に対して情報を無
線で送信する複数のアンテナを含むように構成すること
ができるので、リアルタイムで、かつフレキシブルに情
報の表示サービスを行なうことができるようにした情報
表示装置を構築することができる。
【0078】また、請求項6の発明によれば、上記効果
に加えて情報の表示を行う移動体のユーザに利益を還元
することができ、この情報表示装置を広範囲に拡大する
ことが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる情報表示方法および装置を適
用して構成した情報サービスシステムの一実施の形態を
示す概略ブロック図。
【図2】図1に示した表示器が搭載される車両の処理装
置の一例を示すブロック図。
【図3】図1に示した表示器が搭載される車両の処理装
置の他の例を示すブロック図。
【図4】図2に示した構成を採用する場合における受信
部で受信する受信データの一例を示す図。
【図5】図2に示した記憶装置に記憶される情報の一例
を示した図。
【図6】この情報サービスシステムにおける表示器を搭
載した車両のユーザが情報表示に係わる利益の還元を受
けるためにICカード等の記憶媒体に記憶される情報の
一例を示した図。
【符号の説明】
1 車両(移動体) 2 表示器(表示手段) 3 発信元 4 アンテナ(情報送信手段) 5 中央演算処理装置(CPU) 6 受信部 7 メモリ 8 速度計 9 記憶装置 10 記憶媒体 11 ATM(現金自動預金支払機)やCD(現金自
動支払機)等の専用機 12 ホスト装置 13 車間センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体に該移動体から外部に向けて情報
    を表示する表示手段を設け、各所に設けられた情報送信
    手段により上記移動体に対して情報を送信し、上記移動
    体は上記情報送信手段により送信された情報に基づき上
    記表示手段に所望の情報の表示を行なうことを特徴とす
    る情報表示方法。
  2. 【請求項2】 上記移動体は、 地上を走行する車輌であり、 上記情報送信手段は、 上記移動体に対して情報を無線で送信する複数のアンテ
    ナを含むことを特徴とする請求項1記載の情報表示方
    法。
  3. 【請求項3】 上記表示手段による情報表示量を管理す
    る管理手段を更に設け、 上記管理手段により管理された情報表示量に対応して上
    記移動体のユーザに情報表示に係わる利益を還元するこ
    とを特徴とする請求項1記載の情報表示方法。
  4. 【請求項4】 移動体に配置され該移動体から外部に向
    けて情報を表示する表示手段と、 各所に設けられ上記移動体に対して情報を送信する情報
    送信手段と、 上記情報送信手段によりから送信された情報を受信して
    該受信した情報に対応する表示を上記表示手段に表示す
    る表示制御手段と、 を具備することを特徴とする情報表示装置。
  5. 【請求項5】 上記移動体は、 地上を走行する車輌であり、 上記情報送信手段は、 上記移動体に対して情報を無線で送信する複数のアンテ
    ナを含むことを特徴とする請求項4記載の情報表示装
    置。
  6. 【請求項6】 上記表示手段による情報表示量を管理す
    る管理手段、 を更に設け、 上記管理手段により管理された情報表示量に対応して上
    記移動体のユーザに上記情報表示に係わる利益を還元す
    ることを特徴とする請求項4記載の情報表示装置。
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