JPH10206549A - 体表面モニタ - Google Patents

体表面モニタ

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JPH10206549A
JPH10206549A JP962497A JP962497A JPH10206549A JP H10206549 A JPH10206549 A JP H10206549A JP 962497 A JP962497 A JP 962497A JP 962497 A JP962497 A JP 962497A JP H10206549 A JPH10206549 A JP H10206549A
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JP
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JP962497A
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Osamu Tanaka
修 田中
Koji Taniguchi
功治 谷口
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Hitachi Ltd
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Aloka Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射線を検出する体表面モニタにおいて、被
検者の身長に応じて頭部検出器の待機位置をきめ細かく
制御する。これによって頭部検出器の移動にかかる時間
を短縮する。 【解決手段】 体表面モニタ10の入口前には次の被検
者が起立する待機場所106が設定される。待機場所1
06上にいる被検者8の身長が超音波センサ100によ
って検出される。この被検者の身長に応じて当該被検者
が測定室12内に入る前に頭部検出ユニット18の高さ
が位置決め調整される。原点から待機位置までは高速下
降制御され、待機位置から頭部までは低速下降制御され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検者の体に付着
した放射性物質からの放射線を測定する体表面モニタに
関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所、核燃料処理施設などの放
射線取扱施設においては、体表面モニタが使用される。
体表面モニタは、作業者の体表面の放射性汚染物質の有
無を検出するために放射線管理エリアの出口などに設け
られる。昼食前や作業終了後には多数の作業者が体表面
モニタを通過するため、体表面モニタの前に作業者の列
ができてしまうことも多い。
【0003】従来の一般的な体表面モニタは被検者を収
容するボックスとしての測定室を有する。その測定室は
入口扉及び出口扉を有する。また、測定室には、その内
部の被検者に向く複数の放射線検出器が設けられる。例
えば、被検者の正面側からの放射線を検出する正面側検
出器、被検者側面側からの放射線を検出する側面側検出
器、被検者の背面側からの放射線を検出する背面側検出
器、被検者頭部からの放射線を検出する頭部検出器、被
検者の手からの放射線を検出する手部検出器、などが設
けられる。各検出器は例えばシンチレータ検出器などで
構成される。ここで、頭部検出器は、被検者の身長に応
じて昇降機構によって昇降される。その頭部検出器には
頭部検出器が被検者の頭部に近接したことを検出するセ
ンサが設けられ、そのセンサから検出信号が出されると
昇降機構による頭部検出器の下降が停止され、その状態
で所定時間、放射線の測定が行われる。手部検出器は、
測定室に固定され、その受入れ溝に手を挿入することに
よって手からの放射線の測定が行われる。また、被検者
に対し必要な指示や情報を与えるために測定室には表示
器が固定配置されている。
【0004】なお、特開平4−310892号公報、特
開平2−264882号公報、特開平2−112787
号公報、特開平6−258442号公報、実公昭61−
8387号公報には、従来の体表面モニタが開示されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平4−310
892号公報に記載された体表面モニタにおいては、体
表面モニタの入口に身長区分を判定する光線スイッチが
配置されている。そして、身長区分に応じて頭部検出器
の待機位置が修正されている。
【0006】しかしながら、この従来例では、各身長区
分ごとにしか待機位置の制御を行えず、きめ細かく待機
位置の制御を行うことができなかった。また、被検者が
測定室へ入る時点にならなければ身長区分を判別できな
いため、前の被検者の測定終了に先立って次の被検者の
身長の計測を行なうことができず、このため測定終了後
に頭部検出器を直ちに新たな位置へ待機させることがで
きなかった。
【0007】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、被検者の身長に応じて速やか
に頭部検出器を待機位置へ位置決めでき、また頭部検出
器の移動にかかる時間を短縮可能な体表面モニタを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、被検者を収容する測定室と、被検者頭部
からの放射線を検出する頭部検出器と、前記頭部検出器
を昇降させる昇降機構と、前記次の被検者の待機場所に
居る当該次の被検者の身長を計測するセンサと、前の被
検者の測定終了後に、前もって計測された次の被検者の
身長に対応した位置へ前記頭部検出器を位置決め制御す
る制御部と、を含むことを特徴とする。上記構成によれ
ば、前の被検者の測定を行っている間又は測定完了直後
に次の被検者の身長が計測され、当該次の被検者が測定
室に入る時点では前もって頭部検出器を適切な高さ(待
機位置)に位置決めできる。よって、検出器昇降にかか
る時間を短縮して、測定効率を向上できる。
【0009】本発明の好適な態様では、前記センサは、
前記次の被検者の待機場所の上方に配置されたことを特
徴とする。この構成によれば、次の被検者の身長を誤り
なく計測でき、また身長計測の際に被検者に対する圧迫
感や違和感をなくすことができる。
【0010】本発明の好適な態様では、前記制御部は、
被検者の頭部に前記頭部検出器を位置決めする際に、所
定の退避位置から身長に一定マージンを加えた待機位置
まで前記頭部検出器を高速下降させ、その後に前記待機
位置から頭部測定位置まで前記頭部検出器を低速下降さ
せることを特徴とする。
【0011】本発明の好適な態様では、前記センサは超
音波の送受波を行う超音波センサである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0013】図1には、本発明に係る体表面モニタの好
適な実施形態が示されており、図1はその全体構成を示
す図である。この体表面モニタ10は、例えば原子力発
電所などの施設において放射線管理区域の出口に1又は
複数台設置されるものである。
【0014】体表面モニタ10の内部には被検者8を収
容する測定室12が形成されている。被検者8は入口扉
14を介して測定室12内へ進入する。その状態で体表
面からの放射線の測定が所定時間実行され、測定完了
後、被検者8は出口扉16を介して外部へ出る。図1に
おいては、次に測定を行う被検者8が立ち止まる被検者
待機場所106が示されている。この被検者待機場所
は、例えばフロア上に目印を付すこと等によって設定さ
れる。
【0015】測定室12を取り囲むようにして複数の放
射線検出器が配置されている。頭部検出ユニット18
は、被検者8の頭部からの放射線を検出するユニットで
あり、従来例同様に、この頭部検出ユニット18は昇降
自在に支持されている。入口扉14内には被検者の右側
部からの放射線を検出するための検出器34が設けられ
ており、一方、出口扉16には被検者8の左側部からの
放射線を測定するための検出器36が設けられている。
また、図2に示すように、被検者8の正面側には検出器
39が配置され、一方、被検者8の背面側には検出器4
5が配置されている。それらの検出器は、プラスチック
で構成されたシンチレータによって放射線を検出する検
出器であり、その詳細については後に説明する。
【0016】図1において、体表面モニタ10には被検
者8の両手からの放射線を検出する手部検出ユニット2
2A,22Bが設けられている。これらの手部検出ユニ
ット22A,22Bはそれぞれ頭部検出ユニット18と
同様に昇降自在に支持されている。
【0017】各検出器について詳述する。頭部検出ユニ
ット18には板状のシンチレータ26が設けられてい
る。このシンチレータ26の両側には一対又は複数対の
光電子増倍管28が設けられている。シンチレータ26
及び複数の光電子増倍管28によって頭部検出器25が
構成されている。頭部検出ユニット18には被検者8の
頭部を収容するくぼみが形成されており、そのくぼみの
天井部分にシンチレータ26が配置されている。くぼみ
の縁付近には発光器31及び受光器32が設けられてお
り、これらは頭部センサ30を構成している。頭部セン
サ30は頭部検出ユニット18の下降時において被検者
8の頭部がくぼみ内に入ったことを検出するためのセン
サであり、後述のように、この検出時点で頭部検出ユニ
ット18の下降は直ちに停止する。
【0018】頭部検出ユニット18にはアーム19を介
して表示器20が取り付けられている。この表示器20
は例えば液晶表示器で構成されるものであり、測定中あ
るいは測定前後において被検者8に対して注意や命令を
発するためのものである。例えば表示器20には「ただ
いま測定中です。」などの表示がなされる。本実施形態
において、表示器20は頭部検出ユニット18と一体的
に上下方向に昇降する。頭部検出ユニット18が被検者
8の頭部に適切に位置決めされると、表示器20は被検
者8の顔の高さに位置決めされることになる。表示器2
0は被検者8の正面側から左側にシフトした斜め方向に
設けられており、被検者8から表示器20までの間に一
定距離が確保されている。表示器20は本実施形態にお
いては、その画面が測定室12内に収容された被検者8
に対し垂直に向くように、斜めに設定されているが、表
示器20の向きや角度を制御する機構を設けてもよい。
また、頭部検出ユニット18の高さに応じて、頭部検出
ユニット18と表示器20との間の距離を調整する機構
を設けてもよい。
【0019】本実施形態において、頭部検出ユニット1
8の最高の高さすなわち原点は測定室12の床面11か
ら例えば2メートルに設定されている。また、頭部検出
ユニット18の最低の高さは小学生などに対応するため
に例えば135cmに設定されている。もちろん、この
ような上限及び下限は適宜変更可能である。
【0020】図1に示されるように、2つの手部検出ユ
ニット22A,22Bはそれぞれ頭部検出ユニット18
の下降に連動して下降する。例えば本実施形態において
頭部検出ユニット18が20cm下降すると、手部検出
ユニット22A,22Bが10cm下降するように制御
されている。後述するように、単一の駆動機構によって
これらのユニットが昇降制御されており、装置の機構が
簡略化されている。
【0021】手部検出ユニット22A,22Bには手を
挿入するための縦溝状の挿入部23A,23Bが形成さ
れている。この実施形態では手のひらを垂直の状態にし
つつ挿入部23A,23Bに挿入するタイプの手部検出
ユニットが用いられているが、もちろん手のひらを水平
にして挿入するタイプの手部検出ユニットを用いてもよ
い。
【0022】この実施形態においては、体表面モニタ1
0の上部にアーム102が設けられており、アーム10
2の一端に超音波センサ100が設けられている。この
超音波センサ100は次の被検者8の身長を測定するた
めの手段として機能するものである。超音波センサ10
0は、被検者待機場所106の垂直上方に設けられてお
り、所定のタイミングあるいは連続的に当該位置におけ
る反射物体までの距離を計測している。そのように計測
された距離に応じて床面上からの被検者8の高さ、すな
わち身長が計測される。本実施形態において、超音波セ
ンサ100によって形成される超音波ビームは一定の揺
動範囲で三次的走査されるように構成されており、その
ような走査の間に取り込まれたデータの中で最も高いデ
ータが被検者8の身長であると判定されている。これに
よって被検者8が待機場所106から若干ずれて起立し
ているような状態においても、誤りなく当該被検者8の
身長を検出することが可能である。なお、超音波センサ
100によって次の被検者の有無を判定するための計測
を行わせてもよい。そして、次の被検者が待機場所10
6に存在しないような場合、例えば入口扉14付近に設
けられた表示器に「次の方は所定の場所に立って下さ
い。」等の表示を発生させてもよい。本実施形態では、
超音波センサ100が待機場所106の垂直場所上方に
設けられていたが、もちろん斜め方向から被検者8の身
長を検出するようにしてもよい。ただし、垂直上方から
の身長の検出によればより正確に身長計測を行えるとい
う利点がある。
【0023】図2には、各検出器の具体的な構成が示さ
れている。本実施形態において正面側の検出器39は3
つのシンチレータ40,42,44を含み、一方、背面
側の検出器45は3つのシンチレータ46,48,50
を含む。さらに、出口扉内に内蔵された検出器36は3
つのシンチレータ52,54,56を含む。これは入口
扉14においても同様である。なお、図2においては頭
部検出ユニット18が被検者8の頭部に位置決めされた
状態が示されている。この状態においては被検者8の顔
の高さに表示器20が位置決めされる。
【0024】図3には、体表面モニタ10を上方から見
た状態の図が示されている。入口扉14は次の被検者8
側から見てその右側に回転軸があり、手前側に開くよう
に構成されている。また、出口扉16は測定室12側か
ら見て左側にその回転軸があり、外側へ開くように構成
されている。これは従来の体表面モニタと同様である。
【0025】各手部検出ユニット22A,22Bはそれ
ぞれ一対のシンチレータ58,60,62,64を有す
る。それらのシンチレータの間に挿入部23A,23B
が形成される。上述のように、表示器20は測定室12
内において被検者の左斜め前方に位置決めされている。
表示器20が下降するとそれに連動して手部検出ユニッ
ト22も下降するため、両者が衝突することはない。
【0026】図4には、昇降機構112の具体例が示さ
れている。この昇降機構112は頭部検出ユニット18
及び2つの手部検出ユニット22を昇降させるエレベー
タ機構として機能するものである。基板70上には一対
のレール72が上下方向に沿って設けられている。これ
らのレール72の間には送りネジ76が設けられ、この
送りネジ76はモータ74によって回転駆動される。頭
部検出ユニット18はレール72によって上下動自在に
支持されており、送りネジ76の回転はネジ受け79を
介して頭部検出ユニット18の上下動に変換される。送
りネジ76の上方端には回転量すなわち頭部検出ユニッ
ト18や手部検出ユニット22の高さを検出するエンコ
ーダ82が設けられている。頭部検出ユニット18にお
いて、レール72に跨る脚78にはL字アングル80が
連結されており、頭部検出器25はL字アングル80に
固定されている。図4には示されていないが、このL字
アングル80には表示器20も固定されている。
【0027】2つの手部検出ユニット22はレール72
に沿って上下方向に移動可能であり、また2つの手部検
出ユニット22はワイヤ84によって上下方向に駆動さ
れる。ワイヤ84の一方端は頭部検出ユニット18にお
けるL字アングル80に固定されており、ワイヤ84の
他方端は基板70に固定されている。各手部検出ユニッ
ト22には回転自在な滑車86が設けられており、その
滑車86にはワイヤ84が巻き付けられている。従って
頭部検出ユニット18が下方へ下降すると、その下降量
の半分だけ手部検出ユニット22が下降することにな
る。経験的に見ると、頭部検出ユニット18の下降量の
半分だけ手部検出ユニット22を下降させれば、手部検
出ユニット22を被検者に対して適切に位置決めするこ
とが可能である。よって、頭部検出ユニット18が最も
高い位置に位置決めされている状態では、その高さに対
応する身長をもった被検者の手の位置に手部検出ユニッ
ト22が合うようにワイヤ84の長さなどが設定されて
いる。
【0028】従って、被検者が測定室12内に進入する
と、モータ74の作用によって頭部検出ユニット18が
上方から下方へ下降する。図1に示した頭部センサ30
によって頭部が検出されると、その時点で頭部検出ユニ
ット18の下降が停止する。頭部検出ユニット18の下
降に連動して手部検出ユニット22も下降し、頭部検出
ユニット18が適切に頭部に位置決めされた状態では、
手部検出ユニット22も適切に手の高さに位置決めされ
ることになる。もちろん、頭部検出ユニット18と一体
的に駆動される表示器20も被検者の身長に応じて適切
に位置決めされることになる。
【0029】以上のような構成によれば、頭部検出ユニ
ット、手部検出ユニット及び表示器の3つの装置を単一
の駆動源によって昇降させることができ、装置の構成を
簡略化できるという利点がある。図5には、被検者の身
長に応じて各構成を位置決めした状態が示されている。
本実施形態の体表面モニタによれば、身長が高い被検者
から小学生などの身長が低い被検者までの広範囲に渡っ
て問題なく体表面からの放射線の検出を行えるという利
点がある。
【0030】なお、図4に示した昇降機構112は図示
のものに限られず、他の構成を利用してもよい。例え
ば、手部検出ユニット22の昇降に当たってはワイヤ8
4を利用することなくギアなどを利用してもよい。
【0031】図6には、体表面モニタの各機能を示すブ
ロック図が示されている。制御部110は例えばマイク
ロコンピュータなどにより構成され、その制御部110
には複数の検出器22,25,34,36,39,45
が接続されている。これらの検出器からの検出信号は制
御部110に送られ、放射線の面密度などが演算され
る。また、制御部110には、頭の高さを検出する頭部
センサ30、昇降機構112、超音波センサ100が接
続され、さらに表示器20及び記憶部114が接続され
ている。
【0032】図7には、制御部110による制御がフロ
ーチャートとして示されている。図1を参照しながら本
実施形態の体表面モニタの動作について説明する。
【0033】まず、S101では、最初の被検者に対し
て超音波センサ100を利用して身長の計測が実行され
る。その身長データは図6に示した記憶部114に保存
される。ここで、各被検者に識別番号が付与されている
場合、各被検者の識別番号に対応付けながら身長データ
が保存される。
【0034】S102では、最も高い位置(原点)に位
置決めされている頭部検出ユニット18を高速で下降さ
せ、被検者の身長から決定される待機位置へ頭部ユニッ
ト18を位置決めする。この待機位置は被検者の身長に
所定のマージン(例えば10cm)を加えた高さとして
決定される。この待機位置までの間、高速で下降を行わ
せることによって頭部検出ユニット18の移動にかかる
時間を短縮できる。
【0035】S103では、入口扉が開かれ、S104
では測定室12内に配置されたセンサによって被検者8
の進入が検出される。この中には手部検出ユニット22
に設けられた挿入検出センサによる手の検出も含まれ
る。被検者の進入が確認された後、S105では、待機
位置に位置決めされた頭部検出ユニット18を低速で下
降させる。S106では、頭部センサ30によって頭部
が検出されたか否かが判定され、頭部が検出された場
合、S107において直ちに頭部検出ユニット18の下
降が停止される。これによって頭部検出器25を頭部に
近接させつつ高精度の放射線測定を行うことが可能であ
る。S108では体表面からの放射線の検出が所定時間
(例えば10数秒間)連続して実行される。
【0036】S109では、被検者の身長に所定量α
(例えば10cm)だけ加えた高さに頭部検出ユニット
18を高速で上昇させる。ここで、被検者の身長は超音
波センサ100によって検出され、あるいは図4に示し
たエンコーダ82によって検出されたものである。αと
しては例えば頭部検出ユニット18のくぼみの深さなど
に応じて適宜設定される。
【0037】S110においては出口扉16が開かれ、
被検者が出たことが確認されると、S111において次
の被検者に対する待機位置へ頭部検出ユニットが高速で
位置決めされる。そして出口扉16が閉められる。ここ
で、次の被検者の身長は、S112においてあらかじめ
前の被検者の測定中において超音波センサ100によっ
て計測され、その身長データは図6に示した記憶部11
4に格納されている。次の被検者に対する身長の計測時
点は例えば前の被検者の測定開始時点あるいはそれを基
準とする所定の時点に決定され、あるいは所定期間連続
的に身長を計測した結果に基づいて決定してもよい。
【0038】以上のように、被検者8に対して頭部検出
ユニット18を位置決めする時には被検者8に対する心
理的な圧迫感や装置の誤動作を考慮して低速制御が行わ
れ、それ以外においては測定時間の短縮化のため頭部検
出ユニット18に対する高速制御が行われる。また、被
検者8が測定室12内に入った後に原点から頭部検出ユ
ニット18を下降させるのではなく、あらかじめ被検者
8の身長に対応した位置に頭部検出ユニット18を位置
決めしておいてから下降させるので下降にかかる時間を
短縮でき、全体としての計測時間を短縮できるという利
点がある。また、表示器20及び手部検出ユニット22
を被検者の身長に応じて適切かつ自動的に位置決めでき
るという利点がある。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被検者の身長に応じて速やかに頭部検出器を待機位置へ
位置決めでき、また頭部検出器の移動に掛かる時間を短
縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る体表面モニタの全体構成を示す
図である。
【図2】 各検出器の具体的な構成を示す図である。
【図3】 体表面モニタを上方から見た図である。
【図4】 昇降機構の具体的な構成を示す図である。
【図5】 各身長に対応した各構成の位置決めを示す図
である。
【図6】 体表面モニタの機能を示すブロック図であ
る。
【図7】 体表面モニタの動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
12 測定室、14 入口扉、16 出口扉、18 頭
部検出ユニット、20表示器、22 手部検出ユニッ
ト、25 頭部検出器、34,36 検出器、82 エ
ンコーダ、100 超音波センサ、112 昇降機構。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検者を収容する測定室と、 被検者頭部からの放射線を検出する頭部検出器と、 前記頭部検出器を昇降させる昇降機構と、 前記次の被検者の待機場所に居る当該次の被検者の身長
    を計測するセンサと、 前の被検者の測定終了後に、前もって計測された次の被
    検者の身長に対応した位置へ前記頭部検出器を位置決め
    制御する制御部と、 を含むことを特徴とする体表面モニタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の体表面モニタにおいて、 前記センサは、前記次の被検者の待機場所の上方に配置
    されたことを特徴とする体表面モニタ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の体表面モニタにおいて、 前記制御部は、被検者の頭部に前記頭部検出器を位置決
    めする際に、所定の退避位置から身長に一定マージンを
    加えた待機位置まで前記頭部検出器を高速下降させ、そ
    の後に前記待機位置から頭部測定位置まで前記頭部検出
    器を低速下降させることを特徴とする体表面モニタ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の体表面モニタにおいて、 前記センサは超音波の送受波を行う超音波センサである
    ことを特徴とする体表面モニタ。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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