JP3249061B2 - 体表面モニタ - Google Patents

体表面モニタ

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JP3249061B2
JP3249061B2 JP2337997A JP2337997A JP3249061B2 JP 3249061 B2 JP3249061 B2 JP 3249061B2 JP 2337997 A JP2337997 A JP 2337997A JP 2337997 A JP2337997 A JP 2337997A JP 3249061 B2 JP3249061 B2 JP 3249061B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検者の体に付着
した放射性物質からの放射線を測定する体表面モニタに
関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所、核燃料処理施設などの放
射線取扱施設においては、体表面モニタが使用される。
体表面モニタは、作業者の体表面に付着した放射性物質
の有無の検査のために、放射線管理エリアの出口などに
設けられる。昼食前や作業終了後には多数の作業者が体
表面モニタを通過するため、体表面モニタの前に作業者
の列ができてしまうことも多い。
【0003】従来の一般的な体表面モニタは被検者を収
容するボックスとしての測定室を有する。その測定室は
入口扉及び出口扉を有する。また、測定室には、その内
部の被検者に向く複数の放射線検出器が設けられる。例
えば、被検者の正面側からの放射線を検出する正面側検
出器、被検者の側面側からの放射線を検出する側面側検
出器、被検者の背面側からの放射線を検出する背面側検
出器、被検者の頭部からの放射線を検出する頭部検出
器、被検者の手からの放射線を検出する手部検出器、な
どが設けられる。各検出器は例えばシンチレータ検出器
などで構成される。
【0004】ここで、頭部検出器は、被検者の身長に応
じて昇降機構によって昇降される。その頭部検出器には
頭部検出器が被検者の頭部に近接したことを検出するセ
ンサが設けられ、そのセンサから検出信号が出される
と、昇降機構による頭部検出器の下降が停止され、その
状態で所定時間、放射線の測定が行われる。手部検出器
は、測定室に固定され、その受入れ溝に手を挿入するこ
とによって手からの放射線の測定が行われる。また、被
検者に対し必要な指示や情報を与えるために測定室には
表示器が固定配置されている。
【0005】なお、特開平4−310892号公報、特
開平2−264882号公報、特開平2−112787
号公報、特開平6−258442号公報、実公昭61−
8387号公報には、従来の体表面モニタが開示されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
体表面モニタにおいては、頭部検出器を被検者の頭部に
位置決めする際に、身長データの取り込みが行われてお
らず、またそのような身長データの利用に関しては考慮
されていない。各被検者の身長データを蓄積し、例えば
そのデータを待機位置の設定に利用すれば、統計的な観
点から待機位置をより適切に設定できる。
【0007】本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、頭部検出器の被検者頭部への位
置決めを他の用途に利用することにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、頭部検出器の
被検者頭部への位置決めを利用して被検者の身長を計測
することにある。
【0009】また、本発明の他の目的は、上記のように
計測された被検者の身長データを体表面モニタの制御に
利用することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、被検者を収容する測定室と、被検者頭部
からの放射線を検出する頭部検出器と、前記頭部検出器
を下降させ、被検者頭部に前記頭部検出器を位置決めす
る昇降機構と、前記被検者頭部への頭部検出器の位置決
めを利用して被検者の身長を測定する身長測定手段と、
前記身長測定手段からの各被検者の身長データを管理す
る身長データ管理手段と、を含み、前記身長測定手段
は、前記昇降機構による前記頭部検出器の位置決め時に
おける当該頭部検出器の下降位置を検出する位置検出器
を含み、前記下降位置の検出をもって前記被検者の身長
が測定されることを特徴とする。
【0011】上記構成によれば、被検者が測定室内へ進
入すると、頭部検出器が被検者の頭部に位置決めされ、
その時点で被検者の身長が計測される。頭部検出器の位
置決めは例えば頭部の有無を検出する光学的センサを利
用して行われる。被検者の身長データについては各種の
利用が考えられる。
【0012】望ましくは、前記位置検出器は前記頭部検
出器を昇降させる送りネジの回転量を計測するエンコー
ダである。
【0013】本発明の好適な態様では、各被検者の身長
データを統計処理する統計処理部と、前記統計処理の結
果に基づいて前記頭部検出器の待機位置を決定する待機
位置決定部と、を含むことを特徴とする。待機位置を統
計的に見た合理的な高さに設定すれば、頭部検出器の移
動時間を短縮して計測効率を向上できる。待機位置は被
検者の受入れに先立って頭部検出器を暫定的に位置決め
する位置であり、かかる制御によれば最高の高さ(原
点)からの下降に比べて移動時間を短縮できる。
【0014】本発明の好適な態様では、前記待機位置に
基づく受入れ上限よりも被検者の身長が高い場合に前記
頭部検出器を前記待機位置から上方へ引き上げる制御を
行う制御部を含むことを特徴とする。受入れ上限よりも
身長が高ければ、その被検者の受入れに問題があるの
で、頭部検出器を上方へ退避させるものである。この場
合、一定量だけ退避又は原点まで退避させる。
【0015】本発明の好適な態様では、被検者の識別を
行う識別手段と、前記被検者の識別結果に基づいて、前
記身長データ管理手段から当該被検者の身長データを取
得して前記頭部検出器の下降制御を行う制御手段と、を
含むことを特徴とする。この構成によれば、例えばID
カード読み出し装置などで構成される識別手段によって
被検者を識別し、その識別結果に基づいて頭部検出器の
下降制御を行うことができる。すなわち、過去の放射線
計測時において取得され身長データ管理手段に管理され
ている身長データを当該被検者の次の計測時に利用で
き、迅速に頭部検出器の位置決めを行うことができる。
もちろん、身長データの取得は各放射線計測ごとに行う
ことができ、前回取得された身長データを次の放射線計
測時に有効利用することが可能である。
【0016】上記目的を達成するために本発明は、昇降
する頭部検出器を測定室内に備えた複数の体表面モニタ
と、前記各体表面モニタごとに設けられ、前記頭部検出
器の被検者頭部への位置決め時における前記頭部検出器
の下降位置を検出して当該被検者の身長を検出する複数
の身長測定手段と、前記各身長測定手段からの身長デー
タを統計処理し、各体表面モニタごとに前記頭部検出器
の待機位置を互いに異なる位置として決定する待機位置
決定部と、を含むことを特徴とする。
【0017】複数の体表面モニタが存在し、各体表面モ
ニタで待機位置の制御が行われるような体表面モニタシ
ステムでは、各体表面モニタに担当範囲を振り分けた方
が効率的である。そこで、身長の統計結果に基づいて担
当範囲の振り分けが行われる。この場合、各体表面モニ
タを利用する被検者の数が均等になるように担当範囲の
振り分けを行うのが望ましい。振り分け結果を各体表面
モニタに配置された表示器などに表示させ、被検者の便
宜を図ることもできる。また、上記目的を達成するため
に、本発明は、被検者を収容する測定室と、被検者頭部
からの放射線を検出する頭部検出器と、前記頭部検出器
を下降させ、被検者頭部に前記頭部検出器を位置決めす
る昇降機構と、前記被検者頭部への前記頭部検出器の位
置決め時における前記頭部検出器の下降位置を検出して
当該被検者の身長を測定する身長測定手段と、前記身長
測定手段からの各被検者の身長データのヒストグラムを
作成する手段と、前記ヒストグラムに基づいて前記頭部
検出器の待機位置を決定する手段と、を含むことを特徴
とする。また、上記目的を達成するために、本発明は、
被検者を収容する測定室と、被検者頭部からの放射線を
検出する頭部検出器と、前記頭部検出器を下降させ、被
検者頭部に前記頭部検出器を位置決めする昇降機構と、
前記被検者頭部への前記頭部検出器の位置決め時におけ
る前記頭部検出器の下降位置を検出して当該被検者の身
長を測定する身長測定手段と、前記被検者ごとに、前記
身長測定手段によって測定された身長を管理する手段
と、前記身長が管理された被検者について放射線の検出
を再度行う場合には、前記昇降機構を制御して、前記管
理された当該被検者の身長に基づいて前記頭部検出器の
位置決め制御を行う手段と、を含むことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0019】図1には、本発明に係る体表面モニタの好
適な実施形態が示されており、図1はその全体構成を示
す図である。この体表面モニタ10は、例えば原子力発
電所などの施設などにおいて放射線管理区域の出口に1
又は複数台設置されるものである。
【0020】体表面モニタ10の内部には被検者8を収
容する測定室12が形成されている。被検者8は入口扉
14を介して測定室12内へ進入する。その状態で体表
面からの放射線の測定が所定時間実行され、測定完了
後、被検者8は出口扉16を介して外部へ出る。図1に
おいては、次に測定を行う被検者8が立ち止まる被検者
待機場所106が示されている。この被検者待機場所
は、例えばフロア上に目印を付すこと等によって設定さ
れる。
【0021】測定室12を取り囲むようにして複数の放
射線検出器が配置されている。頭部検出ユニット18
は、被検者8の頭部からの放射線を検出するユニットで
あり、従来例同様に、この頭部検出ユニット18は昇降
自在に支持されている。入口扉14内には被検者の右側
部からの放射線を検出するための検出器34が設けられ
ており、一方、出口扉16には被検者8の左側部からの
放射線を測定するための検出器36が設けられている。
また、図2に示すように、被検者8の正面側には検出器
39が配置され、一方、被検者8の背面側には検出器4
5が配置されている。それらの検出器は、プラスチック
で構成されたシンチレータによって放射線を検出する検
出器であり、その詳細については後に説明する。
【0022】図1において、体表面モニタ10には被検
者8の両手からの放射線を検出する手部検出ユニット2
2A,22Bが設けられている。これらの手部検出ユニ
ット22A,22Bはそれぞれ頭部検出ユニット18と
同様に昇降自在に支持されている。
【0023】各検出器について詳述する。頭部検出ユニ
ット18には板状のシンチレータ26が設けられてい
る。このシンチレータ26の両側には一対又は複数対の
光電子増倍管28が設けられている。シンチレータ26
及び複数の光電子増倍管28によって頭部検出器25が
構成されている。頭部検出ユニット18には被検者8の
頭部を収容するくぼみが形成されており、そのくぼみの
天井部分にシンチレータ26が配置されている。くぼみ
の縁付近には発光器31及び受光器32が設けられてお
り、これらは頭部センサ30を構成している。頭部セン
サ30は頭部検出器18の下降時において被検者8の頭
部がくぼみ内に入ったことを検出するためのセンサであ
り、後述のように、この検出時点で頭部検出ユニット1
8の下降は直ちに停止する。
【0024】頭部検出ユニット18にはアーム19を介
して表示器20が取り付けられている。この表示器20
は例えば液晶表示器で構成されるものであり、測定中あ
るいは測定前後において被検者8に対して注意や命令を
発するためのものである。例えば表示器20には「ただ
いま測定中です。」などの表示がなされる。本実施形態
において、表示器20は頭部検出ユニット18と一体的
に上下方向に昇降する。頭部検出ユニット18が被検者
8の頭部に適切に位置決めされると、表示器20は被検
者8の顔の高さに位置決めされることになる。表示器2
0は被検者8の正面側から左側にシフトした斜め方向に
設けられており、被検者8から表示器20までの間に一
定距離が確保されている。表示器20は本実施形態にお
いては、その画面が測定室12内に収容された被検者8
に対し垂直に向くように、斜めに設定されているが、表
示器20の向きや角度を制御する機構を設けてもよい。
また、頭部検出ユニット18の高さに応じて、頭部検出
ユニット18と表示器20との間の距離を調整する機構
を設けてもよい。
【0025】本実施形態において、頭部検出ユニット1
8の最高の高さすなわち原点は測定室12の床面11か
ら例えば2メートルに設定されている。また、頭部検出
ユニット18の最低の高さは小学生などに対応するため
に例えば135cmに設定されている。もちろん、この
ような上限及び下限は適宜変更可能である。
【0026】図1に示されるように、2つの手部検出ユ
ニット22A,22Bはそれぞれ頭部検出ユニット18
の下降に連動して下降する。例えば本実施形態において
頭部検出ユニット18が20cm下降すると、手部検出
ユニット22A,22Bが10cm下降するように制御
されている。後述するように、単一の駆動機構によって
これらのユニットが昇降制御されており、装置の機構が
簡略化されている。
【0027】手部検出ユニット22A,22Bには手を
挿入するための縦溝状の挿入部23A,23Bが形成さ
れている。この実施形態では手のひらを垂直の状態にし
つつ挿入部23A,23Bに挿入するタイプの手部検出
ユニットが用いられてるが、もちろん手のひらを水平に
して挿入するタイプの手部検出ユニットを用いてもよ
い。
【0028】本実施形態の体表面モニタ10には、頭部
検出ユニット18に物体の有無を計測するためのセンサ
100が設けられている。このセンサ100は光学的セ
ンサ又は超音波センサである。センサのビーム(光ビー
ム又は超音波ビーム)200は、次の被検者の待機場所
106の上方に向いており、具体的には、そのビームの
向きは、待機場所の上方であって、現在の頭部検出ユニ
ット18の待機位置において受入れ可能な身長の上限
(受入れ高さ)に相当する高さに交差するように設定さ
れている。体表面モニタ10の測定室12の床11は待
機場所106があるフロア面よりも所定量(h1)だけ
上がっており、また、待機位置は受入れ上限よりも所定
量(h2)だけ上方に設定されるため、それを加算した
分だけビーム200は下方に向けられている。すなわ
ち、フロアの待機場所106の上方で、かつ、現在の頭
部検出器の待機位置で受入れ可能な身長に相当する地点
を通過するようにビームがやや下向きに設定されてい
る。もちろん、ビーム角度は頭部検出ユニット18にお
けるセンサ100の配置箇所に依存する。
【0029】従って、ビーム200を次の被検者の頭部
が横切るような場合、次の被検者を受入れるためには頭
部検出ユニット18の待機位置が低すぎることが判明す
るので、その場合には、頭部検出ユニット18を上方へ
一定量だけ又は原点まで退避させる制御が行われる。も
ちろん、ビーム200が次の被検者の頭部を横切らない
ような場合、そのまま被検者が受入れられる。
【0030】上記構成によれば、センサ100を待機位
置に応じて昇降させる機構が不要であり、頭部検出ユニ
ット18の昇降に連動させて、ビーム200を平行移動
させることができる。すなわち、頭部検出ユニット18
の位置決めと同時にビーム高さの設定を行える。なお、
ビーム200が入口扉14によって遮られるような場
合、センサ100による計測を入口扉14が開いた時点
で行わせればよい。あるいは、入口扉14などによって
隠蔽されない位置にセンサ100を設けてもよい。いず
れにしても頭部検出ユニット18の昇降を利用してセン
サ100自体又はビーム200の位置を制御するのが望
ましい。
【0031】計測の信頼性を高めるためにビーム200
を水平方向へ走査させてもよい。あるいは、図8に示す
ように一定のゲート期間だけ、センサ出力に基づいて物
体の有無を判定してもよい。図8の(A)には、センサ
出力が示されており、(B)にはゲート信号が示されて
いる。そのゲート信号のON期間内だけ、センサ出力が
しきい値202と比較され、センサ出力がしきい値20
2を越える場合に物体の存在が判定される。すなわち、
身長が受入れ可能高さ以上であると判定される。ゲート
期間は、言うまでもなく、待機場所106の位置に相当
する時間に設定される。これ以外の手法を利用して判別
精度を高めてもよい。
【0032】図2には、各検出器の具体的な構成が示さ
れている。本実施形態において正面側の検出器39は3
つのシンチレータ40,42,44を含み、一方、背面
側の検出器45は3つのシンチレータ46,48,50
を含む。さらに、出口扉内に内蔵された検出器36は3
つのシンチレータ52,54,56を含む。これは入口
扉14においても同様である。なお、図2においては頭
部検出ユニット18が被検者8の頭部に位置決めされた
状態が示されている。この状態においては被検者8の顔
の高さに表示器20が位置決めされる。
【0033】図3には、体表面モニタ10を上方から見
た状態の図が示されている。入口扉14は次の被検者8
側から見てその右側に回転軸があり、手前側に開くよう
に構成されている。また、出口扉16は測定室12側か
ら見て左側にその回転軸があり、外側へ開くように構成
されている。これは従来の体表面モニタと同様である。
【0034】各手部検出器22A,22Bはそれぞれ一
対のシンチレータ58,60,62,64を有する。そ
れらのシンチレータの間に挿入部23A,23Bが形成
される。上述のように、表示器20は測定室12内にお
いて被検者の左斜め前方に位置決めされている。表示器
20が下降するとそれと同時に手部検出器22も下降す
るため、両者が衝突することはない。
【0035】図4には、昇降機構112の具体例が示さ
れている。この昇降機構112は頭部検出ユニット18
及び2つの手部検出器22を昇降させるエレベータ機構
として機能するものである。基板70上には一対のレー
ル72が上下方向に沿って設けられている。これらのレ
ール72の間には送りネジ76が設けられ、この送りネ
ジ76はモータ74によって回転駆動される。頭部検出
器18はレール72によって上下動自在に支持されてお
り、送りネジ76の回転はネジ受け79を介して頭部検
出ユニット18の上下動に変換される。送りネジ76の
上方端には回転量すなわち頭部検出ユニット18や手部
検出ユニット22の高さを検出するエンコーダ82が設
けられている。頭部検出ユニット18において、レール
72に跨る脚78にはL字アングル80が連結されてお
り、頭部検出器25はL字アングル80に固定されてい
る。図4には示されていないが、このL字アングル80
には表示器20も固定されている。
【0036】2つの手部検出器22は、レール72に沿
って上下方向に移動可能であり、また2つの手部検出器
22はワイヤ84によって上下方向に駆動される。ワイ
ヤ84の一方端は頭部検出器18におけるL字アングル
80に固定されており、ワイヤ84の他方端は基板70
に固定されている。各手部検出器22には回転自在な滑
車86が設けられており、その滑車86にはワイヤ84
が巻き付けられている。従って頭部検出ユニット18が
下方へ下降すると、その下降量の半分だけ手部検出ユニ
ット22が下降することになる。経験的に見ると、頭部
検出ユニット18の下降量の半分だけ手部検出ユニット
22を下降させれば、手部検出ユニット22を被検者に
対して適切に位置決めすることが可能である。よって、
頭部検出ユニット18が最も高い位置に位置決めされて
いる状態では、その高さに対応する身長をもった被検者
の手の位置に手部検出ユニット22が合うようにワイヤ
84の長さなどが設定されている。
【0037】従って、被検者が測定室12内に進入する
と、モータ74の作用によって頭部検出ユニット18が
上方から下方へ下降する。図1に示した頭部センサ30
によって頭部が検出されると、その時点で頭部検出ユニ
ット18の下降が停止する。頭部検出ユニット18の下
降に連動して手部検出ユニット22も下降し、頭部検出
ユニット18が適切に頭部に位置決めされた状態では、
手部検出ユニット22も適切に手の高さに位置決めされ
ることになる。もちろん、頭部検出ユニット18と一体
的に駆動される表示器20も被検者の身長に応じて適切
に位置決めされることになる。
【0038】以上のような構成によれば、頭部検出ユニ
ット18(受入れ可否を判別するセンサ100を含
む)、手部検出ユニット22及び表示器の3つの装置を
単一の駆動源によって昇降させることができ、装置の構
成を簡略化できるという利点がある。図5には、被検者
の身長に応じて各構成を位置決めした状態が示されてい
る。本実施形態の体表面モニタによれば、身長が高い被
検者から小学生などの身長が低い被検者までの広範囲に
わたって問題なく体表面からの放射線の検出を行えると
いう利点がある。
【0039】なお、図4に示した昇降機構112は図示
のものに限られず、他の構成を利用してもよい。例え
ば、手部検出器22の昇降に当たってはワイヤ84を利
用することなくギアなどを利用してもよい。
【0040】図6には、体表面モニタの各機能を示すブ
ロック図が示されている。制御部110は例えばマイク
ロコンピュータなどにより構成され、その制御部110
には複数の検出器22,25,34,36,39,45
が接続されている。これらの検出器からの検出信号は制
御部110に送られ、放射線の面密度などが演算され
る。また、制御部110には、頭の高さを検出する頭部
センサ30、昇降機構112、受入れ可否を判定するセ
ンサ100が接続され、さらに表示器20及び記憶部1
14が接続されている。
【0041】図7には、制御部110による制御がフロ
ーチャートとして示されている。図1を参照しながら本
実施形態の体表面モニタの動作について説明する。
【0042】頭部検出ユニット18が、設定された待機
位置に位置決めされている状態において、S101では
入口扉14が開かれ、S102では被検者の測定室12
への進入へ先立ってセンサ200による受入れ可否判定
のための計測が行われる。受入れ上限は、例えば待機位
置に所定のマージン(例えば10cm)を加えた高さと
して決定される。
【0043】S103では被検者の身長が受入れ上限以
下であるかそれ以上であるかが判定される。受入れ上限
以下であれば、S105が実行され、受入れ上限以上で
あればS104において頭部検出ユニット18を上方の
原点に退避させる制御が行われる。
【0044】S105において、被検者が測定室12内
へ進入したことが検出されると、S106では頭部検出
ユニット18を上方から下方へ低速で下降させる制御が
開始される。そして、その下降はS107で光スイッチ
30による頭部検出がなされるまで行われる。このよう
な制御によって、頭部検出ユニット18を被検者の頭部
に近接させて高精度の測定を行える。光スイッチ30に
よって頭部が検出されると、S108において直ちにそ
の下降が停止される。S109では、そのような頭部へ
の位置決めにより判別される被検者の身長のデータが図
6に示した記憶部114に格納される。被検者の身長
は、エンコーダ82によって検出される頭部検出ユニッ
ト18の下降停止位置に基づいて決定される。身長デー
タを保存する際、被検者が識別されているのであれば、
その識別情報に対応付けながら身長データ保存される。
S110では体表面からの放射線の検出が所定時間(例
えば10数秒間)連続して実行される。
【0045】S111では、被検者の身長に所定量α
(例えば10cm)だけ加えた高さに頭部検出ユニット
18を高速で上昇させる。αとしては例えば頭部検出ユ
ニット18のくぼみの深さに応じて適宜設定される。
【0046】S112においては出口扉16が開かれ、
被検者が出たことが確認されると、S114において所
定の待機位置へ頭部検出ユニットが高速で位置決めされ
る。そしてS115において出口扉16が閉められる。
【0047】以上の制御においては、被検者8に対して
頭部検出ユニット18を位置決めする時には、被検者8
に対する心理的な圧迫感や装置の誤動作を考慮して低速
制御が行われ、それ以外においては測定時間の短縮化の
ため頭部検出ユニット18に対する高速移動制御が行わ
れる。また、被検者8が測定室12内に入った後に原点
から頭部検出ユニット18を下降させるのではなく、あ
らかじめ被検者8の身長に対応した所定の待機位置に頭
部検出ユニット18を位置決めしておいてから下降させ
るので、下降にかかる時間を短縮でき、全体としての計
測時間を短縮できるという利点がある。もちろん、待機
位置から決定される受入れ上限よりも被検者の身長が高
い場合には、それがセンサ100を利用して判定され、
頭部検出ユニットが上方へ引き上げられるので、被検者
の頭部に頭部検出ユニット18が衝突してしまうおそれ
もない。
【0048】次に、身長データの活用に関して説明す
る。上述のように、被検者の頭部への頭部検出ユニット
18の位置決めを利用して被検者の身長が計測される。
具体的には、昇降機構112に含まれるエンコーダ82
の出力に基づいて身長が判別される。
【0049】身長データは、例えば図9に示すように各
被検者(作業者)ごとに管理される。図9には管理テー
ブルが示されており、この管理テーブルは例えば図6に
示した記憶部114上に形成される。なお、図9に示す
例では、各被検者の測定値も対応付けられている。
【0050】図10には、身長データを集計して作成さ
れたヒストグラムが示されている。このようなヒストグ
ラムは、例えば図6に示した制御部110によって作成
される。このヒストグラムにおいて、横軸は身長であ
り、縦軸は頻度(度数)である。本実施形態の体表面モ
ニタにおいて、各被検者に共通の待機位置を設定する際
にはできる限り、多数の被検者全体として、測定時間を
短縮できることが望ましい。すなわち、上方への退避を
できる限り少なくしつつかつできる限り各被検者の頭部
に頭部検出ユニット18が近接するように、頭部検出ユ
ニット18の待機位置を設定する必要がある。そのよう
な場合に図10のヒストグラムが利用可能である。すな
わち、例えば、分散値などを基準に、最も相応しい受入
れ上限300を数学的に決定可能である。体表面モニタ
の設置後の最初の稼働日以後であれば以上のようなヒス
トグラムに基づいて、自動的に受入れ上限すなわち待機
位置を設定可能である。
【0051】以上のように独立して身長計測装置を設け
ることなく結果として取得された身長データを、他の用
途に利用することもできる。例えば、作業服の発注時
に、各サイズの発注個数を上記のようなヒストグラムを
基準にして決定してもよい。
【0052】図11には、体表面モニタシステムの概略
構成が示されている。このシステムは、複数台の体表面
モニタA〜D及びシステムコントローラで構成されるも
のであり、それらは例えば放射線管理区域の出口に互い
に配列的に配置される。各体表面モニタの身長区分を示
すa〜dは、例えば図12に示すように、システムコン
トローラによって、システム内で計測された身長データ
に基づくヒストグラム上で決定される。図12におい
て、A〜Dは各体表面モニタについて設定される待機位
置を示している。この場合、各体表面モニタを使用する
作業員の数ができるだけ均等になるようにそれぞれの待
機位置を分散設定するのが望ましい。このような設定に
よれば、できる限り頭部検出ユニット18の昇降時間を
短縮して測定効率を向上できる。
【0053】図11のように各体表面モニタに身長区分
を設けた場合、もし誤ってその区分の上限を越える身長
の者が利用しようとしても、上述のような退避制御によ
って被検者の頭部は保護される。すなわち、身長区分は
目安であり、そのような身長区分は例えば各体表面モニ
タの入口側の表示器に表示されるようにしてもよい。
【0054】次に、上述のように取得された身長データ
を利用する他の実施形態について説明する。例えば、体
表面モニタ10ごとにIDカードの読み込みを行うID
カードリーダーが備えられ、各被検者によってIDカー
ドが携帯されるようなシステムにおいては、最初の測定
において上述したように頭部検出ユニット18の位置決
めを利用して被検者の身長データを取得し、各被検者の
ID番号ごとにその身長データを記憶しておく。そし
て、2回目以降の測定においてはIDカードリーダーに
IDカードを挿入した時点で自動的に被検者の特定を行
うと共に当該被検者の身長データを見出し、その身長デ
ータに基づいて頭部検出ユニット18の下降制御、具体
的には位置決めを行う。そして、前回取得された身長デ
ータが次回の計測時に順次利用されることになる。この
ようなシステムによれば、2回目以降の測定においてI
DカードリーダへのIDカードの挿入時点で頭部検出ユ
ニット18の位置決めを極めて迅速に行えるという利点
がある。そのようなIDカードは近年普及しつつあり、
例えばIDカード自体に身長データなどを記録すること
なども可能である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
頭部検出器の被検者頭部への位置決めを他の用途に利用
でき、特に、頭部検出器の被検者頭部への位置決めを利
用して被検者の身長を計測することができる。また、本
発明によれば、上記のように計測された被検者の身長デ
ータを体表面モニタの制御に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る体表面モニタの全体構成を示す
図である。
【図2】 各検出器の具体的な構成を示す図である。
【図3】 体表面モニタを上方から見た図である。
【図4】 昇降機構の具体的な構成を示す図である。
【図5】 各身長に対応した各構成の位置決めを示す図
である。
【図6】 体表面モニタの機能を示すブロック図であ
る。
【図7】 体表面モニタの動作を示すフローチャートで
ある。
【図8】 センサの出力信号とゲート信号との関係を示
す図である。
【図9】 管理テーブルの具体例を示す図である。
【図10】 身長のヒストグラムを示す図である。
【図11】 体表面モニタシステムの構成を示す図であ
る。
【図12】 身長のヒストグラムを示す図である。
【符号の説明】
12 測定室、14 入口扉、16 出口扉、18 頭
部検出ユニット、20表示器、22 手部検出ユニッ
ト、25 頭部検出器、34,36 検出器、82 エ
ンコーダ、100 センサ、112 昇降機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01T 1/169

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検者を収容する測定室と、 被検者頭部からの放射線を検出する頭部検出器と、 前記頭部検出器を下降させ、被検者頭部に前記頭部検出
    器を位置決めする昇降機構と、 前記被検者頭部への頭部検出器の位置決めを利用して被
    検者の身長を測定する身長測定手段と、 前記身長測定手段からの各被検者の身長データを管理す
    る身長データ管理手段と、 を含み、 前記身長測定手段は、前記昇降機構による前記頭部検出
    器の位置決め時における当該頭部検出器の下降位置を検
    出する位置検出器を含み、 前記下降位置の検出をもって前記被検者の身長が測定さ
    れる ことを特徴とする体表面モニタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の体表面モニタにおいて、 前記位置検出器は前記頭部検出器を昇降させる送りネジ
    の回転量を計測するエンコーダであることを特徴とする
    体表面モニタ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の体表面モニタにおいて、 各被検者の身長データを統計処理する統計処理部と、 前記統計処理の結果に基づいて前記頭部検出器の待機位
    置を決定する待機位置決定部と、 を含むことを特徴とする体表面モニタ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の体表面モニタにおいて、 前記待機位置に基づく受入れ上限よりも被検者の身長が
    高い場合に前記頭部検出器を前記待機位置から上方へ引
    き上げる制御を行う制御部を含むことを特徴とする体表
    面モニタ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の体表面モニタにおいて、 被検者の識別を行う識別手段と、 前記被検者の識別結果に基づいて、前記身長データ管理
    手段から当該被検者の身長データを取得して前記頭部検
    出器の下降制御を行う制御手段と、 を含むことを特徴とする体表面モニタ。
  6. 【請求項6】 昇降する頭部検出器を測定室内に備えた
    複数の体表面モニタと、 前記各体表面モニタごとに設けられ、前記頭部検出器の
    被検者頭部への位置決め時における前記頭部検出器の下
    降位置を検出して当該被検者の身長を検出する複数の身
    長測定手段と、 前記各身長測定手段からの身長データを統計処理し、各
    体表面モニタごとに前記頭部検出器の待機位置を互いに
    異なる位置として決定する待機位置決定部と、 を含むことを特徴とする体表面モニタシステム。
  7. 【請求項7】 被検者を収容する測定室と、 被検者頭部からの放射線を検出する頭部検出器と、 前記頭部検出器を下降させ、被検者頭部に前記頭部検出
    器を位置決めする昇降機構と、前記被検者頭部への前記頭部検出器の位置決め時におけ
    る前記頭部検出器の下降位置を検出して 当該被検者の身
    長を測定する身長測定手段と、 前記身長測定手段からの各被検者の身長データのヒスト
    グラムを作成する手段と、 前記ヒストグラムに基づいて前記頭部検出器の待機位置
    を決定する手段と、 を含むことを特徴とする体表面モニタ。
  8. 【請求項8】 被検者を収容する測定室と、 被検者頭部からの放射線を検出する頭部検出器と、 前記頭部検出器を下降させ、被検者頭部に前記頭部検出
    器を位置決めする昇降機構と、前記被検者頭部への前記頭部検出器の位置決め時におけ
    る前記頭部検出器の下降位置を検出して当該 被検者の身
    長を測定する身長測定手段と、 前記被検者ごとに、前記身長測定手段によって測定され
    た身長を管理する手段と、 前記身長が管理された被検者について放射線の検出を再
    度行う場合には、前記昇降機構を制御して、前記管理さ
    れた当該被検者の身長に基づいて前記頭部検出器の位置
    決め制御を行う手段と、 を含むことを特徴とする体表面モニタ。
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