JPH10206165A - 角速度検出装置 - Google Patents

角速度検出装置

Info

Publication number
JPH10206165A
JPH10206165A JP9012747A JP1274797A JPH10206165A JP H10206165 A JPH10206165 A JP H10206165A JP 9012747 A JP9012747 A JP 9012747A JP 1274797 A JP1274797 A JP 1274797A JP H10206165 A JPH10206165 A JP H10206165A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
vibrating
angular velocity
vibration
crystal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9012747A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3039625B2 (ja
Inventor
Nobuo Kurata
信夫 倉田
Seiya Sato
誠也 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP9012747A priority Critical patent/JP3039625B2/ja
Publication of JPH10206165A publication Critical patent/JPH10206165A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3039625B2 publication Critical patent/JP3039625B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gyroscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 角速度の検出精度を向上可能な角速度検出装
置を提供する。 【解決手段】 並列配置された一対の励振用振動片4,
5を備える角速度検出装置において、上面側の電極4a
の表面領域の一部分をトリミングし、そのZ軸方向の漏
れ振動成分を低減させる。このトリミングは精密に行う
ことができるので、漏れ振動成分に起因する測定誤差を
低減し、角速度の検出精度を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コリオリの力を検
出することにより、運動中の被検出体の角速度を検出す
る角速度検出装置に関する。本装置は、車両、航空機若
しくは船舶等の移動体のナビゲーションシステム若しく
は姿勢制御又は撮像機器の手ブレ補正等に適用され得
る。
【0002】
【従来の技術】コリオリの力Fcは、被検出体の角速度
Ω及び振動体の振動速度Vの積(Ω×V)に比例して、
当該振動体に働くことが知られている。振動速度Vが一
定であれば、角速度Ωに比例してコリオリの力Fcは大
きくなるため、コリオリの力Fcに応じて振動体の振動
状態が変化する。したがって、この振動状態を検知すれ
ば、角速度Ωを検出することができる。所謂、圧電振動
ジャイロと呼称される角速度検出装置は、振動体とし
て、機械的な振動を電気信号に変換する圧電素子を用い
たものであり、被検出体の角速度Ωに基づく振動体の振
動状態は、電気信号として、この角速度検出装置から出
力される。
【0003】このような従来の角速度検出装置は、例え
ば、日本学術振興会弾性波素子技術第150委員会第4
6回研究会資料(平8−1−23)p.198−201
に記載されている。この従来の角速度検出装置は、所定
の平面に沿って延びた2つの振動片の基端を結合して成
る音さ型圧電振動子を備えている。振動片は、その不均
一性に起因して、角速度が零の状態でこれをX軸方向に
振動させている場合においても、これに直交するZ軸方
向の振動成分、所謂、漏れ振動成分を有する。漏れ振動
成分はコリオリの力による振動と同一振動方向に発生す
るので、コリオリの力に基づいて検出される角速度は、
漏れ振動成分に起因する誤差を生じる。上記従来の振動
子の一方の振動片は、これら振動片を連成振動させるた
めの駆動用電極を具備しており、駆動用電極の前記所定
の平面に垂直な面(以下、側面とする)は、その不均一
性を減少させるようにトリミングされており、したがっ
て、振動片の漏れ振動成分が抑制されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記複
数の振動片を有する角速度検出装置において、振動片側
面に設けられた駆動用電極をトリミングする場合には、
振動片の向きを特定するための基準面を、単一のベクト
ルでその伸延方向が規定される1つの振動片の側面上に
設定するため、振動片の向きの特定が十分ではなく、ト
リミングの精度を向上させることができない。トリミン
グの精度は、振動片の漏れ振動成分の抑制度、すなわ
ち、角速度の検出精度を左右するため、上記従来の装置
においては、角速度の検出精度は不十分であった。本発
明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、従
来に比して角速度の検出精度を向上可能な角速度検出装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明に係る角速度検出装置は、所定の信号が印加
されることにより連成振動可能な第1及び第2振動部分
を備え、第1及び第2振動部分に所定の軸回りの回転が
加わった場合に、第1及び第2振動部分の振動方向及び
所定の軸の双方に垂直な所定方向に働くコリオリの力か
ら、回転の角速度を検出する角速度検出装置を対象と
し、第1及び第2振動部分は所定の平面に沿って延びて
おり、第1振動部分は上記所定の信号が印加される素子
を備え、この素子は上記所定の平面に略平行な表面領域
を有し、この表面領域の一部分は、角速度が零の場合
に、第1及び第2振動部分の上記所定方向の振動成分が
減少するようにトリミングされていることを特徴とす
る。
【0006】第1及び第2振動部分は、前記素子に所定
の信号が印加されることにより連成振動する。本角速度
検出装置の設けられる被検出体が、所定の軸回りの回転
運動成分を含む運動を行うと、第1及び第2振動部分に
は、この軸回りの回転力が働き、その振動方向及び所定
の軸の双方に垂直な所定方向に、その振動速度V及び被
検出体の角速度Ωに基づくコリオリの力Fcが働く。コ
リオリの力Fcは、被検出体の角速度Ωに対応している
ので、本装置は、被検出体の角速度Ωを検出することが
できる。
【0007】また、第1及び第2振動部分は、所定の平
面に沿って延びており、且つ、上記振動部分を振動させ
るための素子の表面領域は、この平面に略平行である。
したがって、角速度検出装置のこの平面に平行な面を所
定のステージ上に配置すると、素子の表面領域がステー
ジに略平行になるので、例えばレーザビームをこの素子
に照射してトリミングを行う場合においても、正確な角
度からこれにレーザビームを照射することができ、この
素子の一部分を精密にトリミングすることができる。こ
こで、素子の表面領域の一部分は、角速度が零の場合
の、第1及び第2振動部分の上記所定方向の振動成分が
減少するようにトリミングされている。この所定方向
は、上記コリオリの力Fcの方向に一致する。角速度が
零の場合の、この所定方向の振動成分は、上記トリミン
グによって正確に減少させられる。したがって、このト
リミングを行うことにより、コリオリの力Fcによる振
動成分に重畳される上記所定方向の振動成分を、高い精
度で減少させることができる。
【0008】上記素子は第1電極であり、第1振動部分
は、第1電極と、第1電極の設けられた水晶と、第1電
極の設けられた水晶の面に対向する水晶の面に設けられ
た第2電極と、第1電極と第2電極との間の水晶の面に
設けられた第3電極とを備え、第1電極は、第2電極よ
りも第3電極に近く配置された電極にトリミングが行わ
れて成ることが望ましい。水晶に配置される電極間の距
離が近い場合、これらの電極により形成される電界が理
想値よりも大きくなり、逆圧電効果にしたがって水晶は
大きく屈曲する。予め、第1電極となる電極を第2電極
よりも第3電極に近く配置した場合には、この電極と第
2電極とによって形成される電界は理想値よりも大きい
ことが判明しているので、この電極をトリミングするこ
とにより第1電極を形成すれば、電界が小さくなり理想
値に近づく。すなわち、このように各電極を設定するこ
とにより、トリミングするべき電極を特定することがで
きる。
【0009】また、上記素子は第1電極であり、第1振
動部分は、第1電極と、第1電極の設けられた水晶と、
第1電極の設けられた水晶の面に対向する水晶の面に設
けられた第2電極とを備え、第1電極は、第2電極より
も面積の大きい電極にトリミングが行われて成ることが
望ましい。第1電極の面積は、第2電極の面積よりも大
きいので、第1電極はその法線方向に第2電極と重複し
ない領域を有する。このような領域にレーザビームをそ
の法線方向から照射して、トリミングを行った場合、レ
ーザビームが水晶を透過しても、第2電極がトリミング
されることがない。
【0010】また、上記素子は第1電極であり、第1振
動部分は、第1電極と、第1電極の設けられた水晶とを
備え、第2振動部分は、別の電極と、別の電極の設けら
れた水晶とを備え、第1電極は、別の電極よりも面積の
大きい電極にトリミングが行われて成ることが望まし
い。この場合、第1振動部分の第1電極をトリミングす
るのみで、連成振動する第1及び第2振動部分の漏れ振
動を低減させることができる。
【0011】また、連成振動可能であって、第1及び第
2振動部分をそれぞれ含む第1及び第2振動片を備え、
第1及び第2振動片の少なくとも一方は、電気的に絶縁
された薄膜を備えることが望ましい。この場合、この薄
膜を用いて、振動片の共振周波数を調整することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に係る角速度検
出装置について説明する。なお、同一要素には同一符号
を用いるものとし、重複する説明は省略する。
【0013】図1は、本実施の形態に係る角速度検出装
置100を示す。角速度検出装置100は、固定基板1
0、固定基板10の一方の片面(以下、上面)に固定さ
れた振動子20、及び固定基板10の他方の片面(以
下、下面)に固定され、振動子20を振動させる駆動信
号を供給するとともに、振動子20の振動状態に応じて
振動子20から出力される信号を検出する電気回路30
を備えている。
【0014】固定基板10の上面は、主表面11及び主
表面11に隣接する設置表面12を有する。主表面11
と設置表面12との境界は段差Sを構成し、設置表面1
2は、固定基板10の下面に対して主表面11よりも離
隔している。水晶は、同図に示すように、互いに直交す
るX軸、Y軸及びZ軸を有しており、固定基板10の主
表面11及び設置表面12は、共にXY平面に平行であ
る。
【0015】振動子20は、固定基板10の主表面11
と所定距離離隔して配置されている。この振動子20
は、水晶に複数の電極を設けて構成される。振動子20
の水晶の上面及び下面は、水晶のZ軸に略垂直であり、
したがって、これら上面及び下面は水晶のZ軸に直交す
るXY平面に平行である。振動子20は、固定基板11
の設置表面12に固定される固定部1を有する。また、
振動子20は、固定部1から水晶のY軸に沿って延びた
支持部2、支持部2の先端から水晶のX軸の正負の両方
向に沿って延びた基部3、固定部1から離れるように基
部3の両端から延びた一対の励振用振動片4,5、及び
固定部1に近づくように基部3の両端から延びた一対の
検出用振動片6,7を有する。各振動片4,5,6,7
は、その共振周波数を調整するための金属薄膜4e,5
e,6e,7eを、先端部にそれぞれ有している。これ
らの薄膜4e,5e,6e,7eは、いずれの配線にも
接続されておらず、したがって、電気的に絶縁されてい
る。また、固定部1の上面には、複数の電極パッド1a
〜1hが形成されており、振動片4〜7の各電極4a〜
4d、5a〜5d、6a〜6d、7a〜7d(図2参
照)は、図示しない配線及び電極パッド1a〜1hを介
して電気回路30に電気的に接続されている。
【0016】図2は、図1に示した角速度検出装置10
0のシステム構成図であり、同図には、領域XA内に示
される励振用振動片4,5のA−A矢印断面、領域XB
内に示される検出用振動片6,7のB−B矢印断面、及
び振動子20に電気的に接続された電気回路30が示さ
れている。
【0017】励振用振動片4,5は、水晶のY軸に垂直
な断面形状が略長方形の水晶片4p,5pをそれぞれ有
する。水晶片4p,5pは、図示しない水晶基板(Z
板)を、その上下面からエッチングすることによって形
成される。説明において、略長方形とは、数学上規定さ
れる長方形の他、同図に示すように、水晶片4p,5p
をエッチングする際のエッチングの不完全性に基づい
て、その断面形状が五角形になったものも含むものとす
る。略長方形の断面形状を有する水晶片4p,5pの各
辺上には、それぞれ電極4a〜4d及び5a〜5dが設
けられている。
【0018】検出用振動片6,7は、水晶のY軸に垂直
な断面形状が略長方形の水晶片6p,7pをそれぞれ有
する。略長方形の断面形状を有する水晶片6p,7pの
各角部上には、それぞれ電極6a〜6d及び7a〜7d
が設けられている。
【0019】電気回路30は、所定の交流電圧信号を生
成して励振用振動片4の電極4a,4bと電極4c,4
dとの間に印加する自励振回路31、励振用振動片4の
振動に連成して振動する励振用振動片5の電極5a〜5
dから入力された電流信号を電圧信号に変換するインピ
ダンス変換回路32、電圧フォロアなどのバッファ回路
33、信号の直流成分をカットする直流カットコンデン
サ34、復調回路35、及び増幅回路36から構成され
る励振駆動回路を備え、この励振駆動回路から出力され
た信号によって、励振用振動片4,5は水晶のX軸方向
に沿って持続して連成振動する。
【0020】また、電気回路30は、検出用振動片6,
7のZ軸方向の振動に応じて、その電極6a〜6d、7
a〜7dから入力された電流信号を電圧信号に変換する
インピダンス変換回路37、逆相で入力される2つの信
号の差分を出力する差動増幅回路38、差動増幅回路3
8から出力された信号の位相を、自励振回路31から出
力される信号の位相に一致させるように約90°ずらす
移相回路39、自励振回路31から出力された信号の位
相に同期する信号で、移相回路39から出力された信号
を同期検波し、全波整流を行う同期検波回路40、同期
検波回路40から出力された信号を平滑化する積分回路
41、及び増幅回路42から構成される検出回路を備え
る。したがって、増幅回路42からは、検出用振動片
6,7のZ軸方向の振動振幅に比例した直流電圧信号が
出力される。
【0021】励振駆動回路からの電圧信号が励振用振動
片4に入力された場合、水晶片4pの逆圧電効果に従っ
て、励振用振動片4は、X軸方向に沿って屈曲する。励
振駆動回路及び励振用振動片4,5から構成される発振
回路は、発振条件を満たすように各回路のパラメータが
設定されている。また、励振用振動片5は、励振用振動
片4に図1の基部3を介して機械的に結合しており、励
振用振動片4がX軸方向に振動した場合には、これと逆
位相で振動する。したがって、励振用振動片4及び5
は、X軸方向に沿って持続して連成振動する。
【0022】励振用振動片4,5がX軸方向に連成振動
している際、本角速度検出装置の設けられた被検出体
が、図1に示す回転軸Y1の回りに角速度Ωの運動を行
うと、励振用振動片4,5のX軸方向の振動速度V及び
角速度Ωの積(V×Ω)に比例したコリオリの力Fc
が、Z軸方向に沿って励振用振動片4,5に働く。この
コリオリの力Fcによって励振用振動片4,5は、Z軸
方向にも振動する。この振動が検出用振動片6,7にも
伝達されることにより、検出用振動片6,7はZ軸方向
に沿って振動する。したがって、検出用振動片6,7の
Z軸方向の振動振幅は、被検出体の角速度Ωに比例す
る。検出用振動片6,7がZ軸方向に振動すると、その
水晶片6p,7pの圧電効果に基づいて、水晶片6p,
7pに設けられた各電極6a〜6d,7a〜7dから、
その振動の振幅に振幅が比例した交流信号SAが出力さ
れる。交流信号SAは、検出回路に入力され、検出回路
からは、交流信号SAの振幅に比例した直流電圧信号SD
が出力される。検出回路から出力される直流電圧信号S
Dのレベルは、交流信号SAの振幅に比例し、交流信号S
Aの振幅は、検出用振動片6,7の振動の振幅に比例
し、検出用振動片6,7の振動の振幅は、被検出体の角
速度Ωに比例している。したがって、検出回路から出力
される直流電圧信号SDのレベルは、被検出体の角速度
Ωに比例している。
【0023】図3は、励振用振動片4の水晶のY軸に垂
直な断面を示す。水晶片4pのXZ平面内における重心
Oを通るZ軸及びX軸によって4分割される水晶片4p
の領域を、それぞれ領域R1、R2、R3及びR4とす
る。振動片4の上面の電極4aの表面領域の一部40a
は、レーザビームLBをY軸方向に走査しながら、これ
を矢印X1方向に移動させることによりトリミングされ
ている。ある瞬間において、電極4a,4bと、電極4
c,4dとの間に所定の電圧が印加されている場合、逆
圧電効果に従って、領域R1及びR4はY軸方向に沿っ
て伸び、領域R2及びR3はY軸方向に沿って縮み、し
たがって、振動片4は水晶のX軸正方向に沿って屈曲す
るものとする。領域R1の伸長量は、電極4a及び4d
間の電界の大きさに略比例する。同様に、領域R4の伸
長量は電極4b及び4d間の電界の大きさに、領域R2
の収縮量は電極4a及び4c間の電界の大きさに、領域
R3の収縮量は電極4b及び4c間の電界の大きさに、
略比例する。
【0024】水晶片4pが理想的な長方形であって、領
域R1と領域R4の伸長量が等しく、領域R2と領域R
3の収縮量が等しい場合は、振動片4は、X軸に一致し
て屈曲する。しかしながら、実際の水晶片4pの断面形
状は理想的な長方形ではなく、また、各領域R1〜R4
の伸縮量も、断面形状の不完全性及び電極4a〜4dの
取付け位置の製造誤差によってばらついているので、振
動片4の屈曲方向は、トリミングが行われる前は、X軸
に一致していない。ここでは、トリミングが行われる前
の、領域R4の伸長量が、領域R1の伸長量よりも大き
いと仮定する。この場合、振動片4は、領域R4から領
域R2に向かう方向の応力に従って屈曲しようする。す
なわち、この屈曲による振動片4の振動は、X軸方向の
振動成分のみならず、Z軸方向の振動成分(以下、漏れ
振動成分)を有することになる。Z軸方向の漏れ振動成
分は、図1に示した検出用振動片6に伝達され、角速度
情報として出力されるので、このZ軸方向の漏れ振動成
分は測定誤差を生ぜしめる。特に、被検出体の角速度が
零である場合においても、漏れ振動成分がある時には、
測定される角速度が零ではない値を示すことになる。そ
こで、領域R2上に設けられた電極4aの一部分40a
をトリミングにより除去すると、電極4a及び4cによ
って形成される電界の大きさが小さくなるので、この電
界によって規定される領域R2の収縮量が小さくなる。
領域R2の収縮量が小さくなると、上記領域R4から領
域R2方向に働く応力に抗することになるので、振動片
4のZ軸方向の振動成分を除去することができる。
【0025】実際には、領域R4の伸長量が、領域R1
の伸長量よりも大きいかどうかは不明であり、いずれの
箇所をトリミングすれば良いかが不明である。そこで、
予め、トリミングされる前の電極4aを、電極4bより
も電極4cに近接させておく。この場合、領域R2の収
縮量は、理想値に比して著しく大きくなるので、結果的
に領域R4から領域R2方向に向かう応力が水晶片4p
内に発生する。すなわち、領域R4の伸長量が領域R1
の伸長量よりも大きい場合には、領域R4の伸長による
Z軸正方向の応力成分に、領域R2の収縮によるZ軸正
方向の応力成分が加算され、Z軸正方向の振動成分はさ
らに大きくなるが、小さい場合には、領域R1の伸長に
よるZ軸負方向の応力成分が、領域R2の収縮によるZ
軸正方向の応力成分によって相殺される。領域R2の収
縮量は、非常に大きく設定されているので、結果的に
は、いずれの場合もトリミングされる前の電極4aによ
って、ある瞬間において、Z軸方向の漏れ振動成分は正
の値を有する。このように設定することにより、領域R
2上の電極4aの一部分40aをトリミングするのみ
で、ある瞬間における、Z軸正方向の漏れ振動成分の大
きさを零に近づけることができる。すなわち、上記電極
配置によれば、漏れ振動成分を低減するためのトリミン
グ箇所を特定することができる。
【0026】Z軸方向の漏れ振動成分を限りなく零に近
づけ、本角速度検出装置の検出精度を向上させるために
は、トリミングの精度を向上させる必要がある。そこ
で、レーザビームLBによるトリミングを以下のように
して行う。図1を再度参照すると、励振用振動片4,5
の上面電極4a,5aの表面領域は、振動片4,5の伸
延方向によって規定される仮想的な平面(XY平面)に
略平行である。このXY平面に平行な平面に設定された
固定基板10の下面を、図示しないレーザビームトリミ
ング装置のXYステージ上に配置し、レーザビームを垂
直上方からトリミングされる前の電極4aに照射しなが
ら、このステージをXY平面内において移動させること
により、トリミングを行う。このトリミングは、角速度
検出装置を静止したXYステージに固定し(角速度Ω=
0)、図2の出力点Aから出力される交流電圧信号の振
幅を測定しつつ、測定される振幅が零に近づくように行
う。換言すれば、電極4aの一部分40aは、角速度Ω
が零の場合の、励振用振動片4,5のZ軸方向の漏れ振
動成分が減少するようにトリミングされている。
【0027】なお、図1の各振動片4〜7には、共振周
波数調整用の電気的に絶縁された金属薄膜4e〜7eが
別に設けられており、これら薄膜4e〜7eは、図2の
自励振回路31の交流出力電圧の周波数を測定しつつ、
測定される周波数が目標設定値になるように、トリミン
グされる。すなわち、励振用振動片4,5のX軸方向の
共振周波数fxと、検出用振動片6,7のZ軸方向の共
振周波数fzとの周波数差(fx−fz)が、共振周波
数fxの2〜2.5%になるようにトリミングが行われ
る。固定基板10の下面をXYステージ上に配置する
と、電極4a,5aの表面領域がステージに略平行にな
る。したがって、この平面を基準として正確な角度から
電極4a,5aにレーザビームを照射することができる
ので、電極4a,5aの一部分を精密にトリミングする
ことができ、検出される角速度の精度を向上させること
ができる。さらに、XYステージの上方にカメラを配置
した場合には、このカメラによる撮影画像を画像処理す
ることにより、その位置検出を自動制御により行うこと
ができ、生産性を向上させることができる。
【0028】なお、トリミングには、上記レーザビーム
を用いるレーザトリマーの他、金属粒子、砂又は研磨剤
をノズルから出射するサンドブラスト等を用いることが
できる。また、励振用振動片5のトリミングも、振動片
4と同様の手法を用いてトリミングすることができる。
但し、振動片5は振動片4とももに連成振動するので、
必ずしも振動片5のトリミングを行う必要はなく、以下
に説明するように、振動片5は振動片4のような電極配
置にしなくてもよい。
【0029】図4は、このような励振用振動片5の水晶
のY軸に垂直な断面を示す。この励振用振動片5は、振
動片4と異なり、予め、トリミングされる前の電極5a
が、電極5bよりも電極5cに近接しておらず、また、
電極5aはトリミングされない。この場合、励振用振動
片5は、単独ではZ軸方向に漏れ振動成分を有する。こ
こでは、ある瞬間において、振動片5がZ軸負方向の成
分を有しているとする。この場合、図3に示したトリミ
ングされる前の振動片4は、単独でZ軸正方向の成分を
有するものとしているので、連成振動する励振用振動片
4,5は、これらの振動が結合し、さらに大きなZ軸方
向の漏れ振動成分を有することになる。
【0030】一方の励振用振動片4の電極4aのみを若
干トリミングすると、振動片4単独での漏れ振動成分を
除去することができる。この時、振動片5は依然として
Z軸方向の漏れ振動成分を有しているので、連成振動し
ている場合の振動片4はZ軸方向の漏れ振動成分を有す
る。そこで、単独では、トリミングされる前とは逆方向
のZ軸方向漏れ振動成分を有するようになるまで、振動
片4の電極4aをさらにトリミングする。この場合、連
成振動する振動片4及び5の漏れ振動成分は互いに相殺
し合う。したがって、振動片4の電極4aをトリミング
するのみで、連成振動する振動片4,5の漏れ振動成分
を低減させることができる。このようにトリミングを行
うことにより、振動片5のトリミング工程を省略できる
とともに、電極4aのトリミングされる面積を大きく設
定することができる。このようにトリミングされる電極
4aの面積が大きい場合は、以下の利点がある。
【0031】図3において、トリミングされる前の上面
電極4aの面積と、下面電極4bの面積とは等しい。こ
の時、図3に示した断面内において、Z軸方向に重なる
電極領域が存在することになる。この場合、トリミング
により除去される部分40aの直下の電極4bの一部分
が、レーザビームLBが水晶片4pを透過することによ
って除去される場合がある。上述のように、トリミング
される電極4aの面積を対向する電極4bよりも大きく
することができる場合は、レーザビームLBが水晶片4
pを透過した場合においても、対向する電極4bが除去
されないようにすることができる。なお、水晶片4pを
透過するレーザビームの波長は、1.064μm(YA
Gレーザ)以下である。水晶片4pを透過させないため
には、少なくとも1.064μmよりも長い波長のレー
ザビームを用いることが望ましい。また、波長10.6
μm(CO2レーザ)のレーザビームを用いた場合に
は、レーザビームが水晶片4pに吸収されて、水晶片4
pが破損する。したがって、水晶片4pを破損しないた
めには、少なくとも10.6μmよりも短い波長のレー
ザビームを用いることが望ましい。
【0032】図5は、上述のように、トリミングされる
電極4aの面積を対向する電極4bよりも大きくした励
振用振動片4の断面を示す。この振動片4のトリミング
される前の上面電極4aの面積は、下面電極4bの面積
よりも大きいので、必然的にトリミングされる前の上面
電極4aは、その法線が、下面電極4bを通過しない領
域を有する。この場合、この領域において、レーザビー
ムLBが水晶片4pを透過した場合においても、下面電
極4bは除去されず、高精度のトリミングを行うことが
できる。なお、トリミングの箇所は上記に限られるもの
ではなく、以下に説明する箇所をトリミングしてもよ
い。
【0033】図6は、励振用振動片4の断面を示す。こ
の振動片4において、領域R1の伸長量が、他の領域R
2〜R4の伸縮量よりも大きいとする。この場合、領域
R1上の電極4aの一部40aをトリミングによって除
去することにより、電極4a及び4dによる電界を小さ
くすることができ、その伸長量を小さくし、振動片4の
Z軸方向漏れ振動成分を低減することができる。また、
領域R3の収縮量が、他の領域R1,R2,R4の伸縮
量よりも大きい場合も、領域R1上の電極4aの一部4
0aをトリミングによって除去することにより、領域R
1の伸長量を小さくして、領域R3の収縮を制限し、振
動片4のZ軸方向漏れ振動成分を低減することができ
る。
【0034】以上、説明したように、本実施の形態に係
る角速度検出装置100は、所定の信号が印加されるこ
とにより連成振動可能な第1及び第2振動部分4,5を
備え、第1及び第2振動部分4,5に所定の軸(Y1
軸)回りの回転が加わった場合に、第1及び第2振動部
分4,5の振動方向(X軸)及び所定の軸(Y1軸)の
双方に垂直な所定方向(Z軸)に働くコリオリの力Fc
から、回転の角速度Ωを検出する角速度検出装置におい
て、第1及び第2振動部分4,5は所定の平面(XY平
面)に沿って延びており、第1振動部分4は上記所定の
信号が印加される素子(電極)4aを備え、この素子4
aは所定の平面(XY平面)に略平行な表面領域を有
し、この表面領域の一部分40aは、角速度Ωが零の場
合に、第1及び第2振動部分4,5の上記所定方向(Z
軸)の振動成分が減少するようにトリミングされてい
る。上述のように、本実施の形態によれば、精密にZ軸
方向の漏れ振動成分を低減させることができるので、角
速度検出装置の検出精度を向上させることができる。
【0035】上記実施の形態においては、振動状態とし
て、振動の振幅について説明したが、これは振動の位相
又はモード等の物理量を示す状態であってもよい。
【0036】上記実施の形態においては、素子4aとし
て電極を用いたが、これは信号の印加によって振動部分
4,5が連成振動するものであれば、電極4aの代わり
に圧電素子から構成されるトランスデューサを用いても
よい。この場合、このトランスデューサを金属柱に取付
けて、第1振動部分4を構成してもよい。
【0037】図3を用いて説明した実施の形態において
は、この素子4aは第1電極であり、第1振動部分4
は、第1電極4aと、第1電極4aの設けられた水晶4
pと、第1電極4aの設けられた水晶4pの面に対向す
る水晶4pの面に設けられた第2電極4bと、第1電極
4aと第2電極4bとの間の水晶4pの面に設けられた
第3電極4cとを備え、第1電極4aは、第2電極4b
よりも第3電極4cに近く配置された電極にトリミング
が行われて成る。上述したように、このように電極4a
〜4cの位置を設定することにより、電極4aのトリミ
ング箇所を特定することができる。このトリミングによ
って、角速度が零の場合の、第1及び第2振動部分4,
5の振動方向に直交する方向の振動成分の大きさを零に
近づけることができる。
【0038】図5を用いて説明した実施の形態において
は、上記素子4aは第1電極であり、第1振動部分4
は、第1電極4aと、第1電極4aの設けられた水晶4
pと、第1電極4aの設けられた水晶4pの面に対向す
る水晶4pの面に設けられた第2電極4bとを備え、第
1電極4aは、第2電極4bよりも面積の大きい電極に
トリミングが行われて成る。第1電極4aの面積は、第
2電極4bの面積よりも大きいので、第1電極4aはそ
の法線方向に第2電極4bと重複しない領域を有する。
このような領域にレーザビームLBをその法線方向から
照射して、トリミングを行った場合、レーザビームLB
が水晶4pを透過しても、第2電極4bがトリミングさ
れることがない。
【0039】図3及び図4を用いて説明した実施の形態
においては、上記素子4aは第1電極であり、第1振動
部分4は、第1電極4aと、第1電極4aの設けられた
水晶4pとを備え、第2振動部分5は、別の電極5a
と、別の電極5aの設けられた水晶5pとを備え、第1
電極4aは、別の電極5aよりも面積の大きい電極にト
リミングが行われて成る。この場合、第1振動部分4の
第1電極4aをトリミングするのみで、連成振動する第
1及び第2振動部分4,5の漏れ振動を低減させること
ができる。このようにトリミングを行うことにより、第
2振動部分5のトリミング工程を省略することもできる
とともに、第1電極4aのトリミングされる面積を大き
く設定することができる。
【0040】また、図1を用いて説明した実施の形態に
おいては、連成振動可能であって、第1及び第2振動部
分4,5をそれぞれ含む第1及び第2振動片4,5を備
え、第1及び第2振動片4,5の少なくとも一方は、電
気的に絶縁された薄膜4e,5eを備える。この薄膜4
e,5eは、振動片4,5の共振周波数が目標設定値に
なるようにトリミングされることもできる。
【0041】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の角速度
検出装置によれば、振動部分を振動させるための素子の
一部分を精密にトリミングすることができるので、角速
度の検出精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る角速度検出装置の斜視図。
【図2】図1に示した角速度検出装置のシステム構成
図。
【図3】励振用振動片の断面図。
【図4】励振用振動片の断面図。
【図5】励振用振動片の断面図。
【図6】励振用振動片の断面図。
【符号の説明】
100…角速度検出装置、4,5…振動部分、4a…素
子、40a…一部分。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の信号が印加されることにより連成
    振動可能な第1及び第2振動部分を備え、前記第1及び
    第2振動部分に所定の軸回りの回転が加わった場合に、
    前記第1及び第2振動部分の振動方向及び前記所定の軸
    の双方に垂直な所定方向に働くコリオリの力から、前記
    回転の角速度を検出する角速度検出装置において、 前記第1及び第2振動部分は所定の平面に沿って延びて
    おり、前記第1振動部分は前記所定の信号が印加される
    素子を備え、前記素子は前記所定の平面に略平行な表面
    領域を有し、この表面領域の一部分は、前記角速度が零
    の場合に、前記第1及び第2振動部分の前記所定方向の
    振動成分が減少するようにトリミングされていることを
    特徴とする角速度検出装置。
  2. 【請求項2】 前記素子は第1電極であり、前記第1振
    動部分は、前記第1電極と、前記第1電極の設けられた
    水晶と、前記第1電極の設けられた前記水晶の面に対向
    する前記水晶の面に設けられた第2電極と、前記第1電
    極と前記第2電極との間の前記水晶の面に設けられた第
    3電極とを備え、前記第1電極は、前記第2電極よりも
    前記第3電極に近く配置された電極に前記トリミングが
    行われて成ることを特徴とする請求項1に記載の角速度
    検出装置。
  3. 【請求項3】 前記素子は第1電極であり、前記第1振
    動部分は、前記第1電極と、前記第1電極の設けられた
    水晶と、前記第1電極の設けられた前記水晶の面に対向
    する前記水晶の面に設けられた第2電極とを備え、前記
    第1電極は、前記第2電極よりも面積の大きい電極に前
    記トリミングが行われて成ることを特徴とする請求項1
    に記載の角速度検出装置。
  4. 【請求項4】 前記素子は第1電極であり、前記第1振
    動部分は、前記第1電極と、前記第1電極の設けられた
    水晶とを備え、前記第2振動部分は、別の電極と、前記
    別の電極の設けられた水晶とを備え、前記第1電極は、
    前記別の電極よりも面積の大きい電極に前記トリミング
    が行われて成ることを特徴とする請求項1に記載の角速
    度検出装置。
  5. 【請求項5】 連成振動可能であって、前記第1及び第
    2振動部分をそれぞれ含む第1及び第2振動片を備え、
    前記第1及び第2振動片の少なくとも一方は、電気的に
    絶縁された薄膜を備えることを特徴とする請求項1に記
    載の角速度検出装置。
JP9012747A 1997-01-27 1997-01-27 角速度検出装置 Expired - Lifetime JP3039625B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9012747A JP3039625B2 (ja) 1997-01-27 1997-01-27 角速度検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9012747A JP3039625B2 (ja) 1997-01-27 1997-01-27 角速度検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10206165A true JPH10206165A (ja) 1998-08-07
JP3039625B2 JP3039625B2 (ja) 2000-05-08

Family

ID=11814024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9012747A Expired - Lifetime JP3039625B2 (ja) 1997-01-27 1997-01-27 角速度検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3039625B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010044491A1 (ja) * 2008-10-16 2010-04-22 シチズンホールディングス株式会社 水晶振動子の製造方法
CN103389083A (zh) * 2012-05-07 2013-11-13 精工爱普生株式会社 振动片及其制造方法以及陀螺传感器、电子设备、移动体
CN105424018A (zh) * 2014-09-16 2016-03-23 精工爱普生株式会社 物理量检测装置、电子设备、移动体

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010044491A1 (ja) * 2008-10-16 2010-04-22 シチズンホールディングス株式会社 水晶振動子の製造方法
CN102089969A (zh) * 2008-10-16 2011-06-08 西铁城控股株式会社 晶体振子的制造方法
US20110163063A1 (en) * 2008-10-16 2011-07-07 Citizen Holdings Co., Ltd. Method for manufacturing crystal oscillator
US8663487B2 (en) 2008-10-16 2014-03-04 Citizen Holdings Co., Ltd. Method for manufacturing crystal oscillator
JP5528337B2 (ja) * 2008-10-16 2014-06-25 シチズンホールディングス株式会社 水晶振動子の製造方法
CN103389083A (zh) * 2012-05-07 2013-11-13 精工爱普生株式会社 振动片及其制造方法以及陀螺传感器、电子设备、移动体
JP2013234873A (ja) * 2012-05-07 2013-11-21 Seiko Epson Corp 振動片およびその製造方法並びにジャイロセンサーおよび電子機器および移動体
CN105424018A (zh) * 2014-09-16 2016-03-23 精工爱普生株式会社 物理量检测装置、电子设备、移动体
JP2016061577A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 セイコーエプソン株式会社 物理量検出デバイス、電子機器、移動体
US10370241B2 (en) 2014-09-16 2019-08-06 Seiko Epson Corporation Physical quantity detection device, electronic apparatus, and moving object

Also Published As

Publication number Publication date
JP3039625B2 (ja) 2000-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0649002B1 (en) Vibration-sensing gyro
US9366535B2 (en) Vibration gyro element, gyro sensor, and electronic apparatus
US8833163B2 (en) Angular velocity sensor
JP2007279001A5 (ja)
JP2008224627A (ja) 角速度センサ、角速度センサの製造方法及び電子機器
JP3039625B2 (ja) 角速度検出装置
JPH08313265A (ja) 音叉形振動ジャイロ及びこれを用いたセンサシステム並びに音叉形振動ジャイロの調整方法
JP4877322B2 (ja) 音叉型バイモルフ圧電振動子、それを用いた振動ジャイロモジュールおよび音叉型バイモルフ圧電振動子の製造方法
JP3553418B2 (ja) 振動型ジャイロスコープ、振動型ジャイロスコープの形成方法および調整方法
EP0806631B1 (en) Angular velocity sensor and its fabricating
JP3700165B2 (ja) 圧電ジャイロセンサ
JPH10170272A (ja) 圧電ジャイロセンサ及びその製造方法
JP3257203B2 (ja) 角速度検出素子の振動数調整方法と角速度検出素子
JP2006010408A (ja) 振動ジャイロ
JPH09311041A (ja) 角速度検出装置
JP3767212B2 (ja) 振動ジャイロの支持構造および支持方法
WO2018092449A1 (ja) ジャイロセンサ及び電子機器
WO2018016190A1 (ja) ジャイロセンサ、信号処理装置、電子機器およびジャイロセンサの制御方法
JPH1047969A (ja) 角速度検出装置
JPH1096632A (ja) 圧電ジャイロセンサ
JPH0989568A (ja) 音叉形ジャイロの調整方法
JP2583701B2 (ja) 振動ジャイロおよびその調整方法
JPS62250309A (ja) 角速度センサの製造方法
JP2006105659A (ja) 圧電振動ジャイロ及びその感度調整方法
JPH1030929A (ja) 角速度検出装置