JPH10205479A - トラッシュポンプ - Google Patents

トラッシュポンプ

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Publication number
JPH10205479A
JPH10205479A JP2106797A JP2106797A JPH10205479A JP H10205479 A JPH10205479 A JP H10205479A JP 2106797 A JP2106797 A JP 2106797A JP 2106797 A JP2106797 A JP 2106797A JP H10205479 A JPH10205479 A JP H10205479A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
casing
water
introduction
chamber
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2106797A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyohisa Okawa
清久 大川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
METSUTSU KK
Original Assignee
METSUTSU KK
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Filing date
Publication date
Application filed by METSUTSU KK filed Critical METSUTSU KK
Priority to JP2106797A priority Critical patent/JPH10205479A/ja
Publication of JPH10205479A publication Critical patent/JPH10205479A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 揚水性能及び吐出量等のポンプ性能を向上さ
せると共にストレーナを通過してポンプ内に侵入して来
る釘その他の塊状物がインペラ10の渦巻室25に入ら
ないように捕捉すると共にポンプ停止後に塊状物を簡単
に取出せるようにする。 【解決手段】 ポンプケーシング1内に、中心通水口2
3を有し、片面を渦巻室25とした円盤ボリュートケー
ス20を取外し自在に設けると共にボリュートケースの
他面に、導入案内壁31、分離用隔壁35及び塊状物捕
捉壁36を備えた導入室30を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建設工事現場な
どで使用するトラッシュポンプに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】土木及び建設工事現場
などにおいて湧水又は泥水を排水するトラッシュポンプ
はポンプ自身の性能の他にホース先端のストレーナを通
過してポンプ内に侵入し、インペラとボリュートケース
を損傷させる釘その他の塊状物から保護されることが必
要である。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、泥水中の金属
その他の塊状物が水の比重より大きいことを利用してポ
ンプ内に導入された水が渦巻室に入る手前の導入室にお
いて旋回流を生じさせ塊状物をケーシング外壁近傍に滞
留させておくようにしたものである。本発明トラッシュ
ポンプは、ポンプケーシング内に収容され中心に通水口
を有する円盤状ボリュートケースの片面にインペラを内
装する渦巻室を備えると共に他面に外端が上方の導入口
に接し、前記渦巻室に連通する前記通水口を周回しつつ
その高さを漸減する導入案内壁と、該案内壁の周回部の
底部側外方に位置して設けられた弧状の分離用隔壁と、
更に前記隔壁の下流側外方に位置して弧状の塊状物捕捉
壁が設けられた導入室を備えて構成される。上記におい
て塊状物捕捉壁には、旋回流の中心通水口への流入を促
進させるために下流端部に弧状の水流案内壁を連設する
のがよい。更に、捕捉壁はその上流側から下流側に向か
ってその高さを漸増するように外側縁を傾斜縁として形
成するのがよい。
【0004】
【発明の実施の形態】図において1はポンプの本体ケー
シング、2はヘッドケーシングであって、本体ケーシン
グ1は図示しない専用エンジンに連結されている。3は
吸入口、3aは逆止弁、4a,4bは吐出口、5は呼び
水注水口である。6はカバープレート、6aはパッキ
ン、7は把手、8はドレーンである。カバープレート6
は、左右一対の蝶番締付手段9,9によって本体ケーシ
ングに対し水密に且つ取外し自在に設けられている。1
0は、羽根11を片面に備えたインペラであって、メカ
ニカルシール12を介してエンジン出力軸13に直結さ
れている。20はボリュートケースであって、本体ケー
シング内にパッキン21,22によって水密に収容され
ている。ボリュートケース20は、中心に通水口23を
有し、その内面側中心部24にインペラ10を収容する
偏心渦巻室25を備えている。26は渦巻室の外壁、2
7は吐水口、28は水流案内板、29は整圧用のフィン
である。ボリュートケース20の外面側には導入室30
が設けられ、該導入室は、導入案内壁31と、塊状物分
離用隔壁35及び塊状物捕捉壁36から構成されてい
る。31はその外端32をヘッドケーシングの吸入口3
に連通する導入口3bの片側に接する導入案内壁であっ
て、中心に向かって湾曲すると共に中心通水口23を囲
むように周回し、該周回部33においてその高さを漸減
させてある。35は、周回部33の底部側外方に位置し
て突設した弧状の分離用隔壁であって、35aは上流
側、35bは下流側である。36は、分離用隔壁の下流
側外周のケーシング側壁に位置して設けられる弧状の塊
状物捕捉壁、37は捕捉壁の下流端36bに連設した水
流案内壁である。上記において導入案内壁31、塊状物
捕捉壁及び水流案内壁37の位置形状、厚さ等は設計上
任意であり、捕捉壁36は板状である必要はなく、例え
ばメッシュ状であってもよい。捕捉壁は、上流側36a
から下流側36bにかけてそのケース面からの高さを漸
増する傾斜縁36cとするのが有効である。なお、上記
装置において水流案内壁の上方にケーシング内壁から中
心開口に向かう湾曲ガイド壁を設けて流水の滞留域を極
力小さくするようにするのがよい。40は、図示しない
ホース先端に取付けられているストレーナである。
【0005】
【作用】上記装置において呼び水が注水されている状態
でインペラ10を回転させると揚水はストレーナ40か
らホース中を通って吸入口3に至り逆止弁3aを押し開
いて導入口3bから導入室30に吸入される。導入され
た水流は、導入案内壁31の湾曲部31aに沿ってケー
シング内壁の方に押し出されると同時にケーシング内壁
によって旋回流とされる。水流中にストレーナを通過し
て来た釘などの塊状物があると塊状物は遠心力を与えら
れてケーシング内壁側に押され分離用隔壁35の下面側
を通り、更にケーシング内壁近傍即ち最外周水流中に存
在するようになり、ケーシング側部に設けられた捕捉板
36の外側に潜り込むように案内されて捕捉される。旋
回流は、捕捉板の下流端36bに連設延在する水流案内
板37によって強制的に中心通水口23から渦巻室25
に軸流となって案内される。導入案内壁31は中心通水
口を囲む部分は下流方向にその高さを漸減させてあるか
ら旋回流の中心側水流は分離用隔壁の上面に沿って流れ
ながら紙面に垂直な旋回軸流となる。上記の水流は一方
向に間断なく流れているから前記捕捉された塊状物は捕
捉状態のままとなっている。渦巻室25内においてイン
ペラ10は旋回流と同方向に回転し水流に圧力を与えて
吐出口4a,4bのいずれか又は双方から吐出させる。
エンジンを停止してインペラの回転を止めると、ポンプ
内が大気圧となって逆止弁3aが閉じるので水は逆流し
ないでポンプ内に留まっている。捕捉された塊状物及び
比較的大きい固形物は、ポンプ停止と共に導入室底部3
9に集まっているからドレーン排出口8から水抜きした
後蝶番締付手段9を解放してカバープレート6を除去す
れば容易にポンプ外に取出すことができる。必要に応じ
てボリュートケース20をパッキン21,22と共にポ
ンプ外に引出せばケーシング内壁を簡単に清浄化でき
る。
【0006】
【効果】従来のトラッシュポンプは、ストレーナを通過
してポンプ内に侵入した釘その他の金属製小片及び塊状
固形物によってインペラ及びメカニカルシールが損傷さ
れ易く短寿命であったが、本発明トラッシュポンプによ
ればこれら塊状物が簡単に捕捉されると共にポンプ運転
中も捕捉状態を維持しているので安全であり、しかもポ
ンプ停止時に容易に排出させることができる。上記効果
と共に導入室30に生成される旋回流がインペラ回転方
向の旋回軸流となって渦巻室25内に流入するのでイン
ペラの負荷が低減され、導入室がないポンプに比して揚
水性能及び時間当りの吐水量が共に向上した高性能トラ
ッシュポンプが実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】専用エンジンに直結される本発明トラッシュポ
ンプの斜視図。
【図2】本発明トラッシュポンプの要部分解図。
【図3】インペラとボリュートケースの導入室側から見
た斜視図。
【図4】インペラとボリュートケースの渦巻室側から見
た斜視図。
【図5】ボリュートケースの導入室側の正面図。
【図6】インペラと渦巻室を示す一部断面図。
【図7】ポンプケーシングの縦断側面図。
【符号の説明】
1 本体ケーシング 2 ヘッドケーシング 3 吸入口 4a,4b 吐出口 6 カバープレート 9 締付手段 10 インペラ 20 ボリュートケース 23 中心通水口 24 インペラ収容中心部 25 偏心渦巻室 27 吐水口 28 水流案内板 29 整圧フィン 30 導入室 31 導入案内壁 32 導入案内壁外端 33 導入案内壁周回部 35 分離用隔壁 36 塊状物捕捉壁 37 水流案内壁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプケーシング内に取外し自在に収容
    され中心に通水口を有する円盤状ボリュートケースの片
    面にインペラを内装する渦巻室を備えると共に他面に外
    端が上方の導入口に接し、前記渦巻室に連通する前記通
    水口を周回しつつその高さを漸減する導入案内壁と、該
    案内壁の周回部の底部側外方に位置して設けられた弧状
    の分離用隔壁と、更に前記隔壁の下流側外方に位置して
    弧状の塊状物捕捉壁が設けられた導入室を備えてなるト
    ラッシュポンプ。
  2. 【請求項2】 塊状物捕捉壁の下流端部に、旋回流をボ
    リュートケースの中心開口に向ける水流案内壁を連設さ
    せてなる請求項1記載のトラッシュポンプ。
  3. 【請求項3】 塊状物捕捉壁の外側端縁が上流側から下
    流側にかけて当該捕捉壁の高さを漸増するような傾斜縁
    とされてなる請求項1又は2記載のトラッシュポンプ。
JP2106797A 1997-01-20 1997-01-20 トラッシュポンプ Withdrawn JPH10205479A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2106797A JPH10205479A (ja) 1997-01-20 1997-01-20 トラッシュポンプ

Applications Claiming Priority (1)

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JP2106797A JPH10205479A (ja) 1997-01-20 1997-01-20 トラッシュポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10205479A true JPH10205479A (ja) 1998-08-04

Family

ID=12044548

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2106797A Withdrawn JPH10205479A (ja) 1997-01-20 1997-01-20 トラッシュポンプ

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JP (1) JPH10205479A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101024842B1 (ko) 2008-12-04 2011-03-25 임문주 수중 교반펌프

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040406