JPH1020466A - 発色現像主薬組成物及びそれを用いたハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法 - Google Patents

発色現像主薬組成物及びそれを用いたハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法

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JPH1020466A
JPH1020466A JP19400396A JP19400396A JPH1020466A JP H1020466 A JPH1020466 A JP H1020466A JP 19400396 A JP19400396 A JP 19400396A JP 19400396 A JP19400396 A JP 19400396A JP H1020466 A JPH1020466 A JP H1020466A
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JP19400396A
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English (en)
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Shinya Shigemori
信哉 茂森
Masako Sekiya
真子 関矢
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CHIYUUGAI SHASHIN YAKUHIN KK
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
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CHIYUUGAI SHASHIN YAKUHIN KK
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発色現像主薬組成物を少ない供給パートとし、
且つ、パート液として供給する発色現像主薬組成物の安
定性を良好なものとし、使用後の廃棄物を減ずるととも
に、該発色現像主薬組成物を使用したハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料の処理方法を提供する。 【解決手段】下記化合物(1)、(2)、(3)より得
られる固体状発色現像主薬組成物。 (1)一般式(I)の化合物 一般式(I) 【化1】 (R1〜R6は各々独立に水素原子、置換もしくは無置換
のアルキル基、アルコキシル基、ヒドロキシル基、アミ
ノ基を示す。置換基としては、ヒドロキシル基、アミノ
基、アルコキシル基が挙げられる。) (2)パラフェニレンジアミン系発色現像主薬 (3)一般式(II)の化合物 一般式(II) 【化2】 (R1,R2は各々独立に水素原子、置換もしくは無置換
のアルキル基を示す。)及びハロゲン化銀カラー写真感
光材料の発色現像処理において該固体状発色現像主薬組
成物を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料の処理に使用する組成物に関するもの
で、安定性に優れたヒドロキシルアミン類を含むパラフ
ェニレンジアミン系発色現像主薬の固体状組成物及び該
組成物を使用した発色現像液を用いるハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料の処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理
は、感光材料を像露光後、発色現像処理、銀漂白処理、
ハロゲン化銀定着処理、漂白処理と定着処理を同時に行
う漂白定着処理、水洗処理、水洗処理に代るリンス処
理、安定処理、乾燥処理が基本となる処理である。この
他、各処理液を安定に使用するために、又、処理後の感
光材料の物理的強度を増すため及び安定性を増すために
付加される処理工程がある。
【0003】ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理の
うち、現在多く使用されている方法は、カラーネガフィ
ルムからカラープリントを得る方法であり、他に直接最
終画像を得るポジカラーフィルム及びそのプリントを得
る方法がある。撮影者はこれら写真を少しでも早く見た
いとの要望から、短時間で写真が出来ることを望み、こ
れに対応するために処理の迅速化が必要となっている。
【0004】近年、ハロゲン化銀カラー写真感光材料の
処理は、感光材料の改良により迅速処理が可能となって
おり、更に処理するに当っては、自動現像機により簡単
に多量の処理が可能となっており、併せて自動現像機の
発達により小型安価となり、数多くの機械が使用されて
いる。これらの写真の処理に当っては簡単に多量の写真
を迅速に得るため自動現像機が使用され、感光材料を多
量に使用するに当り必要な量の処理液を補充液として補
充しながら処理が行われ、撮影者から処理を依頼された
写真処理業者は短時間のうちに要望に沿うための処理を
行っている。
【0005】ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理を
容易に迅速に行うために、処理に使用する処理剤は、液
体の形態で供給され、水により希釈するだけで処理液と
することが出来るようになっている。ハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料の処理は、発色現像処理、銀漂白処理、
ハロゲン化銀定着処理、漂白定着処理、水洗処理、リン
ス処理、安定処理等が必要であり、これらの内には複数
パートに分けられているものがあり、多くのパート液が
供給されることとなる。この内発色現像処理は、露光さ
れたハロゲン化銀により酸化された発色現像主薬が感光
材料中に含まれるカップラーと反応して色素画像を生成
する、ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理において
最も重要な処理工程である。このため発色現像液は3又
はそれ以上のパートに分けられて供給されるが、これは
処理剤が製造されてから使用されるまで長時間の経過が
あり、その間処理剤の変質がないように混合させても問
題が生じない組成の組合せとなっているため複数のパー
トで供給されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】今日の発色現像液の供
給は、露光されたハロゲン化銀により酸化され、感光材
料中に含まれるカップラーと反応して色素画像を生成す
るパラフェニレンジアミン系発色現像主薬を含有するパ
ート、発色現像液の安定性を向上させるためのヒドロキ
シルアミン系化合物を含有するパート、発色現像液をア
ルカリ性に保つ組成及びその他必要な組成を含有するパ
ートの3又はそれ以上のパートで供給されている。更
に、ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理を容易に、
迅速に行うために、水により希釈するだけで処理液とす
ることが出来るよう、各パートは液体の形態で供給され
ており、発色現像液を作った後には、多くの容器が廃棄
物として出ることになる。
【0007】特に、ハロゲン化銀カラー写真感光材料の
処理に使用する発色現像液は、写真処理における最も重
要な工程であり、特に安定性を重視するため、パラフェ
ニレンジアミン系発色現像主薬を含有するパート、ヒド
ロキシルアミン系化合物を含有するパート、その他発色
現像液として必要な性能を持つための組成物を含有する
パートとして供給されるが、この供給パート数を減ずる
ことが出来、更に使用後の廃棄物を減ずることが出来る
発色現像主薬組成物の提供が望まれている。
【0008】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の目的
は、発色現像主薬組成物を少ない供給パートとすること
にあり、更にパート液として供給される発色現像主薬組
成物の安定性が良好であり、更に使用後の廃棄物を減ず
ることにあり、更に安定性の良好な発色現像主薬組成物
を使用したハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法
を提供することにある。本発明者等はこの問題を解決す
るために鋭意検討を重ねた結果、パラフェニレンジアミ
ン系発色現像主薬とヒドロキシルアミン系化合物を固体
状で混合して安定性を良好に保つ方法を見い出し、この
安定性の良好な固体状発色現像主薬組成物を使用するハ
ロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法を見い出し
た。即ち、下記化合物(1),(2),(3)より得ら
れる固体状発色現像主薬組成物。 (1)一般式(I)の化合物 一般式(I)
【化5】 (R1〜R6は各々独立に水素原子、置換もしくは無置換
のアルキル基、アルコキシル基、ヒドロキシ基、アミノ
基を示す。置換基としては、ヒドロキシ基、アミノ基、
アルコキシル基が挙げられる。) (2)パラフェニレンジアミン系発色現像主薬 (3)一般式(II)の化合物 一般式(II)
【化6】 (R1,R2は各々独立に水素原子、置換もしくは無置換
のアルキル基を示す。)及びハロゲン化銀カラー写真感
光材料を像露光後、発色現像処理する発色現像処理方法
において、前記固体状発色現像主薬組成物を含有する発
色現像液を使用することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の態様】以下、本発明の実施の態様を具体
的に説明する。下記化合物(1),(2),(3)より
得られる固体状発色現像主薬組成物。 (1)一般式(I)の化合物 一般式(I)
【化7】 (R1〜R6は各々独立に水素原子、置換もしくは無置換
のアルキル基、アルコキシル基、ヒドロキシ基、アミノ
基を示す。置換基としては、ヒドロキシ基、アミノ基、
アルコキシル基が挙げられる。) (2)パラフェニレンジアミン系発色現像主薬 (3)一般式(II)の化合物 一般式(II)
【化8】 (R1,R2は各々独立に水素原子、置換もしくは無置換
のアルキル基を示す。)及びハロゲン化銀カラー写真感
光材料を像露光後、発色現像処理する発色現像処理方法
において、前記固体状発色現像主薬組成物を含有する発
色現像液を使用する。
【0010】本発明に使用する化合物(1)一般式
(I)の具体例として、 (I−1)
【化9】 (I−2)
【化10】 (I−3)
【化11】 (I−4)
【化12】 (I−5)
【化13】 (I−6)
【化14】 (I−7)
【化15】 (I−8)
【化16】 (I−9)
【化17】 (I−10)
【化18】 (I−11)
【化19】 (I−12)
【化20】 (I−13)
【化21】 (I−14)
【化22】 (I−15)
【化23】 (I−16)
【化24】 (I−17)
【化25】 (I−18)
【化26】 (I−19)
【化27】 (I−20)
【化28】 (I−21)
【化29】 (I−22)
【化30】 (I−23)
【化31】 (I−24)
【化32】 (I−25)
【化33】 (I−26)
【化34】 (I−27)
【化35】 (I−28)
【化36】 (I−29)
【化37】 (I−30)
【化38】 (I−31)
【化39】 (I−32)
【化40】 (I−33)
【化41】 (I−34)
【化42】 (I−35)
【化43】 (I−36)
【化44】 (I−37)
【化45】 (I−38)
【化46】 (I−39)
【化47】 (I−40)
【化48】 (I−41)
【化49】
【0011】本発明に使用する化合物(2)の具体例と
して、 (1)4−アミノ−3−メチル−N−ジエチルアニリン
塩酸塩 (2)4−アミノ−N−エチル−N−(β−ヒドロキシ
エチル)アニリン硫酸塩 (3)4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β
−メチルスルフォンアミドエチル)アニリン3/2硫酸
塩1水和物 (4)4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β
−ヒドロキシエチル)アニリン硫酸塩1水和物 (5)4−アミノ−3−(β−メチルスルフォンアミド
エチル)−N−ジエチルアニリン塩酸塩 (6)4−アミノ−N−エチル−N−(β−メトキシエ
チル)アニリン・2パラトルエンスルフォン酸塩 (7)4−アミノ−N−ブチル−N−(β−スルフォン
酸ブチル)アニリン硫酸塩 等がある。
【0012】本発明に使用する化合物(3)一般式(I
I)の具体例として、 (II−1)
【化50】 (II−2)
【化51】 (II−3)
【化52】 (II−4)
【化53】 (II−5)
【化54】 (II−6)
【化55】 (II−7)
【化56】 (II−8)
【化57】 (II−9)
【化58】 (II−10)
【化59】 (II−11)
【化60】 (II−12)
【化61】 (II−13)
【化62】 (II−14)
【化63】 (II−15)
【化64】 (II−16)
【化65】 (II−17)
【化66】 (II−18)
【化67】 (II−19)
【化68】 (II−20)
【化69】 (II−21)
【化70】 (II−22)
【化71】 (II−23)
【化72】 等がある。
【0013】本発明の化合物(1),(2),(3)よ
り固体状発色現像主薬組成物を得る方法は、脂肪族炭化
水素、芳香族炭化水素、アルコール、ケトン、エステ
ル、エーテル、ハロゲン化銀炭化水素、パーフルオロカ
ーボン等の有機溶剤に、本発明の化合物(1)を溶解し
た後、化合物(2)を加え、使用した有機溶剤を留去し
た化合物と本発明の化合物(3)を混合することで得る
ことが出来る。更に、pH3以下の水又はpH3以下の
水とアルコール、ケトン等の有機溶剤からなる溶液に、
本発明の化合物(1)を溶解した後、化合物(2)を加
え、使用した水及び有機溶剤を留去した化合物と本発明
の化合物(3)を混合することで得ることが出来る。使
用する水のpHは3以下、好ましくは2以下で、使用す
る酸は無機酸及び有機酸で、具体的には硫酸、塩酸、硝
酸、リン酸、酢酸、シュウ酸、パラトルエンスルフォン
酸等であり、又使用する有機溶剤の具体例は(株)オー
ム社発行の「新版溶剤ポケットブック」に記載がある。
尚、本発明において固体状発色現像主薬組成物と云うの
は、液体でない固体状、即ち、粉体、粒体、固型体を云
うもので粉体若しくは粒体状のものが多い。
【0014】
【実施例】以下、本発明による実施例を詳細に説明する
が、これにより本発明が限定されるものではない。 〔実施例1〕有機溶剤に本発明の化合物(1)を溶解し
た後、本発明の化合物(2)を加えた後、有機溶剤を留
去した化合物と本発明の化合物(3)を混合して固体状
発色現像主薬組成物を得る。使用した有機溶剤及び本発
明の化合物(1),(2),(3)は表1,2に示す。
【表1】
【表2】 表1,2中有機溶剤の(イ)は石油エーテル、(ロ)は
ベンゼン、(ハ)はメタノール、(ニ)はアセトン、
(ホ)は酢酸エチル、(ヘ)はジエチルエーテル、
(ト)は1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを使用
し、化合物(3)の(II−1)は硫酸塩、(II−6)は
シュウ酸塩を使用した。各々の使用量は、有機溶剤は1
00ml、化合物(2)は100g、化合物(3)は5
0gである。
【0015】得られた固体状発色現像主薬組成物15g
を100mlの容器に入れ密閉し、温度35℃の恒温恒
湿槽に7日間放置した後、水100mlを加えた場合の
各々の液の575nmの透過率を表3に示す。透過率の
測定は、日立分光硬度計U−3200、セル長10mm
を用いた。
【表3】 表3の結果から分かるように、本発明により得られた固
体状発色現像主薬組成物は、本発明外の発色現像主薬よ
り安定性が優れていることが分かる。
【0016】〔実施例2〕硫酸を使用してpH2以下と
した水に本発明の化合物(1)と化合物(2)を溶解し
た後、水を留去した固体状の化合物と本発明の化合物
(3)を混合した固体状発色現像主薬組成物を得る。使
用した本発明の化合物(1),(2),(3)は表4,
5に示す。
【表4】
【表5】 表4,5中化合物(3)の(II−1)は硫酸塩、(II−
6)はシュウ酸塩を使用した。各々の使用量は、化合物
(2)は100g、化合物(3)は50gである。
【0017】得られた固体状発色現像主薬組成物15g
を100mlの容器に入れ密閉し、温度35℃の恒温恒
湿槽に7日間放置した後、実施例1と同様の測定を行っ
た結果を表6に示す。
【表6】 表6の結果から分かるように、本発明により得られた固
体状発色現像主薬組成物は、本発明外の発色現像主薬よ
り安定性が優れていることが分かる。
【0018】〔実施例3〕硫酸を使用してpH1とした
水と有機溶剤よりなる溶液に本発明の化合物(1)と化
合物(2)を溶解した後、水と有機溶剤を留去した固体
状の化合物と本発明の化合物(3)を混合した固体状発
色現像主薬組成物を得る。使用した本発明の化合物
(1),(2),(3)は表7に示す。
【表7】 表7中化合物(3)の(II−1)は硫酸塩、(II−6)
はシュウ酸塩を使用した。各々の使用量は、化合物
(2)は100g、化合物(3)は50g、水は50m
lである。
【0019】得られた固体状発色現像主薬組成物15g
を100mlの容器に入れ密閉し、温度35℃の恒温恒
湿槽に7日間放置した後、実施例1と同様の測定を行っ
た結果を表8に示す。
【表8】 表8の結果から分かるように、本発明により得られた固
体状発色現像主薬組成物は、本発明外の発色現像主薬よ
り安定性が優れていることが分かる。
【0020】〔実施例4〕実施例1の表1,2、実施例
2の表4,5、実施例3の表7の発色現像主薬組成物の
安定性試験を行った発色現像組成物を使用し、下記処理
液を調製し、市販カラーネガフィルムを用いて感光計に
より一定露光を与え、表9の処理工程で処理を行った。
【表9】
【0021】 発色現像液 炭酸カリウム 35.0g 亜硫酸ナトリウム 2.5g 臭化カリウム 1.3g ヨウ化カリウム 0.002g ジエチレントリアミン五酢酸 2.0g 表1,2,4,5,7の発色現像主薬組成物 6.8g 水を加えて 1.0l pH(水酸化カリウムを用いて) 10.0
【0022】 漂白液 プロピレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニウム 130.0g プロピレンジアミン四酢酸 6.5g 臭化アンモニウム 100.0g 氷酢酸 50.0g 水を加えて 1.0l pH(水酸化アンモニウムを用いて) 4.5
【0023】 定着液 チオ硫酸アンモニウム 200.0g 亜硫酸水素ナトリウム 15.0g エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.5g 水酸化アンモニウム 3.0g 水を加えて 1.0l pH(酢酸を用いて) 6.5
【0024】 安定液 ウエットール(中外写真薬品(株)製品) 5.0ml ホルマリン(37%) 1.0ml 水を加えて 1.0l
【0025】処理を行った感光材料は、最小濃度部濃度
(Dmin)、低濃度部濃度(LD)、高濃度部濃度(H
D)を測定、高濃度部濃度と低濃度部濃度との差をコン
トラスト(HD−LD)として求め、安定性試験を行っ
ていない発色現像主薬を使用した結果と、安定性試験後
の発色現像主薬組成物を使用した結果との差を、各々最
小濃度の変化(△Dmin)、感度の変化(△LD)、コン
トラストの変化(△(HD−LD))を求めた。尚、測
定には透過型濃度計(×−RITE 310)を用い、
結果は表10,11に示した。
【表10】
【表11】 表10,11中は青色光濃度、は緑色光濃度、は
赤色光濃度を示す。又、表10,11において、安定性
試験を行っていない発色現像主薬における処理に使用す
る発色現像主薬は、パラフェニレンジアミン系発色現像
主薬(4)を4.5g、本発明の化合物(3)(II−
1)の硫酸塩を2.3g使用した。
【0026】以上の結果から分かるように、本発明の化
合物を含む発色現像主薬組成物No.A〜E,G〜J
は、安定性試験を行っていない発色現像主薬の結果と同
様の写真性能であるのに対し、本発明外の発色現像主薬
No.A,Fは写真性能に劣化があり、本発明の化合物
を使用することは発色現像主薬組成物の安定性を向上さ
せることが分かる。
【0027】〔実施例5〕実施例1の表1,2、実施例
2の表4,5、実施例3の表7の発色現像主薬組成物の
安定性試験を行った発色現像組成物を使用し、下記処理
液を調製し、市販カラーペーパーを用いて感光計により
一定露光を与え、表12の処理工程で処理を行った。
【表12】
【0028】 発色現像液 トリエタノールアミン 8.0g 塩化ナトリウム 0.5g 炭酸カリウム 25.0g ジエチレントリアミン五酢酸 1.0g 亜硫酸ナトリウム 0.02g 蛍光増白剤(UVITEX MST チバガイギー社製) 5.0g 表1,2,4,5,7の発色現像主薬組成物 9.0g 水を加えて 1.0l pH(水酸化カリウムを用いて) 10.0
【0029】 漂白定着液 チオ硫酸アンモニウム 90.0g 亜硫酸アンモニウム 35.0g エチレンジアミン四酢酸鉄アンモニウム 60.0g エチレンジアミン四酢酸 6.0g 水を加えて 1.0l pH(水酸化アンモニウムを用いて) 6.5
【0030】 リンス液 1−ヒドロキシアルキルリデン−1,1−ジホスホン酸 4.5g 2−アミノベンゾチアゾール 0.1g 水を加えて 1.0l pH(水酸化ナトリウムを用いて) 6.5
【0031】処理を行った感光材料は、最小濃度部濃度
(Dmin)、低濃度部濃度(LD)、高濃度部濃度(H
D)を測定、高濃度部濃度と低濃度部濃度との差をコン
トラスト(HD−LD)として求め、安定性試験を行っ
ていない発色現像主薬を使用した結果と、安定性試験後
の発色現像主薬組成物を使用した結果との差を、各々最
小濃度の変化(△Dmin)、感度の変化(△LD)、コン
トラストの変化(△(HD−LD))を求めた。尚、測
定には透過型濃度計(×−RITE 310)を用い、
結果は表13,14に示した。
【表13】
【表14】 表15,16中は青色光濃度、は緑色光濃度、は
赤色光濃度を示す。又、表15,16において、安定性
試験を行っていない発色現像主薬における処理に使用す
る発色現像主薬は、パラフェニレンジアミン系発色現像
主薬(3)を6.0g、本発明の化合物(3)(II−
6)のシュウ酸塩を3.0g使用した。
【0032】以上の結果から分かるように、本発明の化
合物を含む発色現像主薬組成物No.L,M,N,P,
Q,Rは、安定性試験を行っていない発色現像主薬の結
果と同様の写真性能であるのに対し、本発明外の発色現
像主薬No.K,Oは写真性能に劣化があり、本発明の
化合物を使用することは発色現像主薬組成物の安定性を
向上させることが分かる。
【0033】
【発明の効果】上記の如く本発明によれば、本発明の化
合物(1),(2),(3)の化合物よりなる固体状発
色現像主薬組成物は安定性に優れ、良好なハロゲン化銀
カラー写真感光材料の処理が出来ることが分かる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記化合物(1),(2),(3)より得
    られる固体状発色現像主薬組成物。 (1)一般式(I)の化合物 一般式(I) 【化1】 (R1〜R6は各々独立に水素原子、置換もしくは無置換
    のアルキル基、アルコキシル基、ヒドロキシ基、アミノ
    基を示す。置換基としては、ヒドロキシ基、アミノ基、
    アルコキシル基が挙げられる。) (2)パラフェニレンジアミン系発色現像主薬 (3)一般式(II)の化合物 一般式(II) 【化2】 (R1,R2は各々独立に水素原子、置換もしくは無置換
    のアルキル基を示す。)
  2. 【請求項2】ハロゲン化銀カラー写真感光材料を像露光
    後、発色現像処理する発色現像処理方法において、下記
    化合物(1),(2),(3)より得られる固体状発色
    現像主薬組成物を含有する発色現像液を使用することを
    特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方
    法。 (1)一般式(I)の化合物 一般式(I) 【化3】 (R1〜R6は各々独立に水素原子、置換もしくは無置換
    のアルキル基、アルコキシル基、ヒドロキシ基、アミノ
    基を示す。置換基としては、ヒドロキシ基、アミノ基、
    アルコキシル基が挙げられる。) (2)パラフェニレンジアミン系発色現像主薬 (3)一般式(II)の化合物 一般式(II) 【化4】 (R1,R2は各々独立に水素原子、置換もしくは無置換
    のアルキル基を示す。)
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