JPH1020419A - 映画フィルムの再生装置 - Google Patents

映画フィルムの再生装置

Info

Publication number
JPH1020419A
JPH1020419A JP8163027A JP16302796A JPH1020419A JP H1020419 A JPH1020419 A JP H1020419A JP 8163027 A JP8163027 A JP 8163027A JP 16302796 A JP16302796 A JP 16302796A JP H1020419 A JPH1020419 A JP H1020419A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
level
sample
circuit
output switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8163027A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Inatome
潔 稲留
Yoshiyuki Suzuki
義之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Cinema Products Corp
Original Assignee
Sony Cinema Products Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Cinema Products Corp filed Critical Sony Cinema Products Corp
Priority to JP8163027A priority Critical patent/JPH1020419A/ja
Priority to CN97191075.8A priority patent/CN1198823A/zh
Priority to PCT/JP1997/002140 priority patent/WO1997050018A1/ja
Priority to DE69724747T priority patent/DE69724747T2/de
Priority to EP97927413A priority patent/EP0846980B1/en
Publication of JPH1020419A publication Critical patent/JPH1020419A/ja
Priority to US09/027,370 priority patent/US6028657A/en
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • G11B20/10046Improvement or modification of read or write signals filtering or equalising, e.g. setting the tap weights of an FIR filter
    • G11B20/10203Improvement or modification of read or write signals filtering or equalising, e.g. setting the tap weights of an FIR filter baseline correction
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 適正にトラッキングされているか否かに関わ
らず、RF信号の最適なレベルに規定レベルを設定し、
RF信号の利得を制御して、RF信号を適正にディジタ
ル化することができる。 【解決手段】 コントローラ20は、再生直後でデータ
先頭位置を検出できないときは、切換スイッチ17を端
子b側に設定する。S/H回路16は、電圧制御回路1
1からのRF信号のレベルの平均値をパルス発生回路1
9からのサンプルパルスに応じてサンプルホールドす
る。差分検出回路18は、切換スイッチ17から供給さ
れたRF信号のレベルと基準レベルとの差分を検出し、
その差分が零になるようにRF信号のレベルを調整すべ
く電圧制御回路11を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再生されたRF信
号のレベルを調整する映画フィルムの再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】映画フィルムの再生装置では、CCDラ
インセンサは、映画フィルムに記録されているトラッキ
ングパターンを読み取ってトラッキングをとり、そして
オーディオデータのドッドパターンを読み取ることによ
って、RF信号を得ている。そして、RF信号は、コン
パレータによって、あるレベルでスライスされ、その波
形がスライスレベルを基準にディジタル変換される。こ
のように、スライスレベルは、アナログからディジタル
に変換する際には極めて重要であるため、正確かつ妥当
な位置に設定しなければならない。従って、映画フィル
ムの再生装置は、コンパレータの前に自動利得制御回路
(以下、AGC回路という)を設け、RF信号の基準レ
ベルを適正な値に設定することによってRF信号の利得
を調整し、スライスレベルを最適なレベルに設定してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、AGC回路
には、RFデータ部の振幅を規定値となるように制御
し、スライスレベルの設定を規定濃度のドッドパターン
が記録されているフィルムで最適となるレベル、例えば
オーディオデータ部のアイパターンがクロスするレベル
に設定するものがある。
【0004】しかし、実際の映画フィルムにおいて、ア
イパターンがクロスするレベルは、RFデータ部分の振
幅が同じでもネガフィルム、ポジフィルムに記録されて
いるドッドパターンの濃度のばらつきによって異なる。
従って、このAGC回路では、スライスレベルを最適な
位置に設定することが困難である。
【0005】また、AGC回路には、RF信号のオーデ
ィオデータ部の平均レベルが規定レベルになるように設
定するものがある。このAGC回路は、RF信号のオー
ディオデータ部の平均レベルとアイパターンのクロスレ
ベルがフィルム濃度変化に対し同じように変化するの
で、上述のAGC回路よりも優れている。
【0006】しかし、RF信号の平均レベルはオーディ
オデータ部のハイレベル又はローレベルの割合が片寄る
とその影響を受けて変化するため、このAGC回路も、
スライスレベルの設定が不安定になる問題が生じる。
【0007】また、AGC回路には、正確にトラッキン
グされているときのRF信号のトラッキングパターン部
のレベルを規定レベルになるように設定するものがあ
る。このAGC回路では、RF信号中のトラッキングパ
ターン部のレベルとディジタルデータのアイパターンク
ロスポイントのレベルはほとんど同じであり、フィルム
の濃度変化に対しても同じように変化する。そのため、
トラッキングパターン部のレベルが規定レベルになるよ
うに制御されれば、RF信号は、非常に安定なスライス
がなされる。
【0008】しかし、フィルム上に記録されるパターン
は、その幅方向に位置が変動する。これは、パターン記
録時のフィルムの幅方向走行位置の変動、プリント時の
ネガ・ポジフィルムの幅方向位置ずれ等により生じる。
【0009】また、再生時もフィルムは走行系上で幅方
向に走行位置が変動する。このため、CCD出力上に於
いて、RF信号の再生タイミングが変動する。オーディ
オデータ部分は、そのパターン全体の幅が広いため、C
CDのスタートタイミングからデータサンプルパルスを
生成しても、その位置がデータ領域からはずれる事はな
い。
【0010】しかし、トラッキングパターン部分は、信
号位置の変化量に対しその幅が狭いので、固定したタイ
ミングからはサンプルパルスを生成できない。従って、
再生RF信号自体のタイミングからサンプルパルスを生
成する必要がある。
【0011】しかし、トラッキングパターン部のレベル
は検出される時間が短いので、レベルを検出するために
RF信号からデータの先頭位置を検出し、そしてサンプ
ルパルスを作る必要が生じる。
【0012】さらに、映画フィルム,光源等の条件によ
ってRF信号のレベルが規定値より大きくずれている場
合では、正確なデータ先頭位置の検出も行うことができ
ない。従って、適当なサンプルパルスを作ることが不可
能となり、AGC回路も動作することができなくなって
しまう。
【0013】本発明は、このような実情を鑑みてなされ
たものであり、適正にトラッキングされているか否かに
関わらず、RF信号の最適なレベルに規定レベルを設定
し、RF信号の利得を制御して、RF信号を適正にディ
ジタル変換することができる映画フィルムの再生装置を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る映画フィルムの再生装置は、映画フ
ィルムに記録されているトラッキングパターンを読み取
ってトラッキング制御を行った後、オーディオデータを
読み取ってRF信号を得る映画フィルムの再生装置にお
いて、RF信号のレベルを調整するレベル調整手段と、
RF信号のトラッキングパターン部のレベルをサンプル
する第1のサンプルホールド手段と、RF信号のオーデ
ィオデータ部の平均値のレベルをサンプルする第2のサ
ンプルホールド手段と、第1のサンプルホールド手段又
は第2のサンプルホールド手段からサンプルされたRF
信号のレベルを出力する出力切換手段と、レベル調整手
段がRF信号の所定の波形を検出したときは、出力切換
手段は第1のサンプルホールド手段からRF信号を出力
し、レベル調整手段がRF信号の所定の波形を検出しな
いときは、出力切換手段は第2のサンプルホールド手段
からRF信号を出力するように、出力切換手段の出力切
換を制御する制御手段と、出力切換手段から出力された
RF信号のレベルと基準レベルとの差分を検出して、そ
の差分が零になるようにレベル調整手段を制御する差分
検出手段とを備える。
【0015】そして、本発明に係る映画フィルムは、R
F信号の所定の波形を検出する前は、RF信号の平均値
のレベルが規定レベルとなるようにRF信号の利得を制
御し、また、RF信号の所定の波形を検出した後は、R
F信号のトラッキングパターン部のレベルが規定レベル
となるようにRF信号の利得を制御することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る映画フィルム
の再生装置の実施の形態について、図面を参照しながら
説明する。
【0017】本発明に係る映画フィルムの再生装置は、
映画フィルムに記録されているオーディオデータのドッ
ドパターンをCCDラインセンサで読み取ってRF信号
を出力し、自動利得制御回路でRF信号を適正なレベル
に調整する。
【0018】この映画フィルムの再生装置は、例えば図
1に示すように、光源1によって照射された映画フィル
ム2のオーディオデータを読み取ってRF信号を出力す
るCCDラインセンサ3と、波形等価回路4で雑音が低
減されたCCDラインセンサ3からのRF信号レベルを
規定値に調整するAGC回路5と、このRF信号がコン
パレータ6によってディジタル変換されたRFデータ等
に基づいて、光源1及びCCDラインセンサ3をトラッ
キング制御するトラッキング回路7と、上記RFデータ
に基づいてディジタル処理するディジタル処理回路8と
を備える。
【0019】具体的には、光源1は、例えば発光ダイオ
ード等によって映画フィルム2の裏側からオーディオデ
ータ等が記録されているディジタルサウンドトラックに
光を照射する。
【0020】映画フィルム2は、例えば図2に示すよう
に、映写される画像が記録される映像記録領域21と、
映画フィルム2を巻き取るために映像記録領域21の両
脇にそれぞれ設けられたフィルム巻き取り用孔のパーフ
ォレーション22と、パーフォレーション22及びフィ
ルムの両エッジの間に、フィルムの進行方向に沿って直
線的に設けられたディジタルサウンドトラック23(2
3L,23R)とを備える。
【0021】ここで、ディジタルサウンドトラック23
Lは、例えば図3に示すように、フィルムの幅方向(以
下、横方向という)に例えば5ドッド分黒のパターンが
ディジタルサウンドトラックに沿って形成されている黒
ライン24と、横方向に例えば2ドッド分何も記録され
ずに黒ライン24に沿って設けられている無記録ライン
25と、後述するデータパターンに対してフィルム走行
方向(以下、縦方向という)に2分の1位相がずれて白
黒が交互に並んでいるトラッキングパターン26と、オ
ーディオデータのドッドパターン(以下、データパター
ンという)27を設ける。
【0022】なお、ディジタルサウンドトラック23R
は、ディジタルサウンドトラック23Lと左右対称に、
黒ライン24、無記録ライン25、トラッキングパター
ン26、及びデータパターン27を備える。
【0023】CCDラインセンサ3は、光源1の発光に
より映画フィルム2に記録されているトラッキングパタ
ーン26,データパターン27を、フィルムのエッジ側
から横方向に横一列毎に読み取るようになっている。そ
して、CCDラインセンサ3は、光源1の照射によるト
ラッキングパターン26,データパターン27等の明暗
を信号電荷に変換して、この信号電荷を電圧としてシリ
アルにRF信号として出力する。
【0024】CCDラインセンサ3では、図4に示すよ
うに、縦方向に並ぶ2本のトラッキングパターンの左側
と右側の出力レベルは、トラッキングの状態によって変
化する。例えばCCDラインセンサ3がデータパターン
を正確にトラッキング(以下、オントラックという)し
ているときは、サンプルパルスによって得られた左右の
出力レベルの差はない。しかし、CCDラインセンサ3
がオントラックの位置からずれると、サンプルパルスに
よって得られた右側又は左側の出力レベルが大きくな
る。従って、CCDラインセンサ3は、この左右の出力
レベルの差が零になるようにトラッキングされると、デ
ータパターン27を正確に読み取ることができる。
【0025】なお、CCDラインセンサ3は、横方向の
データパターン27を、縦方向にフィルムを走行させな
がら正確に読み取らなければならないため、間欠的に受
光しなければならない。そこで、例えば光源1をパルス
点灯させたり、CCDラインセンサ3に電子シャッタを
設けたり、又は映画フィルム2とCCDラインセンサ3
の間に液晶シャッタを設けている。
【0026】波形等価回路4は、CCDラインセンサ3
から供給されたRF信号に含まれているランダム雑音を
低減して、このRF信号をAGC回路5及びトラッキン
グ回路7に供給する。
【0027】AGC回路5は、例えば図5に示すよう
に、供給されたRF信号の信号レベルを可変利得制御す
る電圧制御回路11と、電圧制御回路11からのRF信
号をサンプルホールドするサンプルホールド回路(以
下、S/H回路という)13と、抵抗14及びコンデン
サ15からなるローパスフィルタを介して電圧制御回路
11からのRF信号をサンプルホールドするS/H回路
16と、S/H回路13又はS/H回路16からのオー
ディオデータを出力する切換スイッチ17と、切換スイ
ッチ17からの信号レベルと所定の信号レベルとの差分
を検出して、その差分が減少するように電圧制御回路1
1を制御する差分検出回路18を備える。
【0028】また、AGC回路5は、S/H回路13,
16に供給すべきパルスを発生するパルス発生回路19
と、コンパレータ6からのオーディオデータに基づいて
切換スイッチ17を切換制御し、また、パルス発生回路
19が発生するパルスを制御するコントローラ20とを
備える。なお、後述のコンパレータ6は、電圧制御回路
11からRF信号が供給されるようになっている。
【0029】コンパレータ6は、AGC回路5から供給
されたRF信号を基準レベルでスライスし、このスライ
スレベルを基準にRF信号をディジタル信号へ変換す
る。すなわち、コンパレータ6は、スライスレベルをA
GC回路5の基準レベルと一致させ、このスライスレベ
ルを基準にディジタル信号へ変換する。そして、コンパ
レータ6は、ディジタル信号へ変換されたRFデータを
トラッキング回路7及びディジタル処理回路8に供給す
る。
【0030】トラッキング回路7は、波形等価回路4及
びコンパレータ6から供給されたRF信号等に基づい
て、光源1及びCCDラインセンサ3のトラッキング制
御を行う。具体的には、トラッキング回路7は、CCD
ラインセンサ3が出力したRF信号のトラッキングパタ
ーンの左側と右側の出力レベルが等しくなるようにCC
Dラインセンサ3をトラッキング制御する。これによ
り、CCDラインセンサ3は、オントラックの位置でト
ラッキングすることができる。
【0031】ディジタル処理回路8は、供給されたRF
データにディジタル処理を施し、D/Aコンバータ9を
介して音声信号として出力する。
【0032】以上のように構成された映画フィルムの再
生装置では、CCDラインセンサ3は、トラッキングパ
ターン,データパターン等の読み取りを開始すると、例
えば図6に示すように、黒ライン24の横方向5ドッド
分の黒レベル,無記録部25の2ドッド分の白レベル,
トラッキングパターン26による黒レベルと白レベルの
レベル差、及びオーディオデータのレベルを出力する。
そして、このRF信号は、波形等価回路4を介して、A
GC回路5に供給される。
【0033】AGC回路5は、コントローラ20にオー
ディオデータが供給されると、RF信号のレベルを以下
のように調整する。
【0034】すなわち、図7に示すように、ステップS
1において、コントローラ20は、コンパレータ6から
供給されたRFデータから、白レベル検出後黒レベルを
例えば5ドッド分検出して再び黒レベルを検出したか、
すなわちデータ先頭位置を検出したかを判断する。コン
トローラ20は、データ先頭位置を検出したときはステ
ップS7に進み、検出していないときはステップS2に
進む。
【0035】ステップS2において、コントローラ20
は、CCDラインセンサ3によるデータパターン等の読
み取りが例えば再生開始から4ライン以内であるかを判
断し、4ライン以内、すなわち再生直後のときのときは
ステップS3に進み、4ライン以上、すなわち再生中に
トラッキングが適正にできなくなったときはステップS
12に進む。つまり、コントローラ20は、CCDライ
ンセンサ3が適正にトラッキングできないのは再生開始
直後であるのか、又は再生中に映画フィルムのドッドパ
ターンの濃度変化等によるのかを区別して、ステップS
3又はステップS12以下の処理を行う。
【0036】ステップS3において、コントローラ20
は、切換スイッチ17を端子b側に設定して、ステップ
S4に進む。
【0037】ステップS4において、S/H回路16
は、抵抗14及びコンデンサ15によるローパスフィル
タを介して、電圧制御回路11からのRF信号のレベル
の平均値をパルス発生回路19からのサンプルパルスに
応じてサンプルホールドする。
【0038】なお、パルス発生回路19は、再生が開始
されると同時に、CCDラインセンサ3から供給される
タイミングパルスに基づいて、RF信号のオーディオデ
ータ部の平均値レベルをサンプルするためのサンプルパ
ルスを発生するようになっている。
【0039】S/H回路16は、サンプルホールドされ
た信号レベルの値を切換スイッチ17を介して差分検出
回路18に供給して、ステップS6に進む。
【0040】ステップS6において、差分検出回路18
は、切換スイッチ17から供給されたRF信号のレベル
と基準レベルとの差分を検出し、その差分が零になるよ
うにRF信号のレベルを調整すべく電圧制御回路11を
制御する。
【0041】一方、ステップS1でデータ先頭位置を検
出したと判断して進んだステップS7において、コント
ローラ20は、例えば5ライン以上連続してデータ先頭
位置を検出したかを判断し、5ライン連続して検出した
とき、すなわち安定してトラッキングしているときはス
テップS8に進み、5ライン連続して検出していないと
き、すなわち安定してトラッキングしていないときは上
述のステップS3に進む。換言すると、AGC回路5
は、CCDラインセンサ3が安定してオントラックの状
態にあるときは、RF信号のトラッキングパターン部の
平均レベルを基準レベルにすべくステップS8以下の処
理を施し、CCDラインセンサ3がオントラックの状態
になっていないときは上述のステップS3以下の処理を
行うようになっている。
【0042】ステップS8において、コントローラ20
は、切換スイッチ17を端子a側に設定して、ステップ
S9に進む。
【0043】ステップS9において、コントローラ20
は、トラッキングパターンのRF信号をサンプルするパ
ルスをパルス発生回路19で発生させ、ステップS10
に進む。つまり、パルス発生回路19は、再生開始直後
等のときはCCDラインセンサ3からのタイミングパル
スに基づいてサンプルパルスを発生しているが、CCD
ラインセンサ3がオントラックの状態になると、コント
ローラ20の制御に基づいて、RF信号のトラッキング
パターン部のレベルをサンプルするためのサンプルパル
スを発生するようになっている。
【0044】ステップS10において、S/H回路13
は、電圧制御回路11からのトラッキングパターン部の
平均レベルをサンプルホールドする。S/H回路13
は、サンプルホールドされた信号レベルの値を切換スイ
ッチ17を介して差分検出回路18に供給して、ステッ
プS11に進む。
【0045】ステップS11において、差分検出回路1
8は、切換スイッチ17から供給されたRF信号のレベ
ルと基準レベルとの差分を検出し、その差分が零になる
ようにRF信号のレベルを調整すべく電圧制御回路11
を制御する。すなわち、AGC回路5は、データ先頭位
置が検出されると、RF信号のトラッキングパターン部
のレベルを規定値にして、RF信号のレベルを調整する
ようになっている。
【0046】また、ステップS2でCCDラインセンサ
3が再生開始後4ライン以内しか読み取っていないと判
断して進んだステップS12において、コントローラ2
0は、データ先頭位置を連続5ライン以上検出していな
いかを判断し、連続5ライン以上検出していない、すな
わちCCDラインセンサ3が一瞬だけオントラックから
はずれたときはステップS8に進んで以下の処理を行
い、これに該当しないとき、すなわち、再生中に全くト
ラッキングできなくなったときはステップS3に進んで
以下の処理を行う。
【0047】以上のように、本発明に係る映画フィルム
の再生装置は、データ先頭位置検出前は、RF信号のオ
ーディオデータ部の平均レベルが規定値となるようにR
F信号の利得を制御し、また、データ先頭位置検出後は
RF信号のトラッキングパターン部のレベルが規定値と
なるようにRF信号の利得を制御することができる。
【0048】したがって、上記映画フィルムの再生装置
は、映画フィルムのドッドパターンの濃度のばらつき
や、読み取り用の光源の光量変化によってRF信号のレ
ベルが変化してデータ先頭位置が検出できなくても、R
F信号のオーディオデータ部のレベルの平均値を基準レ
ベルに設定することにより、RF信号の利得を適正に調
整することができる。
【0049】また、上記映画フィルムの再生装置は、映
画フィルムのドッドパターンの濃度のばらつき等にかか
わらずデータ先頭位置が検出され、正確かつ安定してC
CDラインセンサ3のトラッキングが可能となる。この
結果、上記映画フィルムの再生装置は、RF信号のトラ
ッキングパターン部のレベルを規定レベルに設定するこ
とにより、極めて正確にRF信号のレベルを調整するこ
とができる。
【0050】これにより、上記映画フィルムの再生装置
は映画フィルム2のドッドパターンの濃度に多少のばら
つきが生じても適正なRF信号を得ることができるの
で、映画フィルムの作成を容易にすることができる。ま
た、ドッドパターン読み取り用の光源の光量変化の許容
も大きくすることができるため、映画フィルムの再生装
置自体の製造も容易にすることができる。
【0051】この結果、上記映画フィルムの再生装置
は、映画フィルムに記録されたドッドパターンの読み取
りエラーを少なくすることができ、高品質な再生音を提
供することができる。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る映画フィルムの再生装置は、データ先頭位置検出前
は、RF信号のオーディオデータ部の平均レベルが規定
値となるようにRF信号の利得を制御し、また、データ
先頭位置検出後はRF信号のトラッキングパターン部の
レベルが規定値となるようにRF信号の利得を制御する
ことができる。
【0053】したがって、上記映画フィルムの再生装置
は、映画フィルムのドッドパターンの濃度のばらつき
や、読み取り用の光源の光量変化によってRF信号のレ
ベルが変化しもデータ先頭位置が検出でき、安定なRF
再生信号を得ることができる。
【0054】さらに、上記映画フィルムの再生装置は、
トラッキングが所定回数連続して適正にできるか否かを
判断することにより、偶然にトラッキングができたりで
きなかったりした場合であってもRF信号のレベルを変
えることがないため、適正かつ安定したRF信号を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映画フィルムの再生装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図2】上記映画フィルムの再生装置が再生するオーデ
ィオデータが記録されている映画フィルムの平面図であ
る。
【図3】上記映画フィルムに設けられているディジタル
サウンドトラックの要部平面図である。
【図4】上記映画フィルムの再生装置がトラッキング制
御しているときのCCDラインセンサの出力状態を説明
する図である。
【図5】上記映画フィルムの再生装置のAGC回路の具
体的な構成を示すブロック図である。
【図6】CCDラインセンサが出力するRF信号のレベ
ルを説明するための図である。
【図7】上記AGC回路の動作を説明するフローチャー
トである。
【符号の説明】
11 電圧制御回路、13,16 サンプルホールド回
路、17 切換スイッチ、18 差分検出回路、20
コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映画フィルムに記録されているトラッキ
    ングパターンを読み取ってトラッキング制御を行った
    後、オーディオデータを読み取ってRF信号を再生する
    映画フィルムの再生装置において、 RF信号のレベルを調整するレベル調整手段と、 RF信号のトラッキングパターン部のレベルをサンプル
    ホールドする第1のサンプルホールド手段と、 RF信号のオーディオデータ部の平均値のレベルをサン
    プルホールドする第2のサンプルホールド手段と、 第1のサンプルホールド手段又は第2のサンプルホール
    ド手段からサンプルされたRF信号のレベルを出力する
    出力切換手段と、 上記レベル調整手段が上記RF信号の所定の波形を検出
    したときは、上記出力切換手段は上記第1のサンプルホ
    ールド手段からRF信号を出力し、上記レベル調整手段
    がRF信号の所定の波形を検出しないときは、上記出力
    切換手段は上記第2のサンプルホールド手段からRF信
    号を出力するように、上記出力切換手段の出力切換を制
    御する制御手段と、 上記出力切換手段から出力されたRF信号のレベルと基
    準レベルとの差分を検出して、その差分が零になるよう
    に上記レベル調整手段を制御する差分検出手段とを備え
    ることを特徴とする映画フィルムの再生装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記レベル調整手段が
    上記RF信号の所定の波形を所定回数連続して検出した
    ときは、上記出力切換手段は上記第1のサンプルホール
    ド手段からRF信号を出力し、上記レベル調整手段がR
    F信号の所定の波形を所定回数連続して検出することが
    できないときは、上記出力切換手段は上記第2のサンプ
    ルホールド手段からRF信号を出力するように、上記出
    力切換手段の出力切換を制御することを特徴とする請求
    項1記載の映画フィルムの再生装置。
JP8163027A 1996-06-24 1996-06-24 映画フィルムの再生装置 Withdrawn JPH1020419A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8163027A JPH1020419A (ja) 1996-06-24 1996-06-24 映画フィルムの再生装置
CN97191075.8A CN1198823A (zh) 1996-06-24 1997-06-20 电影胶卷的再生装置
PCT/JP1997/002140 WO1997050018A1 (fr) 1996-06-24 1997-06-20 Dispositif permettant de passer un film
DE69724747T DE69724747T2 (de) 1996-06-24 1997-06-20 Kinofilmprojektionsvorrichtung
EP97927413A EP0846980B1 (en) 1996-06-24 1997-06-20 Device for playing a movie film
US09/027,370 US6028657A (en) 1996-06-24 1998-02-20 Reproducing apparatus for reproducing motion picture film

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8163027A JPH1020419A (ja) 1996-06-24 1996-06-24 映画フィルムの再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1020419A true JPH1020419A (ja) 1998-01-23

Family

ID=15765804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8163027A Withdrawn JPH1020419A (ja) 1996-06-24 1996-06-24 映画フィルムの再生装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6028657A (ja)
EP (1) EP0846980B1 (ja)
JP (1) JPH1020419A (ja)
CN (1) CN1198823A (ja)
DE (1) DE69724747T2 (ja)
WO (1) WO1997050018A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002513171A (ja) * 1998-04-27 2002-05-08 マキシビジョン シネマ テクノロジィ 映画フィルムを製作する方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7961127B2 (en) * 2007-07-23 2011-06-14 Micron Technology, Inc. Variable gain stage having same input capacitance regardless of the stage gain

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0570524B1 (en) * 1991-02-04 1996-01-03 Dolby Laboratories Licensing Corporation Storage medium and apparatus for recovering information from such medium by oversampling
US5508761A (en) * 1993-12-07 1996-04-16 Sony Corporation Apparatus for reproducing a digital pattern from motion picture film, and the motion picture film
JPH07281324A (ja) * 1994-04-08 1995-10-27 Sony Corp 映画フィルムのオーディオデータ再生装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002513171A (ja) * 1998-04-27 2002-05-08 マキシビジョン シネマ テクノロジィ 映画フィルムを製作する方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE69724747T2 (de) 2004-08-19
CN1198823A (zh) 1998-11-11
WO1997050018A1 (fr) 1997-12-31
DE69724747D1 (de) 2003-10-16
EP0846980B1 (en) 2003-09-10
EP0846980A1 (en) 1998-06-10
US6028657A (en) 2000-02-22
EP0846980A4 (en) 1999-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100312615B1 (ko) 광디스크 재생/기록기의 서보제어방법 및 장치
US4152734A (en) Automatic tracking for a playback transducer
KR0162215B1 (ko) 비정상 속력 재생시의 자동 트래킹 장치 및 그 방법
EP0450529B1 (en) Motor servo circuit for disc reproduction apparatus
JPH1020419A (ja) 映画フィルムの再生装置
JPH01321887A (ja) 回転制御装置
US4425583A (en) Video disc player having time base variations eliminated in both audio and video signals
KR930003248B1 (ko) 자기기록 재생장치의 트래킹 장치
KR950000419B1 (ko) 자기 기록재생 장치용 자동 트래킹 시스템
US5448367A (en) Apparatus for automatically controlling generation of a head switching signal
JP2626057B2 (ja) 回転ヘッド型再生装置
JPH05299738A (ja) レーザダイオード制御回路および光ディスク駆動装置
JPS59116907A (ja) 記録レベルの自動設定方法
JPH0633579Y2 (ja) 時間軸誤差補正装置
JP2754731B2 (ja) 回転ヘッド型再生装置
JPH1145480A (ja) 記録又は再生装置
JPH0997440A (ja) 光学情報記録再生装置
JP2541845B2 (ja) 磁気再生装置のトラッキング方法
JPS6349974Y2 (ja)
JP2668177B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPS61110358A (ja) サ−ボ回路
JPS63224068A (ja) デイスクプレ−ヤの時間軸制御方式
JPH0676212A (ja) 画像記録再生装置
JPH069093B2 (ja) 磁気再生装置のトラッキング方法
JPH0356040B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030902