JPH10203544A - 液状物押出し容器およびその製造方法 - Google Patents

液状物押出し容器およびその製造方法

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JPH10203544A
JPH10203544A JP9023338A JP2333897A JPH10203544A JP H10203544 A JPH10203544 A JP H10203544A JP 9023338 A JP9023338 A JP 9023338A JP 2333897 A JP2333897 A JP 2333897A JP H10203544 A JPH10203544 A JP H10203544A
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JP
Japan
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axis side
elliptical
body member
container
cross
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Pending
Application number
JP9023338A
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English (en)
Inventor
Minoru Machida
稔 町田
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Pilot Corp
Original Assignee
Pilot Corp
Pilot Pen Co Ltd
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Publication date
Application filed by Pilot Corp, Pilot Pen Co Ltd filed Critical Pilot Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 胴部材の横断面形状が楕円形または長円形で
ある液状物押出し容器において、首部に、液状物の押出
口を構成する栓部材を嵌合する際に、座屈することな
く、且つスクイ−ズ性の良い液状物押出し容器を提供す
ることである。 【解決手段】 液状物押出し容器において、胴部材の横
断面形状の短軸側と長軸側の肉厚の比が、短軸側の肉厚
を1としたときに長軸側が0.8〜1.2になる構成と
する。また、胴部材の横断面形状が楕円形または長円形
である液状物押出し容器を、短軸側より長軸側の湯道幅
を広くして長軸側を流れる樹脂量が多くなるように、楕
円形または長方形のマンドレルまたは/およびブッシン
グを削り、該マンドレルまたは/およびブッシングを用
いて、ブロー成形により液状物押出し容器を製造する製
造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器の胴部材を押
圧することにより内部に充てんした液状物を押出口より
外部に押し出し、押圧を解除することにより元の形状に
復帰するスクイーズ性を有した胴部材の横断面形状が楕
円形または長円形である液状物押出し容器およびその製
造方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来より、内部に修正液や糊を充てんした
修正ペンや糊の容器においては様々な形状の物がある
が、こうした容器においてほとんどの物が、胴部材を押
圧することにより内部に充てんした液状物を押出口より
外部に押し出し、押圧を解除することにより元の形状に
復帰するスクイーズ性を有した容器である。こうした容
器は図1に示すように、首部12に液状物(図示せず)
の押出口15を構成する栓部材bが嵌合してあり、ま
た、内部に充てんした液状物の固化を防止するためにキ
ャップ(図示せず)が嵌着するようになっている。嵌合
部は栓部材が嵌着するために硬質の樹脂で形成されてい
る。
【0003】前記容器において、胴部材の横断面形状が
楕円形または長円形である場合、ブロー成形において容
器を製造すると、材料を金型に流し込んだ時点で長軸側
と短軸側の肉厚が均一になるようにしているが、ブロー
後、長軸側の肉厚が短軸側の肉厚を1としたとき0.4
程度に薄くなってしまうという現象がある。そのため
に、首部に前記栓部材を嵌合しようとすると、胴部材の
肩部が座屈してしまう。座屈を防止するための対策とし
て、長軸側の肉厚を厚くするために、元の肉厚より厚く
すると全体の肉厚が厚くなってしまい容器のスクイーズ
性が悪くなってしまうという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題を鑑
み、胴部材の横断面形状が楕円形または長円形である液
状物押出し容器において、首部に、液状物の押出口を構
成する栓部材が嵌合する際に、座屈することなく、且つ
スクイーズ性の良い液状物押出し容器を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明では、胴部材を押圧することにより内部に充て
んした液状物を押出口より外部に押し出し、押圧を解除
することにより元の形状に復帰するスクイーズ性を有し
た、胴部材の横断面形状が楕円形または長円形である液
状物押出し容器において、前記胴部材の横断面形状の短
軸側と長軸側の肉厚の比が、短軸側の肉厚を1としたと
きに長軸側が0.8〜1.2になる構成とする。
【0006】また、胴部材の横断面形状が楕円形または
長円形である液状物押出し容器を、短軸側より長軸側の
湯道幅を広くして長軸側を流れる樹脂量が多くなるよう
に、楕円形または長方形のマンドレルまたは/およびブ
ッシングを削り、該マンドレルまたは/およびブッシン
グを用いて、ブロー成形により液状物押出し容器を製造
する製造方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、スクイーズ性を有し
た、胴部材の横断面形状が楕円形または長円形である液
状物押出し容器において、胴部材の横断面形状の短軸側
と長軸側の肉厚の比を、1:0.8〜1.2とする液状
物押出し容器およびそのブロー成形による製造方法であ
る。
【0008】容器の材質としては、スクイーズ性を得ら
れる物であれば良く、内部に充てんする液状物によって
は、且つ気体透過性の優れたものが良い。具体例として
は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレ
フタレート、塩化ビニール、およびナイロンなどが挙げ
られる。
【0009】また、前記容器は、内部に充てんする液状
物の性質に対応して、例えば内側をポリプロピレン、外
側をナイロンなどのように前記材質を複数層にて形成し
てもよい。
【0010】また、内部に充てんする液状物は、修正
液、糊および化粧具などの塗布具を用いる一般的な液状
物を適宣選択できる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。液
状物押出し容器1は、胴部材a、栓部材bおよびキャッ
プ(図示せず)とからなる構造である。胴部材aの形状
は、胴部材aの横断面形状が楕円形で首部12の横断面
形状が円形の形状である。首部12には、胴部材aの内
部に充てんした液状物(図示せず)の押出口15を構成
する栓部材bを凹凸嵌合Fにより嵌合し、該栓部材bに
はキャップが嵌着した構造である。胴部材aの押圧部1
0を押圧することにより、先端の押出口15により液状
物を塗布する。
【0012】従来の前記形状の胴部材aを製造する際に
用いた楕円形のマンドレル20およびブッシング21を
用いて、ポリエチレンによりブロー成形を行うが、予め
ブッシング21の長軸側を削り、短軸側より長軸側の湯
道幅を広くして長軸側に流れる樹脂量を多くして長軸側
の肉厚を厚くして、ブロー成形を行った。成形後、胴部
材aの横断面の短軸側の肉厚hと長軸側の肉厚Hの比を
測定したところ、1:1であった。
【0013】次に、比較例1および2として、従来のマ
ンドレルおよびダイスを用いて、ポリエチレンを用い
て、ブロー成形を行い胴部材(図示せず)を製造し、胴
部材の肩部の横断面の短軸側の肉厚と長軸側の肉厚の比
を測定したところ、1:0.4と1:0.6であった。
以下、ブッシング21の長軸側の削り代Lを変えて、実
施例1と同様にしてブロー成形した。胴部材の横断面の
短軸側の肉厚hと長軸側の肉厚Hを測定し、その肉厚比
を求めたものを、表1に示した。本願発明の寸法関係に
該当するものを実施例とし、そうでないものを比較例と
して通し番号を付した。
【0014】
【表1】
【0015】実施例および比較例の胴部材には、当社の
市販品の修正液を充てんし、首部分にポリエチレンテレ
フタレートで成形した栓部材を凹凸嵌合し、その際の胴
部材の肩部の座屈強度を確認した。また、修正液を塗布
する際の押圧部のスクイーズ性についての性能試験を行
った。
【0016】試験方法および評価方法については、次の
要領で行った、栓部材を首部分に実際に嵌合してみて、
胴部材の肩部の座屈強度を判断した。 座屈が全く生じない状態 ・・・・・・ ○ 座屈が少しでも生じた状態 ・・・・・・ × 筆記用紙の紙上に実際に塗布してみて、押圧部のスクイ
ーズ性を判断した。 スクイーズ性が良い ・・・・・ ○ スクイーズ性が悪い ・・・・・ × その結果は、表1に示す通りである。
【0017】比較例1および2は、栓部材を首部に嵌合
した際に、胴部材の肩部が若干座屈してしまった。
【0018】比較例3および4は、胴部材の長軸側の肉
厚が厚すぎて、胴部材の押圧部を従来の容器よりかなり
強く押圧しなければ修正液を塗布できなかった。また、
押圧力を解除してもすぐに元の形状に戻らず、ゆっくり
と元の形状に戻った。
【0019】
【発明の効果】本発明の液状物押出し容器は、前述した
構成なので、栓部材を首部に勘合する際に、胴部材の肩
部の、製造過程よる不留りの向上をもたらすことができ
る。また、胴部材の肉厚を従来の容器のものより厚くす
る必要がないので、スクイーズ性を損なうこともない。
さらには、内部に充てんした液状物の固化を防止するた
めの栓部材を嵌合部に強固に嵌着できる構造とすること
ができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器の要部の縦断面図である。
【図2】本発明の容器の要部の縦断面図である。
【図3】図1のI−I線部断面図である。
【図4】本発明のマンドレルおよびブッシングの要部の
断面図である。
【図5】図4のII−II線部断面図である。
【符号の説明】
1 液状物押出し容器 a 胴部材 b 栓部材 10 押圧部 11 肩部 12 首部 15 押出口 20 マンドレル 21 ブッシング F 凹凸嵌合部 h 短軸側肉厚 H 長軸側肉厚 L 削り代

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴部材を押圧することにより内部に充てん
    した液状物を押出口より外部に押し出し、押圧を解除す
    ることにより元の形状に復帰するスクイーズ性を有し
    た、胴部材の横断面形状が楕円形または長円形である液
    状物押出し容器において、前記胴部材の横断面形状の短
    軸側と長軸側の肉厚の比が、短軸側の肉厚を1としたと
    きに長軸側が0.8〜1.2になることを特徴とする液
    状物押出し容器。
  2. 【請求項2】胴部材の横断面形状が楕円形または長円形
    である液状物押出し容器を、短軸側より長軸側の湯道幅
    を広くして長軸側を流れる樹脂量が多くなるように、楕
    円形または長方形のマンドレルまたは/およびブッシン
    グを削り、該マンドレルまたは/およびブッシングを用
    いて、ブロー成形により液状物押出し容器を製造する製
    造方法。
JP9023338A 1997-01-22 1997-01-22 液状物押出し容器およびその製造方法 Pending JPH10203544A (ja)

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JPH10203544A true JPH10203544A (ja) 1998-08-04

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