JPH10203529A - 折り畳みコンテナ - Google Patents

折り畳みコンテナ

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JPH10203529A
JPH10203529A JP869797A JP869797A JPH10203529A JP H10203529 A JPH10203529 A JP H10203529A JP 869797 A JP869797 A JP 869797A JP 869797 A JP869797 A JP 869797A JP H10203529 A JPH10203529 A JP H10203529A
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Manabu Fukuda
学 福田
Masahiro Hironaka
雅博 廣中
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Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立ち上がり片と側板の下端部外面との間の隙
間に浸入した水が折り畳みコンテナ内に入らない。 【解決手段】 外周に立ち上がり片1を突設した底板2
と、上枠3と、上端部が上枠3に回動自在に軸支され且
つ下端部が底板2に回動自在に枢支された一対の長辺側
の側板4と、上端部又は下端部の一端部が上枠3又は底
板2のいずれか一方に回動自在に枢支された一対の短辺
側の側板5とで折り畳みコンテナ6を構成する。両長辺
側の側板4を起立させると共に両短辺側の側板5を起立
させた状態で、長辺側の側板4の下端部外面及び短辺側
の側板5の下端部外面が底板2の立ち上がり片1の内側
に沿って起立する。底板2の上面部の外周に立ち上がり
片1の内側に沿って排水溝7を形成する。排水溝7に連
通した外部に排水するための排水部7aを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折り畳みコンテナ
において内部に水が浸入するのを防止するための技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】外周に上方に向けて立ち上がり片を突設
した平面視長方形状をした底板と、平面視長方形状をし
た上枠と、上端部が上枠に回動自在に枢支され且つ下端
部が底板に回動自在に枢支された一対の長辺側の側板
と、上端部又は下端部の一端部が上枠又は底板のいずれ
か一方に回動自在に枢支された一対の短辺側の側板とで
構成され、折り畳み状態において底板上に内側に折り畳
んだ長辺側の側板と短辺側の側板とが重ねられ、両長辺
側の側板を起立させると共に両短辺側の側板を起立させ
た状態で、長辺側の側板の下端部外面及び短辺側の側板
の下端部外面が底板の立ち上がり片の内側に沿って起立
するようにした折り畳みコンテナが知られている。この
折り畳みコンテナは、上下両端部を上枠と底板とに回動
自在に枢支した長辺側の折り畳み自在な側板は組み立て
る際に、内側から起立させながら、長辺側の底板の下端
部の外面を底板の長辺側の立ち上がり片の内側に沿って
起立させることで、起立状態において外側に倒れないよ
うにしており、また、短辺側の側板も起立させた際に短
辺側の側板の下端部外面を短辺側の立ち上がり片に沿っ
て起立させることで、起立状態において外側に倒れない
ようにしている。
【0003】更に、上記底板の外周部において上方に突
設した立ち上がり片は、折り畳んだ状態で底板上に折り
畳んで重ねる側板を収納する役目をしている。これらの
理由により従来からこの種の折り畳みコンテナにおいて
は、底板の外周に立ち上がり片を突設するようになって
いる。ところが、折り畳みコンテナを組み立てた状態
で、側板に生じた結露水や、側板に付着した雨水が立ち
上がり片と側板の下端部外面との間から浸入して折り畳
みコンテナ内に浸入し、折り畳みコンテナ内に収納して
いる収納物に悪影響を及ぼすという問題がある。また、
折り畳みコンテナ内に収納している収納物を冷凍庫から
出した場合など立ち上がり片が堤として機能してしまっ
て、解凍液が折り畳みコンテナ内に溜まってしまい、内
容物に悪影響を及ぼすという問題がある。
【0004】更に、折り畳みコンテナに蓋体を取付ける
場合、一枚の大きな蓋を取付けると、蓋体の開閉に広い
スペースが必要であり、また、側板の大きさが上枠より
も小さいと、蓋体の一端部を上枠に枢支した場合、蓋体
を開いた際に側板に沿わせて垂直に垂らすことができ
ず、蓋体が斜めになってしまって蓋体が邪魔になるとい
う問題がある。そこで、平面視長方形状をした上枠の対
向する2辺にそれぞれ扉体を回動自在に取付け、両蓋体
を閉じることで、上枠の開口部を閉じるようにし、開い
た場合には両側の蓋体をそれぞれ両側の側板に沿わせて
垂直に垂らすことができるようにすることが考えられて
いる。
【0005】ところが、このように2枚の蓋体を閉じた
場合、両蓋体の先端部間から内部に水が浸入するという
問題がある。更に、両蓋体を閉じた際に、積み重ねたり
することで上方から荷重がかかると、両蓋体の先端部間
が広がってしまうという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、立ち上がり片
と側板の下端部外面との間の隙間から水が浸入しても、
この水が折り畳みコンテナ内に浸入するのが防止でき、
また、2枚の蓋体の先端の重複部分から内部に水が浸入
するのを確実に防止でき、更に、両蓋体を閉じた際に両
蓋体の先端部間が広がらないようにできる折り畳みコン
テナを提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記本発明の課題を解決
するために本発明の折り畳みコンテナは、外周に上方に
向けて立ち上がり片1を突設した平面視長方形状をした
底板2と、平面視長方形状をした上枠3と、上端部が上
枠3に回動自在に軸支され且つ下端部が底板2に回動自
在に枢支された一対の長辺側の側板4と、上端部又は下
端部の一端部が上枠3又は底板2のいずれか一方に回動
自在に枢支された一対の短辺側の側板5とで構成され、
折り畳み状態において底板2上に内側に折り畳んだ長辺
側の側板4と短辺側の側板5とが重ねられ、両長辺側の
側板4を起立させると共に両短辺側の側板5を起立させ
た状態で、長辺側の側板4の下端部外面及び短辺側の側
板5の下端部外面が底板2の立ち上がり片1の内側に沿
って起立するようにした折り畳みコンテナ6であって、
底板2の上面部の外周に立ち上がり片1の内側に沿って
排水溝7を形成し、該排水溝7に連通した外部に排水す
るための排水部7aを設けて成ることを特徴とするもの
である。このような構成とすることで、立ち上がり片1
と長辺側の側板4との間又は立ち上がり片1と短辺側の
側板5との間から水が浸入しても、底板2の上面部の立
ち上がり片1の内側に沿って形成した排水溝7に沿って
流して排水部7aから外部に排水できて、折り畳みコン
テナ6の内部に浸入しないようになっている。
【0008】また、平面視長方形状をした上枠3の対向
する2辺にそれぞれ扉体8を回動自在に取付け、一対の
扉体8の先端部を重複させ、該一対の扉体8の先端部の
重複部分において下重複部9の上面部に端部に外部への
排出部10を有する排水凹溝部11部を形成することも
好ましい。このような構成とすることで、一対の蓋体8
を閉じて一方の蓋体8の下重複部9の上に他方の蓋体8
の上重複部12を重ねるのであるが、該下重複部9と上
重複部12との重複部分に水が浸入しても、下重複部9
の上面部に形成した排水凹溝部11に沿って水を流して
端部の排出部10から外部に排水できて、折り畳みコン
テナ6の内部に浸入しないようになっている。
【0009】また、上重複部12に嵌め込み用垂下片1
3を突設し、該嵌め込み用垂下片13を排水凹溝部11
の下重複部9の先端側に近い側面側に偏らせて嵌め込む
ことも好ましい。このような構成とすることで、一対の
扉体8間が広がろうとするのを嵌め込み用垂下片13の
排水凹溝部11への嵌め込みにより防止することができ
るものであり、しかも、嵌め込み用垂下片13を排水凹
溝部11内に嵌め込むといえども嵌め込み用垂下片13
を排水凹溝部11の下重複部9の先端側に近い側面側に
偏らせて嵌め込むことで、下重複部9と上重複部12と
の重複部分に浸入した水が排水凹溝部11内を流れるの
に支障がないものであり、また、排水凹溝部11に嵌め
込まれた嵌め込み用垂下片13によっても水のそれ以上
の浸入が防止されることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付図面に示す実施
形態に基づいて説明する。本発明の折り畳みコンテナ6
は、図3乃至図8に示すように、平面視長方形状をした
底板2と、平面視長方形状をした上枠3と、上側板部1
5と下側板部16とを中間枢支部17で折り畳み自在に
枢支した一対の長辺側の側板4と、一対の短辺側の側板
5とを組み立てて構成してある。
【0011】ここで、図9に示すように、底板2の外周
部には上方に向けて立ち上がり片1が全長にわたって突
出形成してある。また、底板2の上面部の立ち上がり片
1の内側に沿って排水溝7が全長に形成してある。この
排水溝7には任意の位置に排水孔が形成してあって、該
排水孔が排水溝7から水を外部に排出するための排水部
7aとなっている。
【0012】図4に示すように、長辺側の側板4の上側
板部15の上端部の両側が軸18により上枠3に回動自
在に取付けてあり、また、長辺側の側板4の下側板部1
6の下端部の両側が軸19により底板2に回動自在に取
付けてある。そして、この長辺側の側板4は中間枢支部
17を中心にして内側に向けてく字状に折り畳むことが
できるようになっており、上側板部15と下側板部16
とが重なるように折り畳んだ状態で底板2の上面に重ね
られるようになっている。したがって、底板2の上面の
両側に両側の長辺側の側板4をそれぞれ折り畳んで重ね
ることができるように、長辺側の側板4を折り畳んだ状
態では底板2の短辺側の辺の長さの略1/2以下の長さ
に設定してある。
【0013】短辺側の側板5は上端部が上枠3に回動自
在に枢支してあり、折り畳む時には短辺側の側板5を回
動して略水平姿勢にした状態で上記底板2の上に折り畳
んで重ねている長辺側の側板4の上に重ねるようになっ
ている。上記のように長辺側の側板4、短辺側の側板5
を折り畳んだ状態では図7、図8に示すように、底板2
の外周の立ち上がり片1及び上枠3内に上記側板4、5
が収納されて外部から見えないようになっている。
【0014】そして、一対の長辺側の側板4を展延して
起立させると共に一対の短辺側の側板5を回動して起立
させることで図3、図4のように折り畳みコンテナ6を
容器状に組み立てるものである。この場合、図1に示す
ように、長辺側の側板4の上端部外面及び下端部外面は
それぞれ上枠3の内面、立ち上がり辺1の内面に近接対
向し、長辺側の側板4が外側に倒れないようになってい
る。ここで、更に、上側板部15と下側板部16とを枢
支する中間枢支部17が図1のように上側板部15の上
端の外面側と下側板部16の下端の外面側とを枢支して
いるので、この中間枢支部17の構造によっても、長辺
側の側板4が外側に折れるのを防止しており、更に、図
2に示すように、上側板部15の上端と下側板部16の
下端の外面側にそれぞれ折れ曲がり防止突片20を設け
て、起立姿勢において、上側板部15の下端の折れ曲が
り防止突片20が下側板部16の上端部内面に当接し、
下側板部16の上端の折れ曲がり防止突片20が上側板
部15の下端部内面に当接することによっても、長辺側
の側板4が外側に折れるのを防止している。
【0015】一方、短辺側の側板5を回動して起立させ
ると、図2に示すように、短辺側の側板5の下端部外面
が立ち上がり片1の内面に近接対向し、短辺側の側板5
の下端部が外側に飛び出すのが防止してある。そして、
短辺側の側板5を起立させることで、短辺側の側板5の
両端部がそれぞれ両側の起立した長辺側の側板4の内面
に当接し、これにより短辺側の側板5を回動して略水平
姿勢にしないかぎり長辺側の側板4が内側に折り曲げら
れないようになっている。つまり、折り畳みコンテナ6
を容器状に組み立てた状態が保持されるのである。
【0016】平面視長方形状をした上枠3の対向する長
辺側の縁部には図23に示すようにヒンジ部材21によ
りそれぞれ蓋体8を回動自在に取付けてある。蓋体8は
図12乃至図22に示すようなもので、対向する長辺の
一方側にヒンジ部材21の取付け部22を有しており、
他の長辺側の長辺に沿った片側半分が下重複部9となっ
ており、他の片側半部が前方に向けて突出した突片とな
っていて該突片が上重複部12となっている。下重複部
9と上重複部12との境界部分は斜めに傾斜した傾斜縁
部23となっている。
【0017】下重複部9の上面部は蓋体8の上面部より
も一段下方に下がっており、図14に示すようにこの下
重複部9の上面部には下重複部9の全長にわたって排水
凹溝部11が形成してあり、該排水凹溝部11の一端部
は下重複部9上において上記傾斜縁部23に沿って下重
複部9の先端まで到るように形成してある。該傾斜縁部
23に沿った排水凹溝部11の先端は堰35により止水
してある。排水凹溝部11の他端部は外側方に開口して
排出部10となっている。
【0018】上重複部12は下重複部9にぴったりと重
複することができる形状となっており、この上重複部1
2の下面部は蓋体8の下面部よりも一段上方に上がって
いる。そして、この下重複部9の下面部に嵌め込み用垂
下片13が下重複部9の長手方向にわたって垂設してあ
る。上枠3の上端部の内周部には上方に向けて上突出片
24が突設してあり、一対の蓋体8を回動して上枠3の
開口を閉じた状態で蓋体8の外端部に設けた垂下縁片2
5が上記上突出片24の外側に位置して上突出片24を
覆うようになっている。この場合、蓋体8に下方に向け
て凹設することで排水凹溝部11が形成されるので、こ
の排水凹溝部11の下面側が嵌まり込むための切欠部2
7を上記上突出片24に形成してある。したがって、排
水凹溝部11を下方に凹設しても蓋体8を閉じるのに支
障がなくなったものであり、しかも該排水凹溝部11の
端部の排出部10は上突出片24よりも外側において外
部に開口することになり、排出部10から排出する水が
折り畳みコンテナ6内に浸入することがないようにして
いる。
【0019】一対の蓋体8は互いに180°回転対称と
なるように配置されるものであり、蓋体8を閉じるに
は、両蓋体8をヒンジ部材21部分を中心にして回動
し、一方の蓋体8の下重複部9に他方の蓋体8の上重複
部12を重ねると共に他方の蓋体の下重複部9に一方の
蓋体8の上重複部12を重ねるものである。この場合、
各上重複部12に突設した嵌め込み用垂下片13が排水
凹溝部11の下重複部9の先端側に近い側面側に偏らせ
て嵌め込まれるものである。
【0020】上記のような構成の本発明においては、折
り畳みコンテナ6を組立てた状態で、結露水や雨水等の
水が立ち上がり片1と長辺側の側板4との間又は立ち上
がり片1と短辺側の側板5との間から浸入しても、この
立ち上がり片1と側板との間から浸入した水は底板2の
上面部の立ち上がり片1の内側に沿って形成した排水溝
7に沿って流れて排水部7aから外部に排水され、折り
畳みコンテナ6の内部に浸入しないようなっている。ま
た、折り畳みコンテナ6内に収納している収納物を冷凍
庫から出した場合なども、排水凹溝部11に沿って流し
て排水部7aから外部に排水することができるものであ
る。
【0021】一方、上枠3は一対の蓋体8を閉じること
で、折り畳みコンテナ6の上開口を閉じるのであるが、
一対の蓋体8の先端部の重複部分から水が入っても、下
重複部9に設けた排水凹溝部11に流れ込み、排水凹溝
部11内を流れて端部の排出部10から外部に排出され
ることになり、したがって、蓋体8の先端部の重複部分
に水が入っても、これが折り畳みコンテナ6内に浸入し
ないようになっている。
【0022】ここで、図13に示すように、嵌め込み用
垂下片13が排水凹溝部11に嵌め込んであるので、一
対の扉体8間が広がろうとするのを嵌め込み用垂下片1
3の排水凹溝部11への嵌め込みにより防止するように
なっており、しかも、嵌め込み用垂下片13を排水凹溝
部11内に嵌め込むといえども嵌め込み用垂下片13を
排水凹溝部11の下重複部の先端側に近い側面側に偏ら
せて嵌め込むことで、下重複部9と上重複部12との重
複部分に浸入した水が排水凹溝部11内を流れるのに支
障がないものである。また、排水凹溝部11に嵌め込ま
れた嵌め込み用垂下片13によっても水のそれ以上の浸
入が防止されるようになっている。
【0023】なお、折り畳みコンテナ6を容器状に組み
立てた状態で上下多段に積み重ねることができるように
してある。このように上下に多段に積む場合には、最上
段の折り畳みコンテナ6に蓋体8があればよく、他の折
り畳みコンテナ6には蓋体8がない場合であってもよ
い。もちろん、下段の折り畳みコンテナ6にも蓋体8を
設けてもよいものである。いずれにせよ折り畳みコンテ
ナ6を容器状に組み立てたものを上下に多段に積み重ね
た場合、底板2の外端部に設けた排水部7aは上突出片
24よりも外側に位置するようになっており、立ち上が
り片1と側板の外面下端部との間の隙間から浸入した水
が排水溝7に流れて排水部7aから排水される際に、上
突出片24よりも外側において外部に排出され、下段の
折り畳みコンテナ6内に浸入することがないものであ
る。
【0024】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、底板の上面部の外周に立ち上がり片
の内側に沿って排水溝を形成し、該排水溝に連通した外
部に排水するための排水部を設けてあるので、立ち上が
り片と長辺側の側板との間又は立ち上がり片と短辺側の
側板との間から水が浸入しても、底板の上面部の立ち上
がり片の内側に沿って形成した排水溝に沿って流して排
水部から外部に排水できて、折り畳みコンテナの内部に
浸入せず、折り畳みコンテナ内に収納している収納物が
水でおかされず、また、折り畳みコンテナ内に収納して
いる収納物を冷凍庫から出した場合なども、排水凹溝部
に沿って流して排水部から外部に排水することができる
ものである。
【0025】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、平面視長方形状
をした上枠の対向する2辺にそれぞれ扉体を回動自在に
取付け、一対の扉体の先端部を重複させ、該一対の扉体
の先端部の重複部分において下重複部の上面部に端部に
外部への排出部を有する排水凹溝部を形成してあるの
で、一対の蓋体を閉じて一方の蓋体の下重複部の上に他
方の蓋体の上重複部を重ねるのであるが、該下重複部と
上重複部との重複部分に水が浸入しても、下重複部の上
面部に形成した排水凹溝部に沿って水を流して端部の排
出部から外部に排水できて、折り畳みコンテナの内部に
浸入せず、折り畳みコンテナ内に収納している収納物が
水でおかされないものである。
【0026】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項2記載の発明の効果に加えて、上重複部に嵌め
込み用垂下片を突設し、該嵌め込み用垂下片を排水溝の
下重複部の先端側に近い側面側に偏らせて嵌め込んであ
るので、一対の扉体間が広がろうとするのを嵌め込み用
垂下片の排水凹溝部への嵌め込みにより防止することが
できるものであり、しかも、嵌め込み用垂下片を排水溝
内に嵌め込むといえども嵌め込み用垂下片を排水凹溝部
の下重複部の先端側に近い側面側に偏らせて嵌め込むこ
とで、下重複部と上重複部との重複部分に浸入した水が
排水凹溝部内を流れるのに支障がないものであり、ま
た、排水凹溝部に嵌め込まれた嵌め込み用垂下片によっ
ても水のそれ以上の浸入が防止できるものであり、この
結果、折り畳みコンテナ内に収納している収納物が水で
おかされないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折り畳みコンテナの長辺側の側板を起
立させた状態の断面図である。
【図2】同上の短辺側の側板を起立させた状態の断面図
である。
【図3】同上の折り畳みコンテナを容器状に組み立てて
蓋体を閉じた状態の正面図である。
【図4】同上の側面図である。
【図5】同上の蓋を閉じた状態の平面図である。
【図6】同上の蓋を開いた状態の側面図である。
【図7】同上の折り畳んだ状態の正面図である。
【図8】折り畳んだ状態の側面図である。
【図9】同上の底板の平面図である。
【図10】図9のAーA線断面図である。
【図11】図9のBーB線断面図である。
【図12】同上の排水凹溝部による排水を説明するため
の蓋体を閉じた状態の平面図である。
【図13】同上の蓋体の先端部の重ね合わせ部分におけ
る排水を説明するための一部破断した斜視図である。
【図14】同上に用いる蓋体の平面図である。
【図15】同上の蓋体の底面図である。
【図16】同上の正面図である。
【図17】同上の側面図である。
【図18】同上の嵌め込み用垂下片の断面図である。
【図19】同上の排水凹溝部の断面図である。
【図20】同上の下重複と上重複部とを示す説明図であ
る。
【図21】図14のCーC線断面図である。
【図22】図14のDーD線断面図である。
【図23】同上の蓋体を上枠にヒンジ部材により取付け
た部分の断面図である。
【符号の説明】
1 立ち上がり片 2 底板 3 上枠 4 長辺側の側板 5 短辺側の側板 6 折り畳みコンテナ 7 排水溝 7a 排水部 8 蓋体 9 下重複部 10 排出部 11 排水凹溝部 12 上重複部 13 嵌め込み用垂下片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に上方に向けて立ち上がり片を突設
    した平面視長方形状をした底板と、平面視長方形状をし
    た上枠と、上端部が上枠に回動自在に軸支され且つ下端
    部が底板に回動自在に枢支された一対の長辺側の側板
    と、上端部又は下端部の一端部が上枠又は底板のいずれ
    か一方に回動自在に枢支された一対の短辺側の側板とで
    構成され、折り畳み状態において底板上に内側に折り畳
    んだ長辺側の側板と短辺側の側板とが重ねられ、両長辺
    側の側板を起立させると共に両短辺側の側板を起立させ
    た状態で、長辺側の側板の下端部外面及び短辺側の側板
    の下端部外面が底板の立ち上がり片の内側に沿って起立
    するようにした折り畳みコンテナであって、底板の上面
    部の外周に立ち上がり片の内側に沿って排水溝を形成
    し、該排水溝に連通した外部に排水するための排水部を
    設けて成ることを特徴とする折り畳みコンテナ。
  2. 【請求項2】 平面視長方形状をした上枠の対向する2
    辺にそれぞれ扉体を回動自在に取付け、一対の扉体の先
    端部を重複させ、該一対の扉体の先端部の重複部分にお
    いて下重複部の上面部に端部に外部への排出部を有する
    排水凹溝部を形成して成ることを特徴とする請求項1記
    載の折り畳みコンテナ。
  3. 【請求項3】 上重複部に嵌め込み用垂下片を突設し、
    該嵌め込み用垂下片を排水凹溝部の下重複部の先端側に
    近い側面側に偏らせて嵌め込んで成ることを特徴とする
    請求項2記載の折り畳みコンテナ。
JP00869797A 1997-01-21 1997-01-21 折り畳みコンテナ Expired - Fee Related JP3695672B2 (ja)

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