JPH10203259A - 車載カメラ装置 - Google Patents

車載カメラ装置

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JPH10203259A
JPH10203259A JP9019980A JP1998097A JPH10203259A JP H10203259 A JPH10203259 A JP H10203259A JP 9019980 A JP9019980 A JP 9019980A JP 1998097 A JP1998097 A JP 1998097A JP H10203259 A JPH10203259 A JP H10203259A
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JP
Japan
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shield
liquid
lens
vehicle
liquid tank
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JP9019980A
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English (en)
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Noboru Matsunami
登 松波
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NIPPON BUYUU TEC KK
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  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 カメラのレンズが塵埃や泥水等によって汚れ
てしまうのを防止し、車体後方の良好な視界を常時確保
する。 【解決手段】 車体の後方を映すカメラ部20と、閉ル
ープ状に循環し、その循環経路の途中でカメラ部20の
レンズ20bの前方を遮る状態で通過してレンズ20b
に汚れがかかるのを防止する無端状の透明な遮蔽体30
と、カメラ部20のレンズ20bの前方を通過してきた
遮蔽体30から汚れを除去するクリーナ部40とを設け
る。クリーナ部40は、液体Eが貯留された液体漕41
と、遮蔽体30の汚れを掻き落とす掻落部と、遮蔽体3
0に残留している液体Eを拭い落とすワイパー43とを
備えており、液体漕41には液体Eが不足したことを検
出するセンサ45が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主としてトラックや
バス等の車体後部に取り付けられて使用される車載カメ
ラ装置に関する。より詳しくは、排気ガスなどの塵埃や
車輪によって跳ね上げられた泥水等によってカメラのレ
ンズが汚れてしまうのを防止することができ、車体後方
の良好な視界を常時確保することができる車載カメラ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の車載カメラ装置を示す模式
図である。
【0003】同図において、車載カメラ装置1は、レン
ズ2と、撮像部3と、制御部4とを有しており、レンズ
2を通じて撮像部3でとらえた映像を、制御部4により
映像信号Sとして出力するようになっている。
【0004】このような車載カメラ装置1は、例えば、
図5に示すように、箱型の荷台を備えたトラックTの車
体後部上端に取り付けられる。
【0005】5は車載カメラ装置1からの映像を映し出
すモニターであり、車体前方の視界を遮らないように運
転室T1のダッシュボード下に設けられている。
【0006】このような車載カメラ装置1とモニター5
とを利用することにより、運転者Pは、図中斜線で示し
たように、車体後方直下およびその近辺をモニター5で
見ることができ、後進時等における安全確認を行なうこ
とができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような車載カメラ
装置が取り付けられるトラックやバス等は、車体後部が
切り立った形状となっており、走行中に車体後方に気流
が巻き込まれやすい構造となっている。
【0008】このため、トラックやバス等の車体後部に
は、排気ガスなどの塵埃や車輪により跳ね上げられた泥
水等が付着しやすく、車体後部に取り付けられた車載カ
メラ装置1のレンズ2も汚れやすい状況にあった。
【0009】上述した従来の車載カメラ装置には、レン
ズ2が汚れるのを防止するための手段が設けられていな
かったため、走行中に車体後方に巻き込まれた塵埃等に
よりレンズ2が一旦汚れてしまうと、車体後方をモニタ
ー5で確認することができなくなるという不都合が生じ
る。
【0010】本発明の目的は、以上のような問題を解決
し、カメラのレンズが塵埃や泥水等によって汚れてしま
うのを防止することができ、車体後方の良好な視界を常
時確保することができる車載カメラ装置を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の車載カメラ装置は、車体の後方を映す
カメラ部と、閉ループ状に循環し、その循環経路の途中
で前記カメラ部のレンズの前方を遮る状態で通過してレ
ンズに汚れがかかるのを防止する無端状の透明な遮蔽体
と、この遮蔽体の循環経路の途中に設けられ、前記カメ
ラ部のレンズの前方を通過してきた遮蔽体から汚れを除
去するクリーナ部とを具備したことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の車載カメラ装置は、請求項
1記載の車載カメラ装置において、前記クリーナ部は、
前記遮蔽体を浸す液体が貯留された液体漕と、この液体
漕の液体の中に配置され、前記遮蔽体の汚れを掻き落と
す掻落部と、前記液体漕の液体の中を通過してきた前記
遮蔽体に接触し、遮蔽体に残留している液体を液体漕に
向けて拭い落とすワイパーとを備えていることを特徴と
する。
【0013】請求項3記載の車載カメラ装置は、請求項
2記載の車載カメラ装置において、前記クリーナ部に
は、前記液体漕の液体が規定量より不足した状態となっ
たことを検出するセンサが設けられていることを特徴と
する。
【0014】
【作用効果】請求項1記載の車載カメラ装置によれば、
無端状の透明な遮蔽体が、閉ループ状に循環し、その循
環経路の途中で車体の後方を映すカメラ部のレンズの前
方を遮る状態で通過してレンズに汚れがかかるのを防止
するようになっているので、走行中に排気ガスなどの塵
埃や車輪により跳ね上げられた泥水等が車体の後方に巻
き込まれてきて、カメラ部のレンズに向かってこれらの
汚れが飛んできたとしても、レンズに対して汚れが直接
かかることがなくなり、レンズの前方を通過する遮蔽体
にかかって、レンズの前方から移動されることとなる。
【0015】遮蔽体の循環経路の途中には、カメラ部の
レンズの前方を通過してきた遮蔽体から汚れを除去する
クリーナ部が設けられているので、このクリーナ部を通
過する間に遮蔽体の汚れは除去されて遮蔽体はきれいな
状態となる。
【0016】すなわち、カメラ部のレンズの前方を遮蔽
体が通過した際に遮蔽体に汚れが付着しても、その遮蔽
体の汚れた部分はクリーナ部できれいにされるので、カ
メラ部のレンズの前方には、常時、汚れの除去されたき
れいな状態の遮蔽体が送られることとなる。
【0017】したがって、請求項1記載の車載カメラ装
置によれば、塵埃等の影響によりカメラ部のレンズの視
界が損なわれるということがなくなり、車体後方の良好
な視界を常時確保することができるという効果が得られ
る。
【0018】請求項2記載の車載カメラ装置によれば、
請求項1記載の車載カメラ装置において、クリーナ部
は、遮蔽体を浸す液体が貯留された液体漕と、この液体
漕の液体の中に配置され、遮蔽体の汚れを掻き落とす掻
落部と、液体漕の液体の中を通過してきた遮蔽体に接触
し、遮蔽体に残留している液体を液体漕に向けて拭い落
とすワイパーとを備えているので、次のような作用効果
が得られる。
【0019】すなわち、カメラ部のレンズの前方を通過
してきて汚れの付着した遮蔽体は、まず、液体漕に貯留
された液体に浸されて、汚れが落ちやすい状態にされ
る。次いで、液体漕の液体の中に配置された掻落部によ
って遮蔽体に付着している汚れが掻き落とされて除去さ
れる。この場合、掻落部は液体の中において遮蔽体に付
着している汚れを掻き落とすようになっているので、遮
蔽体が傷付きにくいという効果が得られる。
【0020】液体漕の液体の中を通過してきた遮蔽体に
はワイパーが接触し、遮蔽体に残留している液体が液体
漕に向けて拭い落とされるようになっているので、液体
漕の液体がむやみに消費されることがなくなり、液体補
充等のメンテナンスの間隔を長くすることができる。
【0021】さらに、ワイパーにより遮蔽体に残留して
いる液体が拭い落とされる際に、仮に、遮蔽体に汚れが
残っていたとしても、汚れはワイパーによっても除去さ
れることとなるので、遮蔽体の汚れがより一層確実に落
とされるという効果が得られる。
【0022】請求項3記載の車載カメラ装置は、請求項
2記載の車載カメラ装置において、クリーナ部には、液
体漕の液体が規定量より不足した状態となったことを検
出するセンサが設けられているので、液体の不足がセン
サにより検出された場合にのみ液体の補充を行なえばよ
くなり、液体の量を目視確認するなどのメンテナンスを
定期的に行なう必要がなくなる。したがって、利用者の
負担を軽減することができるという効果が得られる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0024】図1(a)は本発明に係る車載カメラ装置
の一実施の形態を示す正面図、図1(b)は同じく右側
面図、図2(a)は図1(a)のa−a線拡大断面図、
図2(b)は図1(b)のb−b線拡大断面図である。
【0025】これらの図面において、10は車載カメラ
装置の筺体であり、正面側10aには窓10bが形成さ
れている。筺体10の背面側10cには、図示しない取
付用ボルトを挿通するための孔10dが設けられてい
る。
【0026】20はカメラ部であり、本実施の形態で
は、図2(a)に示すように、CCD撮像素子20aを
備えた小型カメラを用いている。20bはカメラ部20
のレンズであり、このレンズ20bを介してCCD撮像
素子20aに撮像が結像されるようになっている。20
cは基盤、20dは基盤20c上に取り付けられた制御
回路部である。CCD撮像素子20aにより得られた画
像信号は制御回路部20dを介して、後述するモニター
へ送出される。
【0027】図2(a)(b)において、30は無端状
の透明な遮蔽体であり、後述する上下一対のドラム3
1,32の間を閉ループ状に循環し、その循環経路の途
中でカメラ部20のレンズ20bの前方を遮る状態で通
過してレンズ20bに汚れDがかかるのを防止する役目
をなす。
【0028】この遮蔽体30の左右両側縁部には、図2
(b)に示すように、列状に連なる孔30aが設けられ
ている。
【0029】本実施の形態では、遮蔽体30として、ポ
リエステル等の素材よりなるフィルム状のものを用いて
いる。これにより、遮蔽体30は、ある程度の柔軟性を
有したものとなっており、後述するドラム31,32に
より無理なく循環されるようになっている。また、遮蔽
体30として望ましくは、伸縮性に乏しく、傷の付きに
くい素材のものを用いる。
【0030】31は遮蔽体30を循環駆動するための駆
動ドラム、32は従動ドラムである。
【0031】これら駆動ドラム31,従動ドラム32に
は、上述した遮蔽体30の孔30aに係合するピン31
a,32aがそれぞれ設けられている。
【0032】駆動ドラム31はベアリング31b,31
bによって、その両端が外周面側から回転可能に支持さ
れている。駆動ドラム31の内側には駆動モータ33が
配置されている。この駆動モータ33はL字形の支持体
33aで筺体10に固定されている。駆動モータ33の
出力軸33bにはピニオン33cが固定されており、こ
のピニオン33bが中間歯車34を介して駆動ドラム3
1の内周面に設けられている歯車31cと噛み合ってい
る。したがって、駆動モータ33を駆動させると、中間
歯車34を介して駆動ドラム1が回転駆動される。な
お、中間歯車34は筺体10に回転可能に固定されてい
る。
【0033】従動ドラム32は、軸32bにより筺体1
0の下部に回転可能に支持されている。
【0034】40は遮蔽体30の循環経路の途中に設け
られたクリーナ部である。このクリーナ部40は、筺体
10の下部に設けられた液体漕41と、掻落部としての
ブラシ42と、一対のワイパー43とを備えている。
【0035】液体漕41には、遮蔽体30を浸すための
液体Eが貯留されている。本実施の形態では、液体Eと
して、氷点降下剤が含まれた不凍液を用いている。
【0036】ブラシ42は、液体漕41の液体Eの中に
おいて遮蔽体30を前後から挟み込むようにして接触す
る状態に設けられており、遮蔽体30に付着した汚れを
掻き落とすようなっている。
【0037】ワイパー43,43は、ゴム性の素材より
なり、遮蔽体30の循環経路において、液体漕41より
も下流側に配置されており、液体漕41の液体Eの中を
通過してきた遮蔽体30に対してこれを両側から挟むよ
うにして接触し、遮蔽体30に残留している液体Eを液
体漕41に向けて拭い落とすようになっている。
【0038】45は液体漕41内に設けられた液面セン
サであり、液体漕41の液体Eが蒸発等により、規定量
より不足した場合には、これを検出して駆動モータ33
の回転を停止させるようになっている。本実施の形態で
は、液体Eの規定量を、ブラシ42が液体中に確実に浸
る量となるように設定してある。
【0039】このような構成を有する車載カメラ装置K
は、図3に示すように、トラックT等の荷台T2の後部
に取り付けられて使用される。
【0040】図3において、50は運転室T1に設けら
れ、車載カメラ装置Kからの映像を映し出すモニター、
60は同じく運転室T1に設けられているルームミラー
である。
【0041】車載カメラ装置Kは、荷台T2の後部にお
いて、運転者Pの目線とほぼ同じ高さに配置されてお
り、図中斜線A1で示した、車体後方の広い範囲を映す
ようになっている。
【0042】モニター50は、運転席T11側方の、運
転席T11からルームミラー60を通して見ることが可
能な範囲において、表示面51が車体の前方へ向くよう
に取り付けられている。本実施の形態では、モニター5
0は運転席T11側方後部の窓T12の前面(運転室T
1側)に取り付けられている。モニター50としては、
薄型で軽量の液晶タイプの表示面を備えたものを用いて
いる。好ましくは、ルームミラー60の形状に合わせ
て、幅広の、比較的大型の表示面51を備えたものを用
いる。
【0043】このような車載カメラ装置Kとモニター5
0と既存のルームミラー60を用いることにより、運転
者Pは、ルームミラー60を通してこのモニター50に
映し出された車体後方の映像を見ることができる。
【0044】すなわち、運転者Pは、運転席T11側方
後部の窓T12が荷台T2で塞がれていても、ルームミ
ラー60を通常通り利用して車体後方を見ることができ
る。
【0045】なお、車載カメラ装置Kを下向きに取り付
けることにより、図3中斜線A2で示したように、車体
後方直下およびその近辺をモニター50に映し出すよう
にすることも可能である。また、車載カメラ装置Kのカ
メラ部20にレンズ20bの角度を調節することのでき
る装置を設け、この装置を運転室T1のシフトレバーT
13等の操作に対応させて作動するように設定し、シフ
トレバーT13をリバースポジションに入れた際に、図
3中斜線A2で示した範囲が自動的に映るように構成し
ても良い。
【0046】上述した本実施の形態の車載カメラ装置に
よれば、無端状の透明な遮蔽体30が、閉ループ状に循
環し、カメラ部20のレンズ20bの前方を遮る状態で
通過してレンズ20bに汚れがかかるのを防止するよう
になっているので、図3に示すように、走行中に排気ガ
スなどの塵埃Jや車輪により跳ね上げられた泥水D等が
車体の後方に巻き込まれてきて、これがカメラ部20の
レンズ20bに向かって飛んできたとしても、図2
(a)に示すように、レンズ20bに汚れD(J)が直
接かかることがなくなり、汚れD(J)は遮蔽体30に
かかってレンズ20bの前方から遮蔽体30の循環方向
(図2(a)中矢印X1方向)に移動される。
【0047】遮蔽体30の循環方向(図2(a)中矢印
X1方向)には、カメラ部20のレンズ20bの前方を
通過してきた遮蔽体30から汚れD(J)を除去するク
リーナ部40が設けられているので、このクリーナ部4
0を通過する間に遮蔽体30の汚れD(J)は除去され
て遮蔽体30はきれいな状態となる。
【0048】すなわち、カメラ部20のレンズ20bの
前方を遮蔽体30が通過した際に遮蔽体30に汚れD
(J)が付着しても、その遮蔽体30の汚れた部分はク
リーナ部40できれいにされるので、カメラ部20のレ
ンズ20bの前方には、常時、汚れD(J)の除去され
たきれいな状態の遮蔽体30が送られることとなる。
【0049】したがって、本実施の形態の車載カメラ装
置によれば、塵埃等の付着によりカメラ部20のレンズ
20bの視界が損なわれるということがなくなり、車体
後方の良好な視界を常時確保することができるという効
果が得られる。
【0050】クリーナ部40は、遮蔽体30を浸す液体
Eが貯留された液体漕41と、この液体漕41の液体E
の中に配置され、遮蔽体30の汚れを掻き落とすブラシ
42と、液体漕41の液体Eの中を通過してきた遮蔽体
30に接触し、遮蔽体30に残留している液体Eを液体
漕41に向けて拭い落とすワイパー43とを備えている
ので、次のような作用効果が得られる。
【0051】すなわち、カメラ部20のレンズ20bの
前方を通過してきて汚れの付着した遮蔽体30は、ま
ず、液体漕41に貯留された液体Eに浸されて、汚れが
落ちやすい状態にされる。次いで、液体漕41の液体E
の中に配置されたブラシ42によって遮蔽体30に付着
している汚れD(J)が掻き落とされて除去される。こ
の場合、ブラシ42は液体Eの中において遮蔽体30に
付着している汚れD(J)を掻き落とすようになってい
るので、遮蔽体30が傷付きにくいという効果が得られ
る。
【0052】液体漕41の液体Eの中を通過してきた遮
蔽体30にはワイパー43が接触し、遮蔽体30に残留
している液体Eが液体漕41に向けて拭い落とされるよ
うになっているので、液体漕41の液体Eがむやみに消
費されることがなくなり、液体補充等のメンテナンスの
間隔を長くすることができる。
【0053】さらに、ワイパー43により遮蔽体30に
残留している液体Eが拭い落とされる際に、仮に、遮蔽
体30に汚れD(J)が残っていたとしても、汚れはワ
イパー43によってさらにきれいに除去されることとな
り、遮蔽体30の汚れD(J)がより一層確実に落とさ
れるという効果が得られる。
【0054】また、クリーナ部40には、液体漕41の
液体Eが規定量より不足した状態となったことを検出す
るセンサ45が設けられているので、液体Eの不足がセ
ンサ45により検出された場合にのみ液体Eの補充を行
なえばよくなり、液体Eの量を目視確認するなどのメン
テナンスを定期的に行なう必要がなくなる。したがっ
て、利用者の負担を軽減することができるという効果が
得られる。
【0055】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の要旨の範囲内において適宜実施可能であ
る。
【0056】例えば、本発明の車載カメラ装置は、バ
ス、乗用車、ワンボックス車等に対しても取付可能であ
る。
【0057】また、カメラ部は、CCD撮像素子を用い
たものに限られるものではなく、他の方式のものも採用
し得る。
【0058】さらに、カメラ部には、ズーム機能を備え
たレンズを採用してもよい。
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る車載カメラ装置の一実施
の形態を示す正面図、(b)は同じく右側面図。
【図2】(a)は図1(a)のa−a線拡大断面図、
(b)は図1(b)のb−b線拡大断面図。
【図3】本発明に係る車載カメラ装置をトラックに取り
付けた状態を示す模式図。
【図4】従来技術の説明図。
【図5】従来技術の説明図。
【符号の説明】
20 カメラ部 20b レンズ 30 遮蔽体 40 クリーナ部 41 液体漕 42 ブラシ 43 ワイパー 45 センサ E 液体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の後方を映すカメラ部と、閉ループ
    状に循環し、その循環経路の途中で前記カメラ部のレン
    ズの前方を遮る状態で通過してレンズに汚れがかかるの
    を防止する無端状の透明な遮蔽体と、この遮蔽体の循環
    経路の途中に設けられ、前記カメラ部のレンズの前方を
    通過してきた遮蔽体から汚れを除去するクリーナ部とを
    具備したことを特徴とする車載カメラ装置。
  2. 【請求項2】 前記クリーナ部は、前記遮蔽体を浸す液
    体が貯留された液体漕と、この液体漕の液体の中に配置
    され、前記遮蔽体の汚れを掻き落とす掻落部と、前記液
    体漕の液体の中を通過してきた前記遮蔽体に接触し、遮
    蔽体に残留している液体を液体漕に向けて拭い落とすワ
    イパーとを備えていることを特徴とする請求項1記載の
    車載カメラ装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーナ部には、前記液体漕の液体
    が規定量より不足した状態となったことを検出するセン
    サが設けられていることを特徴とする請求項2記載の車
    載カメラ装置。
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