JPH10202A - 手袋装着装置およびその方法 - Google Patents

手袋装着装置およびその方法

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JPH10202A
JPH10202A JP8153784A JP15378496A JPH10202A JP H10202 A JPH10202 A JP H10202A JP 8153784 A JP8153784 A JP 8153784A JP 15378496 A JP15378496 A JP 15378496A JP H10202 A JPH10202 A JP H10202A
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housing
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finger
wearing
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JP8153784A
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Shigemitsu Yonezawa
澤 成 充 米
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Abstract

(57)【要約】 【課題】手術用の手袋は、手袋の装着が大変であった。
その弾性力に抗して強制的に装着する必要があり、傷が
付いて破れ易くなっていると、手術中に破れ、血液など
に触れ危険であった。手袋に孔が開いていると、その手
袋の孔を見つけ出す手段がなかった。 【解決手段】伸縮自在な部材で形成された手袋Wを手指
に装着する装置であって、前記手袋Wを囲む開口部を有
する筐体2と、この筐体の開口部3の近傍に設けた前記
手袋の挿入口Waを着脱自在に固定する固定手段4と、
前記筐体の所定位置に連通し、その筐体内の気圧を減少
させる減圧機構5とから構成される手袋装着装置1とし
て構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、天然および合成
ゴムなどの伸縮自在な部材で形成された手袋を簡単に装
着できる手袋装着装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、伸縮自在な手袋を装着する必要
がある作業には、病院の手術などがある。病院で使用さ
れる手袋は、メスなどの器具で細かい操作ができるよう
に、手先にフィットして違和感が無いように薄く形成さ
れている。また、手術の際は、医者の手を衛生的に保つ
ため、薬用石鹸などを使用し、ブラシにより手指を擦っ
て洗浄している。その後、ドライヤなどで乾燥させ、看
護婦などが、手袋の挿入口側から医者の手指に手袋を差
し込んで、強制的に手袋の弾性力に抗して指先が手袋の
指先側に到達するようにして装着しているのが現状であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の手袋の
装着方法では、以下に述べるような問題点があった。
【0004】 手術用の手袋は、伸縮自在な部材で手
指にフィットするように形成されているため、装着する
際に、強制的に手袋に手指を差し込む必要があるため、
手袋の装着が大変であった。特に、手指に汗をかいてい
る場合、手袋の内側に手指が張りついて装着が大変であ
った。
【0005】 手術用の手袋は、その弾性力に抗して
強制的に装着する必要があるため、爪などで手袋に傷や
孔が開くこともあり、特に、傷が付いて破れ易くなって
いると、B型肝炎やエイズなど接触感染の恐れのある患
者の手術中に破れ、血液などに触れ危険であった。 手袋に孔が開いていると、それを知らずに装着し使
用することになり、手術中に患者の血液などに触れ危険
であるが、その手袋の孔を見つけ出す手段がなかった。
【0006】この発明は、上記の問題点に鑑み創案され
たものであり、伸縮自在な手袋の装着が簡単で、手袋に
傷つけることなく装着でき、手袋に孔などが有る場合は
装着時に発見することができる手袋装着装置およびその
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、伸縮自在な部材で形成された手袋を手
指に装着する装置であって、前記手袋を囲む開口部を有
する筐体と、この筐体の開口部の近傍に設けた前記手袋
の挿入口を着脱自在に固定する固定手段と、前記筐体の
所定位置に連通し、その筐体内の気圧を減少させる減圧
機構とから構成される手袋装着装置として構成した。
【0008】また、伸縮自在な部材で形成された手袋を
手指に装着する装置であって、開口部を有する筐体と、
前記筐体の開口部の周縁に設けた送り機構と、前記筐体
外側で開口部から離れた位置に設けた手袋の挿入口の固
定手段と、前記筐体内に連通しその筐体内の気圧を減少
させる減圧機構と、前記固定手段を作動させるスイッチ
装置とからなる手袋装着装置として構成した。
【0009】そして、前記筐体は、開閉手段を備える連
結パイプを介して他の筐体と接続し、前記他の筐体に前
記減圧機構を連通した手袋装着装置として構成しても良
い。
【0010】さらに、前記筐体内の手袋に沿って、前記
手袋の膨張を規制する規制板部を設ける構成としても良
い。また、前記規制板部は、その手袋の手の平および手
の甲の部位に沿って設けた構成とすることや、前記規制
板部は、その内側面を手袋の形状に沿って袋状に設け、
その規制板部にその筐体内に連通する貫通部を設けた構
成としても構わない。
【0011】そして、前記規制板部は、前記筐体から着
脱自在に設けられると共に、前記規制板部の基端側に手
袋の挿入口が伸長された状態で係合される係合部を形成
し、その規制板部が前記筐体に装着された際に、その筐
体の固定手段により前記手袋の挿入口を固定する構成と
しても良い。
【0012】また、手袋の装着方法としては、伸縮自在
な部材で形成された手袋は、その手指の挿入口を固定手
段により固定し、前記手袋の外側面から挿入口までを密
閉した空間で囲繞すると共に、前記密閉した空間の空気
密度を減少させ、その手袋の内側の空気密度との差によ
り、その手袋を膨らませて手指を挿入する構成とした。
また、手指を手袋に挿入する際に、吹付ノズルを介して
空気を手袋内部に吹き入れながら行うと都合が良い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1(a)(b)は手袋装着装
置の全体を示す原理図および開口部側を示す正面図、図
2(a)(b)(c)(d)は手袋を装着する状態を示
す原理図、図3(a)(b)(c)は、手袋装着装置の
他の構成を示す原理図、図4(a)(b)(c)(d)
は、手袋装着装置の他の構成を示す原理図、図5は、手
袋装着装置の他の構成を示す原理図、図6(a)(b)
は、開口部に設けた送り機構の要部を示す斜視図,図7
(a)(b)は、他の構成を示す手袋装着装置の原理
図、図8(a)(b)は、手袋装着装置の応用例態を示
す側面図、図9は、手袋装着装置の使用状態を示す斜視
図、図10(a)(b)は、手袋装着装置の他の使用状
態を示す平面図および正面図である。
【0014】図1(a)(b)で示すように、手袋装着
装置1は、左右の手袋Wの開口部3(3)を備える筐体
2と、この筐体2の所定位置に設けたその筐体2内の気
圧を減圧する減圧機構5とから構成されている。そして
前記開口部3には、手袋Wの挿入口Waが装着固定でき
る左右の固定手段4(4)を備えている。また、前記減
圧機構5は、筐体内部に連通する減圧パイプ6と、この
減圧パイプ6から筐体内部の空気密度を減少させること
で気圧を減圧する減圧ポンプ(真空ポンプ)や制御機構
などの減圧装置7から構成されている。なお、前記筐体
2の内部を消毒するように、殺菌灯9を備える構成とす
ると都合が良い。
【0015】前記筐体2の開口部3は、掌部分が充分に
挿通できる大きさに形成され、手袋Wの開口Waが係合
できるように突部を形成している。そして、前記固定手
段4は、スイッチ部(図示せず)と、このスイッチ部の
オン動作により作動する固定爪部4aと、この固定爪部
4aを駆動する駆動機構とから構成され、前記固定爪部
4aは、前記スイッチ部のオン動作により図1の実線で
示す位置に前進して手袋Wの挿入口Waを固定し、前記
スイッチ部のオフ動作により図1の仮想線で示すように
後退して手袋Wの開口Waの固定を解除する構成として
いる。
【0016】なお、筐体2の上面側の板部分を殺菌灯か
らでる紫外線などの目に悪影響を及ぼす光を遮断し、か
つ透過性のあるプラスチックなどの部材で形成すると、
手袋Wが視認でき装着状態が分かるので都合が良い。
【0017】つぎに、手袋装着装置1の作用を図2に基
づいて説明する。はじめに、図2(a)で示すように、
手袋装着装置1の開口部3の位置に手袋Wの挿入口Wa
を伸長させた状態で係合する。そして、固定爪部4aを
作動させ、手袋Wの挿入口Waを固定する。つぎに、減
圧機構5を作動させ、筐体2内と手袋Wの外側面で囲繞
された空間の空気密度を減少させ、筐体2内の気圧を下
げると、図2(b)で示すように手袋Wの内側は筐体2
外の気圧と同じ一気圧であるため、手袋W内部を矢印の
ように気圧が圧して手袋Wを膨らませることになる。
【0018】減圧機構5により筐体2内および手袋Wで
囲繞される空間の気圧が0.5になれば、手袋Wは図2
(a)の状態から最大2倍の大きさに膨らむことにな
る。そのため、図2(c)で示すように、膨らんだ手袋
Wに手指を挿入すると、簡単に手指が手袋Wの先端側ま
で差し込むことが可能となる。なお、減圧機構5は、あ
らかじめ設定されている減圧状態に達成すると(筐体2
内に設けた真空計などによって検知する)、停止するよ
うに構成すると都合が良い。また、図2(c)の仮想線
で示すように、空気ノズルから空気を手袋内に吹き入れ
ながら手指を手袋に挿入すると、さらにスムーズに手袋
の装着が可能となる。
【0019】なお、手袋Wを手指に装着したら、固定手
段4を作動させて固定爪部4aを解除すると共に、手指
を筐体の奥側にさらに押し込むことで手袋Wの挿入口W
aを開口部3の係合から離脱することができる。そし
て、手袋Wが開口部3から離脱すると、筐体2外部の高
い空気密度が、筐体2内部の空気密度の低い側に融和し
て空気密度が同一になり、膨らんでいた手袋Wが装着し
ている手指にフィットする。
【0020】前記固定爪部4aを解除する場合は、筐体
2内部にスイッチ(センサスイッチや押しボタンスイッ
チ)を設けておき、その操作により固定爪部4aの解除
動作を行わせる構成にすると都合が良い。
【0021】また、前記固定爪部4aの作動機構をつぎ
のようにしても良い。すなわち、その固定爪部4aが常
に図1(b)の仮想線の位置になる方向にバネなどで付
勢させておき、手袋Wの挿入口Waを固定する位置に出
っ張ることで、その固定爪部4aを固定する突起を設
け、この突起が、手袋Wの手指を装着した後で、筐体内
のスイッチを操作すると没し、固定爪部4aをバネの力
で解除する構成としても構わない。さらに、前記手袋装
着装置1は、1つの筐体内に左右一対の開口部3、3を
形成する構成としているが、右手側と左手側を別の筐体
に形成しても構わない。
【0022】つぎに、図3に基づいて手袋装着装置10
の他の構成を説明する。なお、上記構成と同じ部材は同
じ符号を付して説明する。図3(a)で示すように、手
袋装着装置10は、左右の開口部3(3)を備える筐体
2と、前記開口部3(3)に設けた手袋Wの挿入口Wa
の左右の固定手段4(4)と、前記開口部3(3)から
筐体2内部側に設けた手袋Wの規制板部8(8)と、前
記筐体2の所定位置に設けた減圧機構5とから構成され
ている。
【0023】図3(a)で示すように、前記規制板部8
は、手袋Wの形状に沿って袋状に形成され、その表面に
貫通する貫通孔8aが複数形成されている。なお、手袋
装着装置10は、開口部3を上になるように設置すると
都合が良い。
【0024】そのため、手袋装着装置10に手袋Wを装
着して、筐体2内と手袋Wで囲繞される空間の空気密度
を減圧機構5により減少させると、手袋Wの内側にかか
る気圧より、筐体2内と手袋Wで囲繞される空間の気圧
が下がった分、手袋Wの内側からの気圧に圧され手袋W
は膨らむことになる。このとき、手袋Wの肉厚の違い
や、構造的な違い(指部分と掌部分)による膨らみのバ
ラツキがあっても、規制板部8が有ることから、その規
制板部8に、膨らみ易い部位は当接してそれ以上膨らむ
ことができず、その分膨らみにくい部位に気圧が掛か
り、規制板部8の形状に沿って手袋Wがほぼ均一な度合
いで膨らむこととなる。したがって、手指の挿入が容易
で手袋Wの装着が簡単にできる。
【0025】つぎに、図3(b)で示すように、手袋装
着装置20は、その開口部3(3)に基部側を固定して
設けた規制板部18(18)の構成が、上下に分割され
た上側ガイド18aと、下側ガイド18bとから構成さ
れている。そして、前記規制板部18は、上側ガイド1
8aと、下側ガイド18bとが所定間隔を開けた状態で
設けられており、手袋Wが膨らんだとき手指が挿入し易
いようにその内側の形状を形成している。そのため、手
袋Wを筐体2の開口部3側から規制板部18側に垂下し
てその挿入口Waを伸長した状態で、前記開口部3に係
合し、固定手段4によりその挿入口Waを固定する。
【0026】そして、減圧機構5を作動させ減圧装置7
により、筐体2の所定位置に設置した減圧パイプ6か
ら、筐体2内および手袋の外側で囲繞する空間の空気密
度を減少させる。そのため、手袋Wの内側の気圧が、前
記空間の気圧より大きくなることで、手袋Wは膨らむこ
とになる。このとき、手袋Wは、規制板部18に沿って
膨らみ、手指が挿入し易いようになる。
【0027】つぎに、図3(c)で示すように、手袋装
着装置30は、その開口部3(3)に基部側を固定して
設けた規制板部28を備えている。前記規制板部28
(28〔図面では一方のみ表示〕)は、手袋Wの手の甲
および掌部分が膨らんだときに当接して規制するように
構成されおり、上側ガイド28aと、下側ガイド28b
とから形成されている。これら上側および下側ガイド2
8a,28bは、平板状に形成されても良く、また、緩
やかに湾曲した板状に形成される構成でも良い。
【0028】したがって、減圧機構5の作動により手袋
Wが膨らむと、膨らみ易い手の甲あるいは掌部分が手指
側よりも先に大きく膨らむが、規制板部28により規制
され、その規制された分の気圧は、他の手指側を圧すた
め、指側も所定の大きさに膨らませることができる。そ
のため、手袋Wに手指を簡単に挿入することが可能とな
る。
【0029】なお、図3では、右手側の構成は左手側と
対称な構成であるため省略した。また、各手袋装着装置
30は、その左右の開口部3、3が、筐体2内部で仕切
られることなく構成されているが、左右の開口部3、3
を仕切り板で仕切り、その仕切られた空間の空気密度を
それぞれ減少させる減圧機構5、5を各々設ける構成と
しても構わない。また、右手と左手用を別体に設ける構
成でも良い。
【0030】さらに、殺菌灯を筐体2の所定位置に設け
る構成とすると都合が良い。そして、前記筐体2は、そ
の上面側の板を、殺菌灯の光の内、紫外線など目に悪影
響を及ぼす光を遮断して且つ透光性のある部材で形成す
ると、手袋内が視認できるため都合が良い。
【0031】つぎに、図4で示すように、この発明の他
の形態である手袋装着装置50の構成について説明す
る。手袋装着装置50は、図4(c)で示すように、開
口部23を有する筐体22と、この筐体22の所定位置
に設けた減圧機構25と、前記開口部23の近傍に設け
た固定手段24と、前記開口部23に着脱自在に設けら
れる手袋Wの規制板部48と、前記筐体22の所定位置
に設けた気圧弁29とから構成されている。
【0032】そして、前記規制板部48は、図4(a)
(b)で示すように、一方と他方のガイド部48a,4
8bとから構成されている。前記一方と他方のガイド部
48a,48bは、その内側を手袋Wが膨らんだときの
外形に沿って形成されており、指先の先端側に貫通孔4
8c,48cを形成し、さらに、基端側に手袋Wの挿入
口Waの係合部48d,48dを形成している。なお、
規制板部48は、合成樹脂、金属など、手袋Wが膨らん
だときにその膨らみを規制できる部材で構成され、好ま
しくは、手指の曲げる力で容易に曲げることのできるフ
レキシブルなプラスチックなどの部材で構成されると都
合が良い。
【0033】前記気圧弁29は、筐体22内を減圧して
手袋Wに手指を挿入した後に、作動させて開口すること
で、筐体22内の気圧を筐体22外の気圧と同じレベル
にするためのものである。なお、この気圧弁29は、フ
ットスイッチや、筐体22内に設けたスイッチ(図示せ
ず)などにより操作するように構成されている。
【0034】前記減圧機構25は、筐体22の所定位置
に設置した減圧パイプ26と、この減圧パイプ26に接
続した真空ポンプおよび制御機構などの減圧装置27と
から構成されている。
【0035】前記固定手段24は、前記ガイド48の基
端部側を、固定爪部24aが作動して固定する構成とし
ており、前記固定爪部24aは、シリンダなどの駆動部
により駆動される構成としている。なお、前記固定爪部
24aが、ガイド48の基部側を固定すると、センサス
イッチなどにより、減圧機構25を作動させる構成とす
ると都合が良い。
【0036】つぎに、手袋装着装置50の作動状態を図
4に基づいて説明する。まじめに、図6(a)で示すよ
うに、手袋Wをガイド48の一方のガイド部48aと、
他方のガイド部48bとを分離して、それらの間に手袋
Wを入れ、図4(b)で示すように、ガイド48内に手
袋Wを設置する。このとき、手袋Wの挿入口Waを、規
制板部48の係合部48dに伸長させた状態で係合させ
ている。
【0037】さらに、手袋Wを装着した規制板部48
を、筐体22の開口部23に挿入し、固定爪部24aに
より規制板部48の係合部48d側を固定すると、減圧
機構25が作動して、筐体22内の空気密度を減少させ
ることで、筐体内の気圧を下げる。筐体22内の気圧が
下がることで、手袋Wの外側にかかっていた気圧が減少
し、手袋Wの内側にかかる気圧が相対的に大きくなり、
図4(c)で示すように、手袋Wを膨らませる。そし
て、手袋Wが気圧により膨らむと、減圧機構25は停止
する構成としている。
【0038】そして、図4(b)で示すように、手袋W
の挿入口Wa側から手指を挿入して手指を手袋Wの装着
位置まで押し込み、気圧弁29をスイッチにより操作し
て気圧弁29を開口させ、筐体22外と内の気圧が均等
になるようにする。そのため、いままで膨らんでいた手
袋Wは、外側からの気圧に圧されて膨らんだ状態から元
の状態に戻るため、手指にフィットする。その後、図4
(d)で示すように、固定手段24を仮想線のように開
放し、手指をガイド48から抜き取ることで手袋Wを装
着することが可能となる。
【0039】つぎに、この発明の他の形態について図5
および図6に基づいて説明する。図5で示すように、手
袋装着装置60は、開口部33を有する筐体32と、こ
の筐体32に連通する減圧パイプ56を備える減圧機構
55と、前記開口部33の端部位置で上下左右に設けた
送り機構としての送りローラ33aと、前記開口33か
らやや離れた位置でその筐体32の側面に設けた固定手
段34と、前記筐体32内に設けた固定手段34を作動
させる操作スイッチとから構成されている。なお、筐体
32の外側で開口部33から固定手段34までの間を固
定ガイド部33bとしている。
【0040】前記固定手段34は、固定爪部34aと、
この固定爪部34aを支持ガイド34bに沿って駆動す
る駆動機構などから構成されている。また、前記減圧機
構55は、真空ポンプや、制御機構などからなる減圧装
置57を有しており、前記減圧機構は、作動スイッチに
より減圧装置57が作動する構成としている。そして、
前記減圧装置57は、あらかじめ決められた気圧まで筐
体32内を減圧すると停止するか、筐体32内に設けら
れている気圧を検知するセンサーからの信号により、そ
の作動を停止する構成としている。
【0041】また、前記送りローラ33aは、図6
(a)で示すように、開口部33の位置に支軸により回
転自在に取り付けられている。そして、開口部33の位
置では角が出ないように曲面で形成すると手袋が傷つか
なくて都合が良い。さらに、図6(b)で示すように、
送り機構としてその開口部33に球体33eを支軸33
fにより回転自在に取り付ける構成としても良い。前記
支軸33fは、固定部材により開口部33側に所定間隔
を開けた状態で固定されている。なお、前記図6(a)
の四隅の位置に、図6(b)の球体を設ける構成として
も構わない。また、前記開口部33に送り機構として、
その開口部33の断面形状が曲面になるようにする構成
としても良く、手袋Wが筐体32内に送られて挿入され
て行くときに、スムーズにかつ傷つかないように送るこ
とのできる構成であれば良い。
【0042】なお、筐体32の側面あるいは上面に殺菌
灯39を設ける構成とし、また、筐体32の上面に位置
する板体を筐体内部が視認でき、かつ、目に悪影響を及
ぼす紫外線などを遮断できる透光板などで形成すると都
合が良い。
【0043】そのため、手袋装着装置60を使用する場
合は、はじめに、開口部33の位置に手袋Wの挿入口W
aを伸長させた状態で係合する。このとき、手袋Wの挿
入口Waを固定手段34の位置まで嵌め込むことで、固
定ガイド部33bに沿って手袋Wの挿入口Waから掌あ
るいは手の甲までが係合される。そして、固定手段34
の固定爪部34aが,スイッチにより作動して手袋Wの
挿入口Waを固定すると、減圧装置57により筐体32
内を減圧する。筐体32内が減圧されると、手袋Wは膨
らみ、手指側から手袋内部に接触するように手袋Wに手
指を挿入できるため、手袋Wへの手指の装着がさらに容
易になる。
【0044】手指が手袋Wに挿入され、筐体32内のス
イッチ31を押すと、固定爪部34aが解除され、その
状態でさらに手指を筐体32の奥側に押し込んでいく
と、開口部33に設けられている送りローラ33aが、
手袋Wを筐体32の内側に送り出し、手に手袋を装着さ
せることになる。ことのき、筐体32内が減圧されてい
るため、筐体32内の奥側に手指を移動して手袋Wを送
り込む動作は容易となる。
【0045】そして、手指をさらに筐体32の奥側に押
し込んで手袋Wの挿入口Waが、送りローラ33aから
外れると、筐体32内部の減圧した状態が外部気圧と同
一になり、膨らんでいた手袋Wが手側にフィットして装
着されることになる。
【0046】なお、前記構成の手袋装着装置60は、図
7(a)(b)で示す構成としても構わない。また、上
記図5と同じ構成の部材は同じ符号を付して説明する。
すなわち、図7(a)で示すように、手袋装着装置61
は、ガイド部38が筐体32から着脱自在に設けられる
ように構成されている。前記ガイド部38は、ガイド板
38aと、そのガイド板38aの基端側に連続して筒状
に構成した係合部としての固定ガイド部33bを備え、
前記固定ガイド部33bの一端側を開口部33としてい
る。そして、前記開口部33の周縁側には送り機構とし
ての送りローラ33aあるいは球体33e(図6参照)
を備えている。また、前記ガイド板38aには、膨出し
たガイド部38b,38bが上下のガイド板38aに形
成されている。前記ガイド部38b、38bは、手指を
入れたときに、筐体32の奥側に掌部分や手首が十分入
り込むだけの間隔を備えるように形成されている。
【0047】また、筐体32側には前記ガイド部38の
開口部を設け、この開口部の位置にシール部材などによ
り、前記ガイド部38の所定位置が空密に当接できるよ
うに構成されている。そして、前記開口部の近傍には、
固定手段34が設けられており、この固定手段は固定爪
部34aが支持ガイド34bに沿って移動できるように
設けられている。さらに、筐体内部には前記ガイド部3
8が設置されたとき、そのガイド板38aの先端位置よ
り奥側になるようにスイッチ31が設けられている。ま
た、筐体32の内部気圧を減圧する減圧機構55を備え
ている。なお、筐体の側面あるいは上面の位置に殺菌灯
39を設ける構成としている。
【0048】そのため、前記手袋装着装置61は、あら
かじめ、図7(a)で示すように、ガイド部38の固定
ガイド部33b側まで手袋Wの挿入口Waを伸長させた
状態で固定しておき、使用時に筐体32の開口部に設置
して使用することが可能となり都合が良い。そして、図
7(b)で示すように、ガイド部38が筐体32に設置
されると、位置センサ(光センサ)や、他のスイッチ
(図示せず)により固定爪部34aが作動して手袋Wの
挿入口Waを固定すると共に、減圧装置57が作動し、
減圧パイプ56を介して筐体32内を減圧する。
【0049】筐体32内が減圧されると、手袋W内の気
圧が相対的に高くなり手袋Wはガイド部38bに沿って
膨らむ。そして、その膨らんだ状態の手袋Wに手指を挿
入し、さらに手指を筐体32の奥側に手袋Wが伸長する
ように移動してスイッチ31を押すと、固定爪部34a
が作動して手袋Wの挿入口Waを解除する。そのため、
手袋Wをさらに筐体32の奥側に手指を挿入した状態で
押し込むと、送りローラ33a(球体33e)によりス
ムーズに固定ガイド部33bの位置の手袋Wの部分が送
られ、その送りローラ33aを手袋Wの挿入口Waの端
部が通過すると、筐体32外の気圧が筐体32内に入り
込んで、膨らんでいた手袋Wを元の状態にするため、手
指に手袋Wがフィットすることになる。なお、手袋に手
指を挿入する際に、ガイド部38bがあると、そのガイ
ド部38bに当接している手袋Wに沿って手指を入れる
ことができ、手指の挿入がスムーズである。
【0050】なお、手袋Wが所定大きさまで膨らんだ状
態で、減圧機構55は停止するようにあらかじめ設定さ
れていると都合がよい。また、手袋Wに手指を挿入して
状態で筐体32内の奥側に押し込んでいくとき、筐体3
2内の気圧が減圧されていることと、送りローラ33a
があることで、手指の移動はスムーズに行うことが可能
となる。また、図5で示すように、手指を手袋Wに挿入
する際に吹付ノズルを配置し、その吹付ノズルから空気
を吹き付けながら手指を手袋Wに挿入する構成とすると
手袋W内面と手指の密着による摩擦が緩和されスムーズ
に手指の挿入ができる。
【0051】つぎに、図8に基づいて、この発明の他の
形態について説明する。この図8(a)(b)では、図
1ないし図7で説明した各前記手袋装着装置1、10、
20、30、50、60、61の応用例に付いて説明す
る。なお、ここでは手袋装着装置1の応用例の構成を代
表して説明するため、前記構成と同じ部材は、同じ符号
を付して説明する。図8(a)で示すように、手袋装着
装置40は、一方の筐体2と他方の筐体2Aと、前記一
方および他方の筐体2、2Aを連結するバルブを備える
パイプ2Bと、前記一方の筐体2に設けた開口部3と、
この開口部3に係合される手袋Wの挿入口Waを固定す
る固定手段4と、前記下方の筐体2Aの所定位置に設け
た減圧機構5とから構成されている。
【0052】また、前記減圧機構5は、減圧パイプ6
と、真空ポンプおよび制御機構などの減圧装置7から構
成されている。さらに、前記バルブは、ソレノイドなど
の電磁弁によりスイッチのオンオフで開閉操作ができる
構成としている。
【0053】そのため、手袋装着装置40を使用する場
合は、はじめに、手袋Wの挿入口Wa側を、一方の筐体
2の開口部3の位置に係合し、固定手段4により挿入口
Wa側を固定する。そして、減圧機構5を作動させ、他
方の筐体2A内の空気密度を減少させ下方の筐体13内
の気圧を下げ、減圧機構15を停止すると共に、パイプ
2Bのバルブを開口すると、一方の筐体2内の空気が瞬
時に他方の筐体2A内に移動するため、一方の筐体2内
の気圧を一気に減圧することができる。
【0054】したがって、手袋Wは膨らみ、その手袋W
に手指が容易に挿入することが可能である。また、手袋
Wに沿って規制板部(8、18、28、38、48)が
設けられる構成とすると、手袋Wは、規制板部に沿って
膨らみ、手袋Wが均等に膨らむことができる。なお、他
方の筐体2Aを備える構成とすることで、手袋Wの装着
の有無に係わらず、減圧機構を作動させることが可能と
なり、また、一方の筐体の気圧を瞬時に減圧することが
できる。
【0055】つぎに、応用例としての手袋装着装置41
を図8(b)に基づいて説明する。手袋装着装置41
は、一方の筐体2と、この一方の筐体に隣接して設けた
他方の筐体2Aと、前記両筐体2、2Aを接続するバル
ブを備えるパイプと、前記一方の筐体2の上方側に設け
た開口部3と、この開口部3の近傍に設けた手袋Wの挿
入口Waの固定手段4と、前記他方の筐体2Aに設けた
減圧機構5と、前記両筐体2、2Aを連結する駆動ポン
プ2Cを備える循環パイプ2D,2Eとから構成されて
いる。
【0056】前記一方の筐体2内には、消毒液などの液
体が収納されており、一方の筐体に手袋Wを装着する
と、手袋Wが消毒液で消毒される構成としている。そし
て、減圧機構5を作動させ、他方の筐体2A内の気圧を
減圧し、パイプ2Bのバルブを開口することで、一方の
筐体2内の液体が移動し気圧を瞬時に減圧することが可
能となる。そのため、手袋Wは膨らみ、手指の挿入が容
易にできる。もちろん、規制板部を設ける構成としても
構わない。
【0057】なお、他方の筐体2A内に移動した液体
は、駆動ポンプ2Cを作動させ、循環パイプ2D、2E
を介して一方の筐体に送り返すことで繰り返し使用する
構成としている。
【0058】つぎに、手袋装着装置の使用態様を示す実
施例を図9ないし図10(a)(b)に基づいて説明す
る。なお、上記した構成と同じ部材は同じ符号を付して
説明する。図9で示すように、手袋装着装置1(図1参
照)は、筐体2から減圧パイプ6を外し、その筐体2の
側面に貫通穴2aを備えた状態としている。そして、前
記減圧機構35は、筐体2から着脱自在な構成としてい
る。前記減圧機構35は、減圧パイプ36の先端側を伸
縮自在な当接部36aとし、その減圧パイプ36の基端
側に真空ポンプおよび制御機構などを有する減圧装置3
7に接続している。また、前記手袋装着装置1は、スイ
ッチの装置で順次回転し、前記減圧パイプ36の当接部
36aに隣接した位置で停止するように構成されてい
る。
【0059】したがって、手袋装着装置1が、スイッチ
の操作で順次回転し、停止位置で停止すると、筐体2の
貫通穴2aが、減圧パイプ36の当接部36aに当接し
た状態となり、手袋装着装置1が停止するとセンサなど
の働きにより減圧装置37が作動する。
【0060】減圧装置37が作動すると、図2(a)
(b)(c)で示すように、手袋Wが膨らみ、所定レベ
ルまで筐体2内を減圧すると減圧装置37が停止する。
そして、手指を手袋Wに挿入し、フットスイッチなどに
より、手袋Wの挿入口Waを固定している固定手段4を
解除し、手袋Wを装着した手指を抜き取ることで、手袋
Wの装着を完了する。なお、減圧パイプ36の当接部3
6aは、筐体2の近傍に位置していれば、減圧装置37
の吸引作用により、筐体2側に当接することが可能とな
る。また、ここでは図1で示す構成のものを用いたが、
図3および図5で示す手袋装着装置10、20、30、
50の構成で使用する規制板部8、18、28、48を
設ける構成であっても良い。
【0061】つぎに、他の使用態様として、図10
(a)で示すように、手袋装着装置1の筐体2は、その
後部側を支持アーム67で着脱自在に支持されている。
そして、その支持アーム68は、パイプ状に形成され、
その基端側を回転体69に接続している。前記回転体6
9は、操作スイッチのオンオフにより所定角度回転して
停止する構成とされており、その回転体69内部に、減
圧機構45が前記手袋装着装置1から離間した状態で設
置されている。前記減圧機構45は、減圧パイプ46を
前記支持アーム68の基端側に当接するように設置され
ており、その減圧パイプ46の基端側に真空ポンプおよ
び制御機構などの減圧装置47が接続されている。
【0062】そのため、使用者が、手袋装着装置の停止
位置に立ち、操作スイッチを操作すると、図2(a)
(b)(c)で示すように、手袋Wが装着し易くなるよ
うに膨らむため、手指を手袋Wに簡単に挿入することが
でき、その状態で固定手段4を解除して手指を筐体2か
ら抜き取ることで手袋が装着することができる。
【0063】また、図10(b)で示すように、手袋装
着装置1の筐体2は、縦方向に支持ガイド77に積み上
げた構成としており、後部側で最下端に位置する筐体2
の後部側に減圧機構が別体に設けられており、減圧パイ
プが筐体2の後部側に設けた貫通穴に摺動して当接する
ように設置されている。そして、前記減圧パイプの基端
側には、真空ポンプおよび制御機構などの減圧装置が接
続されている。また、前記支持ガイド77は、筐体2を
順次下方に送る搬送機構が設けられており、その支持ガ
イド77の下方の一側面にガイド穴77aを設ける構成
とすると共に、下方の他方面に押出し穴77bを備えて
いる。そして、前記ガイド穴77a内を出没する押出し
アーム79を備えた押出し装置78を支持ガイド77の
近傍に設けている。
【0064】そのため、手袋装着装置1により手袋Wを
装着する場合は、はじめに、操作スイッチを操作して、
最下端に位置する筐体2内を減圧することで、あらかじ
め設置している手袋Wを膨らませる(図2参照)。そし
て、手袋Wの挿入口Waに手指を挿入して、手袋Wの挿
入口Waの固定手段4を解除して、手指を抜き取ると手
袋Wが装着できる。
【0065】手袋Wが手指側に装着し終わった後、押出
し装置78が作動し、押出しアーム79が支持ガイド7
7のガイド穴77aを介して手袋装着装置1を押出し穴
77bから支持ガイド77外に押し出す。そして、支持
ガイド77に支持されている他の手袋装着装置1が搬送
機構により順次下方に送られる。
【0066】なお、前記支持ガイド77および筐体2
は、互いの接触部に電気的な接続部分を設け、筐体2が
支持ガイド77に支持している際は、固定手段4などの
作動ができるように構成されている。また、図3および
図4で示す構成のガイド18、28、48を使用する構
成にすると都合が良い。
【0067】
【発明の効果】以上に述べたようにこの発明は次の優れ
た効果を発揮する。 (1) 手袋装着装置は、伸縮自在な部材で形成された手袋
を筐体内の気圧を減圧することで膨らませ、手指が容易
に手袋を装着できるようになる。また、手袋が膨らむこ
とで、手袋に傷や孔が開いている場合には容易に確認で
きる。
【0068】(2) 手袋装着装置は、筐体内にガイドを形
成することで、ある程度均等に手袋を筐体内で膨らませ
ることが可能となり、より適切にかつ容易に手袋の装着
ができる。
【0069】(3) 手袋装着装置は、ガイドを筐体から着
脱自在に形成することで、手袋をそのガイドに係合した
状態で、筐体にセットできるため、手袋の筐体への設置
が容易であると共に、手袋の手指への装着が容易にでき
る。
【0070】(4) 手袋を装着する場合は、吹付ノズルで
空気を手袋内に吹き入れながら行うことで、手指と手袋
内部との接触による摩擦を緩和してさらに容易に手袋の
装着を行うことが可能となる。
【0071】(5) 筐体内の気圧を他方の筐体を介して行
うことで、瞬時にすることが可能となり、手袋の装着に
かかる時間を短縮することができる。また、他方の筐体
を使用する場合は、筐体内の減圧に液体を使用し液体を
他の筐体に移動することで筐体内を減圧することがで
き、液体を消毒液などにすることで、手袋の消毒作業も
行うことができる。
【0072】(6) 開口部に送り機構を設け、手袋を固定
ガイドに深く係合することで、手指を入れる部分の近く
から手袋に手指を挿入でき、さらに、手袋への手指の装
着が迅速にかつ、容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)は、この発明の手袋装着装置の全
体を示す原理図および開口部側を示す正面図である。
【図2】(a)(b)(c)(d)は、この発明の手袋
装着装置で手袋を装着する状態を示す原理図である。
【図3】(a)(b)(c)は、この発明の手袋装着装
置の他の構成を示す原理図である。
【図4】(a)(b)(c)(d)は、この発明の手袋
装着装置の他の構成を示す原理図である。
【図5】この発明の手袋装着装置の他の構成を示す原理
図である。
【図6】(a)(b)は、開口部に設けた送り機構の要
部を示す斜視図である。
【図7】(a)(b)は、この発明の他の構成を示す手
袋装着装置の原理図である。
【図8】(a)(b)は、この発明の手袋装着装置の応
用例の一形態を示す側面図である。
【図9】この発明の手袋装着装置の使用状態の一態様を
示す斜視図である。
【図10】(a)(b)は、それぞれこの発明の手袋装
着装置の他の使用状態を示す平面図と、正面図である。
【符号の説明】
1 手袋装着装置 2 筐体 3 開口部 4 固定手段 4a 固定爪部 5 減圧機構 6 減圧パイプ 7 減圧装置 8 規制板部 9 殺菌灯 33a 送りローラ(送り機構) 48a 一方のガイド部 48b 他方のガイド部 48d 係合部 W 手袋 Wa 挿入口

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伸縮自在な部材で形成された手袋を手指に
    装着する装置であって、前記手袋を囲む開口部を有する
    筐体と、この筐体の開口部の近傍に設けた前記手袋の挿
    入口を着脱自在に固定する固定手段と、前記筐体の所定
    位置に連通し、その筐体内の気圧を減少させる減圧機構
    とから構成される手袋装着装置。
  2. 【請求項2】伸縮自在な部材で形成された手袋を手指に
    装着する装置であって、前記手袋を囲む開口部を有する
    筐体と、前記筐体の開口部の周縁に設けた送り機構と、
    前記筐体外側で開口部から離れた位置に設けた手袋の挿
    入口の固定手段と、前記筐体内に連通しその筐体内の気
    圧を減少させる減圧機構と、前記固定手段を作動させる
    スイッチ装置とからなることを特徴とする手袋装着装
    置。
  3. 【請求項3】前記筐体は、開閉手段を備える連結パイプ
    を介して他の筐体と接続し、他の筐体に前記減圧機構を
    連通した請求項1または2に記載の手袋装着装置。
  4. 【請求項4】前記筐体内の手袋に沿って、前記手袋の膨
    張を規制する規制板部をその筐体内に設けた請求項1、
    2または3に記載の手袋装着装置。
  5. 【請求項5】前記規制板部は、少なくともその手袋の手
    の平および手の甲の部位に沿って設けた請求項4に記載
    の手袋装着装置。
  6. 【請求項6】前記規制板部は、前記筐体から着脱自在に
    設けられると共に、前記規制板部の基端側に手袋の挿入
    口が伸長された状態で係合される係合部を形成し、その
    規制板部が前記筐体に装着された際に、その筐体の固定
    手段により前記手袋の挿入口を固定する請求項4または
    5に記載の手袋装着装置。
  7. 【請求項7】伸縮自在な部材で形成された手袋は、その
    手指の挿入口を固定手段により伸長された状態で固定さ
    れ、前記手袋の外側面から挿入口までを密閉した空間で
    囲繞すると共に、前記密閉した空間の空気密度を減少さ
    せて気圧を減少し、その手袋の内側の気圧との差によ
    り、その手袋を膨らませて手指を挿入して装着する手袋
    装着方法。
  8. 【請求項8】前記手袋に手指を挿入する際に、吹付ノズ
    ルから空気を手袋内に吹き入れながら手指を手袋に挿入
    する請求項7に記載の手袋装着方法。
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