JPH10202962A - 印字データ処理装置及び入力データ作成装置 - Google Patents

印字データ処理装置及び入力データ作成装置

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JPH10202962A
JPH10202962A JP9024303A JP2430397A JPH10202962A JP H10202962 A JPH10202962 A JP H10202962A JP 9024303 A JP9024303 A JP 9024303A JP 2430397 A JP2430397 A JP 2430397A JP H10202962 A JPH10202962 A JP H10202962A
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JP
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dot
image data
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image
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JP9024303A
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Masatoshi Kadota
政敏 門田
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/41Bandwidth or redundancy reduction
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
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    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/41Bandwidth or redundancy reduction
    • H04N1/411Bandwidth or redundancy reduction for the transmission or storage or reproduction of two-tone pictures, e.g. black and white pictures

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字に供するドットイメージデータを記憶す
る記憶手段の容量が足りなくなったときには、そのドッ
トイメージデータの元画像の種類に応じて選択した最適
な非可逆圧縮手段によりデータ圧縮すること。 【解決手段】 パーソナルコンピュータ2において作成
された元画像の画像データについて、予め選択された2
値化方式による2値化処理が実行され、その2値化方式
の指定番号Dnが2値画像データと共に、レーザプリン
タ3に送信される。一方、レーザプリンタ3において
は、受信した2値化方式指定番号Dnに対応するデータ
間引き方式指定番号Pnがセットされ、展開バッファの
容量が少なくなったときには、その方式指定番号Pnが
読み出されて検索され(S85、S85)、指定番号Pn=
「X1」のときには第1データ間引き方式で間引き処理
され(S87)、指定番号Pn=「Y2」のときには第2
データ間引き方式で間引き処理され(S88)、また指定
番号Pn=「Z3」のときには第3データ間引き方式で
間引き処理される(S89)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信した印字可能
なドットイメージデータを展開して記憶する記憶手段の
容量が足りなくなったときには、そのドットイメージデ
ータを非可逆圧縮してデータ量を減らすようにした印字
データ処理装置、作成された元画像のデータを2値画像
に変換して印字データ処理装置に送信するようにした入
力データ作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホストコンピュータやパーソナル
コンピュータなどの文書処理装置で画像データを作成
し、この作成した画像データを2値画像に変換した印字
データを、高速印字が可能なレーザプリンタなどのペー
ジプリンタに送信して印字処理するようにした印字シス
テムが実用化されている。この種の文書処理装置におい
ては、各種のアプリケーションプログラムやプリンタド
ライバが搭載され、カラー画像又は白黒の文字データや
線画データやグラフィックデータがアプリケーションプ
ログラムにより作成される一方、プリンタドライバによ
り、「PDL」や「ポストスクリプト」などの印字制御
言語で、「1」又は「0」のドットデータで記述された
2値画像の印字データに変換する2値化処理が実行さ
れ、その2値化されたドットイメージデータがプリンタ
に送信される。
【0003】ここで、その2値化処理としては、ディザ
方式が一般的に採用されており、ディザマトリックスを
用いてドットの「1」又は「0」を決定するものであ
る。このディザ方式以外では、平均誤差最小方式や誤差
拡散方式なども実用化されている。これら平均誤差最小
方式や誤差拡散方式では、誤差マトリックスに基づい
て、特定画素とその近傍画素との誤差を評価しながら2
値化を行なうようにしたものである。また、これらディ
ザマトリックスや誤差マトリックスとしては、例えば、
線画像では階調性を犠牲にすることで解像度を高くする
ようなマトリックスを用いたり、写真画像などでは階調
性を高くするようなマトリックスを用いるようにしてい
る。
【0004】ところで、レーザプリンタは、所謂ページ
プリンタなので、通常、1頁分の印字データを受信する
毎にその1頁分の画像を印字するようになっている。即
ち、例えば、300DPI(ドット・パー・インチ)の解像度
のA4版のドットイメージデータとしては、約4MB
(メガバイト)のメモリ容量を必要とし、更にフォント
データを格納する為のメモリ容量も必要とすることか
ら、レーザプリンタには、数MBのメモリ容量を有する
メモリが設けられている。しかし、データ量が多い1頁
分のドットイメージデータを展開するときには、メモリ
不足になることがあり、その場合には、そのドットイメ
ージデータの解像度を低くするように間引き処理、つま
り非可逆圧縮してデータ量を少なくすることで、メモリ
の容量不足を解消するようにしている。
【0005】その間引き処理としては、マトリックス状
に展開されたドットデータのうち、例えば、全ての偶数
(又は奇数)ドット行のドットデータと全ての偶数(又
は奇数)ドット列のドットデータとを削除する単純間引
き処理が実用に供されている一方、特開平1─1222
67号公報に記載のように、元の画像データの所定領域
における平均濃度やドットデータの配置状態に基づく誤
差値で評価しながら間引くようにした誤差評価間引き処
理が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、レー
ザプリンタなどのページプリンタにおいて、メモリが容
量不足になったときに、ドットイメージデータに対して
常に単純間引き処理を行なう場合には、複数の偶数(又
は奇数)ドット行データと偶数(又は奇数)ドット列デ
ータとを単純に間引くことから、間引き処理を高速で行
なうことができ、しかもドラフト印字や文字画像の印字
のときには支障を来すことはないが、その反面、写真画
像のように濃淡を重視するような画像や、ドット配列に
規則性を有するポップアート調の線画像のときには、濃
淡が変化したり水平あるいは垂直の細線が部分的に欠落
して画質が低下するという問題がある。
【0007】この問題を解決するために単純間引きに代
えて、先に示した誤差評価間引きを用いることも考えら
れる。しかし、メモリが容量不足になったときに、ドッ
トイメージデータに対して常に誤差評価間引き処理を行
なう場合には、ドット配列に基づく誤差値を評価しなが
ら間引くことから、写真画像や線画像の画質(解像度)
を低下させることはないが、画質が低下してもよいドラ
フト印字や文字画像の印字のときに、多大の処理時間を
要するという問題がある。本発明の目的は、印字に供す
るドットイメージデータを、その元画像の種類に応じて
選択した最適な非可逆圧縮手段でデータ圧縮し得るよう
な、印字データ処理装置及び入力データ作成装置を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の印字データ処
理装置は、ドットイメージデータを記憶する記憶手段
と、この記憶手段の容量が足りなくなった時に起動さ
れ、記憶手段から受けるドットイメージデータを非可逆
圧縮して記憶手段に記憶させる非可逆圧縮手段とを有す
る印字データ処理装置であって、異なる非可逆圧縮方式
により圧縮可能な複数の非可逆圧縮手段と、記憶手段の
容量が足りなくなった時に、複数の非可逆圧縮手段の1
つを選択して起動させる選択手段とを備えたものであ
る。
【0009】記憶手段から受けるドットイメージデータ
を非可逆圧縮する為に、異なる非可逆圧縮方式により圧
縮可能な複数の非可逆圧縮手段を設けているので、選択
手段は、記憶手段の容量が足りなくなった時には、複数
の非可逆圧縮手段のうち、そのドットイメージデータを
非可逆圧縮するのに最適な1つの非可逆圧縮手段を選択
して起動させる。即ち、ドットイメージデータが、ドラ
フト印字の場合や文字画像の場合には、その元画像に相
応しい非可逆圧縮方式により非可逆圧縮でき、また、ド
ットイメージデータが、写真画像のように濃淡を重視す
るような画像やドット配列に規則性を有するポップアー
ト調の線画像の場合には、その元画像に相応しい非可逆
圧縮方式により非可逆圧縮することができる。
【0010】請求項2の印字データ処理装置は、請求項
1の発明において、前記選択手段は、文書処理装置より
供給される圧縮方式指定コマンドを解釈する指定コマン
ド解釈手段を含むものである。この場合には、選択手段
の指定コマンド解釈手段により、文書処理装置より供給
される圧縮方式指定コマンドが解釈されるので、圧縮方
式指定コマンドで指定される圧縮方式に対応する最適な
非可逆圧縮手段を容易に選択することができる。その
他、請求項1と同様の作用を奏する。
【0011】請求項3の印字データ処理装置は、請求項
1または2の発明において、前記複数の非可逆圧縮手段
の各々は、前記ドットイメージデータを間引き処理して
データ量を少なくするものである。この場合には、複数
の非可逆圧縮手段の各々により、汎用性を有する間引き
処理によりドットイメージデータのデータ量を容易に少
なくできる。その他、請求項1または2と同様の作用を
奏する。
【0012】請求項4の入力データ作成装置は、請求項
2の印字データ処理装置に供給する入力データを作成す
る入力データ作成装置であって、2値化する際の2値化
方式を複数の2値化方式のうちから択一的に選択する方
式選択手段と、方式選択手段で選択された2値化方式で
元画像のデータを2値画像のデータに変換する変換手段
と、方式選択手段により選択された2値化方式に応じた
圧縮方式指定コマンドを発生する指定コマンド発生手段
とを備えたものである。
【0013】方式選択手段は2値化する際の2値化方式
を複数の2値化方式のうちから択一的に選択するので、
変換手段はその方式選択手段で選択された2値化方式で
元画像のデータを2値画像のデータに変換するととも
に、指定コマンド発生手段は、方式選択手段により選択
された2値化方式に応じた圧縮方式指定コマンドを発生
するので、これら圧縮方式指定コマンドと2値画像のデ
ータとが印字データ処理装置に送信され、印字データ処
理装置においては、ドットイメージデータを記憶する記
憶手段の容量が足りなくなったときには、その圧縮方式
指定コマンドで指定される、元画像に相応しい非可逆圧
縮方式によりドットイメージデータを非可逆圧縮するこ
とができる。
【0014】請求項5の入力データ作成装置は、請求項
4の発明において、前記複数の2値化方式が、誤差拡散
方式とファッティング方式とベイヤー方式とを含むもの
である。この場合には、元画像の2値化については、そ
の元画像に相応しい2値化方式を、誤差拡散方式とファ
ッティング方式とベイヤー方式のうちから選択して2値
化処理することができる。その他、請求項4と同様の作
用を奏する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本実施形態は、パーソナル
コンピュータ2とレーザプリンタ3とを接続した印字シ
ステム1に本発明を適用した場合のものである。ここ
で、この印字システム1においては、IEEE1284
の規格に準拠した通信規約に基づいてデータ転送が行な
われるようになっており、IEEE1284専用の接続
ケーブル10で接続されている。
【0016】先ず、パーソナルコンピュータ2(入力デ
ータ作成装置に相当する)について簡単に説明すると、
図1に示すように、文字や画像を表示可能なCRTディ
スプレイ5と、キーボード6と、座標入力装置(マウ
ス)7と、制御本体部8とを基本的に備えており、この
制御本体部8とレーザプリンタ3とは、接続ケーブル9
を介して接続され、パーソナルコンピュータ2で作成し
た各種の画像の印字データをレーザプリンタ3に送信可
能になっている。次に、パーソナルコンピュータ2の制
御系について、図2のブロック図に基づいて簡単に説明
する。
【0017】制御装置10は、CPU11と、このCP
U11にデータバスなどのバスを介して接続された、パ
ラレルインターフェース17と、ROM12と、RAM
13と、ハードディスク装置などからなる補助記憶装置
14と、画像データをビットマップデータに変換するグ
ラフィックアクセラレータ15と、ディスプレイコント
ローラ16と、マウスI/F18などから構成され、バ
スにはキーボード6が接続され、ディスプレイコントロ
ーラ16にはCRTディスプレイ5が接続され、マウス
I/F18には座標入力装置(マウス)7が接続されて
いる。
【0018】補助記憶装置14には、コンピュータ2と
して機能させる各種の制御プログラム、文字データや線
画データなどの各種の画像データを作成するアプリケー
ションソフト、各種の画像データを所定の印字制御言語
に基づいて2値化処理するとともに、その2値化された
印字データを所定の方式で圧縮するデータ圧縮処理を行
なうプリンタドライバなどが格納されている。また、R
OM12には、種々の制御プログラムが格納されてい
る。また、RAM13には、補助記憶装置14から読み
出したアプリケーションソフトや各種のデータが格納さ
れる。
【0019】ここで、その2値化処理としては、「誤差
拡散方式」、「ファッティング・ディザ方式」、「ベイ
ヤー・ディザ方式」などの複数の方式で2値化が可能に
なっており、キーボード、マウス7等を用いてCRTデ
ィスプレイ5上に表示されたメニューから選択すること
により所望の1つの2値化方式を指定可能になってい
る。そして、パーソナルコンピュータ2において、印字
指令が発生したときには、プリンタドライバーが起動さ
れ、指定された2値化方式で画像データが2値化処理さ
れ、更にデータ圧縮処理されて、ページ記述言語による
言語表現データ、制御コマンドや圧縮イメージデータが
印字データとしてレーザプリンタ3に送信される。
【0020】次に、レーザプリンタ3(印字データ処理
装置に相当する)について簡単に説明すると、フィーダ
部20や印字機構23を備え、印字機構23において
は、レーザスキャナ機構やプロセスカートリッジに加え
て、転写・分離機構、定着機構、搬送機構などを基本的
に備えており、フィーダ部20にセットされた複数枚の
用紙(図示略)のうちから1枚ずつ給紙され且つ搬送さ
れ、レーザ光により形成された感光ドラム上の静電潜像
にトナーが付着して現像され、そのトナー画像が用紙に
転写され且つ定着されて、排紙トレイ21に排出される
ようになっている。また、本体の右端部のフレームに
は、各種の表示ランプやスイッチ及び小型のディスプレ
イを有する操作パネル22が取付けられている。
【0021】次に、レーザプリンタ3の制御系につい
て、図2に基づいて説明する。制御装置25は、CPU
26と、このCPU26にデータバスなどのバスを介し
て接続された、パラレルインターフェース30と、RO
M27と、RAM28と、給紙センサや排紙センサおよ
びトナー残量センサなどのセンサ類29などから構成さ
れ、そのバスには更に、印字機構23と操作パネル22
とが接続されている。
【0022】ROM27には、印字制御を司る各種の制
御プログラム、受信した印字データをドットイメージデ
ータに展開するデータ展開制御プログラムなどが格納さ
れ、またRAM28には、受信した印字データを格納す
る受信データバッファ、3バンド分のドットイメージデ
ータを記憶する展開バッファ(記憶手段に相当する)フ
ォントデータや、グラフィックデータを記憶する多目的
エリア、CPU26で演算した演算結果を一時的に記憶
する各種のポインタやバッファなどが設けられている。
前記ROM27には、ドットイメージデータを異なる複
数の間引き方式で間引くデータ間引き処理制御の制御プ
ログラム(これらが複数の非可逆圧縮手段に相当する)
が格納されている。
【0023】そのデータ間引き処理としては、図3〜図
5に示すように、第1〜第3の3つのデータ間引き方式
で夫々処理可能になっている。尚、以下の説明におい
て、ドットのデータを「1」とする黒のドットを網点で
記す。先ず、第1データ間引き方式について、図3に基
づいて説明すると、展開バッファに、複数のドット列
(A列、B列、C列、D列・・・)×複数のドット行
(1行、2行、3行、4行・・・)のマトリックス状に
格納されたドットイメージデータ(図3(a)参照)に
ついて、複数の偶数ドット列(B列、D列、F列・・
・)のドットデータが削除されるとともに、複数の偶数
ドット行(2行、4行、6行・・・)のドットデータが
削除される。
【0024】その結果、、図3(b)に示すように、複
数の奇数ドット列(A列、C列、E列・・・)×複数の
奇数ドット行(1行、3行、5行・・・)の、単純に間
引き処理されてデータ量を約1/4に減少させたマトリ
ックス状のドットイメージデータが作成される。即ち、
この第1データ間引き方式による間引き処理は高速で行
なうことができ、印字結果を見るだけのドラフト印字を
するときや、文字画像や「誤差拡散方式」で2値化処理
された印字データの間引きに適している。
【0025】次に、誤差評価を伴う第2データ間引き方
式について、図4に基づいて説明すると、図3と同様に
展開バッファに格納されたドットイメージデータ(図4
(a)参照))について、演算する上で、黒を「2」と
し、白を「0」として、ドット「A1(ドットデータ=
「0」)」と次のドット「B1(ドットデータ=
「1」)」とに関して、ドットデータの合計が「1」で
あり、黒「2」よりも小さいが、図4(b)に示すよう
に、ドット「AB1」のドットデータ=「1」とする一
方、ドットデータ「1」に対して大きく設定した誤差値
を「−1」とする。
【0026】更に、ドット「C1(ドットデータ=
「0」)」と次のドット「D1(ドットデータ=
「1」)」とに関して、ドットデータの合計値「1」で
あるが、先程の誤差値「−1」を加算して、ドット「C
D1」のドットデータ=「0」とし、合計値「1」との
差分の誤差値を「+1」とする。そして、同様にして、
2つのドット「E1、F1」については、間引かれた結
果のドット「EF1」のドットデータ=「1」となる。
【0027】次の「2行」のドット「A2、B2、C
2、D2・・・」を間引いた結果として、各ドット「A
B2、CD2、EF2・・・」のドットデータが「1」
になる。以下同様にして、図4(b)に示す間引き処理
されたドットイメージデータの各列「AB列、CD列、
EF列・・・」の各行「1行、2行、3行・・・」につ
いて、更に縦方向に間引き処理を繰り返すことで、デー
タ量を約1/4に減少させたマトリックス状のドットイ
メージデータが作成される。即ち、この第2データ間引
き方式は、「ファッティング・ディザ方式」で2値化処
理された、濃淡の少ないホップアート調の線画などの印
字データの間引きに適している。
【0028】次に、誤差評価を伴う第3データ間引き方
式について、図5に基づいて説明すると、図3と同様に
展開バッファに格納されたドットイメージデータ(図5
(a)参照)について、図5(b)に示すように、ドッ
ト「A1」と次のドット「B1」とに関して、またドッ
ト「C1」と次のドット「D1」とに関しては、第2デ
ータ間引き方式と同様に、ドット「AB1」のドットデ
ータ=「1」に設定され、ドット「CD1」のドットデ
ータ=「0」に設定される。
【0029】ところで、ドット「E1」と次のドット
「F1」とに関しては、ドット「EF1」のドットデー
タの合計値「1」に、ドット「AB1」に関する誤差値
「−1」に係数「0.3 」を掛け算(重み付け)した評価
値「−0.3 」と、ドット「CD1」に関する誤差値「+
1」に係数「0.7 」を掛け算(重み付け)した評価値
「0.7 」とを加算して最終評価値「1.4 」が得られ、ド
ットデータ=「1」よりも大きいので、結果とし、ドッ
ト「EF1」のドットデータ=「1」に設定される。即
ち、この第3データ間引き方式は、濃淡で表現され、
「ベイヤー・ディザ方式」で2値化処理された写真画像
などの印字データの間引きに適している。
【0030】次に、前記補助記憶装置14に設けられた
プリンタドライバで実行される2値化印字データ出力制
御のルーチンについて、図6のフローチャートに基づい
て説明する。尚、この制御が開始されるまでに、印字す
る為の画像データが作成されているものとする。また、
以降に説明するフローチャートの符号Si(i=10、
11、12・・・)は各ステップである。キーボード6
あるいはマウス7から印字指令が入力されるとこの制御
が開始され、先ず、印字するように指定された画像デー
タの読込み準備が行なわれた後、2値化方式選択処理が
実行される(S10)。ここで、このS10が方式選択手段
に相当する。
【0031】即ち、CRTディスプレイ5に、「誤差拡
散方式」、「ファッティング・ディザ方式」、「ベイヤ
ー・ディザ方式」の2値化方式の名称が表示されるの
で、座標入力装置7を用いて所望の方式を選択する。次
に、その選択された2値化方式の指定番号Dn(これが
圧縮方式指定コマンドに相当する)がRAM13のワー
クメモリに格納される(S11)。ここで、S11が指定コ
マンド発生手段に相当し、「誤差拡散方式」が選択され
たときには指定番号Dn「1」が発生し、「ファッティ
ング・ディザ方式」が選択されたときには指定番号Dn
「2」が発生し、「ベイヤー・ディザ方式」が選択され
たときには指定番号Dn「3」が発生し、夫々発生した
指定番号Dnが設定される。
【0032】次に、アプリケーションソフトを介して転
送される画像データが読み込まれ(S12)、フォントデ
ータのときには(S13:Yes )、RAM13のフォント
データ用のメモリ領域に一時的に記憶される(S25)。
しかし、読み込んだ画像データが、ベクトルデータ、そ
の他の文字や図形、又は画像のイメージデータのときに
は(S13:No)、ビットマップデータに変換処理してR
AM13のビットマップデータ用メモリ領域に記憶され
る(S14)。この変換処理は、前述したグラフィックア
クセラレータ15により高速で実行される。
【0033】次に、S14で変換されたビットマップデー
タが2値化データでないとき、つまりカラー画像や階調
を含む多値画像のデータのときには(S15:No)、設定
されている2値化方式の指定番号Dnが判定され(S1
6)、指定番号Dnが「1」のときには、誤差拡散方式
による2値化処理が実行され(S17)、また指定番号D
nが「2」のときには、ファッティング方式による2値
化処理が実行され(S18)、また指定番号Dnが「3」
のときには、ベイヤー方式による2値化処理が実行され
る(S19)。ここで、S17〜S19が変換手段に相当す
る。このS14あるいはS15乃至S19の処理が終了する
と、1ページ分の画像データの読込みが終了したか否か
を判定し(S20)、画像データの読み込みが終了してい
ないときには(S20:No)、S12〜S20が繰り返して実
行される。
【0034】次に、全ての画像データが読み込まれたと
きには(S20:Yes )、先ずRAM13のワークメモリ
から読み出した2値化方式の指定番号Dnがエスケープ
シーケンス形式のコマンドに変換されて送信出力される
(S21)。次に、ビットマップデータがビットマップデ
ータ用メモリに記憶されているときには(S22:Ye
s)、そのビットマップデータが圧縮されてエスケープ
シーケンス形式のコマンドが付加されて送信出力される
(S26)。即ち、このビットマップデータは、画像デー
タ内のバックグランドの内容を表しているので、レーザ
プリンタ3のRAM28内に下地のビットマップを形成
させるために、フォントデータよりも先に出力される。
【0035】ここで、そのデータ圧縮は、従来、ホスト
ベースドタイプのプリンタに画像データを送信出力する
際に行っていた圧縮処理と同じ圧縮方式にて圧縮され
る。そして、この圧縮方式をレーザプリンタ3で認識さ
せるために、圧縮されたビットマップデータの先頭に
は、ホストベースドタイプの圧縮であることを示すエス
ケープシーケンスが付加されている。次に、フォントデ
ータが存在するときには、そのフォントデータをPDL
(ページ記述言語)のフォーマットに変換して、レーザ
プリンタ3に出力される(S23)。そのPDLフォーマ
ットとしては、例えば、座標及びフォント形状を示すコ
ード等から構成されている。
【0036】次に、1頁分のビットマップデータとフォ
ントデータとがレーザプリンタ3に送信出力されたとき
に、最後に印字コマンドとしてのコードデータ「FF」が
送信され(S24)、メインルーチンにリターンする。更
に、次の頁の画像データがアプリケーションソフトを介
して読み出された場合には、この制御が繰り返されて、
複数頁分の印字データが1頁ずつ順次送信出力される。
次に、レーザプリンタ3の制御装置25で実行されるイ
メージデータ作成制御のルーチンについて図7〜図11
のフローチャートに基づいて説明する。
【0037】この制御が開始されると、先ず、初期設定
が実行され(S30)、次に受信したデータがパラレルイ
ンターフェース30のバッファに順次格納されているの
で、そのバッファから1バイト分のデータが読み込まれ
る(S31)。次に、この1バイトのデータがエスケープ
シーケンスの開始を指示するエスケープ「ESC」コー
ドのときには(S32:Yes )、エスケープシーケンス処
理制御(図8参照)が実行される(S41)。この制御が
開始されると、先ずその開始コードから終了を指示する
コマンドまでの一連のデータが全て読み込まれる(S5
0)。
【0038】そして、そのエスケープシーケンスのコマ
ンドデータが検索され(S51)、2値化方式を指定する
コマンドのときには、そのコマンドに含まれる2値化方
式の指定番号Dnに基づいて、指定番号Dnが〔A1〕
のときにはデータ間引き方式指定番号Pnとして〔X
1〕がセットされ、指定番号Dnが〔B2〕のときには
データ間引き方式指定番号Pnとして〔Y2〕がセット
され、指定番号Dnが〔C3〕のときにはデータ間引き
方式指定番号Pnとして〔Z3〕がセットされ(S5
2)、この制御を終了してリターンする。
【0039】また、そのコマンドがグラフィックデータ
受信コマンドであるが、グラフィック圧縮モード=「HB
P 」でないときには(S53:No)、PCL言語の一部と
して送信されてくるグラフィックデータとして受信され
るる(S54)。これは、旧来の言語表現でのグラフィッ
クデータを受信できるようにする為である。一方、グラ
フィックデータ受信コマンドのときに、グラフィック圧
縮モード=「HBP 」に設定されているときには(S53:
Yes )、HBP (ホストベースドデータ)受信処理制御
(図9参照)が実行される(S55)。
【0040】この制御が開始されると、先ず受信したホ
ストベースドタイプの印字データがバンドの先頭のラス
タのときには(S60:Yes )、バンド分を格納するのに
最大限必要なメモリ領域をRAM28に確保して、この
メモリ領域を管理する為のBG(バックグラウンド)ハ
ンドルを設定する処理が実行される(S61)。ここで、
バンドとは、印字する1頁分のラスタを所定数(例え
ば、128ラスタ分)毎に分けた各領域であり、ここで
は、バンド毎に印字データが管理されている。
【0041】次に、メモリ領域の確保が成功したときに
は(S62:Yes )、受信データのうち、1ラスタ分の印
字データが取り込まれて、BGハンドルで指示されるメ
モリ領域に格納される(S66)。次に、その1ラスタ分
のデータがバンドの末尾でないときには(S67:No)、
リターンする。しかし、その1ラスタ分のデータがバン
ドの末尾のときには(S67:Yes )、そのバンドに対応
するグラフィックデータが終了したことなので、S61で
確保したメモリ領域のうちの未使用の領域を解放して使
用できるように、メモリリサイズ処理が実行される(S
68)。
【0042】次に、そのリサイズされたメモリ領域がR
AM28内に設定されて、バンド毎に印字データを管理
しているパケット構造体のうちの対応するバンドのバッ
クグラウンドエリアに登録され(S69)、リターンす
る。例えば、メモリ領域の先頭アドレスとバンド数とが
登録される。以降、次のバンドの先頭から、上述した処
理が繰り返される。このようにして、受信したグラフィ
ックデータがバンド毎に適切なメモリ領域を確保して、
パケット構造体に登録する処理が実行される。一方、印
字データがバンドの先頭でないときには(S60:No)、
メモリ領域がRAM28に既に確保されているので、S
66以降が実行される。
【0043】ところで、この制御が実行されているとき
に、RAM28の使用可能なメモリが不足して、メモリ
を確保できなかったときには(S62:No)、使用メモリ
減少処理制御(図10参照)が実行される(S63)。こ
の制御が開始されると、先ず、各バンドを先頭から順次
指示する変数iに、先頭バンドの番号(例えば、
「0」)が設定される(S70)。次に、このi番目のバ
ンドに対応するBGハンドルが「NULL(BGハンドルが
設定されていない状態を示す)でなく、BGハンドルが
設定されているメモリ領域にグラフィックデータが格納
されているときには(S71:No)、i番目のバンドのグ
ラフィックデータがRAM28内に設定されたテンポラ
リエリアとしての展開バッファに伸長して展開される
(S72)。
【0044】ところで、BGハンドルが「NULL」のとき
には(S71:Yes )、次に、登録データが存在している
とき、つまりi番目のバンドに対応するパケット構造体
の所定の位置に、PDLで記述された言語表現データが
登録されているときには(S76:Yes )、展開バッファ
がクリアされ、白地のバックグラウンドが作成される
(S77)。次に、i番目のバンドに対応するパケット構
造体の所定の位置に、PDL で記述された言語表現データ
が登録されているときには(S73:Yes )、そのデータ
が読み出され(S74)、ビットマップデータにイメージ
化されて展開バッファに書き込まれる(S75)。即ち、
展開バッファ内に存在するバックグラウンドのデータの
上から書き込まれることにより合成される。
【0045】即ち、登録データが存在する限り展開バッ
ファに書き込まれ、登録データが無くなれば(S73:N
o)、展開バッファに書き込まれたビットマップデータ
を間引くことにより、解像度を下げてデータ量を少なく
するデータ間引き処理が実行される(S78)。このデー
タ間引き処理制御のルーチンについて、図11のフロー
チャートに基づいて説明する。
【0046】先ず、データ間引き方式指定番号Pnが読
み出され(S85)、その指定番号Pnが検索される(S
86)。ここで、S85とS86が選択手段に相当し、S52が
指定コマンド解釈手段に相当する。指定番号Pn=「X
1」のときには、展開バッファに格納されいているドッ
トイメージデータについて、2値化方式「誤差拡散方
式」に対応する「第1データ間引き方式」で間引き処理
され(S87)、この制御を終了してリターンする。即
ち、図3で説明したように、印字結果を見るだけのドラ
フト印字をするときや、文字画像や「誤差拡散方式」で
2値化処理されている画像のドットイメージデータが、
「第1データ間引き方式」により高速で間引き処理され
てデータ量が圧縮され、展開バッファに再度格納され
る。
【0047】また、指定番号Pn=「Y2」のときに
は、ドットイメージデータについて、2値化方式「ファ
ッティング方式」に対応する「第2データ間引き方式」
で間引き処理される(S88)。即ち、図4で説明したよ
うに、濃淡の少ないホップアート調の線画などのドット
イメージデータであって、「ファッティング方式」で2
値化処理されている画像のドットイメージデータが「第
2データ間引き方式」により間引き処理されてデータ量
が圧縮され、展開バッファに再度格納される。
【0048】更に、指定番号Pn=「Z3」のときに
は、ドットイメージデータについて、2値化方式「ベイ
ヤー方式」に対応する「第3データ間引き方式」で間引
き処理される(S89)。即ち、図5で説明したように、
写真画像などの濃淡で表現されたドットイメージデータ
であって、「ベイヤー・ディザ方式」で2値化処理され
ている画像のドットイメージデータが「第3データ間引
き方式」により間引き処理されてデータ量が圧縮され、
展開バッファに再度格納される。
【0049】次に、使用メモリ減少処理制御において
は、このようにデータ量を圧縮することで、使用メモリ
量が減少した展開バッファの内容が、多目的エリアにコ
ピーされた後にハンドルに設定して、パケット構造体の
BGエリアに登録される(S79)。そして、1頁分のド
ットイメージデータの展開処理が終了していないときに
は(S80:No)、変数iが1つインクリメントされ(S
81)、次のバンドを指定してから、前述した処理が繰り
返して実行される。
【0050】そして、1頁分の処理が終了したときには
(S80:Yes )、展開バッファに書き込まれたグラフィ
ックデータに付随して確保されているグラフィックキャ
ッシュやPDLで記述されたフォントデータに付随し
て、フォントデータを記憶しているフォントキャッシュ
が、再利用できるメモリとして解放され(S82)、この
制御を終了してリターンする。。そして、前記HBP (ホ
ストベースドデータ)受信処理制御において、再度、メ
モリ確保とBGハンドルの設定処理が実行され(S6
4)、メモリ確保に失敗したときには(S65:No)、エ
ラー処理が実行されるが(S70)、メモリを確保できた
ときには(S65:Yes )、S66以降が実行される。
【0051】ところで、前記エスケープシーケンス処理
制御において、読み出されたコマンドが、2値化指定コ
マンドやグラフィックデータ受信コマンドでないときに
は、それ以外のコマンドに対応する処理が実行され(S
56)、この制御を終了して同様にリターンする。前記イ
メージデータ作成制御において、読み込まれた1バイト
のデータが「LF(ラインフィード)」のときには(S
33)、レーザプリンタ3における印字位置をラインフィ
ードさせる為のカーソル位置移動処理が実行される(S
44)。
【0052】また、読み込まれた1バイトのデータがフ
ォントデータのときには、S35、S36で夫々Noと判定さ
れ、フォントデータで示されているキャラクタが前述し
たパケット構造体に登録データとして登録され(S3
6)、登録が成功したときには(S37:Yes )、S31以
降が繰り返して実行される。しかし、使用可能なメモリ
量が不十分であって、登録に失敗したときには(S37:
No)、前述した使用メモリ減少処理が実行され、データ
間引き処理によりデータ量が少なくされる(S38)。次
に、キャラクタがパケット構造体に再登録され(S3
9)、登録に成功したときには(S40:Yes )、S31以
降が繰り返して実行されるが、失敗したときには(S4
0:No)、エラー処理が実行される(S45)。
【0053】そして、言語表現データの処理が終了し、
1頁の最後を示す印字終了コマンドとしてのコマンドデ
ータ「FF」が読み出されたときには(S34:Yes )、未
登録データ処理制御(図12参照)が実行される(S4
2)。ここで、ホストベースドデータがバンドの末尾ま
で存在していないと、図9のS68〜S69の処理が行なわ
れず、パケット構造体に登録されない。従って、印字を
実行する前に、この未登録データをパケット構造体に登
録して、印字可能としておく為である。
【0054】この制御が開始され、未登録データが存在
しないときには(S90:No)、この制御を終了してリタ
ーンする。しかし、未登録データが存在するときには
(S90:Yes )、該当するバンドの残りラスタに白が設
定される(S91)。即ち、存在しないラスタに無地であ
る白が設定される。次に、S68と同様に、メモリのリサ
イズ処理が実行される(S92)。次に、S69と同様に、
リサイズされたメモリ領域がパケット構造体に登録され
(S93)、この制御を終了してリターンする。
【0055】そして、イメージデータ作成制御におい
て、3個の展開バッファにパケットのデータを3バンド
分展開し、最初の1ラスタを、レーザ出力用FIFOに
書き出す。その後、印字機構23を起動する印字処理の
割り込みの実行が許可される(S43)。次に、その割り
込みにより実行される印字制御のルーチンについて、図
13のフローチャートに基づいて説明する。
【0056】この印字処理は、DMAC(ダイレクト・
メモリ・アクセス・コントローラ)により、1ラスタ分
のデータの印字出力(例えば、レーザダイオードによる
1ラスタ分のレーザビームの出力)が完了し、レーザ出
力用のFIFOが空になる毎に、割り込みが実行される
処理である。このFIFOのデータは、印字機構23か
ら出力される水平同期信号であるBD信号(ビーム・デ
ィテクト信号)により出力される。
【0057】そのFIFOが空になるのと同時に割り込
みが発生し、先ず、1頁分の印字が終了していないとき
には(S100 :No)、最初のバンドの展開バッファ内に
存在するラスタデータがDMAの処理対象としてセット
される(S101 )。これにより、次のBD信号により割
り込みが発生したときに、次のラスタデータが印字出力
される。次に、空の展開バッファが存在しないときには
(S102 :No)、この制御を終了する。そして、1ラス
タ分の印字出力が終了して、再度、割り込みが発生する
と、次のラスタデータがDMAの処理対象としてセット
され(S101 )、印字出力される。
【0058】従って、1つのバンドの展開バッファが全
て印字出力されるまでは、S102 で「No」と判定される
ので、ラスタデータを順次印字出力される(S101 )。
そして、最初のバンドの展開バッファ内の全てのラスタ
データが印字出力され、或いは最初から空の展開バッフ
ァが存在するときに(S102 :Yes )、多重割り込みが
発生しているときには(S103 :Yes )、強制的にこの
制御が終了する。一方、多重割り込みが実行されていな
いときには(S103 :No)、未だ展開バッファに展開さ
れていないバンドの登録データが読み出される(S104
)。
【0059】ここで、展開バッファの数(ここでは3
つ)は、1頁分の全バンドの数より少ないので、全ての
バンドが展開バッファに展開されているとは限らない。
従って、S105 以降の処理で、印字出力が終了して空に
なった展開バッファに、未展開のバンドが展開される。
尚、この展開処理の際にも、既に展開されていて印字出
力が完了していない展開バッファについては、多重割り
込みにより、S101 が実行されて、印字出力処理が継続
される。
【0060】先ず、取り出されたバンドのBGハンドル
が「NULL」でないときには(S105:No)、BGハンド
ルが指示しているメモリ領域の内容が、空の展開バッフ
ァに展開され、バックグラウンドのビットマップデータ
が形成される(S106 )。しかし、BGハンドルが「NU
LL」のときには(S105 :Yes )、空の展開バッファが
クリアされ、白のバックグラウンドが形成される(S10
7 )。次に、取り出されたバンドの登録データ、即ち、
言語表現データが存在しないときには(S108:No)、
展開バッファの展開が終了したので、この制御を終了す
る。
【0061】しかし、登録データが存在するときには
(S108 :Yes )、そのデータが読み込まれ(S109
)、言語表現データはビットマップデータにイメージ
化されて展開バッファ内に書き込まれて(S110 )、S
108 〜S110 が繰り返して実行され、未処理の登録デー
タが無くなったときには(S108 :No)、この制御を終
了する。このようにして、パケット構造体の登録データ
が順次展開されるとともに、展開バッファから、ラスタ
データが順次印字出力される。そして、1頁分の印字出
力が終了すれば(S100 :Yes )、この印字制御の割り
込み処理が禁止され(S111 )、同様にリターンする。
以降、印字コマンド「FF」が読み出される毎に、それ
ぞれ前述した処理により各頁の印字制御が実行される。
【0062】以上説明したように、入力データを作成す
るパーソナルコンピュータ2において、複数の2値化方
式を選択可能にし、その選択された2値化方式で画像デ
ータを2値画像のデータに変換し、その2値画像のデー
タと、選択された2値化方式の指定番号Dnとがレーザ
プリンタ3に送信される一方、レーザプリンタ3におい
ては、複数のデータ間引き制御(第1〜第3データ間引
き処理制御)の制御プログラムが設けられ、印字に供す
るドットイメージデータを記憶する展開バッファの容量
が足りなくなたときには、2値化方式の指定番号Dnが
解釈され、その指定番号Dnに対応するデータ間引き方
式指定番号Pnが選択され、その選択されたデータ間引
き方式指定番号Pnのデータ間引き方式でドットイメー
ジデータのデータ量を少なくするので、ドットイメージ
データが、ドラフト印字の場合や文字画像の場合には、
その元画像に相応しい第1データ間引き方式により間引
き処理でき、また、写真画像のように濃淡を重視するよ
うな画像やドット配列に規則性を有するポップアート調
の線画像の場合には、その元画像に相応しい第2又は第
3データ間引き方式により間引き処理することができ
る。
【0063】また、複数の複数の2値化方式としては、
誤差拡散方式とファッティング方式とベイヤー方式とが
設けられているので、元画像の種類に基づいて、これら
複数の2値化方式のうちから元画像に相応しい方式で2
値化することができる。
【0064】ここで、前記実施形態の変更態様として、
レーザプリンタ3において、展開バッファのドットイメ
ージデータを圧縮する際に、ドットイメージデータに含
まれるフォントデータのデータ量や検出されるコマンド
の種類などに基づいて、データ間引き方式を自動的に選
択するようにしたり、操作パネル22の操作によりデー
タ間引き方式を選択することもできる。また、データ間
引き処理以外の各種の圧縮方式によりドットイメージデ
ータのデータ量を少なくするようにしてもよい。更に、
レーザプリンタ3以外の各種のページプリンタである種
々の印字データ処理装置や、パーソナルコンピュータ以
外のワードプロセッサなどの種々の入力データ作成装置
に本発明を適用するようにしてもよい。
【0065】
【発明の効果】請求項1の印字データ処理装置によれ
ば、ドットイメージデータを記憶する記憶手段と、この
記憶手段の容量が足りなくなった時に起動され、記憶手
段から受けるドットイメージデータを非可逆圧縮して記
憶手段に記憶させる非可逆圧縮手段とを有する印字デー
タ処理装置であって、複数の非可逆圧縮手段と、選択手
段とを設けたので、記憶手段の容量が足りなくなたとき
のドットイメージデータが、ドラフト印字の場合や文字
画像の場合には、その元画像に相応しい非可逆圧縮方式
により非可逆圧縮でき、また、写真画像のように濃淡を
重視するような画像やドット配列に規則性を有するポッ
プアート調の線画像の場合には、その元画像に相応しい
非可逆圧縮方式により非可逆圧縮することができる。
【0066】請求項2の印字データ処理装置によれば、
請求項1と同様の効果を奏するが、前記選択手段は、文
書処理装置より供給される圧縮方式指定コマンドを解釈
する指定コマンド解釈手段を含むので、圧縮方式指定コ
マンドで指定される圧縮方式に対応する最適な非可逆圧
縮手段を容易に選択することができる。請求項3の印字
データ処理装置によれば、請求項1または2と同様の効
果を奏するが、前記複数の非可逆圧縮手段の各々は、ド
ットイメージデータを間引き処理してデータ量を少なく
するので、汎用性を有する間引き処理によりドットイメ
ージデータのデータ量を容易に少なくできる。
【0067】請求項4の入力データ作成装置によれば、
請求項2の印字データ処理装置に供給する入力データを
作成する入力データ作成装置であって、方式選択手段
と、変換手段と、指定コマンド発生手段とを設け、変換
手段で変換された2値画像のデータと、指定コマンド発
生手段で発生する圧縮方式指定コマンドとが印字データ
処理装置に送信されるので、印字データ処理装置におい
ては、ドットイメージデータを記憶する記憶手段の容量
が足りなくなったときには、その圧縮方式指定コマンド
で指定される、元画像に相応しい非可逆圧縮方式により
ドットイメージデータを非可逆圧縮することができる。
【0068】請求項5の入力データ作成装置によれば、
請求項4と同様の効果を奏するが、前記複数の2値化方
式が、誤差拡散方式とファッティング方式とベイヤー方
式とを含むので、元画像について、これらの2値化方式
のうちから元画像に相応しいものを選択して2値化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る印字システムの構成図
である。
【図2】パーソナルコンピュータとレーザプリンタの制
御系のブロック図である。
【図3】(a)は元画像のドットイメージデータの図表
であり、(b)は第1データ間引き処理を説明する図表
である。
【図4】(a)は元画像のドットイメージデータの図表
であり、(b)は第2データ間引き処理を説明する図表
である。
【図5】(a)は元画像のドットイメージデータの図表
であり、(b)は第3データ間引き処理を説明する図表
である。
【図6】2値化印字データ出力制御のルーチンの概略フ
ローチャートである。
【図7】イメージデータ作成制御のルーチンの概略フロ
ーチャートである。
【図8】ESCシーケンス処理制御のルーチンの概略フ
ローチャートである。
【図9】HBPデータ受信処理制御のルーチンの概略フ
ローチャートである。
【図10】使用メモリ減少処理制御のルーチンの概略フ
ローチャートである。
【図11】データ間引き処理制御のルーチンの概略フロ
ーチャートである。
【図12】未登録データ処理制御のルーチンの概略フロ
ーチャートである。
【図13】印字制御のルーチンの概略フローチャートで
ある。
【符号の説明】
2 パーソナルコンピュータ 3 レーザプリンタ 10 制御装置 11 CPU 12 ROM 13 RAM 14 補助記憶装置 25 制御装置 26 CPU 27 ROM 28 RAM

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドットイメージデータを記憶する記憶手
    段と、この記憶手段の容量が足りなくなった時に起動さ
    れ、記憶手段から受けるドットイメージデータを非可逆
    圧縮して記憶手段に記憶させる非可逆圧縮手段とを有す
    る印字データ処理装置であって、 異なる非可逆圧縮方式により圧縮可能な複数の非可逆圧
    縮手段と、 前記記憶手段の容量が足りなくなった時に、複数の非可
    逆圧縮手段の1つを選択して起動させる選択手段と、 を備えたことを特徴とする印字データ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は、文書処理装置より供給
    される圧縮方式指定コマンドを解釈する指定コマンド解
    釈手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の印字デ
    ータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の非可逆圧縮手段の各々は、前
    記ドットイメージデータを間引き処理してデータ量を少
    なくすることを特徴とする請求項1または2に記載の印
    字データ処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2の印字データ処理装置に供給す
    る入力データを作成する入力データ作成装置であって、 2値化する際の2値化方式を複数の2値化方式のうちか
    ら択一的に選択する方式選択手段と、 前記方式選択手段で選択された2値化方式で元画像のデ
    ータを2値画像のデータに変換する変換手段と、 前記方式選択手段により選択された2値化方式に応じた
    圧縮方式指定コマンドを発生する指定コマンド発生手段
    と、 を備えたことを特徴とする入力データ作成装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の2値化方式が、誤差拡散方式
    とファッティング方式とベイヤー方式とを含むことを特
    徴とする請求項4に記載の入力データ作成装置。
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