JPH10202021A - 多連式フィルタ装置の使用方法 - Google Patents

多連式フィルタ装置の使用方法

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JPH10202021A
JPH10202021A JP10015242A JP1524298A JPH10202021A JP H10202021 A JPH10202021 A JP H10202021A JP 10015242 A JP10015242 A JP 10015242A JP 1524298 A JP1524298 A JP 1524298A JP H10202021 A JPH10202021 A JP H10202021A
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Hiroya Suzuki
博也 鈴木
Naotoshi Yamazaki
尚利 山崎
Yasuo Chikaraishi
安夫 力石
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のエレメントを流路中に並列配置した多
連式フィルタ装置において、その濾過能力もしくは寿命
を大きく向上させる 【構成】 多連式フィルタ装置は、並列に分岐した第1
〜第n分岐流路21〜24と、各分岐流路に配設された
交換可能な第1〜第nフィルターエレメント41〜44
と、各分岐流路におけるエレメントの上流側に配設され
て分岐流路を開閉する第1〜第n入口バルブ31〜34
と、第1と第2、第2と第3、・・・第nと第1分岐流
路をそれぞれ連結する第1〜第n連結流路25〜28
と、各連結流路を開閉する第1〜第n背圧バルブ35〜
38とから構成される。そして、第1〜第n背圧バルブ
35〜38は第1〜第nエレメント41〜44の上流側
と下流側との差圧が所定値以上となったときに開放され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のフィルタエ
レメントを並列に用いて濾過流体の濾過を行うようにし
た多連式フィルタ装置の使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルタエレメントを濾過流体が流れる
流路中に配設し、濾過流体からゴミ等を除去する濾過を
行うフィルタ装置は従来から知られている。このような
濾過装置において、複数のフィルタエレメントを流路中
に並列に配設した場合には、当然ながらその濾過能力
(エレメントの寿命)はその分大きく(長く)なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ただ単
に流路中に複数のエレメントを並列に配列しただけで
は、その濾過能力もしくは寿命は、配設エレメントの数
に対応して比例的に増加するだけである。例えば、流路
中に2個のエレメントを並列に配設した場合には、1個
のエレメントのみを配設した場合に比較して、濾過能力
もしくは寿命はほぼ2倍になるだけでしかない。これで
は、2個のエレメントを並列配置するために装置が複雑
化するだけであまり大きなメリットがない。
【0004】本発明はこのようなことに鑑み、複数のエ
レメントを流路中に並列配置するとともに、その濾過能
力もしくは寿命を、1個のエレメントのみを配設した場
合に比較して複数倍以上に向上させることができる多連
式フィルタ装置の使用方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】このような目
的達成のため、本発明においては、濾過流体供給側流路
から並列に分岐した第1〜第n分岐流路と、これら各分
岐流路にそれぞれ配設された交換可能な第1〜第nフィ
ルターエレメントと、各分岐流路におけるエレメントの
上流側にそれぞれ配設されてこの分岐流路を開閉する第
1〜第n入口バルブと、第1〜第n分岐流路のうち、第
1と第2、第2と第3、・・・第nと第1分岐流路をそ
れぞれ連結する第1〜第n連結流路と、これら各連結流
路中に配設され、この連結流路を開閉する第1〜第n背
圧バルブと多連式フィルタ装置が構成され、これら第1
〜第n背圧バルブはそれぞれ、第1〜第n分岐流路にお
ける第1〜第nエレメントの上流側と下流側との差圧が
所定値以上となったときに開放されるように構成されて
いる。
【0006】本発明はこのような構成の多連式フィルタ
装置を使用する方法であり、まず、第1入口バルブを開
放して、第1フィルターエレメントによる濾過流体の濾
過を行わせる。すると、この濾過に応じて第1フィルタ
ーエレメントの上下流の差圧が所定値以上となって第1
背圧バルブが開放されるが、この後、同様にして順次第
2〜第n背圧バルブまで全て開放されたときに、第1フ
ィルターエレメントを新しいエレメントと交換し、第1
入口バルブを閉止するとともに第2入口バルブを開放し
て濾過流体の濾過を継続する。そして、この濾過に応じ
て第1〜第n背圧バルブが順次開放されて全背圧バルブ
が全て開放されたときに、今度は第2フィルターエレメ
ントを新しいエレメントと交換し、第2入口バルブを閉
止するとともに第3入口バルブを開放して濾過流体の濾
過を継続する。以下、同様にして、全背圧バルブが解放
される度に開放された入口バルブに対応するエレメント
を新しいエレメントを交換し、この入口バルブを閉止す
るとともに隣の入口バルブを開放して継続的な濾過を行
わせる。
【0007】本発明は、二個のフィルターエレメントを
用いて構成される多連式フィルタ装置に適用するのがも
っともシンプルであり、この場合には、まず、第1入口
バルブを開放して、第1フィルターエレメントによる濾
過流体の濾過を行わせ、濾過に応じて第1フィルターエ
レメントの上下流の差圧が所定値以上となって第1背圧
バルブが開放され、さらに、第2背圧バルブも開放され
たときに、第1フィルターエレメントを新しいエレメン
トと交換し、第1入口バルブを閉止するとともに第2入
口バルブを開放して濾過流体の濾過を継続し、濾過に応
じて第1および第2背圧バルブがともに開放されたとき
に、第2フィルターエレメントを新しいエレメントと交
換し、第2入口バルブを閉止するとともに第1入口バル
ブを開放して濾過流体の濾過を継続する。以下、上記操
作を繰り返して継続的な濾過を行う。
【0008】このような本発明に係る多連式フィルタ装
置の使用方法によれば、最初は、一つの入口バルブ(第
1入口バルブ)からの流体を一つのフィルターエレメン
ト(第1フィルターエレメント)のみにより濾過し、こ
のエレメントの上下流の差圧が所定値となるとその背圧
バルブが開放される。従来において、単一のエレメント
のみを用いる場合には、このように差圧が所定値に達し
た時点でエレメントの寿命と判断しエレメントを交換し
ていたが、本発明の方法では、背圧バルブを開放するこ
とにより、隣のエレメントを併用して濾過が継続され
る。この結果、差圧が所定値となったエレメントにおい
てはこのエレメントを通る流体の流量が低下し、差圧は
一定のまま、流量は小さくなるが濾過は継続される。
【0009】すなわち、エレメントの上下流の差圧が所
定値に達した後、このまま同一の流量を流したのでは差
圧がますます増加しバイパスバルブが開放するなど濾過
性能が低下するおそれがあるが、隣のエレメントを併用
して流量を下げることにより、差圧は一定のままとな
り、濾過流量は減っても濾過性能を低下させることなく
濾過を継続させることができる。本発明は、このようし
てエレメントを並列に使用する状態を全背圧バルブが開
放するまで行い、この後に初めて最初に背圧バルブが開
放されたエレメントのみを交換するという使用方法を用
いているので、全エレメントをもっとも効率よく且つ濾
過性能を低下させることなく極限まで使用することがで
き、エレメントの寿命が単一エレメントによる濾過の場
合に比べて飛躍的に向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態について説明する。本発明に係る多連式
フィルタ装置およびその使用方法を分かりやすく説明す
るため、まず、最も構成が簡単となるn=2の場合、す
なわち二連式フィルタ装置について、図1を用いて説明
する。
【0011】この装置においては、ポンプ1からメイン
供給流路10に濾過流体が供給されるようになってお
り、このメイン供給流路10は第1および第2分岐流路
11,12に並列に分岐している。両分岐流路11,1
2中にはそれぞれこの流路を流れる流体を濾過する第1
および第2フィルターエレメント4,5が配設されてい
る。さらに、各分岐流路11,12におけるエレメント
4,5の上流側にはそれぞれ、この分岐流路11,12
を開閉可能な第1および第2入口バルブ2,3が配設さ
れている。また、両分岐流路11,12はエレメント
4,5の上流側において連結流路13,14により連結
されており、これら連結流路13,14にはそれぞれこ
れら流路13,14を開閉可能な背圧バルブ6,7が配
設されている。
【0012】第1および第2フィルターエレメント4,
5の上流側と下流側での差圧を検出する第1および第2
差圧センサ8,9が、それぞれ第1および第2流路1
1,12に図示のように配設されている。これら差圧セ
ンサ8,9からこの差圧が背圧バルブ6,7に供給され
るようになっており、この差圧が所定値以上となったと
きにこの差圧を受けて背圧バルブ6,7が開放されるよ
うになっている。なお、上記第1および第2入口バルブ
2,3は、バルブ操作装置18からの操作信号により開
閉制御されるようになっている。
【0013】このような構成のフィルター装置におい
て、ポンプ1からメイン供給流路10を介して供給され
る濾過流体の濾過作動すなわちこの装置の使用方法を以
下に詳しく説明する。まず、最初は、バルブ操作装置1
8を操作して、第1入口バルブ2のみを開放し、第2入
口バルブ3は閉止する。これにより、ポンプ1からの濾
過流体は、全て第1分岐流路11に流入し、第1フィル
ターエレメント4により濾過されて出口流路15から流
出される。なお、このとき、第1フィルターエレメント
4はまだ新しいため、その上下流の差圧は低く、第1背
圧バルブ6は閉止された状態である。
【0014】この後、第1フィルターエレメント4によ
る濾過が進むと、このエレメント4の流れ抵抗が増加す
るため、差圧センサ8により検出される差圧が徐々に増
加し、この差圧が所定値(許容差圧)に達すると、この
差圧を受けて第1背圧バルブ6が開放される。このよう
にして第2背圧バルブ6が開放されると、この後は第1
および第2分岐流路11,12を介して第1および第2
フィルターエレメント4,5の両方に流れ、エレメント
4の差圧も許容差圧以下に維持されたまま、両エレメン
ト4,5により濾過がなされる。
【0015】従来では、第1フィルターエレメント4の
上流側と下流側との差圧が許容差圧に達すると、このエ
レメントは寿命であると判断され、エレメントが交換さ
れていた。ところが、この装置の場合には、第1フィル
ターエレメント4の上下流の差圧が許容差圧に達して
も、第2フィルターエレメント5とともに使用すること
により、第1フィルターエレメント4を流れる流量が低
下してこの差圧がこれ以上上昇することがない。これに
より、第1フィルタエレメント4を通る流量は低下する
が、このエレメント4を濾過性能を低下させることなく
継続して使用することができる。このため、この装置の
場合には、従来の装置に較べてエレメントの寿命もしく
は濾過能力を増大させることができる。
【0016】以上のようにして、第1および第2フィル
ターエレメント4,5による濾過が進むと、今度は第2
フィルターエレメント5の上下流の差圧も許容差圧に近
づく。そして、この差圧が許容差圧に達したことが第2
差圧センサ9により検出されると、このときになって初
めて第1フィルターエレメント4を交換する。そして同
時に、バルブ操作装置18を操作して、第1入口バルブ
2を閉止して、代わりに第2入口バルブ3を開放する。
【0017】これにより、ポンプ1からの濾過流体は第
2分岐油路12に流入するのであるが、上記のように第
2フィルターエレメント5の上下流の差圧が既に所定値
に達しているので、この差圧が第2背圧バルブ7に作用
し、第2背圧バルブ7を開放する。このため、流体が第
2背圧バルブ7から第1フィルターエレメント4にも流
れ、第2フィルターエレメント5を流れる流量が低下し
てその差圧は許容差圧以下に維持され、第2フィルター
エレメント5による濾過が継続される。この後、第1フ
ィルターエレメント4の上下差圧が所定値に達すると、
今度は第2フィルターエレメント5が交換されるととも
に、第2入口バルブ3が閉止されて第1入口バルブ2が
開放される。
【0018】以下、上記操作が繰り返されて、継続的な
濾過流体の濾過が行われ、両エレメント4,5が効率良
く使用されながら、交換が繰り返され濾過流体の濾過が
継続される。このように、この装置の場合には、従来で
は交換されていた時点より遅くまでエレメントを交換す
ることなく使用することができ、フィルターエレメント
の寿命もしくは濾過能力を大きく向上することができ
る。具体的には、エレメントを2個並列に配設して2個
同時に使用した場合に比較して、図1の装置を用いて濾
過を行った場合には、その濾過能力が約1.5倍にな
る。
【0019】以上においては、分岐流路が2本でエレメ
ントを2個使う、いわゆる二連式フィルタ装置を説明し
たが、次に、分岐流路が4本である多連式フィルタ装置
について説明する。
【0020】この装置を図2に示しており、この装置に
おいては、ポンプ1からの濾過流体が供給されるメイン
供給流路20は第1〜第4分岐流路21〜24に並列に
分岐している。これら分岐流路21〜24中にはそれぞ
れこの流路を流れる流体を濾過する第1〜第4フィルタ
ーエレメント41〜44が配設されている。さらに、各
分岐流路21〜24におけるエレメント41〜44の上
流側にはそれぞれ、この分岐流路21〜24を開閉可能
な第1〜第4入口バルブ31〜34が配設されている。
【0021】また、第1および第2分岐流路21,22
を連結する第1連結流路25と、第2および第3分岐流
路22,23を連結する第2連結流路26と、第3およ
び第4分岐流路23,24を連結する第3連結流路27
と、第4および第1分岐流路24,21を連結する第4
連結流路28とが、エレメント41〜44の上流側に配
設されており、これら第1〜第4連結流路25〜28に
は各流路をそれぞれ開閉可能な第1〜第4背圧バルブ3
5〜38が配設されている。
【0022】さらに、第1〜第4フィルターエレメント
41〜44の上流側と下流側での差圧を検出する第1〜
第4差圧センサ45〜44が、それぞれ第1〜第4分岐
流路21〜24に図示のように配設されている。これら
差圧センサ45〜48からこの差圧がそれぞれ第1〜第
4背圧バルブ35〜38に供給されるようになってお
り、この差圧が所定値以上となったときにこの差圧を受
けて背圧バルブ35〜38がそれぞれ開放されるように
なっている。なお、上記第1〜第4入口バルブ31〜3
4は、バルブ操作装置50からの操作信号により開閉制
御されるようになっている。
【0023】このような構成のフィルター装置におい
て、ポンプ1からメイン供給流路20を介して供給され
る濾過流体の濾過作動、すなわちこの装置の使用方法を
説明する。
【0024】まず、最初は、ポンプ操作装置50により
第1入口バルブ31のみを開放し、残りの入口バルブは
全て閉止する。これにより、ポンプ1からの濾過流体
は、全て第1分岐流路21に流入し、第1フィルターエ
レメント41により濾過されて出口流路29から流出さ
れる。このとき、第1フィルターエレメント41は新し
いため、その上下流の差圧は低く、第1背圧バルブ35
は閉止状態にある。
【0025】この後、第1フィルターエレメント41に
よる濾過が進むと、このエレメント41の流れ抵抗が増
加するため、差圧センサ45により検出される差圧が徐
々に増加し、この差圧が所定値(許容差圧)に達する
と、この差圧を受けて第1は威圧バルブ35が開放され
る。このようにして第1背圧バルブ35が開放される
と、この後は、濾過流体は、第1および第2分岐流路2
1,22を介して第1および第2フィルターエレメント
41,42の両方に流れ、両エレメント41,42によ
り濾過がなされる。
【0026】そして、第1および第2フィルターエレメ
ント41,42による濾過が進み、第2差圧センサ46
により検出される第2フィルターエレメント42の上下
の差圧が所定値に達すると、この差圧を受けて第2背圧
バルブ36も開放される。これにより、今度は第1〜第
3フィルターエレメント41〜43により濾過が行われ
る。そして、この状態で、第3差圧センサ47により検
出される第3フィルターエレメント43の上下の差圧も
所定値に達すると、この差圧により第3背圧バルブ37
も開放され、今度は全てのエレメント41〜44による
濾過が行われる。
【0027】このようにして全てのエレメント41〜4
4による濾過が進み、第4差圧センサ48により検出さ
れる第4フィルターエレメント44の上下の差圧も所定
値に達すると、このときになって初めて第1フィルター
エレメント41を交換する。そして、同時にそれまで開
放していた第1入口バルブ31を閉止して、代わりに第
2入口バルブ32を開放する。
【0028】以下、上記と同一パターンの操作が繰り返
されて、継続的な濾過が行われ、全エレメント41〜4
4が効率良く使用されながら、順次交換される。これに
より、この装置の場合も、エレメントの寿命を大きく向
上させることができる。具体的には、エレメントを4個
並列に配設して4個同時に使用して濾過を行った場合に
比較して、図2の装置を用いて濾過を行った場合には、
その濾過能力(寿命)が約2倍となる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多連式フィルタ装置において、まず、第1入口バルブを
開放して第1フィルターエレメントによる濾過流体の濾
過に応じて第1フィルターエレメントの上下流の差圧が
所定値以上となって第1背圧バルブが開放された後、同
様にして順次第2〜第n背圧バルブまで全て開放された
ときに、第1フィルターエレメントを新しいエレメント
と交換し、第1入口バルブを閉止するとともに第2入口
バルブを開放して濾過流体の濾過を継続するようになっ
ており、以下順次同様のエレメント交換を行って継続的
な濾過を行わせるようになっている。このため、本発明
の使用方法の場合には、エレメントの上下流の差圧が所
定値に達した後、隣のエレメントを併用してこのエレメ
ントの流量を下げることにより、この差圧が増加するこ
とがなく、濾過流量は減っても濾過性能を低下させるこ
となく濾過を継続させることができる。本発明は、この
ようしてエレメントを並列に使用する状態を全背圧バル
ブが開放するまで行い、この後に初めて最初に背圧バル
ブが開放されたエレメントのみを交換するという使用方
法を用いているので、全エレメントをもっとも効率よく
且つ濾過性能を低下させることなく極限まで使用するこ
とができ、エレメントの寿命が単一エレメントによる濾
過の場合に比べて飛躍的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】n=2の場合での本発明に係る多連式フィルタ
装置の構成を示す回路図である。
【図2】n=4の場合での本発明に係る多連式フィルタ
装置の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 ポンプ 2,3,31〜34 入口バルブ 6,7,25〜28 背圧バルブ 4,5,41〜44 フィルターエレメント

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濾過流体供給側流路から並列に分岐した
    第1〜第n分岐流路と、これら各分岐流路にそれぞれ配
    設された交換可能な第1〜第nフィルターエレメント
    と、前記各分岐流路における前記エレメントの上流側に
    それぞれ配設されてこの分岐流路を開閉する第1〜第n
    入口バルブと、前記第1〜第n分岐流路のうち、第1と
    第2、第2と第3、・・・第nと第1分岐流路をそれぞ
    れ連結する第1〜第n連結流路と、これら各連結流路中
    に配設され、この連結流路を開閉する第1〜第n背圧バ
    ルブとからなり、これら第1〜第n背圧バルブはそれぞ
    れ、前記第1〜第n分岐流路における前記第1〜第nエ
    レメントの上流側と下流側との差圧が所定値以上となっ
    たときに開放されるように構成されている多連式フィル
    タ装置において、 まず、前記第1入口バルブを開放して、前記第1フィル
    ターエレメントによる濾過流体の濾過を行わせ、 濾過に応じて前記第1フィルターエレメントの上下流の
    差圧が所定値以上となって前記第1背圧バルブが開放さ
    れ、さらに、同様にして順次第2〜第n背圧バルブまで
    全て開放されたときに、前記第1フィルターエレメント
    を新しいエレメントと交換し、 前記第1入口バルブを閉止するとともに前記第2入口バ
    ルブを開放して濾過流体の濾過を継続し、 濾過に応じて前記第1〜第n背圧バルブが順次開放され
    て全背圧バルブが全て開放されたときに、第2フィルタ
    ーエレメントを新しいエレメントと交換し、 前記第2入口バルブを閉止するとともに前記第3入口バ
    ルブを開放して濾過流体の濾過を継続し、 以下、同様にして継続的な濾過を行うことを特徴とする
    多連式フィルタ装置の使用方法。
  2. 【請求項2】 前記分岐流路が第1および第2分岐流路
    から構成され、前記フィルターエレメントが第1および
    第2フィルターエレメントから構成され、前記入口バル
    ブが第1および第2入口バルブから構成され、前記差圧
    検出手段が第1および第2差圧検出手段から構成され、
    前記連結流路が第1および第2連結流路から構成され、
    前記背圧バルブが第1および第2背圧バルブから構成さ
    れた多連式フィルタ装置において、 まず、前記第1入口バルブを開放して、前記第1フィル
    ターエレメントによる濾過流体の濾過を行わせ、 濾過に応じて前記第1フィルターエレメントの上下流の
    差圧が所定値以上となって前記第1背圧バルブが開放さ
    れ、さらに、第2背圧バルブも開放されたときに、前記
    第1フィルターエレメントを新しいエレメントと交換
    し、 前記第1入口バルブを閉止するとともに前記第2入口バ
    ルブを開放して濾過流体の濾過を継続し、 濾過に応じて前記第1および第2背圧バルブがともに開
    放されたときに、第2フィルターエレメントを新しいエ
    レメントと交換し、 前記第2入口バルブを閉止するとともに前記第1入口バ
    ルブを開放して濾過流体の濾過を継続し、 以下、上記操作を繰り返して継続的な濾過を行うことを
    特徴とする請求項1に記載の多連式フィルタ装置の使用
    方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003112132A (ja) * 2001-10-03 2003-04-15 Sumitomonacco Materials Handling Co Ltd 洗浄水交換方法及びその装置
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