JPH10199631A - 多極プラグ及びその製造方法 - Google Patents

多極プラグ及びその製造方法

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JPH10199631A
JPH10199631A JP8358234A JP35823496A JPH10199631A JP H10199631 A JPH10199631 A JP H10199631A JP 8358234 A JP8358234 A JP 8358234A JP 35823496 A JP35823496 A JP 35823496A JP H10199631 A JPH10199631 A JP H10199631A
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ring
plug
insulating
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Yoshihisa Tsuruta
喜久 鶴田
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WAKA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 プラグ本体とコード電線との接続部分の小型
化を図った多極プラグ及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 チップ端子は、鍔部12cを挟んで前後
軸方向に延びる太径の接触部12aと細径の端子部12
bとからなり、該端子部12bは、第1〜第3の絶縁カ
ラーを貫通して、その接続先端部12eは、第3の絶縁
カラーの端子収容部18cに収容されている。また、リ
ング端子は、筒状のリング13aと、該円筒状のリング
13aの内周面に収容される円筒状のリング部と該リン
グ部から延びる扁平の端子13dとからなる補助リング
端子とからなり、端子13dは、第2の絶縁カラー及び
第3の絶縁カラーを貫通して、その接続先端部13e
を、第3の絶縁カラーの端子収容部底壁18eを挟んで
チップ端子の端子部接続先端部12eの下方に配置して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用のカセット
レコーダやラジオ受信機等に使用される多極プラグ及び
その製造方法に関し、特に、多極プラグ本体とコード電
線との接続部分(キャップ部分)の小型化を図った技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯用のカセットレコーダやラジ
オ受信機等に使用されるイヤホンの多極プラグ、例え
ば、3極ステレオミニプラグには、図14に示すような
ものがある。
【0003】即ち、図において、3極ステレオミニプラ
グ1は、夫々、一端部に相手方ジャックのコンタクト部
と接触する接触部2a,3a、4aを有すると共に、他
端部にコード電線5と接続される端子部2b、3b、4
bを有する、チップ端子2と、リング端子3と、スリー
ブ端子4と、前記コード5周りに挿通されて、プラグ本
体部1aに装着されるキャップ6と、を含んで構成され
る。そして、各端子部2b、3b、4bのコード電線5
と接続される接続端部は、階層状に延設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の3極ステレオミニプラグにあっては、次のよ
うな問題点があった。即ち、各端子部2b、3b、4b
のコード電線5と接続される接続端部が、階層状に延設
され、該接続部分が長くなっているため、該部分を覆う
キャップ部分が大きくなり、近年益々小型化している音
響機器等にマッチしないこととなっている。特に、例え
ば、外部にリモートコントロールユニットを備え、該ユ
ニットにステレオミニプラグを接続して使用するもので
は、ユニットからの出っ張り部分が大きくなり機器にマ
ッチしないといった問題点が生じることとなる。
【0005】尚、接続端子部分を短くして小型化を図る
と、コード電線の接続に際しての作業の困難性や全体的
に強度が弱くなるといった他の問題点が生じることとな
る。
【0006】そこで、本発明は、上記のような課題を解
決するためなされたものであり、特に、コード電線の接
続に際しての作業の困難性や強度面の問題を解決しつ
つ、プラグ本体とコード電線との接続部分の小型化を図
った多極プラグ及びその製造方法を提供することを課題
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明は、夫々、一端部に相手方ジャックのコンタクト
部と接触する接触部を有すると共に、他端部にコード電
線と接続される端子部を有する、チップ端子と、リング
端子と、スリーブ端子と、前記チップ端子とリング端子
との間に介装された第1の絶縁カラーと、前記リング端
子とスリーブ端子との間に介装された第2の絶縁カラー
と、前記コード周りに挿通されて、プラグ本体部に装着
されるキャップと、を含んで構成される多極プラグにお
いて、前記各端子の端子部の接続先端部を、プラグ本体
の接触部基端に近接する、プラグ本体の軸線方向に対し
て垂直した同一面上に配置するように構成したことを特
徴とする。
【0008】請求項2に係る発明は、前記第1の絶縁カ
ラーを、鍔部を有し該鍔部から円筒状の先細部を延設す
ると共に、前記第2の絶縁カラーは、鍔部を有し該鍔部
から円筒状の先細部を延設すると共に、前記第1の絶縁
カラーの先細部の先端部分に嵌挿され、前記スリーブ端
子の後端部には、鍔部を挟んで左右に延設された先細部
と端子収容部とを有する第3の絶縁カラーを嵌挿するよ
うに構成したことを特徴とする。
【0009】請求項3に係る発明は、前記チップ端子
を、鍔部を挟んで前後軸方向に延びる太径の接触部と細
径の端子部とからなり、該端子部は、前記第1〜第3の
絶縁カラーを貫通して、その接続先端部は、前記第3の
絶縁カラーの端子収容部に収容するように構成したこと
を特徴とする。
【0010】請求項4に係る発明は、前記リング端子
を、円筒状のリングと、該円筒状のリングの内周面に収
容される円筒状のリング部と該リング部から延びる扁平
の端子とからなる補助リング端子とからなり、前記補助
リング端子の端子は、第2の絶縁カラー及び第3の絶縁
カラーを貫通して、その接続先端部を、第3の絶縁カラ
ーの端子収容部底壁を挟んでチップ端子の端子部接続先
端部の下方に配置すように構成したことを特徴とする。
【0011】請求項5に係る発明は、前記スリーブ端子
を、円筒状のスリーブと、該スリーブの一端部から延設
された端子部とからなり、前記端子部は、第3の絶縁カ
ラーの鍔部を貫通して、その接続先端部は、端子収容部
側壁を挟んでチップ端子の端子部接続先端部の左右に配
置するように構成したことを特徴とする。
【0012】請求項6に係る発明は、前記第3の絶縁カ
ラーの先細部には、前記チップ端子の端子部に設けられ
た溝に係合する係合爪を形成するように構成したことを
特徴とする。
【0013】請求項7に係る発明は、前記スリーブ端子
の端子部基端には、第3の絶縁カラーの鍔部に設けられ
た段部に係止される係止片が形成されるように構成した
ことを特徴とする。
【0014】請求項8に係る発明は、前記チップ端子の
端子部には、第1の絶縁カラーを係止する係止突起部が
形成されるように構成したことを特徴とする。
【0015】請求項9に係る発明は、前記第1〜第3の
絶縁カラーの各先細部の先端部には、割溝が形成され
て、各絶縁カラーの空隙が連通するように構成したこと
を特徴とする。
【0016】請求項10に係る発明は、前記第3の絶縁
カラーの鍔部には、キャップが結合され、前記絶縁カラ
ーの空隙と連通するキャップの空隙内に樹脂を注入して
成型するように構成したことを特徴とする。
【0017】請求項11に係る発明は、前記多極プラグ
を、直径が3.5mmタイプの3極ステレオミニプラグ
で構成したことを特徴とする。
【0018】請求項12に係る発明は、請求項2〜11
のいずれか1つに記載の多極プラグを製造するに際し
て、チップ端子に、その端子部先端より、第1の絶縁カ
ラー、リング端子、第2の絶縁カラー、スリーブ端子、
第3の絶縁カラー、を挿入してプラグ本体部を形成固定
する工程と、キャップにコードの電線を通す工程と、コ
ードの電線を各端子に半田付けする工程と、キャップを
スライドして第3の絶縁カラーの鍔部に結合する工程
と、各絶縁カラーの空隙と連通するキャップの空隙内に
樹脂を注入して成型する工程と、を含む多極プラグの製
造方法とする。
【0019】かかる構成によれば、請求項1に係る発明
では、各端子の端子部の接続先端部を、プラグ本体の接
触部基端に近接する、プラグ本体の軸線方向に対して垂
直した同一面上に配置したので、プラグ本体とコード電
線との接続部を小型化することができ、以て、近年益々
小型化している音響機器等にマッチすることとなる。
【0020】請求項2〜5に係る発明では、スリーブ端
子の後端部に第3の絶縁カラーを嵌挿し、第3の絶縁カ
ラーの端子収容部にチップ端子の接続先端部を収容する
と共に、リング端子の接続先端部を、第3の絶縁カラー
の端子収容部底壁を挟んでチップ端子の端子部接続先端
部の下方に配置し、スリーブ端子の接続先端部を、第3
の絶縁カラーの端子収容部側壁を挟んでチップ端子の端
子部接続先端部の左右に配置したので、コード電線の接
続に際しての作業領域を確保しつつ、プラグ本体とコー
ド電線との接続部分の小型化を図ることができる。
【0021】請求項6〜8に係る発明では、第3の絶縁
カラーの先細部に設けられた係合爪が、チップ端子の端
子部に設けられた溝に係合し、スリーブ端子の端子部基
端に設けられた係止片が、第3の絶縁カラーの鍔部に設
けられた段部に係止され、チップ端子の端子部に形成さ
れた係止突起部が、第1の絶縁カラーを係止することに
より、プラグ本体部を構成する各部品の位置が固定さ
れ、インサート成型時における作業が容易となると共
に、成型品の品質を向上させることができる。
【0022】請求項9及び10に係る発明では、第1〜
第3の絶縁カラーの各先細部の先端部には、割溝が形成
されて、各絶縁カラーの空隙が連通すると共に、第3の
絶縁カラーの鍔部には、キャップが結合され、前記絶縁
カラーの空隙と連通するキャップの空隙内に樹脂を注入
して成型することにより、樹脂が端子部だけでなくプラ
グ先端部分まで行き渡り補強される。
【0023】請求項11に係る発明では、多極プラグ
を、直径が3.5mmタイプの3極ステレオミニプラグ
で構成し他のタイプに比し汎用性が生じるので、近年益
々小型化している音響機器等に幅広くマッチすることと
なる。
【0024】請求項12に係る発明では、プラグの組立
性に優れ、プラグの製作性を向上することができ、以
て、製作コストを安価に押さえることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明の実施の形態を詳述する。図1は、本発明に係る
多極プラグの一実施形態としての、直径が3.5mmタ
イプの3極ステレオミニプラグの構成を示す正面図、図
2及び図3は、前図の縦断面図、図4は、同じく横断面
図である。
【0026】図において、3極ステレオミニプラグ10
は、夫々、一端部に相手方ジャック(図示せず)のコン
タクト部と接触する接触部12a,13a,14aを有
すると共に、他端部にコード電線11と接続される端子
部12b、13b、14bを有する、チップ端子12
と、リング端子13と、スリーブ端子14と、前記コー
ド11周りに挿通されて、プラグ本体部10aに装着さ
れるキャップ15と、を含んで構成される。
【0027】そして、チップ端子12とリング端子13
との間には、第1の絶縁カラー16が介装されると共
に、リング端子13とスリーブ端子14との間には、第
2の絶縁カラー17が介装され、スリーブ端子14の後
端部には、第3の絶縁カラー18が嵌挿されている。
【0028】第1の絶縁カラー16及び第2の絶縁カラ
ー17は、図9及び図10に示すように、夫々、鍔部1
6a,17aを有し該鍔部16a,17aから先細部1
6b、17bが延設されると共に、第2の絶縁カラー1
7の後端部は第1の絶縁カラー16の先細部16bの先
端部分に嵌挿されている。
【0029】また、第3の絶縁カラー18は、図11に
示すように、鍔部18aを挟んで左右に延設された先細
部18bと端子収容部18cとを有し、先細部18bに
は、チップ端子12の端子部12bに設けられた溝12
dに係合する係合爪18dが形成され、端子収容部18
cは、底壁18e及び左右の側壁18f、18fを有
し、該部分にチップ端子12の端子部12bの接続先端
部12eを収容するようになっている。また、先細部1
8bは、スリーブ端子14の後端部に嵌挿され、鍔部1
8aは、キャップ15と結合されるようになっている。
【0030】そして、各第1〜第3の絶縁カラー16,
17,18の各先細部16b、17b、18bの先端部
には、割溝16c、17c、18gが形成され、各絶縁
カラー16,17,18により形成される空隙16d、
17d、18h(図4参照)は連通している。
【0031】次に、チップ端子12は、図5に示すよう
に、鍔部12cを挟んで前後軸方向に延びる太径の接触
部12aと細径の端子部12bとからなり、該端子部1
2bには、第3の絶縁カラー18の先細部18bに形成
された係合爪18dが係合する溝12dが形成されてい
る。また、端子部12bは、第1〜第3の絶縁カラー1
6,17,18を貫通して、その接続先端部12eは、
前記第3の絶縁カラー18の端子収容部18cに収容さ
れている。
【0032】また、リング端子13は、図6及び図7に
示すように、接触部としての筒状のリング13aと、該
円筒状のリング13aの内周面に収容される円筒状のリ
ング部13cと該リング部13cから延びる扁平の端子
13dとからなる端子部としての補助リング端子13b
とからなり、補助リング端子13bの端子13dは、第
2の絶縁カラー17及び第3の絶縁カラー18を貫通し
て、その接続先端部13eを、第3の絶縁カラー18の
端子収容部底壁18eを挟んでチップ端子12の端子部
接続先端部12eの下方に配置している。
【0033】また、アースとして使用されるスリーブ端
子14は、図8に示すように、接触部としての円筒状の
スリーブ14aと、該スリーブ14aの一端部から延設
された端子部14b、14bとからなり、該端子部14
bは、第3の絶縁カラー18の鍔部18aを貫通して、
その接続先端部14cは、端子収容部側壁18fを挟ん
でチップ端子12の端子部接続先端部12eの左右に配
置している。
【0034】また、端子部14bの基端部には、該鍔部
18aに設けられた段部18iに係止される係止片14
dが形成されている。
【0035】このように各端子12,13,14の端子
部12b、13b、14bの接続先端部12e,13
e,14cを、プラグ本体10aの接触部基端10bに
近接する、プラグ本体10aの軸線方向に対して垂直し
た同一面上に配置している。因って、コード電線の接続
に際しての作業領域を確保しつつ、プラグ本体とコード
電線との接続部を、図13に示すように、従来のもの1
に比べ、本発明にかかるもの10は1/2以下に小型化
することができ、以て、近年益々小型化している音響機
器等にマッチすることとなる。
【0036】また、第3の絶縁カラー18の先細部18
bに設けられた係合爪18dが、チップ端子12の端子
部12bに設けられた溝12dに係合すると共に、スリ
ーブ端子14の端子部14b基端に設けられた係止片1
4dが、第3の絶縁カラー18の鍔部18aに設けられ
た段部18iに係止されるので、プラグ本体部10aを
構成する各部品の位置が固定され、インサート成型時に
おける作業が容易となると共に、成型品の品質を向上さ
せることができる。
【0037】次に、多極プラグの製造方法を説明する。
先ず、チップ端子12に、その端子部12b先端より、
第1の絶縁カラー16を鍔部16a側からチップ端子1
2の鍔部12cに当接するまで挿入し、次に、リング端
子13のリング13aを第1の絶縁カラー16の先細部
16bに嵌挿すると共に、補助リング端子13bをリン
グ13aの内周面に嵌挿する。
【0038】次に、第2の絶縁カラー17の後端部を第
1の絶縁カラー16の先細部16bの先端部分に嵌挿す
る。その後、スリーブ端子14に第3の絶縁カラー18
の先細部18bを嵌挿すると共に、スリーブ端子14の
端子部14bを鍔部18aに設けられた孔18jに挿入
して貫通させる。この場合、端子部14b基端に設けら
れた係止片14dが段部18iに係止しスリーブ端子1
4と第3の絶縁カラー18とは固定されることになる。
【0039】次に、スリーブ端子14を前記第2の絶縁
カラー17の先細部17bに嵌挿する。この場合、第3
の絶縁カラー18の先細部18bに設けられた係合爪1
8dが、チップ端子12の端子部12bに設けられた溝
12dに係合することにより、プラグ本体部10a全体
として固定されることになる。
【0040】その後、キャップ15にコード11を通
す。次に、コード11の電線を各端子に半田付けした
後、キャップ15をスライドして第3の絶縁カラー18
の鍔部18aに結合する。そして、最後に各絶縁カラー
の空隙16d、17d、18hと連通するキャップ15
の空隙内15aに樹脂を注入して成型することにより完
成する。
【0041】図12は、本発明の他の実施形態を示して
いる。このものは、上記実施形態のものとはチップ端子
の構造が相違するのみで、他の構成は同一であるので、
同一符号を付してその説明を省略する。即ち、チップ端
子12の端子部12bには、第1の絶縁カラー16を係
止するための係止突起部12fが形成されている。これ
によると、係止突起部12fが、第1の絶縁カラー16
を係止することにより位置が固定され、インサート成型
時における作業が容易となると共に、成型品の品質を向
上させることができる。
【0042】尚、上記の実施形態においては、多極プラ
グの一実施形態として、直径が3.5mmタイプの3極
ステレオミニプラグを例にとって説明したが、本発明の
多極プラグ及びその製造方法は、その他の直径及び極数
のプラグにも同様に適用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、各端子の端子部の接続先端部を、プラグ本
体の接触部基端に近接する、プラグ本体の軸線方向に対
して垂直した同一面上に配置したので、プラグ本体とコ
ード電線との接続部を小型化することができ、以て、近
年益々小型化している音響機器等にマッチすることとな
る。
【0044】請求項2〜5に係る発明によれば、スリー
ブ端子の後端部に第3の絶縁カラーを嵌挿し、第3の絶
縁カラーの端子収容部にチップ端子の接続先端部を収容
すると共に、リング端子の接続先端部を、第3の絶縁カ
ラーの端子収容部底壁を挟んでチップ端子の端子部接続
先端部の下方に配置し、スリーブ端子の接続先端部を、
第3の絶縁カラーの端子収容部側壁を挟んでチップ端子
の端子部接続先端部の左右に配置したので、コード電線
の接続に際しての作業領域を確保しつつ、プラグ本体と
コード電線との接続部分の小型化を図ることができる。
【0045】請求項6〜8に係る発明によれば、第3の
絶縁カラーの先細部に設けられた係合爪が、チップ端子
の端子部に設けられた溝に係合し、スリーブ端子の端子
部基端に設けられた係止片が、第3の絶縁カラーの鍔部
に設けられた段部に係止され、チップ端子の端子部に形
成された係止突起部が、第1の絶縁カラーを係止するこ
とにより、プラグ本体部を構成する各部品の位置が固定
され、インサート成型時における作業が容易となると共
に、成型品の品質を向上させることができる。
【0046】請求項9及び10に係る発明によれば、第
1〜第3の絶縁カラーの各先細部の先端部には、割溝が
形成されて、各絶縁カラーの空隙が連通すると共に、第
3の絶縁カラーの鍔部には、キャップが結合され、前記
絶縁カラーの空隙と連通するキャップの空隙内に樹脂を
注入して成型することにより、樹脂が端子部だけでなく
プラグ先端部分まで行き渡り補強される。
【0047】請求項11に係る発明によれば、多極プラ
グを、直径が3.5mmタイプの3極ステレオミニプラ
グで構成し他のタイプに比し汎用性が生じるので、近年
益々小型化している音響機器等に幅広くマッチすること
となる。
【0048】請求項12に係る発明によれば、プラグの
組立性に優れ、プラグの製作性を向上することができ、
以て、製作コストを安価に押さえることができる。
【0049】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る多極プラグの一実施形態を示す
正面図
【図2】 図1の縦断面図
【図3】 図1の縦断面図
【図4】 (A)は図1のA−A断面図、(B)は同じ
くB−B断面図、(C)は同じくC−C断面図、(D)
は同じくD−D断面図
【図5】 チップ端子を示す正面図
【図6】 リング端子のリングを示す図で、(A)は断
面図、(B)は側面図
【図7】 リング端子の補助リング端子を示す図で、
(A)は縦断面図、(B)は底面図、(C)は側面図、
(D)は横断面図
【図8】 スリーブ端子を示す図で、(A)は正面図、
(B)は断面図、(C)は左側面図、(D)は右側面図
【図9】 第1の絶縁カラーを示す図で、(A)は左側
面図、(B)は平面図、(C)は右側面図、(D)は正
面図、(E)は断面図
【図10】 第2の絶縁カラーを示す図で、(A)は正
面図、(B)は断面図、(C)は左側面図、(D)は右
側面図
【図11】 第3の絶縁カラーを示す図で、(A)は平
面図、(B)は断面図、(C)は正面図、(D)は断面
図、(E)は左側面図、(F)は右側面図を示す平面図
【図12】 他の実施形態を示す正面図
【図13】 従来例との比較図
【図14】 従来の3極ステレオミニプラグの断面図
【符号の説明】
10 3極ステレオミニプラグ 10a プラグ本体部 10b 基端部 11 コード電線 12 チップ端子 12a 接触部 12b 端子部 12c 鍔部 12d 溝 12e 接続先端部 13 リング端子 13a リング(接触部) 13b 補助リング端子(端子部) 13c リング部 13d 端子 13e 接続先端部 14 スリーブ端子 14a 接触部 14b 端子部 14c 接続先端部 15 キャップ 15a 空隙 16 第1の絶縁カラー 16a 鍔部 16b 先細部 16c 割溝 16d 空隙 17 第2の絶縁カラー 17a 鍔部 17b 先細部 17c 割溝 17d 空隙 18 第3の絶縁カラー 18a 鍔部 18b 先細部 18c 端子収容部 18d 係合爪 18e 底壁 18f 側壁 18g 割溝 18h 空隙

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夫々、一端部に相手方ジャックのコンタ
    クト部と接触する接触部を有すると共に、他端部にコー
    ド電線と接続される端子部を有する、チップ端子と、リ
    ング端子と、スリーブ端子と、 前記チップ端子とリング端子との間に介装された第1の
    絶縁カラーと、 前記リング端子とスリーブ端子との間に介装された第2
    の絶縁カラーと、 前記コード周りに挿通されて、プラグ本体部に装着され
    るキャップと、 を含んで構成される多極プラグにおいて、 前記各端子の端子部の接続先端部を、プラグ本体の接触
    部基端に近接する、プラグ本体の軸線方向に対して垂直
    した同一面上に配置したことを特徴とする多極プラグ。
  2. 【請求項2】 前記第1の絶縁カラーは、鍔部を有し該
    鍔部から円筒状の先細部を延設すると共に、 前記第2の絶縁カラーは、鍔部を有し該鍔部から円筒状
    の先細部を延設すると共に、前記第1の絶縁カラーの先
    細部の先端部分に嵌挿され、 前記スリーブ端子の後端部には、鍔部を挟んで左右に延
    設された先細部と端子収容部とを有する第3の絶縁カラ
    ーが嵌挿されていることを特徴とする請求項1記載の多
    極プラグ。
  3. 【請求項3】 前記チップ端子は、鍔部を挟んで前後軸
    方向に延びる太径の接触部と細径の端子部とからなり、 該端子部は、前記第1〜第3の絶縁カラーを貫通して、
    その接続先端部は、前記第3の絶縁カラーの端子収容部
    に収容されていることを特徴とする請求項2記載の多極
    プラグ。
  4. 【請求項4】 前記リング端子は、円筒状のリングと、
    該円筒状のリングの内周面に収容される円筒状のリング
    部と該リング部から延びる扁平の端子とからなる補助リ
    ング端子とからなり前記補助リング端子の端子は、第2
    の絶縁カラー及び第3の絶縁カラーを貫通して、その接
    続先端部を、第3の絶縁カラーの端子収容部底壁を挟ん
    でチップ端子の端子部接続先端部の下方に配置したこと
    を特徴とする請求項2又は3記載の多極プラグ。
  5. 【請求項5】 前記スリーブ端子は、円筒状のスリーブ
    と、該スリーブの一端部から延設された端子部とからな
    り、 前記端子部は、第3の絶縁カラーの鍔部を貫通して、そ
    の接続先端部は、端子収容部側壁を挟んでチップ端子の
    端子部接続先端部の左右に配置したことを特徴とする請
    求項2〜4のうちいずれか1つに記載の多極プラグ。
  6. 【請求項6】 前記第3の絶縁カラーの先細部には、前
    記チップ端子の端子部に設けられた溝に係合する係合爪
    が形成されていることを特徴とする請求項2〜5のうち
    いずれか1つに記載の多極プラグ。
  7. 【請求項7】 前記スリーブ端子の端子部基端には、第
    3の絶縁カラーの鍔部に設けられた段部に係止される係
    止片が形成されていることを特徴とする請求項2〜6の
    うちいずれか1つに記載の多極プラグ。
  8. 【請求項8】 前記チップ端子の端子部には、第1の絶
    縁カラーを係止する係止突起部が形成されていることを
    特徴とする請求項2〜7のうちいずれか1つに記載の多
    極プラグ。
  9. 【請求項9】 前記第1〜第3の絶縁カラーの各先細部
    の先端部には、割溝が形成されて、各絶縁カラーの空隙
    が連通していることを特徴とする請求項2〜8のうちい
    ずれか1つに記載の多極プラグ。
  10. 【請求項10】 前記第3の絶縁カラーの鍔部には、キ
    ャップが結合されると共に、前記絶縁カラーの空隙と連
    通するキャップの空隙内に樹脂を注入して成型したこと
    を特徴とする請求項9記載の多極プラグ。
  11. 【請求項11】 前記多極プラグは、直径が3.5mm
    タイプの3極ステレオミニプラグであることを特徴とす
    る請求項1〜10のうちいずれか1つに記載の多極プラ
    グ。
  12. 【請求項12】 請求項2〜11のいずれか1つに記載
    の多極プラグを製造するに際して、 チップ端子に、その端子部先端より、第1の絶縁カラ
    ー、リング端子、第2の絶縁カラー、スリーブ端子、第
    3の絶縁カラー、を挿入してプラグ本体部を形成固定す
    る工程と、 キャップにコードの電線を通す工程と、 コードの電線を各端子に半田付けする工程と、 キャップをスライドして第3の絶縁カラーの鍔部に結合
    する工程と、 各絶縁カラーの空隙と連通するキャップの空隙内に樹脂
    を注入して成型する工程と、 を含むことを特徴とする多極プラグの製造方法。
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