JPH10199484A - ランプ及び希ガス放電灯並びにその製造方法 - Google Patents

ランプ及び希ガス放電灯並びにその製造方法

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JPH10199484A
JPH10199484A JP214697A JP214697A JPH10199484A JP H10199484 A JPH10199484 A JP H10199484A JP 214697 A JP214697 A JP 214697A JP 214697 A JP214697 A JP 214697A JP H10199484 A JPH10199484 A JP H10199484A
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rare gas
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聖導 吉田
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的に簡単な構成によってガラスバルブ端部
における破損不良を効果的に抑制でき、品質の安定した
信頼性の高いランプ及び希ガス放電灯並びにその製造方
法を提供すること。 【解決手段】内面に発光層3を有し、かつ端部に封止部
5Aを有するガラスバルブ2と、ガラスバルブの外周面
に互いに離隔して配置した一対の帯状の外部電極6
(7)と、ガラスバルブの内部空間に封入した希ガスと
を具備し、前記封止部の少なくとも一方を、ガラスバル
ブの加熱操作に基づく縮径作用により形成し、この封止
部5Aの主要部分を、曲成部5Abを介してガラスバル
ブ内に凹入・位置させると共に、曲成部の内側の曲成半
径R1 を0.1mm以上とし、かつ曲成部分におけるガ
ラスバルブの内面とガラスバルブ内に凹入した封止部と
の間に空間部5Abaを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はランプ及び希ガス
放電灯並びにその製造方法に関し、特にガラスバルブの
外周面に一対の帯状の外部電極を有する希ガス放電灯に
おいて、ガラスバルブの端部の封止構造及びその封止方
法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種希ガス放電灯は、例えば図
9〜図10に示すように構成されている(特開平3−2
25745号公報を参照)。同図において、1は希ガス
放電灯である。2は例えば鉛ガラス,ソ−ダガラス,硼
・珪酸ガラスなどよりなるガラスバルブであって、その
内面には希土類蛍光体,ハロリン酸塩蛍光体などの蛍光
体よりなる発光層3が形成されている。特に、発光層3
には蛍光体が被着されていないアパ−チャ部(光放出
部)3aが形成されているが、アパ−チャ部3aを省略
することもできる。又、ガラスバルブ2の端部2a,2
bには、例えばガラスバルブ2より融点の低いガラス部
材よりなる円板状の封止部材4,5が封止されている。
尚、このガラスバルブ2の内部空間には、水銀などの金
属蒸気を含まない例えばキセノン(Xe),クリプトン
(Kr),ネオン(Ne),ヘリウム(He)などの希
ガスが単一又は混合して所定量封入されているが、キセ
ノンを主成分とする希ガスを例えば20〜110Tor
rの圧力で封入することが望ましい。一方、ガラスバル
ブ2の外周面には、例えばアルミニウム箔などの不透光
性の金属部材よりなる一対の帯状の外部電極6,7が、
アパ−チャ部3aを挾んで互いに対向するように配置さ
れている。これにより、アパ−チャ部3aに対応する部
分には開口部8が、その反対側には開口部9が形成され
る。
【0003】この希ガス放電灯1は、外部電極6,7に
高周波高電圧(例えば28KHzで2500Vo−p)
を印加することによりキセノンガスの放電が生じ、キセ
ノンガスの励起線によって発光層3が刺激されて発光す
るものであり、光は主としてアパ−チャ部3aを介して
開口部8から外部に放出される。特に、この希ガス放電
灯1には水銀が用いられていないために、点灯後におけ
る光量の立ち上がりが急峻であり、点灯と同時に光量が
ほぼ100%近くにまで達するという特徴を有してお
り、ファクシミリなどの原稿読取光源として好適するも
のである。
【0004】しかしながら、この希ガス放電灯1は次の
ように製造されるために、後述する生産性,品質の信頼
性の改善が難しいという問題を有している。
【0005】即ち、まず、所定の長さに設定されたガラ
スバルブ2の内面全体に発光層3を形成した後、アパ−
チャ部3aに相当する部分の発光層3を除去する。次
に、グラファイト治具に形成されている垂直方向の孔の
底部に一方の封止部材4を挿入し、封止部材4の上にガ
ラスバルブ2を配置する。次に、このグラファイト治具
を真空チャンバ−に入れ、真空にすると共に、グラファ
イト治具に通電してガラスバルブ2,封止部材4を加熱
する。これによって、ガラスバルブ2と封止部材4は気
密に封止される。
【0006】次に、グラファイト治具を真空チャンバ−
から取り出し、孔からガラスバルブ2を引き抜く。そし
て、治具の孔の底部に他方の封止部材5を挿入し、封止
部材5の上にガラスバルブ2を配置する。次に、このグ
ラファイト治具を真空チャンバ−に入れ、真空にすると
共に、真空チャンバ−内を所定圧力の希ガス雰囲気にす
る。これによって、ガラスバルブ内も同一圧力の希ガス
雰囲気となる。この状態において、グラファイト治具に
通電してガラスバルブ2,封止部材5を加熱する。これ
によって、ガラスバルブ2と封止部材5は気密に封止さ
れる。
【0007】次に、図9,10に示すように、ガラスバ
ルブ2の外周面に一方の面に接着層を有する外部電極
6,7を、アパ−チャ部3aを挾んで互いに所定の間隔
だけ離隔するように、貼付ける。そして、図示されてい
ないが、外部電極6,7の端部に銅端子を半田付けする
と共に、端子に図示しない外部導出用のハ−ネスを半田
付けする。次に、ガラスバルブ2をシリコ−ンワニス液
に浸漬し引き上げることにより、ガラスバルブ2及び外
部電極6,7の表面にシリコ−ンワニスを被着させる。
そして、例えば1時間程度乾燥させる。然る後、ガラス
バルブ2に熱収縮性樹脂よりなる保護チュ−ブを被せる
と共に、この保護チュ−ブを例えば150〜160℃程
度に加熱して熱収縮させ、ガラスバルブ2の外周面に保
護チュ−ブを密着させることによって希ガス放電灯が製
造される。
【0008】このように希ガス放電灯の製造工程は、全
体的に手作業に基づくバッチ処理が主体となっており、
作業能率が低い上に、歩留まりも低く、満足し得る信頼
性を期待しにくいものである。特に、ガラスバルブ2と
封止部材4,5との封止工程では、グラファイト治具の
孔に封止部材4及びガラスバルブ2を挿入・配置した
り、さらにはグラファイト治具の孔に封止部材5及びガ
ラスバルブ2を挿入・配置したりしなければならないた
めに、作業能率が低く、量産性を高めることが難しいと
いう問題がある。
【0009】しかも、ガラスバルブ2と封止部材4,5
との封止部分は、グラファイト治具の孔の中に隠れてし
まうために、それぞれが正常な位置関係を維持している
か否かは封止作業が終了してグラファイト治具から取り
出すまで全くわからない。このために、両者の位置関係
がずれたままで封止されることがあり、品質の安定した
高品位の希ガス放電灯を期待できないという問題もあ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本出願人は、
このような問題を解決するために、例えば図11〜図1
2に示す希ガス放電灯を提案した(特願平8−4756
2号参照)。同図において、本提案の特徴部分は、ガラ
スバルブ2の、少なくとも一方の端部に加熱操作に基づ
く縮径作用による封止部5Aを有し、この封止部5Aの
溶断部5Aaをガラスバルブ内に凹入・位置させたこと
であり、さらに詳しくは、内面に発光層3を有し、かつ
端部に封止部4A,5Aを有するガラスバルブ2の外周
面に一対の帯状の外部電極6,7を、互いに離隔して配
置し、封止部4A,5Aのうち、一方の封止部4Aをほ
ぼ平坦状に、他方の封止部5Aを縮径加工後の溶断によ
る溶断部5Aaがガラスバルブ内に凹入されるように構
成したことである。
【0011】この希ガス放電灯1は、例えば図13〜図
14に示すように製造される。まず、図13(a)に示
すように、他方の端部を除くガラスバルブ2の内面全体
に発光層3を形成すると共に、アパ−チャ部3aに相当
する部分の発光層を除去する。次に、同図(b)に示す
ように、ガラスバルブ2の一方の端部2aを第1,第2
のチャック10,11にて、所定の間隔だけ離隔するよ
うに支持する。そして、ガラスバルブ2を第1,第2の
チャック10,11にて支持した状態で回転させると共
に、第1,第2のチャック10,11間の所定のガラス
バルブ部分をバ−ナ12にて加熱する。尚、バ−ナ12
によるガラスバルブ部分の加熱位置はほぼ一定化されて
いる。
【0012】次いで、同図(c)に示すように、ガラス
バルブ2の加熱部分が軟化状態になったならば、回転状
態を維持しながら第1のチャック10をP方向に引っ張
る。これによって、ガラスバルブ2の加熱・軟化部分は
縮径される。尚、第1のチャック10をP方向に引っ張
る際に、第1のチャック10の回転を停止状態にし、加
熱・軟化部分が捻れるようにすることもできる。次に、
同図(d)に示すように、第1のチャック10をさらに
P方向に引っ張ると、加熱・軟化部分が一層に縮径され
て細くなる。そして、バ−ナ12による加熱によって縮
径部分が溶断される。これによって、第2のチャック1
1によって支持されているガラスバルブ2の端部には開
口部を気密に閉塞する封止部4Aが形成される。尚、第
1のチャック10によって支持されているガラスバルブ
はカレットとして廃棄される。さらに、同図(e)に示
すように、ガラスバルブ2のほぼ中央部分に形成されて
いる溶断部4Aaをバ−ナ12によって加熱することに
より、封止部4Aは中央部分の肉厚が若干厚くなるもの
の、その形態はほぼ平坦状に整形される。
【0013】次に、図14(a)に示すように、ガラス
バルブ2の他方の端部側を適当な間隔を保って第3,第
4のチャック13,14にて支持し、それぞれのチャッ
ク13,14間のガラスバルブ部分をバ−ナ15にて加
熱・軟化させる。この状態において、第3,第4のチャ
ック13,14の一方又は両方を互いに離反する方向に
引っ張ることにより、縮径部2Aが形成される。尚、縮
径部2Aを形成する際に、ガラスバルブ2に回転を付与
することもできる。次に、同図(b)に示すように、縮
径部2Aを有するガラスバルブ2の他方の端部を排気装
置の排気ヘッド16に装着すると共に、ガラスバルブ2
を第5のチャック17にて支持する。そして、ガラスバ
ルブ2を加熱しながら脱ガス処理する。終了後、排気系
からガラスバルブ2に希ガスを所定量封入する。然る
後、縮径部2Aをバ−ナ18にて加熱する。そして、加
熱部分の軟化状態に応じて第5のチャック17を排気ヘ
ッド16から離反するP方向に引っ張ると、縮径部分が
より細くなり、やがて縮径部分が同図(c)に示すよう
に、溶断される。この段階において、第5のチャック1
7にて支持されているガラスバルブ2の他方の端部には
開口部を気密に閉塞する封止部5Aが形成される。尚、
封止部5Aのほぼ中央部分にはチップオフによる突起状
の溶断部5Aaが形成されている。次に、同図(d)に
示すように、第5のチャック17にて支持状態のガラス
バルブ2を一定方向に回転させながらバ−ナ19にて封
止部5Aの肩部(曲成部)5Ab及び溶断部5Aaを加
熱し軟化させる。すると、溶断部5Aaは、同図(e)
に示すように、ガラスバルブ内に吸い込まれるように凹
入され、ガラスバルブ2の外周面からほぼ突出しないよ
うになる。以下、このガラスバルブ2の外周面への外部
電極6,7の配置,外部電極6,7の絶縁処理などの工
程を経て希ガス放電灯が製造される。
【0014】この提案によれば、ガラスバルブ2の端部
における封止部4A,5Aは、ガラスバルブ2の加熱操
作に基づく縮径作用及び縮径部分の溶断によって形成さ
れるために、従来のような円板状の封止部材を完全に省
略できる。従って、希ガス放電灯のコストを効果的に低
減できる上、封止形態の均一化により品質の信頼性も高
めることができる。
【0015】又、他方の封止部5Aの溶断部5Aaはガ
ラスバルブ内に凹入されているために、組み立て工程に
おいて溶断部5Aaに不所望な外力が作用しない。従っ
て、例えばガラスバルブ2の端部に樹脂製のソケットな
どを装着する際に、溶断部5Aaの破損を確実に防止で
きるのみならず、ガラスバルブ2の形態均一化によって
OA機器への組み込みが容易になる。
【0016】又、上述の方法によれば、一方の封止部4
Aは、加熱・軟化部分の縮径作業時に、バ−ナ12によ
る加熱位置をほぼ一定にした上でカレット側のガラスバ
ルブ2のみを引っ張ることによって、ほぼ平坦状に形成
できるために、図9〜図10に示す従来の希ガス放電灯
との間に互換性をもたすことができる。
【0017】しかも、他方の封止部5Aには、突起状の
溶断部5Aaが形成されるが、溶断部分及びその周辺部
分を加熱することによって、ガラスバルブ内が大気圧よ
り負圧に設定されていることを利用して溶断部5Aaを
簡単にガラスバルブ内に凹入させることができる。
【0018】さらには、ガラスバルブ2の端部における
封止部4A,5Aは、従来のように特別の封止部材を使
用することなく、単にガラスバルブ2の加熱・軟化部分
の縮径加工及び縮径部分の溶断によって形成されるため
に、作業能率を著しく高めることができるのみならず、
量産性をも改善できるなどの優れた効果が期待できるも
のである。
【0019】しかしながら、製品化された希ガス放電灯
1は上述のように品位が高く望ましいものであるが、図
14(e)に示す溶断部分5Aaのガラスバルブ内への
吸い込み工程以降の製造工程において、希ガス放電灯1
が破損し易いという問題が発生している。
【0020】この破損事故は、他方の封止部5Aにおけ
る第1の曲成部5Abの周辺に集中していることから、
封止部の構造・形態に何らかの問題があると考えられ
る。従って、本発明者らは、破損事故を起こした希ガス
放電灯の拡大断面を調査したところ、共通して図15に
示すような構造になっていることが明らかになった。
【0021】即ち、他方の封止部5Aは、ガラスバルブ
2の端部2bから第1の曲成部5Ab,第2の曲成部5
Acを介してガラスバルブ内に吸い込まれるのである
が、図15に示すように、第1の曲成部5Abの内側が
鋭角状に形成されており、しかも、第1の曲成部分にお
けるガラスバルブ2の内面とガラスバルブ内に凹入され
た封止部5Aとの間に空間部5Abaが殆んど形成され
ていない構造になっている。このために、第1の曲成部
5Abにストレスが集中的に作用してクラックするもの
と考えられる。特に、封止部5Aの吸い込み部分がガラ
スバルブ2の内面に接触している場合には、通常、封止
部5Aの吸い込み部分の肉厚はガラスバルブ2の肉厚に
比較して薄いために、吸い込み加工時において、封止部
5Aの吸い込み部分の温度はガラスバルブ2の温度より
かなり高くなっている。このために、吸い込み時に、封
止部5Aの吸い込み部分がガラスバルブ2の内面に接触
することによってガラスバルブ2にクラックが発生し易
くなるものと推察される。
【0022】それ故に、本発明の目的は、比較的に簡単
な構成によってガラスバルブ端部における破損不良を効
果的に抑制でき、品質の安定した信頼性の高いランプ及
び希ガス放電灯並びにその製造方法を提供することにあ
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、上述
の目的を達成するために、ガラスバルブの、少なくとも
一方の端部に加熱操作に基づく縮径作用による封止部を
有し、この封止部の主要部分を、曲成部を介してガラス
バルブ内に凹入・位置させると共に、曲成部の内側の曲
成半径を0.1mm以上とし、かつ曲成部分におけるガ
ラスバルブの内面とガラスバルブ内に凹入した封止部と
の間に空間部を形成したことを特徴とする。
【0024】又、本発明の第2の発明は、内面に発光層
を有し、かつ端部に封止部を有するガラスバルブと、ガ
ラスバルブの外周面に互いに離隔して配置した一対の帯
状の外部電極と、ガラスバルブの内部空間に封入した希
ガスとを具備し、前記封止部の少なくとも一方を、ガラ
スバルブの加熱操作に基づく縮径作用により形成し、こ
の封止部の主要部分を、曲成部を介してガラスバルブ内
に凹入・位置させると共に、曲成部の内側の曲成半径を
0.1mm以上とし、かつ曲成部分におけるガラスバル
ブの内面とガラスバルブ内に凹入した封止部との間に空
間部を形成したことを特徴とする。
【0025】又、本発明の第3の発明は、内面に発光層
を有し、かつ端部に加熱操作に基づく縮径作用による封
止部を有するガラスバルブと、ガラスバルブの内部空間
に封入した希ガスと、絶縁性を有する透光性シ−トの一
方の面に金属部材よりなる一対の帯状の外部電極を互い
に離隔して配置し、かつ透光性シ−ト及び外部電極の一
方の面に接着層を形成してなるシ−ト構体とを具備し、
前記封止部の少なくとも一方を、ガラスバルブの加熱操
作に基づく縮径作用により形成し、この封止部の主要部
分を、曲成部を介してガラスバルブ内に凹入・位置させ
ると共に、曲成部の内側の曲成半径を0.1mm以上と
し、曲成部分におけるガラスバルブの内面とガラスバル
ブ内に凹入した封止部との間に空間部を形成し、かつガ
ラスバルブの外周面にシ−ト構体を、ガラスバルブと透
光性シ−トとの間に外部電極が位置するように巻回・接
着させたことを特徴とする。
【0026】又、本発明の第4の発明は、ガラスバルブ
の内部空間を負圧にした後、ガラスバルブの所望部分を
加熱・軟化する工程と、加熱・軟化部分の両側又は一方
の側に位置するガラスバルブ部分を離反する方向に引っ
張って加熱・軟化部分を溶断して封止部を形成する工程
と、溶断部分及び溶断部分より離隔した周辺部分を加熱
・軟化させることにより、封止部が曲成部を介してガラ
スバルブ内に凹入するように吸い込ませる工程とを含
み、前記吸い込み工程は、曲成部の内側の曲成半径が
0.1mm以上で、かつ曲成部分におけるガラスバルブ
の内面とガラスバルブ内に凹入する封止部との間に空間
部が形成されるように封止部を吸い込ませることを特徴
とする。
【0027】さらに、本発明の第5の発明は、内面に発
光層を有するガラスバルブの一方の端部側の所望部分を
加熱・軟化する工程と、加熱・軟化状態において、カレ
ットとなる側のガラスバルブを引っ張って加熱・軟化部
分を溶断して一方の封止部を形成する工程と、ガラスバ
ルブの他方の端部側の所望部分を加熱・軟化する工程
と、加熱・軟化状態において、加熱・軟化部分の両側又
は一方の側に位置するガラスバルブを相対的に離反する
方向に引っ張って加熱・軟化部分を縮径する工程と、ガ
ラスバルブの他方の端部側の開口部を利用して、内部空
間に希ガスを、大気圧より低い圧力となるように封入す
る工程と、縮径部分を溶断して他方の封止部を形成する
工程と、溶断部分及び溶断部分より離隔した周辺部分を
加熱・軟化させることにより、封止部が曲成部を介して
ガラスバルブ内に凹入するように吸い込ませる工程とを
含み、前記吸い込み工程は、曲成部の内側の曲成半径が
0.1mm以上で、かつ曲成部分におけるガラスバルブ
の内面とガラスバルブ内に凹入する封止部との間に空間
部が形成されるように封止部を吸い込ませることを特徴
とし、第6の発明は、前記他方の封止部の形成後に、同
部における溶断部分及び溶断部分より離隔した周辺部分
を加熱・軟化することにより、溶断部分がガラスバルブ
の外周面から突出しないように凹入させることを特徴と
する。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施例につ
いて図1〜図3を参照して説明する。尚、図9〜図15
に示す従来例及び先行技術と同一部分には同一参照符号
を付し、詳細な説明は省略する。同図において、本実施
例の特徴部分は、ガラスバルブ2の、少なくとも一方の
端部に加熱操作に基づく縮径作用による封止部5Aを有
し、この封止部5Aの主要部分を、第1の曲成部5Ab
を介してガラスバルブ内に凹入・位置させると共に、第
1の曲成部5Abの内側の曲成半径R1 を0.1mm以
上とし、かつ第1の曲成部分(5Ab)におけるガラス
バルブ2の内面とガラスバルブ内に凹入した封止部5A
との間に空間部5Abaを形成したことであり、さらに
は内面に発光層3を有し、かつ端部に封止部4A,5A
を有するガラスバルブ2と、ガラスバルブ2の外周面に
互いに離隔して配置した一対の帯状の外部電極6,7
と、ガラスバルブ2の内部空間に封入した希ガスとを具
備し、前記封止部の少なくとも一方5Aを、ガラスバル
ブ2の加熱操作に基づく縮径作用により形成し、この封
止部5Aの主要部分を、第1の曲成部5Abを介してガ
ラスバルブ内に凹入・位置させると共に、第1の曲成部
5Abの内側の曲成半径R1 を0.1mm以上とし、か
つ第1の曲成部分(5Ab)におけるガラスバルブ2の
内面とガラスバルブ内に凹入した封止部5Aとの間に空
間部5Abaを形成したことである。
【0029】この希ガス放電灯1において、封止部5A
の封止構造は、ガラスバルブ2の端部2bにおける第1
の曲成部5Abを介してガラスバルブ内に凹入されてお
り、さらに第2の曲成部5Acを介して溶断部5Aaが
一体化されていると共に、溶断部5Aaの先端部分はガ
ラスバルブの外周面より突出しないように構成されてい
る。特に、第1の曲成部5Abの内側の曲成半径R1
0.1mm以上に、第2の曲成部5Acの外側の曲成半
径R2 は0.5mm以上に、溶断部5Aaの先端とガラ
スバルブの外周面との距離Lは0mm以下(L≦0m
m)にそれぞれ設定されている。又、第1の曲成部分
(5Ab)におけるガラスバルブ2の内面とガラスバル
ブ内に凹入した封止部5Aとの間には空間部5Abaが
形成されている。尚、第2の曲成部5Acの外側の曲成
半径R2 及び溶断部5Aaの先端とガラスバルブの外周
面との距離Lは上述の範囲に設定することが望ましい
が、範囲外に設定することも可能である。
【0030】この実施例によれば、封止部5Aの主要部
分が、第1の曲成部5Abを介してガラスバルブ内に凹
入・位置されていると共に、第1の曲成部5Abの内側
の曲成半径R1 が0.1mm以上に設定されているため
に、同曲成部5Abの鋭角化が防止できる。従って、第
1の曲成部分(5Ab)にストレスが作用しにくくな
り、破損事故の発生を効果的に抑制できる。
【0031】しかも、第1の曲成部分(5Ab)におけ
るガラスバルブ2の内面とガラスバルブ内に凹入した封
止部5Aとの間には空間部5Abaが形成されているた
めに、封止部5Aの吸い込み時に、封止部5Aのガラス
バルブ内面への接触を確実に防止できる。従って、接触
に起因するガラスバルブ2のクラック事故の発生を有効
に低減できる。
【0032】又、第2の曲成部5Acの外側の曲成半径
2 を0.5mm以上に設定すれば、上述の第1の曲成
部5Abの曲成半径R1 を0.1mm以上に設定するこ
とと相俟ってクラック発生をさらに低減できる。
【0033】特に、封止部5Aにおける溶断部5Aaの
先端とガラスバルブの外周面との距離LをL≦0mmの
関係に設定すれば、溶断部5Aaがガラスバルブ内に凹
入されることになるために、ガラスバルブ2の有効寸法
の小形化を図ることができる上、組み立て工程における
溶断部5Aaへの不所望な外力の作用を軽減できる。従
って、例えばガラスバルブ2の端部に樹脂製のソケット
などを装着する際に、溶断部5Aaの破損を有効に低減
でき、作業能率を改善できる。
【0034】特に、上述の方法によれば、主としてガラ
スバルブ2への希ガスの封入圧の一定化及びバ−ナ19
による封止部5Aの加熱条件の均一化を図ることによっ
て、第1の曲成部5Abの曲成半径R1 を容易に0.1
mm以上に設定できる上、第1の曲成部分(5Ab)に
おけるガラスバルブ2の内面とガラスバルブ内に凹入し
た封止部5Aとの間にも空間部5Abaを形成すること
ができる。このために、上述したように製造工程におけ
る封止部5Aでの破損事故を効果的に低減できる。
【0035】図4〜図5は本発明にかかる希ガス放電灯
の第2の実施例を示すものであって、基本的には第1の
実施例と同じである。異なる点は、ガラスバルブ2の外
周面を絶縁部材20にて被覆したことである。具体的に
は、例えば熱収縮性を有するポリエチレンテレフタレ−
ト(PET)樹脂よりなる保護チュ−ブ(20)をガラ
スバルブ2に被せた上で、150〜200°C程度に加
熱することにより収縮させてガラスバルブ2及び外部電
極6,7に密着させたことである。尚、保護チュ−ブ
(20)を被せるに先立って、ガラスバルブ2及び外部
電極6,7の外周面に絶縁性に優れたシリコ−ン樹脂な
どの絶縁被膜を形成することもできる。
【0036】この実施例によれば、外部電極6,7に高
周波高電圧が印加されても、外部電極間及びOA機器に
対する十分の絶縁性を確保でき、安全に使用できるし、
外部環境からの影響も最小限に止めることができる。
【0037】図6〜図8は本発明にかかる希ガス放電灯
の第3の実施例を示すものであって、基本的には第1の
実施例と同じである。異なる点は、ガラスバルブ2の外
周面にシ−ト構体21を巻回・接着したことである。具
体的には、シ−ト構体21は、例えば肉厚が20〜10
0μmに設定されたPET樹脂のように絶縁性に優れた
透光性シ−ト22と、この透光性シ−ト22の一方の面
に互いに離隔して配置されたアルミニウム箔などの金属
部材よりなる一対の帯状の外部電極6,7と、外部電極
6,7の一端から導出された銅などの金属部材よりなる
短冊状の端子61,71と、透光性シ−ト22及び外部
電極6,7の一方の面に形成された粘着性ないし接着性
を有する接着層23とから構成されており、例えば図8
に示すように、ガラスバルブ2をシ−ト構体21におけ
る透光性シ−ト22の一端部分に配置した上で、ガラス
バルブ2及び/又は透光性シ−ト22の移動(転動)に
より、ガラスバルブ2の外周面にシ−ト構体21が、外
部電極6,7がガラスバルブ2と透光性シ−ト22との
間に位置するように巻回・接着され、透光性シ−ト22
の一端に他端が重ね合わされる。この重ね合わせ部分は
外部電極上に位置させることもできる。尚、巻回後に、
端子61,71には図示しない外部導出用のハ−ネスが
半田部材などにより接続される。
【0038】この実施例によれば、例えばガラスバルブ
2をシ−ト構体21における透光性シ−ト22の一端部
分に位置させた状態で、ガラスバルブ2を透光性シ−ト
22の上で単に転動させることによって、ガラスバルブ
2の外周面にシ−ト構体21を巻回・接着させることが
できるために、作業能率を著しく向上でき、量産性を高
めることができる。
【0039】又、シ−ト構体21の外周面を、第2の実
施例で示した保護チュ−ブ20で被覆すれば、高湿度な
ど苛酷な条件下での使用でも、十分の絶縁性を確保で
き、安定した使用状態を実現できる。
【0040】尚、本発明は、何ら上記実施例にのみ制約
されることなく、例えば封止部における溶断部のガラス
バルブ内への凹入構造は希ガス放電灯の他、トップシ−
ル形のハロゲン電球,グロ−ランプなどのランプにも適
用できる。又、この封止部は、ガラスバルブ内に希ガス
を封入した後に、封止予定部より外方部分を仮封止し、
然る後、封止予定部分を正式に封止することもできる。
又、各封止部の形成時に、ガラスバルブには回転を付与
することが望ましいが、ガラスバルブの外周部分に複数
のバ−ナを放射状に配置するなどの工夫によって回転を
付与しないようにすることもできる。さらには、ガラス
バルブの他方の端部の溶断は排気装置にセットした後に
縮径加工し、溶断することもできる。
【0041】
【実施例】次に、実験例について説明する。外径が8m
m,肉厚が0.5mmの鉛ガラスよりなるガラスバルブ
を用い、両端部に加熱操作に基づく縮径作用による封止
部を形成すると共に、溶断部をガラスバルブ内に吸い込
ませる側の封止部における第1の曲成部の曲成半径R1
を0.05〜0.5mmの範囲に設定した希ガス放電灯
を製造した。尚、第1の曲成部分におけるガラスバルブ
の内面とガラスバルブ内に凹入した封止部との間には
0.2mm以上の空間部が形成されている。
【0042】この希ガス放電灯のガラスバルブ端部及び
封止部分のクラック発生率を測定したところ、曲成半径
1 が0.05mmのものはクラック発生率が10%で
あったが、曲成半径R1 が0.1mm,0.2mm,
0.3mm,0.4mm,0.5mmのもののクラック
発生率は0%であった。又、製造完了後、10日間放置
した後にクラックの発生状況を調査したところ、クラッ
ク発生率は0%であった。従って、第1の曲成部の曲成
半径R1 は0.1mm以上に設定しなければならない。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、少なく
とも一方の封止部の主要部分が、第1の曲成部を介して
ガラスバルブ内に凹入・位置されていると共に、第1の
曲成部の内側の曲成半径R1 が0.1mm以上に設定さ
れているために、同曲成部の鋭角化が防止できる。従っ
て、第1の曲成部分にストレスが作用しにくくなり、破
損事故の発生を効果的に抑制できる。
【0044】しかも、第1の曲成部分におけるガラスバ
ルブの内面とガラスバルブ内に凹入した封止部との間に
は空間部が形成されているために、封止部の吸い込み時
に、封止部のガラスバルブ内面への接触を確実に防止で
きる。従って、接触に起因するガラスバルブのクラック
事故の発生を有効に低減できる。
【0045】又、第2の曲成部の外側の曲成半径R2
0.5mm以上に設定すれば、上述の第1の曲成部の曲
成半径R1 を0.1mm以上に設定することと相俟って
クラック発生をさらに低減できる。
【0046】特に、封止部における溶断部の先端とガラ
スバルブの外周面との距離LをL≦0mmの関係に設定
すれば、溶断部がガラスバルブ内に凹入されることにな
るために、ガラスバルブの有効寸法の小形化を図ること
ができる上、組み立て工程における溶断部への不所望な
外力の作用を軽減できる。従って、例えばガラスバルブ
の端部に樹脂製のソケットなどを装着する際に、溶断部
の破損を有効に低減でき、作業能率を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す側断面図。
【図2】図1の要部拡大断面図。
【図3】図1のX−X断面図。
【図4】本発明の第2の実施例を示す側断面図。
【図5】図4のY−Y断面図。
【図6】本発明の第3の実施例を示す縦断面図。
【図7】図6に示すシ−ト構体の展開図。
【図8】図7の縦断面図。
【図9】従来例の側断面図。
【図10】図9の縦断面図。
【図11】先行技術にかかる希ガス放電灯の側断面図。
【図12】図11のZ−Z断面図。
【図13】一方の封止部の形成方法を説明するための図
であって、同図(a)は内面に発光層を形成したガラス
バルブの側断面図、同図(b)はガラスバルブのチャッ
ク状態を示す側面図、同図(c)は加熱・軟化部分の縮
径状態を示す側面図、同図(d)は溶断状態を示す側面
図、同図(e)は封止部の要部断面図。
【図14】他方の封止部の形成方法を説明するための図
であって、同図(a)はガラスバルブの他方の端部に縮
径部を形成した状態を示す側面図、同図(b)はガラス
バルブを排気ヘッドに装着した状態を示す側面図、同図
(c)は溶断状態を示す側面図、同図(d)は封止部の
肩部分を加熱している状態を示す側面図、同図(e)は
溶断部(封止部)の凹入状態を示す要部断面図。
【図15】図11において、他方の封止部の形成状態の
一例を示す要部拡大断面図。
【符号の説明】
1 希ガス放電灯 2 ガラスバルブ 2A 縮径部 3 発光層 3a アパ−チャ部 4A 一方の封止部 4Aa,5Aa 溶断部 5A 他方の封止部 5Ab 第1の曲成部(肩部分) 5Aba 空間部 5Ac 第2の曲成部 6,7 外部電極 8,9 開口部 10,11,13,14,17 チャック 12,15,18,19 バ−ナ 16 排気ヘッド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスバルブの、少なくとも一方の端部
    に加熱操作に基づく縮径作用による封止部を有し、この
    封止部の主要部分を、曲成部を介してガラスバルブ内に
    凹入・位置させると共に、曲成部の内側の曲成半径を
    0.1mm以上とし、かつ曲成部分におけるガラスバル
    ブの内面とガラスバルブ内に凹入した封止部との間に空
    間部を形成したことを特徴とするランプ。
  2. 【請求項2】 内面に発光層を有し、かつ端部に封止部
    を有するガラスバルブと、ガラスバルブの外周面に互い
    に離隔して配置した一対の帯状の外部電極と、ガラスバ
    ルブの内部空間に封入した希ガスとを具備し、前記封止
    部の少なくとも一方を、ガラスバルブの加熱操作に基づ
    く縮径作用により形成し、この封止部の主要部分を、曲
    成部を介してガラスバルブ内に凹入・位置させると共
    に、曲成部の内側の曲成半径を0.1mm以上とし、か
    つ曲成部分におけるガラスバルブの内面とガラスバルブ
    内に凹入した封止部との間に空間部を形成したことを特
    徴とする希ガス放電灯。
  3. 【請求項3】 内面に発光層を有し、かつ端部に加熱操
    作に基づく縮径作用による封止部を有するガラスバルブ
    と、ガラスバルブの内部空間に封入した希ガスと、絶縁
    性を有する透光性シ−トの一方の面に金属部材よりなる
    一対の帯状の外部電極を互いに離隔して配置し、かつ透
    光性シ−ト及び外部電極の一方の面に接着層を形成して
    なるシ−ト構体とを具備し、前記封止部の少なくとも一
    方を、ガラスバルブの加熱操作に基づく縮径作用により
    形成し、この封止部の主要部分を、曲成部を介してガラ
    スバルブ内に凹入・位置させると共に、曲成部の内側の
    曲成半径を0.1mm以上とし、曲成部分におけるガラ
    スバルブの内面とガラスバルブ内に凹入した封止部との
    間に空間部を形成し、かつガラスバルブの外周面にシ−
    ト構体を、ガラスバルブと透光性シ−トとの間に外部電
    極が位置するように巻回・接着させたことを特徴とする
    希ガス放電灯。
  4. 【請求項4】 ガラスバルブの内部空間を負圧にした
    後、ガラスバルブの所望部分を加熱・軟化する工程と、
    加熱・軟化部分の両側又は一方の側に位置するガラスバ
    ルブ部分を離反する方向に引っ張って加熱・軟化部分を
    溶断して封止部を形成する工程と、溶断部分及び溶断部
    分より離隔した周辺部分を加熱・軟化させることによ
    り、封止部が曲成部を介してガラスバルブ内に凹入する
    ように吸い込ませる工程とを含み、前記吸い込み工程
    は、曲成部の内側の曲成半径が0.1mm以上で、かつ
    曲成部分におけるガラスバルブの内面とガラスバルブ内
    に凹入する封止部との間に空間部が形成されるように封
    止部を吸い込ませることを特徴とするランプの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 内面に発光層を有するガラスバルブの一
    方の端部側の所望部分を加熱・軟化する工程と、加熱・
    軟化状態において、カレットとなる側のガラスバルブを
    引っ張って加熱・軟化部分を溶断して一方の封止部を形
    成する工程と、ガラスバルブの他方の端部側の所望部分
    を加熱・軟化する工程と、加熱・軟化状態において、加
    熱・軟化部分の両側又は一方の側に位置するガラスバル
    ブを相対的に離反する方向に引っ張って加熱・軟化部分
    を縮径する工程と、ガラスバルブの他方の端部側の開口
    部を利用して、内部空間に希ガスを、大気圧より低い圧
    力となるように封入する工程と、縮径部分を溶断して他
    方の封止部を形成する工程と、溶断部分及び溶断部分よ
    り離隔した周辺部分を加熱・軟化させることにより、封
    止部が曲成部を介してガラスバルブ内に凹入するように
    吸い込ませる工程とを含み、前記吸い込み工程は、曲成
    部の内側の曲成半径が0.1mm以上で、かつ曲成部分
    におけるガラスバルブの内面とガラスバルブ内に凹入す
    る封止部との間に空間部が形成されるように封止部を吸
    い込ませることを特徴とする希ガス放電灯の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記他方の封止部の形成後に、同部にお
    ける溶断部分及び溶断部分より離隔した周辺部分を加熱
    ・軟化することにより、溶断部分がガラスバルブの外周
    面から突出しないように凹入させることを特徴とする請
    求項5記載の希ガス放電灯の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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