JPH10199119A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

Info

Publication number
JPH10199119A
JPH10199119A JP34982396A JP34982396A JPH10199119A JP H10199119 A JPH10199119 A JP H10199119A JP 34982396 A JP34982396 A JP 34982396A JP 34982396 A JP34982396 A JP 34982396A JP H10199119 A JPH10199119 A JP H10199119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
warm
circuit
hard disk
temperature
system control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34982396A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Oguri
朗 小栗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP34982396A priority Critical patent/JPH10199119A/ja
Publication of JPH10199119A publication Critical patent/JPH10199119A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】例えばビデオテープレコーダ等に内蔵されるハ
ードディスク装置に適用して、短時間でウォームアップ
を完了して編集処理等を確実に実行できるようにする。 【解決手段】本発明は、内部温度が所定の基準温度以下
のとき、所定期間の間、ウォームアップ手段8の動作を
立ち上げ、ディスク状記録媒体へのアクセスを停止制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク装置に関
し、例えばビデオテープレコーダ等に適用されるハード
ディスク装置に適用することができる。本発明は、内部
温度が所定の基準温度以下のとき、所定期間の間、ウォ
ームアップ手段の動作を立ち上げ、ディスク状記録媒体
へのアクセスを停止制御することにより、短時間でウォ
ームアップを完了して編集処理等を確実に実行できるよ
うにする。
【0002】
【従来の技術】従来、情報機器においては、種々の情報
をハードディスク装置に記録するようになされている。
このようなハードディスク装置は、ディスク状の磁気記
録媒体に高密度で記録トラックを形成して種々の情報を
記録するようになされている。このためこのようなハー
ドディスク装置は、内部温度が極端に低下した場合等に
おいては、トラッキングエラー等の異常が発生して正し
くデータ記録再生することが困難になる。これによりこ
の種のハードディスク装置は、所定の温度補償範囲で正
常な動作が補償されるようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでビデオテープ
レコーダ等の映像機器にハードディスク装置を取り付け
て、このハードディスク装置を使用して簡易な編集作業
等を実行できるようにすれば、この種の映像機器の使い
勝手を一段と向上できると考えられる。ところがビデオ
テープレコーダ等の映像機器においては、設置環境によ
って、動作停止時、ハードディスク装置の内部温度が温
度補償範囲以下に立ち下がる場合がある。
【0004】この場合、ビデオテープレコーダにおいて
は、電源起動直後、正しくハードディスク装置をアクセ
スすることが困難なことにより、結局、ハードディスク
装置の温度がほぼ温度補償範囲になるまで待機して処理
を開始することになる。これにより従来のハードディス
ク装置は、ウォームアップに時間を要する問題があっ
た。またこのとき、エアーコンディショナー等の暖房機
器を別途使用することも必要になる。
【0005】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、短時間でウォームアップを完了して、編集処理等を
確実に実行することができるディスク装置を提案しよう
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、温度検出手段で検出した内部温度
に基づいて、起動時、内部温度が所定の基準温度以下の
とき、所定期間の間、内部温度を上昇させるウォームア
ップ手段の動作を立ち上げ、ディスク状記録媒体へのア
クセスを停止制御する。
【0007】内部温度を上昇させるウォームアップ手段
の動作を立ち上げれば、その分内部温度を短時間で上昇
させることができる。従って起動時、内部温度が所定の
基準温度以下のとき、所定期間の間、ウォームアップ手
段の動作を立ち上げ、ディスク状記録媒体のアクセスを
停止制御すれば、短時間でウォームアップを完了して、
その後ディスク状記録媒体を正しくアクセスすることが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0009】図1は、本発明の実施の形態に係るビデオ
テープレコーダを示すブロック図である。このビデオテ
ープレコーダ1は、内蔵のハードディスク装置HDDに
より簡易な編集処理等を実行できるようになされてい
る。このためこのビデオテープレコーダ1は、2系統の
ハードディスクHDDを内蔵し、これら2系統のハード
ディスクHDD装置は、編集装置のコントローラにより
制御されて、このコントローラより指示される種々のデ
ータを記録再生する。
【0010】すなわちハードディスクコントロール2
は、システム制御回路3の制御により、この2系統のハ
ードディスク装置HDDを制御して所望のデータを記録
再生する。このときハードディスクコントロール2は、
システム制御回路3より出力される動作停止解除信号S
TART ENABLEが論理Lのとき、電源が立ち上
げられても動作開始を延期する。さらにハードディスク
コントロール2は、この動作停止解除信号START
ENABLEの論理レベルの立ち上がりを待ってスピン
ドルモータ等の駆動を開始し、これによりハードディス
ク装置HDDの動作を立ち上げる。
【0011】温度検出ウォームアップ回路4は、システ
ム制御回路3より出力されるウォームアップ信号HDD
WARMUPと、VTRサーボ回路6より出力される
ウォームアップ信号HDD WARMUPとをアンド回
路7に受け、これら2つのウォームアップ信号HDD
WARMUPの論理レベルが共に論理Hのとき、ウォー
ムアップ回路8の動作を立ち上げる。
【0012】ここでウォームアップ回路8は、それぞれ
2系統のハードディスク装置の近傍に配置された温度上
昇用の熱源により構成され、この実施の形態において
は、この熱源としてパワーFETを用いた半導体回路構
成の熱源が適用されるようになされている。これにより
このビデオテープレコーダ1では、必要に応じてこのウ
ォームアップ回路8を起動して、ハードディスク装置H
DDの内部温度を上昇させることができるようになされ
ている。
【0013】ウォームアップ電流検出回路9は、このウ
ォームアップ回路8における消費電流をモニタし、モニ
タ結果でなるウォームアップ電流の検出結果WARMU
PCURを出力する。これによりビデオテープレコーダ
1では、このウォームアップ電流値の検出結果WARM
UP CURに基づいて、ウォームアップ回路8の過電
流、ウォームアップ回路8を構成するパワーFETの損
傷等を検出できるようになされている。
【0014】温度検出回路10は、ハードディスク装置
HDDの内部温度をほぼ正確に測定できるように、各系
統のハードディスク装置HDDの近傍に配置された感熱
素子と、これら感熱素子を駆動して温度検出信号SEN
S ANAを出力する駆動回路とにより構成される。こ
れによりビデオテープレコーダ1では、この温度検出信
号SENS ANAに基づいて、各系統毎に、ハードデ
ィスク装置HDDの内部温度を検出できるようになされ
ている。
【0015】比較回路11は、温度検出回路10による
温度検出信号SENS ANAと所定の基準信号レベル
とを比較することにより、ハードディスク装置HDDの
内部温度が所定の基準値以下か否か判定し、温度検出回
路10による2系統の内部温度が所定の基準値以下のと
き論理レベルが立ち上がる温度検出信号HDD LOW
TEMP1及びHDD LOW TEMP2を出力す
る。これによりビデオテープレコーダ1では、ハードデ
ィスク装置HDDの内部温度が所定の動作補償範囲以下
の状態を検出するようになされている。
【0016】VTRサーボ回路6は、このビデオテープ
レコーダ1の磁気テープ走行系について、サーボ系を制
御するコンピュータにより構成され、磁気ヘッドを介し
て得られるトラッキングエラー信号等により種々のサー
ボ処理を実行する。
【0017】またVTRサーボ回路6は、温度検出回路
10による温度検出信号SENSANAに基づいて、フ
ァン駆動信号HDD FAN ENABLEを出力し、
これによりハードディスク装置HDDを含めたビデオテ
ープレコーダ1の内部温度が所定温度以上に上昇しない
ように、ファン13を駆動する。またVTRサーボ回路
6は、温度検出信号SENS ANAの異常を検出し、
エラー信号ERRを出力する。
【0018】さらにウォームアップ電流値WARMUP
CURに基づいて、ウォームアップ回路8の過電流、
ウォームアップ回路8を構成するパワーFETの損傷等
の異常を検出し、エラー信号ERRを出力する。さらに
VTRサーボ回路6は、これらの異常が検出されるとウ
ォームアップ信号HDD WARMUPの論理レベルを
立ち下げ、これによりウォームアップ回路8の動作を停
止制御する。
【0019】またシステム制御回路3より出力されるイ
ネーブル信号HDD ENABLEに応じて、ハードデ
ィスク装置HDDの動作の立ち上がりを検出し、またウ
ォームアップ回路8によるウォームアップの状態等を検
出する。VTRサーボ回路6は、これらの情報を参考に
して、電源起動時、後述する処理手順を実行し、これに
よりシステム制御回路3の異常を監視し、さらにはシス
テム制御回路3の制御によりハードディスク装置HDD
の内部温度が所定温度以下の場合、ハードディスク装置
HDDの内部温度が所定温度以上に上昇するまでの間、
ファン13の動作を停止制御する。
【0020】システム制御回路3は、このビデオテープ
レコーダ1の動作を制御するマイクロコンピュータによ
り構成され、編集装置のコントローラより入力される制
御コマンドに応動してハードディスクコントロール2、
VTRサーボ回路6等の動作を制御する。このときシス
テム制御回路3は、VTRサーボ回路6より出力される
エラー信号ERRを監視し、動作の異常が検出される
と、ビデオテープレコーダ1の動作を停止制御する。さ
らにシステム制御回路3は、これらの異常をコントロー
ラに通知し、このコントローラのコントロールパネル1
4にエラーメッセージを表示する。
【0021】このようにしてハードディスクをアクセス
するにつき、システム制御回路3は、電源起動時、図2
に示す処理手順を実行し、磁気テープ走行系におけるサ
ーボ系の動作を監視する。また温度検出信号HDD L
OW TEMP1及びHDDLOW TEMP2によ
り、ハードディスク装置HDDの内部温度が所定の基準
温度以下の場合、ハードディスク装置HDDの内部温度
がこの基準温度を越えるまでの期間の間、ウォームアッ
プ回路8の動作を立ち上げる。さらにこのとき、ファン
駆動信号HDD FAN ENABLEの論理レベルを
立ち下げ、これによりファン13の動作を停止制御する
ように、VTRサーボ回路6の動作を制御する。
【0022】すなわちシステム制御回路3は、コントロ
ーラより起動が指示されると、ステップSP1からステ
ップSP2に移り、ビデオテープレコーダ1の電源を立
ち上げた後、コントローラとの間の通信等により所定の
初期設定処理を実行する。
【0023】続いてシステム制御回路3は、ステップS
P3に移り、動作停止解除信号START ENABL
Eの論理レベルを立ち下げ、ハードディスク装置HDD
の動作開始を延期する。続いてシステム制御回路3は、
ステップSP4に移り、ウォームアップ信号HDD W
ARMUPを立ち下げることにより、ウォームアップ回
路8を動作停止状態に設定する。
【0024】続いてシステム制御回路3は、ステップS
P5に移り、VTRサーボ回路6の動作を監視すること
により、サーボ系に異常が発生したか否か判断する。こ
こでサーボ系に異常が検出されると、システム制御回路
3は、ステップSP6に移り、ウォームアップ信号HD
D WARMUPを論理Lに保持してウォームアップ回
路8を動作停止状態に保持したまま、続くステップSP
7に移ってこの処理手順を終了する。これによりシステ
ム制御回路3は、磁気テープ走行系等のサーボ系に異常
が発生した場合、動作を停止するようになされている。
【0025】これに対してサーボ系が正しく動作してい
る場合、システム制御回路3は、ステップSP5よりス
テップSP8に移る。ここでシステム制御回路3は、V
TRサーボ回路6よりエラー信号ERRが出力されてい
るか否か判断する。ここで例えば温度検出回路10の故
障等により温度検出信号SENS ANAの異常が検出
されると、VTRサーボ回路6よりエラー信号ERRが
出力されることにより、この場合システム制御回路3
は、ステップSP9に移り、異常の内容をコントローラ
のコントロールパネル14に表示する。続いてシステム
制御回路3は、ステップSP6に移り、ウォームアップ
回路8を動作停止状態に保持したまま、続くステップS
P7に移ってこの処理手順を終了する。これによりシス
テム制御回路3は、例えば温度検出回路10が故障した
場合、動作を停止制御するようになされている。
【0026】これに対してエラー信号ERRが検出され
ない場合、システム制御回路3は、ステップSP10に
移る。ここでシステム制御回路3は、温度検出信号HD
DLOW TEMP1及びHDD LOW TEMP2
が共に論理Hレベルか否か判断することにより、各ハー
ドディスク装置HDDの内部温度が所定の基準温度以上
か否か判断する。ここで内部温度が基準温度を越えてい
る場合、ステップSP10において肯定結果が得られる
ことにより、システム制御回路3は、ステップSP11
に移り、動作停止解除信号START ENABLEの
論理レベルを立ち上げてハードディスク装置HDDの動
作を立ち上げる。
【0027】またシステム制御回路3は、イネーブル信
号HDD ENABLEを介して、VTRサーボ回路6
にハードディスク装置HDDの立ち上がりを通知する。
これによりシステム制御回路3は、外部からの要求に応
動してハードディスクをアクセスできるように設定した
後、ステップSP6に移り、ウォームアップ回路8を動
作停止状態に保持したまま、続くステップSP7に移っ
てこの処理手順を終了する。これによりシステム制御回
路3は、ハードディスク装置HDDの内部温度が所定の
基準温度以上の場合、直ちに動作を開始するようにハー
ドディスク装置HDDの動作を制御する。
【0028】これに対して2系統のハードディスク装置
HDDの内部温度について、何れかが基準温度以下の場
合、システム制御回路3は、ステップSP10において
否定結果が得られることにより、ステップSP12に移
る。ここでシステム制御回路3は、ウォームアップ信号
HDD WARMUPの論理レベルを立ち上げる。これ
によりシステム制御回路3は、VTRサーボ回路6より
出力されるウォームアップ信号HDD WARMUPの
論理レベルが立ち上がっていることを前提にして、ウォ
ームアップ回路8の動作を立ち上げ、これによりハード
ディスク装置HDDの内部温度を上昇させる。
【0029】続いてシステム制御回路3は、ステップS
P13に移り、ここでコントローラのコントロールパネ
ル14にウォームアップ中のメッセージを表示すると共
に、イネーブル信号HDD ENABLEを介して、V
TRサーボ回路6にハードディスク装置HDDのウォー
ムアップ状態を通知した後、ステップSP8に戻る。こ
れによりシステム制御回路3は、ハードディスク装置H
DDの内部温度が基準温度以下の場合、ステップSP8
−SP10−SP12−SP13−SP8の処理手順を
繰り返し、内部温度が基準温度以上に上昇するのを待ち
受ける。
【0030】このとき後述するVTRサーボ回路6の処
理手順において、ウォームアップ信号HDD WARM
UPの論理レベルが立ち上げられていることにより、シ
ステム制御回路3は、ステップSP8におけるエラー検
出において、ウォームアップ回路8の過電流、ウォーム
アップ回路8を構成するパワーFETの損傷等の異常を
監視する。ここでシステム制御回路3は、これらの異常
が検出されると、直ちにステップSP8よりステップS
P9に移って、対応するエラーメッセージを表示した
後、ステップSP6からステップSP7に移り、この処
理手順を終了する。
【0031】これに対して、このステップSP8−SP
10−SP12−SP13−SP8の処理手順を繰り返
して、ハードディスク装置HDDの内部温度が基準温度
以上に上昇すると、システム制御回路3は、ステップS
P10において肯定結果が得られることにより、ステッ
プSP11に移ってハードディスクコントロール2の動
作を立ち上げた後、ステップSP6からステップSP7
に移ってこの処理手順を終了する。
【0032】図3は、このシステム制御回路3の起動時
の処理手順に対応するVTRサーボ回路6の処理手順を
示すフローチャートである。VTRサーボ回路6は、電
源が立ち上がると、ステップSP20よりステップSP
21に移り、ここでシステム制御回路3の動作を監視す
る。ここでシステム制御回路3の動作に異常が検出され
ると、VTRサーボ回路6は、ステップSP22に移
り、ファン駆動信号HDD FAN ENABLEを立
ち上げてファン13を駆動する。これによりVTRサー
ボ回路6は、内部温度の上昇等によるシステム制御回路
3の動作異常を考慮してファン13により内部を冷却す
る状態に設定した後、何ら動作を立ち上げることなく、
ステップSP23に移ってこの処理手順を終了する。
【0033】これに対してシステム制御回路3が正しく
動作している場合、VTRサーボ回路6は、ステップS
P21よりステップSP24に移る。ここでVTRサー
ボ回路6は、ウォームアップ信号HDD WARMUP
の論理レベルを立ち上げる。これによりVTRサーボ回
路6は、システム制御回路3が正しく動作し、かつ比較
回路11、システム制御回路3によりハードディスク装
置HDDの内部温度が基準温度以下と判断されたときだ
け、ウォームアップ回路8の動作を立ち上げることがで
きるようになされている。
【0034】続いてVTRサーボ回路6は、ステップS
P25に移り、ここでウォームアップ電流値WARMU
P CUR、温度検出信号SENS ANAにより、ウ
ォームアップ回路8等に異常が発生したか否か判断す
る。ここで異常が検出されると、VTRサーボ回路6
は、ステップSP26に移り、ウォームアップ信号HD
DWARMUPの論理レベルを立ち下げ、これにより異
常の拡大を防止した後、ステップSP23に移ってこの
処理手順を終了する。
【0035】これに対してウォームアップ回路8等に異
常が発見されない場合、VTRサーボ回路6は、ステッ
プSP25からステップSP27に移る。ここでVTR
サーボ回路6は、システム制御回路3より出力されるイ
ネーブル信号HDD ENABLEを監視して、ハード
ディスク装置HDDの動作が立ち上げられたか否か判断
する。ここで例えばハードディスク装置HDDの内部温
度が基準温度以上で、何ら異常のない場合、VTRサー
ボ回路6においては肯定結果が得られることにより、ス
テップSP22に移り、ファン13の動作を立ち上げた
後、ステップSP23に移り、この処理手順を終了す
る。
【0036】これに対してハードディスク装置HDDの
内部温度が基準温度以下で、かつ正常に動作が立ち上が
った場合、VTRサーボ回路6は、ステップSP27に
おいて否定結果が得られることにより、ステップSP2
4に戻る。これによりVTRサーボ回路6は、ハードデ
ィスク装置HDDの内部温度が基準温度以上に立ち上が
って、システム制御回路3によりイネーブル信号HDD
ENABLEの論理レベルが切り換えられるまでの期
間の間、ステップSP24−SP25−SP27−SP
24の処理手順を繰り返し、これによりウォームアップ
回路8を駆動して速やかに内部温度を立ち上げる。
【0037】以上の構成において、ビデオテープレコー
ダ1は(図1)、起動の指示が入力されると、システム
制御回路3及びVTRサーボ回路6が相互の動作を監視
しながら動作を立ち上げる。このときビデオテープレコ
ーダ1は、システム制御回路3及びVTRサーボ回路6
に動作の異常が検出されると、動作を中止する。これに
対して動作の異常が観察されない場合、システム制御回
路3よりハードディスクコントロール2に出力されるウ
ォームアップ信号HDD WARMUPにより、ハード
ディスク装置HDDに対して待機が指示された後、ハー
ドディスク装置HDDの内部温度が基準温度以上か否か
判断され、ここで基準温度以上の場合、ハードディスク
コントロール2に動作の開始が指示される。これにより
ハードディスク装置HDDの動作が立ち上げられ、スピ
ンドルモータ等の駆動が開始され、またファン13が回
転駆動されて動作が立ち上げられる。
【0038】これに対してハードディスク装置HDDの
内部温度が基準温度以下の場合、ビデオテープレコーダ
1では、ウォームアップ回路8の動作が立ち上げられ
る。このときシステム制御回路3の制御だけでなく、V
TRサーボ回路6によりウォームアップ回路8、温度検
出回路10の動作の異常が監視されてウォームアップ回
路8の動作が立ち上げられ、これによりこれらウォーム
アップ回路8、温度検出回路10の異常、システム制御
回路3の誤動作による内部温度の不必要な上昇が有効に
回避された状態で、基準温度に近づくように内部温度が
上昇される。またエアコン等により内部温度を上昇させ
る場合に比して、簡易かつ速やかにウォームアップを完
了することができる。
【0039】さらにこのときファン13については、V
TRサーボ回路6により動作が停止制御され、これによ
り温度上昇の速度が増大される。またコントローラのコ
ントロールパネル14を介してウォームアップ中が表示
され、これによりオペレータによる故障等の誤判断が有
効に回避される。さらにこのとき、ハードディスクコン
トロール2については、動作の待機が指示されているこ
とにより、基準温度以下の不安定な状態におけるハード
ディスク装置HDDへのアクセスを防止することがで
き、その分ハードディスク装置HDDより信頼性の高い
データを読み出して、確実に編集処理を実行することが
できる。これによりハードディスク装置HDDの内部温
度が基準温度に立ち上がると、システム制御回路3によ
りウォームアップ信号HDD WARMUPの論理レベ
ルが切り換えらえて、ハードディスク装置HDDの動作
が立ち上げられ、アクセス可能に設定される。
【0040】以上の構成によれば、ハードディスク装置
HDDの内部温度が所定の基準温度以下のとき、内部温
度が基準温度を越えるまでの期間の間、ウォームアップ
回路の動作を立ち上げると共に、ハードディスク装置H
DDへのアクセスを停止制御することにより、短時間で
ウォームアップを完了して編集処理等を確実に実行する
ことができる。
【0041】またシステム制御回路3の制御だけでな
く、VTRサーボ回路6によりウォームアップ回路8、
温度検出回路10を監視してウォームアップ回路8の動
作を立ち上げたことにより、ウォームアップ回路8、温
度検出回路10の異常、システム制御回路3の誤動作等
による内部温度の不必要な上昇が有効に回避され、その
分ハードディスク装置HDDの信頼性を向上することが
できる。
【0042】さらにこのようにしてウォームアップして
いる期間の間、コントロールパネル14にウォームアッ
プ中を表示したことにより、オペレータによる故障等の
誤判断を有効に回避することができる。
【0043】なお上述の実施の形態においては、内部温
度が基準温度以下の場合、内部温度がこの基準温度を越
えるまでの期間の間、ウォームアップする場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、この種の機器におい
ては、動作を開始すると、内部温度が上昇することによ
り、またウォームアップを停止しても、一定期間におい
てはファンの動作を停止して温度上昇を図れること等に
より、内部温度が基準温度以下の場合、内部温度がこの
基準温度と異なる温度を越えるまでの期間の間、ウォー
ムアップするようにしてもよい。
【0044】また上述の実施の形態においては、内部温
度が基準温度を越えるまでの期間の間、ウォームアップ
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、内
部温度の温度変化を基準にして、例えばこの温度変化が
所定の基準温度に収束する近傍になるまでの期間の間、
ウォームアップしてもよい。
【0045】また上述の実施の形態においては、内部温
度が基準温度を越えるまでの期間の間、ウォームアップ
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、検
出した内部温度を基準にした時間管理によりウォームア
ップしてもよい。
【0046】さらに上述の実施の形態においては、ハー
ドディスク装置HDDの近傍に配置した感温素子により
ハードディスク装置HDDの内部温度を検出する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、ハードディス
ク装置HDDの内部温度を直接検出するようにしてもよ
い。
【0047】また上述の実施の形態においては、ハード
ディスク装置HDDの外部回路でなるシステム制御回路
3等の制御により、ハードディスク装置HDDをウォー
ムアップする場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、ハードディスク装置HDDの外部回路でなるハー
ドディスクコントローラ2等によりこれらの制御を実行
してもよい。
【0048】さらに上述の実施の形態においては、半導
体回路による熱源によりウォームアップ回路を構成する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、抵抗体
による熱源によりウォームアップ回路を構成する場合等
にも広く適用することができる。
【0049】また上述の実施の形態においては、2系統
のハードディスクについて、それぞれ温度を検出する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、複数系統
のハードディスクについて、代表で温度を検出してもよ
い。
【0050】また上述の実施の形態においては、ウォー
ムアップ回路を駆動すると共に、ファンの動作を停止し
てウォームアップする場合について述べたが、本発明は
これに限らず、ファンを回転した状態で、ウォームアッ
プ回路だけでウォームアップしてもよい。
【0051】さらに上述の実施の形態においては、ビデ
オテープレコーダのハードディスク装置に本発明を適用
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光
ディスク装置等、種々のディスク装置に広く適用するこ
とができる。
【0052】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、内部温度
が所定の基準温度以下のとき、所定期間の間、ウォーム
アップ手段の動作を立ち上げ、ディスク状記録媒体への
アクセスを停止制御することにより、短時間でウォーム
アップを完了して編集処理等を確実に実行することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るビデオテープレコー
ダを示すブロック図である。
【図2】図1のシステム制御回路の動作の説明に供する
フローチャートである。
【図3】図1のVTRサーボ回路の動作の説明に供する
フローチャートである。
【符号の説明】
1……ビデオテープレコーダ、2……ハードディスクコ
ントロール、4……温度検出ウォームアップ回路、6…
…VTRサーボ回路、8……ウォームアップ回路、9…
…ウォームアップ電流検出回路、10……温度検出回
路、11……比較回路、13……ファン、14……コン
トロールパネル、HDD……ハードディスク装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体をアクセスするディ
    スク装置において、 内部温度を検出する温度検出手段と、 前記内部温度を上昇させるウォームアップ手段と、 前記内部温度を低減する冷却手段と、 前記温度検出手段の検出結果に基づいて、全体の動作を
    制御する制御手段とを有し、 前記制御手段は、 起動時、前記内部温度が所定の基準温度以下のとき、所
    定期間の間、前記ウォームアップ手段の動作を立ち上
    げ、前記ディスク状記録媒体へのアクセスを停止制御す
    ることを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、 前記ウォームアップ手段の動作を立ち上げる期間の全期
    間の間、又は一部期間の間、前記冷却手段の動作を停止
    制御することを特徴とする請求項1に記載のディスク装
    置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、 前記ディスク状記録媒体のアクセスを停止制御している
    期間の間、警告の情報を出力することを特徴とする請求
    項1に記載のディスク装置。
JP34982396A 1996-12-27 1996-12-27 ディスク装置 Pending JPH10199119A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34982396A JPH10199119A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34982396A JPH10199119A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10199119A true JPH10199119A (ja) 1998-07-31

Family

ID=18406363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34982396A Pending JPH10199119A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10199119A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100468716B1 (ko) * 2001-09-07 2005-01-29 삼성전자주식회사 데이터 저장 시스템에서의 성능 개선을 위한 더미 라이트방법 및 장치
KR100532411B1 (ko) * 2002-06-22 2005-12-02 삼성전자주식회사 온도에 따른 데이터 저장 시스템 제어 방법 및 장치
US7580215B2 (en) 2005-12-28 2009-08-25 Sony Corporation Disk drive apparatus and imaging apparatus having the disk drive apparatus for controlling a state thereof based on a detected temperature
US10249344B2 (en) * 2017-03-31 2019-04-02 International Business Machines Corporation Tape drive corrosion protection

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100468716B1 (ko) * 2001-09-07 2005-01-29 삼성전자주식회사 데이터 저장 시스템에서의 성능 개선을 위한 더미 라이트방법 및 장치
KR100532411B1 (ko) * 2002-06-22 2005-12-02 삼성전자주식회사 온도에 따른 데이터 저장 시스템 제어 방법 및 장치
US7580215B2 (en) 2005-12-28 2009-08-25 Sony Corporation Disk drive apparatus and imaging apparatus having the disk drive apparatus for controlling a state thereof based on a detected temperature
US10249344B2 (en) * 2017-03-31 2019-04-02 International Business Machines Corporation Tape drive corrosion protection

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6169930B1 (en) Method and apparatus for preventing cold temperature induced damage in a disk drive
US9373354B2 (en) Method and system for preventing unreliable data operations at cold temperatures
US6405277B1 (en) Method and system for writing data to a magnetic storage device in a relatively cold or hot environment
US7234067B2 (en) Autonomous thermal management
US6865506B1 (en) Computer system having drive temperature self-adjustment for temperature-sensitive measurements
US7277251B2 (en) Data reliability improvement at low temperature
US7023641B2 (en) Recording current control method and magnetic disk drive
JP4056291B2 (ja) ディスク装置
US6934107B2 (en) Hard disk drive having drive temperature self-adjustment for temperature-sensitive measurements
US7136247B2 (en) Drive temperature self-adjustment for temperature-sensitive measurements
JP2001057010A (ja) 磁気記録再生装置及び同装置における動作保証方法
JPH10199119A (ja) ディスク装置
JPH0793754A (ja) 情報記録再生装置の情報記録再生方法
JPH0262761A (ja) 磁気記録再生装置のリード/ライト駆動制御回路
JPH09245419A (ja) 磁気ディスク装置
US7119978B2 (en) Condensation compensation in a motion control system
US6927931B2 (en) Magnetic disk drive and method of controlling the same
JPH10340521A (ja) 記録再生装置およびその制御方法
JP3645535B2 (ja) ディスク記憶装置及びライト制御方法
JP2005108285A (ja) 光ディスクドライブ及び光ディスクドライブの回転速度制御方法
JPH06309118A (ja) 情報処理装置
JPH04286968A (ja) 電気機器の温度マージン試験方式
JP2002251816A (ja) ディスク録再装置
JPH0632206B2 (ja) ハ−ドデイスク装置
JP2003141703A (ja) 磁気ディスク装置