JPH10199010A - 光学ヘッド - Google Patents

光学ヘッド

Info

Publication number
JPH10199010A
JPH10199010A JP9005363A JP536397A JPH10199010A JP H10199010 A JPH10199010 A JP H10199010A JP 9005363 A JP9005363 A JP 9005363A JP 536397 A JP536397 A JP 536397A JP H10199010 A JPH10199010 A JP H10199010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor laser
lens barrel
base
optical head
lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9005363A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Nakamura
利夫 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aiwa Co Ltd filed Critical Aiwa Co Ltd
Priority to JP9005363A priority Critical patent/JPH10199010A/ja
Publication of JPH10199010A publication Critical patent/JPH10199010A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体レーザーが発する熱により、鏡筒部4
内に半導体レーザー取付部の隙間を通る対流が発生し、
この対流により外部の埃等が鏡筒部4内や半導体レーザ
ー取付部に侵入して半導体レーザーの発光窓部に付着す
るのを防止する。 【解決手段】 ベース1の半導体レーザー5を取り付け
る部分に、半導体レーザー5のフランジ部5cを受ける
段差部22を設け、この段差部22と半導体レーザー5
のフランジ部5cとの間にシールリング23を介在させ
るとともに、半導体レーザー5を保持する取付金具6を
ベース1の金具取付部25にねじ26により直接固定し
て、半導体レーザー取付部を密閉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体として光
ディスクを使用するCD装置、MD装置、DVD装置等
に使用される光学ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光学ヘッドは、半導体レ
ーザーから出射された光束を対物レンズにより光ディス
ク面に集光して、その反射光束から、ディスク面に形成
されたピット情報を読み取るように構成されている。ピ
ット情報を正確に読み取るためには、対物レンズを光軸
方向に移動させるフォーカシング制御と、光軸に直角で
光ディスクの中心方向に移動させるトラッキング制御の
2軸制御を行わなくてはならず、このための微小な制御
を可能にするために、光学ヘッドの軽量化および薄型化
が要求されている。
【0003】図4は従来の光学ヘッドの一例を示す概略
平面図であり、図5はその概略断面正面図、図6はその
概略断面側面図である。これらの図において、1は樹脂
製のベースであり、一側部にラック2およびガイド穴3
が形成され、図示されない駆動装置のピニオンおよびガ
イドロッドにそれぞれ係合して、この光学ヘッド全体を
トラッキングB方向に移動させる。ベース1には、トラ
ッキングB方向に垂直なフォーカシングA方向に沿って
中空の鏡筒部4が形成され、その下部には、透孔4aを
有する仕切壁4bの下に、レーザー光を出射する半導体
レーザー5が取付金具6を介して取り付けられている。
鏡筒部4の上部には、対物レンズ7がレンズホルダー8
に保持されて、鏡筒部4に対向するように配置されてい
る。レンズホルダー8は、対物レンズ7を保持するレン
ズ保持部の側方に2本のアーム8a、8bを備えてお
り、その間にボビン9が固定されている。このボビン9
にはフォーカシングコイル10が巻かれるとともに、2
つのトラッキングコイル11が取り付けられている。2
本のアーム8a、8bの間にはまた、ベース1の上面に
固定されて磁気回路を構成するヨーク12の一対の立ち
上がり片12a、12bが、フォーカシングコイル10
およびトラッキングコイル11の磁路を横切るように挿
入されており、ボビン9の中を通る一方の立ち上がり片
12aにはマグネット13が固定されている。また、ア
ーム8a、8bには、それぞれ極く薄い板ばねを打ち抜
いて形成された2本のスプリング14、15の一方の取
付部が固定され、スプリング14、15の他方の取付部
は、樹脂製の支持台16の両側に固定されている。この
支持台16は、ベース1の上面に固定され、この支持台
16にレンズホルダー8が2本のスプリング14、15
を介して片持ち状態で支持されている。この光学ヘッド
の全体は、カバー17により覆われ、カバー17には開
口部18が設けられて、この開口部18を通じて、半導
体レーザー5からの光束が対物レンズ7を介して光ディ
スク19に照射されるようになっている。
【0004】上記のような構成において、フォーカシン
グコイル10に制御電流を供給すると、フォーカシング
コイル10に流れるトラッキングB方向の電流と磁気回
路を構成するマグネット13からの磁束により、対物レ
ンズ7をフォーカシングA方向に移動させる力が生じ
る。この力は、支持台16にスプリング14、15を介
して支持されたレンズホルダー8をフォーカシングA方
向に移動させ、これにより対物レンズ7のフォーカシン
グ調整が行われる。また、トラッキングコイル11に制
御電流を供給すると、トラッキングコイル11に流れる
フォーカシングA方向の電流とマグネット13からの磁
束により、対物レンズ7をトラッキングB方向に移動さ
せる力が生じる。この力は、支持台16にスプリング1
4、15を介して支持されたレンズホルダー8をトラッ
キングB方向に移動させ、これにより対物レンズ7のト
ラッキング調整が行われる。このようなフォーカシング
調整およびトラッキング調整を受けながら、対物レンズ
7は半導体レーザー5から出射されたレーザー光束を、
光ディスク19に形成されたピット列に集光させ、その
ピット列からの反射光束を再び半導体レーザー5で受光
し、半導体レーザー5の端子電圧の変化を検出すること
により、光ディスク19に記録された情報の再生を行っ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような光学ヘッド
においては、半導体レーザーの発光窓部表面にごみや汚
れが付着すると、その光量が減少し、光ディスクのピッ
ト情報を正確に読み取ることはできない。このような汚
れの付着は、主として外部の埃等が鏡筒部内に侵入する
ことが原因であるが、半導体レーザーの発熱により鏡筒
部内部の温度が上昇して、半導体レーザー取付部の隙間
を介して鏡筒部内部と外部との間で対流が生じることに
よって助長されることが判明した。また、装置内部の発
熱による装置内の空気の対流により、鏡筒内部に埃等が
侵入する場合もある。
【0006】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、半導体レーザーの発光窓部表面に埃や汚
れの付着を防止することのできる光学ヘッドを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、ベースの半導体レーザーを取り付ける部
分と半導体レーザーとの間にシールリングを介在させた
ものである。これにより、半導体レーザーの発熱により
鏡筒部内部に温度が上昇しても、あるいは装置内部の発
熱により鏡筒部内部と半導体レーザー取付部の隙間を介
した外部との間で対流が生じることがなく、外部から鏡
筒部内部や半導体レーザー取付部に埃が侵入するのを有
効に防止することができる。
【0008】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図1
および図2を参照して説明する。図1は本実施の形態に
おける光学ヘッドの概略断面側面図であり、図2はその
半導体レーザー取付部の拡大断面図である。本実施の形
態における光学ヘッドは、図4から図6に示した従来の
光学ヘッドに対し、半導体レーザー取付部を除いて同様
な構成になっているので、説明の便宜上、同様な構成要
素には同様な符号を付してある。図1(a)において、
鏡筒部4の上部は、ベース1の上面から円筒部20が立
ち上がっており、その上方には、対物レンズ7がレンズ
ホルダー8に保持されて対向して配置されている。円筒
部20は、ベース1の取付ボス1a、1bに固定された
ヨーク12の開口12cを貫通して延びている。一方、
レンズホルダー8は、対物レンズ7を保持するレンズ保
持部の下部周辺に、鏡筒部4の円筒部20を所定の隙間
を持って囲むように覆うスカート部21が形成されてい
る。このスカート部21は、図1(b)に示すように、
トラッキングB方向に長い長円形に形成され、トラッキ
ング調整時においてスカート部21が円筒部20に干渉
するのを防いでいる。すなわち、スカート部21の円筒
部20に対する隙間は、トラッキングB方向において
は、対物レンズ7の最大トラッキング調整量+隙間2x
であり、トラッキングB方向に直交するC方向には隙間
2xとなる。スカート部21を円筒部20と同じ円形に
形成すると、どの方向にも最大トラッキング調整量+隙
間2xを設ける必要があるので、埃の侵入防止効果は低
減する。
【0009】一方、鏡筒部4の下部にはレーザー光を出
射する半導体レーザー5が取付金具6を介して取り付け
られている。半導体レーザー5は、図2に示すように、
上面が発光窓部となったキャップ部5aと、その下の本
体部5bと、その下のフランジ部5cとを有し、フラン
ジ部5cの下部には取付金具6が固定されている。ベー
ス1の半導体レーザー取付部には、半導体レーザー5の
フランジ部5cの直径よりも少し大きい直径の段差部2
2が形成され、その段差部22の上面には、シールリン
グ23を位置決め装着するための環状溝24aが形成さ
れている。シールリング23としては、一般のゴム製の
Oリングが使用できる。半導体レーザー5は、取付金具
6をベース1の金具取付部25にねじ26により直接固
定されている。
【0010】上記のような構成において、半導体レーザ
ー5を取付金具6を介してねじ26によりベース1に固
定することにより、シールリング23が圧縮されて、半
導体レーザー取付部を密閉する。このため、半導体レー
ザー5の発熱により鏡筒部4内部の温度が上昇しても、
鏡筒部4内部と半導体レーザー取付部の隙間を介した外
部との間で対流が生じることがなく、外部から鏡筒部4
内部や半導体レーザー取付部に埃が侵入するの防止する
ことができる。また、半導体レーザー5をねじ26によ
りベース1の金具取付部25に直接固定しているので、
半導体レーザー5の位置精度を良好に維持することがで
きる。このようにしないと、シールリング23によるシ
ールはできても、半導体レーザー5の発光部から対物レ
ンズ7までの距離が変化したり、半導体レーザー5の光
軸がずれたりして、所期の光学性能が得られなくなる。
【0011】また、鏡筒部4の上部から埃等が鏡筒部4
内に侵入しようとしても、スカート部21と円筒部20
とがラビリンス構造になっているため、鏡筒部4内部に
侵入することができず、外部の埃等が半導体レーザー5
の発光窓部表面に付着するのを防止することができる。
特に本実施の形態においては、スカート部21がトラッ
キングB方向に長い長円形に形成されているため、対物
レンズ7のトラッキング調整の邪魔になることなく、し
かも外部からの埃の侵入を効果的に防止することができ
る。
【0012】図3に他の実施例を示す。半導体レーザー
5をベース1に固定するにあたり、半導体レーザー5の
構成によってはそのフランジ部5cをベース1に対する
位置決めに使用する場合がある。その場合、フランジ部
5cと段差部22の間にシールリング23を設ける間隙
がとれなくなるときがある。そのような場合、図3に示
すようにシールリング23を鏡筒内壁に設けられた環状
溝24bに装着し、本体部5bによりシールリング23
を圧縮して密閉することができる。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ベース
の半導体レーザーを取り付ける部分と半導体レーザーと
の間にシールリングを介在させたので、半導体レーザー
の発熱により鏡筒部内部に温度が上昇しても、鏡筒部内
部と半導体レーザー取付部の隙間を介した外部との間で
対流が生じることがなく、外部から鏡筒部内部や半導体
レーザー取付部に埃が侵入するのを防止することがで
き、したがって半導体レーザーの発光窓部表面に汚れが
付着するのを防止して、光学ヘッドの性能を長期にわた
って良好に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施の形態を示す光学ヘッド
の概略側面断面図。 (b)実施の形態におけるスカート部と円筒部の断面
図。
【図2】本発明の一実施の形態における半導体レーザー
取付部の拡大断面図。
【図3】本発明の他の実施例における半導体レーザー取
付部の拡大断面図。
【図4】従来の光学ヘッドの一例を示す概略平面図。
【図5】従来の光学ヘッドの概略断面正面図。
【図6】従来の光学ヘッドの概略断面側面図。
【符号の説明】
1 ベース 2 ラック 3 ガイド穴 4 鏡筒部 5 半導体レーザー 6 取付金具 7 対物レンズ 8 レンズホルダー 9 ボビン 10 フォーカシングコイル 11 トラッキングコイル 12 ヨーク 13 マグネット 14、15 スプリング 16 支持台 17 カバー 18 開口部 19 光ディスク 20 円筒部 21 スカート部 22 段差部 23 シールリング 24a,24b 環状溝 25 金具取付部 26 ねじ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズを保持したレンズホルダー
    と、前記レンズホルダーを支持する支持台と、前記支持
    台を固定するとともに前記対物レンズに対向する鏡筒部
    を有するベースと、前記鏡筒部の端部に取り付けられた
    半導体レーザーとを備えた光学ヘッドにおいて、前記ベ
    ースの前記半導体レーザーを取り付ける部分と前記半導
    体レーザーとの間にシールリングを介在させることを特
    徴とする光学ヘッド。
JP9005363A 1997-01-16 1997-01-16 光学ヘッド Pending JPH10199010A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9005363A JPH10199010A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 光学ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9005363A JPH10199010A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 光学ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10199010A true JPH10199010A (ja) 1998-07-31

Family

ID=11609095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9005363A Pending JPH10199010A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 光学ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10199010A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10199010A (ja) 光学ヘッド
JP4050271B2 (ja) 対物レンズホルダー、それを備えた対物レンズ駆動装置、及び光ディスク記録再生装置
JP2003331443A (ja) 対物レンズ駆動装置及びそれを備えた光ヘッド
JP3662358B2 (ja) 対物レンズ駆動装置
JPH10199014A (ja) 光学ヘッド
JPH10198986A (ja) 光学ヘッド
JPH05266503A (ja) 光学ヘッド
KR100230268B1 (ko) 대물렌즈 구동장치
JPS6112594Y2 (ja)
JPH09306003A (ja) 対物レンズアクチュエータ
JP3984148B2 (ja) 光学系駆動装置
JPS6034103Y2 (ja) ビディオディスクプレ−ヤの信号読取装置
KR200159904Y1 (ko) 액츄에이터 픽업 커버의 자속 인도 구조
KR0147164B1 (ko) 컴팩트 디스크 플레이어용 광 픽업 액츄에이터
JPH03154235A (ja) アクチュエータ
JPH03104026A (ja) 光学ヘッド用アクチュエータ
KR950012204B1 (ko) 광픽업용 엑츄에이터
JPH04206041A (ja) 対物レンズアクチュエータ
JPS61264528A (ja) 対物レンズ駆動装置
JPH05325218A (ja) 対物レンズ駆動装置
JPH02244427A (ja) 光学系駆動装置
JPS6265243A (ja) アクチユエ−タ
JPS63144431A (ja) 光学系駆動装置
JPS6032894B2 (ja) 対物レンズ装置のダンピング装置
JPS61265732A (ja) 対物レンズの取付部