JPH10198910A - リードアンプ回路および半導体集積回路 - Google Patents

リードアンプ回路および半導体集積回路

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JPH10198910A
JPH10198910A JP365397A JP365397A JPH10198910A JP H10198910 A JPH10198910 A JP H10198910A JP 365397 A JP365397 A JP 365397A JP 365397 A JP365397 A JP 365397A JP H10198910 A JPH10198910 A JP H10198910A
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Yuji Nagaya
裕士 長屋
Yuji Soga
雄二 曽我
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Hitachi Ltd
Hitachi Information Technology Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Information Technology Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のMRヘッド対応のカレントバイアス・
カレントセンス方式のリードアンプにおいては、高周波
領域になるほどjωLの項が大きくなるので、上記ヘッ
ドの寄生インダクタンスLの影響で高周波帯域でアンプ
のゲインが劣化してしまうという課題がある。 【解決手段】 カレントバイアス・カレントセンス方式
のアンプからなる初段アンプ(11)の後段に、差動ト
ランジスタ対およびそのエミッタ端子間に抵抗素子(R
7)を有する差動増幅段(31)と、該差動増幅段に直
流バイアス電流を供給する抵抗(R8,R9)を共通に
するように差動トランジスタ対とそのエミッタ端子間に
容量素子(C2)を有する差動増幅型の帯域補償回路
(32)とを含む帯域補償アンプ(13)を接続するよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ヘッドの駆動
回路さらには磁気抵抗素子を用いた磁気抵抗ヘッド(以
下、MRヘッドと称する)を有する磁気データの読出し
回路に適用して有効な技術に関し、例えば磁気ディスク
ドライブ装置のヘッド部に設けられるリード・ライトI
Cに利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハードディスク記憶装置におい
て、記録媒体である磁気ディスクへのデータの書込みや
磁気ディスクからのデータの読出しは、磁気ヘッドを介
して行われる。この磁気ヘッドには、データの読み出し
(検出および増幅)を行なうためのリードアンプやデー
タの書き込みを行なうためのライトアンプと呼ばれる回
路を備えたリード・ライトIC(ヘッドドライバ)が結合
される。
【0003】本発明者等は、上記リード・ライトICに
設けられるMRヘッド対応のリードアンプとして、図4
に示すようなカレントバイアス・カレントセンス方式の
リードアンプを考案し出願した(特願平8−80863
号)。
【0004】図4のリードアンプは、MRヘッドが接続
されるヘッド端子X,Yと、該ヘッド端子間に接続され
たMRヘッドMRHにバイアス電流を流すヘッドバイア
ス用トランジスタT2と、このトランジスタのコレクタ
に接続されMRヘッドに流れる電流の変化を検出して増
幅する際、高周波特性を向上させるベース接地型のトラ
ンジスタT1と、MRヘッドに上記トランジスタT1,
T2を介して直流バイアス電流を供給するカレントミラ
ー接続されたMOSFET P1,P2と、上記ベース
接地型のトランジスタT1のコレクタ端子とMOSFE
T P1のドレイン端子との間に接続された負荷抵抗R
0と、上記ヘッドバイアス用トランジスタT2のベース
に負帰還をかけるフィードバック用アンプFBA等から
構成され、上記負荷抵抗R0の両端に発生する電位差が
読み出し信号として後段のアンプに供給されて増幅され
るようにされている。
【0005】なお、図4のリードアンプは、フィードバ
ック用アンプFBAからヘッドバイアス用トランジスタ
T2のベースに負荷抵抗R0の両端の電位差を0にする
ように負帰還をかけるため、アンプの負荷抵抗R0には
直流電流が流れないので抵抗値を大きくしてアンプのゲ
インを大きくすることができ、それによって入力換算ノ
イズを低減することができるという利点を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記リードアンプにお
けるゲインGは、負荷抵抗R0の抵抗値をr0、ヘッド
バイアス用トランジスタT2の動作抵抗をre、ヘッド
の抵抗をRmr、ヘッドの寄生インダクタンスをLとする
と、G=r0/(re+Rmr+jωL)で表わされ、負荷
抵抗R0には直流電流が流れないため理論的には抵抗値
r0を幾らでも大きくすることができ、それによってア
ンプのゲインをかなり大きくすることができる。しか
し、MRヘッドには磁気抵抗素子と回路とを接続するフ
レキシブルプリント配線やワイヤ等の寄生インダクタン
スがあるため、上記式からも分かるように、高周波にな
るほどjωLの項が大きくなるので、上記ヘッドの寄生
インダクタンスLの影響で高周波帯域でアンプのゲイン
が劣化してしまうという課題があることが明らかになっ
た。
【0007】この発明の目的は、MRヘッド対応のカレ
ントバイアス・カレントセンス方式のリードアンプにお
いて、ヘッドの寄生インダクタンスにより劣化した分の
ゲインを補償してアンプの広帯域化を図ることにある。
【0008】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面
から明らかになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0010】すなわち、本発明は、MRヘッド対応のリ
ードアンプ回路において、カレントバイアス・カレント
センス方式のアンプからなる初段アンプの後段に、差動
トランジスタ対およびそのエミッタ端子間に接続された
抵抗素子を有する差動増幅段と、該差動増幅段の負荷抵
抗を共通にするように差動トランジスタ対およびそのエ
ミッタ端子間に接続された容量素子を有する差動増幅型
の帯域補償回路とを含む帯域補償アンプを接続するよう
にしたものである。
【0011】上記した手段によれば、帯域補償アンプに
より初段アンプにおいてヘッドの寄生インダクタンスに
より劣化した分のゲインを補償してアンプの広帯域化を
図ることができる。
【0012】さらに、上記帯域補償回路には、制御電圧
によって上記差動増幅段の共通負荷抵抗から帯域補償回
路側に分岐する電流の量を調整可能な電流調整手段を設
ける。これによって、ヘッド端子に接続されるヘッドの
有する寄生インダンタクスの大きさに応じて帯域補償回
路によるゲイン補償量を調整することができる。
【0013】また、上記帯域補償回路には、制御電圧発
生回路を介して制御電圧を入力させるようにするとよ
い。これによって、直流電位の配分上、入力電圧範囲が
狭くならざるを得ない帯域補償回路に対して、入力電圧
範囲の広い制御電圧発生回路によって形成される微妙な
補償量調整レベルを与えることができ、ゲイン補償量の
調整が容易となる。
【0014】さらに、上記帯域補償回路と並列に同一回
路構成で帯域補償回路と相補的な直流電流を流す直流レ
ベル補償回路を設けるようにすると良い。これによっ
て、差動増幅段の共通負荷抵抗のうちロウ側の直流レベ
ルが帯域補償回路による補償量の大小にかかわらず一定
になって、帯域補償回路による補償量の調整に伴うアン
プの動作電位の変動を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。図1には本発明が適用されたリ
ードアンプ回路の第1の実施例が示されている。
【0016】図1において、11はカレントバイアス・
カレントセンス方式の初段アンプ、13は帯域補償アン
プであり、上記初段アンプ11で増幅された信号はエミ
ッタフォロワからなるレベル変換回路12を介して帯域
補償アンプ13に入力され、差動出力OUT1,OUT
2として出力される。
【0017】この実施例の初段アンプ11には、特に制
限されないが、MRヘッドMRHが接続されるヘッド端
子X,Yが設けられ、一方のヘッド端子Xには上記MR
ヘッドMRHにバイアス電流を流すヘッドバイアス用ト
ランジスタQ1のエミッタが接続されている。上記ヘッ
ドバイアス用トランジスタQ1のコレクタと電源電圧V
ccとの間には抵抗R1が接続されているとともに、ヘ
ッドバイアス用トランジスタQ1のコレクタ電圧がフィ
ードバック用アンプFBAの一方の入力端子に印加され
ている。
【0018】上記フィードバック用アンプFBAの他方
の入力端子には、直列形態の抵抗R2と定電流源I1と
からなる基準電圧発生回路からの基準電圧Vr1が印加さ
れ、上記フィードバック用アンプFBAは上記ヘッドバ
イアス用トランジスタQ1のコレクタ電圧と上記基準電
圧Vr1との差に応じた電圧を上記ヘッドバイアス用トラ
ンジスタQ1のベースに印加する。これによって、上記
ヘッドバイアス用トランジスタQ1のコレクタ電圧が上
記基準電圧Vr1に合致するように負帰還がかけられて、
Q1のバイアス点が与えられる。
【0019】さらに、上記ヘッドバイアス用トランジス
タQ1のベース端子には、そのベース電位を安定化さ
せ、ベースのノイズを吸収するためのコンデンサC1が
接続される外部端子T1が設けられている。この実施例
のリードアンプ回路は、上記コンデンサC1と上記MR
ヘッドMRHを除く回路構成素子が後述のライトアンプ
等を構成する素子とともに1つの半導体チップ上に半導
体集積回路として形成される。
【0020】この実施例の初段アンプ11は、MRヘッ
ドの抵抗が磁界によって変化するとヘッドバイアス用ト
ランジスタQ1のコレクタ電流が変化し、このコレクタ
電流の変化が抵抗R1における電圧降下量の変化に変換
され、Q1のコレクタ電圧の変化として検出される。そ
して、上記ヘッドバイアス用トランジスタQ1のコレク
タ電圧(図1のノードN1の電位)と上記基準電圧Vr1
(図1のノードN2の電位)とが、トランジスタQ2,
Q3とそのエミッタ端子に接続された定電流用トランジ
スタQ4,Q5および抵抗R3,R4とからなる1対の
エミッタフォロワ回路12を介して差動出力として後段
の帯域補償アンプ13に入力され、増幅される。
【0021】帯域補償アンプ13は、上記エミッタフォ
ロワ回路12の差動出力をベースに受ける一対の差動ト
ランジスタQ6,Q7とQ6,Q7のエミッタ端子間に
接続された抵抗R7を備える差動増幅段31と、同じく
上記エミッタフォロワ回路12の差動出力をベースに受
ける一対のトランジスタQ10,Q11とQ10,Q1
1のエミッタ端子間に接続された容量C2を備え、高周
波になると容量C2のインピーダンスが下がることによ
りアンプのゲインが高周波側でピークを持つような周波
数特性を有する帯域補償回路32とからなる。
【0022】上記差動増幅段31は、上記差動トランジ
スタQ6,Q7と、そのエミッタ端子と接地電位GND
との間に接続された定電流用トランジスタQ8,Q9お
よびエミッタ抵抗R5,R6、上記差動トランジスタQ
6,Q7のエミッタ端子間に接続された抵抗R7、上記
差動トランジスタQ6,Q7のコレクタ端子と電源電圧
Vccとの間に接続されたベース接地トランジスタQ1
4,Q15およびコレクタ抵抗R8,R9とから構成さ
れる。
【0023】上記帯域補償回路32は、上記差動トラン
ジスタQ10,Q11と、そのエミッタ端子と接地電位
GNDとの間に接続された定電流用トランジスタQ1
2,Q13およびエミッタ抵抗R10,R11、上記差
動トランジスタQ10,Q11のエミッタ端子間に接続
された容量C2、上記差動トランジスタQ10,Q11
のコレクタ端子に接続されたエミッタ結合トランジスタ
対Q16,Q17およびQ18,Q19とから構成さ
れ、上記エミッタ結合トランジスタQ16〜Q19のう
ちQ16とQ19のコレクタは電源電圧Vccに、また
Q17とQ18のコレクタは前記差動増幅段31のトラ
ンジスタQ14,Q15と抵抗R8,R9との接続ノー
ドに接続されるとともに、Q17,Q18のベースには
基準電圧Vr2が、またQ16,Q19のベースには制御
電圧Vcontが印加され、制御電圧Vcontに応じて共通の
抵抗R8,R9から分岐する電流を調整できるように構
成されている。
【0024】上記実施例のリードアンプ回路は、カレン
トバイアス・カレントセンス方式の初段アンプ11の後
段に帯域補償アンプ13を接続してなるので、初段アン
プ11のゲインの周波数特性が図2の符号aのように高
周波帯域で劣化してしまうものが、帯域補償アンプ13
の有する高周波側でピークを持つ特性により補償され
て、図2の符号bのような高周波側でピークを持つゲイ
ン特性または、図2に符号cで示すようにフラットな部
分が広いほぼ理想的なゲイン特性を有するリードアンプ
回路が実現されるという効果がある。
【0025】この実施例のリードアンプは、MRヘッド
MRHが端子X,Yに外付け素子として接続される。そ
して、その外付けされるMRヘッドがユーザーによって
異なるため、図1に符号Lで示すヘッドの寄生インダク
タンスの大きさもまちまちである。そこで、上記実施例
のリードアンプにおいては、上記制御電圧Vcontにより
抵抗R8,R9から帯域補償回路32側へ分岐する電流
の量を調整することで見掛け上の負荷容量C2の大きさ
を変え、帯域補償回路32による補正量すなわち帯域補
償アンプ13によるゲインの周波数特性のピーク値(図
2のbにおけるPの高さ)をヘッドの寄生インダクタン
スの大きさに応じて調整することで、リードアンプ回路
全体としてのゲイン特性をさらに高周波側までフラット
な特性にすることができるようにしている。
【0026】具体的には、上記制御電圧Vcontを下げる
と抵抗R8,R9から帯域補償回路32側へ流れる電流
が増加して帯域補償アンプのゲイン特性のピーク値は高
くなり、上記制御電圧Vcontを上げると抵抗R8,R9
から帯域補償回路32側へ流れる電流が減少して帯域補
償アンプのゲイン特性のピーク値は小さくなる。
【0027】図3に本発明に係るリードアンプ回路の第
2の実施例を示す。なお、この実施例のリードアンプ回
路の初段アンプ11及びレベルシフト回路12は図1の
実施例と同じで良いので、回路構成の異なる帯域補償回
路13のみ回路図として示す。
【0028】図1に示されているリードアンプの帯域補
償回路13は、制御電圧Vcontの僅かな変化で補償量が
大きく変わってしまう。そこで、図3の実施例において
は、制御電圧発生回路34を設けることで制御電圧Vco
ntの大きな変化を内部で小さな電圧の変化に変えて微妙
な補償量の調整を可能にするとともに、直流レベル補償
回路を設けて抵抗R8,R9のうちロウ側の直流レベル
を補償する回路33を設けて帯域補償回路による補償量
の大小にかかわらず抵抗R8,R9のロウ側の直流レベ
ルを一定にして、帯域補償回路による補償量の調整に伴
うアンプの動作電位の変動を防止している。
【0029】上記直流レベル補償回路33は、上記帯域
補償回路32のエミッタ結合トランジスタQ16,Q1
9と共に上記差動増幅段31の定電流用トランジスタQ
14,Q15のコレクタにそのコレクタが接続された電
流調整用トランジスタQ21,Q22と、該トランジス
タQ21,Q22とエミッタ共通結合された差動トラン
ジスタQ20,Q23と、トランジスタQ20,Q21
の共通エミッタに接続され帯域補償回路32と動作レベ
ルを合わせるためのトランジスタQ24,Q25と、該
トランジスタQ24,Q25と接地点との間に接続され
た定電流用トランジスタQ26,Q27およびエミッタ
抵抗R12,R13とから構成される。
【0030】上記制御電圧発生回路34は、互いにエミ
ッタが抵抗R17,R18を介して接続された一対の差
動トランジスタQ32,Q33と、上記抵抗R17,R
18の接続ノードと接地電位GNDとの間に接続された
定電流用トランジスタQ34およびエミッタ抵抗R16
と、上記差動トランジスタQ32,Q33のコレクタと
電源電圧Vccとの間に直列形態に接続されたトランジ
スタQ30,Q31とから構成され、上記差動トランジ
スタQ32,Q33のベースには基準電圧Vr3と制御電
圧Vcontがそれぞれ印加されている。そして、上記差動
トランジスタQ32のコレクタ電圧が上記帯域補償回路
32のトランジスタQ17,Q18のベースと直流レベ
ル補償回路33のトランジスタQ21,Q22のベース
に供給される一方、上記差動トランジスタQ33のコレ
クタ電圧が上記帯域補償回路32のトランジスタQ1
6,Q19のベースと直流レベル補償回路33のトラン
ジスタQ20,Q23のベースに供給されている。
【0031】また、この実施例の帯域補償アンプ13に
は、上記トランジスタQ30,Q31のベースにバイア
ス電圧Vr4を与える直列形態の抵抗R19,トランジス
タQ35および抵抗R15と、上記バイアス電圧Vr4を
ベースに受けて上記差動増幅段31のベース接地トラン
ジスタQ14,Q15のベースにVr4よりもVBEだけ低
いバイアス電圧Vr2を与えるトランジスタQ29と、Q
29のエミッタと接地点との間に接続された定電流用ト
ランジスタQ28およびエミッタ抵抗15からなる定電
圧発生回路35が設けられている。
【0032】この実施例の帯域補償アンプ13において
は、帯域補償回路32のトランジスタQ16,Q17
(Q18,Q19)に流す電流の比によって帯域補償量
の大きさが変わる。しかし、トランジスタQ16,Q1
7のベースレベルの調整は微小な電圧範囲の中で行わね
ばならない。この場合、トランジスタQ16,Q17の
エミッタ側に抵抗を入れてQ16,Q17の入力電圧範
囲を増大させる方法も考えられるが、かかる方法は回路
の直流電位の配分の上で難しい。そこで、この実施例で
は制御電圧発生回路34を用い、制御電圧Vcontの比較
的大きな変化を内部で小さな電圧の変化に変えて微妙な
補償量の調整を可能にした。すなわち、制御電圧Vcont
により差動トランジスタQ32,Q33に流す電流の比
を変え、それを帯域補償回路32の微妙な補償量調整レ
ベルとしたものである。制御電圧発生回路34は、帯域
補償回路32に比べて直流電流配分上余裕が生じるた
め、トランジスタQ32,Q33の入力電圧範囲を大き
くすることができるという利点がある。
【0033】一方、直流レベル補償回路33は、増幅動
作はせず、帯域補償回路32と相補的な直流電流をトラ
ンジスタQ20〜Q23に流すことにより、差動増幅段
31の抵抗R8,R9のうちロウ側の直流レベルが帯域
補償回路32による補償量の大小にかかわらず一定にな
るようにして、帯域補償回路32による補償量の調整に
伴うアンプの動作電位の変動を防止することができる。
すなわち、図1の実施例の回路においては帯域補償回路
32による補償量によって抵抗R8,R9に流れる電流
が異なるため、抵抗R8,R9での電圧降下量(直流レ
ベル)が補償量に応じて変動するが、図3の実施例の回
路では直流レベル補償回路33によって帯域補償回路3
2による補償量にかかわらず抵抗R8,R9に流れる電
流を一定にして抵抗R8,R9のロウ側の直流レベルを
一定にすることができる。ただし、この直流レベル補償
回路33を省略して制御電圧発生回路34からの電圧を
直接帯域補償回路32のトランジスタQ16〜Q19の
ベースに供給するように構成することも可能である。
【0034】なお、上記実施例のカレントバイアス・カ
レントセンス方式の初段アンプ11は、図1に示されて
いる回路形式に限定されるものでなく、図4に示されて
いるような回路や図5〜図7に示すような回路であって
も良い。
【0035】図4に示されているアンプは、MRヘッド
が接続されるヘッド端子X,Yと、該ヘッド端子間に接
続されたMRヘッドMRHにバイアス電流を流すヘッド
バイアス用トランジスタT2と、このトランジスタのコ
レクタに接続されMRヘッドに流れる電流の変化を検出
して電圧の変化に変換し、高周波特性を向上させるベー
ス接地型のトランジスタT1と、MRヘッドに上記トラ
ンジスタT2,T1を介して直流バイアス電流を供給す
るカレントミラー接続されたMOSFETP1,P2
と、上記ベース接地型のトランジスタT1のコレクタ端
子とMOSFETP1のドレイン端子間に接続された負
荷抵抗R0と、上記ヘッドバイアス用トランジスタT2
のベースに負帰還をかけるフィードバック用アンプFB
A等から構成され、上記負荷抵抗R0の両端に発生する
電位差が読み出し信号として後段のアンプに供給され
る。
【0036】図4に示されている初段アンプは、フィー
ドバック用アンプFBAからヘッドバイアス用トランジ
スタT2のベースに負荷抵抗R0の両端の電位差を0に
するように負帰還をかけるため、アンプの負荷抵抗R0
には直流電流が流れないので、抵抗値を大きくしてアン
プのゲインを大きくすることができ、それによって入力
換算ノイズを低減することができる。
【0037】また、MOSFET P1は、そのゲート
及びドレインがMOSFET P2のゲートに共通結合
されることでMOSFET P2とカレントミラー結合
され、定電流源S1から与えられる定電流I1にそのサ
イズ比を乗じた例えばn×I1なる電流InをMRヘッ
ドMRHのバイアス電流として流す。このとき、MOS
FET P1のドレイン電位は、リードアンプの非反転
出力信号Vopとして図示されない後段のアンプに供給
されるが、その直流電位Vopは、電源電圧をVcc、
抵抗R1の抵抗値をr1、定電流I1の電流値をi1と
し、MOSFET P1のゲート・ソース間電圧をVGS
p1とするとき、 Vop=Vcc−r1×i1−VGSp1 で表されるほぼ安定した電位となって、差動出力信号の
基準電圧となる。
【0038】さらに、抵抗R2及びMOSFET P2
は、上記のように、抵抗R1,MOSFET P1なら
びに定電流源S1とともにいわゆる第1の電流経路を構
成し、MRヘッドMRHに対して、適当な外部磁界EM
pが与えられたときに抵抗値RMRの変化の度合いが最
大となる動作点を与えるようなバイアス電流Inを流
す。なお、抵抗R2は、あわせてリードアンプの入力換
算ノイズを低減すべく作用する。
【0039】磁気ディスク装置の図示されない磁気ディ
スクが回転し、その保持データに応じた外部磁界EMの
変化によってMRヘッドMRHに生じる抵抗値RMRの
変化は、MRヘッドMRHに流される電流の変化つまり
読み出し電流となるが、この交流電流は、高周波信号に
対するインピーダンスの小さなキャパシタC1を源泉と
して負荷抵抗R0に流され、その一端の電位つまり反転
出力信号Vonの電位を交流的に変化させる。つまり、
負荷抵抗R0及びキャパシタC1は、MRヘッドMRH
に対して読み出しデータに応じた交流電流を流すいわゆ
る第2の電流経路を構成するものであって、キャパシタ
C1は、あわせてMOSFET P1のドレインにおけ
る基準電圧のノイズを制御し、その電位を安定化させる
べく作用する。
【0040】この実施例において、リードアンプは、さ
らに、非反転出力信号Vop及び反転出力信号Vonつ
まりは負荷抵抗R0の両端における電圧を受けるフィー
ドバックアンプFBAを含む。このフィードバックアン
プFBAの出力信号は、上記トランジスタT2のベース
に供給され、フィードバックアンプFBAの出力端子と
接地点との間には、キャパシタC2(第2のキャパシ
タ)が設けられる。このうち、フィードバックアンプF
BAは、非反転出力信号Vop及び反転出力信号Von
間の直流的な電位差を増幅し、トランジスタT2は、フ
ィードバックアンプFBAの出力信号に従ってバイアス
電流の値を調整し、負荷抵抗R0の両端における直流電
圧つまり非反転出力信号Vop及び反転出力信号Von
間の直流的な電位差がゼロとなるように、言い換えるな
らば負荷抵抗R0に直流的な電流が流れないように制御
する。また、キャパシタC2は、フィードバックアンプ
FBAを中心とするフィードバック系の周波数帯域を低
くし、MRヘッドMRHの読み出し電流に対応する非反
転出力信号Vop及び反転出力信号Vonの交流成分に
対して帰還をかけないように作用する。
【0041】つまり、この実施例のリードアンプでは、
MRヘッドMRHに所定のバイアス電流を流すための第
1の電流経路と、MRヘッドMRHの読み出し電流を流
すための第2の電流経路とが互いに独立して設けられる
とともに、第2の電流経路を構成する負荷抵抗R0の両
端における電位つまり非反転出力信号Vop及び反転出
力信号Vonの直流電位がゼロとされ、負荷抵抗R0に
直流電流が流されない。このため、この実施例では、負
荷抵抗R0の抵抗値を、MRヘッドMRHのバイアス電
流によって制約されることなく任意に設定できるととも
に、逆にバイアス電流の値を、負荷抵抗R0に制御され
ることなく任意に設定でき、その調整領域を拡大するこ
とができる。
【0042】周知のように、カレントバイアス・カレン
トセンス方式を採るリードアンプの利得Gは、負荷抵抗
R0の抵抗値をr0、MRヘッドMRHの抵抗値をRm
r、トランジスタT2のエミッタ動作抵抗をreとする
とき、 G=r0/(Rmr+re) となり、負荷抵抗R0の抵抗値r0に比例する。また、
リードアンプには、その入力換算ノイズの小さいことが
要求されるが、この入力換算ノイズが後段の増幅回路の
ノイズの影響を受けて大きくならないようにするために
は、リードアンプの利得Gをある程度まで大きくするこ
とが必須条件となる。
【0043】この実施例のアンプでは、MRヘッドMR
Hのバイアス電流によって制約されることなく、負荷抵
抗R0の抵抗値を大きくすることができる。この結果、
MRヘッドMRHに効果的なバイアス電流を与え充分な
読み出し信号量を確保しつつ、アンプの利得Gを大きく
してその入力換算ノイズを低減することができる。
【0044】図5には、この発明のリードアンプ回路に
使用して好適な初段アンプの他の実施例の回路図が、図
6には、初段アンプのさらに他のの実施例の回路図が示
されている。なお、これらの実施例は、前記図4の実施
例と基本的に同じ構成であるので、これと異なる部分に
ついてのみ説明を追加する。
【0045】図5において、この実施例のリードアンプ
は、MOSFET P1に電流ミラー結合されるもう1
個のPチャンネルMOSFET P3を含む。MOSF
ETP3のソースは、抵抗R3を介して電源電圧Vcc
に結合され、そのドレインは、トランジスタT2のコレ
クタに共通結合される。
【0046】これにより、MOSFET P3は、抵抗
R3とともにもう一つの第1の電流経路を構成し、MR
ヘッドMRHに対してそのサイズ比に応じたバイアス電
流In2を流す。前記実施例と同様に、MOSFET
P2は、MRヘッドMRHに対してバイアス電流In1
を流し、MRヘッドMRHには、合計In1+In2な
るバイアス電流が流される。
【0047】前記図4の実施例の場合、MRヘッドMR
Hに対するバイアス電流の値をさらに大きくするために
は、MOSFET P2のサイズを大きくする必要があ
るが、MOSFET P2のサイズが大きくなること
は、他方でその寄生容量を増大させ、リードアンプの周
波数特性を劣化させる原因となる。この実施例のよう
に、MOSFET P3及び抵抗R3からなるもう一つ
の第1の電流回路を設け、しかもその供給ノードとなる
MOSFET P3のドレインをベース接地回路を構成
するトランジスタT1のMRヘッドMRH側つまりトラ
ンジスタT2のコレクタに結合することで、MOSFE
T P3の寄生容量の影響を受けることなくバイアス電
流を大きく、つまりは相応してMOSFET P2のサ
イズを小さくし、リードアンプの周波数特性を改善する
ことができる。
【0048】一方、図6の実施例は、前記図5のMOS
FET P3及び抵抗R3からなるもう一つの第1の電
流経路を、MOSFET P4,抵抗R4ならびにフィ
ードバックアンプFBA2に置き換えたものであり、フ
ィードバックアンプFBA2の出力端子と電源電圧Vc
cとの間には、ノイズ消去及びフィードバック系の周波
数帯域を低くするためのキャパシタC3が設けられる。
フィードバックアンプFBA2は、MOSFETP1及
びP4のソース電位を一致させるべく作用し、MRヘッ
ドMRHには、MOSFET P4のソース電位に対応
したバイアス電流In2が流されるため、図5の実施例
と同様な効果を得ることができる。
【0049】図7には、この発明のリードアンプ回路に
使用して好適な初段アンプの他の実施例の回路図が示さ
れている。なお、この実施例は、前記図4の実施例と基
本的に同じ構成であるので、これと異なる部分について
のみ説明を追加する。
【0050】図7において、この実施例のリードアンプ
回路は、複数個のMRヘッドMRH1〜MRHiを備
え、リードアンプは、これらのMRヘッドMRH1〜M
RHiに対応してトランジスタT1のエミッタと接地点
との間に並列形態に設けられる複数個のトランジスタT
21〜T2iを含む。トランジスタT21〜T2iのベ
ースは、対応するNチャンネルMOSFET N11〜
N1iを介してフィードバックアンプFBAの出力端子
に共通結合されるとともに、対応するNチャンネルMO
SFET N21〜N2iを介して接地点に結合され
る。このうち、MOSFET N21〜N2iのゲート
には、磁気ディスク装置の図示されない制御回路から対
応する反転制御信号C1B〜CiBがそれぞれ供給さ
れ、MOSFET N11〜N1iのゲートには、その
インバータV1〜Viによる反転信号がそれぞれ供給さ
れる。
【0051】なお、反転制御信号C1B〜CiBは、通
常すべて電源電圧Vccのようなハイレベルとされ、磁
気ディスクドライブ装置が読み出し動作を開始しその制
御回路によって対応するMRヘッドMRH1〜MRHi
が選択・指定されるとき、択一的に接地電位のようなロ
ウレベルとされる。
【0052】反転制御信号C1B〜CiBがすべてハイ
レベルとされるとき、リードアンプでは、MOSFET
N21〜N2iがともにオン状態とされ、MOSFE
TN11〜N1iはすべてオフ状態とされる。このた
め、トランジスタT21〜T2iはともにカットオフ状
態となり、読み出し動作は行われない。
【0053】次に、磁気ディスク装置が読み出し動作を
開始し、反転制御信号C1B〜CiBが択一的にロウレ
ベルとされると、リードアンプでは、対応するMOSF
ETN21〜N2iが択一的にオフ状態とされ、対応す
るMOSFET N11〜N1iが択一的にオン状態と
される。このため、対応するトランジスタT21〜T2
iが択一的にオン状態となり、このオン状態になったト
ランジスタT21〜T2iを介して前記図4と同様なリ
ードアンプが構成される。
【0054】一般に、磁気ディスク装置は複数の読み取
り用ヘッドを備え、これらの読み取り用ヘッドが択一的
に選択・指定される。リードアンプを図7の構成とする
ことで、複数個のMRヘッドMRH1〜MRHiを択一
的に選択・指定しつつ、前記図4の実施例と同様な効果
を得ることができ、これによってリードアンプを含む磁
気ディスクドライブ装置の動作特性を改善できるものと
なる。
【0055】図8には、上記実施例のリードアンプを備
え磁気ヘッドを駆動するリード・ライトICの構成例が
示されている。この実施例のリード・ライトICは同時
に複数の磁気ディスクをアクセスすることができるよう
に、複数のリード初段アンプ11と複数のライトアンプ
2を備え、各アンプにそれぞれ読出し用MRヘッドMR
Hと書き込み用ヘッドINDが接続可能にされるととも
に、リード初段アンプ11には帯域補償回路を備えたリ
ード後段アンプ13が接続され、リード初段アンプ11
で検出された信号を増幅、波形整形してリードデータと
して図外のマイクロプロセッサ等へ出力する。
【0056】上記ライトアンプ2には、マイクロプロセ
ッサ等から供給されるライトデータを入力バッファ4で
受けてレベル変換回路5でレベル変換された信号(実施
例の書き込みデータ信号WD,/WD)が入力されて対
応するヘッドを駆動する。なお、図8において、6は上
記複数のMRヘッドのうちいずれのヘッドをバイアスさ
せるか選択したり動作モードを決定し内部の制御信号を
形成する制御回路、7は上記各アンプ11,13,2で
使用する基準電圧を発生する基準電圧発生回路である。
【0057】以上説明したように、上記実施例は、MR
ヘッド対応のリードアンプ回路において、カレントバイ
アス・カレントセンス方式のアンプからなる初段アンプ
(11)の後段に、差動トランジスタ対およびそのエミ
ッタ端子間に抵抗素子(R7)を有する差動増幅段(3
1)と、該差動増幅段に直流バイアス電流を供給する抵
抗(R8,R9)を共通にするように差動トランジスタ
対およびそのエミッタ端子間に容量素子(C2)を有す
る差動増幅型の帯域補償回路(32)とを含む帯域補償
アンプ(13)を接続するようにしたので、帯域補償ア
ンプによって初段アンプにおいてヘッドの寄生インダク
タンスにより劣化した分のゲインを補償してアンプの広
帯域化を図ることができるという効果がある。
【0058】さらに、上記帯域補償回路には、制御電圧
によって上記差動増幅段の共通負荷抵抗から帯域補償回
路側に分岐する電流の量を調整可能な電流調整手段を設
けるようにしたので、接続されるヘッドの有する寄生イ
ンダンタクスの大きさに応じて帯域補償回路によるゲイ
ン補償量を調整することができるという効果がある。
【0059】また、上記帯域補償回路には、制御電圧発
生回路を介して制御電圧を入力させるようにしたので、
直流電位の配分上、入力電圧範囲が狭くならざるを得な
い帯域補償回路に対して入力電圧範囲の広い制御電圧発
生回路によって形成される微妙な補償量調整レベルを与
えることができ、ゲイン補償量の調整が容易となるとい
う効果がある。
【0060】さらに、上記帯域補償回路と並列に同一回
路構成で帯域補償回路と相補的な直流電流を流す直流レ
ベル補償回路を設けるようにしたので、差動増幅段の共
通負荷抵抗のうちロウ側の直流レベルが帯域補償回路に
よる補償量の大小にかかわらず一定になって、帯域補償
回路による補償量の調整に伴うアンプの動作電位の変動
を防止することができるという効果がある。
【0061】また、初段アンプの後段にエミッタフォロ
ワ回路を介して上記帯域補償回路が接続するようにした
ので、帯域補償回路の動作に伴う初段アンプへの影響を
減らすことができる。
【0062】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば前記
実施例では、初段アンプ11と帯域補償アンプ13との
間にエミッタフォロワ回路12を入れているが、このエ
ミッタフォロワ回路を省略あるいは別の差動増幅回路と
置き換えることも可能である。
【0063】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である磁気ヘ
ッドのリード・ライトICに内蔵されるリードアンプに
適用した場合について説明したが、本発明はそれに限定
されるものでなく、リードアンプを備えた半導体集積回
路一般に利用することができる。
【0064】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0065】すなわち、MRヘッド対応のカレントバイ
アス・カレントセンス方式のリードアンプにおいて、ヘ
ッドの寄生インダクタンスにより劣化した分のゲインを
帯域補償アンプで補償してアンプの広帯域化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリードアンプ回路の一実施例を示
す回路図である。
【図2】本発明に係るリードアンプ回路のゲインの周波
数特性を示す特性図である。
【図3】本発明に係るリードアンプ回路の他の実施例を
示す回路図である。
【図4】本発明に係るリードアンプ回路に好適な初段ア
ンプの他の実施例を示す回路図である。
【図5】本発明に係るリードアンプ回路に好適な初段ア
ンプの他の実施例を示す回路図である。
【図6】本発明に係るリードアンプ回路に好適な初段ア
ンプの他の実施例を示す回路図である。
【図7】本発明に係るリードアンプ回路に好適な初段ア
ンプの他の実施例を示す回路図である。
【図8】上記実施例のリードアンプ回路を備え磁気ヘッ
ドを駆動するリード・ライトICの構成例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
11 初段アンプ 12 レベル変換回路(エミッタフォロワ回路) 13 帯域補償アンプ 31 差動増幅段 32 帯域補償回路 33 直流レベル補償回路 34 制御電圧発生回路 MRH MRヘッド(磁気抵抗ヘッド) X,Y ヘッド端子 Q1 ヘッドバイアス用トランジスタ FBA フィードバック用アンプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気抵抗ヘッドが接続されるヘッド端子
    と、このヘッド端子に接続された磁気抵抗ヘッドにバイ
    アス電流を流す第1のトランジスタと、この第1トラン
    ジスタのコレクタ側に接続されてヘッドに流れる電流の
    変化を増幅するベース接地型の第2トランジスタとを備
    えた初段アンプの次段に、 一対の差動トランジスタおよびこの差動トランジスタ対
    のエミッタ端子間に接続された抵抗素子を有する差動増
    幅段と、該差動増幅段に直流バイアス電流を供給する抵
    抗を共通にするように一対の差動トランジスタとこの差
    動トランジスタ対のエミッタ端子間に接続された容量素
    子を有する差動増幅型の帯域補償回路とを含む帯域補償
    アンプを接続してなることを特徴とするリードアンプ回
    路。
  2. 【請求項2】 上記帯域補償回路には、制御電圧によっ
    て上記差動増幅段に直流バイアス電流を供給する上記共
    通抵抗から上記帯域補償回路側に分岐する電流の量を調
    整可能な電流調整手段が設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載のリードアンプ回路。
  3. 【請求項3】 上記帯域補償回路には、制御回路を介し
    て制御電圧が入力されるように構成されてなることを特
    徴とする請求項1または2に記載のリードアンプ回路。
  4. 【請求項4】 上記帯域補償回路と並列に同一回路構成
    の直流レベル補償回路が設けられていることを特徴とす
    る請求項1、2または3に記載のリードアンプ回路。
  5. 【請求項5】 上記初段アンプの後段にエミッタフォロ
    ワ回路を介して上記帯域補償回路が接続されていること
    を特徴とする請求項1、2、3または4に記載のリード
    アンプ回路。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のリード
    アンプ回路と、書き込み用ヘッドを駆動して磁気データ
    の書き込みを行なうライトアンプ回路とが1つの半導体
    チップ上に形成されてなることを特徴とする磁気ヘッド
    駆動用の半導体集積回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1261124A1 (en) * 2001-05-21 2002-11-27 Agilent Technologies, Inc. (a Delaware corporation) A variable gain amplifier stage

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1261124A1 (en) * 2001-05-21 2002-11-27 Agilent Technologies, Inc. (a Delaware corporation) A variable gain amplifier stage

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