JPH10198556A - 情報システム分析支援ツール - Google Patents

情報システム分析支援ツール

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JPH10198556A
JPH10198556A JP1306297A JP1306297A JPH10198556A JP H10198556 A JPH10198556 A JP H10198556A JP 1306297 A JP1306297 A JP 1306297A JP 1306297 A JP1306297 A JP 1306297A JP H10198556 A JPH10198556 A JP H10198556A
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JP
Japan
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data
information system
tool
diagram
system analysis
Prior art date
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Application number
JP1306297A
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English (en)
Inventor
Koji Shioda
浩二 塩田
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NIPPON INF ENG KK
Original Assignee
NIPPON INF ENG KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CASE環境でのDFDやERD等の諸ダイ
アグラムを用いて、既存情報システムの分析を可能にす
る情報システム分析支援ツールを提供する。 【解決手段】 既存情報システムのライブラリ内のデー
タを、CASEツールが提供する諸ダイアグラムの表示
機能を用いて表示させ、システム分析やシステム再構築
の際の支援を行なう情報システム分析支援ツールであっ
て、ライブラリ2から情報システムの構成要素データ
と、該データ間の関連データを抽出し、上記構成要素デ
ータ及び上記関連データをモデル・データベースの形式
に変換してモデル・データベース・データを生成し、生
成されたモデル・データベース・データを読み出し、上
記CASEツール4が提供する諸ダイアグラムの表示機
能が取り扱い可能な書式化テキストデータに変換する工
程を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既存情報システム
のライブラリ内のデータを、CASEツールが提供する
諸ダイアグラムの表示機能を用いて表示させ、情報シス
テムの再構築、保守又はテストの際のシステム分析支援
を行なう情報システム分析支援ツールに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現代のような情報化社会においては、企
業等組織における情報の重要性が益々高まりつつある。
組織が、複雑な環境の中で情報システムの構築、合理化
を進め、情報資源の管理・活用を効率的に実現していく
ことは、極めて重要なことである。
【0003】情報システムは、一般に、要求分析、要求
定義、設計、プログラミング、試験を経て構築され、そ
のために多くの人員、期間が必要とされる。多人数によ
る長期間のシステム構築における一つの課題は、できる
だけ短期間で効率的に開発を進めることであり、このよ
うな目的のために、CASE(Computer Aided Softwar
e Engineering :コンピュータ支援ソフトウェア工学)
環境によるシステム開発が一般的になりつつある。
【0004】CASE環境は、GUI(Graphical User
Interface)を大幅に利用した開発支援ツール群による
統合環境であり、上記システム開発ライフサイクルのす
べての領域をカバーする。CASEにおいては、システ
ムのモデル化表現として、DFD(Data Flow Diagram
:データフロー・ダイアグラム)や、ERD(EntityR
elationship Diagram :エンティティ関連ダイアグラ
ム)などの諸ダイアグラムが使用されている。新規に情
報システムを構築する場合には、これらDFDやERD
を記述することによってシステム分析を行ない、これを
もとに設計以下の作業を行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方で、CASE環境
以外の環境で作成された既存情報システムの再構築や他
の情報システムとの関連分析のために、上記DFDやE
RD等が利用されている。しかしながら、既存情報シス
テムで定義されているプログラムやファイル、JCL
(Job Control Language:ジョブ制御言語)などはその
ままではDFDやERDに置き換えることはできない。
これらは、より上位の概念であるプロセス、データスト
ア、データフロー、エンティティと行ったものを表現し
ているからである。従って、 このような既存システムの
再構築などを行なう場合には、手作業によりDFDやE
RDを作成する必要があった。
【0006】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たものであり、CASE環境におけるDFDやERD等
の諸ダイアグラムを用いて、既存情報システムの分析を
可能にする情報システム分析支援ツールを提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の本発明は、既存情報システムのライブラ
リ内のデータを、CASEツールが提供する諸ダイアグ
ラムの表示機能を用いて表示させ、システム分析やシス
テムの再構築の際の支援を行なう情報システム分析支援
ツールであって、上記ライブラリから情報システムの構
成要素データと、該データ間の関連データを抽出する工
程と、抽出した上記構成要素データ及び上記関連データ
をモデル・データベースの形式に変換してモデル・デー
タベース・データを生成する工程と、生成された上記モ
デル・データベース・データを読み出し、上記CASE
ツールが提供する諸ダイアグラムの表示機能が取り扱い
可能な書式化テキストデータを生成する工程とを含むこ
とを特徴として構成されている。
【0008】また、請求項2記載の本発明は、上記請求
項1記載の本発明において、上記書式化テキストデータ
を表示する諸ダイアグラムは、エンティティ関係ダイア
グラム、エンティティタイプ記述、コール分解図、プロ
セス分解図、データフロー・ダイアグラム、エンティテ
ィ関係ビュー、関係マトリックス図、ミニ仕様書図、構
造化チャート図、モジュールアクション図を含むことを
特徴として構成されている。
【0009】さらに、請求項3記載の本発明は、既存情
報システムのライブラリ内のデータを、CASEツール
が提供する諸ダイアグラムの表示機能を用いて表示さ
せ、システム分析の際の支援を行なう情報システム分析
支援ツールであって、上記ライブラリから情報システム
を構成するソースプログラム群を抽出する工程と、抽出
した上記各ソースプログラムを、該ソースプログラムを
構成する複数のモジュールに分割する工程と、分割され
た上記モジュール相互の呼出し関係を定義する工程と、
上記モジュール及び上記モジュール相互の呼出し関係
を、上記CASEツールが提供する構造化チャート図に
より表示可能にする書式化テキストデータを生成する工
程とを含むことを特徴として構成されている。
【0010】また、請求項4記載の本発明は、既存情報
システムのライブラリ内のデータを、CASEツールが
提供する諸ダイアグラムの表示機能を用いて表示させ、
システム分析の際の支援を行なう情報システム分析支援
ツールであって、上記ライブラリから情報システムを構
成するソースプログラム群を抽出する工程と、抽出した
上記各ソースプログラムの処理構造を分析し、所定の処
理のかたまりを定義する工程と、上記CASEツールが
提供するソースプログラムを表示するダイアグラム上
で、上記処理のかたまり毎にソースプログラムを表示又
は非表示とするための情報を含んだ書式化テキストデー
タを生成する工程とを含むことを特徴として構成されて
いる。
【0011】また、請求項5記載の本発明は、既存情報
システムのライブラリ内のデータを、CASEツールが
提供する諸ダイアグラムの表示機能を用いて表示させ、
システム分析の際の支援を行なう情報システム分析支援
ツールであって、上記ライブラリから情報システムを構
成するソースプログラム群を抽出する工程と、抽出した
上記各ソースプログラムの中で参照されているファイル
を特定する工程と、上記ソースプログラムと上記ファイ
ルとの関係を、上記CASEツールが提供する関連マト
リックス図により表示可能にする書式化テキストデータ
を生成する工程とを含むことを特徴として構成されてい
る。
【0012】さらに、請求項6記載の本発明は、既存情
報システムのライブラリ内のデータを、CASEツール
が提供する諸ダイアグラムの表示機能を用いて表示さ
せ、システム分析の際の支援を行なう情報システム分析
支援ツールであって、上記ライブラリから情報システム
を構成するJCL(Job Control Lang
uage、以下単に「JCL」)群を抽出する工程と、
抽出した上記各JCLを、該JCLを構成するジョブ指
定文、プログラム実行文、ファイル指定文等の要素に分
割する工程と、分割された上記JCLの相互の関係を定
義する工程と、上記JCLの要素及び該要素間の関係
を、上記CASEツールが提供する諸ダイアグラムによ
り表示可能にする書式化テキストデータを生成する工程
とを含むことを特徴として構成されている。
【0013】また、請求項7記載の本発明は、既存情報
システムのライブラリ内のデータを、CASEツールが
提供する諸ダイアグラムの表示機能を用いて表示させ、
システム分析の際の支援を行なう情報システム分析支援
ツールであって、上記ライブラリから情報システムを構
成するソースプログラム及びコピーブックを抽出する工
程と、抽出した上記ソースプログラム及びコピーブック
に含まれるデータ定義体から、フィールド項目のデータ
タイプや長さ等の属性情報を抽出する工程と、上記フィ
ールド項目の属性情報を、上記CASEツールが提供す
るデータ構造図により表示可能にする書式化テキストデ
ータを生成する工程とを含むことを特徴として構成され
ている。
【0014】また、請求項8記載の本発明は、既存情報
システムのライブラリ内のデータを、CASEツールが
提供する諸ダイアグラムの表示機能を用いて表示させ、
システム分析の際の支援を行なう情報システム分析支援
ツールであって、上記ライブラリから情報システムの構
成要素データと、該データ間の関連データを抽出する手
段と、抽出した上記構成要素データ及び上記関連データ
をモデル・データベースの形式に変換してモデル・デー
タベース・データを生成する手段と、生成された上記モ
デル・データベース・データを読み出し、上記CASE
ツールが提供する諸ダイアグラムの表示機能が取り扱い
可能な書式化テキストデータに変換する手段とを含むこ
とを特徴として構成されている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に沿って説明する。図1は本発明に係る情報システム分
析支援ツールの位置付けを示す構成ブロック図である。
図において、1はメインフレームやクライアント・サー
バー環境、あるいはパソコンなどの分散処理環境で構築
された既存の情報システムであり、そのシステムライブ
ラリ2には該システムが管理する各種情報が格納されて
いる。すなわち、システムライブラリ2には、COBO
L(Common Business Oriented Language )、PL/1
(Programming Language One)、CSP(Cross System
s Product )、JCL、カタプロ、コピー句(Copy句)
やインクルード(include )などのコピーブック、ファ
イル、データベースなどのオブジェクト、及びこれらの
関係(例えばCOBOLプログラムがどんなCOPY句
を使用しているかの関係)に関するデータなどが格納さ
れている。
【0016】本発明に係る情報システム分析支援ツール
3は、システムライブラリ2に格納された情報から、シ
ステム分析に必要な情報を抽出する。そして最終的に統
合CASE4における諸ダイアグラムが読み出せるデー
タ形式にこれを変換する。なお、当システムで解析でき
ないパッケージ等のものは統合CASE4上で手作業に
より入力することができる。システム開発者は、CAS
E環境下におけるDFDやERD等を用いて、この変換
されたシステム情報を読み出し、システムの分析を行な
う。
【0017】図2は、上記情報システム分析支援ツール
によるシステム分析の処理の流れを示す概念図、図3は
その処理の機能ブロック図である。情報システム分析支
援ツールは、パソコン等端末側からシステム開発者によ
って与えられる指令に基づいて、既存情報システム1の
ライブラリ2からシステム分析に必要な情報を抽出し、
ファイルを生成し、又は変換するプログラムを含んでい
る。最初の段階で、システム開発者によって分析の対象
となるサブシステムが指定されると(図3における30
1)、該サブシステムが含まれるライブラリ2から、モ
デル化に必要な情報が抽出される(図2における20
1、図3における302)。抽出された各種情報は、モ
デル・データベースの形式に変換され、2次ファイルと
してコンピュータ上のディスク上に格納される(20
2、303〜305)。この処理は既存情報システムが
ホストコンピュータ上で作成されたものならホストコン
ピュータ上で処理することができる。またシステムライ
ブラリーの該当部分をパソコン上へ転送してパソコン上
で処理することもできる。
【0018】2次ファイルデータは転送用ファイルに変
換され、分析要求のあったパソコン端末側に送信される
(203)。パソコン端末側のディスク上に3次ファイ
ルとしてこのデータが格納される(204)。次いで、
対象となるサブシステムの指定範囲の情報が抽出され
(306)、これらは統合CASE4で取り扱い可能な
書式化テキストデータに変換される(307)。書式化
テキストデータに変換された情報は、4次ファイルとし
てディスク上に格納される(205)。
【0019】なお、本発明に係る情報システム分析支援
ツールは、表計算ソフトやワードプロセッサソフトで作
成したデータ206をCSVフォーマットのファイル2
07に変換し、CASE環境上で利用できるようにする
機能を有している。また、CASE上の情報を逆に、C
SVフォーマットデータに変換し、上記表計算ソフト等
で利用できる機能を有する。
【0020】図4は、情報システムのライブラリ2から
情報を抽出し、モデル・データベースへ格納するまでの
更に詳細なプロセスを示した機能ブロック図である。最
初に、分析対象であるライブラリを指示するデータが読
み込まれ(401)、その対象ライブラリ2からコマン
ドを使用して、システム構成要素データ及びこれらの関
連データ(要素関連データ)が抽出される(402)。
システム構成要素データ、すなわち、プログラム、ファ
イル、レコード様式、フィールド、キーフィールド、J
CL、コピーブック、画面定義等のデータは、ライブラ
リの優先順位に従い、モデル・データベース6に格納さ
れる(403)。ライブラリの優先順位とは、例えば、
同一データを保有する複数のライブラリが対象になって
いる場合に、あらかじめ定められたライブラリの優先順
位に従い、該同一データへの順位付けを行なうことを意
味する。
【0021】次いで、要素関連データ、すなわち、プロ
グラム−プログラム、プログラム−ファイル、ファイル
−フィールド様式、プログラム−画面定義などのそれぞ
れの間の関連データは、外部キー又は関連テーブルを用
いて関連付けられ、モデル・データベース6に格納され
る(404)。
【0022】図5は、ライブラリ2から抽出されモデル
・データベース6に格納されたデータのエンティティ関
係ダイアグラムを示している。各ブロックはシステム構
成要素データを表現し、各ブロックを連結する線分は、
要素関連データを表現している。
【0023】図6は、モデル・データベース6からデー
タを抽出し書式化テキストデータを生成するためのプロ
セスの詳細を示す機能ブロック図である。図において、
サブシステムの基準ライブラリを指示するデータ601
に基づいて、モデル・データベース6より基準ライブラ
リのプログラムデータが抽出される(602)。抽出さ
れたデータからサブシステム・プログラム・データ60
3及びプログラム・データ604が生成される。生成し
たプログラム・データ604に関連するプログラム−プ
ログラムデータが、モデル・データベース6から抽出さ
れ(605)、プログラム−プログラム・データ606
が生成される。また、プログラム・データ604に関連
するプログラム−ファイルデータが、モデル・データベ
ース6から抽出され(607)、プログラム−ファイル
・データ608が生成される。同様に、プログラム・デ
ータ604に関連するプログラム−入出力ファイルデー
タが、モデル・データベース6から抽出され(60
9)、プログラム−入出力ファイル・データ610が生
成される。
【0024】次いで、モデル・データベース6から、生
成したプログラム−ファイル・データ608に関連する
ファイルが抽出され(611)、ファイル・データ61
2が生成される。またプログラム−画面定義・データ6
10に関連するデータが抽出され(613)、データ6
14が生成される。プログラム−ファイル・データ60
8に関連するファイルーフィールドデータが抽出され
(615)、ファイルーフィールドデータ616が生成
される。生成されたファイルーフィールドデータ616
に関連するフィールドデータが、モデル・データベース
6から抽出され(617)、フィールドデータ618が
生成される。このフィールドデータ618に関連するキ
ーフィールドデータ及びフィールドデータが、モデル・
データベース6から順じ抽出され(619、621)、
キーフィールド・データ620及びフィールド・データ
622が生成される。これら生成された各データは、統
合CASEで取り扱い可能な書式化テキストデータであ
る。
【0025】このようにして生成された書式化テキスト
データは、統合CASE4が提供する諸ダイアグラム、
すなわち、エンティティ関係ダイアグラム、エンティテ
ィタイプ記述、コール分解図、プロセス分解図、データ
フロー・ダイアグラム、エンティティ関係ビュー、関係
マトリックス図、ミニ仕様書図、構造化チャート図、モ
ジュールアクション図等によってディスプレイ5上に表
示される。
【0026】上記プロセスに従い、ソースプログラムを
構成するモジュール間の呼出し関係を構造化チャート図
により表示する書式化テキストデータを生成することが
可能となる。この場合、図1に示すライブラリ2から情
報システムを構成するソースプログラム群が抽出され、
情報システム分析支援ツール3によって該ソースプログ
ラムはこれを構成する複数のモジュールに分割される。
そして分割されたモジュール相互の呼出し関係が定義さ
れ、モジュール及び上記モジュール相互の呼出し関係の
情報を含む書式化テキストデータが生成される。
【0027】また、上記プロセスに従い、ソースプログ
ラムとファイルとの関係を関連マトリックス図により表
示する書式化テキストデータを生成することが可能とな
る。情報システム分析支援ツール3は、ライブラリ2か
ら情報システムを構成するソースプログラム群を抽出
し、各ソースプログラムの中で参照されているファイル
を特定する。書式化テキストデータは、このソースプロ
グラムとファイルとの関係に関する情報を含んでおり、
該情報に基づいてディスプレイ上に図15に示すような
関連マトリックス図を生成する。
【0028】さらに、JCLの要素及び該要素間の関係
を分解ダイアグラム等の諸ダイアグラムにより表示する
書式化テキストデータを生成することが可能となる。ラ
イブラリ2からは、情報システムを構成するJCL群が
抽出され、該JCLを構成するジョブ指定文、プログラ
ム実行文、ファイル指定文等の要素に分割される。そし
て分割されたJCLの相互の関係が定義され、上記JC
Lの要素と共に書式化テキストデータに格納される。こ
れにより図8に示すような統合CASEにおいて分解ダ
イアグラム等でJCLの構造を表示可能になる。
【0029】また、フィールド項目の属性情報をデータ
構造図により表示する書式化テキストデータを生成する
ことが可能となる。この場合、ライブラリ2から情報シ
ステムを構成するソースプログラム及びコピーブックが
抽出され、ここに含まれるデータ定義体から、フィール
ド項目のデータタイプや長さ等の属性情報が抽出され
る。抽出された属性情報を含んで書式化テキストデータ
が生成され、データ構造図上にフィールド項目の属性情
報が表示可能となる。
【0030】図7は上記生成された書式化テキストデー
タのエンティティ関係ダイアグラムを示している。図に
おいてブロック701はプログラム、ファイル、レコー
ド様式等の実体を、ブロック702はこれら実体の関係
データを、それぞれ表わしている。また、ブロック70
3は各実体の詳細情報等の特性を表わし、ブロック70
4は例外的事項を表現する。
【0031】また、生成された書式化テキストデータに
基づき、分解図及び詳細図によって、プログラムの親子
関係やジョブ、プログラム、DD(Data Dictionary )
名、ファイルの関係、ジョブとプログラム、ジョブとデ
ータセットの関係などのオブジェクトの構成関係をツリ
ー表示することができる。図8は統合CASE上で、J
CLの各ジョブの関係を表示させた分解ダイアグラム及
び1つのジョブの詳細を同時に表示させた状態を示して
いる。また図9は分解ダイアグラムの他の表示構成を示
した例である。
【0032】また、オブジェクト間の相互関係、例え
ば、プログラムとコピー句の相互関係やプログラムとフ
ァイル/データベースの相互関係はデータフローダイア
グラム(DFD)、エンティティ・ビュー図及び詳細図
によって表示することができる。DFDの表示機能を用
いる場合、上記書式化テキストデータ中のプログラムを
DFDにおけるプロセスに、ファイル・データベースを
DFDのデータストアに、レコードをDFDのデータフ
ローにそれぞれ対応させ表示する。図10は統合CAS
Eにおいてディスプレイ上に表示されたデータフローダ
イアグラムの一例を示している。
【0033】また、ERD、エンティティ・タイプ記述
及び詳細図によって、ファイルとデータ項目、データベ
ースとそのコラム等のオブジェクトの関連が表示でき
る。図11は統合CASE環境においてディスプレイ上
に表示されるエンティティ関係ダイアグラム(ERD)
の一例であり、図12はエンティティ・タイプ記述の一
例である。
【0034】図13は統合CASE上で表示可能なオブ
ジェクトリストを示しており、これによりプログラム、
コピー句、ファイル、データ項目等のオブジェクトの一
覧が表示される。
【0035】図14は統合CASE上で表示可能なミニ
仕様書図の一例を示しており、既存システムのライブラ
リから抽出されたソースプログラムが表示される。本発
明においては、上記ソースコードの処理構造が分析さ
れ、その処理のかたまりについての情報がソースプログ
ラムのデータと共に書式化テキストデータに格納されて
いる。この情報に基づいてCASE上ではソースプログ
ラムを処理のかたまり毎に展開状態(表示状態)又は畳
み込み状態(非表示状態)としたり、特定の処理(例え
ば重要な処理)を色を変えて表示したりすることができ
る。図14において、処理IDENTIFICATIONは、展開状態
にあり、次の処理ENVIRONMENT は、畳み込み状態にあ
る。
【0036】図15は、統合CASE環境においてディ
スプレイ上に表示される構造化チャートの一例であり、
メインモジュールや該メインモジュール下のサブモジュ
ール等の相互の構造関係を視覚的に示すものである。図
16は、統合CASE環境においてディスプレイ上に表
示されるモジュールアクション図の一例である。また図
17は統合CASE上で表示可能な関連マトリックス図
の一例を示している。関連マトリックス図によって、プ
ログラムとファイル又はデータベースとの関係、プログ
ラムと画面又は帳票との関係等が表示される。
【0037】
【発明の効果】以上の如く本発明の情報システム分析支
援ツールによれば、既存情報システムで定義されている
プログラムやファイル、JCLなどをCASE環境にお
けるエンティティ関係ダイアグラム、エンティティタイ
プ記述、コール分解図、プロセス分解図、データフロー
・ダイアグラム、エンティティ関係ビュー、関係マトリ
ックス図、ミニ仕様書図、構造化チャート図、モジュー
ルアクション図等の諸ダイアグラムで表示することが可
能となり、従来のように手作業でこれらダイアグラムを
作成することなく情報システムの分析が可能となる。こ
のため既存情報システムの再構築、保守又はテストの著
しい生産性、効率化が図られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報システム分析支援ツールの位
置付けを示す構成ブロック図である。
【図2】図1の情報システム分析支援ツールによるシス
テム分析の処理の流れを示す概念図である。
【図3】図2における処理の機能ブロック図である。
【図4】情報システムのライブラリから情報を抽出しモ
デル・データベースへ格納するまでの更に詳細なプロセ
スを示した機能ブロック図である。
【図5】ライブラリから抽出されモデル・データベース
に格納されたデータのエンティティ関係ダイアグラムで
ある。
【図6】モデル・データベースからデータを抽出し書式
化テキストデータを生成するためのプロセスの詳細を示
す機能ブロック図である。
【図7】生成された書式化テキストデータのエンティテ
ィ関係ダイアグラムである。
【図8】統合CASE環境においてディスプレイ上に表
示されるJCLの各ジョブの関係を表示させた分解ダイ
アグラム及び1つのジョブの詳細図である。
【図9】統合CASE環境においてディスプレイ上に表
示される分解ダイアグラムの一例である。
【図10】統合CASE環境においてディスプレイ上に
表示されたデータフローダイアグラムの一例である。
【図11】統合CASE環境においてディスプレイ上に
表示されるエンティティ関係ダイアグラム(ERD)の
一例である。
【図12】統合CASE環境においてディスプレイ上に
表示されるエンティティ・タイプ記述の一例である。
【図13】統合CASE環境においてディスプレイ上に
表示されるオブジェクトリストの一例である。
【図14】統合CASE環境においてディスプレイ上に
表示されるミニ仕様書図の一例である。
【図15】統合CASE環境においてディスプレイ上に
表示される構造化チャートの一例である。
【図16】統合CASE環境においてディスプレイ上に
表示されるモジュールアクション図の一例である。
【図17】統合CASE環境においてディスプレイ上に
表示される関連マトリックス図の一例である。
【符号の説明】
1 既存情報システム 2 ライブラリ 3 情報システム分析支援ツール 4 統合CASE 5 ディスプレイ 6 モデル・データベース

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既存情報システムのライブラリ内のデー
    タを、CASEツールが提供する諸ダイアグラムの表示
    機能を用いて表示させ、システム分析やシステムの再構
    築の際の支援を行なう情報システム分析支援ツールであ
    って、 上記ライブラリから情報システムの構成要素データと、
    該データ間の関連データを抽出する工程と、 抽出した上記構成要素データ及び上記関連データをモデ
    ル・データベースの形式に変換してモデル・データベー
    ス・データを生成する工程と、 生成された上記モデル・データベース・データを読み出
    し、上記CASEツールが提供する諸ダイアグラムの表
    示機能が取り扱い可能な書式化テキストデータを生成す
    る工程と、を含むことを特徴とする情報システム分析支
    援ツール。
  2. 【請求項2】 上記書式化テキストデータを表示する諸
    ダイアグラムは、エンティティ関係ダイアグラム、エン
    ティティタイプ記述、コール分解図、プロセス分解図、
    データフロー・ダイアグラム、エンティティ関係ビュ
    ー、関係マトリックス図、ミニ仕様書図、構造化チャー
    ト図、モジュールアクション図を含むことを特徴とする
    請求項1記載の情報システム分析支援ツール。
  3. 【請求項3】 既存情報システムのライブラリ内のデー
    タを、CASEツールが提供する諸ダイアグラムの表示
    機能を用いて表示させ、システム分析の際の支援を行な
    う情報システム分析支援ツールであって、 上記ライブラリから情報システムを構成するソースプロ
    グラム群を抽出する工程と、 抽出した上記各ソースプログラムを、該ソースプログラ
    ムを構成する複数のモジュールに分割する工程と、 分割された上記モジュール相互の呼出し関係を定義する
    工程と、 上記モジュール及び上記モジュール相互の呼出し関係
    を、上記CASEツールが提供する構造化チャート図に
    より表示可能にする書式化テキストデータを生成する工
    程と、を含むことを特徴とする情報システム分析支援ツ
    ール。
  4. 【請求項4】 既存情報システムのライブラリ内のデー
    タを、CASEツールが提供する諸ダイアグラムの表示
    機能を用いて表示させ、システム分析の際の支援を行な
    う情報システム分析支援ツールであって、 上記ライブラリから情報システムを構成するソースプロ
    グラム群を抽出する工程と、 抽出した上記各ソースプログラムの処理構造を分析し、
    所定の処理のかたまりを定義する工程と、 上記CASEツールが提供するソースプログラムを表示
    するダイアグラム上で、上記処理のかたまり毎にソース
    プログラムを表示又は非表示とするための情報を含んだ
    書式化テキストデータを生成する工程と、を含むことを
    特徴とする情報システム分析支援ツール。
  5. 【請求項5】 既存情報システムのライブラリ内のデー
    タを、CASEツールが提供する諸ダイアグラムの表示
    機能を用いて表示させ、システム分析の際の支援を行な
    う情報システム分析支援ツールであって、 上記ライブラリから情報システムを構成するソースプロ
    グラム群を抽出する工程と、 抽出した上記各ソースプログラムの中で参照されている
    ファイルを特定する工程と、 上記ソースプログラムと上記ファイルとの関係を、上記
    CASEツールが提供する関連マトリックス図により表
    示可能にする書式化テキストデータを生成する工程と、
    を含むことを特徴とする情報システム分析支援ツール。
  6. 【請求項6】 既存情報システムのライブラリ内のデー
    タを、CASEツールが提供する諸ダイアグラムの表示
    機能を用いて表示させ、システム分析の際の支援を行な
    う情報システム分析支援ツールであって、 上記ライブラリから情報システムを構成するJCL群を
    抽出する工程と、 抽出した上記各JCLを、該JCLを構成するジョブ指
    定文、プログラム実行文、ファイル指定文等の要素に分
    割する工程と、 分割された上記JCLの相互の関係を定義する工程と、 上記JCLの要素及び該要素間の関係を、上記CASE
    ツールが提供する諸ダイアグラムにより表示可能にする
    書式化テキストデータを生成する工程と、を含むことを
    特徴とする情報システム分析支援ツール。
  7. 【請求項7】 既存情報システムのライブラリ内のデー
    タを、CASEツールが提供する諸ダイアグラムの表示
    機能を用いて表示させ、システム分析の際の支援を行な
    う情報システム分析支援ツールであって、 上記ライブラリから情報システムを構成するソースプロ
    グラム及びコピーブックを抽出する工程と、 抽出した上記ソースプログラム及びコピーブックに含ま
    れるデータ定義体から、フィールド項目のデータタイプ
    や長さ等の属性情報を抽出する工程と、 上記フィールド項目の属性情報を、上記CASEツール
    が提供するデータ構造図により表示可能にする書式化テ
    キストデータを生成する工程と、を含むことを特徴とす
    る情報システム分析支援ツール。
  8. 【請求項8】 既存情報システムのライブラリ内のデー
    タを、CASEツールが提供する諸ダイアグラムの表示
    機能を用いて表示させ、システム分析の際の支援を行な
    う情報システム分析支援ツールであって、 上記ライブラリから情報システムの構成要素データと、
    該データ間の関連データを抽出する手段と、 抽出した上記構成要素データ及び上記関連データをモデ
    ル・データベースの形式に変換してモデル・データベー
    ス・データを生成する手段と、 生成された上記モデル・データベース・データを読み出
    し、上記CASEツールが提供する諸ダイアグラムの表
    示機能が取り扱い可能な書式化テキストデータに変換す
    る手段と、を含むことを特徴とする情報システム分析支
    援ツール。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007334777A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Pacific Systems Corp レガシーシステム再構築システムおよびレガシーシステム再構築方法
JP6132325B1 (ja) * 2016-01-29 2017-05-24 株式会社ミッドフィルダー システム開発支援装置

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