JPH10198424A - 無人搬送車の誘導装置 - Google Patents

無人搬送車の誘導装置

Info

Publication number
JPH10198424A
JPH10198424A JP9005049A JP504997A JPH10198424A JP H10198424 A JPH10198424 A JP H10198424A JP 9005049 A JP9005049 A JP 9005049A JP 504997 A JP504997 A JP 504997A JP H10198424 A JPH10198424 A JP H10198424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guided vehicle
automatic guided
guide means
sensor
auxiliary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9005049A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Hida
一男 肥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP9005049A priority Critical patent/JPH10198424A/ja
Publication of JPH10198424A publication Critical patent/JPH10198424A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無人搬送機の構造を複雑化することなく、こ
の無人搬送車を適正に誘導する。 【解決手段】 無人搬送車1の走行経路を指示する主ガ
イド手段12と、無人搬送車1の制御情報を指示する補
助ガイド手段とを上記走行経路に沿って設置し、上記主
ガイド手段12の設置位置および補助ガイド手段の制御
情報を検出するガイドセンサ13を無人搬送車1に設置
し、このガイドセンサ13によって主ガイド手段12の
設置位置を検出しつつ、この主ガイド手段12に沿って
無人搬送車1を走行させるように誘導する誘導制御手段
と、上記ガイドセンサ13によって検出された補助ガイ
ド手段の制御情報に基づいて無人搬送車の走行状態を制
御する運行制御手段とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無人搬送車の走行
経路を指示する主ガイド手段に沿って無人搬送車を走行
させるように誘導する無人搬送車の誘導装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開昭62−78613号
公報に示されるように、無人搬送車の走行経路に沿って
誘導ケーブルまたは反射テープ等からなるガイド手段
(誘導標識)を設置するとともに、このガイド手段を検
出するホール素子等の磁気センサまたはフォトセンサ
(光学位置センサ)等からなるガイドセンサを無人搬送
車に搭載し、上記ガイド手段によって指示された軌道を
検出しつつ、このガイド手段に沿って上記無人搬送車を
走行させるように誘導する無人搬送車の誘導装置が知ら
れている。
【0003】また、特開昭63−167612号公報に
示されるように、無人搬送車(移動装置)の走行経路に
番地板設定部材を所定間隔で設置するとともに、この番
地板設定部材の情報を読み取る番地読取手段を設け、こ
の番地読取手段によって読み取られた上記番地板設定部
材の情報に基づき、上記無人搬送車の速度制御を実行す
るとともに、設定された行き先位置で上記無人搬送車を
自動停止させる等の運行制御を実行するようにしたもの
が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように無人搬送
車の制御情報を指示する番地板設定部材を設置し、その
制御情報に基づいて無人搬送車の運行状態を制御するよ
うに構成された誘導装置では、例えば上記ガイド手段に
よって指示された無人搬送車の走行経路がカーブしてい
る場合に、この情報を上記番地板設定部材によって指示
することにより、無人搬送車がその走行経路から逸脱す
るのを防止するようにその走行状態を制御できるという
利点がある。この反面、上記ガイド手段の設置位置を検
出するガイドセンサとは別体の番地読取手段を無人搬送
機に設置する必要があるため、この無人搬送機の構造が
複雑になって製造コストが高くなることが避けられない
という問題がある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑み、無人搬
送機の構造を複雑化することなく、この無人搬送車を適
正に誘導することができる無人搬送機の誘導装置を提供
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
無人搬送車を走行経路を指示する主ガイド手段と、無人
搬送車の制御情報を指示する補助ガイド手段とを上記走
行経路に沿って設置するとともに、上記主ガイド手段の
設置位置および補助ガイド手段の制御情報を検出するガ
イドセンサを無人搬送車に設置し、このガイドセンサに
よって主ガイド手段の設置位置を検出しつつ、この主ガ
イド手段に沿って無人搬送車を走行させるように誘導す
る誘導制御手段と、上記ガイドセンサによって検出され
た補助ガイド手段の制御情報に基づいて無人搬送車の運
行状態を制御する運行制御手段とを設けたものである。
【0007】上記構成によれば、無人搬送機のガイドセ
ンサによって検出される主ガイド手段の設置位置に応
じ、この主ガイド手段に沿って無人搬送車を走行させる
ように誘導する誘導制御が誘導制御手段によって実行さ
れるとともに、上記ガイドセンサによって読取られた補
助ガイド手段の制御情報に基づいて無人搬送車の運行状
態を制御する運行制御が運行制御手段によって実行さ
れ、交差点における方向転換および作業位置における牽
引台車の着脱等が行われることになる。
【0008】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
の無人搬送車の誘導装置において、主ガイド手段と交差
する方向に配列された複数の検出手段からなるガイドセ
ンサを無人搬送車に設置したものである。
【0009】上記構成によれば、複数の検出手段によっ
て検出された主ガイド手段の設置位置に応じ、この主ガ
イド手段に沿って無人搬送車を走行させるように誘導す
る誘導制御が適正に実行されることになる。
【0010】請求項3に係る発明は、上記請求項2記載
の無人搬送車の誘導装置において、ガイドセンサを構成
する各検出手段から出力される主ガイド手段の検出信号
に応じてこの主ガイド手段の設置方向に対する無人搬送
車の横ずれ量を算出する横ずれ量算出手段と、この横ず
れ量算出手段の出力信号に応じて無人搬送車の走行方向
を修正する走行方向修正手段とを誘導制御手段に設けた
ものである。
【0011】上記構成によれば、横ずれ量算出手段の算
出データに基づいて主ガイド手段の設置方向に対する無
人搬送車の横ずれ量が横ずれ量算出手段によって算出さ
れるとともに、上記横ずれを修正するように無人搬送車
を誘導する制御が走行方向修正手段によって適正に実行
されることになる。
【0012】請求項4に係る発明は、上記請求項3記載
の無人搬送車の誘導装置において、ガイドセンサによっ
て検出された補助ガイド手段の制御情報に応じた運行制
御の実行時に、上記走行方向修正手段の制御を禁止する
ように構成したものである。
【0013】上記構成によれば、ガイド手段の制御情報
に応じた無人搬送車の運行制御を運行制御手段によって
実行する際には、上記走行方向修正手段による無人搬送
車の方向修正制御が禁止されることにより、上記補助ガ
イド手段の制御情報に基づいて無人搬送車の運行状態が
適正に制御されることになる。
【0014】請求項5に係る発明は、上記請求項2〜4
のいずれかに記載の無人搬送車の誘導装置において、補
助ガイド手段を主ガイド手段と交差する方向に設置した
ものである。
【0015】上記構成によれば、主ガイド手段と交差す
る方向に配列された複数の検出手段からなるガイドセン
サにより、上記補助ガイド手段に指示された制御情報が
正確に検出され、上記制御情報に基づいた運行制御が適
正に実行されることになる。
【0016】請求項6に係る発明は、上記請求項5記載
の無人搬送車の誘導装置において、補助ガイド手段の設
置方向および設置長さを種々に設定することにより無人
搬送車の制御情報を指示するように構成したものであ
る。
【0017】上記構成によれば、主ガイド手段と交差す
る方向に配列された複数の検出手段からなるガイドセン
サにより、補助ガイド手段の設置方向および設置長さを
検出することにより、この補助ガイド手段に指示された
種々の制御情報が正確に検出され、上記制御情報に基づ
いた各種の運行制御が適正に実行されることになる。
【0018】請求項7に係る発明は、上記請求項1〜6
のいずれかに記載の無人搬送車の誘導装置において、主
ガイド手段と補助ガイド手段とを同質の素材によって構
成したものである。
【0019】上記構成によれば、同質の素材を使用して
上記主ガイド手段および補助ガイド手段が容易に設置さ
れることになる。
【0020】請求項8に係る発明は、上記請求項7記載
の無人搬送車の誘導装置において、ホール素子からなる
検出手段によってガイドセンサを構成するとともに、主
ガイド手段および補助ガイド手段を磁気テープ材によっ
て構成したものである。
【0021】上記構成によれば、磁気テープ材からなる
主ガイド手段および補助ガイド手段がホール素子からな
る検出手段によって検出されることにより、所定の情報
が得られることになる。
【0022】請求項9に係る発明は、上記請求項7記載
の無人搬送車の誘導装置において、フォトセンサからな
る検出手段によってガイドセンサを構成するとともに、
主ガイド手段および補助ガイド手段を反射板によって構
成したものである。
【0023】上記構成によれば、反射板からなる主ガイ
ド手段および補助ガイド手段がフォトセンサからなる検
出手段によって検出されることにより、所定の情報が得
られることになる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1および図2は、この発明に係
る無人搬送車の誘導装置の実施形態を示している。この
誘導装置は、工場内に予め設定された走行ルートに沿っ
て無人搬送車1を走行させることにより、機械部品の自
動搬送等を行うものであり、上記無人搬送車1の車体の
内部には、駆動エネルギー源となるバッテリ2と、制御
ユニット3とが収容され、かつ無人搬送車1の車体前部
には、バンパー4が設けられている。
【0025】また、上記無人搬送車1の車体下部には、
その前部中央に左右一対の前輪5,6と、この前輪5,
6をそれぞれ個別に回転駆動する電動モータ7,8とが
設置されるとともに、その後部に左右一対の従動輪1
0,11が設けられている。
【0026】さらに、上記無人搬送車1の前端部には、
工場内の床部に埋設され、あるいは床面上に接着された
主ガイド手段12の設置位置を検出するガイドセンサ1
3が設置されている。上記主ガイド手段12は、磁気を
帯びた5cm程度の幅寸法を有する磁気テープの表面が
保護テープで被覆されたテープ状の素材からなり、無人
搬送車1の走行経路に沿って設置されている。
【0027】上記ガイドセンサ13は、図3に示すよう
に、無人搬送車1の車幅方向、つまり無人搬送車1の走
行方向と交差する方向に所定間隔で配列された16個の
ホール素子等からなる複数の検出手段14によって構成
され、16個の検出手段14のうちの5個が上記主ガイ
ド手段12の設置部に臨むように配列されることによ
り、この5個の検出手段14がON状態となってその検
出信号が上記制御ユニット3に出力されるようになって
いる。
【0028】また、上記無人搬送車1の走行経路には、
図4に示すように、主ガイド手段12と同質の素材から
なる補助ガイド手段15が設置されている。この補助ガ
イド手段15は、上記主ガイド手段12と交差するよう
に設置され、その長さおよび設置方向を適宜に設定する
等により、種々の制御情報を指示するように構成されて
いる。
【0029】例えば、上記16個の検出手段14の全て
をON状態とし得る長さの第1補助ガイド手段15a
と、中央から右側に位置する検出手段14をON状態と
する長さの第2補助ガイド手段15bとが所定間隔(例
えば約10cm間隔)で設置されることにより、無人搬
送車1を右折させることを指示する右折情報15Aが構
成され、かつ上記全ての検出手段14をON状態とし得
る長さの第1補助ガイド手段15aと、中央から左側に
位置する検出手段14をON状態とする長さの第3補助
ガイド手段15cとが所定間隔で設置されることによ
り、無人搬送車1を左折させることを指示する左折情報
15Bが構成されている。
【0030】また、図5に示すように、上記全ての検出
手段14をON状態とし得る長さの第1補助ガイド手段
15aが単独で設置されることにより、無人搬送車1の
走行速度を低速に設定することを指示する第1車速情報
15Cが構成され、かつ上記第1補助ガイド手段15a
が所定間隔で2本または3本連続して設置されることに
より、無人搬送車1の走行速度を中速に設定することを
指示する第2車速情報15Dと、高速に設定することを
指示する第3車速情報15Eとが構成されている。
【0031】さらに、図6に示すように、上記全ての検
出手段14をON状態とし得る長さの第1補助ガイド手
段15aが主ガイド手段12と交差する方向に設置され
るとともに、その下流側部の10cm程度離れた位置に
主ガイド手段12が所定長さに亘り切り離されてなる第
4補助ガイド手段15dが形成されることにより、図示
を省略した部品搬送用の台車を牽引した状態で無人搬送
車1を停止させて待機させることを指示する牽引待機情
報15Fが構成され、かつ上記第1補助ガイド手段15
aと、第4補助ガイド手段15dと、第2補助ガイド手
段15bとが所定間隔で設置されることにより、牽引台
車を切り離した状態で無人搬送車1を待機させることを
指示する切離待機情報15Gが構成されている。
【0032】また、図7に示すように、上記第1補助ガ
イド手段15aと、第4補助ガイド手段15dと、第3
補助ガイド手段15cとが所定間隔で設置されることに
より、牽引台車を切り離した後も無人搬送車1の走行を
継続させることを指示する切離し走行情報15Hが構成
され、かつ上記第1補助ガイド手段15aと、第4補助
ガイド手段15dと、第1補助ガイド手段15aとが所
定間隔で設置されることにより、無人搬送車に設置され
た警告灯を点灯させたり、交差点に設けられた遮断機を
開閉したりすることを指示する交差点情報15Iが構成
される等、上記第1〜第4補助ガイド手段15a〜15
dを適宜組み合わせることにより、様々な情報が指示さ
れるようになっている。
【0033】上記制御ユニット3は、図8に示すよう
に、ガイドセンサ13の検出信号に応じ、無人搬送車1
を上記主ガイド手段12に沿って走行させるように誘導
する誘導制御手段16と、上記ガイドセンサ13によっ
て検出された補助ガイド手段15の制御情報に基づいて
無人搬送車1の運行状態を制御する運行制御手段17と
を有している。
【0034】上記誘導制御手段16には、ガイドセンサ
13によって検出される主ガイド手段12の検出信号に
応じてこの主ガイド手段12に対する無人搬送車1の走
行方向の横ずれ量を算出する横ずれ量算出手段18と、
この横ずれ量算出手段18の出力信号に応じて無人搬送
車1の走行方向を修正するように無人搬送車1を誘導す
る走行方向修正手段19とが設けられている。
【0035】上記横ずれ量算出手段18は、ガイドセン
サ13を構成する各検出手段14から出力される主ガイ
ド手段12の検出信号に応じ、ON状態となっている検
出手段14の重心位置を演算によって求めることによ
り、図3に示すように、無人搬送車1の走行中心ライン
CL1と、主ガイド手段12の中心ラインCL2との偏
差からなる横ずれ量ΔLを算出するように構成されてい
る。
【0036】また、上記走行方向修正手段19は、横ず
れ量算出手段18によって算出された横ずれ量ΔLに応
じ、図外の記憶手段に記憶されたマップから左右の電動
モータ7,8の回転速度を読み出して両電動モータ7,
8の回転速度を制御することにより、無人搬送車1の走
行方向を修正するように構成されている。
【0037】すなわち、上記のように無人搬送車1の走
行方向(CL1)が、主ガイド手段12の設置方向(C
L2)に対して右側に横ずれしている場合には、例え
ば、図9に示すマップに基づいて右側の電動モータ8の
回転速度230rpmが読み出されるとともに、左側の
電動モータ7の回転速度180rpmが読み出されて上
記両駆動モータ7,8の駆動回路の出力される。これに
よって上記両電動モータ7,8の回転速度の差に応じて
無人搬送機1の走行方向が左側に修正され、無人搬送車
1の走行方向を主ガイド手段12の中心ラインCL1に
一致させる誘導制御が実行されることになる。
【0038】また、上記運行制御手段17は、ガイドセ
ンサ13を構成する各検出手段14によって検出された
補助ガイド手段15の制御情報に応じ、無人搬送車1の
走行方向を修正する上記走行方向修正手段19の誘導制
御を禁止する制御信号を出力するとともに、無人搬送車
1を右折または左折させるとともに、その走行速度を制
御し、あるいは所定位置に停止させて牽引台車を切り離
す等の運行制御を実行するように構成されている。
【0039】上記制御ユニット3において実行される無
人搬送車1の制御動作を図10に示すフローチャートに
基づいて説明する。上記制御動作がスタートすると、ガ
イドセンサ13によって補助ガイド手段15の制御情報
が検出されたか否かを判定し(ステップS1)、NOと
判定された場合には、上記誘導制御手段17による無人
搬送車1の誘導制御を実行することにより、無人搬送車
1を主ガイド手段12に沿って走行させるように誘導す
る(ステップS2)。
【0040】また、上記ステップS1でYESと判定さ
れ、ガイドセンサ13によって補助ガイド手段15の制
御情報が検出されたことが確認された場合には、上記走
行方向修正手段19による方向修正制御を禁止する制御
信号を、この走行方向修正手段19に出力するとともに
(ステップS3)、上記運行制御手段17による無人搬
送車1の運行制御を実行することにより、無人搬送車1
を所定の位置で右折または左折させ、あるいは牽引台車
を着脱する等の作業を行う(ステップS4)。
【0041】このように無人搬送車1の走行経路を指示
する主ガイド手段12と、無人搬送車1の制御情報を指
示する補助ガイド手段15とを上記走行経路に沿って設
置するとともに、上記主ガイド手段12の設置位置およ
び補助ガイド手段15の制御情報を検出するガイドセン
サ13を無人搬送車1に設置し、このガイドセンサ13
によって主ガイド手段12の設置位置を検出しつつ、こ
の主ガイド手段12に沿って無人搬送車12を走行させ
るように誘導する誘導制御手段16と、上記ガイドセン
サ13によって検出された補助ガイド手段15の制御情
報に基づいて無人搬送車1の運行状態を制御する運行制
御手段17とを設けたため、簡単な構成で無人搬送車1
を効果的に制御し、上記主ガイド手段12に沿って走行
させることができるとともに、必要に応じて右折または
左折させる等の制御を適正に実行することができる。
【0042】すなわち、無人搬送車1の走行方向を表示
する上記主ガイド手段12の設置方向と、無人搬送車1
の制御情報を指示する上記補助ガイド手段15の制御情
報とを共通のガイドセンサ13によって検出することが
できるため、上記無人搬送車1の構造を簡略化してその
製造コストを安価に抑えることができるとともに、上記
ガイドセンサ13によって検出された主ガイド手段12
の設置方向および補助ガイド手段15の制御情報に基づ
いて無人搬送車1を適正に制御することができる。
【0043】また、上記実施形態では、主ガイド手段1
2と交差する方向、つまり無人搬送車1の車幅方向に配
列された複数の検出手段14によって上記ガイドセンサ
13を構成したため、このガイドセンサ13によって上
記主ガイド手段12の設方向を正確に検出し、この主ガ
イド手段12に沿って無人搬送車1を走行させるように
誘導する誘導制御を適正に実行することができる。
【0044】そして、上記各検出手段14から出力され
る主ガイド手段12の検出信号に応じてこの主ガイド手
段12の設置方向に対する無人搬送車1の横ずれ量を算
出する横ずれ量算出手段18と、この横ずれ量算出手段
18の出力信号に応じて無人搬送車1の走行方向を修正
する走行方向修正手段19とを上記誘導制御手段16に
設けため、上記横ずれ量算出手段18によって算出され
た無人搬送車1の横ずれ量に基づいて無人搬送車1の横
ずれを適正に修正し、無人搬送車1を上記主ガイド手段
12に沿って正確に走行させることができる。
【0045】さらに、上記実施形態では、補助ガイド手
段15の制御情報に応じた走行制御の実行時に、上記走
行方向修正手段19の制御を禁止するように構成したた
め、上記のように主ガイド手段12の設置位置と、補助
ガイド手段15の制御情報とを同一のガイドセンサ13
によって検出するように構成したにも拘らず、上記主ガ
イド手段12の設置方向に沿って無人搬送車1を正確に
走行させることができるとともに、上記補助ガイド手段
15の制御情報に基づいて無人搬送車1の運行制御を適
正に実行することができる。
【0046】すなわち、上記走行方向修正手段19によ
って無人搬送車1の走行方向を修正する制御を常に実行
した場合には、上記補助ガイド手段15の設置部を無人
搬送車1のガイドセンサ13が通過する際に、このガイ
ドセンサ13から入力される補助ガイド手段15の検出
信号に応じて上記横ずれ量算出手段18により無人搬送
車1の横ずれ量が算出され、この算出値に基づいて無人
搬送車1の走行方向が誤って修正されることになる。こ
れに対して上記補助ガイド手段15の制御情報に応じた
走行制御の実行時に、上記走行方向修正手段19の制御
を禁止するように構成した場合には、上記弊害を確実に
防止し、上記主ガイド手段12の設置方向に沿って無人
搬送車1を適正に走行させることができるとともに、上
記補助ガイド手段15の制御情報に基づいて無人搬送車
1を右折または左折させる等の走行制御を適正に実行す
ることができる。
【0047】また、上記実施形態では、無人搬送車1の
車幅方向に配列された複数の検出手段14によって上記
ガイドセンサ13を構成するとともに、上記補助ガイド
手段15を主ガイド手段12と交差する方向に設置した
ため、上記ガイドセンサ13によって上記補助ガイド手
段の制御情報を正確に検出し、この制御情報に基づいて
無人搬送車1を適正に制御することができる。
【0048】また、上記実施形態では、補助ガイド手段
15の設置方向および設置長さを種々に設定することに
より無人搬送車1の制御情報を指示するように構成した
ため、簡単な構成で種々の制御情報を上記補助ガイド手
段15によって指示することができ、この制御情報に基
づいて無人搬送車1に各種の作業を行わせる運行制御を
適正に実行することができる。
【0049】さらに上記実施形態では、上記第1〜第4
補助ガイド手段15a〜15dからなる制御情報指示部
の最後端部部、つまり無人搬送車12の走行方向の最上
流部に、上記各検出手段14の設置部以上の長さを有す
る第1補助ガイド手段15aからなる予備信号入力部を
設置しため、この第1補助ガイド手段15aの設置部を
上記無人搬送車1のガイドセンサ13が通過する際に、
上記各検出手段14の全てをON状態として予備信号を
入力することにより、補助ガイド手段15から制御情報
が入力される状態にあることを無人搬送機1の誘導装置
に認識させることができる。
【0050】したがって、上記第1補助ガイド手段15
aからなる予備信号入力部の前方側(無人搬送車1の走
行方向の下流側)に配設された制御情報表示部、つまり
上記16個のホール素子からなる検出手段14の中央か
ら右側に位置する検出手段14をON状態とする長さの
第2補助ガイド手段15b、中央から左側に位置する検
出手段14をON状態とする長さの第3補助ガイド手段
15c、または主ガイド手段12が切り離されてなる第
4補助ガイド手段15d等に表示された制御情報を上記
ガイドセンサによって正確に検出することができる。
【0051】すなわち、上記主ガイド手段12に沿って
磁気を帯びた落下物等がある場合に、これを上記ガイド
センサ13が検出することによって上記第2補助ガイド
手段15bまたは第3補助ガイド手段15cが設置され
ていると誤判定されたり、無人搬送車1がバウンドして
上記ガイドセンサ13が走行経路から離間することによ
り、全ての検出手段14がOFF状態となって上記第4
補助ガイド手段15dが設置されていると誤判定された
りするのを効果的に防止することができる。このため、
上記第1〜第4補助ガイド手段15b〜15dからなる
制御情報表示部に表示された制御情報を上記ガイドセン
サ13によって正確に検出することができる。
【0052】なお、上記各検出手段14の全てをON状
態とする第1補助ガイド手段15aにに代えて、主ガイ
ド手段12が所定長さに切り離されてなる第4補助ガイ
ド手段15dを予備信号入力部として設置し、この第4
補助ガイド手段15dの設置部を上記無人搬送車1のガ
イドセンサ13が通過する際に、上記各検出手段14の
全てをOFF状態として予備信号を入力することによ
り、補助ガイド手段15から制御情報が入力される状態
にあることを無人搬送機1の誘導装置に認識させるよう
に構成してもよい。
【0053】また、上記主ガイド手段12を、補助ガイ
ド手段15と上記磁気テープを有する素材からなる磁気
テープ材によって構成するとともに、上記ガイドセンサ
13を、ホール素子からなる複数の検出手段14によっ
て構成してなる上記実施形態に代え、光の反射面を有す
るテープ状の素材からなる反射板によって主ガイド手段
12および補助ガイド手段15を構成するとともに、フ
ォトセンサからなる複数の検出手段によって上記ガイド
センサ13を構成してもよい。
【0054】また、上記主ガイド手段12と補助ガイド
手段15とを同質の素材によって構成してなる上記実施
形態に代え、両ガイド手段12,15を別々の素材によ
って構成することもできる。例えば、上記主ガイド手段
12と補助ガイド手段15とを反射板によって構成する
際に、両素材の色を異なる色に設定することもできる
が、この場合には、主ガイド手段12と補助ガイド手段
15とを共用化することができない。
【0055】したがって、上記実施形態に示すように、
上記主ガイド手段12と補助ガイド手段15とを同質の
素材で構成することにより、これらのガイド手段12,
15を共用化してその量産化を図り、かつ上記両ガイド
手段12,15の設置作業を容易化するとともに、無人
搬送車1の作業内容を変更する場合等に、上記補助ガイ
ド手段15の取替作業等を容易化できるようにすること
が望ましい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、無人搬
送車の走行経路を指示する主ガイド手段と、無人搬送車
の制御情報を指示する補助ガイド手段とを上記走行経路
に沿って設置し、上記主ガイド手段の設置位置および補
助ガイド手段の制御情報を、無人搬送車に設置されたガ
イドセンサによって検出しつつ、上記主ガイド手段に沿
って無人搬送車を走行させるように誘導するとともに、
上記ガイドセンサによって検出された補助ガイド手段の
制御情報に基づいて無人搬送車の走行状態を制御するよ
うに構成したため、上記無人搬送車の走行方向を表示す
る上記主ガイド手段の設置方向と、無人搬送車の制御情
報を表示する上記補助ガイド手段の制御情報とを共通の
ガイドセンサによって検出することができ、無人搬送車
の構造を簡略化してその製造コストを安価に抑えること
ができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る無人搬送車の平面断面
図である。
【図2】上記無人搬送車の側面図である。
【図3】ガイドセンサの構成を示す説明図である。
【図4】補助ガイド手段の具体的構成を示す説明図であ
る。
【図5】補助ガイド手段の別の例を示す説明図である。
【図6】補助ガイド手段のさらに別の例を示す説明図で
ある。
【図7】補助ガイド手段のさらに別の例を示す説明図で
ある。
【図8】制御ユニット構成を示すブロック図である。
【図9】横ずれ量と電動モータの回転数との関係を示す
グラフである。
【図10】制御ユニット制御動作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 無人搬送車 3 制御ユニット 12 主ガイド手段 13 ガイドセンサ 14 検出手段 15 補助ガイド手段 16 誘導制御手段 17 運行制御手段 18 横ずれ量算出手段 19 走行方向算出手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無人搬送車を走行経路を指示する主ガイ
    ド手段と、無人搬送車の制御情報を指示する補助ガイド
    手段とを上記走行経路に沿って設置するとともに、上記
    主ガイド手段の設置位置および補助ガイド手段の制御情
    報を検出するガイドセンサを無人搬送車に設置し、この
    ガイドセンサによって主ガイド手段の設置位置を検出し
    つつ、この主ガイド手段に沿って無人搬送車を走行させ
    るように誘導する誘導制御手段と、上記ガイドセンサに
    よって検出された補助ガイド手段の制御情報に基づいて
    無人搬送車の運行状態を制御する運行制御手段とを設け
    たことを特徴とする無人搬送車の誘導装置。
  2. 【請求項2】 主ガイド手段と交差する方向に配列され
    た複数の検出手段からなるガイドセンサを無人搬送車に
    設置したことを特徴とする請求項1記載の無人搬送車の
    誘導装置。
  3. 【請求項3】 ガイドセンサを構成する各検出手段から
    出力される主ガイド手段の検出信号に応じてこの主ガイ
    ド手段の設置方向に対する無人搬送車の横ずれ量を算出
    する横ずれ量算出手段と、この横ずれ量算出手段の出力
    信号に応じて無人搬送車の走行方向を修正する走行方向
    修正手段とを誘導制御手段に設けたことを特徴とする請
    求項2記載の無人搬送車の誘導装置。
  4. 【請求項4】 ガイドセンサによって検出された補助ガ
    イド手段の制御情報に応じた運行制御の実行時に、上記
    走行方向修正手段の制御を禁止するように構成したこと
    を特徴とする請求項3記載の無人搬送車の誘導装置。
  5. 【請求項5】 補助ガイド手段を主ガイド手段と交差す
    る方向に設置したことを特徴とする請求項2〜4のいず
    れかに記載の無人搬送車の誘導装置。
  6. 【請求項6】 補助ガイド手段の設置方向および設置長
    さを種々に設定することにより無人搬送車の制御情報を
    指示するように構成したことを特徴とする請求項5記載
    の無人搬送車の誘導装置。
  7. 【請求項7】 主ガイド手段と補助ガイド手段とを同質
    の素材によって構成したことを特徴とする請求項1〜6
    のいずれかに記載の無人搬送車の誘導装置。
  8. 【請求項8】 ホール素子からなる検出手段によってガ
    イドセンサを構成するとともに、主ガイド手段および補
    助ガイド手段を磁気テープ材によって構成したことを特
    徴とする請求項7記載の無人搬送車の誘導装置。
  9. 【請求項9】 フォトセンサからなる検出手段によって
    ガイドセンサを構成するとともに、主ガイド手段および
    補助ガイド手段を反射板によって構成したことを特徴と
    する請求項7記載の無人搬送車の誘導装置。
JP9005049A 1997-01-14 1997-01-14 無人搬送車の誘導装置 Pending JPH10198424A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9005049A JPH10198424A (ja) 1997-01-14 1997-01-14 無人搬送車の誘導装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9005049A JPH10198424A (ja) 1997-01-14 1997-01-14 無人搬送車の誘導装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10198424A true JPH10198424A (ja) 1998-07-31

Family

ID=11600560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9005049A Pending JPH10198424A (ja) 1997-01-14 1997-01-14 無人搬送車の誘導装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10198424A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013238907A (ja) * 2012-05-11 2013-11-28 Calsonic Kansei Corp 搬送装置
KR101341428B1 (ko) * 2011-12-22 2013-12-13 주식회사 에스에프에이 반송 시스템 및 그 제어 방법
CN112319654A (zh) * 2020-10-27 2021-02-05 北京特种机械研究所 用于agv导航的机械导引头及使用其的导引装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101341428B1 (ko) * 2011-12-22 2013-12-13 주식회사 에스에프에이 반송 시스템 및 그 제어 방법
JP2013238907A (ja) * 2012-05-11 2013-11-28 Calsonic Kansei Corp 搬送装置
CN112319654A (zh) * 2020-10-27 2021-02-05 北京特种机械研究所 用于agv导航的机械导引头及使用其的导引装置
CN112319654B (zh) * 2020-10-27 2021-10-22 北京特种机械研究所 用于agv导航的机械导引头及使用其的导引装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5182236B2 (ja) 無人搬送車の走行制御装置
EP0482424A1 (en) Carriage running control system
JPH10198424A (ja) 無人搬送車の誘導装置
JPS61118816A (ja) 光学誘導式移動車制御設備
JP2663442B2 (ja) 無人車の走行制御装置
JP3817775B2 (ja) 車両の交差点通過表示装置
JP2555570B2 (ja) 無人車の誘導装置
JP3592435B2 (ja) 無人搬送車の停止制御装置
JP3021875B2 (ja) 無人搬送車の誘導方法
JPS61118815A (ja) 光学式移動車誘導路
JPH07306716A (ja) 移動体の走行制御方法及びその走行制御装置
JPH10207539A (ja) 無人搬送車の制御装置
JPS6125219A (ja) 光学誘導式移動車制御設備
JPH03129409A (ja) 光学誘導式移動車制御設備
JPH04112214A (ja) 無人搬送車の走行制御装置
JP2544112B2 (ja) 移動車誘導設備
JPH04257006A (ja) 無人車におけるコースアウト検出方法
JPH0713624A (ja) 移動車の停止状態検出装置
JPS61105619A (ja) 光学式移動車誘導路
JPS61118814A (ja) 光学誘導式移動車制御設備
JPS6125220A (ja) 光学誘導式移動車制御設備
JP2841245B2 (ja) 搬送制御装置
JPH10207548A (ja) 無人搬送車の制御装置
JPH0460815A (ja) 無人車両の誘導装置
JP2008033715A (ja) オートガイダンス車両およびオートガイダンス車両のステアリング制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060620

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061107