JPH10197873A - 配向膜の作製方法及び液晶パネル及び電子機器 - Google Patents

配向膜の作製方法及び液晶パネル及び電子機器

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JPH10197873A
JPH10197873A JP158297A JP158297A JPH10197873A JP H10197873 A JPH10197873 A JP H10197873A JP 158297 A JP158297 A JP 158297A JP 158297 A JP158297 A JP 158297A JP H10197873 A JPH10197873 A JP H10197873A
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JP
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alignment film
liquid crystal
solution
crystal panel
substrates
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JP158297A
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Inventor
Sadao Kanbe
貞男 神戸
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Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の方法はリソグラフィ法等を用いるため工
程が複雑になり歩留まりが悪く、コスト高になる欠点が
あった。そこで,特性の異なる配向膜を簡単な工程で作
製する方法を提供する。 【解決手段】溶液化された複数の配向膜を,溶液吐出手
段に配設された吐出口から吐出して液晶を駆動するため
の画素電極3などが形成されたガラス基板1上にモザイ
ク状に形成することにより,簡単な方法によりコストを
押さえて特性の優れた液晶パネルを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルの配向
膜の作製方法に関し、この作製方法による配向膜を用い
た液晶パネル及びこの液晶パネルを搭載した電子機器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の主な液晶パネルは、図1に示され
るような構造を有していた。図において、1はガラス基
板、2は配向膜、3は画素電極、4はアクティブ素子、
5は、ゲートバスライン、6はソースバスライン、7は
対向共通電極、8はカラーフィルタ、9は液晶をそれぞ
れ示す。なお,図示していないシール枠により,一対の
ガラス基板は接着されてなり,その間に液晶9が挟持さ
れている。
【0003】本発明は配向膜の作製方法に関するもので
あるが、図1に示す通り配向膜は直接液晶に接する物質
であり、液晶分子の挙動に重要な影響を与える。例えば
液晶分子の基板に対する傾き(プレチルト)に影響を与
える。このプレチルト角は液晶表示体の表示品位にとっ
て重要なものであり、この制御は非常に重要なものとな
る。また液晶と配向膜の組み合わせにより液晶分子と配
向膜の相互作用が大きくなり、液晶表示体の駆動時、分
極、ヒステリシス等が生じ、液晶が配向膜に付着する現
象が現れ、表示品位や寿命に悪い影響を与えるようにな
る。
【0004】このような重要な役割を担う従来の配向膜
の作製方法はポリアミド酸溶液をスピンコート、あるい
は印刷する方法等により作製されていた。最近は液晶パ
ネルの視角を広げるために1度配向膜を作製した後(第
一の配向膜)、保護材をスピンコート法等により塗布
し、リソグラフィー法等により部分的に保護材を除去し
かる後、第2の配向膜を塗布した後、最後に保護材ごと
配向膜を除去し部分的に特性の異なる配向膜を得ること
が一般的な配向膜の作製方法であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように現在行われ
ている方法はリソグラフィ法等を用いるため工程が複雑
になり歩留まりが悪く、コスト高になる欠点があった。
【0006】そこで、本発明の目的は,簡単な工程で特
性の異なる配向膜をモザイク状に形成する方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は図1に示される
配向膜の作製方法に特徴を有し、2種以上の配向膜原料
を吐出口より吹き出しモザイク状に配向膜を形成するこ
とを特徴とする。以下に本発明の概要を詳しく説明す
る。
【0008】請求項1記載の発明は、異種の配向膜の溶
液原料を吐出口よりモザイク状に吐出させる方法であ
り、各配向膜部分の液晶分子のプレチルト角をはじめ各
種特性が異なっている。その結果複数の改善効果を1度
に得ることが出来る。
【0009】配向膜原料としてはポリビニルアルコール
の水溶液、ポリアミド酸のN−メチル−2−ピロリドン
等の塩基性溶液、ポリアミドの溶液等が考えられる。
【0010】吐出させる方法としてはインクジェット装
置を用いる方法等がある。
【0011】請求項2は複数の配向膜材料がポリアミド
酸であることを特徴とし、溶媒としてはN−メチル−2
−ピロリドン、ジメチルフォルムアミド等の塩基性溶媒
等が考えられる。また、ポリアミド酸はテトラカルボン
酸2無水物とジアミの化合物を反応させて作るが、テト
ラカルボン酸2無水物として、無水ピロメリット酸、
1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸2無水
物、3、3’、4、4’−ビフェニールテトラカルボン
酸2無水物、2,3,5−トリカルボニルオキシペンチ
ル酢酸2無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノン
テトラカルボン酸1,4,5,8−ナフタレンテトラカ
ルボン酸2無水物、エチレングリコールビス(アンヒド
ロトリメリテート)、3,3’4,4’−ジフェニルテ
トラカルボン酸2無水物、3、4ージカルボキシレート
1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−サクシ
ニック−ジアンヒドリド等があり、ジアミノ化合物とし
ては1,4−ジアミのベンゼン、4,4’−ジアミノビ
フェニール、4、4’−ジアミノジフェニルエーテル、
4,4’−ジアミノジフェニルサルホン、2,2−ビス
(4−(4ーアミノフェノキシ)フェニル)ヘキサフル
オロプロパン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)
ベンゼン、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、
2,3−ジアミノピリジン、3,5−ジアミノ−1,2
−トリアゾール、1,3−ジアミノ−5−アルキルオキ
シベンゼン(但しアルキル基は炭素数1から20のアル
キル基である)等がある。これら2種の化合物テトラカ
ルボン酸2無水物とジアミンを等モルずつ適当な溶媒
(例えばN−メチル−2−ピロリドン)にとり反応させ
ることによりポリアミド酸を得る。このようにして得ら
れた複数のポリアミド酸を別々の吐出口よりお互いに重
ならないように、モザイク状に吐出し乾燥した後焼成、
ラビングすることによりモザイク状に性質の異なる配向
膜を得ることが出来る。
【0012】請求項3は複数の配向膜材料がポリアミド
酸の原料であるテトラカルボン酸2無水物とジアミノ化
合物であることを特徴とし、溶媒としてはN−メチル−
2−ピロリドン、ジメチルフォルムアミド、等の塩基性
溶媒等が考えられる。テトラカルボン酸2無水物とし
て、無水ピロメリット酸、1,2,3,4−シクロブタ
ンテトラカルボン酸2無水物、3、3’、4、4’−ビ
フェニールテトラカルボン酸2無水物、2,3,5−ト
リカルボニルオキシペンチル酢酸2無水物、3,3’,
4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸、1,4,
5,8−ナフタレンテトラカルボン酸2無水物、エチレ
ングリコールビス(アンヒドロトリメリテート)、3,
3’4,4’−ジフェニルテトラカルボン酸2無水物、
3、4−ジカルボキシレート1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフタレン−1−サクシニック−ジアンヒドリド等
があり、ジアミノ化合物としては1,4−ジアミのベン
ゼン、4,4’−ジアミノビフェニール、4、4’−ジ
アミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェ
ニルサルホン、2,2−ビス(4−(4ーアミノフェノ
キシ)フェニル)ヘキサフルオロプロパン、1,4−ビ
ス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、4,4’−ジア
ミノジフェニルスルフィド、2,3−ジアミノピリジ
ン、3,5−ジアミノ−1,2−トリアゾール、1,3
−ジアミノ−5−アルキルオキシベンゼン(但しアルキ
ル基は炭素数1から20のアルキル基である)等があ
る。これら2種以上の化合物テトラカルボン酸2無水物
と2種以上のジアミンを適当な溶媒(例えばN−メチル
−2−ピロリドン)にとり、別々の吐出口よりお互いに
重ならないように、モザイク状にかつ目的とするタイル
部分には目的とするテトラカルボン酸2無水物とジアミ
ン化合物が重なるように吐出し、加熱反応させポリアミ
ド酸とした後、焼成、ラビングすることによりモザイク
状に性質の異なる配向膜を得る。
【0013】請求項4は複数の配向膜材料がポリアミド
酸でありかつこの複数のポリアミド酸より形成される配
向膜はそれぞれ異なるプレチルト角の形成能を有するこ
とを特徴とし、形成されたプレチルト角に5度以上の差
があることを特徴とする。5度未満のプレチルト角の差
では効果を見られない。溶媒としてはN−メチル−2−
ピロリドン、ジメチルフォルムアミド等の塩基性溶媒等
が考えられる。また、ポリアミド酸はテトラカルボン酸
2無水物とジアミの化合物を反応させて作るが、テトラ
カルボン酸2無水物は複数の配向膜の共通原料としても
考えることが出来、無水ピロメリット酸、1,2,3,
4−シクロブタンテトラカルボン酸2無水物、3、
3’、4、4’−ビフェニールテトラカルボン酸2無水
物、2,3,5−トリカルボニルオキシペンチル酢酸2
無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカ
ルボン酸、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン
酸2無水物、エチレングリコールビス(アンヒドロトリ
メリテート)、3,3’4,4’−ジフェニルテトラカ
ルボン酸2無水物、3、4ージカルボキシレート1,
2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−サクシニッ
ク−ジアンヒドリド等が考えれる。低プレチルト角用ジ
アミンとしては1、4ジアミノベンゼン、4,4’−ジ
アミノビフェニール、4、4’−ジアミノジフェニルエ
ーテル、4,4’−ジアミノジフェニルサルホン、2,
2−ビス(4−(4ーアミノフェノキシ)フェニル)ヘ
キサフルオロプロパン、1,4−ビス(4−アミノフェ
ノキシ)ベンゼン、4,4’−ジアミノジフェニルスル
フィド、2,3−ジアミノピリジン、3,5−ジアミノ
−1,2−トリアゾール等が考えられる。高プレチルト
角用配向膜の材料としてはジアミノ化合物が好適であ
り、1,3−ジアミノ−5−アルキルオキシベンゼン
(但しアルキル基は炭素数1から20のアルキル基であ
る)等が考えられる。これら1種以上の化合物、テトラ
カルボン酸2無水物とジアミンを等モルずつ適当な溶媒
(例えばN−メチル−2−ピロリドン)にとり反応させ
ることによりポリアミド酸を得る。このようにして得ら
れた複数のポリアミド酸を別々の吐出口よりお互いに重
ならないように、モザイク状に吐出し乾燥した後焼成、
ラビングすることによりモザイク状に性質の異なる配向
膜を得ることが出来、その結果液晶分子のプレチルト方
向が色々出来る。このようにして得られた液晶パネルは
入射してくる光に対して幅広く対応でき、視角が広がる
ことになる。
【0014】請求項5は複数の配向膜材料がポリアミド
酸の原料であるテトラカルボン酸2無水物とジアミノ化
合物であり、これらの化合物を組み合わせて得られる配
向膜は高、低2種のプレチルト角形成能を有し、そのプ
レチルト角差が5度以上あることを特徴とする。溶媒と
してはN−メチル−2−ピロリドン、ジメチルフォルム
アミド、等の塩基性溶媒等が考えられる。テトラカルボ
ン酸2無水物として、無水ピロメリット酸、1,2,
3,4−シクロブタンテトラカルボン酸2無水物、3、
3’、4、4’−ビフェニールテトラカルボン酸2無水
物、2,3,5−トリカルボニルオキシペンチル酢酸2
無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカ
ルボン酸、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン
酸2無水物、エチレングリコールビス(アンヒドロトリ
メリテート)、3,3’4,4’−ジフェニルテトラカ
ルボン酸2無水物、3、4−ジカルボキシレート1,
2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−サクシニッ
ク−ジアンヒドリド等が考えられる。ジアミン化合物は
プレチルト角に差を付ける化合物として最適であり、低
プレチルト角用ジアミノ化合物としては1,4−ジアミ
のベンゼン、4,4’−ジアミノビフェニール、4、
4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミ
ノジフェニルサルホン、2,2−ビス(4−(4ーアミ
ノフェノキシ)フェニル)ヘキサフルオロプロパン、
1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、4,
4’−ジアミノジフェニルスルフィド、2,3−ジアミ
ノピリジン、3,5−ジアミノ−1,2−トリアゾール
等を考えることが出来、高プレチルト角用ジアミンとし
ては1,3−ジアミノ−5−アルキルオキシベンゼン
(但しアルキル基は炭素数4から20のアルキル基であ
る)等をあげることができる。これら1種以上の化合
物、テトラカルボン酸2無水物と1種以上のジアミンを
適当な溶媒(例えばN−メチル−2−ピロリドン)にと
り、別々の吐出口よりお互いに重ならないように、モザ
イク状にかつ目的とするポリイミドを得るタイル上には
目的とするテトラカルボン酸とジアミン化合物が重ねて
吐出し、加熱させポリアミド酸とした後、焼成、ラビン
グすることによりモザイク状に性質の異なる配向膜を得
る。その結果液晶分子のプレチルト方向が色々出来る。
このようにして得られた液晶パネルは入射してくる光に
対して幅広く対応でき、視角が広がることになる。
【0015】請求項6は複数の配向膜材料がポリアミド
酸であることを特徴とし、このポリアミド酸より得られ
る配向膜の少なくとも1種は分極、ヒステリシス等の改
善効果を有することを特徴とする。溶媒としてはN−メ
チル−2−ピロリドン、ジメチルフォルムアミド等の塩
基性溶媒等が考えられる。また、ポリアミド酸はテトラ
カルボン酸2無水物とジアミの化合物を反応させて作る
が、一方のテトラカルボン酸2無水物としては、無水ピ
ロメリット酸、1,2,3,4−シクロブタンテトラカ
ルボン酸2無水物、3、3’、4、4’−ビフェニール
テトラカルボン酸2無水物、2,3,5−トリカルボニ
ルオキシペンチル酢酸2無水物、3,3’,4,4’−
ベンゾフェノンテトラカルボン酸、1,4,5,8−ナ
フタレンテトラカルボン酸2無水物、エチレングリコー
ルビス(アンヒドロトリメリテート)、3,3’4,
4’−ジフェニルテトラカルボン酸2無水物、3、4ー
ジカルボキシレート1,2,3,4−テトラヒドロナフ
タレン−1−サクシニック−ジアンヒドリド等があり、
一方の分極、ヒステリシスの改善効果を有すテトラカル
ボン酸としてはエチレンジアミンテトラカルボン酸2無
水物等があり、一般的ジアミノ化合物としては1,4−
ジアミのベンゼン、4,4’−ジアミノビフェニール、
4、4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジ
アミノジフェニルサルホン、2,2−ビス(4−(4ー
アミノフェノキシ)フェニル)ヘキサフルオロプロパ
ン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、
4,4’−ジアミノジフェニルスルフィドが考えられ、
分極、ヒステリシス改善効果を有すジアミノ化合物とし
ては2,3−ジアミノピリジン、3,5−ジアミノ−
1,2−トリアゾール等が考えられる。これら2種の化
合物テトラカルボン酸2無水物とジアミンを等モルずつ
適当な溶媒(例えばN−メチル−2−ピロリドン)にと
り反応させることによりポリアミド酸を得る。このよう
にして得られた複数のポリアミド酸を別々の吐出口より
お互いに重ならないように、モザイク状に吐出し乾燥し
た後焼成、ラビングすることによりモザイク状に性質の
異なる配向膜を得ることが出来、その結果液晶分子のプ
レチルト方向が色々出来る。そして分極、ヒステリシス
等に改善が見られる。このようにして得られた液晶セル
は入射してくる光に対して幅広く対応でき、視角が広が
ることになる。また液晶セルにおいて問題となる焼き付
き等に改善が見られることになる。
【0016】請求項7は複数の配向膜材料がポリアミド
酸の原料であるテトラカルボン酸2無水物とジアミノ化
合物であり、テトラカルボン酸2無水物とジアミンの反
応によりできる1種のポリイミド配向膜が例えば分極の
改善、あるいはヒステリシスの改善等の特性を有し結果
としてプレチルトと分極、あるいはプレチルトとヒステ
リシスの二つの改善効果を有することを特徴とする。溶
媒としてはN−メチル−2−ピロリドン、ジメチルフォ
ルムアミド等の塩基性溶媒等が考えられる。テトラカル
ボン酸2無水物として、一般的な無水ピロメリット酸、
1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸2無水
物、3、3’、4、4’−ビフェニールテトラカルボン
酸2無水物、2,3,5−トリカルボニルオキシペンチ
ル酢酸2無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノン
テトラカルボン酸、1,4,5,8−ナフタレンテトラ
カルボン酸2無水物、エチレングリコールビス(アンヒ
ドロトリメリテート)、3,3’4,4’−ジフェニル
テトラカルボン酸2無水物、3、4−ジカルボキシレー
ト1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−サク
シニック−ジアンヒドリド等がある。分極、ヒステリシ
ス等に改善の効果が見られるテトラカルボン酸2無水物
としてはエチレンジアミンテトラカルボン酸2無水物等
が考えられる。ジアミノ化合物としては2,5−ジアミ
ノピリジン、2,3−ジアミノピリジン、3,5−ジア
ミノ−1,2−トリアゾール等が分極、ヒステリシス等
に効果があることが知られている。前記請求項等に述べ
られたジアミン化合物もエチレンジアミンテトラカルボ
ン酸2無水物も共重合反応の相手方として選択出来る。
これら1種以上の化合物テトラカルボン酸2無水物と1
種以上のジアミンを適当な溶媒(例えばN−メチル−2
−ピロリドン)に別々にとり、別々の吐出口より目的と
する部分にテトラカルボン酸2無水物溶液とジアミン溶
液を吐出する。異なる配向膜よりなる部分がお互いに重
ならないように、モザイク状に、かつ目的とするタイル
上には目的とするテトラカルボン酸2無水物とジアミン
化合物が吐出される。しかる後、焼成、ラビングするこ
とによりモザイク状に性質の異なる配向膜を得る。その
結果液晶分子のプレチルト方向が色々出来る。このよう
にして得られた液晶パネルは入射してくる光に対して幅
広く対応でき、視角が広がることになる。またあわせて
分極、ヒステリシス等の改善効果も見られる。
【0017】請求項8は請求項1から7の本発明の作製
方法により得られた配向膜を有する液晶パネルに関す
る。本発明の液晶パネルは視角が広くなり、焼き付き等
によるダメージを受けることが無く、製造工程が簡単な
ためコスト的に安くなる効果を有する。
【0018】請求項9は,請求項8の液晶パネルを有し
てなることを特徴とする。
【0019】請求項10は,電極が形成された一対の基
板上に,材料が異なる複数種の配向膜が溶液吐出手段に
より微小間隔でモザイク状に配置されてなり,該基板を
対向配置し且つ基板間に液晶が挟持されてなることを特
徴とする。
【0020】請求項11は,電極が形成された一対の基
板上に,材料が異なる複数種の配向膜が溶液吐出手段に
より微小間隔でモザイク状に配置されてなり,該基板を
対向配置し且つ基板間に液晶が挟持されてなる液晶パネ
ルが一部に組み込まれてなることを特徴とする。
【0021】以上述べたように本発明によれば、複雑な
配向膜の形状を簡単に得ることが出来るが、場合によっ
ては、モザイクのタイル間の境界で吐出した溶液が重な
り、形状が崩れることがある。これを防ぐためには、モ
ザイク形状に土手をリソグラフィー法等により形成して
やり土手の間に吐出してやれば良い。
【0022】
【発明の実施の形態】
〔実施例〕 (実施例1)2%のポリエチレングリコール溶液(溶液
1)と1%の6、6ナイロンのトルエン溶液(溶液2)
を、溶液吐出手段として例えばジェットプリンティング
装置(市販のインクジェットプリンター装置を代用)の
黄色用のインクタンク(タンク内は空の状態)とマゼン
タ用のインクタンク(タンク内は空の状態)に充填し図
1に示す配向膜の形成されていないガラス基板1上にピ
ッチ幅300ミクロン、液滴粒40ミクロン、吐出速度
5000回/秒で溶液1(黄色用のインクタンク)、溶
液2(マゼンタ用のインクタンク)の順で吐出した。水
平に1ライン吐出した後に、2ライン目ではこの順番
(溶液1と溶液2の順)を代えることにより全体として
モザイク状になるようにした。このようにして得られた
上下2枚の基板を、120度Cで2時間乾燥した。その
後、ラビング処理した基板を得た。ラビングはナイロン
ブラシ付きの半径6cmの回転ローラーにより回転速度
600rpm、基板の移動速度80cm/分で2回行っ
た。このようにして得られた一方の基板に、シール剤
(ストラクトボンドXN−21−S、三井東圧化学製)
に5ミクロンの硝子フアィバー製ギャップ剤を0.5%
混合したシール剤をつくりスクリーン印刷法によりシー
ル印刷した。他方のTFT基板に5.1ミクロンのギャ
ップ剤を散布した後2枚の基板を貼り合わせ、乾燥機で
6時間加熱し、シール剤を固化させ液晶セルとした。こ
の液晶セルに真空封入法により液晶を充填して液晶パネ
ルとした。この液晶パネルは視角が、単一種類の配向膜
を使用した時より広がっており優れた効果を有してい
る。
【0023】(実施例2)4、4’ジアミノフェニルエ
ーテル1.9グラム、ピロメイット酸2無水物2.18
グラムをN−メチル−2−ピロリドン100ミリリット
ルをビーカーにとり窒素雰囲気下60度Cで2時間加熱
混合した(溶液3)。同様にして4、4’−ジアミノ
2、2−ビス(4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル)ヘキサフルオロプロパンとピロメリット酸を用いポ
リアミド酸を得た(溶液4)。得られた溶液3を、実施
例1と同様の溶液吐出手段の黄色用のインクタンク(タ
ンク内は空の状態)に充填し、同様に、溶液4をマゼン
タ用のインクタンク(タンク内は空の状態)に充填し、
実施例1と同様に吐出口より吐出してモザイク状のポリ
アミド酸を得た。得られた基板を200度C、2時間窒
素下で焼成し、ポリイミドとしモザイク状の配向膜とし
た。しかる後、ラビング処理した基板を得た。ラビング
はナイロンブラシ付きの半径6cmの回転ローラーによ
り回転速度800rpm、基板の移動速度1m/分で2
回行った。このようにして得られた一方の基板に、シー
ル剤(ストラクトボンドXN−21−S、三井東圧化学
製)に5ミクロンの硝子ファイバー製ギャップ剤を0.
5%混合したシール剤をつくりスクリーン印刷法により
シール印刷した。他方のTFT基板に5.1ミクロンの
ギャップ剤を散布した後、2枚の基板を貼り合わせ、乾
燥機で6時間加熱し、シール剤を固化させ液晶セルとし
た。この液晶セルに真空封入法により液晶を充填して液
晶パネルとした。この液晶パネルは視角が単一種類の配
向膜を使用した時より広がっており優れた効果を有して
いる。
【0024】(実施例3)4、4’−ジアミノフェニル
エーテル3.8グラムを50ミリリットルのN−メチル
−2−ピロリドン溶液に溶かす(溶液5)、ピロメイッ
ト酸2無水物を2.18グラムをN−メチル−2−ピロ
リドン50ミリリットル溶かす(溶液6)。同様にして
4、4’−ジアミノ2、2−ビス(4−(4−アミノフ
ェノキシ)フェニル)ヘキサフルオロプロパン3.34
グラムを50ミリリットルのN−メチル−2−ピロメリ
ット酸に溶かした溶液を作製した(溶液7)。溶液5、
溶液6、溶液7をそれぞれ溶液吐出手段として市販のイ
ンクジェットプリンターの黄色用、マゼンタ用、シアン
用のインクタンク(それぞれタンク内は空の状態)に充
填しモザイクの各タイル上に溶液5、溶液6が同一量乗
るように、これに隣接するタイル上に溶液7、溶液6が
同一量乗るように吐出する。このようにして得られた基
板を30分間放置後、100度Cで1時間乾燥、200
度Cで2時間窒素雰囲気下で焼成し、ポリイミドとしモ
ザイク状の配向膜とした。このようにして得られた上下
2枚の基板を、ラビング処理した。ラビングはナイロン
ブラシ付きの半径6cmの回転ローラーにより回転速度
800rpm、基板の移動速度1m/分で2回行った。
このようにして得られた一方の基板に、シール剤(スト
ラクトボンドXN−21−S、三井東圧化学製)に5ミ
クロンの硝子フアィバー製ギャップ剤を0.5%混合し
たシール剤をつくりスクリーン印刷法によりシール印刷
した。他方のTFT基板に5.1ミクロンのギャップ剤
を散布した後、2枚の基板を貼り合わせ、乾燥機で6時
間加熱し、シール剤を固化させ液晶セルとした。この液
晶セルに真空封入法により液晶を充填して液晶パネルと
した。この液晶パネルは視角が単一種類の配向膜を使用
した時より広がっており優れた効果を有している。
【0025】(実施例4)4、4’ジアミノフェニルエ
ーテル1.9グラム、ピロメイット酸2無水物を2.1
8グラムをN−メチル−2−ピロリドン100ミリリッ
トルをビーカーにとり窒素雰囲気下60度Cで2時間加
熱混合した(溶液8)。同様にして1、4−ジアミノ−
5−シクロヘキシルキシベンゼン1.9グラム、ピロメ
リット酸2無水物2.18グラムをN−メチル−2−ピ
ロリドン100ミリリットルをビーカーにとり窒素雰囲
気下60度Cで2時間反応させポリアミド酸溶液を得た
(溶液9)。得られた溶液8を実施例1と同様の溶液吐
出手段の黄色用のインクタンク(タンク内は空の状態)
に充填し、同様にして、溶液9をマゼンタ用のインクタ
ンク(タンク内は空の状態)に充填し実施例1と同様に
吐出してモザイク状のポリアミド酸を得た。得られた基
板を200度C、2時間窒素下で焼成し、ポリイミドと
しモザイク状の配向膜とした。このようにして得られた
上下2枚の基板を、ラビング処理した。ラビングはナイ
ロンブラシ付きの半径6cmの回転ローラーにより回転
速度800rpm、基板の移動速度1m/分で2回行っ
た。このようにして得られた一方の基板に、シール剤
(ストラクトボンドXN−21−S、三井東圧化学製)
に5ミクロンの硝子ファイバー製ギャップ剤を0.5%
混合したシール剤をつくりスクリーン印刷法によりシー
ル印刷した。他方のTFT基板に5.1ミクロンのギャ
ップ剤を散布した後、2枚の基板を貼り合わせ、乾燥機
で6時間加熱し、シール剤を固化させ液晶セルとした。
この液晶セルに真空封入法により液晶を充填して液晶パ
ネルとした。この液晶パネルは視角が単一種類の配向膜
を使用した時より広がっており優れた効果を有してい
る。
【0026】(実施例5)4、4’−ジアミノフェニル
エーテル3.8グラムを50ミリリットルのN−メチル
−2−ピロリドン溶液に溶かす(溶液10)、ピロメイ
ット酸2無水物を2.18グラムをN−メチル−2−ピ
ロリドン50ミリリットル溶かす(溶液11)。同様に
して1、4−ジアミノ−5−n−ヘキシルオキシベンゼ
ン2.06グラムを50ミリリットルのN−メチル−2
−ピロリドンに溶かした溶液を作製した(溶液12)。
溶液10、溶液11、溶液12をそれぞれ溶液吐出手段
であるインクジェットプリンターの黄色用、マゼンタ
用、シアン用のインクタンク(それぞれタンク内は空の
状態)に充填し、モザイクの各タイル上に溶液10、溶
液11が同一量乗るように、これに隣接するタイル上に
溶液12、溶液11が同一量乗るように吐出する。この
ようにして得られた基板を30分間放置後、100度C
で1時間加熱乾燥、200度Cで2時間窒素雰囲気下で
焼成し、ポリイミドとしモザイク状の配向膜とした。こ
のようにして得られた上下2枚の基板を、ラビング処理
した。ラビングはナイロンブラシ付きの半径6cmの回
転ローラーにより回転速度800rpm、基板の移動速
度1m/分で2回行った。このようにして得られた一方
の基板に、シール剤(ストラクトボンドXN−21−
S、三井東圧化学製)に5ミクロンの硝子ファイバー製
ギャップ剤を0.5%混合したシール剤をつくりスクリ
ーン印刷法によりシール印刷した。他方のTFT基板に
5.1ミクロンのギャップ剤を散布した後2枚の基板を
貼り合わせ、乾燥機で6時間加熱し、シール剤を固化さ
せ液晶セルとした。この液晶セルに真空封入法により液
晶を充填して液晶パネルとした。この液晶パネルは視角
が単一種類の配向膜を使用した時より広がっており優れ
た効果を有している。
【0027】(実施例6)4、4’ジアミノフェニルエ
ーテル1.9グラム、エチレンジアミンテトラカルボン
酸2無水物を2.24グラムをN−メチル−2−ピロリ
ドン100ミリリットルをビーカーにとり窒素雰囲気下
60度Cで2時間加熱混合した(溶液13)。同様にし
て1、4−ジアミノ−5−シクロヘキシルキシベンゼン
1.9グラム、ピロメリット酸2無水物2.18グラム
をN−メチル−2−ピロリドン100ミリリットルをビ
ーカーにとり窒素雰囲気下60度Cで2時間反応させポ
リアミド酸溶液を得た(溶液14)。得られた溶液13
を実施例1と同様の溶液吐出手段の黄色用のインクタン
ク(タンク内は空の状態)に充填し、同様にして溶液1
4をマゼンタ用のインクタンク(タンク内は空の状態)
に充填し実施例1と同様にしてモザイク状のポリアミド
酸を得た。得られた基板を200度C、2時間窒素下で
焼成し、ポリイミドとしモザイク状の配向膜とした。こ
のようにして得られた上下2枚の基板をラビング処理し
た。ラビングはナイロンブラシ付きの半径6cmの回転
ローラーにより回転速度800rpm、基板の移動速度
1m/分で2回行った。このようにして得られた一方の
基板に、シール剤(ストラクトボンドXN−21−S、
三井東圧化学製)に5ミクロンの硝子ファイバー製ギャ
ップ剤を0.5%混合したシール剤をつくりスクリーン
印刷法によりシール印刷した。他方のTFT基板に5.
1ミクロンのギャップ剤を散布した後2枚の基板を貼り
合わせ、乾燥機で6時間加熱し、シール剤を固化させ液
晶セルとした。この液晶セルに真空封入法により液晶を
充填して液晶パネルとした。この液晶パネルは視角が単
一種類の配向膜を使用した時より広がっており優れた効
果を有している。また、この液晶パネルは駆動にヒステ
リシスを生じないため焼き付き等が起きないという優れ
た効果をも有する。
【0028】(実施例7)4、4’−ジアミノフェニル
エーテル3.8グラムを50ミリリットルのN−メチル
−2−ピロリドン溶液に溶かす(溶液15)、エチレン
ジアミンテトラカルボン酸2無水物2.06グラムをN
−メチル−2−ピロリドン50ミリリットルに溶かす
(溶液16)。同様にして1、4−ジアミノ−5−n−
ヘキシルオキシベンゼン2.06グラムを50ミリリッ
トルのN−メチル−2−ピロリドンに溶かした溶液を作
製した(溶液17)。溶液15、溶液16、溶液17を
それぞれ溶液吐出手段であるインクジェットプリンター
の黄色用、マゼンタ用、シアン用のインクタンク(それ
ぞれタンク内は空の状態)に充填しモザイクの各タイル
上に溶液15、溶液16が同一量乗るように、これに隣
接するタイル上に溶液17、溶液16が同一量乗るよう
に吐出する。このようにして得られた基板を30分間放
置後、100度Cで1時間加熱乾燥、200度Cで2時
間窒素雰囲気下で焼成し、ポリイミドとしモザイク状の
配向膜とした。このようにして得られた上下2枚の基板
を、ラビング処理した。ラビングはナイロンブラシ付き
の半径6cmの回転ローラーにより回転速度800rp
m、基板の移動速度1m/分で2回行った。このように
して得られた一方の基板に、シール剤(ストラクトボン
ドXN−21−S、三井東圧化学製)に5ミクロンの硝
子ファイバー製ギャップ剤を0.5%混合したシール剤
をつくりスクリーン印刷法によりシール印刷した。他方
のTFT基板に5.1ミクロンのギャップ剤を散布した
後2枚の基板を貼り合わせ、乾燥機で6時間加熱し、シ
ール剤を固化させ液晶セルとした。この液晶セルに真空
封入法により液晶を充填して液晶パネルとした。この液
晶パネルは視角が単一種類の配向膜を使用した時よりも
広がっており優れた効果を有している。また,本実施例
により得られた液晶パネルは、プレチルト角の特性以外
のヒステリシス、分極、電荷保持容量等の特性改善も見
られ非常に優れた液晶パネルであり、特にTFT型液晶
ディスプレイとして好適な配向膜である。
【0029】(実施例8)実施例7で述べた方法により
作製した(両基板の配向膜のラビング方向は貼り合わせ
たときほぼ90度に交差するよう設定した)画素数64
0×R・G・B×480の液晶パネルの表裏に偏光板の
吸収軸がほぼ90度に交差するように貼り付け液晶表示
体とし、TFT基板側に光の拡散層、バックライト、反
射板を配置し駆動回路と筺体とにより携帯型の電子機器
例えばノート型パソコンを制作したところ従来の同じ電
子機器に比較して見劣りのしない電子機器が簡単にしか
もコストを押さえて作製することが出来た。ここで言う
電子機器とは,上記したノート型パソコンの他にPDA
と呼称される携帯情報機器も含まれる,具体的には電子
手帳や個人用情報端末などである。もちろん,本発明は
携帯用のみに限定されるものではなく,卓上に設置する
デスクトップ型パソコン用のディスプレイや,テレビな
どの映像表示機器,案内板のような表示装置などにも適
用できることは言うまでもない。
【0030】この実施例の筐体に組み込む前の断面図を
図2に示す。図において11はガラス基板を、12は配
向膜を、13は画素電極を、14はアクティブ素子を、
15はゲートバスラインを、16はソースバスライン
を、17は対向共通電極を、18はカラーフィルタを、
19は液晶を、20は偏光板を、21は光拡散板を、2
2は反射板を、23は冷陰極管をそれぞれ示す。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように本発明の方法により配
向膜を作製し,液晶パネルを構成すれば簡単な方法によ
りコストを押さえて特性の優れた液晶パネルを得ること
ができる。また,本発明の液晶パネルによれば,視角が
単一種類の配向膜を使用した時よりも広がっており優れ
た効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶パネルの分解斜視図。
【図2】本発明の電子機器に用いられる液晶パネルの分
解斜視図。
【符号の説明】
1・・・・・・・・ガラス基板 2・・・・・・・・配向膜 3・・・・・・・・画素電極 4・・・・・・・・アクティブ素子 5・・・・・・・・ゲートバスライン 6・・・・・・・・ソースバスライン 7・・・・・・・・対向共通電極 8・・・・・・・・カラーフィルタ 9・・・・・・・・液晶 11・・・・・・・ガラス基板 12・・・・・・・配向膜 13・・・・・・・画素電極 14・・・・・・・アクティブ素子 15・・・・・・・ゲートバスライン 16・・・・・・・ソースバスライン 17・・・・・・・対向共通電極 18・・・・・・・カラーフィルタ 19・・・・・・・液晶 20・・・・・・・偏光板 21・・・・・・・光拡散板 22・・・・・・・反射板 23・・・・・・・冷陰極管 24・・・・・・・画素電極

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の電極付基板とそれを対じ保持する
    シール枠、及びそのシール枠の内側に充填せる液晶、及
    び該液晶を配向制御する配向膜を有する液晶パネルの配
    向膜の作製方法において、溶液化された複数の配向膜用
    の材料のそれぞれを、溶液吐出手段に配設された吐出口
    から吐出してモザイク状に形成することを特徴とする配
    向膜の作製方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の配向膜用材料がポリアミ
    ド酸であることを特徴とする配向膜の作製方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の配向膜用材料がテトラカ
    ルボン酸2無水物とジアミン化合物であることを特徴と
    する配向膜の作製方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の配向膜用材料が低プレチ
    ルト角、高プレチルト角を形成する配向膜の前駆物質で
    あるポリアミド酸であることを特徴とする配向膜の作製
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の配向膜の原料が低プレチ
    ルト角、高プレチルト角を形成する配向膜の前駆材料で
    あるテトラカルボン酸2無水物とジアミン化合物である
    ことを特徴とする配向膜の作製方法。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の複数の配向膜のうち少な
    くとも一方の原料はプレチルト角以外の配向膜の特性を
    改善する効果を有するポリアミド酸原料であることを特
    徴とする配向膜の作製方法。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の配向膜の原料のうち少な
    くとも一方がプレチルト角以外の配向膜の特性の改善効
    果を有するテトラカルボン酸2無水物または、ジアミン
    化合物であることを特徴とする配向膜の作製方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の
    作製方法により作製された配向膜を備えてなることを特
    徴とする液晶パネル。
  9. 【請求項9】 請求項8の液晶パネルを有してなること
    を特徴とする電子機器。
  10. 【請求項10】 電極が形成された一対の基板上に,材
    料が異なる複数種の配向膜が溶液吐出手段により微小間
    隔でモザイク状に配置されてなり,該基板を対向配置し
    且つ基板間に液晶が挟持されてなることを特徴とする液
    晶パネル。
  11. 【請求項11】 電極が形成された一対の基板上に,材
    料が異なる複数種の配向膜が溶液吐出手段により微小間
    隔でモザイク状に配置されてなり,該基板を対向配置し
    且つ基板間に液晶が挟持されてなる液晶パネルが一部に
    組み込まれてなることを特徴とする電子機器。
JP158297A 1997-01-08 1997-01-08 配向膜の作製方法及び液晶パネル及び電子機器 Withdrawn JPH10197873A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005352143A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Seiko Epson Corp 液晶基板の製造方法および液晶基板の製造装置
US7681520B2 (en) 2005-06-20 2010-03-23 Seiko Epson Corporation Functional droplet coating apparatus, display, and electronic device
JP2010152332A (ja) * 2008-11-25 2010-07-08 Chisso Corp 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子

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