JPH10197402A - ベベルギヤ機構の組立用計測装置 - Google Patents

ベベルギヤ機構の組立用計測装置

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JPH10197402A
JPH10197402A JP9004849A JP484997A JPH10197402A JP H10197402 A JPH10197402 A JP H10197402A JP 9004849 A JP9004849 A JP 9004849A JP 484997 A JP484997 A JP 484997A JP H10197402 A JPH10197402 A JP H10197402A
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gear
work
bevel gear
measuring
jig pallet
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JP9004849A
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Yoshiaki Karai
良彰 唐井
Yasunori Nishida
康則 西田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークを搭載した治具パレットの経年劣化等
の影響を受けることなく、正確にワークのマウンティン
グディスタンスを測定できるようにする。 【解決手段】 ギヤケーシング内に組込まれたベベルギ
ヤ機構におけるピニオンギヤのマウンティングディスタ
ンスを計測する組立用計測装置であって、ギヤーケーシ
ングを搬送する治具パレットと、このギヤケーシングを
所定の測定基準位置で持ち上げ、フローティング支持す
るフローティング手段と、該フローティング手段により
フローティング支持し、上記治具パレットから切離した
状態で上記ピニオンギヤのマウンティングディスタンス
を計測するマウンティングディスタンス計測手段とから
構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ベベルギヤ機構
の組立用計測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車のデイファレンシャ
ルギヤ装置は、ドライブピニオンである入力側第1のベ
ベルギヤを、その軸方向両端部分で第1,第2のローラ
ベアリング(円錐ころ軸受)を介してギヤケーシングの
筒部内端部内に回転可能に軸支すると共に、該第1のベ
ベルギヤに噛合う差動機構側大径の第2のベベルギヤ
を、その軸方向後端側において上記ギヤケーシングの開
口部側に直交方向に設けたデフケースの外周に固定して
いる。そして、該デフケースは、その左右両端側ハブ部
分を第3,第4のローラベアリングを介して上記ギヤケ
ーシングの開口部側に回転可能に軸支されている。
【0003】ところで、この場合、上記第1のベベルギ
ヤと第2のベベルギヤの噛合状態適正化のためのバック
ラッシユを調節する方法として、一般に上記第1のロー
ラベアリングのインナレース側端面とこれに対向する上
記第1のベベルギヤのギヤ部前端面との間に必要な厚さ
のシムを介設する方法が採用されているが、このシムの
厚さは上記ギヤケーシングへの第1のベベルギヤの組込
前に予め求めなければならない。そのための方法とし
て、例えば上記デフケース側第2のベベルギヤの回転中
心から、上記第1のローラベアリングのインナレース後
端面までの距離、すなわちマウンティングディスタンス
を測定する方法が知られている。
【0004】該方法の場合、上記第1のローラベアリン
グのインナレース後端面と第1のベベルギヤのギヤ部前
端面との間に介設するシムの厚さt2は、上記のように
して先ず第1のローラベアリングをギヤケーシングの筒
部内端部に装着した状態で上記第2のベベルギヤが固定
されるデフケースの回転中心から第1のローラベアリン
グのインナレース後端面までの距離、すなわちマウンテ
ィングディスタンスWを測定し、これを正規のマウンテ
ィングディスタンスと比較して決定することができる。
【0005】このような方法を採用した従来例として例
えば特開平3−163327号公報に示されるものがあ
る。該従来例のものは、その公報中に示されるように、
上記同様ギヤケーシング内に第1,第2の1対のベベル
ギヤを組込むようにしてなるベベルギヤ機構において、
第1のベベルギヤの軸部を支持する第1のローラベアリ
ングのアウタレース後端面と該端面に対向する上記第1
のベベルギヤのギヤ部前端面との間に介在させるシム厚
の選択に際し、上記第1のローラベアリングを上記第1
のベベルギヤの軸部に装着した状態で上記第1のローラ
ベアリングの軸方向に所定の大きさのプリロードをかけ
て加圧しつつ上記第1のベベルギヤを回転させながら、
上記第1のベベルギヤの軸方向の基準点から上記第1の
ローラベアリングのアウタレース後端面までの距離Wを
測定し、この測定結果に基いて上記選択すべきシムの厚
さを算定するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な車両用ディファレンシャルギヤ装置は、一般に自動組
立ラインで組立てられるようになっており、上記ギヤケ
ーシングは所定の組付治具を備えた治具パレット上に搭
載された状態で、上記シム厚の測定ステーションに自動
的に搬送されてくるようになっている。
【0007】このように治具パレット上に搭載され、自
動的に搬送されてくるギヤケーシングにピニオン側第1
のベベルギヤ用のローラベアリングを挿入し、治具パレ
ット上でプリロードをかけ、ギヤケーシングをクランプ
して治具パレットに固定した状態でシム厚を測定するよ
うにした場合、治具パレット側の摩耗等による経年劣
化、ギヤケーシングの固定基準面の加工不良や加工精度
のバラツキその他の影響により測定値がバラツキ、正確
なシム厚を測定することができなくなる問題がある。
【0008】本願発明は、該問題を解決するためになさ
れたものであって、例えば測定手段の方を固定する一
方、少なくとも測定位置ではピニオンギヤと治具パレッ
トとを切離したフローティング状態で測定することによ
り、上記のような治具パレットの摩耗による経年劣化や
クランプ時の加工精度等の影響を受けることなく、正確
なマウンティングディスタンスを測定できるようにした
ベベルギヤ機構の組立用計測装置を提供することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記の目的
を達成するために、次のような有効な課題解決手段を備
えて構成されている。
【0010】すなわち、先ず本願発明のベベルギヤ機構
の組立用計測装置は、ギヤケーシング内に組込まれるベ
ベルギヤ機構におけるピニオンギヤの支持位置を測定す
る組立用計測装置であって、ピニオンギヤ支持手段を組
込んだギヤーケーシングを搬送する治具パレットと、上
記ギヤケーシングを測定基準位置で持ち上げ、測定可能
な状態にフローティング支持するフローティング手段
と、該フローティング手段によりフローティング支持し
た状態で上記ピニオンギヤ支持手段のピニオンギヤ支持
位置を測定するピニオンギヤ支持位置測定手段とから構
成されている。
【0011】その結果、該構成ではピニオンギヤ支持位
置測定手段によるピニオンギヤ支持位置の測定時、ワー
ク側のピニオンギヤ支持手段が組込まれているギヤケー
シングが、フローティング手段によってフローティング
支持されることにより、治具パレットから上方に持ち上
げられて切り離され、該切り離し状態でピニオンギヤ支
持手段のピニオンギヤの支持位置が測定される。
【0012】したがって、ピニオンギヤ支持手段を組込
んだギヤケーシングが搭載される搬送用の治具パレット
側に摩耗等による経年劣化があっても、その影響を受け
ることなく正確な支持位置の計測が可能となる。
【0013】そして、該構成における上記フローティン
グ手段は、例えばギヤケーシング組付用フランジ部のボ
ルト穴に対して遊嵌されるインロー型の位置決めピンを
備え、該位置決めピンの上部をクランパーで押さえて、
ワーク側フランジ部と治具パレット側クランパーとの間
に所定の隙間が形成される状態でワーク側ギヤケーシン
グをフローティング支持するようになっている。
【0014】したがって、該構成によれば、フローティ
ング支持が容易で、しかも測定時に治具パレット側の精
度差やワーク側フランジ部素材面の精度差の影響を受け
ることなく、基準位置で正確かつ確実に水平な状態にフ
ローティング支持することができ、正確なピニオンギヤ
支持位置の計測が可能となる。
【0015】また、上記構成において、上記位置決めピ
ンを押えるクランパーが設けられたフローティング手段
を治具パレットに対して上下移動可能に取付け、治具パ
レット搬送ライン中のピニオンギヤ支持位置の測定ステ
ーションにてピニオンギヤ支持位置測定手段に対応した
所定位置に押し上げるようにした場合には、測定基準位
置で正確かつ容易に水平状態にフローティング支持する
ことができる。
【0016】
【発明の効果】以上の結果、本願発明のベベルギヤ機構
の組立用計測装置によると、次のような有益な効果を得
ることができる。
【0017】(1) ピニオンギヤ支持手段を組込んだ
ワーク側ギヤケーシングそのものを治具パレットから切
離して測定するので、治具パレット側の摩耗等による経
年劣化その他の影響を受けることなく、常に正確なギヤ
ケーシング側ピニオンギヤ支持手段に対するピニオンギ
ヤ支持位置の計測が可能となる。
【0018】(2) 治具パレット上にセットされたギ
ヤケーシング内ピニオンギヤ支持手段のピニオンギヤ支
持位置を自動方式で測定するようにすることにより、ベ
ベルギヤ機構全体の全自動生産が可能となる。
【0019】(3) ギヤケーシングをフローティング
支持することにより、ギヤケーシング支持面の加工精度
に影響されることなく、ピニオンギヤ支持位置の計測が
可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1〜図9は、本願発明の実施の
形態に係るベベルギヤ機構の組立用計測装置の構成を、
図9は同装置のマウンティングディスタンス(ピニオン
ギヤ支持位置)の測定方法をそれぞれ示している。
【0021】先ず図1には、本実施の形態においてマウ
ンティングディスタンス測定の対象(ワーク)となるベ
ベルギヤ機構を組込んだ車両用ディファレンシャルギヤ
装置の構成が示されている。
【0022】このディファレンシャルギヤ装置は、ギヤ
ケーシング1の大径側開口端に差動ギヤ機構2を内蔵
し、かつ同一軸線上に左右一対の出力軸を挿通支持する
デフケース4を回転可能に支持して構成されている。そ
して、該デフケース4の一端側外周に第2のベベルギヤ
5を嵌合固定すると共に、該第2のベベルギヤ5に軸直
交状態で噛合う入力側第1のベベルギヤ(ドライブピニ
オン)6を上記ギヤケーシング1の長手方向に収納して
構成されている。
【0023】上記ギヤケーシング1には、上記デフケー
ス4の差動ギヤ機構2収納部の前方(エンジン側)に位
置して前後方向に延びる小径の筒部1bが形成されてお
り、該筒部1bの前後両側の内端部1a,1d部分に第
1,第2のローラベアリング8,10を圧入し、該第
1,第2の2組のローラベアリング8,10によって上
記大径側開口端方向から上記ギヤケーシング1の筒部1
b前方側に挿入した第1のベベルギヤ6をその前後方向
に延びる軸部(ドライブシャフト)6a両端部分を回転
可能に支持している。また、上記第2のベベルギヤ5を
嵌合固定したデフケース4は、上記ギヤケーシング1の
大径側開口端の半割状のデフケース嵌合溝1f,1fに
対し、当該デフケース4の各軸方向先端のハブ4a,4
bを当該ハブ4a,4bの外周に外嵌状態で圧入した第
3、第4のローラベアリング7,9を介して嵌合し、ボ
ルト75,75によりベアリングキャップ76,76で
固定することによりギヤケーシング1の大径側開口端部
側に回転可能に支持されている。なお、上記第1,第
2、第3,第4のローラベアリング8,10、7,9
は、それぞれアウタレース8a,10a、7a,9aと
インナレース8b,10b、7b,9b間にローラベア
リング8c,10c、7c,9cを介設して構成されて
いる。また符号3,3は、上記デフケース4のハブ部4
a,4b内の左右一対の出力軸の挿通孔を示している。
【0024】ところで、上記ギヤケーシング1の筒部1
bの前後両端側の内端部1a,1d部分にあって上記第
1のベベルギヤ6の軸部6aを各々回転可能に支持する
第1,第2のローラベアリング8,10は、それぞれ次
のようにして装着されるようになっている。
【0025】すなわち、まず第1のローラベアリング8
は、そのアウタレース8aを予め上記筒部1bの内端部
1a内に圧入しておき、その後、上記第1のベベルギヤ
(ドライブピニオン)6の挿入組付前に、当該第1のロ
ーラベアリング8のインナレース8bとローラ8cとの
組立体を装着するようになっている。
【0026】次に第2のローラベアリング10は、その
アウタレース10aを、上記第1のローラベアリング8
のアウタレース8aの圧入に同期して予め上記筒部1b
の内端部1d内に圧入しておき、その後、上記第1のロ
ーラベアリング8のインナレース8bおよびローラ8c
を装着し、シムSを介して上記第1のベベルギヤ6を組
付た後に、その軸部6aの前端側からディスタンスピー
ス74を介して当該第1のローラベアリング10のイン
ナレース10bとローラベアリング10cとの組立体を
圧入して装着するようになっている。
【0027】そして、上記のようにシムSを介してドラ
イブピニオンギヤである第1のベベルギヤ6を組付るに
際し、予め後述するマウンティングディスタンス測定装
置によって図1中に示すマウンティングディスタンスM
Dが測定され、その測定結果に対応して必要な厚さのシ
ムSが第1のベベルギヤ6の組付前に該第1のベベルギ
ヤ6の軸部6aに嵌合され、最終的に上記第1のベベル
ギヤ6のギヤ部前端面と上記第1のローラベアリング8
のインナレース8b後端面との間に介装されることによ
り、第1のベベルギヤ6と第2のベベルギヤ5との適切
な歯当りが確保される。
【0028】次に図2は、後述する図3に示す車両用デ
ィファレンシャルギヤ装置の自動組立ライン31上を搬
送され、上述のような車両用ディファレンシャルギヤ装
置を組立てるのに使用される組立部品搭載用の治具パレ
ット11の構造を示している。
【0029】この治具パレット11は、例えば図2に示
すように、後述する図3のような相互に連続する複数組
の組付ステーションNo1〜No19を備えてなる自動
組立ライン31上に搬送可能に載架されるベースプレー
ト12を有し、該ベースプレート12の上部に、ギヤケ
ーシング搭載用のワーク反転受台13、ワーク反転受台
13上のギヤケーシングを所定の上下隙間を有してクラ
ンプするワーククランパー14、ワーク反転受台13上
のギヤケーシングを反転させるワーク反転機構部15、
第1のローラベアリング8のアウタレース置台16、第
1のベベルギヤ6の保持レバー17、マウンティングデ
ィスタンス測定ステーションNo5での治具パレット位
置決めピン嵌挿用穴18、ベアリングキャップ76用の
置台19、ワーク受台29、第2のローラベアリング1
0のインナレース10b用圧入パンチ置台20、オイル
シール置台21、ディスタンスピース74用の置台2
2、コンパニオンフランジ置台23、第1のローラベア
リング8のインナーレース置台24、ワーク回り止め部
25、第2のベベルギヤ5用の受台26、隙間確保レバ
ー27、第3,第4のローラベアリング7,9用のイン
ナレース置台28等を設けて構成されている。
【0030】なお、該治具パレット11のマウンティン
グディスタンスの測定時に機能するメインバックアップ
機構70、サブバックアップ機構62,62等の構成部
分の詳細については、後に述べる。
【0031】次に、図3は上記図2の治具パレット11
を使用してなされる車両用ディファレンシャルギヤ装置
の自動組立ライン31の概略的な構成を示している。
【0032】この自動組立ライン31は、図示のよう
に、第1ステーションNo1から第19ステーションN
o19までの例えば19組の組立ステーションをワーク
搬送ライン上に連続的に連係させて構成されており、こ
れら第1〜第19ステーションNo1〜No19を備え
た搬送ライン上を例えば上述の図3に示すような治具パ
レット11をタクト搬送させることにより、順次組付け
を実行して行くようになっている。
【0033】すなわち、先ず第1ステーション(パレッ
ト搬入ステーション)No1では、図2に示すような何
らの組付部品の搭載のない空の状態の治具パレット11
が自動組立ライン31上に搬入される。
【0034】続いて第2ステーションNo2では、前述
のように、図1のような車両用ディファレンシャルギヤ
装置を構成する各種のコンプリート部品の搭載係止部が
設けられた上記治具パレット11上に、ライン側方の部
品ピッキング台32上に予じめ供給されている第1のベ
ベルギヤ6や第2のベベルギヤ5、第1,第2のローラ
ベアリング8,10用のアウタレース8a,10a、イ
ンナレース8b,10bなどの各種コンプリート部品が
各々当該対応する所定の搭載係止部26,17,16,
24等に搭載される。該搭載は、それぞれ部品ピッキン
グ台32上のものをピックアップして治具パレット11
上に移送し、上方から下方に降ろすことによりなされ
る。
【0035】さらに、第3ステーションNo3では、や
はり上記部品ピッキング台32上に載置されている本願
発明の実施の形態におけるマウンティングディスタンス
の計測対象となるワーク(前述のギヤケーシング1)を
ピックアップして対応する所定の搭載係止部(ワーク反
転受台13)にデフケース4の取付部側大径の開口端を
上方にした状態で搭載する。
【0036】さらに、以上のようにして各部品およびワ
ークの搭載が完了すると、さらに第4ステーションNo
4に進み、上記ワーク1の筒部内端部1a,1dに対
し、上記治具パレット11上のアウタレース置台16上
に置かれている上下両側の第1,第2のローラベアリン
グ8,10用の各アウタレース8a,10aを上下両方
向から所定の圧入治具を使用して自動的に圧入し、その
後第1のローラベアリング8用のインナレース8bとロ
ーラ8cの組立体を挿入する。
【0037】そして、その後、さらに第5ステーション
No5に進み、上記第1のローラベアリング8と第2の
ローラベアリング10のアウタレース10aが圧入され
たワーク1の上述したマウンティングディスタンスMD
を測定する。該測定は、後述するように、図4〜図8に
示すような構成のマウンティングディスタンス測定装置
50を使用して自動的になされる(詳細は後述)。
【0038】次に、第6ステーションNo6を経て第7
ステーション(シム圧入ステーション)No7に進む。
該第7ステーションNo7には、上記第5ステーション
No5から測定された当該ワーク1のマウンティングデ
ィスタンスMDの測定データが予じめ供給されるように
なっており、該供給された測定データに対応した必要な
厚さのシムSをシム供給装置33でピックアップして第
1のベベルギヤ6の軸部6a基部のシム嵌合部に嵌合す
る。
【0039】その後、順次第8〜第19ステーションを
経てディスタンスピース74の挿入、第2のローラベア
リング10のインナレース10bの圧入、第2のベベル
ギヤ5の挿入、オイルシールの嵌合、締付その他のデフ
ケース4以外の各種の必要な組付作業を行ない、最終的
に上述した各種コンプリート部品の組付けが完了する
と、デフケース組付装置40への搬送ライン36上に移
送される。該搬送ライン36の途中には、ラベルプリン
ター43が設けられており、当該搬送されるワーク1に
ラベルプリントが施される。そして、その後、デフケー
ス組付台37でデフケース搬送装置42を介して供給さ
れてくるデフケース4が組付けられ、さらにデフケース
組付装置40でデフケース4の嵌合、ベアリングキャッ
プ76の締付け固定等を行った後、搬出ライン41上に
移送される。
【0040】なお、符号39はデフケース組付装置40
のコントローラである。
【0041】次に、上記第5ステーションNo5におけ
るマウンティングディスタンス(MD)測定装置の構成
および作用について詳細に説明する。
【0042】図4〜図8には、該マウンティングディス
タンス測定装置50の構成が示されている。
【0043】該装置50は、例えば図2および図4に示
すように、上記図2の車両用ディファレシャルギヤ装置
自動組立ライン31の第5ステーションNo5に搬入さ
れた治具パレット11に対応し得るように設置されてお
り、治具パレット11のワーク反転受台13上にメイン
バックアップ機構70、サブバックアップ機構62,6
2、ワーククランパー14等を介してフローティング支
持された図5のような状態のワーク1のマウンティング
ディスタンスMDを測定する測定器51および測定ヘッ
ド52を備えた測定ヘッド部53と、該測定ヘッド部5
3を昇降作動させるサーボモータ54と、上記測定ヘッ
ド部53の測定ヘッド52を回転させる第1のモータ5
5と、上記測定ヘッド部53の測定器51を昇降させる
第2のモータ56と、マスター寸法の異なる第1,第2
の2種のサイズM,Pのゼロセット機能を具備した電気
マイクロメータ57とを備えて構成されている。
【0044】そして、このように構成されたマウンティ
ングディスタンス測定装置50は、上述のようにワーク
(第1のローラベアリング8と第2のローラベアリング
10のアウタレース10aが嵌装されたギヤケーシン
グ)1が搭載された治具パレット11の動作に対応して
次のように作動するように構成されており、治具パレッ
ト11側の経年劣化等の影響を受けることなく、可及的
に適正なマウンティングディスタンス(MD)の測定を
行うようになっている。
【0045】すなわち、前述のようにワーク1及び各種
のコンプリート部品の搭載係止部を備えた図2の治具パ
レット11は、さらに詳しくは図5および図6に示すよ
うに、そのベースプレート部12が第5ステーションN
o5両側の断面鉤形の基準ストッパ60,60の内側に
位置して搬入停止されており、該状態において前述のよ
うに左右一対のワーク反転機構15,15を各々支持ロ
ッド61,61を介してコイルバネ62a,62aを具
備したサブバックアップ機構62,62によりフローテ
ィング支持するようになっている。上記支持ロッド6
1,61は、スリーブ状の支持ガイド部材63,63内
を貫通して上方に延び、その上端側にワーク反転機構1
5,15を固定し、さらに該ワーク反転機構15,15
の上部にワーク反転受け台13,13が固定されてい
る。
【0046】ワーク反転機構15,15は、上記支持ロ
ッド61,61の上端に固定された断面U字状の軸支持
部材15a,15aの上下方向中央に水平軸15b,1
5bを固定し、該水平軸15b,15bにワーク反転受
け台13,13下部側の支軸部13a,13aを垂直面
方向に回転可能にして支持して構成されている。
【0047】また、ワーク反転受け台13,13上面の
左右方向内側前後2ケ所には、図1および図6に示すよ
うなワーク1外周の組付用フランジ部Fに形成された第
1,第2及び第3,第4のボルト穴H1,H2、H3,H4
に遊嵌されてワーク1を水平面方向に係止する第1,第
2及び第3,第4の位置決めピンP1,P2、P3,P4
所定高さ上方に突出した状態で設けられている。この第
1〜第4の位置決めピンP1〜P4の高さは、上記ワーク
1のフランジ部Fの厚さよりも所定寸法大きく設定され
ている。
【0048】一方、該ワーク反転受け台13,13の上
部には、さらにワーククランパー14,14が設けられ
ている。該ワーククランパー14,14は、図2、図
5、図7に示すように、その左右方向外方の基端側台部
14a,14aを上記ワーク反転受け台13,13の上
面に当接して固定されるようになっているとともに、左
右方向内方の先端側の厚さを薄く形成することによって
上記ワーク反転受け台13,13上面との間に略上記第
1,第2,第3,第4の位置決めピンP1,P2、P3
4の高さに相当する透き間を形成し、かつ先端側をY
形に分岐して上記第1,第2,第3,第4の位置決めピ
ンP1,P2、P3,P4の押え部14b,14b、14
b,14bを設けているとともに、その本体中央部14
dには左右長手方向に延びる長穴14c,14cを形成
している。そして、その略中央部には回転可能な操作つ
まみ16,16を備えた締結ネジ17,17が上記長穴
14c,14cを介して上記ワーク反転受け台13,1
3側の図示しないネジ穴に螺合されるようになってい
る。
【0049】そして、該ワーククランパー14,14
は、そのワーククランプ(図5)状態では、上記各々2
組の位置決めピン押え部14b,14b、14b,14
bが上記位置決めピンP1,P2、P3,P4の上端部のみ
を押えてワーク1を上下方向に上記位置決めピンP1
2、P3,P4の高さに応じてワーク1のフランジ部F
の上方に所定の隙間(クリアランス)を保った状態でク
ランプするようになっている。
【0050】このように、ワーククランパー14の押え
部14b,14b、14b,14bで位置決めピン
1,P2、P3,P4の上端を押さえるようにし、ワーク
1側のフランジ部Fとワーククランパー14,14の押
え部14b,14b、14b,14bとの間に所定の隙
間(例えば0.5mm)を形成するようにすると、マウ
ンティングディスタンスMDの測定時に、治具パレット
11の精度差やワーク1側フランジ部Fの素材面精度差
の影響を受けることなく水平状態に保持され、該確実に
水平な状態で測定できるようになるので、より高精度な
マウンティングディスタンスの測定が可能となる。
【0051】他方、符号70はメインバックアップ機構
であり、該メインバックアップ機構70は、上記治具パ
レット11のベースプレート12の下方側で例えば図示
しない昇降シリンダにより支持されており、上部側小径
のワーク筒部支持ロッド70aをベースプレート12の
穴12aを遊嵌貫通して上方に突出させており、その先
端側大径の筒部内嵌挿部70bの上記第2のローラベア
リング10のアウタレース10aに対応する肩部72を
同アウタレース10aのテーパ面に対応したテーパ面と
し、該肩部72を上記ワーク1の筒部内下部に嵌合して
上記第2のローラベアリング10のアウタレース10a
を支持した状態でワーク1を所定寸法(例えば5〜7m
m程度)上昇させ得るように支持している。そして、該
メインバックアップ機構70が上昇すると、それに対応
して上記サブバックアップ機構62,62の支持ロッド
61,61もコイルバネ62a,62aの付勢力により
同じ寸法だけ上昇し、ワーク1の水平状態を適切に維持
しながらワーク1を治具パレット11から切離してフロ
ーティング支持するようになっている。
【0052】このように、ワーク1の中心部をメインバ
ックアップ機構70によりインロー方式で支持し、正確
に中心を出しながら、その周囲をコイルバネ62a,6
2aを有するサブバックアップ機構62,62で確実に
水平状態を確保しながらフローティング支持するように
すると、ワーク1に対して実質的に治具パレット11側
の摩耗等による経年劣化の影響を受けることなく、高精
度なマウンティングディスタンスMDの測定が可能とな
る。
【0053】一方、上記測定ヘッド部53には、ワーク
1側デフケース4のハブ4a,4b用の第3,第4のロ
ーラベアリング7,9の嵌合溝1f,1fに嵌合する複
数種の基準金59a〜59cを備えたデフケース4側第
2のベベルギヤ5の中心軸O−O′を決定する中心位置
決定装置80が一体的に設けられている。この中心位置
決定装置80は、支軸57を中心として回転可能となっ
ており、上記ワーク1側ローラベアリング嵌合溝1fの
径に対応した径の基準金59a,59b,59cの何れ
か任意のものが選択できるようになっている。
【0054】該装置80は、図8に示すようなゼロセッ
トマスターワークW′を使用してマスター寸法M又はP
2つの機種サイズに対応した支軸57のゼロセットがな
されるようになっている。
【0055】すなわち、このゼロセットは、図8のよう
に上記図1のギヤケーシング1の機種M又はPによる第
2のベベルギヤ5の中心軸O−O′を通る線L2と第1
のベベルギヤ6の中心軸O−O″の線L1とのオフセッ
ト寸法aの相違を検出して電気マイクロメータのゼロ調
整を行うもので、上記メインバックアップ機構70にマ
スターワークM又はP2種の筒部1b′を支持させ、該
状態において、そのデフケースハブ4a,4bの嵌合溝
1f′に上述した対応する基準金59a〜59cを下降
嵌合させる。そして、その時の支軸57のオフセット値
aを確認メモリさせることにより行われる。
【0056】このようにゼロセットが完了した状態にお
いて、図5のように例えば対応する基準金59aが上記
ワーク1のデフケースハブ嵌合溝1fに嵌合されると、
該嵌合に対応してワーク1が図5中の左右方向に任意に
移動して、第1のベベルギヤ5の中心軸O−O′
(L2)が決定されると同時に、それからの固有のオフ
セット寸法aによって決定される第1のベベルギヤ6の
中心軸O−O″位置(L1)に上記測定ヘッド部53の
測定ヘッド52の中心が合わされる。そして、さらに該
測定ヘッド52が図5の状態までロッド(測定ロッド)
52aを介して下降され、インロー状態でワーク1の第
1のローラベアリング8のインナレース8bに所定の荷
重(例えば60kg)をかけた状態で嵌合され、該嵌合
状態における上記ロッド52aの下降量に対応したその
上下位置を上記測定器51の例えばリニアゲージで測定
検出することにより、当該ワーク1のマウンティングデ
ィスタンスMDが測定される。
【0057】上述のように測定ヘッド52をインロー型
で第1のローラベアリング8のインナレース8bに嵌合
させるようにするとともに、メインバックアップ機構7
0の肩部72を第2のローラベアリング10のアウタレ
ース10aのテーパ角に対応したテーパ面にして嵌合さ
せるようにすると、第1,第2の両ローラベアリング
8,10の2つの位置で第2のベベルギヤ6の同軸度を
より高精度に実現することができ、より高精度なマウン
ティングディスタンスの測定が可能になる。
【0058】次に、以上のような構成のマウンティング
ディスタンス測定装置50を使用して測定されるマウン
ティングディスタンスの測定方法の概略について、図9
のフローチャートを参照して説明する。
【0059】すなわち、先ず最初に上述のように、マウ
ンティングディスタンス(MD)の測定を行うマウンテ
ィングディスタンス測定装置50を備えた図3の第5ス
テーションNo5に各種コンプリート部品が搭載され、
かつワーク側ギヤケーシング1に第1のローラベアリン
グ8と第2のローラベアリング10のアウタレース10
aのみが圧入嵌合された状態の治具パレット11を搬入
する(ステップS1)。
【0060】すると、治具パレット11の位置決めピン
(図示省略)が上昇して、治具パレット11を水平方向
に係止した状態で支持する。
【0061】次に、その後ワーク1の存在を確認し(ス
テップS3)、適正にワーク1がセットされているOK
の時は、上述のメインバックアップ機構70およびサブ
バックアップ機構62,62を各々上昇させるとともに
ワーク反転受け台13を上昇させて上記ワーク1をフロ
ーティング状態で支持し、治具パレット11側の経年劣
化の影響を受けないように切離した状態で水平に支持す
る。また測定ヘッド52および基準金59a(59b,
59c)を各々下降させる(ステップS4,S5,S6
7)。
【0062】その後、上記下降された測定ヘッド52を
所定回数なじむまで回転させた後、停止させる(ステッ
プS8,S9)。続いて、上記測定ヘッド52の下降量に
対応して測定ロッド52aを下降させ(ステップ
10)、該測定ロッド52aの下降量に応じた上下位置
を測定器51で測定し、それに基いて必要なMDシム厚
を算出する(ステップS11)。このようにして、必要な
MDシム厚が算出され、該算出データが上述のように次
のシム圧入用の第7ステーションNo7に転送される。
【0063】該MDシム厚の測定算出が終了すると、上
記測定器51、測定ヘッド52並びに基準金59a(5
9b,59c)を上昇(ステップS12,S13)させた
後、メインバックアップ機構70およびサブバックアッ
プ機構62,62を各々下降させる(ステップS14,S
15)。
【0064】さらに、続いて、上記図示しない位置決め
ピン、ストッパーを順次下降(ステップS15,S16)さ
せて、最後に該MDシム厚の測定算出が終了した治具パ
レット11を次のシム圧入ステーションである第7ステ
ーションNo7側方向に搬出する。
【0065】以上の結果、本願発明のベベルギヤ機構の
組立用計測装置によると、次のような有益な効果を得る
ことができる。
【0066】(1) 測定ヘッド52側を固定し、ワー
ク1側を経年劣化を生じる治具パレット11から切離し
て測定するので、ワーク1を搭載した治具パレット11
の摩耗等による経年劣化その他の影響を受けることな
く、常に正確なマウンティングディスタンスま計測が可
能となる。
【0067】(2) 治具パレット11上にセットされ
たワーク1のマウンティングディスタンスを自動的に測
定するようにすることにより、車両用ディファレンシャ
ルギヤ装置の全自動生産が可能となる。
【0068】(3) ワークであるギヤケーシングをフ
ローティング支持することにより、ギヤケーシング支持
面の加工精度に影響されることなく、ピニオンギヤ支持
位置の計測が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態におけるベベルギヤ機構
を組込んだ車両用ディファレンシャルギヤ装置の断面図
である。
【図2】同車両用ディファレンシャルギヤ装置の自動組
立ライン全体の概略図である。
【図3】同自動組立ラインにおいて、ベベルギヤ機構の
組立てに使用される各種コンプリート部品およびギヤケ
ーシング等搭載用の治具パレットの構成を示す斜視図で
ある。
【図4】本願発明の実施の形態に係るベベルギヤ機構組
立用計測装置の全体構成を示す正面図である。
【図5】同装置の要部の構成を示す断面図である。
【図6】同装置におけるワークの要部の構成を示す平面
図である。
【図7】同装置の要部であるワーククランパーの拡大平
面図である。
【図8】同装置のゼロセットマスターの作用を説明する
要部の正面図である。
【図9】同装置のマウンティングディスタンス計測方法
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1はギヤケーシング(ワーク)、2は差動ギヤ機構、4
はデフケース、5は第2のベベルギヤ、6は第1のベベ
ルギヤ、11は治具パレット、12はベースプレート、
31は車両用ディファレシャルギヤ装置の自動組立ライ
ン、50はマウンティングディスタンス測定装置、51
は測定器、52は測定ヘッド、53は測定ヘッド部、6
2はサブバックアップ機構、70はメインバックアップ
機構である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ギヤケーシング内に組込まれるベベルギ
    ヤ機構におけるピニオンギヤの支持位置を測定する組立
    用計測装置であって、ピニオンギヤ支持手段を組込んだ
    ギヤーケーシングを搬送する治具パレットと、上記ギヤ
    ケーシングを測定基準位置で持ち上げ、測定可能な状態
    にフローティング支持するフローティング手段と、該フ
    ローティング手段によりフローティング支持した状態で
    上記ピニオンギヤ支持手段のピニオンギヤ支持位置を測
    定するピニオンギヤ支持位置測定手段とを備えてなるこ
    とを特徴とするベベルギヤ機構の組立用計測装置。
  2. 【請求項2】 フローティング手段は、ギヤケーシング
    組付用フランジ部のボルト穴に遊嵌されるインロー型の
    位置決めピンを備え、該位置決めピンの上端部をクラン
    パーで押さえることによりフランジ部とクランパーとの
    間に所定の隙間を有してフローティング支持するように
    なっていることを特徴とする請求項1記載のベベルギヤ
    機構の組立用計測装置。
  3. 【請求項3】 クランパーを有するフローティング手段
    を治具パレットに対して上下移動可能に取付け、治具パ
    レット搬送ライン中のピニオンギヤ支持位置測定ステー
    ションにてピニオンギヤ支持位置測定手段に対応する所
    定位置に押し上げるようにしたことを特徴とする請求項
    1又は2記載のベベルギヤ機構の組立用計測装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107621366A (zh) * 2017-08-15 2018-01-23 中南大学 一种锥齿轮机械封闭式试验台
CN109668496A (zh) * 2019-01-29 2019-04-23 第拖拉机股份有限公司 用于拖拉机小锥齿轮轴调整垫片的检测装置及检测方法
CN115541226A (zh) * 2021-12-29 2022-12-30 哈尔滨汇恒科技有限公司 一种带气浮托盘调心机构的高精度重载气浮转台装置

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