JPH1019684A - 減圧雰囲気における温度および圧力測定装置 - Google Patents

減圧雰囲気における温度および圧力測定装置

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JPH1019684A
JPH1019684A JP18896096A JP18896096A JPH1019684A JP H1019684 A JPH1019684 A JP H1019684A JP 18896096 A JP18896096 A JP 18896096A JP 18896096 A JP18896096 A JP 18896096A JP H1019684 A JPH1019684 A JP H1019684A
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JP
Japan
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temperature
pressure
water
temperature sensor
container
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Pending
Application number
JP18896096A
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English (en)
Inventor
Hisami Matsuya
久美 松矢
Akiyoshi Itabashi
明吉 板橋
Seiya Tateishi
清也 立石
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MIURA KENKYUSHO KK
Miura Co Ltd
Original Assignee
MIURA KENKYUSHO KK
Miura Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 減圧雰囲気において、常に正確な温度お
よび圧力が測定可能であるとともに、1つの測定装置で
温度と圧力の両方を測定可能な装置を提供とすることを
目的としている。 【解決手段】 減圧雰囲気内に、所定水位まで水を入れ
た容器1を設置し、この容器1の水面上方位置に温度セ
ンサ2を設け、温度センサ2の感温部3から前記容器1
の水面下にわたって、吸水性を有する吸水部材4を配設
し、前記温度センサ2の検出温度に基づいて、予め記憶
した飽和温度と飽和蒸気圧力との関係から圧力を演算す
る圧力演算手段5を備えた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、減圧雰囲気にお
ける温度および圧力を測定するための装置に関するもの
で、例えば、真空冷却装置や真空脱気装置などに用いら
れる。
【0002】
【従来の技術】周知のように、真空冷却装置は、被冷却
物を缶体内に収容し、缶体内を減圧することにより被冷
却物に含まれている水分を蒸発させ、被冷却物より潜熱
を奪って冷却させるものである。この真空冷却装置にお
いて、被冷却物の冷却度合いを測定するために、被冷却
物の1つに温度センサを差し込み、冷却温度を測定する
ことが行われている。
【0003】上述の温度測定装置においては、被冷却物
に対する温度センサの差し込み深さの違いにより、測定
温度に誤差が生じるという問題がある。温度センサの差
し込み深さが浅い場合には、被冷却物の中心部まで充分
に冷却したかどうかを検出することができない。冷却温
度に応じて減圧時間を調節する制御を行う場合には、被
冷却物の冷却温度にバラツキが生じる。
【0004】また、缶体内の圧力を測定するには、上述
の温度測定装置に加えて別の圧力センサを設け、温度は
温度センサで、圧力は圧力センサで個別に検出するよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、減圧雰囲
気において、常に正確な温度および圧力が測定可能であ
るとともに、1つの測定装置で温度と圧力の両方を測定
可能な装置を提供とすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の課題
に鑑みてなされたもので、減圧雰囲気内に、所定水位ま
で水を入れた容器を設置し、この容器の水面上方位置に
温度センサを設け、温度センサの感温部から前記容器の
水面下にわたって、吸水性を有する吸水部材を配設し、
前記温度センサの検出温度に基づいて、予め記憶した飽
和温度と飽和蒸気圧力との関係から圧力を演算する圧力
演算手段を備えたことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】減圧雰囲気内に、所定水位まで水
を入れた容器を設置する。この容器の大きさ、容器内の
水量および水温は、真空冷却装置に用いる場合は、被冷
却物の温度および熱容量に近似した値に設定する。
【0008】前記容器の水面上方位置に温度センサを設
け、この温度センサの感温部から容器の水面下にわたっ
て、吸水性を有する吸水部材を配設する。吸水部材とし
ては、布などの繊維質のものや、スポンジなどの多孔質
のものを用いる。
【0009】前記温度センサの感温部には、吸水部材の
働きにより、水と水蒸気の両方が接触し、感温部の周囲
には飽和水蒸気が満たされた状態になっている。よっ
て、温度センサにより、水温(=水蒸気温度)を検出す
るとともに、この検出温度に基づいて、予め記憶した飽
和温度と飽和蒸気圧力との関係から、圧力演算手段で圧
力を演算する。これらの温度および圧力は、適宜の表示
手段により表示するようにする。
【0010】この発明は、真空冷却装置の他、真空脱気
装置、真空乾燥装置などの減圧雰囲気を有する装置に適
用できる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の好ましい実施例を図面に基
づいて説明する。図1は、この発明の第1実施例を示す
説明図である。減圧雰囲気内に、所定水位まで水を入れ
た容器1を設置する。この容器1の水面上方位置に温度
センサ2を設け、この温度センサ2の感温部3から容器
1の水面下にわたって、吸水性を有する吸水部材4を配
設する。
【0012】前記温度センサ2としては、例えば熱電対
を用い、その感温部3に吸水部材4としての布を巻きつ
け、布の下端は水面下に浸すようにする。吸水部材4
は、布のような繊維質のものの他に、スポンジのような
多孔質のものを用いることもできる。
【0013】圧力演算手段5には、予め飽和温度と飽和
蒸気圧力との関係を記憶させておき、温度センサ2の検
出温度に基づいて圧力を演算するようにしている。演算
した圧力は、圧力表示手段6に表示する。また、温度セ
ンサ2で検出した温度は、温度表示手段7に表示する。
【0014】上述の第1実施例について、その作用を説
明する。実際の測定に際しては、上述の構成による装置
を予め減圧室(図示せず)内に設置し、装置のセットが
完了した後、減圧状態にする。
【0015】吸水部材4の働きにより水が容器1から吸
い上げられて、温度センサ2の感温部3には水と水蒸気
の両方が接触している。また、容器1が減圧雰囲気内に
設置されているため、容器1の水面および吸水部材4の
表面より水蒸気化が促進され、感温部3の周囲には飽和
水蒸気が満たされた状態になっている。よって、温度セ
ンサ2により水温(=水蒸気温度)を検出するととも
に、この検出温度に基づいて圧力演算手段5にて、予め
記憶した飽和温度と飽和蒸気圧力との関係から圧力を演
算する。これらの温度および圧力は、温度表示手段7お
よび圧力表示手段6により表示する。例えば、検出温度
が32℃であれば、圧力は36Torrになる。
【0016】図2は、この発明を真空冷却装置に適用し
た実施例を示すものである。減圧室としての缶体8を備
え、この缶体8に、給気ライン9および減圧ライン12
を接続している。給気ライン9には、電磁弁10および
フィルタ11を設けている。このフィルタ11は、大気
中のゴミや細菌の侵入を防止するためのものである。ま
た、減圧ライン12には、コールドトラップ13、逆止
弁14および真空ポンプ15を設けている。前記コール
ドトラップ13は、冷却水により減圧ライン12中を流
れる水蒸気を凝縮させ、吸引流体の体積を減少させる働
きをなす。
【0017】前記減圧ライン12には、この発明の温度
および圧力測定装置が連結されている。すなわち、減圧
ライン12に容器1が、減圧ライン12とのみ連通状態
で接続されている。容器1内には、所定水位まで水が入
っている。容器1内の上部空間には温度センサ2が設け
られ、温度センサ2の感温部から水面下にわたって、吸
水性を有する吸水部材4が配設されている。
【0018】温度センサ2には、圧力演算手段5が接続
されている。圧力演算手段5には、予め飽和温度と飽和
蒸気圧力との関係が記憶されてある。温度センサ2の感
温部の周囲は前記吸水部材4の作用により飽和蒸気で満
たされた状態になっているので、温度センサ2の検出温
度に基づいて圧力を演算する。検出した温度および演算
した圧力は、適宜の表示手段により表示することもでき
るし、真空冷却装置の運転制御装置(図示せず)に入力
して、真空冷却時間の制御に用いることもできる。
【0019】前記容器1内の水量および水温は、被冷却
物の温度および熱容量に近似した値に設定する。真空冷
却開始時の水温を被冷却物の温度に合わせるために、容
器1内にヒータ等の加熱手段を設けることも実施に応じ
て好適である。また、外部で加温した水を容器1に供給
するようにしてもよい。
【0020】容器1内の水は、蒸発により少しずつ減少
するが、必要に応じて補給水供給手段を設ける。真空ポ
ンプ15として水封式のものを用いる場合は、その封水
を補給水として用いることができる。真空冷却作業後、
真空ポンプ15を停止させると、逆止弁14の直下流位
置まで空気および封水が逆流するので、その逆流した封
水を容器1に供給するようにしてもよい。
【0021】図2に示す実施例では、容器1を減圧ライ
ン12に接続した構成にしているが、容器1を缶体8内
に設置して、缶体1内で温度および圧力を測定すること
もできる。減圧ライン12に接続しても缶体1内に設置
しても、いずれの場合でも、従来の被冷却物に対して直
接温度センサを差し込む方式と比較して、温度測定のバ
ラツキを防止することができ、しかも、1回の作業毎に
温度センサを抜き差しする手間を省くことができる。ま
た、1つの装置で、温度と圧力の両方を測定することが
でき、圧力センサを別に設ける必要がなく、安価な装置
とすることができる。
【0022】図3は、この発明の第2実施例を示す説明
図である。この実施例においては、第1温度センサ21
と第2温度センサ22の2つの温度センサを設けてい
る。第1温度センサ21には、その感温部3から容器1
の水面下にわたって吸水性を有する部材4を配設してい
る。第2温度センサ22の感温部3は、容器1内の水中
に浸し、容器1内の水温を直接、測定するようにしてい
る。
【0023】第1温度センサ21で検出した温度に基づ
いて、圧力演算手段5により飽和温度と飽和蒸気圧力と
の関係から圧力を演算する。演算した圧力は、圧力表示
手段6により表示する。また、第2温度センサ22で検
出した温度は、温度表示手段7で表示する。この第2実
施例は、容器1内の水温を正確に測定する必要性の高い
ときに適用する。
【0024】
【発明の効果】この発明は、以上のような構成であるの
で、容器内の水を吸水部材の働きにより蒸発させ、その
水蒸気の温度を測定し、飽和温度と飽和蒸気圧力の関係
から圧力を求めることができ、減圧雰囲気において、常
に正確な温度および圧力の測定を行うことができる。し
かも、1つの測定装置で温度と圧力の両方を測定するこ
とができ、圧力センサを別に設ける必要がなく、安価な
測定装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す説明図である。
【図2】この発明を真空冷却装置に適用した実施例を示
す説明図である。
【図3】この発明の第2実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 容器 2 温度センサ 3 感温部 4 吸水部材 5 圧力演算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 立石 清也 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減圧雰囲気内に、所定水位まで水を入れ
    た容器1を設置し、この容器1の水面上方位置に温度セ
    ンサ2を設け、温度センサ2の感温部3から前記容器1
    の水面下にわたって、吸水性を有する吸水部材4を配設
    し、前記温度センサ2の検出温度に基づいて、予め記憶
    した飽和温度と飽和蒸気圧力との関係から圧力を演算す
    る圧力演算手段5を備えたことを特徴とする減圧雰囲気
    における温度および圧力測定装置。
JP18896096A 1996-06-27 1996-06-27 減圧雰囲気における温度および圧力測定装置 Pending JPH1019684A (ja)

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JP18896096A JPH1019684A (ja) 1996-06-27 1996-06-27 減圧雰囲気における温度および圧力測定装置

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JP18896096A JPH1019684A (ja) 1996-06-27 1996-06-27 減圧雰囲気における温度および圧力測定装置

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JPH1019684A true JPH1019684A (ja) 1998-01-23

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008002922A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Hisaka Works Ltd 飽和蒸気温度測定装置
JP2008224369A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Toshinori Kanemitsu 容器内の気相部の圧力管理方法とその装置
CN102095549A (zh) * 2010-11-09 2011-06-15 廖世勇 一种混合液体燃料饱和蒸汽压测试系统及方法

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JP2008224369A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Toshinori Kanemitsu 容器内の気相部の圧力管理方法とその装置
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A02 Decision of refusal

Effective date: 20040309

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