JPH10196538A - 圧縮機におけるピストンの回動規制構造 - Google Patents
圧縮機におけるピストンの回動規制構造Info
- Publication number
- JPH10196538A JPH10196538A JP9005063A JP506397A JPH10196538A JP H10196538 A JPH10196538 A JP H10196538A JP 9005063 A JP9005063 A JP 9005063A JP 506397 A JP506397 A JP 506397A JP H10196538 A JPH10196538 A JP H10196538A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- arc
- concave surface
- radius
- drive shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/0873—Component parts, e.g. sealings; Manufacturing or assembly thereof
- F04B27/0878—Pistons
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
- Compressor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ピストンの回動幅を小さくすることが可能な
圧縮機におけるピストンの回動規制構造を提供するこ
と。 【解決手段】 円弧凸面61aを有する凸部61は、ピ
ストン32の首部34に形成されている。凹部62はフ
ロントハウジング11の周壁11aが構成し、円弧凹面
62aは同周壁11aの内周面11bが構成する。円弧
凸面61aの頂点部61bは、円弧凹面62aから所定
距離D1 だけ離間されている。円弧凸面61aの半径R
2 はピストン32の半径R1 より大きく設定され、その
中心軸線L3 はピストン32の軸線L4 に対して凸部6
1と反対側に所定距離D2 だけ偏心されている。そし
て、円弧凸面61aの半径R2 は、円弧凹面62aの半
径R3より大きく設定されている。
圧縮機におけるピストンの回動規制構造を提供するこ
と。 【解決手段】 円弧凸面61aを有する凸部61は、ピ
ストン32の首部34に形成されている。凹部62はフ
ロントハウジング11の周壁11aが構成し、円弧凹面
62aは同周壁11aの内周面11bが構成する。円弧
凸面61aの頂点部61bは、円弧凹面62aから所定
距離D1 だけ離間されている。円弧凸面61aの半径R
2 はピストン32の半径R1 より大きく設定され、その
中心軸線L3 はピストン32の軸線L4 に対して凸部6
1と反対側に所定距離D2 だけ偏心されている。そし
て、円弧凸面61aの半径R2 は、円弧凹面62aの半
径R3より大きく設定されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カムプレートの回
転運動がシューを介してピストンの往復直線運動に変換
される構成の圧縮機に関し、特に、同ピストンの自身の
軸線を中心とした回動を規制するためのピストンの回動
規制構造に関する。
転運動がシューを介してピストンの往復直線運動に変換
される構成の圧縮機に関し、特に、同ピストンの自身の
軸線を中心とした回動を規制するためのピストンの回動
規制構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の圧縮機においては、シリンダボ
アがハウジング内に形成され、同シリンダボアにはピス
トンが収容されている。駆動軸はハウジングにより回転
可能に支持され、同駆動軸には斜板が一体回転可能に連
結されている。シューはピストンと斜板との間に介在さ
れ、駆動軸の回転にともなう斜板の回転運動をピストン
の往復直線運動に変換する。そして、同ピストンの往復
直線運動により、冷媒ガスの吸入、圧縮及び吐出のサイ
クルが行われる。
アがハウジング内に形成され、同シリンダボアにはピス
トンが収容されている。駆動軸はハウジングにより回転
可能に支持され、同駆動軸には斜板が一体回転可能に連
結されている。シューはピストンと斜板との間に介在さ
れ、駆動軸の回転にともなう斜板の回転運動をピストン
の往復直線運動に変換する。そして、同ピストンの往復
直線運動により、冷媒ガスの吸入、圧縮及び吐出のサイ
クルが行われる。
【0003】ところで、前記構成の圧縮機においては、
斜板とピストンとの間に介在されたシューが、同ピスト
ンの自身の軸線を中心とした回動を許容する。ピストン
が回動されると、斜板と干渉して騒音や振動を発生する
問題があった。
斜板とピストンとの間に介在されたシューが、同ピスト
ンの自身の軸線を中心とした回動を許容する。ピストン
が回動されると、斜板と干渉して騒音や振動を発生する
問題があった。
【0004】従って、上記のような問題を解決するた
め、例えば、特開平8−109874号公報に開示され
た技術においては、円弧凸面を有する凸部がシリンダボ
ア外方のピストン外面に形成され、同円弧凸面の中心軸
線はピストンの中心軸線に対して凸部と反対側に偏心さ
れている。円弧凹面を有する凹部はハウジングの内周面
に形成され、同円弧凹面は円弧凸面に対して所定間隔を
以って対向されている。円弧凸面の半径はピストンの半
径よりも大きく設定され、円弧凹面の半径は円弧凸面の
半径以上に設定されている。そして、円弧凸面が円弧凹
面に当接されることでピストンのそれ以上の回動が規制
され、同ピストンと斜板との干渉は阻止される。
め、例えば、特開平8−109874号公報に開示され
た技術においては、円弧凸面を有する凸部がシリンダボ
ア外方のピストン外面に形成され、同円弧凸面の中心軸
線はピストンの中心軸線に対して凸部と反対側に偏心さ
れている。円弧凹面を有する凹部はハウジングの内周面
に形成され、同円弧凹面は円弧凸面に対して所定間隔を
以って対向されている。円弧凸面の半径はピストンの半
径よりも大きく設定され、円弧凹面の半径は円弧凸面の
半径以上に設定されている。そして、円弧凸面が円弧凹
面に当接されることでピストンのそれ以上の回動が規制
され、同ピストンと斜板との干渉は阻止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、本発明人は、
従来公報に開示された条件を満たす範囲内で、様々な構
成を試験的に実施してみた。しかし、いずれの構成もピ
ストンの回動幅が大きくなり、円弧凸面が円弧凹面に衝
突する際に発生する打音が大きくなって、新たな振動・
騒音源となってた。
従来公報に開示された条件を満たす範囲内で、様々な構
成を試験的に実施してみた。しかし、いずれの構成もピ
ストンの回動幅が大きくなり、円弧凸面が円弧凹面に衝
突する際に発生する打音が大きくなって、新たな振動・
騒音源となってた。
【0006】本発明は、上記従来技術に存在する問題点
に着目してなされたものであって、その目的は、ピスト
ンの回動幅を小さくすることが可能な圧縮機におけるピ
ストンの回動規制構造を提供することにある。
に着目してなされたものであって、その目的は、ピスト
ンの回動幅を小さくすることが可能な圧縮機におけるピ
ストンの回動規制構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、シリンダボア外方のピストン外
面には円弧凸面を有する凸部が形成され、ハウジングの
内周面には、円弧凸面に対して所定間隔を以って対向し
た円弧凹面を有する凹部が形成され、円弧凸面の半径は
円弧凹面の半径より大きく設定され、円弧凸面が円弧凹
面に当接されることでピストンの自身の軸線を中心とし
た回動を規制する構成のピストンの回動規制構造であ
る。
に請求項1の発明では、シリンダボア外方のピストン外
面には円弧凸面を有する凸部が形成され、ハウジングの
内周面には、円弧凸面に対して所定間隔を以って対向し
た円弧凹面を有する凹部が形成され、円弧凸面の半径は
円弧凹面の半径より大きく設定され、円弧凸面が円弧凹
面に当接されることでピストンの自身の軸線を中心とし
た回動を規制する構成のピストンの回動規制構造であ
る。
【0008】請求項2の発明では、前記円弧凹面の中心
軸線は駆動軸の軸線に一致されている。請求項3の発明
では、前記円弧凸面及び/又は円弧凹面にはコーティン
グが施されている。
軸線は駆動軸の軸線に一致されている。請求項3の発明
では、前記円弧凸面及び/又は円弧凹面にはコーティン
グが施されている。
【0009】(作用)上記構成の請求項1の発明におい
ては、シューがカムプレートとの間に介在されており、
シリンダボアに収容されたピストンは、自身の軸線を中
心として回動可能である。しかし、円弧凸面が円弧凹面
に当接されることで、ピストンのそれ以上の回動が規制
され、同ピストンと斜板との干渉は阻止される。
ては、シューがカムプレートとの間に介在されており、
シリンダボアに収容されたピストンは、自身の軸線を中
心として回動可能である。しかし、円弧凸面が円弧凹面
に当接されることで、ピストンのそれ以上の回動が規制
され、同ピストンと斜板との干渉は阻止される。
【0010】請求項2の発明においては、例えば、複数
のピストンが駆動軸の軸線周りに配置されているとす
る。そして、円弧凹面の中心軸を駆動軸の軸線に一致さ
せることで、各円弧凹面を同一円筒面により構成でき
る。また、ハウジングの内周面が駆動軸の軸線を中心軸
線とした円筒面をなせば、同内周面に円弧凹面を兼ねさ
せることも可能となる。
のピストンが駆動軸の軸線周りに配置されているとす
る。そして、円弧凹面の中心軸を駆動軸の軸線に一致さ
せることで、各円弧凹面を同一円筒面により構成でき
る。また、ハウジングの内周面が駆動軸の軸線を中心軸
線とした円筒面をなせば、同内周面に円弧凹面を兼ねさ
せることも可能となる。
【0011】請求項3の発明においては、コーティング
を、互いに当接し摺動される円弧凸面及び/又は円弧凹
面に施すことで、同円弧凸面及び/又は円弧凹面の耐摩
耗性が向上される。また、両者間の低摩擦摺動性が向上
され、ピストンがスムーズに往復動される。
を、互いに当接し摺動される円弧凸面及び/又は円弧凹
面に施すことで、同円弧凸面及び/又は円弧凹面の耐摩
耗性が向上される。また、両者間の低摩擦摺動性が向上
され、ピストンがスムーズに往復動される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、車両空調システ
ムに適用される可変容量型の片頭ピストン式圧縮機にお
いて具体化した一実施形態について、図1及び図2に従
って説明する。なお、図2は、理解を容易とするために
要部の寸法を誇張して描いてある。
ムに適用される可変容量型の片頭ピストン式圧縮機にお
いて具体化した一実施形態について、図1及び図2に従
って説明する。なお、図2は、理解を容易とするために
要部の寸法を誇張して描いてある。
【0013】図1に示すように、フロントハウジング1
1はアルミニウム(アルミニウム合金を含む)よりな
り、シリンダブロック12の前端に接合固定されてい
る。リヤハウジング13は、シリンダブロック12の後
端に弁形成体14を介して接合固定されている。このよ
うに、フロントハウジング11、シリンダブロック12
及びリヤハウジング13が一体化されて、圧縮機のハウ
ジングが構成される。
1はアルミニウム(アルミニウム合金を含む)よりな
り、シリンダブロック12の前端に接合固定されてい
る。リヤハウジング13は、シリンダブロック12の後
端に弁形成体14を介して接合固定されている。このよ
うに、フロントハウジング11、シリンダブロック12
及びリヤハウジング13が一体化されて、圧縮機のハウ
ジングが構成される。
【0014】クランク室15は、フロントハウジング1
1とシリンダブロック12とに囲まれて区画形成されて
いる。駆動軸16は、クランク室15内を通るようにフ
ロントハウジング11とシリンダブロック12との間に
ラジアルベアリング17を介して回転可能に架設支持さ
れている。同駆動軸16は、図示しない外部駆動源とし
ての車両エンジンに電磁クラッチ等のクラッチ機構を介
して連結されている。従って、同駆動軸16は、車両エ
ンジンの起動状態において電磁クラッチが接続されるこ
とで回転駆動される。
1とシリンダブロック12とに囲まれて区画形成されて
いる。駆動軸16は、クランク室15内を通るようにフ
ロントハウジング11とシリンダブロック12との間に
ラジアルベアリング17を介して回転可能に架設支持さ
れている。同駆動軸16は、図示しない外部駆動源とし
ての車両エンジンに電磁クラッチ等のクラッチ機構を介
して連結されている。従って、同駆動軸16は、車両エ
ンジンの起動状態において電磁クラッチが接続されるこ
とで回転駆動される。
【0015】リップシール18は、駆動軸16の前端側
とフロントハウジング11との間に介在され、同駆動軸
16を封止している。回転支持体19は、クランク室1
5内において前記駆動軸16に止着されている。カムプ
レートとしての斜板21は、駆動軸16に対してその軸
線L1 方向へスライド可能かつ傾動可能に支持されてい
る。支持アーム24は、回転支持体19の裏面外周部に
突設されている。ガイドピン25は、斜板21の前面側
に突設されている。そして、ガイドピン25の先端部に
設けられた球状部25aが、支持アーム24に設けられ
たガイド孔24aにスライド移動可能に嵌入されてい
る。
とフロントハウジング11との間に介在され、同駆動軸
16を封止している。回転支持体19は、クランク室1
5内において前記駆動軸16に止着されている。カムプ
レートとしての斜板21は、駆動軸16に対してその軸
線L1 方向へスライド可能かつ傾動可能に支持されてい
る。支持アーム24は、回転支持体19の裏面外周部に
突設されている。ガイドピン25は、斜板21の前面側
に突設されている。そして、ガイドピン25の先端部に
設けられた球状部25aが、支持アーム24に設けられ
たガイド孔24aにスライド移動可能に嵌入されてい
る。
【0016】前記斜板21は、支持アーム24とガイド
ピン25との連係により、駆動軸16の軸線L1 方向へ
傾動可能かつ同駆動軸16と一体的に回転可能となって
いる。同斜板21の傾動は、ガイド孔24aと球状部2
5aとの間のスライドガイド関係、駆動軸16のスライ
ド支持作用により案内される。斜板21の半径中心部が
シリンダブロック12側に移動されると、同斜板21の
傾角が減少される。
ピン25との連係により、駆動軸16の軸線L1 方向へ
傾動可能かつ同駆動軸16と一体的に回転可能となって
いる。同斜板21の傾動は、ガイド孔24aと球状部2
5aとの間のスライドガイド関係、駆動軸16のスライ
ド支持作用により案内される。斜板21の半径中心部が
シリンダブロック12側に移動されると、同斜板21の
傾角が減少される。
【0017】リング状をなすストッパ27は、斜板21
とシリンダブロック12との間において駆動軸16に外
嵌されている。斜板21がストッパ27に当接されるこ
とで、同斜板21の最小傾角が規定される。傾角規制突
部28は、斜板21の前面に一体形成されている。斜板
21の最大傾角は、同傾角規制突部28が回転支持体1
9の裏面に当接することで規定される。
とシリンダブロック12との間において駆動軸16に外
嵌されている。斜板21がストッパ27に当接されるこ
とで、同斜板21の最小傾角が規定される。傾角規制突
部28は、斜板21の前面に一体形成されている。斜板
21の最大傾角は、同傾角規制突部28が回転支持体1
9の裏面に当接することで規定される。
【0018】図1及び図2に示すように、複数のシリン
ダボア31は、前記シリンダブロック12において、駆
動軸16の軸線L1 を中心軸線としてその周りに、所定
間隔おきで貫設形成されている。同数の片頭型のピスト
ン32はアルミニウム(アルミニウム合金を含む)より
なり、各シリンダボア31内に挿入されている。首部3
4はピストン32において、常にシリンダボア31外に
位置する部位に形成されている。収容部34aは首部3
4の内側に凹設され、同収容部34a内に形成された対
向面には、それぞれ凹曲面状をなすシュー座34bが形
成されている。一対のシュー36は収容部34a内に挿
入配置され、それぞれシュー座34bによって受けられ
ている。そして、前記斜板21は収容部34a内に進入
した状態で、前後面がそれぞれシュー36に接触するこ
とでピストン32を係留している。従って、斜板21の
回転運動が、シュー36を介してピストン32の往復直
線運動に変換される。
ダボア31は、前記シリンダブロック12において、駆
動軸16の軸線L1 を中心軸線としてその周りに、所定
間隔おきで貫設形成されている。同数の片頭型のピスト
ン32はアルミニウム(アルミニウム合金を含む)より
なり、各シリンダボア31内に挿入されている。首部3
4はピストン32において、常にシリンダボア31外に
位置する部位に形成されている。収容部34aは首部3
4の内側に凹設され、同収容部34a内に形成された対
向面には、それぞれ凹曲面状をなすシュー座34bが形
成されている。一対のシュー36は収容部34a内に挿
入配置され、それぞれシュー座34bによって受けられ
ている。そして、前記斜板21は収容部34a内に進入
した状態で、前後面がそれぞれシュー36に接触するこ
とでピストン32を係留している。従って、斜板21の
回転運動が、シュー36を介してピストン32の往復直
線運動に変換される。
【0019】吸入室38及び吐出室39は、前記リヤハ
ウジング13内にぞれぞれ区画形成されている。吸入孔
40、同吸入孔40を開閉する吸入弁41、吐出孔4
2、同吐出孔42を開閉する吐出弁43は、それぞれ前
記弁形成体14に形成されている。そして、吸入室38
の冷媒ガスは、ピストン32の復動動作により吸入孔4
0及び吸入弁41を介してシリンダボア31内に吸入さ
れる。同シリンダボア31内に流入された冷媒ガスは、
ピストン32の往動動作により圧縮され、吐出孔42及
び吐出弁43を介して吐出室39に吐出される。なお、
同吐出弁43の開度は、弁形成体14が備えるリテーナ
44により規定される。
ウジング13内にぞれぞれ区画形成されている。吸入孔
40、同吸入孔40を開閉する吸入弁41、吐出孔4
2、同吐出孔42を開閉する吐出弁43は、それぞれ前
記弁形成体14に形成されている。そして、吸入室38
の冷媒ガスは、ピストン32の復動動作により吸入孔4
0及び吸入弁41を介してシリンダボア31内に吸入さ
れる。同シリンダボア31内に流入された冷媒ガスは、
ピストン32の往動動作により圧縮され、吐出孔42及
び吐出弁43を介して吐出室39に吐出される。なお、
同吐出弁43の開度は、弁形成体14が備えるリテーナ
44により規定される。
【0020】スラストベアリング45は、回転支持体1
9とフロントハウジング11の内壁面との間に介在され
ている。同スラストベアリング45は、ピストン32及
び斜板21を介して回転支持体19に作用される、冷媒
圧縮時の圧縮反力を受け止める。
9とフロントハウジング11の内壁面との間に介在され
ている。同スラストベアリング45は、ピストン32及
び斜板21を介して回転支持体19に作用される、冷媒
圧縮時の圧縮反力を受け止める。
【0021】抽気通路47はシリンダブロック12及び
弁形成体14に貫設され、リヤ側のラジアルベアリング
17のコロ間隙を介して、前記クランク室15と吸入室
38とを接続している。給気通路48は、前記吐出室3
9とクランク室15とを接続し、同通路48上には容量
制御弁49が介在されている。すなわち、容量制御弁4
9の弁室50は、給気通路48の一部を構成する。ポー
ト51は、同弁室50内に開口形成されている。弁体5
2は弁室50内に収容されており、ポート51に対して
接離可能である。バネ54は弁室50内に収容され、弁
体52をポート51に接触させる方向に付勢する。収容
室53は弁室50に対して区画されており、同収容室5
3をダイヤフラム55により区画することで、感圧室5
6及び大気に開放された大気室57が形成されている。
弁体52とダイヤフラム55とは、ロッド58により連
結されている。感圧通路59は吸入室38と感圧室56
とを接続し、同感圧通路59を介して吸入室38の冷媒
ガスが感圧室56に導入される。
弁形成体14に貫設され、リヤ側のラジアルベアリング
17のコロ間隙を介して、前記クランク室15と吸入室
38とを接続している。給気通路48は、前記吐出室3
9とクランク室15とを接続し、同通路48上には容量
制御弁49が介在されている。すなわち、容量制御弁4
9の弁室50は、給気通路48の一部を構成する。ポー
ト51は、同弁室50内に開口形成されている。弁体5
2は弁室50内に収容されており、ポート51に対して
接離可能である。バネ54は弁室50内に収容され、弁
体52をポート51に接触させる方向に付勢する。収容
室53は弁室50に対して区画されており、同収容室5
3をダイヤフラム55により区画することで、感圧室5
6及び大気に開放された大気室57が形成されている。
弁体52とダイヤフラム55とは、ロッド58により連
結されている。感圧通路59は吸入室38と感圧室56
とを接続し、同感圧通路59を介して吸入室38の冷媒
ガスが感圧室56に導入される。
【0022】従って、ダイヤフラム55が吸入圧の高低
により動作され、ポート51の開度、つまり、給気通路
48の開度が調節される。その結果、クランク室15の
圧力が変更され、前記ピストン32の前後に作用するク
ランク室15の圧力とシリンダボア31内の圧力との差
が調整される。従って、斜板21の傾斜角が変更され
て、ピストン32のストロークが変更され、吐出容量が
調整される。
により動作され、ポート51の開度、つまり、給気通路
48の開度が調節される。その結果、クランク室15の
圧力が変更され、前記ピストン32の前後に作用するク
ランク室15の圧力とシリンダボア31内の圧力との差
が調整される。従って、斜板21の傾斜角が変更され
て、ピストン32のストロークが変更され、吐出容量が
調整される。
【0023】つまり、例えば、冷房負荷が大きいと吸入
圧が設定値よりも高くなり、容量制御弁49は給気通路
48の開度を小さくするように動作される。従って、ク
ランク室15の圧力は、抽気通路47を介して吸入室3
8に放圧されて低下され、斜板21の傾角が最大傾角側
に変更されてピストン32のストローク量が大きくな
る。その結果、吐出容量が大きくなって、吸入圧が低下
される。
圧が設定値よりも高くなり、容量制御弁49は給気通路
48の開度を小さくするように動作される。従って、ク
ランク室15の圧力は、抽気通路47を介して吸入室3
8に放圧されて低下され、斜板21の傾角が最大傾角側
に変更されてピストン32のストローク量が大きくな
る。その結果、吐出容量が大きくなって、吸入圧が低下
される。
【0024】冷房負荷が小さいと吸入圧が設定値よりも
低くなり、容量制御弁49は給気通路48の開度を大き
くするように動作される。従って、クランク室15の圧
力は吐出室39からの冷媒ガスの導入により上昇され、
斜板21の傾角が最小傾角側に変更されてピストン32
のストローク量が小さくなる。その結果、吐出容量が小
さくなって、吸入圧が上昇される。
低くなり、容量制御弁49は給気通路48の開度を大き
くするように動作される。従って、クランク室15の圧
力は吐出室39からの冷媒ガスの導入により上昇され、
斜板21の傾角が最小傾角側に変更されてピストン32
のストローク量が小さくなる。その結果、吐出容量が小
さくなって、吸入圧が上昇される。
【0025】以上のように、容量制御弁48は、設定さ
れた吸入圧を維持すべく、斜板21の傾角を変更して吐
出容量を変更する。次に、本実施形態の特徴点である、
ピストン32の回動規制構造について説明する。
れた吸入圧を維持すべく、斜板21の傾角を変更して吐
出容量を変更する。次に、本実施形態の特徴点である、
ピストン32の回動規制構造について説明する。
【0026】図1及び図2に示すように、凸部61はピ
ストン32において首部34の外面に一体形成され、円
弧凸面61aは同凸部61において、フロントハウジン
グ11の周壁11aとの対向面が構成する。凹部62は
フロントハウジング11の周壁11aが構成し、円弧凹
面62aは同周壁11aの内周面11bが構成する。つ
まり、円弧凹面62aの中心軸線L2 は駆動軸16の軸
線L1 に一致されており、各円弧凹面62aを同一円筒
面により構成できた。そして、フロントハウジング11
の内周面11bは、駆動軸16の軸線L1 を中心軸線と
した円筒面であり、本実施形態においては同内周面11
bを円弧凹面62aとして利用している。
ストン32において首部34の外面に一体形成され、円
弧凸面61aは同凸部61において、フロントハウジン
グ11の周壁11aとの対向面が構成する。凹部62は
フロントハウジング11の周壁11aが構成し、円弧凹
面62aは同周壁11aの内周面11bが構成する。つ
まり、円弧凹面62aの中心軸線L2 は駆動軸16の軸
線L1 に一致されており、各円弧凹面62aを同一円筒
面により構成できた。そして、フロントハウジング11
の内周面11bは、駆動軸16の軸線L1 を中心軸線と
した円筒面であり、本実施形態においては同内周面11
bを円弧凹面62aとして利用している。
【0027】前記円弧凸面61aの中央部に位置する頂
点部61bは、円弧凹面62aから所定距離D1 だけ離
間されている。円弧凸面61aの半径R2 はピストン3
2の半径R1 より大きく設定され、その中心軸線L3 は
ピストン32の軸線L4 に対して凸部61と反対側に所
定距離D2 だけ偏心されている。そして、円弧凸面61
aの半径R2 は、円弧凹面62aの半径R3 より大きく
設定されている。
点部61bは、円弧凹面62aから所定距離D1 だけ離
間されている。円弧凸面61aの半径R2 はピストン3
2の半径R1 より大きく設定され、その中心軸線L3 は
ピストン32の軸線L4 に対して凸部61と反対側に所
定距離D2 だけ偏心されている。そして、円弧凸面61
aの半径R2 は、円弧凹面62aの半径R3 より大きく
設定されている。
【0028】図2の拡大円中に示すように、PTFE
(ポリテトラフルオロエチレン)を主材料とするコーテ
ィング63は、円弧凸面61aに被膜形成されている。
さて、図2において二点鎖線で示すように、前記ピスト
ン32は、そのシュー座34bによるシュー36の自在
受け構造により、シリンダボア31に案内されて自身の
軸線L4 を中心として双方向に回動可能である。しか
し、円弧凸面61aが、その両側部に位置する当接部6
1cのいずれかを以って円弧凹面62aに当接すること
で、ピストン32のそれ以上の回動が規制され、同ピス
トン32の首部34が斜板21に干渉されることはな
い。従って、同首部34と斜板21との干渉に起因し
た、振動や騒音の発生は防止される。
(ポリテトラフルオロエチレン)を主材料とするコーテ
ィング63は、円弧凸面61aに被膜形成されている。
さて、図2において二点鎖線で示すように、前記ピスト
ン32は、そのシュー座34bによるシュー36の自在
受け構造により、シリンダボア31に案内されて自身の
軸線L4 を中心として双方向に回動可能である。しか
し、円弧凸面61aが、その両側部に位置する当接部6
1cのいずれかを以って円弧凹面62aに当接すること
で、ピストン32のそれ以上の回動が規制され、同ピス
トン32の首部34が斜板21に干渉されることはな
い。従って、同首部34と斜板21との干渉に起因し
た、振動や騒音の発生は防止される。
【0029】上記構成の本実施形態においては、次のよ
うな効果を奏する。 (1)円弧凸面61aの半径R2 を、円弧凹面62aの
半径R3 より大きく設定した。従って、円弧凸面61a
の当接部61cと円弧凹面62aとの間の距離が従来公
報の技術よりも短くなり(本実施形態では所定距離D1
未満となり、逆に従来公報の技術ではD1 以上とな
る)、この短い距離を解消するためのピストン32の回
動幅、換言すれば、軸線L4 を中心とした回動可能角度
は小さくなる。その結果、円弧凸面61aが円弧凹面6
1aに衝突する際に発生する打音が低減され、回動規制
構造が新たな振動・騒音源となることを効果的に防止で
きた。
うな効果を奏する。 (1)円弧凸面61aの半径R2 を、円弧凹面62aの
半径R3 より大きく設定した。従って、円弧凸面61a
の当接部61cと円弧凹面62aとの間の距離が従来公
報の技術よりも短くなり(本実施形態では所定距離D1
未満となり、逆に従来公報の技術ではD1 以上とな
る)、この短い距離を解消するためのピストン32の回
動幅、換言すれば、軸線L4 を中心とした回動可能角度
は小さくなる。その結果、円弧凸面61aが円弧凹面6
1aに衝突する際に発生する打音が低減され、回動規制
構造が新たな振動・騒音源となることを効果的に防止で
きた。
【0030】(2)円弧凹面62aの中心軸線L2 は駆
動軸16の軸線L1 に一致されており、各円弧凹面62
aを同一円筒面11bにより構成できた。従って、各円
弧凹面62aを個々に形成する手間が省け、一つの円筒
面11bを形成するのみで良い。その結果、回動規制構
造の加工工程数、ひいては圧縮機の加工コストを低減で
き、単価低減につながる。
動軸16の軸線L1 に一致されており、各円弧凹面62
aを同一円筒面11bにより構成できた。従って、各円
弧凹面62aを個々に形成する手間が省け、一つの円筒
面11bを形成するのみで良い。その結果、回動規制構
造の加工工程数、ひいては圧縮機の加工コストを低減で
き、単価低減につながる。
【0031】(3)フロントハウジング11の周壁11
aが凹部62を兼ね、同周壁11aの内周面11bが円
弧凹面62aを兼ねる。従って、回動規制構造のため
に、専用の凹部62を形成する必要がなく、前述した
(2)がさらに効果的に奏される。
aが凹部62を兼ね、同周壁11aの内周面11bが円
弧凹面62aを兼ねる。従って、回動規制構造のため
に、専用の凹部62を形成する必要がなく、前述した
(2)がさらに効果的に奏される。
【0032】(4)コーティング63が円弧凸面61a
に施されており、同円弧凸面61aの耐摩耗性及び円弧
凹面62aとの間の低摩擦摺動性が向上される。従っ
て、ピストン32の耐久性が向上され、ひいては圧縮機
の耐用期間延長につながる。また、ピストン32の往復
動がスムーズになされ、圧縮機の動力損失を軽減でき
る。
に施されており、同円弧凸面61aの耐摩耗性及び円弧
凹面62aとの間の低摩擦摺動性が向上される。従っ
て、ピストン32の耐久性が向上され、ひいては圧縮機
の耐用期間延長につながる。また、ピストン32の往復
動がスムーズになされ、圧縮機の動力損失を軽減でき
る。
【0033】実施の形態は上記に限定されるものではな
く、次のように変更しても良い。 (1)コーティング63を、円弧凸面61aではなく円
弧凹面62aに施すこと。或いは、両方61a,62a
に施すこと。
く、次のように変更しても良い。 (1)コーティング63を、円弧凸面61aではなく円
弧凹面62aに施すこと。或いは、両方61a,62a
に施すこと。
【0034】(2)コーティング63としては、上記P
TFEを用いたもの以外に、例えば、二硫化モリブデン
にグラファイトを混合したもの等を用いても良い。 (3)本発明を、他の片頭或いは両頭ピストン式圧縮機
において具体化すること。例えば、斜板の傾角が固定さ
れた固定容量型の斜板式圧縮機や、カムプレートとして
ウエーブカムを備えるウエーブカム式圧縮機等が挙げら
れる。
TFEを用いたもの以外に、例えば、二硫化モリブデン
にグラファイトを混合したもの等を用いても良い。 (3)本発明を、他の片頭或いは両頭ピストン式圧縮機
において具体化すること。例えば、斜板の傾角が固定さ
れた固定容量型の斜板式圧縮機や、カムプレートとして
ウエーブカムを備えるウエーブカム式圧縮機等が挙げら
れる。
【0035】上記実施形態から把握できる技術的思想に
ついて記載する。 (1)前記ハウジング12において駆動軸16の軸線L
1 周りには複数のシリンダボア31が形成され、各シリ
ンダボア31内にはピストン32が収容されている請求
項2に記載のピストンの回動規制構造。
ついて記載する。 (1)前記ハウジング12において駆動軸16の軸線L
1 周りには複数のシリンダボア31が形成され、各シリ
ンダボア31内にはピストン32が収容されている請求
項2に記載のピストンの回動規制構造。
【0036】このようにすれば、各ピストン32の円弧
凸面61aに対応した円弧凹面62aを同一円筒面11
bにより形成でき、加工工程数を低減できる。 (2)ハウジング11の内周面11bは、駆動軸16の
軸線L1 を中心軸線L2 とした円筒面をなす請求項2に
記載のピストンの回動規制構造。
凸面61aに対応した円弧凹面62aを同一円筒面11
bにより形成でき、加工工程数を低減できる。 (2)ハウジング11の内周面11bは、駆動軸16の
軸線L1 を中心軸線L2 とした円筒面をなす請求項2に
記載のピストンの回動規制構造。
【0037】このようにすれば、フロントハウジング1
1の内周面11bに円弧凹面62aを兼ねさせることが
可能となり、同円弧凹面62aの加工手間が省ける。
1の内周面11bに円弧凹面62aを兼ねさせることが
可能となり、同円弧凹面62aの加工手間が省ける。
【0038】
【発明の効果】上記構成の請求項1の発明によれば、ピ
ストンの回動幅を小さくすることが可能となり、円弧凸
面が円弧凹面に衝突する際に発生する打音を低減でき
る。従って、ピストンの回動規制構造が新たな振動・騒
音源となることを防止できる。
ストンの回動幅を小さくすることが可能となり、円弧凸
面が円弧凹面に衝突する際に発生する打音を低減でき
る。従って、ピストンの回動規制構造が新たな振動・騒
音源となることを防止できる。
【0039】請求項2の発明によれば、例えば、ハウジ
ングの内周面に円弧凹面を兼ねさせることも可能とな
り、同円弧凹面の加工手間が省ける。請求項3の発明に
よれば、円弧凸面及び/又は円弧凹面の耐摩耗性及び両
者間の低摩擦摺動性が向上される。従って、ピストンの
耐久性が向上され、ひいては圧縮機の耐用期間延長につ
ながる。また、ピストンの往復動がスムーズになされ、
圧縮機の動力損失を軽減できる。
ングの内周面に円弧凹面を兼ねさせることも可能とな
り、同円弧凹面の加工手間が省ける。請求項3の発明に
よれば、円弧凸面及び/又は円弧凹面の耐摩耗性及び両
者間の低摩擦摺動性が向上される。従って、ピストンの
耐久性が向上され、ひいては圧縮機の耐用期間延長につ
ながる。また、ピストンの往復動がスムーズになされ、
圧縮機の動力損失を軽減できる。
【図1】 可変容量型の片頭ピストン式圧縮機の縦断面
図。
図。
【図2】 圧縮機の横断面部分拡大図で、要部の寸法を
誇張して示す図。
誇張して示す図。
11…ハウジングを構成するフロントハウジング、12
…同じくシリンダブロック、13…同じくリヤハウジン
グ、16…駆動軸、21…カムプレートとしての斜板、
31…シリンダボア、32…片頭型のピストン、36…
シュー、61…凸部、61a…円弧凸面、62…凹部、
62a…円弧凹面、D1 …円弧凸面(頂点部61b)と
円弧凹面との距離、R2 …円弧凸面の半径、R3 …円弧
凹面の半径、L4 …ピストンの軸線。
…同じくシリンダブロック、13…同じくリヤハウジン
グ、16…駆動軸、21…カムプレートとしての斜板、
31…シリンダボア、32…片頭型のピストン、36…
シュー、61…凸部、61a…円弧凸面、62…凹部、
62a…円弧凹面、D1 …円弧凸面(頂点部61b)と
円弧凹面との距離、R2 …円弧凸面の半径、R3 …円弧
凹面の半径、L4 …ピストンの軸線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村瀬 正和 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内
Claims (3)
- 【請求項1】 ハウジングにより回転可能に支持された
駆動軸にはカムプレートが連結され、ハウジングに形成
されたシリンダボア内にはピストンが収容され、同ピス
トンとカムプレートとの間にはシューが介在され、駆動
軸の回転にともなうカムプレートの回転運動がシューを
介してピストンの往復直線運動に変換される構成の圧縮
機において、 シリンダボア外方のピストン外面には円弧凸面を有する
凸部が形成され、ハウジングの内周面には、円弧凸面に
対して所定間隔を以って対向した円弧凹面を有する凹部
が形成され、円弧凸面の半径は円弧凹面の半径より大き
く設定され、円弧凸面が円弧凹面に当接されることでピ
ストンの自身の軸線を中心とした回動を規制する構成の
ピストンの回動規制構造。 - 【請求項2】 前記円弧凹面の中心軸線は駆動軸の軸線
に一致されている請求項1に記載のピストンの回動規制
構造。 - 【請求項3】 前記円弧凸面及び/又は円弧凹面にはコ
ーティングが施されている請求項1又は2に記載のピス
トンの回動規制構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9005063A JPH10196538A (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 圧縮機におけるピストンの回動規制構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9005063A JPH10196538A (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 圧縮機におけるピストンの回動規制構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10196538A true JPH10196538A (ja) | 1998-07-31 |
Family
ID=11600944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9005063A Pending JPH10196538A (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 圧縮機におけるピストンの回動規制構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10196538A (ja) |
-
1997
- 1997-01-14 JP JP9005063A patent/JPH10196538A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100274497B1 (ko) | 압축기 | |
JPH07103138A (ja) | 斜板式可変容量圧縮機 | |
JPH10169558A (ja) | 片頭ピストン式圧縮機 | |
US6217295B1 (en) | Swash plate type compressor | |
US5556261A (en) | Piston type compressor | |
JPH1193833A (ja) | 可変容量型斜板式圧縮機 | |
US6393964B1 (en) | Compressor having piston rotation restricting structure with lubricating inclined guide surface | |
US6508633B2 (en) | Swash plate type compressor of variable capacity type | |
JP2006336562A (ja) | 等速ジョイント及びそれを用いた揺動斜板型圧縮機 | |
US6260469B1 (en) | Piston for use in a compressor | |
JPH1054348A (ja) | ピストン式圧縮機におけるピストンの回動規制構造 | |
JPH10196538A (ja) | 圧縮機におけるピストンの回動規制構造 | |
JPH11264371A (ja) | 可変容量型圧縮機 | |
US7455008B2 (en) | Swash plate compressor | |
JPH09144652A (ja) | 可変容量圧縮機 | |
US6568312B2 (en) | Thrust bearing structure for supporting a driving shaft of a variable displacement swash plate type compressor | |
JP4314405B2 (ja) | 可変容量型斜板式圧縮機 | |
EP1087136A2 (en) | Chamfered swash plate compressor piston head | |
US20040202551A1 (en) | Variable displacement compressor | |
JPH08296553A (ja) | 斜板式コンプレッサ | |
JP2003176872A (ja) | 軸封装置及びその組み付け方法 | |
JP2001003858A (ja) | 斜板式圧縮機 | |
US6386090B2 (en) | Piston type compressor | |
JP3033341B2 (ja) | 斜板式圧縮機 | |
JP2001323872A (ja) | 斜板式圧縮機用ピストン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051021 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051213 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060418 |