JPH10196444A - 内燃機関の吸気絞り弁開度検出装置 - Google Patents

内燃機関の吸気絞り弁開度検出装置

Info

Publication number
JPH10196444A
JPH10196444A JP562997A JP562997A JPH10196444A JP H10196444 A JPH10196444 A JP H10196444A JP 562997 A JP562997 A JP 562997A JP 562997 A JP562997 A JP 562997A JP H10196444 A JPH10196444 A JP H10196444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
opening degree
throttle valve
intake throttle
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP562997A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisaaki Sato
久明 佐藤
Ikuo Mogi
郁男 茂木
Katsuto Kumagai
勝人 熊谷
Munehiro Kudo
宗弘 工藤
Keiichi Kai
圭一 甲斐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP562997A priority Critical patent/JPH10196444A/ja
Publication of JPH10196444A publication Critical patent/JPH10196444A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D3/00Indicating or recording apparatus with provision for the special purposes referred to in the subgroups
    • G01D3/08Indicating or recording apparatus with provision for the special purposes referred to in the subgroups with provision for safeguarding the apparatus, e.g. against abnormal operation, against breakdown
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D11/00Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
    • F02D11/06Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
    • F02D11/10Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
    • F02D11/106Detection of demand or actuation

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】内燃機関の吸気絞り弁の開度を、センサバラツ
キや経時変化に対応して高精度に検出できるようにす
る。 【解決手段】吸気絞り弁が、全開から閉弁付勢力によっ
て全閉にまで戻るときの経過時間と開度との相関を、基
準特性として予め記憶しておく。そして、学習時に同様
に全開から全閉にまで開度変化させ、このときの開度セ
ンサの検出信号と経過時間との相関(センサ特性)をモ
ニタする。ここで、前記基準特性での全開から全閉まで
の時間をtv0、前記センサ特性での全開から全閉までの
時間をts0としたときに、センサ特性上における時刻t
s を、tv =ts ・tv0/ts0として基準特性上の時刻
v に変換し、時刻ts における検出信号と時刻tv
おける開度とを対応させて、検出信号と開度との相関を
学習する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の吸気絞り
弁開度検出装置に関し、詳しくは、内燃機関の吸気絞り
弁の開度を検出するセンサの劣化,バラツキに応じて高
精度に開度を検出させるための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、モータ等のアクチュエータに
よって吸気絞り弁を開閉駆動する構成の内燃機関が知ら
れており、かかる内燃機関においては、アクセル開度等
の運転条件から目標開度を決定し、ポテンショメータ等
で構成される開度センサで検出される吸気絞り弁の実際
の開度が、前記目標開度に一致するように前記アクチュ
エータを制御している。
【0003】前記開度センサによる吸気絞り弁開度の検
出は、開度センサからの検出信号(電圧信号)と開度と
の相関を示すテーブルを予め記憶しておき、該テーブル
によって検出信号を開度に変換して行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記開度セン
サには生産バラツキがあり、また、経時的な劣化を生じ
る場合があり、これらにより開度に対する検出信号の変
動が生じる。従来、全開及び/又は全閉状態での検出信
号を学習して、前記変動に対応する方法が採られていた
が、上記の方法では、特に中間開度における検出信号の
変動に高精度に対応することができず、実際の開度と開
度センサによる検出開度とにずれが生じてしまう可能性
があった。
【0005】実際の開度と開度センサによる検出開度と
にずれが生じると、例えばアクセルの踏み込み時に、要
求に対応する開度まで吸気絞り弁の開度が増大せずに加
速性能が低下したり、自動変速機における変速タイミン
グが変化したりする不具合が生じる。本発明は上記問題
点に鑑みなされたものであり、開度センサによる検出信
号の変動があっても、全開度域で適切な修正を施して高
精度な検出性能を発揮させることができる開度検出装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1記載
の発明に係る内燃機関の吸気絞り弁開度検出装置は、図
1に示すように構成される。図1において、開度センサ
は、内燃機関の吸気絞り弁の開度に対応する検出信号を
出力するセンサであり、開度変化手段は、前記吸気絞り
弁の開度を第1基準開度から第2基準開度まで変化させ
る手段である。
【0007】一方、基準特性記憶手段は、予め前記開度
変化手段により前記吸気絞り弁の開度を第1基準開度か
ら第2基準開度まで変化させたときの吸気絞り弁開度と
経過時間との相関を記憶するものであり、また、センサ
特性検出手段は、所定の学習条件が成立しているとき
に、前記開度変化手段により前記吸気絞り弁の開度を第
1基準開度から第2基準開度まで変化させ、このときの
前記開度センサの検出信号と経過時間との相関を求め
る。
【0008】そして、検出特性学習手段は、センサ特性
検出手段で検出された前記開度センサの検出信号と経過
時間との相関と、前記基準特性記憶手段に記憶されてい
る吸気絞り弁開度と経過時間との相関とを、前記第1基
準開度から第2基準開度まで変化するのに要した時間を
標準化して比較し、前記開度センサの検出信号と吸気絞
り弁開度との相関を更新学習する。
【0009】ここで、吸気絞り弁開度変換手段は、検出
特性学習手段で更新学習された前記開度センサの検出信
号と吸気絞り弁開度との相関に基づいて、前記開度セン
サの検出信号を吸気絞り弁開度に変換する。かかる構成
では、第1基準開度から第2基準開度まで吸気絞り弁の
開度を変化させるときに時々刻々と変化する吸気絞り弁
の開度を、第1基準開度から開度が変化し始めた時点か
らの経過時間に対応させて、基準の開度変化特性として
予め記憶しておく。そして、同じ条件で吸気絞り弁の開
度を変化させたときの開度センサの検出信号の変化を、
同様に経過時間に対応させて求める。ここで、第1基準
開度から第2基準開度まで変化するのに要した時間が異
なる場合には、前記時間について標準化を行うことで、
基準の開度変化特性における吸気絞り弁開度と、検出し
た開度センサの検出信号特性における検出信号とを1対
1に対応させ、検出信号と開度との対応関係を新たに求
めるものである。
【0010】前記時間の標準化とは、例えば予め記憶さ
れる基準特性上において第1基準開度から第2基準開度
まで変化するのに要した時間をtv0、学習時に求めた第
1基準開度から第2基準開度まで変化するのに要した時
間をts0としたときに、検出信号と経過時間との相関に
おける時刻ts を、予め記憶される基準特性上の時刻t
v に、tv =ts ・tv0/ts0として変換し、時刻ts
における検出信号と時刻tv における開度とを対応させ
ることを示す。尚、基準特性上の時刻を学習時に求めた
特性上の時刻に変換させる構成としても良く、また、両
特性を同じ時間内における特性に変換しておいてから比
較させても良い。
【0011】また、第1基準開度<第2基準開度、第2
基準開度<第1基準開度のいずれであっても良く、全開
から全閉までの全域を複数領域に別けて学習させる構成
であっても良い。請求項2記載の発明では、前記吸気絞
り弁を所定開度に付勢する弾性体と、該弾性体の付勢力
に抗して前記吸気絞り弁の開度を変化させるアクチュエ
ータとを備え、前記開度変化手段が、前記アクチュエー
タにより前記弾性体の付勢力に抗して変化させた前記吸
気絞り弁の開度を第1基準開度とする一方、前記弾性体
の付勢力によって復帰する開度を第2基準開度とし、前
記アクチュエータによって前記第1基準開度まで吸気絞
り弁の開度を変化させた後、前記弾性体の付勢力によっ
て前記第2基準開度まで変化させる構成とした。
【0012】かかる構成によると、スプリング等の弾性
体による付勢力に抗して吸気絞り弁をモータ等のアクチ
ュエータにより第1基準開度(例えば全開)まで変化さ
せ、該第1基準開度から前記弾性体による付勢力で第2
基準開度(例えば全閉)まで復帰させる。そして、この
ときの開度変化を基準特性として予め記憶しておき、学
習時には同様にして第1基準開度から第2基準開度まで
弾性付勢力で戻したときの検出信号の変化特性が求めら
れる。
【0013】請求項3記載の発明では、前記弾性体が、
前記吸気絞り弁を所定の中間開度に付勢する構成であ
り、前記開度変化手段が、前記吸気絞り弁の全開を第1
基準開度として、該第1基準開度から前記所定の中間開
度である第2基準開度まで前記吸気絞り弁の開度を変化
させると共に、前記吸気絞り弁の全閉を第1基準開度と
して、該第1基準開度から前記所定の中間開度である第
2基準開度まで前記吸気絞り弁の開度を変化させる構成
とした。
【0014】かかる構成では、全開から弾性付勢力によ
って中間開度に戻るときの特性と、全閉から弾性付勢力
によって中間開度に戻るときの特性とがそれぞれに学習
され、全開度領域での学習が行われる。請求項4記載の
発明では、前記吸気絞り弁の開度を変化させるアクチュ
エータを備え、前記開度変化手段が、前記アクチュエー
タに所定の信号を出力して、前記アクチュエータによる
駆動トルクによって前記第1基準開度から第2基準開度
まで変化させる構成とした。
【0015】かかる構成では、アクチュエータの特性に
よって第1基準開度から第2基準開度まで変化すること
になり、弾性体による初期開度への復帰が行われない構
成であっても良く、また、弾性体による初期開度への復
帰が行われる構成においては、前記初期開度を第1基準
開度(例えば全閉)として、アクチュエータによる駆動
トルクを与えて得られる開度を第2基準開度(例えば全
開)として学習を行わせることが可能である。
【0016】請求項5記載の発明では、前記吸気絞り弁
を所定開度に付勢する弾性体を備え、前記開度変化手段
が、前記弾性体により復帰する所定開度を第1基準開度
とし、前記アクチュエータにより前記弾性体の付勢力に
抗して変化させた前記吸気絞り弁の開度を第2基準開度
とし、前記アクチュエータによる駆動トルクによって前
記第1基準開度から第2基準開度まで変化させる構成と
した。
【0017】かかる構成では、弾性復帰力によって戻る
開度を第1基準開度として、該第1基準開度からアクチ
ュエータの駆動トルクで第2基準開度まで変化させると
きの特性が学習されることになる。請求項6記載の発明
では、前記弾性体により復帰する所定開度が中間開度で
あり、前記開度変化手段が、前記中間開度を第1基準開
度とし、該第1基準開度から第2基準開度としての全開
及び全閉にまでそれぞれに変化させる構成とした。
【0018】かかる構成では、中間開度から弾性付勢力
に抗して全開まで変化させたときの特性と、中間開度か
ら弾性付勢力に抗して全閉まで変化させたときの特性と
がそれぞれに学習され、全開度領域での学習が行われ
る。請求項7記載の発明では、前記センサ特性検出手段
が、イグニッションスイッチのON時とOFF時との少
なくとも一方を学習条件成立時として前記開度センサの
検出信号と経過時間との相関を求める構成とした。
【0019】かかる構成によると、機関が停止されたと
き(イグニッションスイッチのOFF時)、及び/又
は、機関の始動直前(イグニッションスイッチのON
時)に吸気絞り弁を強制的に第1基準開度から第2基準
開度にまで変化させて、開度センサの特性が学習される
ことになる。尚、イグニッションスイッチのON時に学
習を行わせる場合には、学習終了前にスタートスイッチ
がONされたときには、学習終了まで(初期開度に戻る
まで)前記ON操作によるスタータモータの起動を延期
させることが好ましい。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、中間開度
においても開度センサの検出信号と実際の開度との相関
を直接的に学習することができ、センサバラツキや経時
変化による検出信号の変動に対応して、吸気絞り弁の開
度を高精度に検出することができるという効果がある。
【0021】請求項2記載の発明によると、弾性体によ
る復帰力によって吸気絞り弁の開度を変化させたときの
特性から開度センサの検出信号と開度との相関を学習さ
せることができるという効果がある。請求項3記載の発
明によると、弾性体による復帰力によって中間開度に戻
る構成であっても、全開から前記中間開度まで、及び、
全閉から前記中間開度まで前記弾性付勢力によって変化
させたときの特性をそれぞれ学習させることで、全開度
領域についての学習を、弾性付勢力で開度変化させる条
件下で行わせることができるという効果がある。
【0022】請求項4記載の発明によると、アクチュエ
ータによって第1基準開度から第2基準開度まで変化さ
せて学習を行わせる構成としたので、所定開度に復帰さ
せるための弾性体を備えない場合であっても学習が行
え、また、前記弾性体を備える構成においては、弾性体
により復帰する開度を第1基準開度とした学習が行える
という効果がある。
【0023】請求項5記載の発明によると、弾性体によ
り復帰する開度(例えば全閉)を第1基準開度とし、ア
クチュエータによる駆動トルクを与えることで得られる
開度(例えば全開)を第2基準開度として学習を行わせ
ることができるという効果がある。請求項6記載の発明
によると、弾性体による復帰力によって中間開度に戻る
構成であっても、前記中間開度から全開まで、及び、前
記中間開度から全閉までアクチュエータの駆動トルクを
与えて変化させたときの特性をそれぞれ学習させること
で、全開度領域についての学習を、アクチュエータによ
る駆動トルクを与えて開度変化させる条件下で行わせる
ことができるという効果がある。
【0024】請求項7記載の発明によると、機関の運転
に影響を与えることなく、開度センサの検出信号と開度
との相関を学習させることができるという効果がある。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。図2は、実施の形態における車両用の内燃機関を
示すものであり、内燃機関1の出力トルクは、トルクコ
ンバータ式の自動変速機2を介して駆動輪(図示省略)
に伝達される構成となっている。
【0026】内燃機関1の吸気通路には、アクチュエー
タとしてのモータ3で開閉駆動される吸気絞り弁4が介
装されており、該吸気絞り弁4の開度によって内燃機関
1の吸入空気量が調整される。前記モータ3は、マイク
ロコンピュータを内蔵したコントロールユニット7から
の制御信号によって制御される。前記コントロールユニ
ット7には、車速センサ8からの車速信号、運転者によ
って操作されるアクセルベダルの踏込み量を検出する図
示しないアクセル開度センサからのアクセル開度信号、
変速機回転センサ9からの変速機入力軸回転信号、機関
回転数Ne(rpm)を検出する機関回転センサ10からの機
関回転数(回転速度)信号、ポテンショメータで構成さ
れ前記吸気絞り弁4の開度に応じた電圧信号(検出信
号)を出力する開度センサ6からの開度検出信号、更
に、シフトレバーによるシフト位置を示すレンジ信号等
が入力されるようになっている。
【0027】そして、前記コントロールユニット7は、
アクセル開度信号と車速信号とに基づいて予め設定され
ているシフトスケジュールを参照して前記自動変速機2
に対して変速信号を出力して、前記シフトスケジュール
に従った自動変速を行わせる。尚、内燃機関1が自動変
速機と組み合わされることを限定するものではない。ま
た、前記コントロールユニット7は、前記アクセル開度
信号等に基づいて目標開度を演算すると共に、開度セン
サ6からの検出信号を、検出信号と開度との相関を示す
テーブルを用いて開度に変換して吸気絞り弁4の開度を
検出し(吸気絞り弁開度変換手段)、該検出された実際
の開度が前記目標開度に一致するように、前記モータ3
をフィードバック制御する。
【0028】更に、コントロールユニット7は、前記開
度センサ6からの検出信号を開度に変換する特性(テー
ブル)を更新学習する機能を有しており、かかる学習制
御の様子を図3のフローチャートに示す。尚、図3のフ
ローチャートに示す実施の形態において、前記吸気絞り
弁4は、全閉方向に弾性体としてのスプリング(図示省
略)で付勢されており、モータ3の駆動トルクが与えら
れない状態では、前記弾性付勢力によって全閉に復帰し
て保持されるものとする。
【0029】図3のフローチャートは、イグニッション
スイッチのON時及び/又はOFF時に実行されるよう
になっており、まず、ステップ1(図中にはS1と記し
てある。以下同様)では、モータ3に全開信号を出力し
て吸気絞り弁4を前記スプリングの付勢力に抗して全開
(第1基準開度)にまで開けた後、前記モータ3に対す
る通電を遮断してモータ3による駆動トルクを無くし、
前記スプリングの弾性付勢力によって全閉(第2基準開
度)にまで吸気絞り弁4の開度が変化するようにする。
【0030】上記のモータ3により全開(第1基準開
度)まで開けた状態から弾性付勢力によって全閉(第2
基準開度)にまで戻す構成が、開度変化手段に相当す
る。コントロールユニット7は,前記通電遮断時点から
の経過時間に対応させて、前記開度センサ6からの検出
信号を全閉になるまでモニタして記憶する(図4参
照)。このステップ1における全開→全閉制御及び検出
信号のモニタが、センサ特性検出手段に相当する。
【0031】尚、吸気絞り弁4の開度が全閉になった時
点は、連続的に検出信号が変化しなくなったときとして
特定しても良いし、予め全閉制御時の検出信号を学習し
ておき、検出信号が前記学習した全閉時の検出信号に一
致した時点を全閉点として特定しても良い。同様に、全
開時の検出信号を別途学習しておき、モータ3によって
吸気絞り弁4の開度を増大させていったときに、前記学
習された全開時の検出信号に実際の検出信号が一致した
時点で全開と見做して、モータ3への通電を遮断させる
構成としても良い。
【0032】一方、コントロールユニット7には、上記
のように吸気絞り弁4をモータ3によって全開に制御し
た状態からスプリングによる弾性付勢力によって全閉に
まで変化させるときの開度と経過時間との相関(以下、
基準特性ともいう)が予め記憶されており(図4参
照)、ステップ2では、かかる基準特性を読み出す。即
ち、コントロールユニット7には基準特性記憶手段とし
てのメモリが備えられている。
【0033】ステップ3では、ステップ1で求めた検出
信号と経過時間との相関(以下、センサ特性ともいう)
上の時刻ts を、前記基準特性上で対応する時刻tv
変換する標準化を行う(図4参照)。具体的には、基準
特性上における全開から全閉までの時間をtv0、前記セ
ンサ特性上における全開から全閉までの時間をts0とし
たときに、前記時刻ts を基準特性上の時刻tv に、t
v =ts ・tv0/ts0として変換する。
【0034】吸気絞り弁4が全開から全閉にまで弾性付
勢力で復帰する時間は、スプリングの劣化等によって変
化するが、上記のようにして前記時間についての標準化
を行うことで、前記時間tv0,ts0の違いによる影響を
排除して検出信号と開度とを対比できるものである。
尚、基準特性上の時刻tv をセンサ特性上の時刻ts
変換させる構成としたり、また、両特性を同じ時間内に
おける特性に変換して比較させても良い。
【0035】ステップ4では、前記tv =ts ・tv0
s0によって検出信号と開度とを1対1に対応付け、検
出信号を開度に変化するテーブルを学習更新する。即
ち、センサ特性上の時刻ts1の検出信号と、tv1=ts1
・tv0/ts0として求めた基準特性上の時刻tv1に対応
する開度とを対応させて、検出信号と開度との相関を全
開度領域について新たに求めるものである。
【0036】上記ステップ3,4の部分が、検出特性学
習手段に相当する。上記学習後は、前記新たに求められ
た検出信号と開度との相関に基づいて開度センサ6から
の検出信号を開度に変換して(吸気絞り弁開度変換手
段)、前記モータ3の制御等に用いるようにする。尚、
イグニッションスイッチのON時に上記ルーチンを実行
させる場合には、学習終了までは、たとえスタートスイ
ッチがONされてもスタータモータを駆動せずに待機さ
せるようにすることが好ましい。
【0037】また、前記図3のフローチャートに示す学
習制御では、吸気絞り弁4をモータ3によって全開にま
で開いて、全開から全閉まで弾性付勢力によって戻した
ときの開度変化に基づいて学習を行わせる構成とした
が、スプリングの弾性付勢力によって保持される全閉位
置を第1基準開度とし、モータ3に所定電圧(所定信
号)を加えて第2基準開度としての全開位置までモータ
3の駆動トルクで変化させる構成とし、このときの検出
信号の変化から学習を行わせる構成としても良い。この
場合も、上記のようにして弾性付勢力に抗するモータ駆
動トルクで開度変化させたときの開度変化と時間との相
関を予め基準特性として記憶しておき、学習時に同様に
して開度変化させたときの検出信号と時間との相関から
検出信号と開度との対応を学習させるようにすれば良
い。
【0038】また、スプリング等の弾性体によって初期
開度に戻す構成ではない場合には、前記モータ3によっ
て第1基準開度(全開又は全閉)から第2基準開度(全
閉又は全開)まで変化させる構成として学習を行わせる
ことができる。更に、スプリング等の弾性体によって復
帰保持される初期開度が全閉ではなく中間開度である場
合であっても、全開〜中間開度、全閉〜中間開度の2つ
の開度領域でそれぞれに上記同様な学習を行わせること
で、全開度領域について検出信号と開度との相関を学習
できる。
【0039】即ち、弾性体による復帰力で第1基準開度
から第2基準開度まで変化させる場合には、モータ3に
よる駆動トルクで全開(第1基準開度)にまで開いてか
らスプリングの弾性付勢力によって中間開度(第2基準
開度)まで戻すときの開度と時間との相関を予め記憶し
ておき、学習時において同様にして全開から中間開度ま
で戻したときの検出信号と時間との相関と前記記憶して
おいた基準特性とを比較することで、全開から中間開度
までの検出信号と開度との相関を更新学習し、同様にし
て、全閉(第1基準開度)から中間開度(第2基準開
度)まで弾性付勢力で戻したときの特性から全閉から中
間開度までの検出信号と開度との相関を更新学習させれ
ば良い。
【0040】また、全開〜中間開度、全閉〜中間開度の
2つの開度領域でそれぞれに学習させるときに、第1基
準開度を中間開度として、モータ3の駆動トルクによっ
て全開,全閉(第2基準開度)にまで変化させるときの
特性から、検出信号と開度との相関をそれぞれに学習さ
せる構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の吸気絞り弁開度検出装置の基本
構成を示すブロック図。
【図2】実施の形態における内燃機関のシステム構成を
示す図。
【図3】前記実施の形態における開度検出特性の学習の
様子を示すフローチャート。
【図4】前記実施の形態における基準特性及びセンサ特
性の例と検出信号と開度との相関を示す線図。
【符号の説明】
1 内燃機関 3 モータ(アクチュエータ) 4 吸気絞り弁 6 開度センサ 7 コントロールユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 工藤 宗弘 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 甲斐 圭一 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の吸気絞り弁の開度に対応する検
    出信号を出力する開度センサと、 前記吸気絞り弁の開度を第1基準開度から第2基準開度
    まで変化させる開度変化手段と、 予め前記開度変化手段により前記吸気絞り弁の開度を第
    1基準開度から第2基準開度まで変化させたときの吸気
    絞り弁開度と経過時間との相関を記憶した基準特性記憶
    手段と、 所定の学習条件が成立しているときに、前記開度変化手
    段により前記吸気絞り弁の開度を第1基準開度から第2
    基準開度まで変化させ、このときの前記開度センサの検
    出信号と経過時間との相関を求めるセンサ特性検出手段
    と、 該センサ特性検出手段で検出された前記開度センサの検
    出信号と経過時間との相関と、前記基準特性記憶手段に
    記憶されている吸気絞り弁開度と経過時間との相関と
    を、前記第1基準開度から第2基準開度まで変化するの
    に要した時間を標準化して比較し、前記開度センサの検
    出信号と吸気絞り弁開度との相関を更新学習する検出特
    性学習手段と、 該検出特性学習手段で更新学習された前記開度センサの
    検出信号と吸気絞り弁開度との相関に基づいて、前記開
    度センサの検出信号を吸気絞り弁開度に変換する吸気絞
    り弁開度変換手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする内燃機関の吸気絞
    り弁開度検出装置。
  2. 【請求項2】前記吸気絞り弁を所定開度に付勢する弾性
    体と、該弾性体の付勢力に抗して前記吸気絞り弁の開度
    を変化させるアクチュエータとを備え、前記開度変化手
    段が、前記アクチュエータにより前記弾性体の付勢力に
    抗して変化させた前記吸気絞り弁の開度を第1基準開度
    とする一方、前記弾性体の付勢力によって復帰する開度
    を第2基準開度とし、前記アクチュエータによって前記
    第1基準開度まで吸気絞り弁の開度を変化させた後、前
    記弾性体の付勢力によって前記第2基準開度まで変化さ
    せることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の吸気絞
    り弁開度検出装置。
  3. 【請求項3】前記弾性体が、前記吸気絞り弁を所定の中
    間開度に付勢する構成であり、前記開度変化手段が、前
    記吸気絞り弁の全開を第1基準開度として、該第1基準
    開度から前記所定の中間開度である第2基準開度まで前
    記吸気絞り弁の開度を変化させると共に、前記吸気絞り
    弁の全閉を第1基準開度として、該第1基準開度から前
    記所定の中間開度である第2基準開度まで前記吸気絞り
    弁の開度を変化させる構成としたことを特徴とする請求
    項2記載の内燃機関の吸気絞り弁開度検出装置。
  4. 【請求項4】前記吸気絞り弁の開度を変化させるアクチ
    ュエータを備え、前記開度変化手段が、前記アクチュエ
    ータに所定の信号を出力して、前記アクチュエータによ
    る駆動トルクによって前記第1基準開度から第2基準開
    度まで変化させることを特徴とする請求項1記載の内燃
    機関の吸気絞り弁開度検出装置。
  5. 【請求項5】前記吸気絞り弁を所定開度に付勢する弾性
    体を備え、前記開度変化手段が、前記弾性体により復帰
    する所定開度を第1基準開度とし、前記アクチュエータ
    により前記弾性体の付勢力に抗して変化させた前記吸気
    絞り弁の開度を第2基準開度とし、前記アクチュエータ
    による駆動トルクによって前記第1基準開度から第2基
    準開度まで変化させることを特徴とする請求項4記載の
    内燃機関の吸気絞り弁開度検出装置。
  6. 【請求項6】前記弾性体により復帰する所定開度が中間
    開度であり、前記開度変化手段が、前記中間開度を第1
    基準開度とし、該第1基準開度から第2基準開度として
    の全開及び全閉にまでそれぞれに変化させることを特徴
    とする請求項5記載の内燃機関の吸気絞り弁装置。
  7. 【請求項7】前記センサ特性検出手段が、イグニッショ
    ンスイッチのON時とOFF時との少なくとも一方を学
    習条件成立時として前記開度センサの検出信号と経過時
    間との相関を求めることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれか1つに記載の内燃機関の吸気絞り弁開度検出装
    置。
JP562997A 1997-01-16 1997-01-16 内燃機関の吸気絞り弁開度検出装置 Pending JPH10196444A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP562997A JPH10196444A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 内燃機関の吸気絞り弁開度検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP562997A JPH10196444A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 内燃機関の吸気絞り弁開度検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10196444A true JPH10196444A (ja) 1998-07-28

Family

ID=11616457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP562997A Pending JPH10196444A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 内燃機関の吸気絞り弁開度検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10196444A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113931741A (zh) * 2021-09-22 2022-01-14 深圳拓邦股份有限公司 一种发动机活动门开度检测系统、发动机及车辆

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113931741A (zh) * 2021-09-22 2022-01-14 深圳拓邦股份有限公司 一种发动机活动门开度检测系统、发动机及车辆

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07189761A (ja) 内燃機関のスロットル制御装置
JP3710073B2 (ja) 吸気絞り弁制御装置
JPH01269617A (ja) 車両用定速走行制御装置
US4803637A (en) Cruise control system for a vehicle
JPH0458049A (ja) スロットル開度検出装置
JPH03237241A (ja) エンジンのアイドル回転数制御装置
US6789525B2 (en) Failure diagnosis apparatus for throttle valve actuating device
JPH10196444A (ja) 内燃機関の吸気絞り弁開度検出装置
JP2662949B2 (ja) オートマチックトランスミッションの制御方法
JPH11229943A (ja) 電制スロットル装置の診断装置
JP4383369B2 (ja) 電制スロットル装置
JPH04292545A (ja) 自動車用電子制御装置
JP2749830B2 (ja) エンジン回転数制御方式
KR100579261B1 (ko) 자동 변속기의 라인압 제어장치 및 방법
JPH0312213B2 (ja)
JP2002138888A (ja) 車両の異常診断装置
JPH0720360Y2 (ja) スロットルバルブ開度制御装置
JPH0417789Y2 (ja)
JP2004100469A (ja) 内燃機関のスロットル弁制御装置
JP2004156449A (ja) 内燃機関の制御装置
JPH06264812A (ja) 内燃機関のスロットル制御装置
JP3073311B2 (ja) エンジンのスロットル弁制御装置
KR20040001637A (ko) 스로틀 위치 센서 학습장치 및 방법
JP2004100526A (ja) 内燃機関のスロットル弁制御装置
JP2910478B2 (ja) 電子スロットル制御装置