JPH10196427A - ハイブリッド駆動制御装置 - Google Patents

ハイブリッド駆動制御装置

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JPH10196427A
JPH10196427A JP558297A JP558297A JPH10196427A JP H10196427 A JPH10196427 A JP H10196427A JP 558297 A JP558297 A JP 558297A JP 558297 A JP558297 A JP 558297A JP H10196427 A JPH10196427 A JP H10196427A
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淳 田端
Yutaka Taga
豊 多賀
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隆次 茨木
Yushi Hata
祐志 畑
Tsuyoshi Mikami
強 三上
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンおよび電動モータを車両走行時の動
力源として備えているハイブリッド車両において、エン
ジンや電動モータの故障に伴う駆動トルク変動を抑制す
る。 【解決手段】 エンジン12が故障(フェール)した場
合には、モータジェネレータ14のモータトルクTM
0とされると共に、第2クラッチCE2 が解放(OF
F)されることにより、モータジェネレータ14が逆方
向へ自由回転させられてエンジン12と自動変速機18
の入力軸26との間の動力伝達が遮断される。従って、
エンジンブレーキの発生が防止されるなどエンジン12
の故障に伴う駆動トルク変動が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハイブリッド駆動制
御装置に係り、特に、動力源が故障した場合の制御に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】
(a) 動力の発生原理が異なる2種類の動力源と、(b) そ
の2種類の動力源にそれぞれ連結された第1回転要素お
よび第2回転要素と、駆動系に連結された第3回転要素
とを有し、それ等の間で機械的に動力を合成、分配する
3軸式動力入出力手段とを有するハイブリッド駆動制御
装置が知られている。特開平7−135701号公報に
記載されている車両はその一例で、車両走行用の動力源
として、燃料の燃焼によって作動するエンジンと、電気
エネルギーで作動するモータジェネレータとを備えてい
るとともに、3軸式動力入出力手段として遊星歯車装置
が用いられており、エンジンを常時作動させながらモー
タジェネレータの回生トルクや力行トルクを制御して駆
動系へ出力するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ハイブリッド駆動制御装置は、現在多用されているオー
トマチック車両とは異なり、トルクコンバータを備えて
いないのが普通であるため、エンジンやモータジェネレ
ータ等の動力源が故障すると、それが直接車両の駆動ト
ルクに影響し、例えばエンジンブレーキのような制動力
が発生する可能性があった。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、動力源の故障に伴う
駆動トルク変動を抑制することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、(a) 動力の発生原理が異なる2種類の
動力源と、(b) その2種類の動力源にそれぞれ連結され
た第1回転要素および第2回転要素と、駆動系に連結さ
れた第3回転要素とを有し、それ等の間で機械的に動力
を合成、分配する3軸式動力入出力手段とを有するハイ
ブリッド駆動制御装置において、(c) 前記2種類の動力
源の少なくとも一方が故障したことを検出するフェール
検出手段と、(d) そのフェール検出手段により前記動力
源の故障が検出された場合には、少なくともその故障し
た動力源と前記駆動系との動力伝達を遮断する動力源遮
断手段とを有することを特徴とする。
【0006】
【発明の効果】このようなハイブリッド駆動制御装置に
おいては、フェール検出手段によって動力源の故障が検
出されると、その故障した動力源と駆動系との動力伝達
が遮断されるため、例えばエンジンブレーキ等の動力源
ブレーキの発生を防止できるなど、動力源の故障に伴う
駆動トルク変動が抑制される。
【0007】
【発明の実施の形態】ここで、本発明は、例えば燃料の
燃焼エネルギーで作動するエンジンと電気エネルギーで
作動する電動モータとを車両走行用の動力源として備え
ているハイブリッド車両に好適に適用される。3軸式動
力入出力手段は、例えば前記特開平7−135701号
公報に記載のハイブリッド車両のように、電気トルコン
として使用できることは勿論であるが、エンジン出力を
主として発電機として使用されるモータジェネレータお
よび駆動系に分配する機械式分配装置として使用するこ
ともできるなど、種々の態様で使用できる。3軸式動力
入出力手段としては、遊星歯車装置が好適に用いられる
が、傘歯車式の差動装置などを利用することもできる。
【0008】フェール検出手段は、例えば故障に伴って
比較的大きな制動力を発生するエンジンの故障のみを検
出するものでも良いが、2種類の動力源の故障をそれぞ
れ検出できるものが望ましい。動力源の故障は、エンジ
ンやモータジェネレータ等の動力源そのものの故障は勿
論であるが、動力源を作動させる電気系統や蓄電装置等
の故障など、動力源を使用できなくなる場合も含む。ま
た、フェール検出手段は、例えば動力源回転数が動力源
ブレーキが作用する所定値以下で、且つ動力源回転数の
変化率(減速度)がマイナスの所定値以下である場合に
故障と判断するように構成される。運転者の要求出力を
表すアクセル操作量を考慮して判断することもできる。
【0009】動力源遮断手段は、例えば3軸式動力入出
力手段と動力源との間にクラッチを設けて、そのクラッ
チを解放するように構成される。また、3軸式動力入出
力手段の3つの回転要素のうちの任意の2つを連結し
て、その3軸式動力入出力手段を一体回転させる直結ク
ラッチを有する場合は、その直結クラッチを解放すると
ともに、動力源の一方をフリー回転可能な状態として、
ニュートラル(中立状態)にするようにしても良い。駆
動系である駆動輪と3軸式動力入出力手段との間に自動
変速機を有する場合は、その自動変速機をニュートラル
にしても良いなど、駆動輪と3軸式動力入出力手段との
間で動力伝達を遮断するようにしても良い。
【0010】また、フェール検出手段によって故障が検
出された場合には常に動力源遮断手段によって動力源を
遮断するようにしても良いが、例えば車速が所定値以上
でエンジンブレーキ等の制動力が比較的大きい場合だけ
動力源を遮断するようにしても良いなど、他の実行条件
を設けることもできる。
【0011】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明の一実施例であるハイブ
リッド駆動制御装置10の骨子図である。
【0012】図1において、このハイブリッド駆動制御
装置10はFR(フロントエンジン・リヤドライブ)車
両用のもので、燃料の燃焼によって作動する内燃機関等
のエンジン12と、電動モータおよび発電機としての機
能を有するモータジェネレータ14と、シングルピニオ
ン型の遊星歯車装置16と、自動変速機18とを車両の
前後方向に沿って備えており、出力軸19から図示しな
いプロペラシャフトや差動装置などを介して左右の駆動
輪(後輪)へ駆動力を伝達する。尚、エンジン12およ
びモータジェネレータ14はそれぞれ動力の発生原理の
異なる2種類の動力源に相当する。
【0013】遊星歯車装置16は機械的に力を合成分配
する合成分配機構で、モータジェネレータ14と共に電
気式トルコン24を構成しており、その第1回転要素と
してのリングギヤ16rは第1クラッチCE1 を介して
エンジン12に連結され、その第2回転要素としてのサ
ンギヤ16sはモータジェネレータ14のロータ軸14
rに連結され、その第3回転要素としてのキャリア16
cは自動変速機18の入力軸26に連結されている。ま
た、サンギヤ16sおよびキャリア16cは第2クラッ
チCE2 によって連結されるようになっている。尚、遊
星歯車装置16は3軸式動力入出力手段に対応してい
る。
【0014】また、エンジン12の出力は、回転変動や
トルク変動を抑制するためのフライホイール28および
スプリング、ゴム等の弾性部材によるダンパ装置30を
介して第1クラッチCE1 に伝達される。第1クラッチ
CE1 および第2クラッチCE2 は、何れも油圧アクチ
ュエータによって係合、解放される摩擦式の多板クラッ
チである。
【0015】自動変速機18は、前置式オーバードライ
ブプラネタリギヤユニットから成る副変速機20と、単
純連結3プラネタリギヤトレインから成る前進4段、後
進1段の主変速機22とを組み合わせたものである。
【0016】具体的には、副変速機20はシングルピニ
オン型の遊星歯車装置32と、油圧アクチュエータによ
って摩擦係合させられる油圧式のクラッチC0 、ブレー
キB 0 と、一方向クラッチF0 とを備えて構成されてい
る。また、主変速機22は、3組のシングルピニオン型
の遊星歯車装置34、36、38と、油圧アクチュエー
タによって摩擦係合させられる油圧式のクラッチC1 ,
2 、ブレーキB1 ,B2 ,B3 ,B4 と、一方向クラ
ッチF1 ,F2 とを備えて構成されている。
【0017】そして、図2に示されているソレノイドバ
ルブSL1〜SL4の励磁、非励磁により油圧回路40
が切り換えられたり、図示しないシフトレバーに連結さ
れたマニュアルシフトバルブによって油圧回路40が機
械的に切り換えられたりすることにより、クラッチC
0 ,C1 ,C2 、ブレーキB0 ,B1 ,B2 ,B3 ,B
4 がそれぞれ係合、解放制御され、図3に示されている
ようにニュートラル(N)と前進5段(1st〜5t
h)、後進1段(Rev)の各変速段が成立させられ
る。
【0018】なお、上記自動変速機18や前記電気式ト
ルコン24は、中心線に対して略対称的に構成されてお
り、図1では中心線の下半分が省略されている。
【0019】図3のクラッチ、ブレーキ、一方向クラッ
チの欄の「○」は係合、「●」はシフトレバーがエンジ
ンブレーキレンジ、たとえば「3」、「2」、及び
「L」レンジ等の低速レンジへ操作された場合に係合、
そして、空欄は非係合を表している。
【0020】その場合に、ニュートラルN、後進変速段
Rev、及びエンジンブレーキレンジは、シフトレバー
に機械的に連結されたマニュアルシフトバルブによって
油圧回路40が機械的に切り換えられることによって成
立させられ、前進変速段の1st〜5thの相互間の変
速はソレノイドバルブSL1〜SL4によって電気的に
制御される。
【0021】また、前進変速段の変速比は1stから5
thとなるに従って段階的に小さくなり、4thの変速
比i4 =1であり、5thの変速比i5 は、副変速機2
0の遊星歯車装置32のギヤ比をρ(=サンギヤの歯数
S /リングギヤの歯数ZR<1)とすると1/(1+
ρ)となる。後進変速段Revの変速比iR は、遊星歯
車装置36、38のギヤ比をそれぞれρ2 、ρ3 とする
と1−1/ρ2 ・ρ3である。図3は各変速段の変速比
の一例を示したものである。
【0022】図3の作動表に示されているように、第2
変速段(2nd)と第3変速段(3rd)との間の変速
は、第2ブレーキB2 と第3ブレーキB3 との係合・解
放状態を共に変えるクラッチツウクラッチ変速になる。
この変速を円滑に行うために、上述した油圧回路40に
は図4に示す回路が組み込まれている。
【0023】図4において符号70は1−2シフトバル
ブを示し、また符号71は2−3シフトバルブを示し、
さらに符号72は3−4シフトバルブを示している。こ
れらのシフトバルブ70、71、72の各ポートの各変
速段での連通状態は、それぞれのシフトバルブ70、7
1、72の下側に示している通りである。なお、その数
字は各変速段を示す。
【0024】その2−3シフトバルブ71のポートのう
ち第1変速段および第2変速段で入力ポート73に連通
するブレーキポート74に、第3ブレーキB3 が油路7
5を介して接続されている。この油路にはオリフィス7
6が介装されており、そのオリフィス76と第3ブレー
キB3 との間にダンパーバルブ77が接続されている。
このダンパーバルブ77は、第3ブレーキB3 にライン
圧が急激に供給された場合に少量の油圧を吸入して緩衝
作用を行うものである。
【0025】また、符号78はB−3コントロールバル
ブであって、第3ブレーキB3 の係合圧PB3をこのB−
3コントロールバルブ78によって直接制御するように
なっている。すなわち、このB−3コントロールバルブ
78は、スプール79とプランジャ80とこれらの間に
介装したスプリング81とを備えており、スプール79
によって開閉される入力ポート82に油路75が接続さ
れ、また、この入力ポート82に選択的に連通させられ
る出力ポート83が第3ブレーキB3 に接続されてい
る。さらにこの出力ポート83は、スプール79の先端
側に形成したフィードバックポート84に接続されてい
る。
【0026】一方、前記スプリング81を配置した箇所
に開口するポート85には、2−3シフトバルブ71の
ポートのうち第3変速段以上の変速段でDレンジ圧を出
力するポート86が油路87を介して連通させられてい
る。また、プランジャ80の端部側に形成した制御ポー
ト88には、リニアソレノイドバルブSLUが接続され
ている。
【0027】したがって、B−3コントロールバルブ7
8は、スプリング81の弾性力とポート85に供給され
る油圧とによって調圧レベルが設定され、且つ制御ポー
ト88に供給される信号圧が高いほどスプリング81に
よる弾性力が大きくなるように構成されている。
【0028】さらに、図4における符号89は、2−3
タイミングバルブであって、この2−3タイミングバル
ブ89は、小径のランドと2つの大径のランドとを形成
したスプール90と第1のプランジャ91とこれらの間
に配置したスプリング92とスプール90を挟んで第1
のプランジャ91とは反対側に配置された第2のプラン
ジャ93とを有している。
【0029】この2−3タイミングバルブ89の中間部
のポート94に油路95が接続され、また、この油路9
5は2−3シフトバルブ71のポートのうち第3変速段
以上の変速段でブレーキポート74に連通させられるポ
ート96に接続されている。
【0030】さらに、この油路95は途中で分岐して、
前記小径ランドと大径ランドとの間に開口するポート9
7にオリフィスを介して接続されている。この中間部の
ポート94に選択的に連通させられるポート98は油路
99を介してソレノイドリレーバルブ100に接続され
ている。
【0031】そして、第1のプランジャ91の端部に開
口しているポートにリニアソレノイドバルブSLUが接
続され、また第2のプランジャ93の端部に開口するポ
ートに第2ブレーキB2 がオリフィスを介して接続され
ている。
【0032】前記油路87は第2ブレーキB2 に対して
油圧を供給・排出するためのものであって、その途中に
は小径オリフィス101とチェックボール付きオリフィ
ス102とが介装されている。また、この油路87から
分岐した油路103には、第2ブレーキB2 から排圧す
る場合に開くチェックボールを備えた大径オリフィス1
04が介装され、この油路103は以下に説明するオリ
フィスコントロールバルブ105に接続されている。
【0033】オリフィスコントロールバルブ105は第
2ブレーキB2 からの排圧速度を制御するためのバルブ
であって、そのスプール106によって開閉されるよう
に中間部に形成したポート107には第2ブレーキB2
が接続されており、このポート107より図での下側に
形成したポート108に前記油路103が接続されてい
る。
【0034】第2ブレーキB2 を接続してあるポート1
07より図での上側に形成したポート109は、ドレイ
ンポートに選択的に連通させられるポートであって、こ
のポート109には、油路110を介して前記B−3コ
ントロールバルブ78のポート111が接続されてい
る。尚、このポート111は、第3ブレーキB3 を接続
してある出力ポート83に選択的に連通させられるポー
トである。
【0035】オリフィスコントロールバルブ105のポ
ートのうちスプール106を押圧するスプリングとは反
対側の端部に形成した制御ポート112が油路113を
介して、3−4シフトバルブ72のポート114に接続
されている。このポート114は、第3変速段以下の変
速段で第3ソレノイドバルブSL3の信号圧を出力し、
また、第4変速段以上の変速段で第4ソレノイドバルブ
SL4の信号圧を出力するポートである。
【0036】さらに、このオリフィスコントロールバル
ブ105には、前記油路95から分岐した油路115が
接続されており、この油路115を選択的にドレインポ
ートに連通させるようになっている。
【0037】なお、前記2−3シフトバルブ71におい
て第2変速段以下の変速段でDレンジ圧を出力するポー
ト116が、前記2−3タイミングバルブ89のうちス
プリング92を配置した箇所に開口するポート117に
油路118を介して接続されている。また、3−4シフ
トバルブ72のうち第3変速段以下の変速段で前記油路
87に連通させられるポート119が油路120を介し
てソレノイドリレーバルブ100に接続されている。
【0038】そして、図4において、符号121は第2
ブレーキB2 用のアキュムレータを示し、その背圧室に
はリニアソレノイドバルブSLNが出力する油圧に応じ
て調圧されたアキュムレータコントロール圧が供給され
ている。このアキュムレータコントロール圧は、リニア
ソレノイドバルブSLNの出力圧が低いほど高い圧力に
なるように構成されている。したがって、第2ブレーキ
2 の係合・解放の過渡的な油圧PB2は、リニアソレノ
イドバルブSLNの信号圧が低いほど高い圧力で推移す
るようになっている。変速用の他のクラッチC1 、C2
やブレーキB0などにもアキュムレータが設けられ、上
記アキュムレータコントロール圧が作用させられること
により、変速時の過渡油圧が入力軸26のトルクTI
どに応じて制御されるようになっている。
【0039】また、符号122はC−0エキゾーストバ
ルブを示し、さらに符号123はクラッチC0 用のアキ
ュムレータを示している。C−0エキゾーストバルブ1
22は2速レンジでの第2変速段のみにおいてエンジン
ブレーキを効かせるためにクラッチC0 を係合させるよ
うに動作するものである。
【0040】したがって、上述した油圧回路40によれ
ば、B−3コントロールバルブ78のポート111がド
レインに連通していれば、第3ブレーキB3 の係合圧P
B3をB−3コントロ−ルバルブ78によって直接調圧す
ることができ、また、その調圧レベルをリニアソレノイ
ドバルブSLUによって変えることができる。
【0041】また、オリフィスコントロールバルブ10
5のスプール106が、図の左半分に示す位置にあれ
ば、第2ブレーキB2 はこのオリフィスコントロールバ
ルブ105を介して排圧が可能になり、したがって第2
ブレーキB2 からのドレイン速度を制御することができ
る。
【0042】さらに、第2変速段から第3変速段への変
速は、第3ブレーキB3 を緩やかに解放すると共に第2
ブレーキB2 を緩やかに係合する所謂クラッチツウクラ
ッチ変速が行われるわけであるが、入力軸26への入力
軸トルクTI に基づいてリニアソレノイドバルブSLU
により駆動される第3ブレーキB3 の解放過渡油圧P B3
を制御することにより変速ショックを好適に軽減するこ
とができる。入力軸トルクTI に基づく油圧PB3の制御
は、フィードバック制御などでリアルタイムに行うこと
もできるが、変速開始時の入力軸トルクTI のみを基準
にして行うものであっても良い。
【0043】ハイブリッド駆動制御装置10は、図2に
示されるようにハイブリッド制御用コントローラ50及
び自動変速制御用コントローラ52を備えている。これ
らのコントローラ50、52は、CPUやRAM、RO
M等を有するマイクロコンピュータを備えて構成され、
車速センサ42、エンジン回転数センサ44、およびモ
ータ回転数センサ46からそれぞれ車速V(自動変速機
18の出力軸回転数N O に対応)、エンジン回転数
E 、モータ回転数NM を表す信号が供給される他、ア
クセル操作量θAC、入力軸回転数NI 、エンジントルク
E 、モータトルクTM 、蓄電装置58(図5参照)の
蓄電量SOC、ブレーキのON、OFF、シフトレバー
の操作レンジ等の各種の情報を読み込むと共に、予め設
定されたプログラムに従って信号処理を行う。
【0044】なお、エンジントルクTE はスロットル弁
開度や燃料噴射量などから求められ、モータトルクTM
はモータ電流などから求められ、蓄電量SOCはモータ
ジェネレータ14がジェネレータとして機能する充電時
のモータ電流や充電効率などから求められる。
【0045】前記エンジン12は、ハイブリッド制御用
コントローラ50によってスロットル弁開度や燃料噴射
量、点火時期などが制御されることにより、運転状態に
応じて出力が制御される。
【0046】前記モータジェネレータ14は、図5に示
すようにM/G制御器(インバータ)56を介してバッ
テリー等の蓄電装置58に接続されており、ハイブリッ
ド制御用コントローラ50により、その蓄電装置58か
ら電気エネルギーが供給されて所定のトルクで回転駆動
される回転駆動状態と、回生制動(モータジェネレータ
14自体の電気的な制動トルク)によりジェネレータと
して機能して蓄電装置58に電気エネルギーを充電する
充電状態と、ロータ軸14rが自由回転することを許容
する無負荷状態とに切り換えられる。
【0047】また、前記第1クラッチCE1 及び第2ク
ラッチCE2 は、ハイブリッド制御用コントローラ50
により電磁弁等を介して油圧回路40が切り換えられる
ことにより、係合或いは解放状態が切り換えられる。
【0048】前記自動変速機18は、自動変速制御用コ
ントローラ52によって前記ソレノイドバルブSL1〜
SL4、リニアソレノイドバルブSLU、SLT、SL
Nの励磁状態が制御され、油圧回路40が切り換えられ
たり油圧制御が行われることにより、予め定められた変
速条件に従って変速段が切り換えられる。変速条件は、
例えばアクセル操作量θACおよび車速Vなどの走行状態
をパラメータとする変速マップ等により設定される。
【0049】上記ハイブリッド制御用コントローラ50
は、例えば本願出願人が先に出願した特願平7−294
148号に記載されているように、図6に示すフローチ
ャートに従って図7に示す9つの運転モードの1つを選
択し、その選択したモードでエンジン12及び電気式ト
ルコン24を作動させる。
【0050】図6において、ステップS1ではエンジン
始動要求があったか否かを、例えばエンジン12を動力
源として走行したり、エンジン12によりモータジェネ
レータ14を回転駆動して蓄電装置58を充電したりす
るために、エンジン12を始動すべき旨の指令があった
か否かを判断する。
【0051】ここで、始動要求があればステップS2で
モード9を選択する。モード9は、図7から明らかなよ
うに第1クラッチCE1 を係合(ON)し、第2クラッ
チCE2 を係合(ON)し、モータジェネレータ14に
より遊星歯車装置16を介してエンジン12を回転駆動
すると共に、燃料噴射などのエンジン始動制御を行って
エンジン12を始動する。
【0052】このモード9は、車両停止時には前記自動
変速機18をニュートラルにして行われ、モード1のよ
うに第1クラッチCE1 を解放したモータジェネレータ
14のみを動力源とする走行時には、第1クラッチCE
1 を係合すると共に走行に必要な要求出力以上の出力で
モータジェネレータ14を作動させ、その要求出力以上
の余裕出力でエンジン12を回転駆動することによって
行われる。
【0053】また、車両走行時であっても、一時的に自
動変速機18をニュートラルにしてモード9を実行する
ことも可能である。このようにモータジェネレータ14
によってエンジン12が始動させられることにより、始
動専用のスタータ(電動モータなど)が不要となり、部
品点数が少なくなって装置が安価となる。
【0054】一方、ステップS1の判断が否定された場
合、すなわちエンジン始動要求がない場合には、ステッ
プS3を実行することにより、制動力の要求があるか否
かを、例えばブレーキがONか否か、シフトレバーの操
作レンジがLや2などのエンジンブレーキレンジ(低速
変速段のみで変速制御を行うと共にエンジンブレーキや
回生制動が作用するレンジ)で、且つアクセル操作量θ
ACが0か否か、或いは単にアクセル操作量θACが0か否
か、等によって判断する。
【0055】この判断が肯定された場合にはステップS
4を実行する。ステップS4では、蓄電装置58の蓄電
量SOCが予め定められた最大蓄電量B以上か否かを判
断し、SOC≧BであればステップS5でモード8を選
択し、SOC<BであればステップS6でモード6を選
択する。最大蓄電量Bは、蓄電装置58に電気エネルギ
ーを充電することが許容される最大の蓄電量で、蓄電装
置58の充放電効率などに基づいて例えば80%程度の
値が設定される。
【0056】上記ステップS5で選択されるモード8
は、図7に示されるように第1クラッチCE1 を係合
(ON)し、第2クラッチCE2 を係合(ON)し、モ
ータジェネレータ14を無負荷状態とし、エンジン12
を停止状態すなわちスロットル弁を閉じると共に燃料噴
射量を0とするものであり、これによりエンジン12の
引き擦り回転による制動力、すなわちエンジンブレーキ
が車両に作用させられ、運転者によるブレーキ操作が軽
減されて運転操作が容易になる。また、モータジェネレ
ータ14は無負荷状態とされ、自由回転させられるた
め、蓄電装置58の蓄電量SOCが過大となって充放電
効率等の性能を損なうことが回避される。
【0057】ステップS6で選択されるモード6は、図
7から明らかなように第1クラッチCE1 を解放(OF
F)し、第2クラッチCE2 を係合(ON)し、エンジ
ン12を停止し、モータジェネレータ14を充電状態と
するもので、車両の運動エネルギーでモータジェネレー
タ14が回転駆動されることにより、蓄電装置58を充
電するとともにその車両にエンジンブレーキのような回
生制動力を作用させるため、運転者によるブレーキ操作
が軽減されて運転操作が容易になる。
【0058】また、第1クラッチCE1 が開放されてエ
ンジン12が遮断されているため、そのエンジン12の
引き擦りによるエネルギー損失がないとともに、蓄電量
SOCが最大蓄電量Bより少ない場合に実行されるた
め、蓄電装置58の蓄電量SOCが過大となって充放電
効率等の性能を損なうことがない。
【0059】一方、ステップS3の判断が否定された場
合、すなわち制動力の要求がない場合にはステップS7
を実行し、エンジン発進が要求されているか否かを、例
えばモード3などエンジン12を動力源とする走行中の
車両停止時か否か、すなわち車速V=0か否か等によっ
て判断する。
【0060】この判断が肯定された場合には、ステップ
S8を実行する。ステップS8ではアクセルがONか否
か、すなわちアクセル操作量θACが略零の所定値より大
きいか否かを判断し、アクセルONの場合にはステップ
S9でモード5を選択し、アクセルがONでなければス
テップS10でモード7を選択する。
【0061】上記ステップS9で選択されるモード5
は、図7から明らかなように第1クラッチCE1 を係合
(ON)し、第2クラッチCE2 を解放(OFF)し、
エンジン12を運転状態とし、モータジェネレータ14
の回生制動トルクを制御することにより、車両を発進さ
せるものである。
【0062】具体的に説明すると、遊星歯車装置16の
ギヤ比をρE とすると、エンジントルクTE :遊星歯車
装置16の出力トルク:モータトルクTM =1:(1+
ρE):ρE となるため、例えばギヤ比ρE を一般的な
値である0.5程度とすると、エンジントルクTE の半
分のトルクをモータジェネレータ14が分担することに
より、エンジントルクTE の約1.5倍のトルクがキャ
リア16cから出力される。
【0063】すなわち、モータジェネレータ14のトル
クの(1+ρE )/ρE 倍の高トルク発進を行うことが
できるのである。また、モータ電流を遮断してモータジ
ェネレータ14を無負荷状態とすれば、ロータ軸14r
が逆回転させられるだけでキャリア16cからの出力は
0となり、車両停止状態となる。
【0064】すなわち、この場合の遊星歯車装置16は
発進クラッチおよびトルク増幅装置として機能するので
あり、モータトルク(回生制動トルク)TM を0から徐
々に増大させて反力を大きくすることにより、エンジン
トルクTE の(1+ρE )倍の出力トルクで車両を滑ら
かに発進させることができるのである。
【0065】ここで、本実施例では、エンジン12の最
大トルクの略ρE 倍のトルク容量のモータジェネレー
タ、すなわち必要なトルクを確保しつつできるだけ小型
で小容量のモータジェネレータ14が用いられており、
装置が小型で且つ安価に構成される。
【0066】また、本実施例ではモータトルクTM の増
大に対応して、スロットル弁開度や燃料噴射量を増大さ
せてエンジン12の出力を大きくするようになってお
り、反力の増大に伴うエンジン回転数NE の低下に起因
するエンジンストール等を防止している。
【0067】ステップS10で選択されるモード7は、
図7から明らかなように第1クラッチCE1 を係合(O
N)し、第2クラッチCE2 を解放(OFF)し、エン
ジン12を運転状態とし、モータジェネレータ14を無
負荷状態として電気的にニュートラルとするもので、モ
ータジェネレータ14のロータ軸14rが逆方向へ自由
回転させられることにより、自動変速機18の入力軸2
6に対する出力が零となる。これにより、モード3など
エンジン12を動力源とする走行中の車両停止時に一々
エンジン12を停止させる必要がないとともに、前記モ
ード5のエンジン発進が実質的に可能となる。
【0068】一方、ステップS7の判断が否定された場
合、すなわちエンジン発進の要求がない場合にはステッ
プS11を実行し、要求出力Pdが予め設定された第1
判定値P1以下か否かを判断する。要求出力Pdは、走
行抵抗を含む車両の走行に必要な出力で、アクセル操作
量θACやその変化速度、車速V(出力軸回転数NO )、
自動変速機18の変速段などに基づいて、予め定められ
たデータマップや演算式などにより算出される。
【0069】また、第1判定値P1はエンジン12のみ
を動力源として走行する中負荷領域とモータジェネレー
タ14のみを動力源として走行する低負荷領域の境界値
であり、エンジン12による充電時を含めたエネルギー
効率を考慮して、排出ガス量や燃料消費量などができる
だけ少なくなるように実験等によって定められている。
【0070】ステップS11の判断が肯定された場合、
すなわち要求出力Pdが第1判定値P1以下の場合に
は、ステップS12で蓄電量SOCが予め設定された最
低蓄電量A以上か否かを判断し、SOC≧Aであればス
テップS13でモード1を選択する。一方、SOC<A
であればステップS14でモード3を選択する。
【0071】最低蓄電量Aはモータジェネレータ14を
動力源として走行する場合に蓄電装置58から電気エネ
ルギーを取り出すことが許容される最低の蓄電量であ
り、蓄電装置58の充放電効率などに基づいて例えば7
0%程度の値が設定される。
【0072】上記モード1は、前記図7から明らかなよ
うに第1クラッチCE1 を解放(OFF)し、第2クラ
ッチCE2 を係合(ON)し、エンジン12を停止し、
モータジェネレータ14を要求出力Pdで回転駆動させ
るもので、モータジェネレータ14のみを動力源として
車両を走行させる。
【0073】この場合も、第1クラッチCE1 が解放さ
れてエンジン12が遮断されるため、前記モード6と同
様に引き擦り損失が少なく、自動変速機18を適当に変
速制御することにより効率の良いモータ駆動制御が可能
である。
【0074】また、このモード1は、要求出力Pdが第
1判定値P1以下の低負荷領域で且つ蓄電装置58の蓄
電量SOCが最低蓄電量A以上の場合に実行されるた
め、エンジン12を動力源として走行する場合よりもエ
ネルギー効率が優れていて燃費や排出ガスを低減できる
とともに、蓄電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電量A
より低下して充放電効率等の性能を損なうことがない。
【0075】ステップS14で選択されるモード3は、
図7から明らかなように第1クラッチCE1 および第2
クラッチCE2 を共に係合(ON)し、エンジン12を
運転状態とし、モータジェネレータ14を回生制動によ
り充電状態とするもので、エンジン12の出力で車両を
走行させながら、モータジェネレータ14によって発生
した電気エネルギーを蓄電装置58に充電する。エンジ
ン12は、要求出力Pd以上の出力で運転させられ、そ
の要求出力Pdより大きい余裕動力分だけモータジェネ
レータ14で消費されるように、そのモータジェネレー
タ14の電流制御が行われる。
【0076】一方、前記ステップS11の判断が否定さ
れた場合、すなわち要求出力Pdが第1判定値P1より
大きい場合には、ステップS15において、要求出力P
dが第1判定値P1より大きく第2判定値P2より小さ
いか否か、すなわちP1<Pd<P2か否かを判断す
る。
【0077】第2判定値P2は、エンジン12のみを動
力源として走行する中負荷領域とエンジン12およびモ
ータジェネレータ14の両方を動力源として走行する高
負荷領域の境界値であり、エンジン12による充電時を
含めたエネルギー効率を考慮して、排出ガス量や燃料消
費量などができるだけ少なくなるように実験等によって
予め定められている。
【0078】そして、P1<Pd<P2であればステッ
プS16でSOC≧Aか否かを判断し、SOC≧Aの場
合にはステップS17でモード2を選択し、SOC<A
の場合には前記ステップS14でモード3を選択する。
【0079】また、Pd≧P2であればステップS18
でSOC≧Aか否かを判断し、SOC≧Aの場合にはス
テップS19でモード4を選択し、SOC<Aの場合に
はステップS17でモード2を選択する。
【0080】上記モード2は、前記図7から明らかなよ
うに第1クラッチCE1 および第2クラッチCE2 を共
に係合(ON)し、エンジン12を要求出力Pdで運転
し、モータジェネレータ14を無負荷状態とするもの
で、エンジン12のみを動力源として車両を走行させ
る。
【0081】また、モード4は、第1クラッチCE1
よび第2クラッチCE2 を共に係合(ON)し、エンジ
ン12を運転状態とし、モータジェネレータ14を回転
駆動するもので、エンジン12およびモータジェネレー
タ14の両方を動力源として車両を高出力走行させる。
【0082】このモード4は、要求出力Pdが第2判定
値P2以上の高負荷領域で実行されるが、エンジン12
およびモータジェネレータ14を併用しているため、エ
ンジン12およびモータジェネレータ14の何れか一方
のみを動力源として走行する場合に比較してエネルギー
効率が著しく損なわれることがなく、燃費や排出ガスを
低減できる。また、蓄電量SOCが最低蓄電量A以上の
場合に実行されるため、蓄電装置58の蓄電量SOCが
最低蓄電量Aより低下して充放電効率等の性能を損なう
ことがない。
【0083】上記モード1〜4の運転条件についてまと
めると、蓄電量SOC≧Aであれば、Pd≦P1の低負
荷領域ではステップS13でモード1を選択してモータ
ジェネレータ14のみを動力源として走行し、P1<P
d<P2の中負荷領域ではステップS17でモード2を
選択してエンジン12のみを動力源として走行し、P2
≦Pdの高負荷領域ではステップS19でモード4を選
択してエンジン12およびモータジェネレータ14の両
方を動力源として走行する。
【0084】また、SOC<Aの場合には、要求出力P
dが第2判定値P2より小さい中低負荷領域でステップ
S14のモード3を実行することにより蓄電装置58を
充電するが、要求出力Pdが第2判定値P2以上の高負
荷領域ではステップS17でモード2が選択され、充電
を行うことなくエンジン12により高出力走行が行われ
る。
【0085】ステップS17のモード2は、P1<Pd
<P2の中負荷領域で且つSOC≧Aの場合、或いはP
d≧P2の高負荷領域で且つSOC<Aの場合に実行さ
れるが、中負荷領域では一般にモータジェネレータ14
よりもエンジン12の方がエネルギー効率が優れている
ため、モータジェネレータ14を動力源として走行する
場合に比較して燃費や排出ガスを低減できる。
【0086】また、高負荷領域では、モータジェネレー
タ14およびエンジン12を併用して走行するモード4
が望ましいが、蓄電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電
量Aより小さい場合には、上記モード2によるエンジン
12のみを動力源とする運転が行われることにより、蓄
電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電量Aよりも少なく
なって充放電効率等の性能を損なうことが回避される。
【0087】次に、本発明が適用された本実施例の特徴
部分、即ち、動力源の故障に伴う駆動トルク変動を抑制
するための制御作動を図8のフローチャートに基づいて
説明する。本制御作動において、ステップSA3〜SA
5が前記フェール検出手段に対応しており、ステップS
A6〜SA7が前記動力源遮断手段に対応しており、そ
れぞれハイブリッド制御用コントローラ50により実行
される。
【0088】図8において、ステップSA1では、図6
の運転モード判断サブルーチンに基づいて、エンジン1
2を動力源として走行するモード2またはエンジン12
およびモータジェネレータ14を動力源として走行する
モード4が選択されているか否かがハイブリッド制御用
コントローラ50により判断される。
【0089】このステップSA1の判断が肯定された場
合は、ステップSA2において車速センサ42により検
出される車速Vが所定値Va 以上であるか否かが判断さ
れる。所定値Va は大きなエンジンブレーキが作用しな
い低車速では本制御を行わないようにするためのもの
で、予め一定値が設定されても良いが、自動変速機18
の変速段や路面の摩擦係数μなどの走行状態をパラメー
タとして設定されるようにしても良い。この判断が肯定
された場合は、ステップSA3において、エンジン回転
数センサ44により検出されるエンジン回転数NE の変
化率ΔNE が所定値−S以下であるか否か、即ちエンジ
ン回転数NE が急に低下したか否かが判断される。
【0090】このステップSA3の判断が肯定された場
合は、ステップSA4において、エンジン回転数センサ
44により検出されるエンジン回転数NE が所定値T以
下であるか否かが判断される。所定値Tはエンジンブレ
ーキが作用する回転数以下か否かを判断するためのもの
で、予め一定値が設定されても良いが、車速Vや自動変
速機18の変速段などの走行状態をパラメータとして設
定されるようにしても良い。かかるステップSA4は、
前記ステップSA3と共に故障によってエンジン12が
急に停止したか否かを判断するためのもので、この判断
が肯定された場合は、ステップSA5においてエンジン
12が故障(フェール)していると判定される。なお、
所定値Tの設定に際して路面の摩擦係数μを考慮するこ
ともできる。
【0091】次にステップSA6において、モータジェ
ネレータ14に供給される電流が遮断されてモータトル
クTM が0とされると共に、ステップSA7において、
第2クラッチCE2 が解放(OFF)されることによ
り、モータジェネレータ14のロータ軸14rが逆方向
へ自由回転させられることにより、エンジン12と自動
変速機18の入力軸26との間の動力伝達が遮断され
る。続いてステップSA8において、予めインストルメ
ントパネル等に設けられたフェールインジケータに故障
表示が行われる。
【0092】一方、ステップSA1〜SA4の何れかの
判断が否定された場合、すなわち運転モードがモード
2、4以外である場合、或いは車速Vが所定値Va より
も小さく急制動の可能性が小さい場合、或いはエンジン
回転数NE の変化率ΔNE が所定値−Sよりも大きい場
合、或いはエンジン回転数NE が所定値Tよりも大きい
場合には、ステップSA9において、現在選択されてい
る運転モードに従って通常通りの制御が実行される。
尚、このようにステップSA1〜SA4の何れかの判断
が否定された場合に通常通りの制御に復帰させる以外
に、エンジン12の燃料噴射量或いはスロットル弁開度
とエンジン回転数NE 等からエンジン12が正常に作動
していると判断された場合に通常通りの制御に復帰させ
るなど、開始条件とは別に復帰条件を設定することも出
来る。
【0093】上述のように本実施例によれば、フェール
検出手段に対応するステップSA3〜SA5において、
エンジン12の故障が検出されると、動力源遮断手段に
対応するステップSA6〜SA7において、その故障し
たエンジン12と自動変速機18の入力軸26との間の
動力伝達が遮断されるため、エンジンブレーキの発生が
防止されるなど、エンジン12の故障に伴う駆動トルク
変動が抑制される。
【0094】次に、本発明が適用された別の実施例を図
9のフローチャートに基づいて説明する。本制御作動に
おいて、ステップSB3〜SB5が前記フェール検出手
段に対応しており、ステップSB6が前記動力源遮断手
段に対応しており、それぞれハイブリッド制御用コント
ローラ50により実行される。
【0095】図9において、ステップSB1〜SB5、
SB8、およびSB9は、前記図8の実施例におけるス
テップSA1〜SA5、SA8、およびSA9と同じで
ある。ステップSB6では、第1クラッチCE1 が解放
(OFF)されてエンジン12から自動変速機18の入
力軸26への動力伝達が遮断されると共に、第2クラッ
チCE2 の係合(ON)状態が維持される。続いてステ
ップSB7においてモータジェネレータ14に供給され
る電流が制御されてモータジェネレータ14を動力源と
して走行させられる。尚、モード4が選択されていた場
合には、エンジントルク12の故障に伴うトルク不足が
補われる範囲でモータトルクTM が増大させられる。エ
ンジン12のポンピングロスやフリクションロスを考慮
して、アクセル操作量θACに応じた所定の出力が得られ
るようにモータトルクTM を制御するようにしても良
い。
【0096】上述のように本実施例においても、フェー
ル検出手段に対応するステップSB3〜SB5におい
て、エンジン12の故障が検出されると、動力源遮断手
段に対応するステップSB6で第1クラッチCE1 が解
放されることにより、その故障したエンジン12と自動
変速機18の入力軸26との間の動力伝達が遮断される
ため、エンジンブレーキの発生が防止されるなど、エン
ジン12の故障に伴う駆動トルク変動が抑制される。特
に、本実施例ではエンジン12の故障に伴う出力の低下
をモータジェネレータ14によって補うようになってい
るため、駆動トルク変動が更に効果的に抑制される。
【0097】次に、本発明が適用された更に別の実施例
を図10のフローチャートに基づいて説明する。本制御
作動において、ステップSC3〜SC5が前記フェール
検出手段に対応しており、ステップSC6〜SC7が前
記動力源遮断手段に対応しており、それぞれハイブリッ
ド制御用コントローラ50により実行される。
【0098】図10において、ステップSC1では、図
6の運転モード判断サブルーチンに基づいて、モータジ
ェネレータ14を動力源として走行するモード1または
エンジン12およびモータジェネレータ14を動力源と
して走行するモード4が選択されているか否かがハイブ
リッド制御用コントローラ50により判断される。
【0099】このステップSC1の判断が肯定された場
合は、ステップSC2において、車速センサ42により
検出される車速Vが所定値Vb 以上であるか否かが判断
される。所定値Vb は前記所定値Va と同様にして設定
される。この判断が肯定された場合は、ステップSC3
において、モータ回転数センサ46により検出されるモ
ータ回転数NM の変化率ΔNM が所定値−U以下である
か否か、即ちモータ回転数NM が急に低下したか否かが
判断される。
【0100】このステップSC3の判断が肯定された場
合は、ステップSC4において、モータ回転数センサ4
6により検出されるモータ回転数NM が所定値W以下で
あるか否かが判断される。所定値Wは、モータジェネレ
ータ14のフリクションロスなどによる制動力が作用す
る回転数以下か否かを判断するためのもので、予め一定
値が設定されても良いが、車速Vや自動変速機18の変
速段などの走行状態をパラメータとして設定されるよう
にしても良い。かかるステップSC4は、前記ステップ
SC3と共に故障によってモータジェネレータ14が急
に停止したか否かを判断するためのもので、この判断が
肯定された場合は、ステップSC5においてモータジェ
ネレータ14が故障(フェール)していると判定され
る。なお、所定値Wの設定に際して路面の摩擦係数μを
考慮することもできる。
【0101】次にステップSC6において、第1クラッ
チCE1 および第2クラッチCE2が解放(OFF)さ
れると共に、ステップSC7においてモータジェネレー
タ14に供給される電流が遮断されてモータトルクTM
が0とされることにより、エンジン12およびモータジ
ェネレータ14と自動変速機18の入力軸26との間の
動力伝達が遮断される。続いて、ステップSC8では、
予めインストルメントパネル等に設けられたフェールイ
ンジケータに故障表示が行われる。
【0102】一方、ステップSC1〜SC4の何れかの
判断が否定された場合、すなわち運転モードがモード
1、4以外である場合、或いは車速Vが所定値Vb より
も小さく急制動の可能性が小さい場合、或いはモータ回
転数NM の変化率ΔNM が所定値−Uよりも大きい場
合、或いはモータ回転数NM が所定値Wよりも大きい場
合には、ステップSC9において、現在選択されている
運転モードに従って通常通りの制御が実行される。尚、
このようにステップSC1〜SC4の何れかの判断が否
定された場合に通常通りの制御に復帰させる以外に、モ
ータ電流およびモータ回転数NE 等からモータジェネレ
ータ14が正常に作動していると判断された場合に通常
通りの制御に復帰させるなど、開始条件とは別に復帰条
件を設定することも出来る。
【0103】上述のように本実施例によれば、フェール
検出手段に対応するステップSC3〜SC5において、
モータジェネレータ14の故障が検出されると、動力源
遮断手段に対応するステップSC6〜SC7において、
その故障したモータジェネレータ14と自動変速機18
の入力軸26との間の動力伝達が遮断されるため、モー
タジェネレータ14のフリクションロスによる制動力の
発生を防止できるなど、モータジェネレータ14の故障
に伴う駆動トルク変動が抑制される。
【0104】また、本実施例では、クラッチCE1 およ
びCE2 が共に解放されるため、例えばモータジェネレ
ータ14の故障でロータ軸14rが回転不可(ロック)
となった場合でも、リングギヤ16rのフリー回転によ
って大きな制動力が駆動系に作用することが防止され
る。
【0105】図11は、モータジェネレータ14の故障
時における別の制御を説明するフローチャートである。
この制御自体は本発明の実施例ではないが、エンジン1
2の故障時の制御である前記図8または図9の実施例と
組み合わせて実施することができる。
【0106】図11において、ステップSD1〜SD
5、SD8、およびSD9は、前記図10の実施例にお
けるステップSC1〜SC5、SC8、およびSC9と
同じである。ステップSD6では、第1クラッチCE1
および第2クラッチCE2 が係合(ON)され、ステッ
プSD7においてエンジン12を動力源として走行させ
られる。尚、モード4が選択されている場合には、モー
タジェネレータ14の故障に伴うトルク不足が補われる
範囲でスロットル弁開度等が制御されてエンジントルク
E が増大させられる。モータジェネレータ14のフリ
クションロスなどを考慮して、アクセル操作量θACに応
じた所定の出力が得られるようにエンジントルクTE
制御するようにしても良い。
【0107】上述のように本実施例によれば、ステップ
SD3〜SD5においてモータジェネレータ14の故障
が検出されると、ステップSD6〜SD7においてモー
タジェネレータ14の故障に伴う出力の低下をエンジン
12によって補うようになっているため、駆動トルク変
動が効果的に抑制される。
【0108】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用
される。
【0109】例えば、前述の実施例においては、後進1
段および前進5段の変速段を有する自動変速機18が用
いられていたが、図12に示されるように、前記副変速
機20を省略して前記主変速機22のみから成る自動変
速機60を採用し、図13に示されるように前進4段お
よび後進1段で変速制御を行うようにすることも可能で
ある。
【0110】また、前記図8、図9の実施例では、モー
ド2または4の場合にエンジン故障時の制御を実施する
ようになっていたが、モード3などエンジン12が作動
させられる他のモードについても、同様の制御を実施す
ることができる。図10、図11の実施例についても、
モード3などモータジェネレータ14が作動させられる
他のモードで同様の制御を実施することが可能である。
【0111】本発明は、その主旨を逸脱しない範囲にお
いて、その他種々の態様で適用され得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるハイブリッド駆動制御
装置の構成を説明する骨子図である。
【図2】図1のハイブリッド駆動制御装置に備えられて
いる制御系統を説明する図である。
【図3】図1の自動変速機の各変速段を成立させる係合
要素の作動を説明する図である。
【図4】図1の自動変速機の油圧回路の一部を示す図で
ある。
【図5】図2のハイブリッド制御用コントローラと電気
式トルコンとの接続関係を説明する図である。
【図6】図1のハイブリッド駆動制御装置の基本的な作
動を説明するフローチャートである。
【図7】図6のフローチャートにおける各モード1〜9
の作動状態を説明する図である。
【図8】本発明の特徴となる制御作動の要部を説明する
フローチャートである。
【図9】本発明の特徴となる制御作動の要部を説明する
フローチャートである。
【図10】本発明の特徴となる制御作動の要部を説明す
るフローチャートである。
【図11】モータジェネレータの故障時における別の制
御を説明するフローチャートである。
【図12】図1の実施例とは異なる自動変速機を備えて
いるハイブリッド駆動制御装置の構成を説明する骨子図
である。
【図13】図12の自動変速機の各変速段を成立させる
係合要素の作動を説明する図である。
【符号の説明】
12:エンジン(動力源) 14:モータジェネレータ(動力源) 16:遊星歯車装置(3軸式動力入出力手段) 16r:リングギヤ(第1回転要素) 16s:サンギヤ(第2回転要素) 16c:キャリア(第3回転要素) 50:ハイブリッド制御用コントローラ ステップSA3〜SA5、SB3〜SB5、SC3〜S
C5:フェール検出手段 ステップSA6〜SA7、SB6、SC6〜SC7:動
力源遮断手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16H 3/72 F16H 3/72 A (72)発明者 畑 祐志 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 三上 強 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力の発生原理が異なる2種類の動力源
    と、 該2種類の動力源にそれぞれ連結された第1回転要素お
    よび第2回転要素と、駆動系に連結された第3回転要素
    とを有し、それ等の間で機械的に動力を合成、分配する
    3軸式動力入出力手段とを有するハイブリッド駆動制御
    装置において、 前記2種類の動力源の少なくとも一方が故障したことを
    検出するフェール検出手段と、 該フェール検出手段により前記動力源の故障が検出され
    た場合には、少なくとも該故障した動力源と前記駆動系
    との動力伝達を遮断する動力源遮断手段とを有すること
    を特徴とするハイブリッド駆動制御装置。
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