JPH10196366A - 自動車のラジエータの水抜き方法および水抜き用パイプ - Google Patents

自動車のラジエータの水抜き方法および水抜き用パイプ

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JPH10196366A
JPH10196366A JP35822496A JP35822496A JPH10196366A JP H10196366 A JPH10196366 A JP H10196366A JP 35822496 A JP35822496 A JP 35822496A JP 35822496 A JP35822496 A JP 35822496A JP H10196366 A JPH10196366 A JP H10196366A
Authority
JP
Japan
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radiator
pipe
water
draining
automobile
Prior art date
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Pending
Application number
JP35822496A
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English (en)
Inventor
Michito Shirai
三千人 白井
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KANAGAWA SEIKI KK
Original Assignee
KANAGAWA SEIKI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水抜き用パイプ41をラジエータのコア(導
水管)に挿入して下部タンクから貯留冷却水を真空吸引
することにより、効率的に水抜きし、このときラジエー
タ内は全体として大気圧下にあり、真空吸引による負荷
がラジエータに掛からないので、ラジエータの各構成部
材の損傷を防止することができる。 【解決手段】 自動車のラジエータ内の冷却水を排出し
て交換するために水抜きするに際し、ラジエータの導水
管の上部開口部から導水管内に、細管からなる水抜き用
パイプ41を挿入し、該水抜き用パイプの先端開口部4
5をラジエータの下部タンクの底部ないしはその近傍ま
で到達せしめ、水抜き用パイプの基部側から真空排気す
ることにより、水抜き用パイプを介してラジエータ内の
貯留水を外部に吸引、排出して水抜きする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のラジエー
タの水抜き方法およびこの際に用いられる水抜き用パイ
プに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンは今やほぼ例外なく水
冷化されている。水冷式のエンジンにおいては、冷却液
がエンジンとラジエータ間で循環されており、エンジン
の冷却により加温された冷却水を再びラジエータで冷却
してエンジンに再循環し、この操作が繰り返される。冷
却水には、LLC(ロングライフ・クーラント)と呼ば
れる防錆剤や防腐剤が添加されて長寿命化が図られてい
るが、それでも寿命があり定期的に交換する必要があ
る。
【0003】冷却水の交換に際しては、ラジエータの下
部タンクに設けられたドレインボルトを外すことによっ
て行なわれていたが、近年、ラジエータの上部タンクの
ラジエータキャップを外して、ここから真空排気により
ラジエータ内部に貯留している冷却水を吸引、排出する
方法が取られている。しかしながら、この方法を用いる
と、ラジエータ内全体が減圧雰囲気となって負荷が掛か
るため、ラジエータ本体から上部タンクが外れて水漏れ
を生じたり、ラジエータ本体の導水管周りが損傷しやす
いなどの問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決し、冷却水交換に際して、ラジエータ上部から、
ラジエータの損傷を防止して効率的に水抜きするシステ
ムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車のラジエ
ータの水抜き方法は、自動車のラジエータ内の冷却水を
排出して交換するために水抜きするに際し、ラジエータ
の導水管の上部開口部から導水管内に、細管からなる水
抜き用パイプを挿入し、該水抜き用パイプの先端開口部
をラジエータの下部タンクの底部ないしはその近傍まで
到達せしめ、水抜き用パイプの基部側から真空排気する
ことにより、水抜き用パイプを介してラジエータ内の貯
留水を外部に吸引、排出して水抜きすることを特徴とす
る。
【0006】本発明の自動車のラジエータの水抜き用パ
イプは、自動車のラジエータ内の冷却水を排出し交換す
るための水抜き具であって、ラジエータの導水管の上部
開口部から導水管内に挿入され、ラジエータの下部タン
クの底部ないしは近傍まで到達するに十分な長さを有
し、下部タンプ内の貯留水を吸引、排出する細管からな
るパイプ本体と、パイプ本体の基部に取り付けられ、真
空排気系に接続されるエアーチャックを具えたことを特
徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、ラジエータ11の一例を
示す一部分解斜視図であり、上側タンク21から上側を
取り外し、上部タンク21の底部の一部(ラジエータキ
ャップ25の下部)を切り欠いた状態で示している。ま
た、コア15(導水管)の間に充填されるように形成さ
れたフィン19は一部を省略してある。ラジエータ11
は、ラジエータ本体13にコア15とフィン19とが交
互に集積されるように形成されており、コア15は、ラ
ジエータ本体13を縦方向に横切り、上部タンク21と
下部タンク31との間を連結している。コア15は、縦
長中空状のパイプ状体からなる。冷却水はエンジンを冷
却した後に流入口23から上部タンク21に入り、多数
のコア15に分配され、コア15内を流下し、フィン1
9を介して冷却風により熱交換が行なわれて冷却され、
下部タンク31に至り、集水され循環口33から排出さ
れて、エンジンの冷却に再循環される。
【0008】ラジエータキャップ25は、ラジエータ内
の温度変化による圧力変化を一定に保つものであり、常
時は閉じられている。従来の冷却水の水抜きに際して
は、ラジエータキャップ25を取り外し、ここからラジ
エータ11全体を真空排気ポンプに接続し、ラジエータ
11内にある寿命に達した冷却水を吸引していた。した
がって、ラジエータ11内全体が減圧下に置かれること
になり、ラジエータ11の各構成部材に負荷が掛かり、
水抜き作業時にラジエータ11の損傷を招くことがあっ
た。特にラジエータ13と上部タンク21とは“かし
め”構造により結合されており、近年、上部タンク21
がプラスチック製であることも相俟ってこの“かしめ”
部分が損傷しやすかった。
【0009】本発明では、冷却液の水抜き作業時に、ラ
ジエータキャップ25を外す。ラジエータキャップ25
を外すと、その下にはコア15の上部開口部17が存在
するので、この上部開口部17から、図2に示した水抜
き用パイプ41をコア15内に挿入し、水抜き用パイプ
41の先端開口部45が下部タンク31の底部ないしは
その近傍まで、好ましくは底部の極く近傍まで達するよ
うにする。
【0010】水抜き用パイプ41は、細管からなるパイ
プ本体43と、このパイプ本体41の基部に溶接された
エアーチャック49とからなる。そして、エアーチャッ
ク49を真空排気系のチャック部材51に連結して真空
吸引すると、パイプ本体43の先端開口部45から下部
タンク31内の冷却水を外部に吸引して排出、除去する
ことができる。このとき、パイプ本体43により冷却水
は吸引されるが、ラジエータ11内部は全体として大気
圧下にあるのでラジエータ11に無理な力が掛かるのが
防止される。
【0011】コア15は、断面が長円形ないしは矩形の
パイプであるので、効率的に冷却水を吸引するために
は、図3にパイプ本体43の図2の矢視方向からの説明
図に示したように、パイプ本体43の断面形状を楕円形
とすることも好ましい。なお、パイプ本体43の先端開
口部45の断面形状は、特に問わず、例えば通常の円形
でもよい。また、図2に示したように、パイプ本体43
の先端開口部45の近傍の周壁面には、水抜き用の補助
吸引口47を穿設することが好ましい。下部タンク31
底部にはスラッジが堆積している場合があり、真空吸引
するとパイプ本体43の先端開口部45が詰まって吸引
が不可能になったり、吸引効率が低下することもある
が、その場合にも補助吸引口47が存在すれば、これを
利用して効率的な冷却水の吸引が維持される。例えば、
補助吸引口47は、開口先端部45から5mm程度上部
とする。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、水抜き用パイプをラジ
エータのコア(導水管)に挿入して下部タンクから貯留
冷却水を真空吸引することにより、効率的に水抜きする
ことができ、このときラジエータ内は全体として大気圧
下にあり、真空吸引による負荷がラジエータに掛からな
いので、ラジエータの各構成部材の損傷を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラジエータの一例を示す一例分解斜視図であ
り、また、一部切欠きしてあり、フィン19は一部省略
して示してある。
【図2】水抜き用パイプの実施例を示す一部省略斜視図
である。
【図3】水抜き用パイプの断面形状を示すための、図2
の矢視A方向から見た説明図である。
【符号の説明】
11 ラジエータ 13 ラジエータ本体 15 コア 17 上部開口部 19 フィン 21 上部タンク 23 流入口 25 ラジエータキャップ 31 下部タンク 33 循環口 41 水抜き用パイプ 43 パイプ本体 45 先端開口部 47 補助吸引口 49 エアーチャック 51 チャック部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のラジエータ内の冷却水を排出し
    て交換するために水抜きするに際し、 ラジエータの導水管の上部開口部から導水管内に、細管
    からなる水抜き用パイプを挿入し、該水抜き用パイプの
    先端開口部をラジエータの下部タンクの底部ないしはそ
    の近傍まで到達せしめ、水抜き用パイプの基部側から真
    空排気することにより、水抜き用パイプを介してラジエ
    ータ内の貯留水を外部に吸引、排出して水抜きすること
    を特徴とする、自動車のラジエータの水抜き方法。
  2. 【請求項2】 水抜き用パイプの断面形状が楕円形であ
    る請求項1に記載の自動車のラジエータの水抜き方法。
  3. 【請求項3】 水抜き用パイプの先端開口部近傍のパイ
    プ周壁面に、水抜き用の補助吸引孔が穿設されている請
    求項1に記載の自動車のラジエータの水抜き方法。
  4. 【請求項4】 自動車のラジエータ内の冷却水を排出し
    交換するための水抜き具であって、 ラジエータの導水管の上部開口部から導水管内に挿入さ
    れ、ラジエータの下部タンクの底部ないしは近傍まで到
    達するに十分な長さを有し、下部タンプ内の貯留水を吸
    引、排出する細管からなるパイプ本体と、 パイプ本体の基部に取り付けられ、真空排気系に接続さ
    れるエアーチャックを具えたことを特徴とする、自動車
    のラジエータの水抜き用パイプ。
  5. 【請求項5】 パイプ本体の断面形状が楕円である請求
    項4に記載の自動車のラジエータの水抜きパイプ。
  6. 【請求項6】 パイプ本体の先端部近傍のパイプ周壁面
    に、水抜き用の補助吸引孔が穿設されている請求項4に
    記載の自動車のラジエータの水抜きパイプ。
JP35822496A 1996-12-28 1996-12-28 自動車のラジエータの水抜き方法および水抜き用パイプ Pending JPH10196366A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103541804A (zh) * 2013-10-29 2014-01-29 保定汇智达汽车散热器有限公司 一种带水室整流罩的汽车散热器
CN113108250A (zh) * 2021-02-26 2021-07-13 上海福思照明设计有限公司 一种便于装配的外墙装饰灯

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