JPH10195922A - 多軸掘削機用回転同期装置 - Google Patents
多軸掘削機用回転同期装置Info
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- JPH10195922A JPH10195922A JP628397A JP628397A JPH10195922A JP H10195922 A JPH10195922 A JP H10195922A JP 628397 A JP628397 A JP 628397A JP 628397 A JP628397 A JP 628397A JP H10195922 A JPH10195922 A JP H10195922A
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- idle
- shaft
- gears
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- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】異なる軸間距離の駆動源に対応できる多軸掘削
機用回転同期装置を得る。 【解決手段】複数台の駆動源の各出力軸にそれぞれ一端
が接続され、他端には掘削具がそれぞれ接続される連結
軸26,28を備える。各連結軸26,28をそれぞれ
揺動部材34,76に回転可能に支持すると共に、各連
結軸26,28にはそれぞれ伝達歯車を取り付ける。各
連結軸26,28に対応してギヤボックス50に設けた
アイドル軸にそれぞれアイドル歯車58,78を支持す
ると共に、アイドル歯車58,78を噛合させる。揺動
部材34,76をアイドル軸の廻りに回転可能に支持す
ると共に、アイドル歯車58,78と各伝達歯車とを噛
合させる。また、各揺動部材34,76間を連結する往
復動アクチュエータを配置した。
機用回転同期装置を得る。 【解決手段】複数台の駆動源の各出力軸にそれぞれ一端
が接続され、他端には掘削具がそれぞれ接続される連結
軸26,28を備える。各連結軸26,28をそれぞれ
揺動部材34,76に回転可能に支持すると共に、各連
結軸26,28にはそれぞれ伝達歯車を取り付ける。各
連結軸26,28に対応してギヤボックス50に設けた
アイドル軸にそれぞれアイドル歯車58,78を支持す
ると共に、アイドル歯車58,78を噛合させる。揺動
部材34,76をアイドル軸の廻りに回転可能に支持す
ると共に、アイドル歯車58,78と各伝達歯車とを噛
合させる。また、各揺動部材34,76間を連結する往
復動アクチュエータを配置した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数台の駆動源に
より複数本の掘削具を回転して掘削する際に、複数本の
掘削具の回転を同期させる多軸掘削機用回転同期装置に
関する。
より複数本の掘削具を回転して掘削する際に、複数本の
掘削具の回転を同期させる多軸掘削機用回転同期装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、地中に壁を形成する場合のよ
うに、複数の穴を連続して形成する際には、複数台の駆
動源により複数本の掘削具を同時に回転させて掘削効率
の向上を図っている。その際、回転同期装置を用いて、
各掘削具の回転数は同じで、隣同士の掘削具の回転方向
は逆方向となるようにして掘削している。
うに、複数の穴を連続して形成する際には、複数台の駆
動源により複数本の掘削具を同時に回転させて掘削効率
の向上を図っている。その際、回転同期装置を用いて、
各掘削具の回転数は同じで、隣同士の掘削具の回転方向
は逆方向となるようにして掘削している。
【0003】また、隣接する穴間距離を可変できるよう
にするために、掘削具の軸間距離を可変できるようにし
た回転同期装置も知られている。このような装置とし
て、特開平8−4011号公報にあるものが知られてお
り、この装置では、複数の駆動源の各出力軸を歯車を介
して連結し、回転を同期させる。そして、各掘削具が接
続される各従動軸を各出力軸の廻りに揺動できるように
支持し、出力軸側の歯車と従動軸側の歯車とを噛合さ
せ、回転を伝達する。各従動軸を出力軸の廻りに揺動さ
せることにより、各従動軸の軸間距離を変更できるよう
にしている。
にするために、掘削具の軸間距離を可変できるようにし
た回転同期装置も知られている。このような装置とし
て、特開平8−4011号公報にあるものが知られてお
り、この装置では、複数の駆動源の各出力軸を歯車を介
して連結し、回転を同期させる。そして、各掘削具が接
続される各従動軸を各出力軸の廻りに揺動できるように
支持し、出力軸側の歯車と従動軸側の歯車とを噛合さ
せ、回転を伝達する。各従動軸を出力軸の廻りに揺動さ
せることにより、各従動軸の軸間距離を変更できるよう
にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のものでは、各従動軸の軸間距離を変更すること
はできるが、出力が異なる駆動源を用いた場合には、出
力軸の軸間距離がそれぞれ異なる場合がある。そのた
め、出力が異なる駆動源を用いる場合には、これに対応
した専用の回転同期装置を用意しなければならないとい
う問題があった。
た従来のものでは、各従動軸の軸間距離を変更すること
はできるが、出力が異なる駆動源を用いた場合には、出
力軸の軸間距離がそれぞれ異なる場合がある。そのた
め、出力が異なる駆動源を用いる場合には、これに対応
した専用の回転同期装置を用意しなければならないとい
う問題があった。
【0005】本発明の課題は、異なる軸間距離の駆動源
に対応できる多軸掘削機用回転同期装置を提供すること
にある。
に対応できる多軸掘削機用回転同期装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成すべ
く、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即
ち、複数台の駆動源によりそれぞれ回転駆動される掘削
具を同期回転させる多軸掘削機用回転同期装置におい
て、前記駆動源の各出力軸にそれぞれ一端が接続され、
他端には前記掘削具がそれぞれ接続される連結軸を備
え、該各連結軸をそれぞれ揺動部材に回転可能に支持す
ると共に、前記各連結軸にはそれぞれ伝達歯車を取り付
け、前記各連結軸に対応してギヤボックスに設けたアイ
ドル軸にそれぞれアイドル歯車を支持すると共に、前記
アイドル歯車間で回転を伝達させ、かつ、前記揺動部材
を前記アイドル軸の廻りに回転可能に支持すると共に、
前記各アイドル歯車と前記各伝達歯車とを噛合させたこ
とを特徴とする多軸掘削機用回転同期装置がそれであ
る。
く、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即
ち、複数台の駆動源によりそれぞれ回転駆動される掘削
具を同期回転させる多軸掘削機用回転同期装置におい
て、前記駆動源の各出力軸にそれぞれ一端が接続され、
他端には前記掘削具がそれぞれ接続される連結軸を備
え、該各連結軸をそれぞれ揺動部材に回転可能に支持す
ると共に、前記各連結軸にはそれぞれ伝達歯車を取り付
け、前記各連結軸に対応してギヤボックスに設けたアイ
ドル軸にそれぞれアイドル歯車を支持すると共に、前記
アイドル歯車間で回転を伝達させ、かつ、前記揺動部材
を前記アイドル軸の廻りに回転可能に支持すると共に、
前記各アイドル歯車と前記各伝達歯車とを噛合させたこ
とを特徴とする多軸掘削機用回転同期装置がそれであ
る。
【0007】また、前記各揺動部材間を連結する往復動
アクチュエータを配置してもよく、あるいは、前記各揺
動部材の揺動を規制するロックピンを設けてもよい。
アクチュエータを配置してもよく、あるいは、前記各揺
動部材の揺動を規制するロックピンを設けてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図4に示すように、1はクロ
ーラによる自走式の多軸掘削機本体で、リーダ2が一対
のステー4等により起倒自在に支持されている。リーダ
2にはその長手方向に沿ってガイドレール(図示せず)
が敷設されており、ガイドレールには、オーガ駆動機構
6がガイドレールに沿って摺動可能に係合されている。
基づいて詳細に説明する。図4に示すように、1はクロ
ーラによる自走式の多軸掘削機本体で、リーダ2が一対
のステー4等により起倒自在に支持されている。リーダ
2にはその長手方向に沿ってガイドレール(図示せず)
が敷設されており、ガイドレールには、オーガ駆動機構
6がガイドレールに沿って摺動可能に係合されている。
【0009】オーガ駆動機構6には、吊りシーブ8が回
転可能に支持されており、ワイヤ10の一端は、リーダ
2の上端に止結されると共に、吊りシーブ8とリーダ2
の上端に回転可能に支持された図示しないシーブとに巻
き掛けられた後、多軸掘削機本体1に設けられた図示し
ないウインチの回転ドラムに巻回され、ウインチの駆動
によりオーガ駆動機構6を昇降させることができるよう
に構成されている。
転可能に支持されており、ワイヤ10の一端は、リーダ
2の上端に止結されると共に、吊りシーブ8とリーダ2
の上端に回転可能に支持された図示しないシーブとに巻
き掛けられた後、多軸掘削機本体1に設けられた図示し
ないウインチの回転ドラムに巻回され、ウインチの駆動
によりオーガ駆動機構6を昇降させることができるよう
に構成されている。
【0010】オーガ駆動機構6は、2台の駆動源12,
14を備えており、この駆動源12,14からはそれぞ
れ出力軸16,18がリーダ2と平行に、下方に向かっ
て突出されている。駆動源12,14はその出力に応じ
て種々のものがあり、図3に示すように、その出力に応
じて、出力軸16,18の軸間距離aも種々のものがあ
る。この出力軸16,18には、図4に示すように、多
軸掘削機用回転同期装置20を介して、それぞれオーガ
ドリル等の掘削具22,24が接続されている。
14を備えており、この駆動源12,14からはそれぞ
れ出力軸16,18がリーダ2と平行に、下方に向かっ
て突出されている。駆動源12,14はその出力に応じ
て種々のものがあり、図3に示すように、その出力に応
じて、出力軸16,18の軸間距離aも種々のものがあ
る。この出力軸16,18には、図4に示すように、多
軸掘削機用回転同期装置20を介して、それぞれオーガ
ドリル等の掘削具22,24が接続されている。
【0011】多軸掘削機用回転同期装置20は、図1、
図2に示すように、出力軸16,18に対応して一対の
連結軸26,28を備え、連結軸26,28にはその一
端に六角軸部26a,28aが形成されており、それぞ
れ出力軸16,18に形成された図示しない六角穴に挿
入して、各出力軸16,18と各連結軸26,28とを
接続できるように構成されている。
図2に示すように、出力軸16,18に対応して一対の
連結軸26,28を備え、連結軸26,28にはその一
端に六角軸部26a,28aが形成されており、それぞ
れ出力軸16,18に形成された図示しない六角穴に挿
入して、各出力軸16,18と各連結軸26,28とを
接続できるように構成されている。
【0012】また、各連結軸26,28の他端には六角
軸部26a,28aと同軸上に六角穴26b(一方のみ
図示する)が形成されており、この六角穴26bにはそ
れぞれ掘削具22,24の六角軸部22a,24aを挿
入して、各連結軸26,28と各掘削具22,24とを
それぞれ接続できるように構成されている。
軸部26a,28aと同軸上に六角穴26b(一方のみ
図示する)が形成されており、この六角穴26bにはそ
れぞれ掘削具22,24の六角軸部22a,24aを挿
入して、各連結軸26,28と各掘削具22,24とを
それぞれ接続できるように構成されている。
【0013】連結軸26は一対のベアリング30,32
を介して揺動部材34に回転可能に支持されており、一
対のベアリング30,32は揺動部材34に取り付けら
れたベアリングキャップ36,38により抜け止めが図
られている。一対のベアリング30,32の間の連結軸
26には、伝達歯車40、カラー42が挿着されてお
り、連結軸26と伝達歯車40とはスプライン結合によ
り一体回転するように構成されている。
を介して揺動部材34に回転可能に支持されており、一
対のベアリング30,32は揺動部材34に取り付けら
れたベアリングキャップ36,38により抜け止めが図
られている。一対のベアリング30,32の間の連結軸
26には、伝達歯車40、カラー42が挿着されてお
り、連結軸26と伝達歯車40とはスプライン結合によ
り一体回転するように構成されている。
【0014】また、一対のベアリング30,32を両外
側から挟むように、一対のカラー44,46が連結軸2
6に挿着されており、連結軸26に螺入されたベアリン
グナット48によりこれらが固定されている。揺動部材
34はギヤボックス50に連結軸26と平行なアイドル
軸52を介して揺動可能に支持されており、アイドル軸
52には一対のベアリング54,56を介してアイドル
歯車58が支持されている。伝達歯車40とアイドル歯
車58とは噛合されており、アイドル軸52は一端に取
り付けられたエンドキャップ60により抜け止めがなさ
れている。
側から挟むように、一対のカラー44,46が連結軸2
6に挿着されており、連結軸26に螺入されたベアリン
グナット48によりこれらが固定されている。揺動部材
34はギヤボックス50に連結軸26と平行なアイドル
軸52を介して揺動可能に支持されており、アイドル軸
52には一対のベアリング54,56を介してアイドル
歯車58が支持されている。伝達歯車40とアイドル歯
車58とは噛合されており、アイドル軸52は一端に取
り付けられたエンドキャップ60により抜け止めがなさ
れている。
【0015】揺動部材34には、アイドル軸52と平行
な貫通孔62,64が穿設されており、この貫通孔6
2,64と対応して挿入孔66,68がギヤボックス5
0にアイドル軸52と同芯上に複数形成されている。そ
して、この貫通孔62,64と挿入孔66,68とに挿
入可能なロックピン70,72が設けられ、ロックピン
70,72が貫通孔62,64と挿入孔66,68とに
挿入されたときには、揺動部材34の揺動が規制される
ように構成されている。
な貫通孔62,64が穿設されており、この貫通孔6
2,64と対応して挿入孔66,68がギヤボックス5
0にアイドル軸52と同芯上に複数形成されている。そ
して、この貫通孔62,64と挿入孔66,68とに挿
入可能なロックピン70,72が設けられ、ロックピン
70,72が貫通孔62,64と挿入孔66,68とに
挿入されたときには、揺動部材34の揺動が規制される
ように構成されている。
【0016】また、他方の連結軸28についも同様の構
成であり、図1、図2に示すように、連結軸28は揺動
部材76に回転可能に支持されており、連結軸28には
一方の伝達歯車40と同歯数の図示しない伝達歯車が一
体回転可能に取り付けられている。揺動部材76はギヤ
ボックス50に図示しないアイドル軸を介して揺動可能
に支持されており、アイドル軸に支持されたアイドル歯
車78と伝達歯車とは噛合されている。そして、両アイ
ドル歯車58,78同士が噛合されている。
成であり、図1、図2に示すように、連結軸28は揺動
部材76に回転可能に支持されており、連結軸28には
一方の伝達歯車40と同歯数の図示しない伝達歯車が一
体回転可能に取り付けられている。揺動部材76はギヤ
ボックス50に図示しないアイドル軸を介して揺動可能
に支持されており、アイドル軸に支持されたアイドル歯
車78と伝達歯車とは噛合されている。そして、両アイ
ドル歯車58,78同士が噛合されている。
【0017】揺動部材76には貫通孔80,82が穿設
されると共に、貫通孔80,82に対応して挿入孔8
4,86がギヤボックス50に形成されている。この貫
通孔80,82と挿入孔84,86とに挿入可能なロッ
クピン88,90が設けられている。尚、両端がそれぞ
れ揺動部材34,76に取り付けられた蛇腹92により
ギヤボックス50が覆われている。
されると共に、貫通孔80,82に対応して挿入孔8
4,86がギヤボックス50に形成されている。この貫
通孔80,82と挿入孔84,86とに挿入可能なロッ
クピン88,90が設けられている。尚、両端がそれぞ
れ揺動部材34,76に取り付けられた蛇腹92により
ギヤボックス50が覆われている。
【0018】一方の揺動部材34の外側面に形成された
突部94と、他方の揺動部材76の外側面に形成された
突部96との間には、シリンダあるいはソレノイド等を
用いた往復動アクチュエータ98が設けられており、往
復動アクチュエータ98のロッド側とヘッド側とがそれ
ぞれ突部94,96にピン連結されている。
突部94と、他方の揺動部材76の外側面に形成された
突部96との間には、シリンダあるいはソレノイド等を
用いた往復動アクチュエータ98が設けられており、往
復動アクチュエータ98のロッド側とヘッド側とがそれ
ぞれ突部94,96にピン連結されている。
【0019】次に、前述した本実施形態の多軸掘削機用
回転同期装置20の作動について説明する。まず、往復
動アクチュエータ98を駆動すると、例えば、往復動ア
クチュエータ98を伸び側に駆動すると、両揺動部材3
4,76はアイドル軸52の廻りに互いに遠ざかる方向
に揺動する。これにより、両連結軸26,28の軸間距
離が増加する。その際、両伝達歯車40とアイドル歯車
58,78との噛合は維持された状態で揺動される。
回転同期装置20の作動について説明する。まず、往復
動アクチュエータ98を駆動すると、例えば、往復動ア
クチュエータ98を伸び側に駆動すると、両揺動部材3
4,76はアイドル軸52の廻りに互いに遠ざかる方向
に揺動する。これにより、両連結軸26,28の軸間距
離が増加する。その際、両伝達歯車40とアイドル歯車
58,78との噛合は維持された状態で揺動される。
【0020】一方、往復動アクチュエータ98を縮み側
に駆動すると、両揺動部材34,76はアイドル軸52
の廻りに互いに接近する方向に揺動する。これにより、
両連結軸26,28の軸間距離が減少する。この場合で
も、両伝達歯車40とアイドル歯車58,78との噛合
は維持された状態で揺動される。
に駆動すると、両揺動部材34,76はアイドル軸52
の廻りに互いに接近する方向に揺動する。これにより、
両連結軸26,28の軸間距離が減少する。この場合で
も、両伝達歯車40とアイドル歯車58,78との噛合
は維持された状態で揺動される。
【0021】このように、往復動アクチュエータ98を
駆動して、両連結軸26,28の軸間距離を変更でき、
図3に示すように、連結軸26,28の軸間距離bを両
出力軸16,18の軸間距離aに一致させる。そして、
ロックピン70,72,80,82をそれぞれ貫通孔6
2,64,80,82、挿入孔66,68,84,86
に挿入して、両揺動部材34,76の揺動を規制する。
尚、挿入孔66,68,84,86は、予め軸間距離b
に応じた位置に形成すればよい。
駆動して、両連結軸26,28の軸間距離を変更でき、
図3に示すように、連結軸26,28の軸間距離bを両
出力軸16,18の軸間距離aに一致させる。そして、
ロックピン70,72,80,82をそれぞれ貫通孔6
2,64,80,82、挿入孔66,68,84,86
に挿入して、両揺動部材34,76の揺動を規制する。
尚、挿入孔66,68,84,86は、予め軸間距離b
に応じた位置に形成すればよい。
【0022】そして、両連結軸26,28の六角軸部2
6a,28aを出力軸16,18に挿入して接続すると
共に、両連結軸26,28の六角穴26b,28bに掘
削具22,24の六角軸部22a,24aを挿入して、
図4に示すように、出力軸16,18と掘削具22,2
4とを連結軸26,28を介して接続する。
6a,28aを出力軸16,18に挿入して接続すると
共に、両連結軸26,28の六角穴26b,28bに掘
削具22,24の六角軸部22a,24aを挿入して、
図4に示すように、出力軸16,18と掘削具22,2
4とを連結軸26,28を介して接続する。
【0023】掘削する際に、両駆動源12,14を互い
に逆方向に回転駆動すると、一方の連結軸26の回転
は、例えば右回転であるとすると、伝達歯車40を介し
てアイドル歯車58に左回転として伝達される。このア
イドル歯車58の左回転は他方のアイドル歯車78に右
回転として伝達され、更に他方の連結軸28の伝達歯車
に左回転として伝達される。
に逆方向に回転駆動すると、一方の連結軸26の回転
は、例えば右回転であるとすると、伝達歯車40を介し
てアイドル歯車58に左回転として伝達される。このア
イドル歯車58の左回転は他方のアイドル歯車78に右
回転として伝達され、更に他方の連結軸28の伝達歯車
に左回転として伝達される。
【0024】伝達歯車40同士の歯数は同一であるの
で、連結軸26,28同士は回転方向は逆方向で、かつ
同一回転数で同期回転される。よって、両駆動源12,
14により、両掘削具22,24が互いに逆方向に同一
回転数で同期回転されて、掘削が行われる。
で、連結軸26,28同士は回転方向は逆方向で、かつ
同一回転数で同期回転される。よって、両駆動源12,
14により、両掘削具22,24が互いに逆方向に同一
回転数で同期回転されて、掘削が行われる。
【0025】このように、出力軸16,18の軸間距離
aに応じて連結軸26,28の軸間距離bを変更でき
る。よって、駆動源12,14の出力が異なり、出力軸
16,18の軸間距離aが変わっても、連結軸26,2
8の軸間距離bをそれに応じて変更できるので、駆動源
12,14の出力が異なるものでも、それ毎に回転同期
装置20を用意する必要がない。
aに応じて連結軸26,28の軸間距離bを変更でき
る。よって、駆動源12,14の出力が異なり、出力軸
16,18の軸間距離aが変わっても、連結軸26,2
8の軸間距離bをそれに応じて変更できるので、駆動源
12,14の出力が異なるものでも、それ毎に回転同期
装置20を用意する必要がない。
【0026】また、駆動源が3台で、3本の出力軸によ
り3本の掘削具を同期回転させる場合には、前述した回
転同期装置20を2台連結した構成とすればよい。例え
ば、図5に示すように、3本の連結軸100,102,
104を設け、真ん中の連結軸102を2個の揺動部材
106,108に揺動可能に支持する。尚、図5におい
て、前述した実施態様と同じ部材については同一番号を
付して詳細な説明を省略する。
り3本の掘削具を同期回転させる場合には、前述した回
転同期装置20を2台連結した構成とすればよい。例え
ば、図5に示すように、3本の連結軸100,102,
104を設け、真ん中の連結軸102を2個の揺動部材
106,108に揺動可能に支持する。尚、図5におい
て、前述した実施態様と同じ部材については同一番号を
付して詳細な説明を省略する。
【0027】両側の連結軸100,104にはそれぞれ
1個の揺動部材34,76を揺動可能に支持する。そし
て、一方の隣同士の揺動部材34,106を一方のギヤ
ボックス50に、他方の隣同士の揺動部材108,76
を他方のギヤボックス50にそれぞれ図示しないアイド
ル軸を介して揺動可能に支持する。
1個の揺動部材34,76を揺動可能に支持する。そし
て、一方の隣同士の揺動部材34,106を一方のギヤ
ボックス50に、他方の隣同士の揺動部材108,76
を他方のギヤボックス50にそれぞれ図示しないアイド
ル軸を介して揺動可能に支持する。
【0028】真ん中の連結軸102の図示しない伝達歯
車には、両側のアイドル歯車58,78を噛合させる。
これにより、各連結軸100,102,104の軸間距
離を変更できると共に、両側の連結軸100,104と
真ん中の連結軸102とでは回転方向が逆になり、か
つ、回転が同期して伝達される。尚、出力軸が4本以上
の場合でも同様にして実施可能である。
車には、両側のアイドル歯車58,78を噛合させる。
これにより、各連結軸100,102,104の軸間距
離を変更できると共に、両側の連結軸100,104と
真ん中の連結軸102とでは回転方向が逆になり、か
つ、回転が同期して伝達される。尚、出力軸が4本以上
の場合でも同様にして実施可能である。
【0029】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の多軸掘削機
用回転同期装置は、連結軸の軸間距離を変更できるの
で、複数台の駆動源の出力軸の軸間距離が異なっても、
1台の装置で出力軸と掘削具とを接続することができ、
各掘削具の回転を同期させることができるという効果を
奏する。また、往復動アクチュエータを用いることによ
り、軸間距離の変更が容易にできる。更に、ロックピン
を用いることにより、揺動部材の揺動を確実に規制でき
る。
用回転同期装置は、連結軸の軸間距離を変更できるの
で、複数台の駆動源の出力軸の軸間距離が異なっても、
1台の装置で出力軸と掘削具とを接続することができ、
各掘削具の回転を同期させることができるという効果を
奏する。また、往復動アクチュエータを用いることによ
り、軸間距離の変更が容易にできる。更に、ロックピン
を用いることにより、揺動部材の揺動を確実に規制でき
る。
【図1】本発明の一実施態様としての多軸掘削機用回転
同期装置の平面図である。
同期装置の平面図である。
【図2】図1のAA断面図である。
【図3】本実施態様の多軸掘削機用回転同期装置を用い
た接続の状態を示す説明図である。
た接続の状態を示す説明図である。
【図4】本実施態様の多軸掘削機用回転同期装置を用い
た多軸掘削機の正面図である。
た多軸掘削機の正面図である。
【図5】他の実施態様の多軸掘削機用回転同期装置の平
面図である。
面図である。
1…多軸掘削機本体 6…オーガ駆動機構 12,14…駆動源 16,18…出力軸 20…多軸掘削機用回転同期装置 22,24…掘削具、26,28,100,102,1
04…連結軸 34,76,106,108…揺動部材 40…伝達歯車 50…ギヤボックス 52…アイドル軸 58,78…アイドル歯車 70,72,88,90…ロックピン、98…往復動ア
クチュエータ、
04…連結軸 34,76,106,108…揺動部材 40…伝達歯車 50…ギヤボックス 52…アイドル軸 58,78…アイドル歯車 70,72,88,90…ロックピン、98…往復動ア
クチュエータ、
Claims (3)
- 【請求項1】 複数台の駆動源によりそれぞれ回転駆動
される掘削具を同期回転させる多軸掘削機用回転同期装
置において、 前記駆動源の各出力軸にそれぞれ一端が接続され、他端
には前記掘削具がそれぞれ接続される連結軸を備え、該
各連結軸をそれぞれ揺動部材に回転可能に支持すると共
に、前記各連結軸にはそれぞれ伝達歯車を取り付け、 前記各連結軸に対応してギヤボックスに設けたアイドル
軸にそれぞれアイドル歯車を支持すると共に、前記アイ
ドル歯車間で回転を伝達させ、 かつ、前記揺動部材を前記アイドル軸の廻りに回転可能
に支持すると共に、前記各アイドル歯車と前記各伝達歯
車とを噛合させたことを特徴とする多軸掘削機用回転同
期装置。 - 【請求項2】 前記各揺動部材間を連結する往復動アク
チュエータを配置したことを特徴とする請求項1記載の
多軸掘削機用回転同期装置。 - 【請求項3】 前記各揺動部材の揺動を規制するロック
ピンを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記
載の多軸掘削機用回転同期装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP628397A JPH10195922A (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | 多軸掘削機用回転同期装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP628397A JPH10195922A (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | 多軸掘削機用回転同期装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10195922A true JPH10195922A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=11634076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP628397A Pending JPH10195922A (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | 多軸掘削機用回転同期装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10195922A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1312376C (zh) * | 2003-06-18 | 2007-04-25 | 钱奂云 | 多功能钻机及其施工方法 |
JP5181068B1 (ja) * | 2012-03-29 | 2013-04-10 | 株式会社竹中土木 | 狭隘な場所の施工に適する小型の2軸型地盤改良施工機及び同施工機を使用する地盤改良工法 |
-
1997
- 1997-01-17 JP JP628397A patent/JPH10195922A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1312376C (zh) * | 2003-06-18 | 2007-04-25 | 钱奂云 | 多功能钻机及其施工方法 |
JP5181068B1 (ja) * | 2012-03-29 | 2013-04-10 | 株式会社竹中土木 | 狭隘な場所の施工に適する小型の2軸型地盤改良施工機及び同施工機を使用する地盤改良工法 |
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