JPH10195769A - 刺激応答開繊性不織布、その製造方法およびその処理方法 - Google Patents
刺激応答開繊性不織布、その製造方法およびその処理方法Info
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- JPH10195769A JPH10195769A JP8345227A JP34522796A JPH10195769A JP H10195769 A JPH10195769 A JP H10195769A JP 8345227 A JP8345227 A JP 8345227A JP 34522796 A JP34522796 A JP 34522796A JP H10195769 A JPH10195769 A JP H10195769A
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Abstract
を形成可能な多数の繊維と、該繊維を相互に結合するカ
チオン性樹脂及びアニオン性樹脂からなるアルカリ応答
性バインダーとからなるか、あるいは、カチオン性基を
有する多数の繊維と、アニオン性基を有する多数の繊維
とを含有することを特徴としている。これら刺激応答開
繊性不織布は、カチオン性樹脂およびアニオン性樹脂か
らなるアルカリ応答性バインダーで多数の繊維を結合す
るか、カチオン性基含有繊維と、アニオン性基含有繊維
とを用いて所定の形状に賦形することにより製造でき
る。この刺激応答開繊性不織布はpH値が8以上の水性
媒体に浸漬すると開繊される。 【効果】本発明の刺激応答開繊性不織布は、酸性領域お
よび中性領域では開繊しないが、アルカリ領域では容易
に開繊する。
Description
によって開繊して水性媒体に分散させることができる不
織布、この不織布を製造する方法およびその処理方法に
関する。
つ、清拭布等(以下これらを総称して、「衛生用品」と
記載することもある)は布等が使用されていたが、近時、
布に代わって紙、不織布が使用されることが多くなって
きている。こうした紙、不織布からなる上記衛生用品は
一回使い切りであり、非常に便利であることから、今後益
々その需要の増大が予想される。
を良好に吸収することが必要であり、従って、こうした
衛生用品として使用される紙、不織布類は、水分を含有
しても、紙、不織布類の形態が維持されることが必要で
ある。このため実際にこうした衛生用品は耐水性を有す
る紙、不織布類を用いて形成されている。従って、こう
した衛生用品は水に不溶であることから、これらを使用
した後に水洗トイレ等に流して処理することはできず、
一般ゴミとして処理されていた。
汚物を含んでおり、使用後はできるだけ速やかに処理す
ることが望まれる。こうした使用後の衛生用品を処理す
る方法として、水洗トイレに流して処理することができ
れば非常に好適である。
る段階では耐水性が必要であることから、使用された後
の衛生用品も当然に優れた耐水性があり、こうした優れ
た耐水性を有する衛生用品を水洗トイレに流して処理す
ることはできなかった。このように衛生用品において、
使用時に必要となる耐水性と使用後に望まれる開繊性と
は相反する特性であり、両特性を有する衛生用品の製造
は非常に困難であるとされていた。
公報には、上水及び体液に対して溶解しにくく、下水に
対して溶解しやすい水崩壊性の不織布およびバインダー
が開示されている。
のバインダーが開示されている。エチレン性不飽和カル
ボン酸あるいはその無水物と、架橋性単量体と、(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルとを必須成分とする平
均分子量5000〜10000の共重合体であって、カ
ルボキシル基を一価のアルカリで中和したバインダー。
ここで架橋性不飽和単量体は、N-メチロール(メタ)アク
リルアミドまたはそのエーテル化合物であることが示さ
れている。
キシル基が一価のアルカリで中和されているために、含
水するとこの一価のアルカリ成分が解離し、この解離し
た一価のアルカリ成分は皮膚に対する刺激性を有してい
る。また、下水に対して崩壊可能にするためには、上記
の重合体の塩を用いる場合には、形成される架橋構造の
量および構造が極めて重要な要素となり、こうした樹脂
の溶解性を制御するための架橋構造の形成は著しく難し
い。
性を示すが、所定の条件下では、開繊して水に対して溶解
分散する特性を有する不織布を提供することを目的とし
ている。
いは中性領域では、不織布は繊維状に開繊されることが
なく、優れた耐水性を示すが、アルカリ領域では不織布が
繊維状に開繊されて水に溶解分散する不織布を提供する
ことを目的としている。
下で開繊して水に分散させることができる刺激応答開繊
性不織布を製造する方法を提供することを目的としてい
る。さらに、本発明は、使用済みの刺激応答開繊性不織
布を開繊処理する方法を提供することを目的としてい
る。
は、不織布を形成可能な多数の繊維と、該繊維を相互に
結合するカチオン性樹脂及びアニオン性樹脂からなるア
ルカリ応答性バインダーとからなることを特徴としてい
る。
布を形成可能な多数の繊維と、カチオン性樹脂およびア
ニオン性樹脂とからなるアルカリ応答性バインダーとを
含む水性媒体分散液を用いて抄紙した後、乾燥させるこ
とにより製造することができる。または、アルカリ応答
性バインダーのみを乾燥させたものを粉砕し、多数の繊
維と混合し賦形することにより製造することができる。
布は、カチオン性基を有する多数の繊維と、アニオン性
基を有する多数の繊維とを含有することを特徴としてい
る。この本発明の第2の刺激応答開繊性不織布は、カチ
オン性基を有する多数の繊維と、アニオン性基を有する
多数の繊維とが分散されている繊維分散水性媒体を用い
て抄紙した後、乾燥させることにより製造することがで
きる。
高圧ウォータージェットを用いて交絡させるか、また
は、繊維を機械的に交絡させた後、水に浸漬することで
製造することができる。
は、本発明の第1の不織布である不織布を形成可能な多
数の繊維と、該繊維を相互に結合するカチオン性樹脂及
びアニオン性樹脂からなるアルカリ応答性バインダーと
からなる刺激応答開繊性不織布、または、本発明の第2
の不織布であるカチオン性基を有する多数の繊維と、ア
ニオン性基を有する多数の繊維とを、含有する刺激応答
開繊性不織布を、pH値が8以上の水性媒体に浸漬して
開繊することを特徴としている。
多数の繊維が、カチオン性樹脂およびアニオン性樹脂か
らなるアルカリ応答性バインダーにより、接合されてい
る。この第1の刺激応答開繊性不織布は、繊維を接合す
るアルカリ応答性バインダーが、酸性領域あるいは中性
領域では安定であり、このバインダーで接合された不織
布が崩壊することはないが、このバインダーはpH値が
一定値以上のアルカリ性領域では、カチオン性樹脂とア
ニオン性樹脂とに分離するために、繊維に対する接合力
がなくなり、従って、この第1の刺激応答開繊性不織布
を、例えばアルカリ性溶液に浸漬すると容易に開繊され
る。
布は、カチオン性基が導入された繊維と、アニオン性基
が導入された繊維とからなり、こうした繊維に導入され
ている基は、酸性領域および中性領域では、繊維に導入
されたカチオン性基とアニオン性基とがイオン的に安定
に結合しており、繊維が結合が崩壊することはない。し
かしながら、アルカリ性領域においては、この第2の刺
激応答開繊性不織布を形成しているカチオン性基とアニ
オン性基とのイオン的な結合が崩壊するために不織布の
接合力がなくなり、不織布は崩壊し、開繊される。
は、一定値以上のアルカリ性水溶液で開繊するので、こ
の不織布から形成されている衛生用品をアルカリ性水性
媒体で処理することにより、水洗トイレに流して処理す
ることが可能になる。
値6未満の領域を表し、中性領域とはpH値6以上8未
満の範囲を表し、アルカリ領域とはpH値が8以上の領
域を表すものとする。
造方法およびその処理方法について実施例を示して具体
的に説明するが、本発明はこれらによって限定されるも
のではない。
布は、不織布を形成可能な多数の繊維と、これらの繊維
を相互に結合するアルカリ応答性バインダーとからな
る。この実施例に係る第1の刺激応答開繊性不織布を形
成する繊維の例としては、木材パルプ等の植物性セルロ
ース繊維が使用されるが、これ以外にも、綿繊維、麻繊
維、ジュート、大麻繊維およびコットンリンター等の植
物繊維、羊毛、シルク等の動物性繊維、ビスコースレー
ヨンおよび銅アンモニウムレーヨン等の再生セルロース
繊維、ポリオレフィン繊維、ポリエステル繊維、ポリア
ミド繊維、アクリル繊維等の合成繊維、および、これら
の繊維を組み合わせた複合繊維を挙げることができる。
ど製造方法により異なるが、通常0.1〜60mm、好ま
しくは20〜50mmの範囲内にあり、そして、本発明で
は通常は0.1〜20デニール、好ましくは0.5〜1.
5デニールの範囲内の繊維が使用される。
織布は、これらの繊維がアルカリ応答性バインダーによ
って結合されている。ここでアルカリ応答性バインダー
は、カチオン性樹脂およびアニオン性樹脂からなる。こ
のアルカリ応答性バインダーは、カチオン性樹脂とアニ
オン性樹脂とがイオン的に複合した樹脂である。
しては、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチル
セルロース、アルギン酸、キサンタンガムおよびポリ
(メタ)アクリル酸を挙げることができる。また、本発
明で使用されるカチオン性樹脂の例としては、カチオン
化セルロース、カチオン化デキストランおよびカチオン
化グアーガムを挙げることができる。
カルボキシビニルポリマーおよび/またはカルボキシメ
チルセルロースを使用することが好ましい。また、カチ
オン性樹脂としては、カチオン化セルロースを使用する
ことが好ましい。
性不織布を構成するアルカリ応答性バインダーは、カチ
オン樹脂およびアニオン樹脂の種類によって異なるが、
カチオン性樹脂とアニオン性樹脂とを通常は1:9〜
9:1の重量比、好ましくは1:9〜6:4の重量比で
含有している。そして、上記のようにカチオン性樹脂と
アニオン性樹脂とを配合したときの水溶液のpH値が通
常は2〜8の範囲、好ましくは2〜4の範囲になるよう
に両者の配合割合を調整する。このようにアニオン性樹
脂とカチオン性樹脂とを組み合わせることにより、カチ
オン性樹脂とアニオン性樹脂とがイオン的に安定に接合
してイオン的複合樹脂を形成する。このイオン的複合樹
脂は、酸性領域および中性領域では安定であり、繊維の
良好なバインダーとなる。従って、このようなイオン的
複合樹脂で接合された繊維は、酸性領域および中性領域
では水性媒体に溶解することがなく、本実施例に係る第
1の刺激応答開繊性不織布は、酸性領域および中性領域
では開繊することはない。一方、このイオン的複合樹脂
は、アルカリ領域では、カチオン性樹脂およびアニオン
性樹脂に解離するために、バインダーの接合力は喪失す
るため、不織布を形成する繊維が水性媒体に分散可能に
なる。
布に含有されるアルカリ応答バインダーを構成するカチ
オン性樹脂およびアニオン性樹脂は、分子量が著しく低
いと、繊維の接合力が不足することがあるため、一定以
上の分子量を有していることが好ましい。本発明で使用
可能なカチオン性樹脂およびアニオン性樹脂の分子量
は、樹脂の種類によって異なり一律に規定することは困
難であるが、通常は、平均分子量で、2000以上であ
り、好ましくは10万〜600万、特に好ましくは10
0万〜200万の範囲内にある。なお、カチオン性樹脂
およびアニオン性樹脂が上記平均分子量の上限を超える
と、この樹脂自体が水性媒体に溶解しにくくなり、得ら
れた不織布のpH値に対する応答性能も低下する傾向が
ある。
布においては、アルカリ応答性バインダーを構成するカ
チオン性樹脂の極性基およびアニオン性樹脂の極性基が
相互に中和されることにより、カチオン性樹脂とアニオ
ン性樹脂とがイオン的に結合するものと考えられ、こう
してイオン的に結合したカチオン性樹脂とアニオン性樹
脂とのイオン的複合樹脂は、酸性領域および中性領域に
おいて解離することなく複合状態で安定に存在する。し
かしながら、このカチオン性樹脂とアニオン性樹脂との
イオン的な複合体は、pH値8以上のアルカリ雰囲気で
は不安定で、このイオン的複合体は、カチオン性樹脂と
アニオン性樹脂とに分離する。カチオン性樹脂およびア
ニオン性樹脂は、それぞれ単独では水性媒体に溶解す
る。
布中におけるアルカリ応答性バインダーの合計の含有率
は、通常は0.1〜40重量%、好ましくは1〜20重
量%の範囲内にある。従って、本実施例に係る第1の刺
激応答開繊性不織布中における繊維の含有率は、通常は
99.9〜60重量%、好ましくは99〜80重量%の
範囲内にある。このような量で繊維とアルカリ応答性バ
インダーを使用することにより、不織布の風合いを損ね
ることなく、酸性領域および中性領域で水性媒体に対し
て安定で溶解しにくい刺激応答開繊性不織布が得られ
る。
布は、まず、不織布を形成可能な多数の繊維と、カチオ
ン性樹脂およびアニオン性樹脂とからなる上記アルカリ
応答性バインダーとを用意し、この繊維とアルカリ応答
性バインダーとを水性媒体に分散させて、水性分散液を
調製し、この水性分散液を用いて抄紙することにより製
造することができる。
一般的であるが、水に、メタノール、エタノール、イソ
プロパノールなどの低級アルコール、エチルセルソルブ
などのセルソルブ系溶剤等を併用することができる。
は、通常は0.01〜1重量%、好ましくは0.01〜
0.1重量%の範囲内に調整される。また、水性媒体中
におけるアルカリ応答性バインダーの濃度は、通常は
0.001〜0.5重量%、好ましくは0.001〜0.0
1重量%の範囲内に調整される。そして、この水性媒体
中における繊維の配合重量とアルカリ応答性バインダー
との配合重量との比を、通常は99.9:0.1〜80:
20の範囲内、好ましくは99:1〜80:20の範囲
内にする。そして、上記のような比率で繊維とアルカリ
応答性バインダーとを含有する水性分散液(水性懸濁
液)を用いて抄紙することにより、繊維とアルカリ応答
性バインダーとの比率を上記範囲内にすることができ、
アルカリ応答性バインダーで繊維が相互に接合された本
実施例に係る第1の刺激応答開繊性不織布を製造するこ
とができる。
布を製造する際に用いる繊維が分散された水性媒体のp
H値は、通常は2〜8、好ましくは2〜4の酸性に調整
される。即ち、この水性分散液を僅かに酸性にすること
によりアルカリ応答性バインダーが繊維に対して良好な
接合力を有するようになる。この水性分散液のpH値の
調整には、カチオン性樹脂およびアニオン性樹脂の量を
調整する方法の他、塩酸、硝酸、硫酸などの化合物を用
いる方法を採用することができる。
ダーによって繊維を相互に接合して不織布を形成するの
で、上記アルカリ応答性バインダー以外のバインダーを
使用する必要はないが、アルカリ応答性バインダーの刺
激応答性が損なわれない範囲内で通常使用されている水
性バインダーを併用することもできる。ここでアルカリ
応答性バインダーと併用が可能な水性バインダーの例と
しては、CMC-Na、デンプン、ポリビニルアルコー
ルおよびポリ酢酸ビニル等を挙げることができる。この
ような水性バインダーを使用する場合に、この水性バイ
ンダーの使用量は、アルカリ応答性バインダー100重
量部に対して0〜100重量部、好ましくは0〜20重
量部である。
方法に従って抄紙し、乾燥することにより本実施例に係
る第1の刺激応答開繊性不織布を製造することができ
る。また、アルカリ応答性バインダーを同種の方法にて
作成後、乾燥させる。こうしてフィルム状になったバイ
ンダーを同様の比率で混合し、通常の方法で賦形する。
これに水を散布、または、水に浸漬させた後、乾燥する
ことにより刺激応答開繊性不織布を作成することができ
る。こうして抄紙することにより得られる第1の刺激応
答開繊性不織布の目付は、通常は10〜60g/m2、
好ましくは15〜30g/m2である。また、抄紙する
際に、この第1の刺激応答開繊性不織布の乾燥後の平均
厚さが、通常は100〜800μm、好ましくは200
〜500μmの範囲内になるように抄紙する。
刺激応答開繊性不織布は、良好な吸水性を示す。こうし
て抄紙した後、乾燥することにより本発明の実施例に係
る第1の刺激応答開繊性不織布が得られる。こうして得
られた本発明の第1の刺激応答開繊性不織布は、多数の
繊維がアルカリ応答性バインダーによって接合されてお
り、酸性領域および中性領域では、このアルカリ応答性
バインダーによる繊維相互の接合が極めて安定であり、
pH値が8未満の水性媒体によっては短時間で開繊する
ことはない。
布では、上記のようにアルカリ応答性バインダーによっ
て多数の繊維が接合されているが、さらに本発明はさら
に改変することができる。
開繊性不織布は、上記第1の刺激応答開繊性不織布のよ
うにアルカリ応答性バインダーを用いて繊維を接合して
不織布とするのではなく、繊維自体がカチオン性基また
はアニオン性基を有しており、カチオン性基を有する繊
維とアニオン性基を有する繊維とがイオン的に接合する
ことにより形成された不織布である。
布は、カチオン性基またはアニオン性基が導入された多
数の繊維から形成されており、これらのイオン性基が導
入される前の繊維の例としては、木材パルプ等の植物性
セルロース繊維、綿繊維、麻繊維、ジュート、大麻繊維
およびコットンリンター等の植物繊維、羊毛、シルク等
の動物性繊維、ビスコースレーヨンおよび銅アンモニウ
ムレーヨン等の再生セルロース繊維、ポリオレフィン繊
維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維等
の合成繊維、並びに、これらの繊維を組み合わせた複合
繊維を挙げることができる。また、予めイオン性基を分
子内に有する天然繊維、合成繊維であってもよい。
60mm、好ましくは20〜50mmの範囲内にあり、そし
て、本発明では通常は0.1〜20デニール、好ましく
は0.5〜1.5デニールの範囲内の繊維が使用される。
布を構成する繊維に導入されているカチオン性基の例と
しては、−N+R1 3・Cl-、
基は単独であるいは組み合わされて繊維に導入されてい
てもよい。上記式中、R1は、それぞれ独立に、水素原
子または炭素数1〜3の炭化水素基または−CH2CH2
OHである。また、これらのカチオン性基は、−(CH
2CH2O)n−基、糖鎖、アルキル基などのスペーサー
を介して繊維に導入されていてもよい。第2の刺激応答
開繊性不織布を構成する繊維に導入されているアニオン
性基の例としては、−COO-・H+、−SO3 -・H+、
−SO4 -・H+、−PO4 -・H+を挙げることができ、こ
れらのカチオン性基は単独であるいは組み合わされて繊
維に導入されていてもよい。また、−(CH2CH2O)
n−基、糖鎖、アルキル基などを介して繊維に導入され
ていてもよい。
記−N+R1 3・Cl-基が導入されたセルロース系繊維
と、アニオン性基として、−COO-・H+基が導入され
たセルロース系系繊維とを組み合わせて使用することが
好ましい。
性基に対して反応可能な基と、上記アニオン性基または
カチオン性基を有する極性基導入化合物を用いることに
より導入することができる。例えば、セルロース系繊維
に、−N+R1 3・Cl-基を導入するには、極性基導入化
合物として
基に、この極性基導入化合物を反応させる方法を採用す
ることができる。なお、上記式中、R1は、それぞれ独
立に、前記と同義である。また、例えば、セルロース系
繊維に、−COO-・H+基を導入するには、極性基導入
化合物としてClCH2COONaを使用して、繊維の
主鎖中に存在するOH基に、この極性基導入化合物を反
応させる方法を採用することができる。これらのカチオ
ン性基を有する繊維とアニオン性を有する繊維とは、別
々に製造される。
布において、このカチオン性基を有する繊維とアニオン
性基を有する繊維とが分散された水性分散液のpH値
は、通常は2〜8、好ましくは2〜4の範囲内に調整さ
れる。このように弱酸性になるように水性分散液のpH
値を調整することにより、繊維が相互に接合して酸性領
域および中性領域で安定になる。
布は、上記のようにカチオン性基を有する繊維とアニオ
ン性基を有する繊維とから形成されており、カチオン性
基あるいはアニオン性基を有していない繊維を使用する
ことを必要とするものではないが、本実施例に係る第2
の刺激応答開繊性不織布の特性、即ち、アルカリ性水溶
液を応答して開繊するという特性が損なわれない範囲内
で、イオン性を有しない繊維を単独であるいは組み合わ
せて配合することもできる。このようなイオン性を有し
ない繊維の例としては、木材パルプ等の植物性セルロー
ス繊維、綿繊維、麻繊維、ジュート、大麻繊維およびコ
ットンリンター等の植物繊維、羊毛、シルク等の動物性
繊維、ビスコースレーヨンおよび銅アンモニウムレーヨ
ン等の再生セルロース繊維、ポリオレフィン繊維、ポリ
エステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維等の合成繊
維を挙げることができる。
基を有していない繊維の配合量は、得られる不織布10
0重量部に対して通常は0〜50重量部、好ましくは0
〜20重量部である。
布は、まず、上記のようなカチオン性基を有する繊維と
アニオン性基を有する繊維とを別々に製造し、これらの
カチオン性基を有する繊維とアニオン性基を有する繊維
とを計量して水性媒体に投入して分散させる。さらに必
要によりイオン性基を有しない繊維を水性媒体に分散さ
せる。このときの水性媒体中における繊維の合計の含有
率は、通常は0.01〜1重量%、好ましくは0.01〜
0.1重量%の範囲内に設定される。
布は、繊維自体が自己接合性を有しているので、バイン
ダーを用いる必要性はないが、繊維が分散している水性
媒体中に、通常の水性バインダー、あるいは、上記第1
の刺激応答開繊性不織布で使用したカチオン性樹脂およ
びアニオン性樹脂からなるアルカリ応答性バインダーを
添加することもできる。このようなバインダーを使用す
る場合、第2の刺激応答開繊性不織布中におけるこれら
のバインダーの含有率が、通常は0〜20重量%、好ま
しくは0〜10重量%の範囲内になるように配合され
る。
布を製造する際に、カチオン性基を有する繊維、アニオ
ン性基を有する樹脂繊維、必要により水性バインダーお
よび上記アルカリ応答性バインダーを分散させる水性媒
体としては、一般に水が使用されるが、さらに水に、メ
タノール、エタノール、イソプロパノールなどの低級ア
ルコール、エチルセルソルブなどのセルソルブ系溶剤等
を併用することができる。
水性媒体中における濃度は、通常は0.01〜1重量
%、好ましくは0.01〜0.1重量%の範囲内に調整さ
れる。また、必要により水性媒体中に配合されるアルカ
リ応答性バインダーおよび/または水性バインダーの濃
度は、通常は0〜0.05重量%、好ましくは0〜0.0
1重量%の範囲内に調整される。そして、この水性媒体
中に分散されるカチオン性基を有する繊維とアニオン性
基を有する繊維との配合重量比は、通常は1:9〜9:
1の範囲内、好ましくは1:9〜6:4の範囲内になる
ようにそれぞれの繊維の配合量が設定される。
インダーの例としては、CMC-Na、デンプン、ポリ
ビニルアルコールおよびポリ酢酸ビニル等を挙げること
ができる。
8、好ましくは2〜4の範囲内になるように調整され
る。即ち、この水性分散液を僅かに酸性にすることによ
りカチオン性基を有する繊維とアニオン性基を有する繊
維とがイオン的に複合して酸性領域および中性領域で
は、この不織布は、安定である。従って、このように水
性分散液のpH値を酸性領域にすることにより、繊維が
有している極性基がイオン的に複合して全体として安定
した不織布を得ることができる。水性分散液のpH値の
調整には、カチオン性基を有する繊維とアニオン性基を
有する繊維との配合量によって調整する方法、および、
塩酸、硝酸、硫酸などを用いる方法を採用することがで
きる。
方法に従って抄紙し、乾燥することにより本発明の第2
の刺激応答開繊性不織布を製造することができる。ま
た、カチオン性繊維とアニオン性繊維とを、通常の方法
により乾式にて賦形する。これを高圧ウォータージェッ
トを用いて交絡させる。または、機械的に賦形交絡した
繊維に水を散布、または、水に浸漬させた後乾燥するこ
とにより、刺激応答開繊性不織布を作成することができ
る。こうして抄紙することにより得られる第2の刺激応
答開繊性不織布の目付は、通常は10〜60g/m2、
好ましくは15〜30g/m2である。また、抄紙する
際に、この第2の刺激応答開繊性不織布の乾燥後の平均
厚さが、通常は100〜800μm、好ましくは200
〜500μmの範囲内になるように抄紙する。
刺激応答開繊性不織布は、良好な吸水性を示す。こうし
て得られた本実施例に係る第2の刺激応答開繊性不織布
は、多数の繊維が、繊維自体の有する接合力によって相
互に接合して酸性領域および中性領域で安定な不織布を
形成する。しかしながら、この第2の刺激応答開繊性不
織布は、アルカリ性雰囲気では、繊維間に作用していた
イオン的な結合がなくなり、アルカリ性溶液と接触する
ことにより開繊して繊維状になり分散する。
布においては、カチオン性基を有する繊維およびアニオ
ン性基を有する繊維における極性基がイオン的に結合し
ており(即ち、両極性の基が中和された状態になり)、
酸性領域および中性領域では、繊維が相互に接合してい
るため開繊しにくいが、アルカリ性雰囲気、特にpH値
が8以上のアルカリ性雰囲気では、繊維の間に形成され
たイオン的結合状態が維持できなくなり、繊維は開繊し
て、水に分散する。
理方法について説明する。上述のようにして得られた第
1の刺激応答開繊性不織布は、繊維を接合しているアル
カリ応答性バインダーは、カチオン性樹脂およびアニオ
ン性樹脂がイオン的に結合したイオン的複合樹脂であ
り、このアルカリ応答性バインダーは酸性領域および中
性領域では溶解することはないので、酸性領域および中
性領域では開繊しにくい。しかしながら、このアルカリ
応答性バインダーはアルカリ雰囲気では、両者のイオン
的な結合は解除される。カチオン性樹脂とアニオン性樹
脂とは、それぞれが独立していれば、水性媒体に対して
良好な溶解性を示すので、この第1の刺激応答開繊性不
織布は、所定のpH値を有するアルカリ溶液に接触する
と比較的短時間で開繊する。
は、この不織布を構成する繊維自体が、カチオン性基、
および、アニオン性基を有している。このようにカチオ
ン性基を有する繊維とアニオン性基を有する樹脂とは、
酸性領域および中性領域では、イオン的に相互に接合し
て、安定な不織布を構成する。
は、上記のような第1および第2の刺激応答開繊性不織
布が酸性領域および中性領域では安定で開繊することが
なく、アルカリ性雰囲気では、繊維の結合力が減失する
ことを利用して、使用後の不織布をアルカリ性溶液に浸
漬して開繊する方法である。即ち、本発明における第1
および第2の刺激応答開繊性不織布は、上記のように酸
性雰囲気および中性雰囲気では、イオン的に結合した複
合樹脂あるいは複合繊維は解離することがなく、酸性雰
囲気あるいは中性雰囲気において、第1および第2の刺
激応答開繊性不織布は開繊・崩壊することがない。他
方、第1および第2の刺激応答開繊性不織布をアルカリ
雰囲気に晒すと、第1の刺激応答開繊性不織布では、カ
チオン性樹脂およびアニオン性樹脂からなるアルカリ応
答性バインダーに形成されているイオン的な樹脂の結合
状態が解除され、カチオン性樹脂とアニオン性樹脂とに
解離する。こうして解離したカチオン性樹脂およびアニ
オン性樹脂は、共にアルカリ溶液には溶解するために、
第1の刺激応答開繊性不織布をアルカリ性領域、特にp
H値が9以上のアルカリ性領域に置くと、繊維を相互に
接合しているイオン的複合樹脂が、カチオン性樹脂とア
ニオン性樹脂とに解離して溶解する結果、繊維を相互に
接合するバインダーが溶解して繊維相互の接合力がなく
なり、不織布が開繊して繊維状になってアルカリ性の水
性媒体に分散する。
記のような特別なアルカリ応答バインダーを基本的には
含有していないにも拘わらず、繊維自体がアルカリ応答
開繊性を有しているので、酸性領域および中性領域では
安定であるが、アルカリ性領域におくと繊維間に作用し
ているイオン的結合力がなくなり、開繊して繊維状にな
りアルカリ性の水性媒体に分散する。
織布は、それぞれ、この不織布の置かれた環境の中で酸
性雰囲気および中性雰囲気という刺激に対しては応答す
ることなく、アルカリ性雰囲気を選択的に感知して、こ
のアルカリ性刺激に対して応答して開繊して、繊維を水
性媒体に分散可能な状態になるのである。
常弱酸性であり、一般にそのpH値は、4.7〜7.8の
範囲内にある。従って、本発明の第1および第2の刺激
応答開繊性不織布を、例えば、清拭布、紙、生理用品、使
い捨ておむつ、尿取りパット等の衛生用品に使用して
も、使用中にこれらの刺激応答開繊性不織布が開繊して
崩壊することはない。
織布は、アルカリ雰囲気に置くと、このアルカリ雰囲気
を感知し、水に分散可能な繊維の状態にまで開繊する。
即ち、本発明における第1および第2の刺激応答開繊性
不織布は、酸性領域および中性領域、具体的にはpH値
が8未満では開繊することがないのに対して、pH値8
以上、好ましくは9以上では個々の繊維にまで開繊する
ので、予め水洗トイレの水槽をアルカリ性にしておけば
水洗トイレに流したとしても水洗トイレの管詰まりを起
こすことがない。
いた衛生用品を、家庭で簡単に開繊して下水に流して処
理することが可能になる。なお、上述した実施例で示し
た刺激応答開繊性不織布は、上述のように酸性領域では
極めて安定であるが、中性領域では、酸性領域よりも安
定性は低く、通常は開繊しないが、ある種のイオンが溶
存する中性領域では、この刺激応答開繊性不織布は開繊
することがある。例えば、リン酸水素一ナトリウム、リ
ン酸水素二ナトリウム、水酸化ナトリウム、ホウ酸ナト
リウム等が溶解して、かつpH値が中性領域(例:pH6.
96)にある水性媒体には、用いるカチオン性樹脂および
アニオン性樹脂の種類によっては、開繊することがあ
る。しかしながら、こうした刺激応答開繊性不織布であ
っても、酸性領域では開繊することはなく、アルカリ領
域では速やかに開繊する。
第2の刺激応答開繊性不織布は、アルカリ性を感知して
これに応答して開繊するが、酸性領域および中性領域で
は安定であり開繊することがない。
であり、本発明の刺激応答開繊性不織布を使用している
状態では、繊維が強固に接合されており、開繊・崩壊す
ることはないが、一旦使用し終わって、これを廃棄する
場合には、アルカリ性水溶液に接触させることにより、
速やかに開繊し、このアルカリ性水溶液中に繊維の状態
で分散する。こうして繊維の分散水溶液は、水洗トイレ
に流して処理することができるので、従来水に溶解しな
いために水洗トイレでは処理できずに一般ゴミとして廃
棄されていた衛生用品を家庭で開繊し水洗トイレに流し
て処理することができる。
Claims (15)
- 【請求項1】 不織布を形成可能な多数の繊維と、該繊
維を相互に結合するカチオン性樹脂及びアニオン性樹脂
からなるアルカリ応答性バインダーとからなることを特
徴とする刺激応答開繊性不織布。 - 【請求項2】 アルカリ応答性バインダーを形成するカ
チオン性樹脂が、カチオン化セルロース、カチオン化デ
キストランおよびカチオン化グアーガムより成る群から
選ばれる少なくとも一種類のカチオン性樹脂であり、か
つアニオン性樹脂が、カルボキシルビニルポリマー、カ
ルボキシメチルセルロース、アルギン酸、キサンタンガ
ムおよびポリ(メタ)アクリル酸よりなる群から選ばれる
少なくとも一種類のアニオン性樹脂であることを特徴と
する請求項第1項記載の刺激応答開繊性不織布。 - 【請求項3】 刺激応答開繊性不織布中におけるアルカ
リ応答性バインダーの合計の含有率が、0.1〜20重
量%の範囲内にあることを特徴とする請求項第1項また
は第2項記載の刺激応答開繊性不織布。 - 【請求項4】 アルカリ応答性バインダーが、カチオン
性樹脂とアニオン性樹脂とを1:9〜9:1の重量比で
含有することを特徴とする請求項1乃至3項のいずれか
の項記載の刺激応答開繊性不織布。 - 【請求項5】 不織布を形成可能な多数の繊維と、カチ
オン性樹脂およびアニオン性樹脂とからなるアルカリ応
答性バインダーとを用いて賦形することを特徴とする刺
激応答開繊性不織布の製造方法。 - 【請求項6】 アルカリ応答性バインダーを形成するカ
チオン性樹脂が、カチオン化セルロース、カチオン化デ
キストランおよびカチオン化グアーガムより成る群から
選ばれる少なくとも一種類のカチオン性樹脂であり、か
つアニオン性樹脂が、カルボキシルビニルポリマー、カ
ルボキシメチルセルロース、アルギン酸、キサンタンガ
ムおよびポリ(メタ)アクリル酸よりなる群から選ばれる
少なくとも一種類のアニオン性樹脂であることを特徴と
する請求項第5項記載の刺激応答開繊性不織布の製造方
法。 - 【請求項7】 刺激応答開繊性不織布中におけるアルカ
リ応答性バインダーの合計の含有率が、0.1〜20重
量%の範囲内にあることを特徴とする請求項第5項また
は第6項記載の刺激応答開繊性不織布の製造方法。 - 【請求項8】 アルカリ応答性バインダーが、カチオン
性樹脂とアニオン性樹脂とを1:9〜9:1の重量比で
含有することを特徴とする請求項5乃至7項のいずれか
の項記載の刺激応答開繊性不織布の製造方法。 - 【請求項9】 カチオン性基を有する多数の繊維と、ア
ニオン性基を有する多数の繊維とを含有することを特徴
とする刺激応答開繊性不織布。 - 【請求項10】 繊維の有するカチオン性基が、−N+
R1 3・Cl-、 【化1】 よりなる群から選ばれる少なくとも一種類のカチオン性
基であり(上記式中、R 1は、それぞれ独立に、水素原
子または炭素数1〜3の炭化水素基または−CH2CH2
OHである)、繊維の有するアニオン性基が、−COO
-・H+、−SO3 -・H+、−SO4 -・H+および−PO4 -
・H+よりなる群から選ばれる少なくとも一種類のアニ
オン性基であることを特徴とする請求項9項記載の刺激
応答開繊性不織布。 - 【請求項11】 カチオン性基を有する多数の繊維と、
アニオン性基を有する多数の繊維とを用いて賦形するこ
とを特徴とする刺激応答開繊性不織布の製造方法。 - 【請求項12】 繊維分散水性媒体のpH値が、2〜8
の範囲内にあることを特徴とする請求項第11項記載の
刺激応答開繊性不織布の製造方法。 - 【請求項13】 繊維の有するカチオン性基が、−N+
R1 3・Cl-、 【化2】 よりなる群から選ばれる少なくとも一種類のカチオン性
基であり(上記式中、R 1は、それぞれ独立に、水素原
子または炭素数1〜3の炭化水素基である)、繊維の有
するアニオン性基が、−COO-・H+、−SO3 -・
H+、−SO4 -・H+および−PO4 -・H+よりなる群か
ら選ばれる少なくとも一種類のアニオン性基であること
を特徴とする請求項第11項または第12項記載の刺激
応答開繊性不織布の製造方法。 - 【請求項14】 不織布を形成可能な多数の繊維と、該
繊維を相互に結合するカチオン性樹脂及びアニオン性樹
脂からなるアルカリ応答性バインダーとからなる刺激応
答開繊性不織布、または、カチオン性基を有する多数の
繊維と、アニオン性基を有する多数の繊維とを含有する
刺激応答開繊性不織布を、pH値が8以上の水性媒体に
浸漬して開繊することを特徴とする刺激応答開繊性不織
布の処理方法。 - 【請求項15】 アルカリ応答性バインダーを形成する
カチオン性樹脂が、カチオン化セルロース、カチオン化
デキストランおよびカチオン化グアーガムより成る群か
ら選ばれる少なくとも一種類のカチオン性樹脂であり、
かつアニオン性樹脂が、カルボキシルビニルポリマー、
カルボキシメチルセルロース、アルギン酸、キサンタン
ガムおよびポリ(メタ)アクリル酸よりなる群から選ばれ
る少なくとも一種類のアニオン性樹脂であり、 また、前記刺激応答開繊性不織布を形成する繊維の有す
るカチオン性基が、−N+R1 3・Cl-、 【化3】 よりなる群から選ばれる少なくとも一種類のカチオン性
基であり(上記式中、R 1は、それぞれ独立に、水素原
子または炭素数1〜3の炭化水素基である)、アニオン
性基が、−COO-・H+、−SO3 -・H+、−SO4 -・
H+および−PO4 -・H+よりなる群から選ばれる少なく
とも一種類のアニオン性基であることを特徴とする請求
項第14項記載の刺激応答開繊性不織布の処理方法。
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---|---|---|---|
JP34522796A JP3795159B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 刺激応答開繊性不織布の処理方法 |
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JP34522796A JP3795159B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 刺激応答開繊性不織布の処理方法 |
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JP2006015077A Division JP4077009B2 (ja) | 2006-01-24 | 2006-01-24 | 刺激応答開繊性不織布の処理方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH10195769A true JPH10195769A (ja) | 1998-07-28 |
JP3795159B2 JP3795159B2 (ja) | 2006-07-12 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001146664A (ja) * | 1999-11-12 | 2001-05-29 | Pigeon Corp | 不織布、その製法およびその用途 |
JP2001206818A (ja) * | 1999-11-12 | 2001-07-31 | Pigeon Corp | ウエットティッシュ用薬液および包装ウエットティッシュ |
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1996
- 1996-12-25 JP JP34522796A patent/JP3795159B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2001146664A (ja) * | 1999-11-12 | 2001-05-29 | Pigeon Corp | 不織布、その製法およびその用途 |
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