JPH10195730A - 段違え織り蓙 - Google Patents
段違え織り蓙Info
- Publication number
- JPH10195730A JPH10195730A JP8360005A JP36000596A JPH10195730A JP H10195730 A JPH10195730 A JP H10195730A JP 8360005 A JP8360005 A JP 8360005A JP 36000596 A JP36000596 A JP 36000596A JP H10195730 A JPH10195730 A JP H10195730A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- weft
- woven
- warp
- mat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Woven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の織蓙においては、通気性の悪い素材を
原糸とした場合において、その通気性を獲得するために
は、織目の密度を粗くしてその堅牢性を犠牲にするか、
又は素材に特殊な加工を加えて、その経済性を犠牲にす
る以外になかった。本発明は、従来の織蓙と変わらぬ原
価で、堅牢性と通気性を合わせ持つ蓙を織ることを目的
としたものである。 【構成】 本発明は、一定かつ複数の緯糸を一単位とし
て蓙を織るという行為と、その際隣り合った経糸群が織
り込む緯糸群の構成を規則的に変更するという行為によ
って構成されている。
原糸とした場合において、その通気性を獲得するために
は、織目の密度を粗くしてその堅牢性を犠牲にするか、
又は素材に特殊な加工を加えて、その経済性を犠牲にす
る以外になかった。本発明は、従来の織蓙と変わらぬ原
価で、堅牢性と通気性を合わせ持つ蓙を織ることを目的
としたものである。 【構成】 本発明は、一定かつ複数の緯糸を一単位とし
て蓙を織るという行為と、その際隣り合った経糸群が織
り込む緯糸群の構成を規則的に変更するという行為によ
って構成されている。
Description
【０００１】［産業上の利用分野］ 本発明は、一定か
つ複数の緯糸を一単位として織りあげる蓙で、隣り合っ
た経糸群が織り込む緯糸群の構成を規則的に変更した蓙
に係るものである。
つ複数の緯糸を一単位として織りあげる蓙で、隣り合っ
た経糸群が織り込む緯糸群の構成を規則的に変更した蓙
に係るものである。
【０００２】［従来の技術］ 従来の織り蓙は、一定の
緯糸又は緯糸群を一単位として、その構成を変化させる
ことなく、織りあげていた。
緯糸又は緯糸群を一単位として、その構成を変化させる
ことなく、織りあげていた。
【０００３】［発明が解決しようとする課題］ 従来の
織り蓙においては、通気性の悪い素材を使用した場合、
その通気性を獲得するためには、その糸の形状を特殊な
形状に加工する工程が必要であり、又その形状の特殊な
加工をなさざる時は、その蓙の堅牢性を犠牲にして、そ
の蓙の密度を粗くする必要があった。本発明はこの欠点
をなくすためのものである。
織り蓙においては、通気性の悪い素材を使用した場合、
その通気性を獲得するためには、その糸の形状を特殊な
形状に加工する工程が必要であり、又その形状の特殊な
加工をなさざる時は、その蓙の堅牢性を犠牲にして、そ
の蓙の密度を粗くする必要があった。本発明はこの欠点
をなくすためのものである。
【０００４】［課題を解決するための手段］ 一定かつ
複数の緯糸を一単位として蓙を織り、隣り合った経糸群
の織り込む緯糸群の構成を規則的に変更したものであ
る。
複数の緯糸を一単位として蓙を織り、隣り合った経糸群
の織り込む緯糸群の構成を規則的に変更したものであ
る。
【０００５】［作用］ 隣り合った経糸群の織り込む緯
糸群の構成を規則的に変化させることにより、すべての
緯糸に、強固に綴りこむ織り目と、比較的緩やかに綴り
こむ織り目が規則的に並ぶことになり、総体としての堅
牢性を確保しつつ、部分的にはある程度の自由度を有す
る蓙を、その原糸の素材・形状に係りなく、製造するこ
とができる。
糸群の構成を規則的に変化させることにより、すべての
緯糸に、強固に綴りこむ織り目と、比較的緩やかに綴り
こむ織り目が規則的に並ぶことになり、総体としての堅
牢性を確保しつつ、部分的にはある程度の自由度を有す
る蓙を、その原糸の素材・形状に係りなく、製造するこ
とができる。
【０００６】［実施例］ 一実施例としてもっとも簡単
な構成について説明すれば、第一図に示したＡ・Ｂ２本
の緯糸およびそれに連なる２本毎の緯糸群（Ａ）を経糸
群Ｅおよびそれと同様の規則性を持つ経糸群で構成され
る群集合（Ｅ）で織り込み、Ｂ・Ｃ２本の緯糸およびそ
れに連なる２本毎の緯糸群（Ｂ）を経糸群Ｆおよびそれ
と同様の規則性を持つ経糸群で構成される群集合（Ｆ）
で織り込むとする。この時、（Ａ）は（Ｅ）によって強
固に綴られ、（Ｆ）によって緩やかに綴られる。同様に
（Ｂ）は（Ｆ）によって強固に綴られ、（Ｅ）によって
緩やかに綴られる。この結果、交点（Ａ）（Ｅ）および
交点（Ｂ）（Ｆ）の作用により、この織物の堅牢性は確
保される。一方交点（Ｂ）（Ｅ）において（Ｂ）は
（Ｅ）と平行に移動しうるが、その動きは交点（Ａ）
（Ｅ）において阻止され、同様に（Ａ）の（Ｆ）方向へ
の移動は交点（Ｂ）（Ｅ）において阻止される。
な構成について説明すれば、第一図に示したＡ・Ｂ２本
の緯糸およびそれに連なる２本毎の緯糸群（Ａ）を経糸
群Ｅおよびそれと同様の規則性を持つ経糸群で構成され
る群集合（Ｅ）で織り込み、Ｂ・Ｃ２本の緯糸およびそ
れに連なる２本毎の緯糸群（Ｂ）を経糸群Ｆおよびそれ
と同様の規則性を持つ経糸群で構成される群集合（Ｆ）
で織り込むとする。この時、（Ａ）は（Ｅ）によって強
固に綴られ、（Ｆ）によって緩やかに綴られる。同様に
（Ｂ）は（Ｆ）によって強固に綴られ、（Ｅ）によって
緩やかに綴られる。この結果、交点（Ａ）（Ｅ）および
交点（Ｂ）（Ｆ）の作用により、この織物の堅牢性は確
保される。一方交点（Ｂ）（Ｅ）において（Ｂ）は
（Ｅ）と平行に移動しうるが、その動きは交点（Ａ）
（Ｅ）において阻止され、同様に（Ａ）の（Ｆ）方向へ
の移動は交点（Ｂ）（Ｅ）において阻止される。
【０００７】［効果］ 以上のごとく、緯糸の経糸方向
への移動を、ある程度制御された状態で、可能としつつ
織物全体の堅牢性は確保されているため、その原糸の素
材・形状に係らず、通気性と堅牢性を共有する蓙が簡単
に製造できる。
への移動を、ある程度制御された状態で、可能としつつ
織物全体の堅牢性は確保されているため、その原糸の素
材・形状に係らず、通気性と堅牢性を共有する蓙が簡単
に製造できる。
【第一図】本発明の一実施例の正面図
【第二図】第一図のａ−ａ断面図
【第三図】第一図のｂ−ｂ断面図
Ａ〜Ｄは各々一本ずつの緯糸であり、Ｅ〜Ｇは各々二本
ずつの糸で構成される経糸群である。又、第一図と第二
図で符号は共通している。
ずつの糸で構成される経糸群である。又、第一図と第二
図で符号は共通している。
Claims (1)
- 【請求項１】 一定かつ複数の緯糸を一単位として、一
定の範囲に収斂させた一定かつ複数の経糸群で織りあげ
る蓙で、織りあげる際に、隣り合った経糸群が織り込む
緯糸群の構成を、規則的に、変更したもの
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8360005A JPH10195730A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 段違え織り蓙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8360005A JPH10195730A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 段違え織り蓙 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10195730A true JPH10195730A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=18467408
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8360005A Pending JPH10195730A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 段違え織り蓙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10195730A (ja) |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP8360005A patent/JPH10195730A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4339116B2 (ja) | ３次元フィレットスティチ織物壁補強材 | |
| JP4094636B2 (ja) | 織物 | |
| CA2533761C (en) | Enhanced surface geometry sheeting | |
| USRE28155E (en) | Triaxial fabric | |
| WO2000026453A3 (en) | Woven fabric with flat film warp yarns and apparatus for forming same | |
| JPH10195730A (ja) | 段違え織り蓙 | |
| CN214983711U (zh) | 一种立体式互通透气3d网布 | |
| JPH08226045A (ja) | 立体構造布 | |
| JPS6137214A (ja) | クッション材 | |
| JP2557309B2 (ja) | 長短パイルで織成したドビー及びジャカード紋タオル織物 | |
| JP2004308075A (ja) | 絡み織物 | |
| CN213507400U (zh) | 多层织物 | |
| KR102170511B1 (ko) | 허니콤 구조를 갖는 3차원 입체형상 직물 | |
| CN211972588U (zh) | 机织菱形变化组织 | |
| KR100884167B1 (ko) | 망사 직물 | |
| JPH08226044A (ja) | 立体構造布 | |
| JPH10127458A (ja) | マイヤー毛布 | |
| JP3137952U (ja) | 手芸用ネット | |
| JPH069032Y2 (ja) | 織 物 | |
| JP2004033283A (ja) | 身体支持用ネット及びこれを使用した椅子等の身体支持装置 | |
| EP0887449A1 (en) | Jacquard shadow velvet, apparatus and method for manufacturing such jacquard shadow velvet | |
| JPH09316751A (ja) | 片面パイル織物 | |
| JPH0336541Y2 (ja) | ||
| JPH04185746A (ja) | ループパイル経編地およびその製造方法 | |
| JP3106368U (ja) | 麻メッシュケット |