JPH10194919A - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
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- JPH10194919A JPH10194919A JP1777897A JP1777897A JPH10194919A JP H10194919 A JPH10194919 A JP H10194919A JP 1777897 A JP1777897 A JP 1777897A JP 1777897 A JP1777897 A JP 1777897A JP H10194919 A JPH10194919 A JP H10194919A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】従来の皮膚外用剤よりも改善された皮膚老化防
止効果や安全性、安定性を有し、少ない使用量でも顕著
な効果を奏する皮膚外用剤を提供する。 【解決手段】特定のクロモン誘導体と特定のアミン誘導
体を組み合わせて皮膚外用剤の有効成分として使用す
る。
止効果や安全性、安定性を有し、少ない使用量でも顕著
な効果を奏する皮膚外用剤を提供する。 【解決手段】特定のクロモン誘導体と特定のアミン誘導
体を組み合わせて皮膚外用剤の有効成分として使用す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚老化防止効果
(角化改善効果、色素沈着予防・改善効果等)及び角化
異常に起因する皮膚トラブルの改善効果に優れるととも
に、安全性及び安定性の良好な皮膚外用剤に関する。
(角化改善効果、色素沈着予防・改善効果等)及び角化
異常に起因する皮膚トラブルの改善効果に優れるととも
に、安全性及び安定性の良好な皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚の最外層である表皮は、生体からの
水分や種々の成分の損失を防ぎ、生体の恒常的維持を司
っている。また、外界からの物理的・化学的刺激(温
度、湿度等)さらには、種々の細菌から身体を保護する
バリア能も有しており、その生理的機能は生体の生命活
動に大変重要である。この表皮を形成しているケラチノ
サイトは、細胞増殖と角化(分化)をバランス良く行う
ことで上述した生理機能を有する健全な表皮を形成す
る。
水分や種々の成分の損失を防ぎ、生体の恒常的維持を司
っている。また、外界からの物理的・化学的刺激(温
度、湿度等)さらには、種々の細菌から身体を保護する
バリア能も有しており、その生理的機能は生体の生命活
動に大変重要である。この表皮を形成しているケラチノ
サイトは、細胞増殖と角化(分化)をバランス良く行う
ことで上述した生理機能を有する健全な表皮を形成す
る。
【0003】しかしながら、外環境からの過剰な刺激
(紫外線等)や生理機能の変動(加齢に伴う皮膚老化や
疾患等)といった生体に作用する体内外の因子により、
この細胞増殖と角化のバランスが崩れると健全な表皮形
成が妨げられる。特に、顔や手等日常的に紫外線等の刺
激に曝されている部位は、多くの場合、増殖過多及び角
化が不十分な状態となっている。そのため、表皮肥厚や
不全角化が誘起され、その結果、乾性肌又は脂性肌、フ
ケ症等の様々な尋常性の皮膚トラブルを生じることにな
る。さらに角栓形成によりニキビの発症、メラニン代謝
の遅延により色素沈着等の様々な皮膚トラブルを生じる
と考えられる。このような皮膚のトラブルを改善し、健
常な皮膚を維持するためには、起因物質や事象を排除あ
るいは減少させるか、ある種の成分を添加、塗布する方
法が考えられる。従来、皮膚のトラブルを予防、改善す
る主たる方法として、保湿能の低下等に対しては合成あ
るいは天然の保湿成分を塗布することにより皮膚の乾燥
を防ぎ皮膚の保湿能を高める手法や血行促進剤の塗布に
よる皮膚の血行促進により改善する試みがなされてき
た。
(紫外線等)や生理機能の変動(加齢に伴う皮膚老化や
疾患等)といった生体に作用する体内外の因子により、
この細胞増殖と角化のバランスが崩れると健全な表皮形
成が妨げられる。特に、顔や手等日常的に紫外線等の刺
激に曝されている部位は、多くの場合、増殖過多及び角
化が不十分な状態となっている。そのため、表皮肥厚や
不全角化が誘起され、その結果、乾性肌又は脂性肌、フ
ケ症等の様々な尋常性の皮膚トラブルを生じることにな
る。さらに角栓形成によりニキビの発症、メラニン代謝
の遅延により色素沈着等の様々な皮膚トラブルを生じる
と考えられる。このような皮膚のトラブルを改善し、健
常な皮膚を維持するためには、起因物質や事象を排除あ
るいは減少させるか、ある種の成分を添加、塗布する方
法が考えられる。従来、皮膚のトラブルを予防、改善す
る主たる方法として、保湿能の低下等に対しては合成あ
るいは天然の保湿成分を塗布することにより皮膚の乾燥
を防ぎ皮膚の保湿能を高める手法や血行促進剤の塗布に
よる皮膚の血行促進により改善する試みがなされてき
た。
【0004】また、シミ、ソバカス及び日焼け後の肌へ
の色素沈着は、加齢に伴う皮膚の老化により発生、増加
し、しかも消失しにくいため、中高年齢層にとって悩み
となっている。これらの色素沈着症の発生機構は未だ明
確にはされていないが、太陽光線、特に紫外線やメラノ
サイト刺激ホルモン等の作用により表皮メラノサイトで
のメラミン合成機構が亢進したためと考えられ、従来、
このような後天的色素(すなわちメラニン)沈着部を正
常皮膚色まで回復させるために、例えばビタミンC(L
−アスコルビン酸)誘導体やイソフラボン誘導体(特開
昭58−225004号公報)、p−ヒドロキシ桂皮酸
誘導体(特開昭59−196813号公報)等により改
善する試みがなされてきた。
の色素沈着は、加齢に伴う皮膚の老化により発生、増加
し、しかも消失しにくいため、中高年齢層にとって悩み
となっている。これらの色素沈着症の発生機構は未だ明
確にはされていないが、太陽光線、特に紫外線やメラノ
サイト刺激ホルモン等の作用により表皮メラノサイトで
のメラミン合成機構が亢進したためと考えられ、従来、
このような後天的色素(すなわちメラニン)沈着部を正
常皮膚色まで回復させるために、例えばビタミンC(L
−アスコルビン酸)誘導体やイソフラボン誘導体(特開
昭58−225004号公報)、p−ヒドロキシ桂皮酸
誘導体(特開昭59−196813号公報)等により改
善する試みがなされてきた。
【0005】しかしながら、前記の方法は種々の皮膚ト
ラブルの予防、改善における有効性、効果の持続性、及
び薬剤の安定性・安全性等の点で、種々の問題を有して
いる。すなわち、これらの方法は、一般的に表皮、特に
角質表面の水分を補給するもの、又は保湿成分の一部を
補うものであることから、その効果効能は一時的なもの
であり、永続的かつ根本的な皮膚の改善は期待できない
ものであった。また、色素沈着に対しても実質的な色素
沈着予防・改善効果に優れた物質は未だ知られていない
のが現状である。従って皮膚の不全角化、表皮肥厚、脂
質代謝異常等に対し顕著な抑制効果を有し、皮膚の色素
沈着予防・改善効果を有する皮膚老化防止効果及び角化
異常に起因する皮膚トラブルの改善効果に優れる物質の
開発が望まれていた。
ラブルの予防、改善における有効性、効果の持続性、及
び薬剤の安定性・安全性等の点で、種々の問題を有して
いる。すなわち、これらの方法は、一般的に表皮、特に
角質表面の水分を補給するもの、又は保湿成分の一部を
補うものであることから、その効果効能は一時的なもの
であり、永続的かつ根本的な皮膚の改善は期待できない
ものであった。また、色素沈着に対しても実質的な色素
沈着予防・改善効果に優れた物質は未だ知られていない
のが現状である。従って皮膚の不全角化、表皮肥厚、脂
質代謝異常等に対し顕著な抑制効果を有し、皮膚の色素
沈着予防・改善効果を有する皮膚老化防止効果及び角化
異常に起因する皮膚トラブルの改善効果に優れる物質の
開発が望まれていた。
【0006】本発明者らは、特定のクロモン誘導体が安
全で、かつ優れた色素沈着改善効果を有し、しかも光に
対する安定性が良いことを見出し、先に特許出願した。
(特開平7−188208号公報) また、これとは別に、本発明者らは、特定のアミン誘導
体が角化改善、皮膚の色素沈着予防・改善等の皮膚老化
防止に顕著な作用を示すことを見出し、先に特許出願し
た。(特開平8−208570号公報)
全で、かつ優れた色素沈着改善効果を有し、しかも光に
対する安定性が良いことを見出し、先に特許出願した。
(特開平7−188208号公報) また、これとは別に、本発明者らは、特定のアミン誘導
体が角化改善、皮膚の色素沈着予防・改善等の皮膚老化
防止に顕著な作用を示すことを見出し、先に特許出願し
た。(特開平8−208570号公報)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これら特定のクロモン
誘導体やアミン誘導体は、従来の皮膚外用剤の有効成分
として提案されていた他の化合物に比較して、優れた色
素沈着予防・改善効果や角化改善効果等を有し、安全性
や光安定性等も良好なものであったが、更に改善された
皮膚老化防止効果や安全性、安定性を有し、少ない使用
量でも顕著な効果を奏する皮膚外用剤の開発が求められ
ていた。
誘導体やアミン誘導体は、従来の皮膚外用剤の有効成分
として提案されていた他の化合物に比較して、優れた色
素沈着予防・改善効果や角化改善効果等を有し、安全性
や光安定性等も良好なものであったが、更に改善された
皮膚老化防止効果や安全性、安定性を有し、少ない使用
量でも顕著な効果を奏する皮膚外用剤の開発が求められ
ていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは更
に研究を重ねた結果、これら特定のクロモン誘導体と特
定のアミン誘導体を組み合わせて皮膚外用剤の有効成分
として使用することにより、極めて優れた性状を有する
皮膚外用剤が得られることを見出し、本発明を完成し
た。
に研究を重ねた結果、これら特定のクロモン誘導体と特
定のアミン誘導体を組み合わせて皮膚外用剤の有効成分
として使用することにより、極めて優れた性状を有する
皮膚外用剤が得られることを見出し、本発明を完成し
た。
【0009】すなわち、本発明は、有効成分として次の
成分(A)及び(B) (A)下記一般式(1)
成分(A)及び(B) (A)下記一般式(1)
【0010】
【化3】
【0011】(式中、R1 は炭素数1〜15の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基を、R2 は水素原子、ヒドロキシ基
又は低級アルコキシ基を示す)で表されるクロモン誘導
体から選ばれた1種又は2種以上、(B)下記一般式
(2)
分岐鎖のアルキル基を、R2 は水素原子、ヒドロキシ基
又は低級アルコキシ基を示す)で表されるクロモン誘導
体から選ばれた1種又は2種以上、(B)下記一般式
(2)
【0012】
【化4】
【0013】(式中、R3 は炭素数1〜40のヒドロキ
シ基又はアルコキシ基が置換してもよい飽和アルキル
基、もしくは不飽和アルキル基、分岐構造を有するアル
キル基、環状構造を有するアルキル基を示し、R4 は水
素原子、もしくは炭素数1〜3のヒドロキシ基が置換し
てもよいアルキル基を示す)で表されるアミン誘導体又
はその酸付加塩から選ばれた1種又は2種以上、を含有
することを特徴とする皮膚外用剤を提供するものであ
る。
シ基又はアルコキシ基が置換してもよい飽和アルキル
基、もしくは不飽和アルキル基、分岐構造を有するアル
キル基、環状構造を有するアルキル基を示し、R4 は水
素原子、もしくは炭素数1〜3のヒドロキシ基が置換し
てもよいアルキル基を示す)で表されるアミン誘導体又
はその酸付加塩から選ばれた1種又は2種以上、を含有
することを特徴とする皮膚外用剤を提供するものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明において成分(A)として
使用される一般式(1)のクロモン誘導体の具体例とし
ては、例えば2−ブチルクロモン、2−ペンチルクロモ
ン、2−ヘプチルクロモン、2−ノニルクロモン、2−
ヘキサデシルクロモン、2−(1−エチルペンチル)ク
ロモン、2−ブチル−7−メトキシクロモン、2−ペン
チル−7−メトキシクロモン、2−ヘプチル−7−メト
キシクロモン、2−ノニル−7−メトキシクロモン、2
−ペンタデシル−7−メトキシクロモン、2−(1−エ
チルペンチル)−7−メトキシクロモン、7−ヒドロキ
シ−2−メチルクロモン、7−ヒドロキシ−2−ブチル
クロモン、7−ヒドロキシ−2−ペンチルクロモン、7
−ヒドロキシ−2−ヘプチルクロモン、7−ヒドロキシ
−2−ノニルクロモン、7−ヒドロキシ−2−ペンタデ
シルクロモン、7−ヒドロキシ−2−(1−エチルペン
チル)クロモン等が好ましいものとして挙げられる。
使用される一般式(1)のクロモン誘導体の具体例とし
ては、例えば2−ブチルクロモン、2−ペンチルクロモ
ン、2−ヘプチルクロモン、2−ノニルクロモン、2−
ヘキサデシルクロモン、2−(1−エチルペンチル)ク
ロモン、2−ブチル−7−メトキシクロモン、2−ペン
チル−7−メトキシクロモン、2−ヘプチル−7−メト
キシクロモン、2−ノニル−7−メトキシクロモン、2
−ペンタデシル−7−メトキシクロモン、2−(1−エ
チルペンチル)−7−メトキシクロモン、7−ヒドロキ
シ−2−メチルクロモン、7−ヒドロキシ−2−ブチル
クロモン、7−ヒドロキシ−2−ペンチルクロモン、7
−ヒドロキシ−2−ヘプチルクロモン、7−ヒドロキシ
−2−ノニルクロモン、7−ヒドロキシ−2−ペンタデ
シルクロモン、7−ヒドロキシ−2−(1−エチルペン
チル)クロモン等が好ましいものとして挙げられる。
【0015】特に好適な化合物としては、R1 が炭素数
4〜9の直鎖又は分岐鎖のアルキル基で、R2 が水素原
子、ヒドロキシ基、又はメトキシ基の化合物であり、例
えば2−ブチルクロモン、2−ペンチルクロモン、2−
へプチルクロモン、2−ノニルクロモン、2−(1−エ
チルペンチル)クロモン、2−ブチル−7−メトキシク
ロモン、2−ぺンチル−7−メトキシクロモン、2−ヘ
プチル−7−メトキシクロモン、2−ノニル−7−メト
キシクロモン、2−(1−エチルぺンチル)−7−メト
キシクロモン、7−ヒドロキシ−2−ブチルクロモン、
7−ヒドロキシ−2−ペンチルクロモン、7−ヒドロキ
シ−2−ヘプチルクロモン、7−ヒドロキシ−2−ノニ
ルクロモン、7−ヒドロキシ−2−(1−エチルペンチ
ル)クロモン等を挙げることができる。
4〜9の直鎖又は分岐鎖のアルキル基で、R2 が水素原
子、ヒドロキシ基、又はメトキシ基の化合物であり、例
えば2−ブチルクロモン、2−ペンチルクロモン、2−
へプチルクロモン、2−ノニルクロモン、2−(1−エ
チルペンチル)クロモン、2−ブチル−7−メトキシク
ロモン、2−ぺンチル−7−メトキシクロモン、2−ヘ
プチル−7−メトキシクロモン、2−ノニル−7−メト
キシクロモン、2−(1−エチルぺンチル)−7−メト
キシクロモン、7−ヒドロキシ−2−ブチルクロモン、
7−ヒドロキシ−2−ペンチルクロモン、7−ヒドロキ
シ−2−ヘプチルクロモン、7−ヒドロキシ−2−ノニ
ルクロモン、7−ヒドロキシ−2−(1−エチルペンチ
ル)クロモン等を挙げることができる。
【0016】これらのクロモン誘導体は公知の化合物で
あり、例えば、特開平7−188208号公報に記載さ
れた方法によって製造することができる。そして、これ
らのクロモン誘導体は、単独で又は2種以上を組み合わ
せて使用することができ、通常は皮膚外用剤全量中に
0.01〜50重量%(以下、単に「%」と表す)、好
ましくは0.1〜20%、さらに好ましくは0.1〜5
%配合される。
あり、例えば、特開平7−188208号公報に記載さ
れた方法によって製造することができる。そして、これ
らのクロモン誘導体は、単独で又は2種以上を組み合わ
せて使用することができ、通常は皮膚外用剤全量中に
0.01〜50重量%(以下、単に「%」と表す)、好
ましくは0.1〜20%、さらに好ましくは0.1〜5
%配合される。
【0017】本発明において成分(B)として使用され
る一般式(2)のアミン誘導体において、R3 は炭素数
1〜40のヒドロキシ基又はアルコキシ基が置換しても
よい飽和アルキル基、、もしくは不飽和アルキル基、分
岐構造を有するアルキル基、環状構造を有するアルキル
基を示すが、好ましくは炭素数12〜20のヒドロキシ
基又はアルコキシ基が置換してもよい飽和アルキル基、
もしくは不飽和アルキル基、分岐構造を有するアルキル
基、環状構造を有するアルキル基を示し、特に好ましく
は炭素数12〜20の飽和かつ直鎖の炭化水素基もしく
は不飽和炭化水素基、分岐構造を有する炭化水素基、あ
るいは水酸基又はメトキシ基を有する炭素数18の飽和
もしくは不飽和炭化水素基を示す。
る一般式(2)のアミン誘導体において、R3 は炭素数
1〜40のヒドロキシ基又はアルコキシ基が置換しても
よい飽和アルキル基、、もしくは不飽和アルキル基、分
岐構造を有するアルキル基、環状構造を有するアルキル
基を示すが、好ましくは炭素数12〜20のヒドロキシ
基又はアルコキシ基が置換してもよい飽和アルキル基、
もしくは不飽和アルキル基、分岐構造を有するアルキル
基、環状構造を有するアルキル基を示し、特に好ましく
は炭素数12〜20の飽和かつ直鎖の炭化水素基もしく
は不飽和炭化水素基、分岐構造を有する炭化水素基、あ
るいは水酸基又はメトキシ基を有する炭素数18の飽和
もしくは不飽和炭化水素基を示す。
【0018】R3 の具体例としては、メチル、エチル、
プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ウンデセニル、
ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、
ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、オレイ
ル、リノイル、リシノイル、12−ヒドロキシステアリ
ル、イソステアリル、12−メトキシステアリル、9あ
るいは10あるいは11あるいは12あるいは13ある
いは14−メチルヘキサデシル、9あるいは10あるい
は11あるいは12あるいは13あるいは14−メチル
ヘプタデシル、9−シクロへキシノニル、10−シクロ
ヘキシルデカニル等が挙げられる。
プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ウンデセニル、
ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、
ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、オレイ
ル、リノイル、リシノイル、12−ヒドロキシステアリ
ル、イソステアリル、12−メトキシステアリル、9あ
るいは10あるいは11あるいは12あるいは13ある
いは14−メチルヘキサデシル、9あるいは10あるい
は11あるいは12あるいは13あるいは14−メチル
ヘプタデシル、9−シクロへキシノニル、10−シクロ
ヘキシルデカニル等が挙げられる。
【0019】本発明のアミン誘導体(2)の酸付加塩と
しては、塩酸塩、硝酸塩、リン酸塩等の無機酸塩、コハ
ク酸塩、フマル酸塩、ヘキサデカン酸塩、オクタデカン
酸塩、乳酸塩、グリコール酸塩、クエン酸塩、酒石酸
塩、安息香酸塩等の有機酸塩が挙げられる。また、本発
明のアミン誘導体(2)には、不斉炭素原子が存在する
ので、これらの化合物には立体異性体が存在し得るが、
本発明においては光学活性体及びその混合物のいずれも
使用することができる。さらに、これらの化合物は、水
和物等の溶媒和物としても使用することができる。
しては、塩酸塩、硝酸塩、リン酸塩等の無機酸塩、コハ
ク酸塩、フマル酸塩、ヘキサデカン酸塩、オクタデカン
酸塩、乳酸塩、グリコール酸塩、クエン酸塩、酒石酸
塩、安息香酸塩等の有機酸塩が挙げられる。また、本発
明のアミン誘導体(2)には、不斉炭素原子が存在する
ので、これらの化合物には立体異性体が存在し得るが、
本発明においては光学活性体及びその混合物のいずれも
使用することができる。さらに、これらの化合物は、水
和物等の溶媒和物としても使用することができる。
【0020】本発明のアミン誘導体(2)又はその酸付
加塩類は、単独で又は2種類以上を組み合わせて使用す
ることができ、通常は皮膚外用剤全量中に0.005〜
10%、好ましくは0.005〜1%配合される。
加塩類は、単独で又は2種類以上を組み合わせて使用す
ることができ、通常は皮膚外用剤全量中に0.005〜
10%、好ましくは0.005〜1%配合される。
【0021】本発明で用いられる一般式(2)で表され
るアミン誘導体は、公知の種々の方法により製造され
る。(例えば特開平8−208570号公報) 好ましいアミン誘導体(2)としては、牛脂や大豆油等
からダイマー酸を製造する際副生物であるイソステアリ
ン酸を還元して得られるイソステアリルアルコールを原
料として使用し、主に主鎖上の様々な位置にメチル分岐
を有する化合物の混合物が挙げられる。
るアミン誘導体は、公知の種々の方法により製造され
る。(例えば特開平8−208570号公報) 好ましいアミン誘導体(2)としては、牛脂や大豆油等
からダイマー酸を製造する際副生物であるイソステアリ
ン酸を還元して得られるイソステアリルアルコールを原
料として使用し、主に主鎖上の様々な位置にメチル分岐
を有する化合物の混合物が挙げられる。
【0022】本発明の皮膚外用剤は、それぞれ常法によ
り種々の形態に調製することができるが、一般にはロー
ション状、乳液状、クリーム状、軟膏状、スティック
状、有機溶媒による溶液状、パック状、ゲル状とするの
が好ましい。具体的には、例えば水/油、油/水型乳化
化粧料、クリーム、化粧乳液、化粧水、油性化粧料、口
紅、ファンデーション、皮膚洗浄剤、ヘアートニック、
整髪剤、養毛剤、育毛剤等とすることができる。
り種々の形態に調製することができるが、一般にはロー
ション状、乳液状、クリーム状、軟膏状、スティック
状、有機溶媒による溶液状、パック状、ゲル状とするの
が好ましい。具体的には、例えば水/油、油/水型乳化
化粧料、クリーム、化粧乳液、化粧水、油性化粧料、口
紅、ファンデーション、皮膚洗浄剤、ヘアートニック、
整髪剤、養毛剤、育毛剤等とすることができる。
【0023】本発明の皮膚外用剤は、本発明の効果を損
ねない範囲で(A)クロモン誘導体及び(B)アミン誘
導体以外の任意の成分を配合することができ、その剤型
に応じて化粧料に通常配合して使用されている成分、例
えば精製水、エタノール、油性物質、保湿剤、増粘剤、
防腐剤、乳化剤、薬効成分、粉体、香料、乳化安定剤、
pH調整剤等を使用することができる。
ねない範囲で(A)クロモン誘導体及び(B)アミン誘
導体以外の任意の成分を配合することができ、その剤型
に応じて化粧料に通常配合して使用されている成分、例
えば精製水、エタノール、油性物質、保湿剤、増粘剤、
防腐剤、乳化剤、薬効成分、粉体、香料、乳化安定剤、
pH調整剤等を使用することができる。
【0024】具体的には、油性成分としては流動パラフ
ィン、ワセリン、パラフィンワックス、スクワラン、ミ
ツロウ、カルナバロウ、オリーブ油、ラノリン、高級ア
ルコール、脂肪酸、高級アルコールと脂肪酸の合成エス
テル油、シリコーン油等が;保湿剤としてはソルビトー
ル、キシリトール、グリセリン、マルチトール、プロピ
レングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4
−ブチレングリコール、ピロリドンカルボン酸エステ
ル、乳酸、乳酸ナトリウム、ポリオキシプロピレン脂肪
酸エステル、ポリエチレングリコール等が;増粘剤とし
てはカルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセル
ロース、ポリビニルアルコール、カラギーナン、ゼラチ
ン等の水溶性高分子、塩化ナトリウム、塩化カリウム等
の電解質等が;防腐剤としては尿素、メチルパラベン、
エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、
安息香酸ナトリウム等が;乳化剤としてはポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチ
レンソルビトール脂肪酸エステル等の非イオン界面活性
剤が;粉体としてはタルク、セリサイト、マイカ、カオ
リン、シリカ、ベントナイト、バーミキュライト、亜鉛
華、雲母、雲母チタン、酸化チタン、酸化マグネシウ
ム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、ベンガラ、酸化
鉄、群青等が;pH調整剤としては乳酸−乳酸ナトリウ
ム、クエン酸−クエン酸ナトリウム等の緩衝剤等が挙げ
られる。
ィン、ワセリン、パラフィンワックス、スクワラン、ミ
ツロウ、カルナバロウ、オリーブ油、ラノリン、高級ア
ルコール、脂肪酸、高級アルコールと脂肪酸の合成エス
テル油、シリコーン油等が;保湿剤としてはソルビトー
ル、キシリトール、グリセリン、マルチトール、プロピ
レングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4
−ブチレングリコール、ピロリドンカルボン酸エステ
ル、乳酸、乳酸ナトリウム、ポリオキシプロピレン脂肪
酸エステル、ポリエチレングリコール等が;増粘剤とし
てはカルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセル
ロース、ポリビニルアルコール、カラギーナン、ゼラチ
ン等の水溶性高分子、塩化ナトリウム、塩化カリウム等
の電解質等が;防腐剤としては尿素、メチルパラベン、
エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、
安息香酸ナトリウム等が;乳化剤としてはポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチ
レンソルビトール脂肪酸エステル等の非イオン界面活性
剤が;粉体としてはタルク、セリサイト、マイカ、カオ
リン、シリカ、ベントナイト、バーミキュライト、亜鉛
華、雲母、雲母チタン、酸化チタン、酸化マグネシウ
ム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、ベンガラ、酸化
鉄、群青等が;pH調整剤としては乳酸−乳酸ナトリウ
ム、クエン酸−クエン酸ナトリウム等の緩衝剤等が挙げ
られる。
【0025】また、種々の有効成分として、アラントイ
ン、ビタミンE誘導体、グリチルリチン、アスコルビン
酸誘導体、コージ酸、アルブチン、パンテティン酸誘導
体、プラセンタエキス、抗炎症剤、ヨクイニン、各種植
物抽出物等を添加することにより、メラニン抑制効果の
一層の向上をはかることができる。更に、種々の紫外線
吸収物質を添加することにより、日焼けの予防と治療効
果を兼ね備えた皮膚外用剤とすることができる。
ン、ビタミンE誘導体、グリチルリチン、アスコルビン
酸誘導体、コージ酸、アルブチン、パンテティン酸誘導
体、プラセンタエキス、抗炎症剤、ヨクイニン、各種植
物抽出物等を添加することにより、メラニン抑制効果の
一層の向上をはかることができる。更に、種々の紫外線
吸収物質を添加することにより、日焼けの予防と治療効
果を兼ね備えた皮膚外用剤とすることができる。
【0026】このようにして得られる本発明の皮膚外用
剤は、皮膚のしみ、そばかす、日焼け後の色素沈着部等
の患部に局所的に適用され、その用量は、クリーム、軟
膏状製剤の場合は皮膚面1cm2 当たり1〜20mg、
液状製剤の場合は同じく1〜10mgとするのが好まし
い。
剤は、皮膚のしみ、そばかす、日焼け後の色素沈着部等
の患部に局所的に適用され、その用量は、クリーム、軟
膏状製剤の場合は皮膚面1cm2 当たり1〜20mg、
液状製剤の場合は同じく1〜10mgとするのが好まし
い。
【0027】
【発明の効果】本発明では、(A)特定のクロモン誘導
体と(B)特定のアミン誘導体を組み合わせて皮膚外用
剤の有効成分として使用することによって、これらのク
ロモン誘導体やアミン誘導体をそれぞれ単独で有効成分
として含有する皮膚外用剤に比較して、更に改善された
皮膚の角化改善効果、皮膚の色素沈着予防・改善効果及
びしわの予防・改善効果等の老化防止効果及び角化異常
に起因する皮膚トラブルの改善効果を奏するものであ
る。また、本発明の皮膚外用剤は、安全性及び安定性に
も優れており、きわめて実用的価値の高いものである。
体と(B)特定のアミン誘導体を組み合わせて皮膚外用
剤の有効成分として使用することによって、これらのク
ロモン誘導体やアミン誘導体をそれぞれ単独で有効成分
として含有する皮膚外用剤に比較して、更に改善された
皮膚の角化改善効果、皮膚の色素沈着予防・改善効果及
びしわの予防・改善効果等の老化防止効果及び角化異常
に起因する皮膚トラブルの改善効果を奏するものであ
る。また、本発明の皮膚外用剤は、安全性及び安定性に
も優れており、きわめて実用的価値の高いものである。
【0028】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明をさらに説明す
るが、本発明がこれらの実施例により限定されるもので
はないことは言うまでもない。実施例1〜5における美
白効果の評価は、以下に示すようなUVB誘導色素斑に
対する改善効果により行った。
るが、本発明がこれらの実施例により限定されるもので
はないことは言うまでもない。実施例1〜5における美
白効果の評価は、以下に示すようなUVB誘導色素斑に
対する改善効果により行った。
【0029】(UVB色素斑に対する効果試験)被験者
10名の上腕内側部にUVB領域の紫外線を最小紅斑量
(MED)の2倍量を1日1回2日間にわたり照射し、
誘導した色素斑に1日2回、1ヶ月間被験部位に試料を
連続塗布することによる色素斑消退量を調べた。評価
は、色差計により測定を行い、得られたマンセル値から
L*値を算出し、サンプル塗布部の△L*(経時変化)
からサンプル未塗布部の△L’*(経時変化)を差し引
いた値(△△L*)により行った。△△L*は以下の式
にて表される。 △△L*=(L*1 −L*0 )−(L’*1 −L’
*0 ) L*0 :塗布前の試料塗布被験部位 L’*0:塗布前の試料未塗布被験部位 L*1 :連続塗布1ヶ月後の試料塗布被験部位 L’*1:連続塗布1ヶ月後の試料未塗布被験部位
10名の上腕内側部にUVB領域の紫外線を最小紅斑量
(MED)の2倍量を1日1回2日間にわたり照射し、
誘導した色素斑に1日2回、1ヶ月間被験部位に試料を
連続塗布することによる色素斑消退量を調べた。評価
は、色差計により測定を行い、得られたマンセル値から
L*値を算出し、サンプル塗布部の△L*(経時変化)
からサンプル未塗布部の△L’*(経時変化)を差し引
いた値(△△L*)により行った。△△L*は以下の式
にて表される。 △△L*=(L*1 −L*0 )−(L’*1 −L’
*0 ) L*0 :塗布前の試料塗布被験部位 L’*0:塗布前の試料未塗布被験部位 L*1 :連続塗布1ヶ月後の試料塗布被験部位 L’*1:連続塗布1ヶ月後の試料未塗布被験部位
【0030】評価は被験者10名の評価点(下記表1参
照)の平均値で示した。
照)の平均値で示した。
【0031】
【表1】
【0032】実施例1(クリーム) 表2に示す組成のクリームを下記の製法に従って調製
し、その連続塗布による美白効果について上記基準によ
り評価を行った。その結果を表2に併記した。(製法)
油相成分(1)〜(6)を80℃で加熱混合し、撹拌下
で80℃に加熱した水相成分(7)〜(11)を加えて
乳化した後、(12)を加え次いで撹拌しながら室温ま
で冷却する。
し、その連続塗布による美白効果について上記基準によ
り評価を行った。その結果を表2に併記した。(製法)
油相成分(1)〜(6)を80℃で加熱混合し、撹拌下
で80℃に加熱した水相成分(7)〜(11)を加えて
乳化した後、(12)を加え次いで撹拌しながら室温ま
で冷却する。
【0033】
【表2】
【0034】実施例2(クリーム) 実施例1と同様に、表3の組成のクリームを調製し、連
続塗布による美白効果を評価し、その結果を併記した。
続塗布による美白効果を評価し、その結果を併記した。
【0035】
【表3】
【0036】実施例3(乳液) 表4に示す組成の乳液を下記の製法に従って調製し、そ
の連続塗布による美白効果について実施例1と同様の基
準により評価した。(製法)油相成分(1)〜(7)を
80℃で加熱混合し、撹拌下で80℃に加熱した水相成
分(8)〜(13)を加えて乳化した後、(14)を加
え次いで撹拌しながら室温まで冷却する。
の連続塗布による美白効果について実施例1と同様の基
準により評価した。(製法)油相成分(1)〜(7)を
80℃で加熱混合し、撹拌下で80℃に加熱した水相成
分(8)〜(13)を加えて乳化した後、(14)を加
え次いで撹拌しながら室温まで冷却する。
【0037】
【表4】
【0038】実施例4(ローション) 表5に示す組成のローションを下記の製法に従って調製
し、その連続塗布による美白効果について実施例1と同
様の基準により評価した。(製法)(1)〜(3)、
(6)、(7)の成分を撹拌分散させた後、これに精製
水60%を加えてAとする。一方(4)、(5)、
(9)、(10)の成分を撹拌溶解した後、これに残量
の精製水を加えBとし、Aを撹拌しながらBを加え撹拌
する。
し、その連続塗布による美白効果について実施例1と同
様の基準により評価した。(製法)(1)〜(3)、
(6)、(7)の成分を撹拌分散させた後、これに精製
水60%を加えてAとする。一方(4)、(5)、
(9)、(10)の成分を撹拌溶解した後、これに残量
の精製水を加えBとし、Aを撹拌しながらBを加え撹拌
する。
【0039】
【表5】
【0040】実施例5(エッセンス美容液) 表6に示す組成のエッセンス(美容液)を下記の製法に
従って調製し、その連続塗布による美白効果について実
施例1と同様の基準により評価した。(製法)(1)〜
(5)、(8)、(9)の成分を撹拌分散させた後、こ
れに精製水65%を加えてAとする。一方(6)、
(7)、(11)、(12)の成分を撹拌溶解した後、
これに残量の精製水を加えBとし、Aを撹拌しながらB
を加え撹拌する。
従って調製し、その連続塗布による美白効果について実
施例1と同様の基準により評価した。(製法)(1)〜
(5)、(8)、(9)の成分を撹拌分散させた後、こ
れに精製水65%を加えてAとする。一方(6)、
(7)、(11)、(12)の成分を撹拌溶解した後、
これに残量の精製水を加えBとし、Aを撹拌しながらB
を加え撹拌する。
【0041】
【表6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河上 恭子 東京都墨田区文花2丁目1番3号 花王株 式会社東京研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 有効成分として次の成分(A)及び
(B) (A)下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1 は炭素数1〜15の直鎖又は分岐鎖のアル
キル基を、R2 は水素原子、ヒドロキシ基又は低級アル
コキシ基を示す)で表されるクロモン誘導体から選ばれ
た1種又は2種以上、(B)下記一般式(2) 【化2】 (式中、R3 は炭素数1〜40のヒドロキシ基又はアル
コキシ基が置換してもよい飽和アルキル基、もしくは不
飽和アルキル基、分岐構造を有するアルキル基、環状構
造を有するアルキル基を示し、R4 は水素原子、もしく
は炭素数1〜3のヒドロキシ基が置換してもよいアルキ
ル基を示す)で表されるアミン誘導体又はその酸付加塩
から選ばれた1種又は2種以上、を含有することを特徴
とする皮膚外用剤。 - 【請求項2】 成分(A)として、2−(1−エチルペ
ンチル)−7−メトキシクロモンを使用することを特徴
とする請求項1に記載の皮膚外用剤。 - 【請求項3】 成分(B)として、上記一般式(2)に
おいてR3 が炭素数12〜20のヒドロキシ基又はアル
コキシ基が置換してもよい飽和アルキル基、もしくは不
飽和アルキル基、分岐構造を有するアルキル基、環状構
造を有するアルキル基であるアミン誘導体(R4 は同
上)を使用することを特徴とする請求項1又は2に記載
の皮膚外用剤。 - 【請求項4】 成分(B)として、1−(2−ヒドロキ
シエチルアミノ)−3−イソステアリルオキシ−2−プ
ロパノール及び/又は1−(2−ヒドロキシエチルアミ
ノ)−3−(12−メチルヘキサデシルオキシ)−2−
プロパノールを使用することを特徴とする請求項1〜3
のいずれか1項に記載の皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1777897A JPH10194919A (ja) | 1997-01-16 | 1997-01-16 | 皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1777897A JPH10194919A (ja) | 1997-01-16 | 1997-01-16 | 皮膚外用剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10194919A true JPH10194919A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=11953188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1777897A Pending JPH10194919A (ja) | 1997-01-16 | 1997-01-16 | 皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10194919A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1508327A1 (de) | 2003-08-18 | 2005-02-23 | MERCK PATENT GmbH | Verwendung von Chromen-4-on-Derivaten zur Haut- oder Haarpflege |
DE102004016250A1 (de) * | 2004-04-02 | 2005-10-20 | Merck Patent Gmbh | Chromon-Komplexe |
JP2010105924A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Juntendo | 皮膚角化促進剤 |
-
1997
- 1997-01-16 JP JP1777897A patent/JPH10194919A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1508327A1 (de) | 2003-08-18 | 2005-02-23 | MERCK PATENT GmbH | Verwendung von Chromen-4-on-Derivaten zur Haut- oder Haarpflege |
JP2005060398A (ja) * | 2003-08-18 | 2005-03-10 | Merck Patent Gmbh | クロメン−4−オン誘導体類の使用 |
DE102004016250A1 (de) * | 2004-04-02 | 2005-10-20 | Merck Patent Gmbh | Chromon-Komplexe |
JP2010105924A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Juntendo | 皮膚角化促進剤 |
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