JPH10194393A - 炭酸水注出バルブ及びこのバルブを用いた飲料水供給装置 - Google Patents

炭酸水注出バルブ及びこのバルブを用いた飲料水供給装置

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JPH10194393A
JPH10194393A JP9000844A JP84497A JPH10194393A JP H10194393 A JPH10194393 A JP H10194393A JP 9000844 A JP9000844 A JP 9000844A JP 84497 A JP84497 A JP 84497A JP H10194393 A JPH10194393 A JP H10194393A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飲料水供給装置の外形を大型化することな
く、また、コストを増大することなく、注出時の炭酸ガ
スボリュームのロスを少なくした飲料水注出バルブを提
供する。 【解決手段】 バルブ本体1と、炭酸水及び飲料原液の
供給弁を開閉するバルブレバー2と、炭酸水と飲料原液
とを混合して注出するノズル22とを有する炭酸水注出
バルブにおいて、炭酸水の通路における炭酸飲料水吐出
口25の直前に、静かにゆっくり炭酸水を減圧する減圧
装置をもうける。減圧装置としては、例えば、炭酸飲料
水吐出口25に近付くにつれて通路断面積が広くする、
または、軸線が垂直方向となる円筒状空間部10に炭酸
水導入空間部11を上部に残して円筒状コーン14を挿
入し、円筒状空間部10の内周壁面と円筒状コーン14
の外周面との間に形成された環状の間隙を減圧通路とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭酸水とシロッ
プ、リカー等の飲料原液とを混合して注出する飲料水供
給装置のポストミックスバルブ、即ち、炭酸水注出バル
ブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】斯かるディスペンサー用のポストミック
スバルブとしては、例えば実開昭61−81070号公
報に係る明細書及び図面に記載されているように、バル
ブ本体内には、バルブレバーの回動により炭酸水の通路
を開閉する供給弁とシロップの通路を開閉する供給弁と
を備え、バルブ本体の先端下部に設けられたノズルに
は、炭酸水の通路を開閉する供給弁とシロップの通路を
開閉する供給弁とに連通する通路と、炭酸水とシロップ
とを混合して注出する炭酸飲料水吐出口とを備え、該炭
酸飲料水吐出口から炭酸水飲料を注出する構成のものが
一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、炭酸水がその
通路を通過してシロップと混合する際に、炭酸水は通路
から減圧機構を通さず直接ノズルの炭酸飲料水吐出口の
手前に吐き出されてシロップと混合されるため、圧力降
下に伴い炭酸水に与えられる動揺が激しく炭酸ガスと水
との結合が緩くなり、かつ乱され水に溶けていた炭酸ガ
スが一気に大量逃げてしまい、炭酸水中の炭酸ガス濃度
の低下、即ち炭酸ガスボリュウムのロスが大きくなると
いう欠点があった。ところで、一般に液体に溶解する気
体の量は、ヘンリーの法則に従い圧力に比例する、ま
た、温度が低いほど溶解量が大きくなる。そこで、上記
問題への対処として、実公昭51−105638号公報
に記載のように炭酸水注出バルブの手前で炭酸水を冷却
したり、或いは、特公昭47−1825号公報に記載の
ようにカーボネータにかける圧力を高くしたりして炭酸
水供給装置内の配管上の工夫が多く試みられてきた。し
かし、このような配管上の工夫を行う場合は、配管が複
雑になり装置の大型化やコストの増大を招くという問題
があり、未だ抜本的な解決策は見い出されていなかっ
た。
【0004】本発明は、このような従来の技術に存在す
る問題点に着目してなされたものであって、飲料水供給
装置の外形を大型化することなく、また、そのコストを
増大することなく、注出時に炭酸水中の炭酸ガスの放出
を少なくした炭酸水注出バルブを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明では、炭酸水の通路を開閉す
る炭酸水の供給弁、飲料原液の通路を開閉する飲料原液
の供給弁等を備えたバルブ本体と、前記炭酸水の通路を
開閉する供給弁及び飲料原液の通路を開閉する供給弁を
開閉するバルブレバーと、炭酸水の通路から供給される
炭酸水と飲料原液の通路から供給される飲料原液とを炭
酸飲料水吐出口において混合して注出するノズルとを有
する炭酸水注出バルブにおいて、炭酸水の通路における
炭酸飲料水吐出口の直前に、該炭酸飲料水吐出口に近付
くにつれて通路断面積が広くなる減圧装置を設けたもの
である。
【0006】請求項2記載の発明では、炭酸水の通路を
開閉する炭酸水の供給弁、飲料原液の通路を開閉する飲
料原液の供給弁等を備えたバルブ本体と、前記炭酸水の
通路を開閉する供給弁及び飲料原液の通路を開閉する供
給弁を開閉するバルブレバーと、炭酸水の通路から供給
される炭酸水と飲料原液の通路から供給される飲料原液
とを炭酸飲料水吐出口において混合して注出するノズル
とを有する炭酸水注出バルブにおいて、炭酸水の通路に
おける炭酸飲料水吐出口の直前に、軸線が垂直方向とな
る円筒状空間部に炭酸水導入空間部を上部に残して円筒
状コーンを挿入し、円筒状空間部の内周壁面と円筒状コ
ーンの外周面との間に形成された環状の間隙を減圧通路
とする減圧装置を設けたものである。
【0007】請求項3記載の発明では、前記円筒状空間
部の内周壁面を下方向に広がるテーパ面としたものであ
る。
【0008】請求項4記載の発明では、前記円筒状コー
ンの外周面に、コーンの上端から下端に至る複数本の細
溝を設けたものである。
【0009】請求項5記載の発明では、前記細溝を網目
状の溝としたものである。
【0010】請求項6記載の発明では、前記円筒状コー
ンの上端角部を円弧部として形成したものである。
【0011】請求項7記載の発明では、前記円筒状コー
ンを熱伝導性の低い材料から形成したものである。
【0012】請求項8記載の発明では、前記円筒状コー
ンを水の吸収率の低い材料から形成したものである。
【0013】請求項9記載の発明では、前記円筒状コー
ンの上端に皿型のフィルタを被せたものである。
【0014】請求項10記載の発明では、前記円筒状コ
ーンの下部に外周面に複数のU字状溝を有する整流部を
設け、該U字状溝を介して前記環状の間隙からの炭酸水
を炭酸飲料水吐出口に導く如く構成したものである。
【0015】請求項11記載の発明では、前記整流部を
円筒状コーンとは別体に設けたものである。
【0016】請求項12記載の発明では、前記円筒状コ
ーンをフィルタ材料から形成したものである。
【0017】請求項13記載の発明では、カーボネータ
から炭酸水を供給する炭酸水供給配管を複数の支管に分
岐し、それぞれに請求項1〜12のいずれか1項に記載
の炭酸水注出バルブを用い、これら炭酸水注出バルブの
円筒状コーンを異ならしめるかまたは取り外すことによ
り注出炭酸水の濃度を異ならしめるとともに、各炭酸水
注出バルブに飲料原液供給配管を接続し、複数の炭酸水
濃度の飲料を注出可能ならしめたものである。
【0018】請求項1記載の炭酸水注出バルブにおいて
は、炭酸水が、炭酸飲料水吐出口の直前の炭酸水の通路
において、通路断面積が徐々に広くなる減圧装置により
緩やかに減圧されるので、炭酸水における炭酸ガスと水
との結び付きを緩める動揺が減少し、炭酸飲料水吐出口
において炭酸水から逃げる炭酸ガス量、即ち炭酸ガスボ
リュウームのロスが減少し、注出される炭酸水の濃度が
高くなる。
【0019】請求項2記載の炭酸水注出バルブにおいて
は、炭酸飲料水吐出口の直前の炭酸水の通路に設けられ
た減圧装置は、円筒状コーンと円筒状空間部との間に形
成される間隙を利用しているので、炭酸水が十分な長さ
と断面積を有する通路で減圧され、炭酸水における炭酸
ガスと水との結び付きを緩める動揺が減少し、炭酸飲料
水吐出口における炭酸ガスボリュウームのロスが減少
し、注出される炭酸水の濃度が高くなる。
【0020】請求項2〜12記載の炭酸水注出バルブに
おいては、円筒状コーンの仕様、例えば直径、軸方向長
さ、溝形状、材質等を変更するか、または取り付けるか
否かにより注出される炭酸水の濃度を変更することがで
きる。
【0021】請求項3記載の炭酸水注出バルブにおいて
は、円筒状空間部の内周壁面が下方向に広がるテーパ面
となっているため、円筒状コーンと円筒状空間部との間
に形成される間隙は徐々に拡大するように構成される。
従って、炭酸飲料水吐出口の直前の炭酸水の通路に設け
られた減圧装置は、十分な長さと断面積を有するばかり
でなく、その断面積は徐々に拡大するように構成されて
いるため、炭酸水における炭酸ガスと水との結び付きを
緩める動揺がより一層減少し、炭酸飲料水吐出口におけ
る炭酸ガスボリュウームのロスがより一層減少し、注出
される炭酸水の濃度がより一層高くなる。
【0022】請求項4記載の炭酸水注出バルブにおいて
は、細溝により減圧通路に必要な通路断面積が確保され
るので、円筒状コーンの外周面と円筒状空間部の内周面
との間の間隙を小さくして位置ずれを防止することがで
きる。このようにすれば、減圧装置の通路断面積が安定
し、炭酸ガスボリュウームのロスが安定的に減少する。
【0023】請求項5記載の炭酸水注出バルブにおいて
は、網目状細溝により、減圧装置としての通路をより長
くかつ大きくし、炭酸ガスボリュウームのロスがより安
定的に減少する。
【0024】請求項6記載の炭酸水注出バルブにおいて
は、円筒状コーンの上端角部を円弧部としたので、炭酸
水が炭酸水導入空間部から円筒状コーンの外周面と円筒
状空間の内周面との間隙へ円滑に流れ、炭酸水における
炭酸ガスと水との結び付きを緩める動揺が少なくなる。
【0025】請求項7記載の炭酸水注出バルブにおいて
は、円筒状コーンに熱伝導性の低い材料のものを使用し
たので、夏季等において周囲空気温度が高い場合におい
ても、炭酸水が円筒状コーンと円筒状空間部との間隙を
流れる際、この円筒状コーンからの加熱量が少なくな
り、炭酸ガスボリュウームのロスが軽減される。
【0026】請求項8記載の炭酸水注出バルブにおいて
は、円筒状コーンに水吸収性の低い材料を使用したの
で、炭酸水が円筒状コーンと円筒状空間部との間隙を流
れる際、この円筒状コーンの表面から受ける動揺が少な
くなり、炭酸ガスボリュウームのロスが軽減される。
【0027】請求項9記載の炭酸水注出バルブにおいて
は、円筒状コーンの上端に皿型フィルタを被せたので、
円筒状コーンと円筒状空間部との間隙に皿型フィルタの
周縁折り曲げ辺が介在された形となって、円筒状コーン
と円筒状空間部との間隙寸法が均一化されるとともに、
炭酸水導入空間部から前記間隙に流れる炭酸水がゆるや
かに減圧され、注出される炭酸水の濃度が安定的に減少
する。
【0028】請求項10記載の炭酸水注出バルブにおい
ては、整流部の外周に設けられたU字状溝により、炭酸
水が整流部を取り囲む壁面に沿って流される。従って、
円筒状コーンの外周面と円筒状空間部の内周面との間に
形成された間隙から炭酸飲料水吐出口への炭酸水の流れ
が円滑になり、炭酸水の受ける動揺が減少され、炭酸ガ
スボリュウームのロスが軽減される。
【0029】請求項11記載の炭酸水注出バルブにおい
ては、整流部と円筒状コーンとが別体とされたので、整
流部を共通に使用しながら、円筒状コーンの仕様を変更
することができる。
【0030】請求項12記載の炭酸水注出バルブにおい
ては、円筒状コーン全体を通しての細く長い通路が多数
形成される。従って、この減圧装置においては、炭酸水
がゆっくり静かに減圧され、炭酸水に加えられる動揺が
減少され、炭酸ガスボリュウームのロスが軽減される。
【0031】請求項13記載の飲料水供給装置において
は、炭酸水供給配管から同一濃度の炭酸水が炭酸水注出
バルブに供給されるが、円筒状コーンの仕様が異なるた
め、各炭酸水注出バルブから注出される炭酸水の濃度が
異なる。従って、1台の飲料水供給装置から数種類の炭
酸濃度の飲料水が供給される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明を飲料水供給装置
の炭酸水注出バルブに具体化した実施の形態を図1〜図
25に基づいて説明する。尚、各図において同一符号は
同一又は対応部分を示すものとする。先ず図1〜図8に
基づいて第1の実施の形態を説明する。図1は炭酸水注
出バルブの正面図であり、本発明の要部を部分的に断面
図で表している。図2はこの炭酸水注出バルブの側面図
であり、図1と同様本発明の要部を断面図で表してい
る。図1において、1はバルブ本体であり、内部には従
来のものと同様に炭酸水の通路3及びシロップ、リカー
等の飲料原液の通路4を有している。また、各通路3、
4の途中にはこれら通路を開閉する供給弁(図示せず)
を備えている。これら供給弁は、バルブレバー2の操作
により、例えば手に持ったコップを図2において右方へ
押し付けることにより、開放するように構成されてい
る。
【0033】バルブ本体1の図2における左端には円筒
状空間部10が形成され、その中央には前記供給弁に連
通する直管状の飲料原液供給管5が垂下している。ま
た、この円筒状空間部10の天面は、図1における左方
が最下部となる斜面とされ、また、この円筒状空間部1
0の最上部において(図1の右方)接線方向から炭酸水
の通路が開口されて、炭酸水導入空間部11とされてい
る。炭酸水導入空間部11はこのように構成されている
ため、炭酸水がこの炭酸水導入空間部11に導かれると
円を描くように供給される。
【0034】円筒状空間部10の内周面は図3に示すご
とく垂直線に対し角度αを有するテーパ面とされてお
り、前記間隙20は下方に広くなる構成とされている。
また、円筒状空間部10には、図4〜図6に示すような
円筒状コーン14が挿入されている。この円筒状コーン
14は、中心に直管状の飲料原液供給管5を挿通する孔
14aが明けられ、その下部は後記する円盤状の整流部
15の隆起部を受け入れるための円錐状の空洞部14b
が形成されている。前記孔14aの上端は面取りされ、
また、中間にはOリング嵌入用の溝14cが形成されて
いる。また、円筒状空間部10の外周面の上端部は、円
弧部14dに形成されている。そして、円筒状コーン1
4が、前記直管状の飲料原液供給管5を軸心とするよう
に円筒状空間部10の内周面に対し挿入され、この円筒
状コーン13の外周面と前記円筒状空間部10の内壁面
との間に間隙20が形成され、この間隙20が炭酸水の
通路の一部を構成する減圧装置として構成されている。
尚、図1及び図2において、18はOリングであり、円
筒状コーン10の中心部から炭酸水が漏出しないように
構成されている。
【0035】円筒状コーン13の下部には、上下中心部
が双曲線を描いて隆起し、その中央に前記直管状の飲料
原液供給管5を挿通する孔を有する略円盤状の整流部1
5が設けられている。この整流部15の直径は円筒状空
間部10の内径にほぼ等しく、その外周には図7及び図
8の如く複数のU字状溝16が形成されている。また、
この整流部15の下面には図8の如く外周縁から中央の
隆起部に向かって放射状に直線状の突起17が設けられ
ている。
【0036】前記円筒状空間部10を構成する部分の外
周壁は、バルブ本体1から円筒状に突出した形状とさ
れ、ノズル22係合用の口金部7として構成されてい
る。ノズル22は略円筒状の外観をしており、その内部
の上部には前記口金部7に嵌合する嵌合孔23が形成さ
れ、その嵌合孔23の下部には曲線段状部24を介して
炭酸飲料水吐出口25が形成されている。
【0037】上記の様に構成された各部品の組み立て
は、先ず、円筒状空間部10内に円筒状コーン14を挿
入し、次いで円盤状整流部15を飲料原液供給管5に挿
通し、次いでノズル22の嵌合孔23をバルブ本体1の
口金部7に嵌合固定することにより、前記円盤状の整流
部15がノズル22の曲線段状部24上に支持され、ま
た、円筒状コーン14がこの整流部15の上に支持され
て前記円筒状空間部10内に固定されている。また、こ
のように構成することにより、炭酸水導入空間部11と
前記間隙20とが前記円弧部14dにより滑らかな通路
を形成して連結される。また、円盤状の整流部15が円
筒状コーン14の外周面に形成されたU字状の溝とノズ
ル22の嵌合孔23の内周面との間に嵌合孔23に沿う
炭酸水の通路が形成される。また、円盤状の整流部15
の下面とノズル22の曲線段状部24との間には、前記
直線状の突起17により曲線上の間隙が形成されるの
で、前記U字状溝16と炭酸飲料水吐出口25との間が
滑らかな通路を形成して連結される。
【0038】上記のように構成された第1の実施の形態
においては、バルブレバー2が押されてバルブ本体1内
の炭酸水の通路3および飲料原液の通路4を開閉する供
給弁がそれぞれ開放されると、炭酸水の通路3が炭酸水
導入空洞部11に対し接線方向に開口しているので、炭
酸水が炭酸水導入空洞部11内に円を描きながら静かに
導入される。従って、この炭酸水の導入に際しては、炭
酸水における炭酸ガスと水との結び付きを乱す動揺が抑
制される。そして、炭酸水導入空洞部11内に導入され
た炭酸水は、円筒状コーン14の外周面上端部に形成さ
れた円弧部14dを介して間隙20に導入されるので、
この間隙20への導入部分において、炭酸水における炭
酸ガスと水との結び付きを乱す動揺が抑制される。
【0039】また、間隙20から構成される減圧装置で
は、環状に間隙20が構成されるので、長く且つ面積の
大きい減圧通路が形成され、しかも、この通路は下流に
行くほど大きくなる構造とされている。このため、減圧
装置において炭酸水は、流速が遅く、しかも下流へ行く
ほど更に減速され、長い時間をかけて流下するので、ゆ
っくり静かに減圧されながら円盤状の整流部15へ流出
される。従って、減圧装置における炭酸水の動揺は少な
く、炭酸水における炭酸ガスと水との結び付きの乱れが
軽減される。次いで、炭酸水は、円盤状の整流部15の
U字状溝16に案内されてノズル22の嵌合孔23の周
壁に沿って静かに炭酸飲料水吐出口へ流下される。従っ
て、減圧装置から炭酸飲料水吐出口15へ流下する炭酸
水に与えられる動揺が抑制され、炭酸水における炭酸ガ
スと水との結び付きの乱れが軽減される。また、整流部
の下面は直線状の突起17によりノズル22内の段状部
24の上面との間に流路としての間隙が形成されるとと
もに、前記段状部の上面が円弧面とされていることによ
り、減圧装置から炭酸飲料水吐出口25への流れがより
一層円滑に行われ、減圧装置から炭酸飲料水吐出口15
へ流下する炭酸水に与えられる動揺がより一層抑制さ
れ、炭酸水における炭酸ガスと水との結び付きの乱れが
より一層軽減される。
【0040】このように炭酸水は、バルブ本体1の炭酸
水側の供給弁から減圧されて炭酸飲料水吐出口に供給さ
れる。一方、バルブ本体1の飲料原液側の供給弁4から
は、飲料原液供給管5を介して飲料原液が炭酸飲料水吐
出口25に供給される。そして、ここで前記減圧された
炭酸水と飲料原液とが混合して、強濃度の炭酸飲料水と
して炭酸飲料水吐出口25から注出される。
【0041】図9〜図11は第2の実施の形態であっ
て、円筒状コーン14のみが前記第1の実施の形態と異
なるので、この円筒状コーン14のみをこれら図面に示
す。図9は円筒状コーン14の側面図、図10は同平面
図、図11は同側断面図であって、ここに図示された円
筒状コーン14は、前記第1の実施の形態における円筒
状コーン14と比較して、外周面に網目状の細溝14e
を設けた点で相違する。このように細溝14eを設ける
と、円筒状コーン14の外周径と円筒状空間部10の内
周径との寸法差をより小さくしても、この細溝14eに
より減圧通路に必要な断面積を確保することができる。
従って、円筒状空間部10に対し円筒状コーン14をよ
りしっくりと挿入することができ、間隙20における通
路断面積を安定したものとすることができる。これによ
り安定した濃度の炭酸水が得られる。尚、細溝14eの
形状、寸法、数は、必要な炭酸水の濃度に対し適宜設計
することができる。
【0042】図12〜図14は、第3の実施の形態であ
って、前記第1の実施の形態と比較すると円筒状コーン
14の上部に、図13及び図14に図示された中央に孔
31aを有する皿型フィルタを被せたものである。この
ように構成することにより円筒状コーン14の外周面と
円筒状空間部10の内周面との間にフィルタ31の折り
曲げ辺31bを介在させることにより、その間隙の寸法
を均一化したものである。これにより安定した濃度の炭
酸水が得られる。
【0043】図15は、前記第1〜第3の実施の形態に
おいて円筒状コーン14およびフィルタ31を取り外し
たもので、このように構成すると従来のものと同様に弱
濃度の炭酸水を得ることができる。また、前記第1の実
施の形態において、円筒状コーン14をフィルタ材によ
り構成しても良い。このように構成すると、円筒状コー
ン14と円筒状空間部10との間隙20を小さくして
も、長く且つ断面積の広い減圧通路が形成されるので、
緩やかな減圧を安定的に得られることができる。
【0044】図16〜図20は、第4の実施の形態で、
前記第1の従来のものと比較すると円筒状コーンと円盤
状の整流部とが一体に構成されている点で相違する。即
ち、図示の如く円筒状コーン44は、上部が前記円筒状
コーン14に相当する略円筒形の円筒状コーン部44A
とされ、下部が前記円盤状の整流部15に相当する整流
部44Bとされて、これらが一体的に形成されている。
そして、この円筒状コーン部44Aは、略円筒形とされ
中心軸線部に飲料原液供給管5を挿通する孔44aが設
けられ、その上端は面取りされており、中間部にはOリ
ング嵌入用溝44cが設けられている。また、該円筒状
コーン部44Aの外周面上端は円弧部44dとして形成
されている。一方、整流部44Bは、円筒状コーン部4
4Aより大径の外周とされた高さ寸法の小さい部分であ
って、該外周面には前述の円盤状の整流部15と同様U
字状溝16が設けられている。また、整流部44Bの下
面は、前記円盤状の整流部15と同様中央部が双曲線状
に隆起され、外周から該隆起部に向かって直線状の突起
17が放射状に設けられている。尚、中心軸線部には、
前記孔44aに連続し、且つ該孔44aより小径の飲料
原液供給管5挿通用の孔44bが設けられている。従っ
て、同一仕様のものを量産する場合には、特に、円筒状
コーン44を樹脂により一体成形するような場合には、
一体化の効果として低コストのものが得られる。
【0045】図21〜図23は、第5の実施の形態に係
わる円筒状コーン44であって、この第5の実施の形態
に係わる炭酸水注出バルブは、前記第4の実施の形態の
ものと比較すると、円筒状コーン44の外周面に網目状
溝44eを設けた点が相違するのみで、他の部分は前記
第4の実施の形態と同一である。従って、第5の実施の
形態に係わる図面としては円筒状コーン44の図面のみ
を示す。このように細溝44eを設けると、円筒状コー
ン44の外周径と円筒状空間部10の内周径との間隙2
0の寸法差を小さくしても、この細溝44eにより減圧
通路に必要な通路断面積を確保することができる。従っ
て、円筒状空間部10に対し円筒状コーン44をよりし
っくりと挿入することができ、間隙20における通路断
面積を安定したものとすることができる。これにより安
定した濃度の炭酸水が得られる。
【0046】図24は、第6の実施の形態に係わる炭酸
水注出バルブであって、前記第4の実施の形態のものと
比較すると、円筒状コーン44の上部に前述の皿型フィ
ルタ31を被せた点で相違するものである。このように
皿型フィルタ31を円筒状コーン44の上部に被せる点
は前記第3の実施の形態に同じであって、円筒状コーン
44の外周面と円筒状空間部10の内周面との間隙20
にフィルタ31の折り曲げ辺31bを介在させることに
より、その間隙20の寸法が全周均一化される。この結
果安定した濃度の炭酸水が得られる。
【0047】また、前記第1第2、第4及び第5の実施
の形態の円筒状コーン14、44の素材を水吸収性の低
いもの、例えば樹脂とすると、安定的に炭酸ガス濃度の
高い炭酸水が得られる。即ち、上記の炭酸水注出バルブ
は、炭酸水が減圧装置としての円筒状コーン14、44
と円筒状空間部10との間隙20を通過するが、円筒状
コーン14、44の水吸収性が高い場合は、炭酸水中の
水が水吸収性の高い円筒状コーン14、44内の空気と
入れ替わり該円筒状コーン内に吸収されることにより、
炭酸水に動揺が与えられ、安定した濃度の炭酸水が得ら
れない結果を招くことがあるが、水吸収性の低い材料の
円筒状コーン14、44を使用する場合はその虞れが解
消される。
【0048】また、前記第1第2、第4及び第5の実施
の形態の円筒状コーン14、44の素材を熱伝導性の低
いもの、例えば樹脂とすると、より一層炭酸ガス濃度の
高い炭酸水が得られる。即ち、前述の炭酸水注出バルブ
は、炭酸水が減圧装置としての円筒状コーン14、44
と円筒状空間部10との間隙20を通る際に、円筒状コ
ーン14、44と熱交換される。従って、夏季等飲料水
供給装置の周辺の温度が高い場合には、炭酸水を注出し
ない間に円筒状コーン14、44の温度が上昇している
ことがあるが、このような場合に炭酸水を注出すると、
円筒状コーン14、44により炭酸水が加熱され、炭酸
ガスと水との結合が弱められて注出されることにより、
炭酸ガス濃度が弱められる。しかし、熱伝導性の低い円
筒状コーン14、44が使用されていると、この部分で
の加熱量が低減され、炭酸ガス濃度の低下が軽減され
る。
【0049】以上説明した第1〜第6の実施の形態に係
わる炭酸水注出バルブは、円筒状コーン14、44を取
り付けない場合には、注出される炭酸水の濃度が低下す
る。従ってこの円筒状コーンを取り付ける場合と、取り
付けない場合とを使い分けるとそれぞれ2種類の濃度の
炭酸水を得る炭酸水注出バルブとして使用することがで
きる。また、円筒状コーン14、44の仕様、例えば円
筒状コーン14、44の軸方向長さ、直径、外周面上端
の円弧部14d,44dの半径、細溝14e、44eの
形状、本数、フィルタ31の有無、或いはその仕様等を
適宜変更することにより異なる濃度の炭酸水が得られる
ので、これら仕様の変更により多種類の濃度の炭酸水用
の炭酸水注出バルブとして使用することができる。
【0050】図25は、第7の実施の形態に係わる飲料
水供給装置の配管系統図であって、上記第1〜第6の実
施の形態に係わる炭酸水注出バルブを、前記の要領で強
濃度炭酸水用及び弱濃度炭酸水用の2種類を用意し、こ
の炭酸水注出バルブを用いることにより2種類の炭酸ガ
ス濃度の飲料水を供給できるようにしたものである。図
25において、51は水道水のコック、52は送水ポン
プ、53は開閉弁、54は逆止弁、55はカーボネータ
であって、該カーボネータ55には送水ポンプ52の加
圧水と、炭酸ガスボンベ56からの所定圧力の炭酸ガス
とが導入され、所定濃度の炭酸水が生成される。57は
冷却管57aを有する冷却槽、58は炭酸水供給配管、
58a,58bは該炭酸水供給配管58の支管、60、
61は炭酸水の流量制御弁、62、63は飲料原液供給
配管、64は強濃度用炭酸水注出バルブ、65は弱濃度
用炭酸水注出バルブであって、カーボネータ55で生成
された炭酸水は、冷却槽57で冷却され、且つ流量制御
弁60、61で流量制御されて、所定流量の炭酸水が炭
酸水注出バルブ64、65に供給される。また、炭酸水
注出バルブ64、65には所定圧力のシロップ、リカー
等の飲料原液が飲料原液供給配管供給62、63を介し
て供給される。炭酸水注出バルブ64、65では、所定
濃度に調整されて供給された炭酸水が減圧され、炭酸ガ
スのボリュームロスが調整され、飲料原液と混合して、
強濃度用炭酸水注出バルブ64の炭酸飲料水吐出口25
からは強濃度炭酸水が、また、弱濃度用炭酸水注出バル
ブ65の炭酸飲料水吐出口25からは弱濃度炭酸水が供
給される。
【0051】上記の如く、本実施の形態では、炭酸水供
給配管58に支管58a,58bを設け、その先端に接
続された炭酸水注出バルブを強弱の濃度用に設定するこ
とにより、容易に2種類の炭酸ガス濃度の炭酸飲料水を
得ることができる。尚、本実施の形態では、2種類の炭
酸ガス濃度用の炭酸水注出バルブ64、65を接続して
いたが、これを更に多種類にすれば多種類の炭酸ガス濃
度の飲料水を得ることができる。
【0052】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されているた
め、次のような効果を奏する。請求項1記載の発明は、
炭酸水が、炭酸飲料水吐出口直前の通路において、通路
断面積が徐々に広くなる減圧装置により緩やかに減圧さ
れるので、炭酸水における炭酸ガスと水との結び付きを
緩める動揺が減少し、炭酸飲料水吐出口において炭酸水
から逃げる炭酸ガス量、即ち炭酸ガスボリュウームのロ
スが減少し、強濃度の強炭酸水が得られる。
【0053】請求項2記載の発明は、炭酸飲料水吐出口
直前の炭酸水の通路に設けられた減圧装置は、円筒状コ
ーンと円筒状空間部との間に形成される間隙を利用して
いるので、炭酸水が十分な長さと断面積を有する通路で
減圧され、炭酸水における炭酸ガスと水の結び付きを緩
める動揺が減少し、炭酸飲料水吐出口における炭酸ガス
ボリュウームのロスが減少し、強濃度の炭酸水が得られ
る。
【0054】請求項2〜12記載の発明は、円筒状コー
ンの仕様、例えば直径、軸方向長さ、溝形状、材質等を
変更するか、または円筒状コーンを取り付けるか否かに
より注出される炭酸水の濃度を容易に変更することがで
きる。
【0055】請求項3記載の発明は、円筒状空間部の内
周壁面が下方に広がるテーパ面に形成されたので、円筒
状コーンと円筒状空間部との間に形成される減圧通路
は、十分な長さと断面積を有する。しかも、この通路が
徐々に拡大されているので、炭酸水はゆっくり減圧され
る。このため、炭酸水における炭酸ガスと水の結び付き
を緩める動揺が減少し、炭酸飲料水吐出口における炭酸
ガスボリュウームのロスが減少し、強濃度の炭酸水が得
られる。
【0056】請求項4記載の発明は、細溝により減圧に
必要な通路断面積が円筒状コーンの外周面に確保される
ので、円筒状コーンの外周面と円筒状空間の内周面との
間隙を小さくして位置ずれを防止することができる。従
って、減圧装置の通路断面積が安定し、炭酸ガスボリュ
ウームのロスを安定的に減少させることができる。
【0057】請求項5記載の発明は、網目状細溝によ
り、減圧装置としての通路をより長く且つ大きくするこ
とができ、炭酸ガスボリュウームのロスをより安定的に
減少させることができる。
【0058】請求項6記載の発明は、円筒状コーンの上
端角部を円弧部としたので、炭酸水が炭酸水導入空間部
から円筒状コーンの外周面と円筒状空間の内周面との間
隙へ円滑に流れ、炭酸水における炭酸ガスと水との結び
付きをを緩める動揺が少なくすることができる。
【0059】請求項7記載の発明は、円筒状コーンに熱
伝導性の低い材料のものを使用したので、夏季等におい
て周辺空気温度が高い場合においても、炭酸水が円筒状
コーンと円筒状空間部との間隙を流れる際、円筒状コー
ンの外周面からの加熱量が少なくなり、炭酸ガスボリュ
ームのロスを軽減することができる。
【0060】請求項8記載の発明は、円筒状コーンに水
吸収性の低い材料を使用したので、炭酸水が円筒状コー
ンと円筒状空間部との間隙を流れる際、この円筒状コー
ンの表面から受ける動揺が少なくなり、炭酸ガスボリュ
ウームのロスを軽減することができる。
【0061】請求項9記載の発明は、円筒状コーンの上
端に皿型状フィルタを被せたので、円筒状コーンと円筒
状空間部との間隙寸法が均一化され、炭酸ガスボリュウ
ームのロスを安定的に軽減することができる。
【0062】請求項10記載の発明は、整流部の外周に
設けられたU字状溝により、炭酸水が整流部を取り囲む
壁面に沿って流される。従って、円筒状コーンと円筒状
空間部との間隙から炭酸飲料水吐出口への炭酸水の流れ
が円滑になり、炭酸水の受ける動揺が減少され、炭酸ガ
スボリュームのロスが防止される。
【0063】請求項11記載の発明は、整流部と円筒状
コーンとを別体としたので、整流部を共通としながら、
円筒状コーンの仕様を変更して、飲料水注出バルブから
注出される炭酸水の濃度を容易に変更することができ
る。
【0064】請求項12記載の発明は、円筒状コーン全
体を通しての細く長い通路が多数形成されるので、減圧
装置としての円筒状コーンにおいて炭酸水がゆっくり減
圧される。従って、炭酸水に与えられる動揺が少なくな
り、炭酸ガスボリュームのロスがより一層少なくなる。
【0065】請求項13記載の飲料水供給装置において
は、炭酸水供給配管から一定濃度の炭酸水を供給するも
のでありながら、炭酸水注出バルブの円筒状コーンを異
ならしめるという簡易な手段により、容易に数種類の濃
度の炭酸飲料水を供給することができる。。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態に係る炭酸水注出バルブの
正面図であって、要部を断面で示す。
【図2】 図1記載の炭酸水注出バルブの側面図であっ
て、要部を断面で示す。
【図3】 図1記載の炭酸水注出バルブのバルブ本体の
正面図であって、要部を断面で示す。
【図4】 図1記載の炭酸水注出バルブの円筒状コーン
の正面図である。
【図5】 図4記載の円筒状コーンの平面図である。
【図6】 図4記載の円筒状コーンの側断面図である。
【図7】 図1記載の炭酸水注出バルブの円盤状の整流
部の正面図である。
【図8】 図7記載の円盤状の整流部の底面図である。
【図9】 第2の実施の形態に係る炭酸水注出バルブの
円筒状コーンの正面図である。
【図10】 図9記載の円筒状コーンの平面図である
【図11】 図9記載の円筒状コーンの側断面図である
【図12】 第3の実施の形態に係る炭酸水注出バルブ
の正面図であって、要部を断面で示す。
【図13】 図12記載の炭酸水注出バルブに用いられ
る皿型フィルタの正面図である。
【図14】 図13記載の皿型フィルタの平面図であ
る。
【図15】 第1〜第3の実施の形態に係る炭酸水注出
バルブにおいて、円筒状コーンを取り外したときの正面
図である。
【図16】 第4の実施の形態に係る炭酸水注出バルブ
の正面図であって、要部を断面で示す。
【図17】 図16記載の炭酸水注出バルブの側面図で
あって、要部を断面で示す。
【図18】 図16記載の炭酸水注出バルブの円筒状コ
ーンの正面図である。
【図19】 図18記載の円筒状コーンの底面図であ
る。
【図20】 図18記載の円筒状コーンの側断面図であ
る。
【図21】 第5の実施の形態に係る炭酸水注出バルブ
の円筒状コーンの正面図である。
【図22】 図21記載の円筒状コーンの底面図であ
る。
【図23】 図21記載の円筒状コーンの側断面図であ
る。
【図24】 第6の実施の形態に係る炭酸水注出バルブ
の正面図であって、要部を断面で示す。
【図25】 第7の実施の形態に係る炭酸飲料水装置の
配管系統図である。
【符号の説明】
1…バルブ本体、2…バルブレバー、3…炭酸水の通
路、4…飲料原液の通路、10…円筒状空間部、11…
炭酸水導入空間部、14、44…円筒状コーン、14
d,44d…円弧部、14e…細溝としての網目状溝、
15、44B…整流部、44A…円筒状コーン部、44
e…細溝、16…整流部のU字状溝、20…円筒状コー
ンと円筒状空間部との間に形成される間隙、22…ノズ
ル、25…炭酸飲料水吐出口、31…フィルタ、55…
カーボネータ、58…炭酸水供給配管、58a,58b
…炭酸水供給配管の支管、62、63…飲料原液供給配
管、64…強濃度用炭酸水注出バルブ、65…弱濃度用
炭酸水注出バルブ、α…テーパ面の角度。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 佐紀 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭酸水の通路を開閉する炭酸水の供給
    弁、飲料原液の通路を開閉する飲料原液の供給弁等を備
    えたバルブ本体と、 前記炭酸水の通路を開閉する供給弁及び飲料原液の通路
    を開閉する供給弁を開閉するバルブレバーと、 炭酸水の通路から供給される炭酸水と飲料原液の通路か
    ら供給される飲料原液とを炭酸飲料水吐出口において混
    合して注出するノズルとを有する炭酸水注出バルブにお
    いて、 炭酸水の通路における炭酸飲料水吐出口の直前に、該炭
    酸飲料水吐出口に近付くにつれて通路断面積が広くなる
    減圧装置を設けたことを特徴とする炭酸水注出バルブ。
  2. 【請求項2】 炭酸水の通路を開閉する炭酸水の供給
    弁、飲料原液の通路を開閉する飲料原液の供給弁等を備
    えたバルブ本体と、 前記炭酸水の通路を開閉する供給弁及び飲料原液の通路
    を開閉する供給弁を開閉するバルブレバーと、 炭酸水の通路から供給される炭酸水と飲料原液の通路か
    ら供給される飲料原液とを炭酸飲料水吐出口において混
    合して注出するノズルとを有する炭酸水注出バルブにお
    いて、 炭酸水の通路における炭酸飲料水吐出口の直前に、軸線
    が垂直方向となる円筒状空間部に炭酸水導入空間部を上
    部に残して円筒状コーンを挿入し、円筒状空間部の内周
    壁面と円筒状コーンの外周面との間に形成された環状の
    間隙を減圧通路とする減圧装置を設けたことを特徴とす
    る炭酸水注出バルブ。
  3. 【請求項3】 前記円筒状空間部の内周壁面を下方向に
    広がるテーパ面として形成したことを特徴とする請求項
    2記載の炭酸水注出バルブ。
  4. 【請求項4】 前記円筒状コーンの外周面に、上端から
    下端に至る複数本の細溝を設けたことを特徴とする請求
    項2または3記載の炭酸水注出バルブ。
  5. 【請求項5】 前記細溝を網目状の溝としたことを特徴
    とする請求項4記載の炭酸水注出バルブ。
  6. 【請求項6】 前記円筒状コーンの上端角部を円弧部と
    して形成したことを特徴とする請求項2〜5のいずれか
    1項に記載の炭酸水注出バルブ。
  7. 【請求項7】 前記円筒状コーンを熱伝導性の低い材料
    から形成したことを特徴とする請求項2〜6のいずれか
    1項に記載の炭酸水注出バルブ。
  8. 【請求項8】 前記円筒状コーンを水の吸収率の低い材
    料から形成したことを特徴とする請求項2〜7のいずれ
    か1項に記載の炭酸水注出バルブ。
  9. 【請求項9】 前記円筒状コーンの上端に皿型のフィル
    タを被せたことを特徴とする請求項2〜8のいずれか1
    項に記載の炭酸水注出バルブ。
  10. 【請求項10】 前記円筒状コーンの下部に外周面に複
    数のU字状溝を有する整流部を設け、該U字状溝を介し
    て前記環状の間隙からの炭酸水を炭酸飲料水吐出口に導
    く如く構成したことを特徴とする請求項2〜9のいずれ
    か1項に記載の炭酸水注出バルブ。
  11. 【請求項11】 前記整流部を円筒状コーンとは別体に
    設けたことを特徴とする請求項10記載の炭酸水注出バ
    ルブ。
  12. 【請求項12】 前記円筒状コーンをフィルタ材料から
    形成したことを特徴とする請求項2または3記載の炭酸
    水注出バルブ。
  13. 【請求項13】 カーボネータから炭酸水を供給する炭
    酸水供給配管を複数の支管に分岐し、それぞれに請求項
    1〜12のいずれか1項に記載の炭酸水注出バルブを用
    い、これら炭酸水注出バルブの円筒状コーンを異ならし
    めるかまたは取り外すことにより注出炭酸水の濃度を異
    ならしめるとともに、各炭酸水注出バルブに飲料原液供
    給配管を接続し、複数の炭酸水濃度の飲料を注出可能な
    らしめたことを特徴とする飲料水供給装置。
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