JPH10193358A - 土木建築用プラスチック製破砕材料 - Google Patents

土木建築用プラスチック製破砕材料

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JPH10193358A
JPH10193358A JP4004697A JP4004697A JPH10193358A JP H10193358 A JPH10193358 A JP H10193358A JP 4004697 A JP4004697 A JP 4004697A JP 4004697 A JP4004697 A JP 4004697A JP H10193358 A JPH10193358 A JP H10193358A
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Nobuo Mochizuki
伸郎 望月
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    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
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  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】廃棄プラスチックを再生利用して、その使用後
廃棄する必要性がなく廃棄による弊害を防止することが
できるとともに、自然石を使用したものに代る用途に応
じた軽量な土木建築用プラスチック製破砕材料を提供す
る。 【解決手段】分別回収した廃棄プラスチックを粉砕した
ものを、押出成形機や射成形機に投入して溶融し押出し
乃至射出して所定形状に成形し水中冷却などで硬化せし
めるか、或いは、溶融装置で溶融した廃棄プラスチック
を成形することなく溶融状態から水中冷却などで不定形
に冷却硬化せしめてブロック(塊)を形成する。硬化し
た廃棄プラスチックのブロックを、破砕機を用いて所定
の大きさに破砕する。得られた破砕材料は大きさに対応
して、軌道の道床用バラストやアスファルト骨材、セメ
ント及びコンクリート混合物や瓦・煉瓦用の軽量骨材と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、使用済みの廃棄
プラスチックを再利用して製造した土木建築用の材料に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、排出される都市ゴミのうち、使用
済みの各種廃棄プラスチックは、処分の際その高カロリ
ー性のために焼却炉に熱損傷を来たし、埋立に使用して
も分解せず土に還元しないため地盤に悪影響を与えるな
どの問題があることから、分別回収して再生利用するこ
とが行われるようになった。この場合、廃棄プラスチッ
クは粉砕され押出成形機で溶融し角棒や丸棒状に押出し
成形し之を切断して使用することや、ペレット製造機で
ペレット状にして射出成形機で射出成形して所定の成形
品を製造することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく廃棄プラ
スチックが成形材料として各種成形品に再利用されて
も、該成形品が使用後廃棄されたとき再び前記した問題
が発生しこれを繰返すことになる。本発明はこのような
点に鑑みなされたものであって、廃棄プラスチックを再
生利用してその使用後廃棄する必要性がなく廃棄による
弊害を防止することができるとともに、自然石を使用し
たものに代る用途に応じた土木建築用プラスチック製破
砕材料を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明においては、溶融・硬化した廃棄プラスチッ
クのブロック、すなわち塊を、破砕機を用いて所定の大
きさに破砕して得られたものをその大きさに対応して土
木建築用破砕材料として使用するものである。
【0005】この場合、破砕すべき溶融・硬化したプラ
スチックのブロックには、分別回収した廃棄プラスチッ
クを粉砕したものを公知の押出成形機や射出成形機に投
入して溶融し押出し乃至射出して所定形状に成形硬化せ
しめた成形品を使用することができ、また、成形品とす
ることなく、溶融装置で溶融せしめた廃棄プラスチック
を溶融状態から不定形に冷却硬化せしめたプロックすな
わち塊を使用することができる。
【0006】また、破砕すべき廃棄プラスチッのブロッ
クすなわち廃棄プラスチックの成形品や塊を硬化せしめ
る場合、空中冷却すなわち空気中に放置して冷却・硬化
せしめることも可能であるが、該ブロックを水中冷却を
行うことにより効率的に速やかに硬化させることがで
き、また、後述のごとく水温の調節により破砕のための
ブロックのひび割れの程度の調節を容易に行うことがで
きる。このとき、型開きを行った成形品や溶融装置から
出て不定形の塊となったものの温度は通常300℃程度
であるが、冷却水の温度を100℃とした場合は除冷さ
れて、之等の成形品や不定形の塊などのブロックにひび
割れを起すことがないが、冷却水の温度が下るに従って
ひび割れの程度がすすみ、70℃以下になると割れ易く
なる。従って破砕材料として用途に応じて冷却水の温度
を調節設定するとよい。
【0007】前記廃棄プチスッチックのブロックは、使
用する廃棄プラスチックの種類によりその比重は1以下
から1以上の稍広い範囲のものとなる。すなちPP(ポ
リプロピレン):0.89〜0.92、PE(ポリエチレ
ン):0.92〜0.95、PET(ポリエチレンテレフタ
レート):1.34、PVC(ポリ塩化ビニル):1.35
〜1.45、VC(塩ビ):1.25〜1.45等であり、混
合使用する廃棄プラスチックの種類により該成形品の比
重を任意に選ぶことができる。従って破砕すべき廃棄プ
ラスチックのブロックとして、廃棄プラスチックの単一
の材料もしくは異なる種類の材料の混合使用によりその
比重を少くとも1以上とすることができ、この場合用途
に応じた水に沈む破砕材料とすることができる。
【0008】破砕して得るべき所定の大きさを3cm乃至
5cm大とすることは軌道(鉄道)の道床のバラスト(敷
石)に使用する大きさとしては適当である。又、軌道の
道床に使用したとき、成形品を破砕して得られる粗面同
士の接触により、振動、騒音に対し、吸音、消音やショ
ック吸収力が期待でき、比重も自然石の半分位で軽く、
高架部分等高所に使用するのに最適であり、敷き工事の
仕事も簡単に施工でき、重量も軽いことから高架を支え
る支柱等も経済的に仕上げることができる。
【0009】破砕して得るべき所定の大きさを2.5mm乃
至13mm大とすることは道路におけるアスファルト骨材
用として適当な大きさである。この場合アスファルトも
廃棄プラスチックも同じ石油製品であるためアスファル
トと骨材との馴染みがよく、アスファルト骨材としての
使用は、温度変化等に強く、骨材としての比重も軽いた
め高架部分に使用する場合に特に有利である。
【0010】また、破砕して得るべき所定の大きさを砂
粒大から2.5mm大とすることにより、セメントやコンク
リート混合物の軽量骨材用、さらに、瓦及び煉瓦等の焼
成物の軽量骨材用に最適に使用することができる。すな
わち、コンクリートブロックやインターロッキング等の
型枠に流し込み製造するセメントやコンクリート混合物
の骨材として、砂や小石の代りに使用することにより、
その軽さの利点を活かし、基礎工事費用の軽減に寄与す
ることができ、高所部分への使用も自然石の骨材のもの
より有利に使用することができる一方、瓦及び煉瓦等の
焼成品の場合の骨材として、粘土と混練して通常の焼成
温度(約400℃)より低い250℃以下で焼き上げる
ことにより通常のものより軽量の瓦及び煉瓦を安定して
製造することができる。
【0011】前記何れの使用の場合も、自然石に代り使
用することができるもので、軽さの点で自然石にない利
点を有するとともに、本発明の土木建築用プラスチック
製破砕材料は、廃棄プラスチックを使用するものであり
乍ら、他の廃棄プラスチック成形品のごとく、使用後廃
棄する必要がなく、廃棄に伴う弊害を防止することがで
きる。
【0012】前記のプラスチック製破砕材料は廃棄プラ
スチックの溶融・硬化したブロック(塊)を破砕したも
のであるが、之に代り廃棄プラスチック成形品のスクラ
ップをそのまま破砕したもので、セメント及びコンクリ
ート混合物の軽量骨材用乃至瓦及び煉瓦等の焼成品の軽
量骨材用に砂粒大〜2.5mm大に破砕したものも使用する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態をプラスチッ
ク製破砕材料が、(1) 軌道の道床用のバラスト(敷石)
の場合、(2) 道路におけるアスファルト骨材用の場合、
(3) セメントやコンクリート混合物及び瓦や煉瓦等の焼
成品の軽量骨材用の場合のそれぞれについて説明する。
【0014】(1) 破砕材料が軌道の道床用のバラスト
(敷石)の場合 原料となる廃棄プラスチックは、材料として例えばPE
Tボトルを破砕機で破砕したPET(ポリエチレンテレ
フタレート) 材料を80重量%及び高密度ポリエチレン
製のバケツ其の他ポリエチレン製のスクラップを同じく
破砕機で破砕したPE(ポリエチレン)材料を20重量
%を混合して公知の押出成形機又は射出成形機で溶融
し、押出成形機の場合は所定の棒状に押出し切断し、所
定大の成形品を冷却水槽の水中に落下させ、射出成形機
の場合は所定の金型キャビティ内に射出充填し、溶融材
料が充填された金型を冷却水槽上又は冷却水中で型開き
を行って成形品を水中に落下させる。或は、上記の混合
材料を溶融装置で溶融せしめて溶融した材料を、成形型
を用いることなく冷却水槽の水中に落下させ不定形品と
する。この場合は、溶融材料を水中コンベヤ上が、水中
の所定の容器内に落下せしめるようにして取り出し易く
し事後の破砕作業に備える。このようにして水中に落下
させたとき溶融材料の比重は1.16〜1.26となってお
り前記成形品や不定形品は水に沈むようになる。この場
合、冷却水の温度は100℃程度とすることにより成形
品や不定形品は除冷されてひび割れすることなく硬化・
形成される。この硬化した成形品(例えば握り拳程度の
大きさのもの)や不定形品を石割り用に使用する公知の
破砕機を用いて最大の大きさが5cm大程度に破砕を行
う。そしてメッシュの大きな篩にかけて3cm以上のもの
を取出す。之により、大きさが3cm〜5cm大の破砕面が
粗面に形成されて軽量で消音効果のよい水に浮かない安
定した軌道の道床用のバラスト(敷石)が得られる。
【0015】(2) 破砕材料がアスファルト骨材の場合 原料となる廃棄プラスチックは、前記のバラスト(敷
石)と同一材料でもよいがアスファルトと破砕材料をミ
キサーで混合使用する関係上、単一材料もしくは異種材
料を混合使用して形成する骨材の比重が1以上になるよ
うな材料とするのが良い。之等材料は前記と同じく破砕
した材料を押出成形機乃至射出成形機を用いて溶融成形
し、成形品を前記と同様に水中に落下冷却させるか、或
は溶融装置より溶融せしめた材料を成形型を用いること
なく水中に落下冷却せしめブロックを得る。冷却水の温
度は、破砕して得るべき大きさがアスファルト骨材用は
2.5mm乃至13mm大であり、ブロックにひびの生じたも
のが有利に破砕することができるため例えば100℃以
下で70℃位までの間の任意の温度を使用する。そし
て、ひびの生じた成形品又は不定形品等のブロックを公
知の石割り用の破砕機で破砕し破砕した材料をメッシュ
が13mmパスの篩を用いて13mm大以上の破砕材料を分
離し、13mm大以下の破砕材料を更にメッシュが2.5mm
パスの篩にかけて2.5mm大以下のものを取除く。之によ
り大きさが2.5mm乃至13mm大の軽量で破砕材料と同じ
石油製品のアスファルトに馴染みのよいアスファルト骨
材を得ることができる。また、得られた骨材は溶融点が
約260℃で混練するアスファルトの加熱温度が160
℃〜180℃であるため、骨材とアスファルトをミキサ
ーに入れて加熱混練するとき骨材はとけることなく混練
することができる。
【0016】(3) 破砕材料をセメント及びコンクリート
混合物や瓦及び煉瓦等の焼成品の軽量骨材とする場合 原料となる廃棄プラスチックは、単一材料もしくは異種
材料を混合した材料を使用し、形成する骨材の比重は問
わないが、より軽くなるような材料とするのが有利であ
る。之等材料は前記と同じく破砕した材料を溶融し成形
した成形品又は型を使用せず溶融装置で溶融した材料か
らの不定形品を水中冷却する。冷却水の温度は、破砕し
て得るべき大きさが用途により巾があってコンクリート
ブロックやインターロッキング等のセメント混合物の場
合は砂粒大が望ましく、それ以上の大きさである型枠に
流し込み製造するコンクリート混合物の場合は、砂や砂
利に変え砂粒大〜2.5mm大のものとすることから、成形
品や不定形品等のブロック(塊)でひび乃至割れの生じ
たものが有利に破砕できるため、例えば70℃以下の低
い温度を使用する。そして、ひび乃至割れの生じたブロ
ックを公知の破砕機で破砕し破砕した材料をメッシュが
2.5mmパスの篩を用いて2.5mm大以上の破砕材料を分離
することにより2.5mm大以下の砂粒大ものを含むコンク
リート混合物用の軽量骨材を得ることができ、さらに之
を砂粒大パスの篩を用いて砂粒大のコンクリートブロッ
ク、インターロッキング又はセメント瓦用の軽量骨材や
更に瓦及び煉瓦等の焼成品の軽量骨材を得ることができ
る。なお、砂粒大〜2.5mm大の破砕材料を得る場合に
は、廃棄プラスチック成形品のスクラップを溶融・硬化
したブロックからでなく、スクラップを直接破砕して該
破砕材料を得るようにすることも可能である。
【0017】前記のごとく用途に応じて大きさの異なる
破砕材料を形成するとき、冷却水の温度を調節し、破砕
前の溶融硬化した成形品又は不定形品等のブロックのひ
び割れの有無の程度を調節して破砕後篩により所望の大
きさの破砕材料を得るようにするが、この水中冷却では
空中冷却より冷却効率が良くひび割れ調節も有利に行う
ことができる。この場合目的とする破砕材料以外の大き
さの材料も前記ブロックの破砕により同時に形成され
る。従って前記成形品を破砕して例えば軌道の道床用の
バラスト(敷石)を主体的に形成するとき、該バラスト
(敷石)を分離した残りの材料を13mmパスの篩にか
け、通過したものを更に2.5mmパスの篩により2.5mm乃
至13mm大の破砕材料を分離してアスファルト用骨材と
するとともに、砂粒大〜2.5mm大のものをコンクリート
混合物の軽量骨材用に使用することができる。また、冷
却水の温度を低くしてひび割れの多く発生したブロック
を破砕して2.5mm乃至13mm大のアスファルト骨材を主
体的に形成するとき、前記と同様に篩分けにより、型枠
に流し込み製造するコンクリート混合物用に砂粒大〜2.
5mm大の軽量骨材を分離して得ることができるととも
に、コンクリートブロックやインターロッキング等のセ
メント混合物や瓦, 煉瓦等の焼成品用の砂粒大の軽量骨
材を分離して得ることができる。
【0018】なお、前記溶融プラスチックを冷却硬化せ
しめるとき、水中冷却によらず型内で冷却硬化せしめた
ものや型内でなく空中冷却すなわち空気中に放置して冷
却硬化せしめたものでも勿論使用することができ、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を加えること
ができる。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の土木建築用プラ
スチック製破砕材料によれば、使用済みの各種廃棄プラ
スチックを再利用して、溶融・硬化せしめた廃棄プラス
チックのブロックを破砕して破砕した大きさにより用途
に応じた軽量な土木建築用破砕材料を提供することがで
きる。また、プラスチック製であるが、他のプスラチッ
ク製品のように使用後廃棄する必要がないので、従来の
ごとき使用済みのプラスチックの廃棄処理に伴う焼却時
の焼却炉の熱損傷や埋立て時の埋立地盤への悪影響など
の弊害を無くすことができる。
【0020】請求項2記載の発明によれば、破砕すべき
溶融硬化した廃棄プラスチックのブロックを所定形状に
成形した成形した成形品とすることにより、破砕すべき
物品が均一となるため破砕作業を効率的に行うことがで
きる。
【0021】請求項3記載の発明によれば、破砕すべき
溶融硬化した廃棄プラスチックのブロックをつくるに際
し、押出成形機や射出成形機を使用することなく溶融装
置で溶融せしめた廃棄プラスチックを溶融状態から直接
的に不定形状態で冷却硬化せしめて破砕すべきブロック
を作ることができ、コスト安く破砕材料を形成すること
ができる。
【0022】請求項4記載の発明によれば、土木建築用
プスラチック製破砕材料を形成するに際し、破砕すべき
成形品や不定形品のブロックを水中冷却により効率的に
速やかに硬化することができる。この場合冷却水の温度
を調節することができるため、破砕前のブロックひび割
れの有無及びひび割れの程度を調節することが可能で用
途に応じた破砕材料の形成を効率良く行うことができ
る。
【0023】請求項5記載の発明によれば、廃棄プラス
チックの適宜使用により破砕すべき廃棄プラスチック成
形品の比重を少くとも1以上にすることにより、用途に
応じて水に沈む破砕材料を容易に提供することができ
る。
【0024】請求項6記載の発明によれば、軌道の道床
用のバラスト(敷石)として軽量のものを提供すること
ができる。この場合、破砕により得られる粗面同士の接
触により、振動や騒音に対し、吸音、消音やショック吸
収力が期待できるとともに、比重も自然石の半分位で軽
く、高架部分等高所に使用するのに最適であり、敷き工
事の施工も簡単で、重量も軽いことから高架を支える支
柱等も経済的に仕上げることができる。
【0025】請求項7記載の発明によれば、道路におけ
るアスファルト骨材としてアスファルトとの馴染みが良
く、軽量で温度変化に強く、高架部分等に特に有利もの
を提供することができる。
【0026】請求項8記載の発明によれば、型枠に流し
込み製造するセメント及びコンクリート混合物の軽量骨
材や更に瓦及び煉瓦等の焼成品の軽量骨材として、軽量
で基礎工事費用を軽減することができ、特に高所部分へ
の使用の場合に自然石の骨材より有利な骨材を提供する
ことができる。
【0027】請求項9記載の発明によれば、廃棄プラス
チック成形品のスクラップを溶融・硬化せしめる必要な
く直接的に破砕可能な大きさである砂粒大〜2.5mm大に
破砕して、セメント及びコンクリート混合物の骨材用や
瓦及び煉瓦等の焼成品の軽量骨材用の廃棄プラスチック
製破砕材料を有利に提供することができる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶融・硬化した廃棄プラスチックのブロッ
    クを所定の大きさに破砕してなる土木建築用プラスチッ
    ク製破砕材料。
  2. 【請求項2】溶融・硬化した廃棄プラスチックのブロッ
    クは、溶融せしめた廃棄プラスチックを押出し乃至射出
    して所定形状に成形した成形品であることを特徴とする
    請求項1記載の土木建築用プラスチック製破砕材料。
  3. 【請求項3】溶融・硬化した廃棄プラスチックのブロッ
    クは、溶融せしめた廃棄プラスチックを不定形に冷却硬
    化せしめたブロックであることを特徴とする請求項1記
    載の土木建築用プラスチック製破砕材料。
  4. 【請求項4】溶融・硬化した廃棄プラスチックのブロッ
    クは、溶融プラスチックを水中冷却により硬化したもの
    であることを特徴とする請求項1又は2又は3記載の土
    木建築用プラスチック製破砕材料。
  5. 【請求項5】破砕すべき廃棄プラスチックのブロック
    は、廃棄プラスチックの単一の材料もしくは異なる材料
    の混合使用によりその比重が少くとも1以上であること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の土木
    建築用プラスチック製破砕材料。
  6. 【請求項6】破砕すべき所定の大きさは、軌道の道床用
    に3cm乃至5cm大としたことを特徴とする請求項1ない
    し5のいずれかに記載の土木建築用プラスチック製破砕
    材料。
  7. 【請求項7】破砕すべき所定の大きさは、道路における
    アスファルト骨材用に2.5mm乃至13mm大としたことを
    特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の土木建
    築用プラスチック製破砕材料。
  8. 【請求項8】破砕すべき所定の大きさは、セメント,コ
    ンクリート混合物、及び瓦,煉瓦等の焼成品の軽量骨材
    用に砂粒大〜2.5mm大としたことを特徴とする請求項1
    ないし5のいずれかに記載の土木建築用プラスチック製
    破砕材料。
  9. 【請求項9】廃棄プラスチック成形品のスクラップを、
    セメント,コンクリート混合物、及び瓦,煉瓦等の焼成
    品の軽量骨材用に砂粒大〜2.5mm大に破砕してなる土木
    建築用プラスチック製破砕材料。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010064564A (ko) * 1999-12-29 2001-07-09 김형철 폐플라스틱 종말처리품을 이용한 경량 인조골재의제조방법
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