JPH10193124A - 給電チップ装置 - Google Patents

給電チップ装置

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JPH10193124A
JPH10193124A JP1729597A JP1729597A JPH10193124A JP H10193124 A JPH10193124 A JP H10193124A JP 1729597 A JP1729597 A JP 1729597A JP 1729597 A JP1729597 A JP 1729597A JP H10193124 A JPH10193124 A JP H10193124A
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JP
Japan
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power supply
tip
supply chip
chip
cover
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JP1729597A
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English (en)
Inventor
Motoji Hotta
元司 堀田
Harumichi Hino
治道 樋野
Takuma Morishita
琢磨 森下
Yoshimitsu Fushimi
義光 伏見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIZUHO SANGYO KK
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
MIZUHO SANGYO KK
Nippon Light Metal Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な接触状態を長期にわたって安定して維
持することができる給電チップを提供すること。 【解決手段】 軸心位置に溶接ワイヤが挿通される挿通
孔を備えるとともに先端に複数個のスリットを形成する
ことにより先端に弾性片を形成した給電チップと、上記
給電チップに被冠・固定されることにより上記弾性片を
狭めて給電チップと溶接ワイヤとを接触させるチップカ
バーとより成り、且つ、上記弾性片はチップカバにより
先端部部は自由端として絞られてなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気アーク溶接に
使用される溶接トーチの先端部に用いられる給電チップ
装置に係り、特に、給電性を高めるように工夫するとと
もに、摩耗粉を効果的に除去できるように工夫したもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】電気アーク溶接の溶接トーチの先端部に
組み込まれる給電チップ装置は、概略次のような構成に
なっている。まず、金属材料からなる筒状のチップ本体
があり、このチップ本体の軸心位置には、供給される溶
接ワイヤの外径よりも若干大きな内径の挿通孔が形成さ
れている。この挿通孔内に溶接ワイヤが挿通されて供給
されていく。又、その際、溶接ワイヤとチップ本体とは
接触した状態にあり、それによって所望の給電が行われ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と、チップ本体と捜通されている溶接ワイヤとの間の接
触状態が不安定になるという問題があった。上記したよ
うに、チップ本体の挿通孔に若干径の小さな溶接ワイヤ
を捜通させることにより、両者の接触状態を得るように
しているが、そのような構成ではそもそも両者の接触状
態が不安定であるとともに、例えば、経年変化によって
チップ本体の挿通孔の内径が拡大したような場合には、
両者の接触状態がさらに不安定なものになってしまう。
チップ本体と溶接ワイヤとの接触状態が不安定になった
場合には、給電不良からアーク不安定となり、結局、溶
接の品質を低下させてしまうことになってしまう。尚、
同種の問題を解決するものとして、例えば、実開昭61
−195876号公報、実開昭61−87681号公
報、実開昭63−29672号公報、特開昭63−90
368号公報に示すようなものが提案されている。
【0004】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、給電チップと溶接ワイ
ヤとの良好な接触状態を長期にわたって安定して維持す
ることができ、又、発生する摩耗粉を効果的に排出する
ことを可能にする給電チップ装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明の請求項1による給電チップ装置は、軸心位置
に溶接ワイヤが挿通される挿通孔を備えるとともに先端
に複数個のスリットを形成することにより先端に弾性片
を形成した給電チップと、上記給電チップに被冠・固定
されることにより上記弾性片を狭めて給電チップと溶接
ワイヤとを接触させるチップカバーとより成り、上記弾
性片の先端部は自由端となっていて上記チップカバーに
より弾性片後端部側が絞られるようになっていることを
特徴とするものである。又、請求項2による給電チップ
装置は、請求項1記載の給電チップ装置において、上記
給電チップとチップカバーとの間に介挿され、両者を固
定したときに弾性力を蓄勢して、給電チップとチップカ
バーとの間の締結力を発生させる弾性部材を設けたこと
を特徴とするものである。又、請求項3による給電チッ
プ装置は、請求項1又は請求項2記載の給電チップ装置
において、弾性片の狭め代は、給電チップとチップカバ
ーとを螺合させると共に両者間にテーパ面を形成し、両
者のネジの締め代により調整されることを特徴とするも
のである。又、請求項4による給電チップ装置は、請求
項1記載の給電チップ装置において、給電チップの弾性
片の狭め代は、給電チップとチップカバーとの間に、弾
性部材とこれにより給電チップ後端側に付勢される中間
部材との間に形成されたテーパ面により与えられること
を特徴とするものである。又、請求項5による給電チッ
プ装置は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の
給電チップ装置おいて、給電チップ内には溶接ワイヤと
給電チップの摩耗粉を排出するためのガスが流通してい
て、且つ、チップカバーには摩耗粉を排出するための摩
耗粉排出孔が形成されていることを特徴とするものであ
る。又、請求項6による給電チップ装置は、請求項5記
載の給電チップ装置において、摩耗粉排出孔はチップカ
バーの内周側開口が外周側開口より先端側に位置するよ
うに傾斜した状態で設けられていることを特徴とするも
のである。又、請求項7による給電チップ装置は、請求
項1乃至請求項6の何れか1項に記載の給電チップにお
いて、給電チップに形成される弾性片の後端部に薄肉部
が形成され弾性片の剛性を低くしてなることを特徴とす
るものである。
【0006】すなわち、請求項1による給電チップ装置
は、チップカバーを給電チップに被冠・固定することに
より、給電チップの先端に形成したスリットに形成した
弾性片の先端を自由端となるようにして絞り、それによ
って、給電チップと溶接ワイヤとを確実に接触させつつ
溶接ワイヤの挿通を妨げないようにしたものである。
又、請求項2による給電チップ装置は、さらに、両者を
固定・結合したきとに、弾性部材によって溶接チップと
チップカバーとの締結力が発揮されるようにしたもので
あり、それによって、操業中におけるチップカバの緩み
を防ぎ、給電チップと溶接ワイヤとの接触状態をより確
実に維持しようとするものである。又、請求項5による
給電チップの場合には、チップカバーに切粉排出孔を設
け、且つ、給電チップ内にガスを流通させるようにし、
それによって、内部で発生した摩耗粉をチップカバーの
外側に効果的に排出しようとするものである。又、請求
項4による給電チップ装置は、切粉排出孔を、チップカ
バーの内周側開口が外周側開口より先端側に位置するよ
うに傾斜した状態で設けたものである。すなわち、溶接
箇所においてはいわゆるスパッタが発生し、そのスパッ
タが上記切粉排出孔内に侵入することが予想される。そ
こで、摩耗粉排出孔を、チップカバーの内周側開口が外
周側開口より先端側に位置するように傾斜した状態で設
けることにより、そのようなスパッタの侵入を防止し
て、長期にわたって安定した摩耗粉排出機能を維持する
ものである。又、請求項3、請求項6による給電チップ
装置の場合には、弾性片の締め代を調整する構成を工夫
したものである。さらに、請求項7による給電チップ
は、弾性片の剛性を小さくし摩擦力を過大にさせること
がない為に、弾性片の絞り代の調整幅に余裕を持たせて
もスムーズな溶接ワイヤーの挿通を可能にするものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図9を参照して、
本発明の第1の実施の形態を説明する。図1は本実施の
形態による給電チップ装置を組み込んだ溶接トーチの構
成を示す断面図であり、まず、トーチボディ1がある。
このトーチボディ1は、トーチボディ本体3と、このト
ーチボディ本体3の軸心位置に設けられたパイプ部材5
とから構成されている。上記パイプ部材5内には溶接ワ
イヤ6(図1中仮想線で示す)が捜通されるとともに、
摩耗粉を排除するためのセンターガスの流路となってい
る。上記トーチボディ1にはチップボディ7が螺合・結
合されている。上記チップボディ7は中空状をなしてい
て、既に説明したパイプ部材5を環状隙間9を存した状
態で包囲するように配置される。そして、上記環状隙間
9がシールドガスとして機能するメインガスの流路とな
っている。
【0008】上記チップボディ7の外側には絶縁機能を
有するインシュレータ11が螺合・結合されているとと
もに、このインシュレータ11にはノズル13が螺合・
結合されている。又、上記チップボディ7の先端側(図
1中左側)には、給電チップ15が螺合・結合されてい
るとともに、この給電チップ15を包囲するようにチッ
プカバー17が取り付けられている。又、上記チップボ
ディ7の先端部外周側にはオリフィス19が取り付けら
れている。又、上記チップボディ7の先端部側には、円
周方向等間隔に複数個のガス孔21が形成されていると
ともに、上記オリフィス19にも、円周方向等間隔に複
数個のガス孔23が形成されている。
【0009】次に、給電チップ15、チップカバー17
の構成についてみてみると、まず、給電チップ15の先
端側には90°の方向に4個のスリット25が形成され
ていて、いわゆる擦り割り状になっている。これによ
り、給電チップ15の先端は、4個の弾性片25aが形
成される。弾性片25aの後端寄りにはテーパ面15a
が形成されている。又、給電チップ15の軸方向中間位
置よりやや後端側には雄螺子部27が形成されている。
一方、チップカバー17は、中間位置にテーパ面15a
と対向するテーパ面17aが形成される。又、その後端
部に雌螺子部29を備えている。したがって、上記チッ
プカバー17を給電チップ15に被冠して、雌螺子部2
9と雄螺子部27とを螺合させていくことにより、テー
パ面17aにテーパ面15aが接触し、給電チップ15
側の各弾性片25aの後端部側が徐々に狭められてい
き、それによって、給電チップ15と溶接ワイヤ6とが
確実に弾性力をもって接触した状態となる。又、テーパ
面15aは先端部に位置せず、弾性片の後端寄りに位置
するために、弾性片25aの先端は、弾性力を有する自
由端となる。
【0010】又、チップカバー17側には段付部31が
形成されている。一方、給電チップ15側には鍔部33
が形成されている。そして、これら段付部31と鍔部3
3との間には弾性部材としてのコイルスプリング35が
介挿されている。そして、チップカバー17を給電チッ
プ15に螺合・結合していく際、上記コイルスプリング
35を圧縮させていくことになる。それによって蓄勢さ
れる弾性力によって、給電チップ15とチップカバー1
7との間に一定の締結力を付与するものである。すなわ
ち、振動等によりチップカバーのネジが回らないように
する為のものである。又、チップカバー17の先端部に
は、周方向等間隔に複数個の摩耗粉排出孔37が形成さ
れている。これら摩耗粉排出孔37は、チップカバー1
7の内周側開口37aが外周側開口37bよりも先端側
に位置するように斜めに形成されている。給電チップ1
5の弾性片25aの後端部に形成した溝15bは、該溝
部15bでの剛性を低くすることにより、弾性片25a
の弾性力を小さくする。すなわち、弾性片25aの先端
部が容易に外側に拡がるようにするための溝である。
【0011】以上の構成を基にその作用・効果を説明す
る。まず、溶接ワイヤ6は、パイプ部材5内及び給電チ
ップ15内を通り、給電チップ15の先端開口部15c
及びチップカバー17の先端開口部17cを通って、所
定量だけノズル13から突出された状態となるととも
に、被溶接物41、43の溶接箇所に対して所定距離だ
け離間した状態となる。又、センターガスは、上記パイ
プ部材5内及び給電チップ15内を通り、給電チップ1
5の先端開口部15c及びチップカバー17の先端開口
部17c、及び摩耗粉排出孔37を介して噴出される。
又、メインガスは、パイプ部材5とチップボディ7との
間の環状隙間9、ガス孔21、23、ノズル13内を通
って、溶接箇所の回りに噴出される。このような状態で
所望のアーク溶接が行われる。
【0012】その際、まず、溶接ワイヤ6と給電チップ
15との間の接触状態が安定して保持される。これは、
従来のように、若干の径の差がある給電チップ内に溶接
ワイヤを単に挿通させるという構成ではなく、チップカ
バー17によって給電チップ15の先端部が狭められ、
それによって、給電チップ15と溶接ワイヤ6とを確実
に接触させるようにしているからである。又、弾性片2
5aの先端は自由端となっており、弾性力をもつため、
溶接ワイヤ6の通過に支障が生じないように、外側に拡
がるので、溶接ワイヤ6の通過は円滑に行われる。さら
に、給電チップ15とチップカバー17との間に、コイ
ルスプリング35を介挿し、該コイルスプリング35に
よって一定の締結力を作用させるようにしているので、
上記効果をより高いものにすることができる。
【0013】次に、チップカバー17には、摩耗粉排出
孔37が設けられていて、この摩耗粉排出孔37を介し
て、発生した摩耗粉を内周側から外周側に効果的に排出
するようにしているので、摩耗粉の堆積によって溶接ワ
イヤ6の供給が損なわれるようなことを効果的に防止す
ることができる。又、上記摩耗粉排出孔37は、内周側
37aが外周側37bよりも先端側に配置されるように
傾斜した状態で形成されているので、例えば、溶接時に
発生したスパッタが内部に入り込むようなことを防止す
ることができ、摩耗粉排出機能を長期にわたって安定し
て発揮することができる。
【0014】次に、図10乃至図15を参照して、本発
明の第2の実施の形態を説明する。前記第1の実施の形
態の場合には、チップカバー17と給電チップ15とを
螺合・結合するようにしたが、この場合には、「カシ
メ」によって連結・固定するようにしている。すなわ
ち、チップカバー17は、連結前は、図12中に仮想線
で示すような状態になっていて、係合凸部51が拡開さ
れた状態で設けられている。尚、この凸部51を形成す
るチップカバー後端部51’は、先拡がりの円筒状に形
成してもよいが、3本乃至4本の爪状に形成しておく
と、容易にかしめられ組立が容易である。一方、給電チ
ップ15側には係合凹部53が形成されていて、上記係
合凸部51を係合凹部53に係止させた状態でかしめる
ものである。又、給電チップ15とチップカバー17と
の間には図13に示すような中間部材55が介挿され、
この中間部材55はテーパ状内周面55aを備えてい
る。このテーパ状内周面55aによって、給電チップ1
5側のスリット25により形成される弾性片25aの後
端部部分を絞り、弾性片25aの先端を狭めるものであ
る。又、チップカバー17の先端側にはチップ57が取
り付けられる。又、本例においては、弾性部材35は、
上記テーパ面による狭め力を付与するためのものであ
る。その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じ
である。
【0015】次に、図16乃至図18を参照して、本発
明の第3の実施の形態を説明する。この場合には、チッ
プカバー17と給電チップ15とを螺合・結合する構成
とし、且つ、給電チップ15のスリット25により形成
される弾性片25aの後端側の部分を絞る機能を有する
テーパ面61を、図18にも示すように、チップカバー
17の内周側に設けたものである。その他の構成は前記
第1、第2の実施の形態の場合と同じである。チップ5
7は給電機能を有しないので、耐摩耗性のセラミック等
を利用できる。
【0016】次に、図19を参照して、本発明の第4の
実施の形態を説明する。この場合には、前記第3の実施
の形態におけるチップカバー17とチップ57を一体化
したものであり、その他の構成は第3の実施の形態の場
合と同じである。保護チップ57は、給電チップ15内
へのスパッタ付着防止とバーンバック等に伴う溶損の際
の安価交換部品の機能を有する。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による給電チ
ップによると、チップカバーを給電チップに被冠・固定
することにより、給電チップのスリットにより形成され
た弾性片の部分を絞り、それによって、給電チップと溶
接ワイヤとを確実に接触させるようにしたので、両者の
接触状態を安定したものとすることができる。特に、弾
性部材によって締結力が作用するようにしたので、より
効果的に両者の安定した接触状態を維持することができ
る。又、チップカバーに摩耗粉排出孔を設け、且つ、給
電チップ内にガスを流通させるようにした場合には、内
部で発生した摩耗粉をチップカバーの外側に効果的に排
出することができる。又、摩耗粉排出孔を、チップカバ
ーの内周側開口が外周側開口より先端側に位置するよう
に傾斜した状態で設けた場合には、スパッタの侵入を防
止して、長期にわたって安定した摩耗粉排出機能を維持
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、給電チ
ップ装置を組み込んだ溶接トーチの構成を示す断面図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す図で、溶接ト
ーチのトーチボディの構成を示す断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す図で、溶接ト
ーチのインシュレータの構成を示す断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示す図で、溶接ト
ーチのオリフィスの構成を示す断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態を示す図で、溶接ト
ーチのノズルの構成を示す断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態を示す図で、溶接ト
ーチのチップボディの構成を示す断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態を示す図で、溶接ト
ーチの給電チップとチップカバーとの間ににに組み込ま
れたコイルスプリングの構成を示す断面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態を示す図で、溶接ト
ーチの給電チップの構成を示す断面図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態を示す図で、溶接ト
ーチのチップカバの構成を示す断面図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態を示す図で、溶接
トーチのチップカバーと給電チップの構成を示す断面図
である。
【図11】本発明の第2の実施の形態を示す図で、溶接
トーチのチップの構成を示す断面図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態を示す図で、溶接
トーチのチップカバーの構成を示す断面図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態を示す図で、溶接
トーチの中間部材の構成を示す断面図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態を示す図で、溶接
トーチのチップカバーと給電チップとの間に介挿される
コイルスプリングの構成を示す断面図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態を示す図で、溶接
トーチの給電チップの構成を示す断面図である。
【図16】本発明の第3の実施の形態を示す図で、溶接
トーチの給電チップとチップカバーの構成を示す断面図
である。
【図17】本発明の第3の実施の形態を示す図で、溶接
トーチのチップの構成を示す断面図である。
【図18】本発明の第3の実施の形態を示す図で、溶接
トーチのチップカバーの構成を示す断面図である。
【図19】本発明の第4の実施の形態を示す図で、溶接
トーチの給電チップとチップカバーの構成を示す断面図
である。
【符号の説明】
15 給電チップ 17 チップカバー 25 スリット 27 雄螺子部 29 雌螺子部 35 コイルスプリング 37 切粉排出孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】すなわち、請求項1による給電チップ装置
は、チップカバーを給電チップに被冠・固定することに
より、給電チップの先端に形成したスリットに形成した
弾性片の先端を自由端となるようにして絞り、それによ
って、給電チップと溶接ワイヤとを確実に接触させつつ
溶接ワイヤの挿通を妨げないようにしたものである。
又、請求項2による給電チップ装置は、さらに、両者を
固定・結合したきとに、弾性部材によって溶接チップと
チップカバーとの締結力が発揮されるようにしたもので
あり、それによって、操業中におけるチップカバの緩み
を防ぎ、給電チップと溶接ワイヤとの接触状態をより確
実に維持しようとするものである。又、請求項5による
給電チップの場合には、チップカバーに切粉排出孔を設
け、且つ、給電チップ内にガスを流通させるようにし、
それによって、内部で発生した摩耗粉をチップカバーの
外側に効果的に排出しようとするものである。又、請求
による給電チップ装置は、切粉排出孔を、チップカ
バーの内周側開口が外周側開口より先端側に位置するよ
うに傾斜した状態で設けたものである。すなわち、溶接
箇所においてはいわゆるスパッタが発生し、そのスパッ
タが上記切粉排出孔内に侵入することが予想される。そ
こで、摩耗粉排出孔を、チップカバーの内周側開口が外
周側開口より先端側に位置するように傾斜した状態で設
けることにより、そのようなスパッタの侵入を防止し
て、長期にわたって安定した摩耗粉排出機能を維持する
ものである。又、請求項3、請求項による給電チップ
装置の場合には、弾性片の締め代を調整する構成を工夫
したものである。さらに、請求項7による給電チップ
は、弾性片の剛性を小さくし摩擦力を過大にさせること
がない為に、弾性片の絞り代の調整幅に余裕を持たせて
もスムーズな溶接ワイヤーの挿通を可能にするものであ
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】本発明の第1の実施の形態を示す図で、溶接ト
ーチの給電チップとチップカバーとの間に組み込まれた
コイルスプリングの構成を示す断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森下 琢磨 静岡県志太郡大井川町高新田485−1 み ずほ産業株式会社内 (72)発明者 伏見 義光 静岡県志太郡大井川町高新田485−1 み ずほ産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸心位置に溶接ワイヤが挿通される挿通
    孔を備えるとともに先端に複数個のスリットを形成する
    ことにより先端に弾性片を形成した給電チップと、 上記給電チップに被冠・固定されることにより上記弾性
    片を狭めて給電チップと溶接ワイヤとを接触させるチッ
    プカバーとより成り、 上記弾性片の先端部は自由端となっていて上記チップカ
    バーにより弾性片後端部側が絞られるようになっている
    ことを特徴とする給電チップ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の給電チップ装置におい
    て、上記給電チップとチップカバーとの間に介挿され、
    両者を固定したときに弾性力を蓄勢して、給電チップと
    チップカバーとの間の締結力を発生させる弾性部材を設
    けたことを特徴とする給電チップ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の給電チップ
    装置において、弾性片の狭め代は、給電チップとチップ
    カバーとを螺合させると共に両者間にテーパ面を形成
    し、両者のネジの締め代により調整されることを特徴と
    する給電チップ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の給電チップ装置におい
    て、給電チップの弾性片の狭め代は、給電チップとチッ
    プカバーとの間に、弾性部材とこれにより給電チップ後
    端側に付勢される中間部材との間に形成されたテーパ面
    により与えられることを特徴とする給電チップ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記
    載の給電チップ装置おいて、給電チップ内には溶接ワイ
    ヤと給電チップの摩耗粉を排出するためのガスが流通し
    ていて、且つ、チップカバーには摩耗粉を排出するため
    の摩耗粉排出孔が形成されていることを特徴とする給電
    チップ装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の給電チップ装置におい
    て、摩耗粉排出孔はチップカバーの内周側開口が外周側
    開口より先端側に位置するように傾斜した状態で設けら
    れていることを特徴とする給電チップ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6の何れか1項に記
    載の給電チップにおいて、給電チップに形成される弾性
    片の後端部に薄肉部が形成され弾性片の剛性を低くして
    なることを特徴とする給電チップ装置。
JP1729597A 1997-01-14 1997-01-14 給電チップ装置 Pending JPH10193124A (ja)

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