JPH10192930A - 圧延機の板厚診断方法およびその装置 - Google Patents

圧延機の板厚診断方法およびその装置

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JPH10192930A
JPH10192930A JP9004256A JP425697A JPH10192930A JP H10192930 A JPH10192930 A JP H10192930A JP 9004256 A JP9004256 A JP 9004256A JP 425697 A JP425697 A JP 425697A JP H10192930 A JPH10192930 A JP H10192930A
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JP
Japan
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thickness
frequency
rolling mill
roll
screen
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JP9004256A
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English (en)
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Tetsuo Yanagida
徹郎 柳多
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷間圧延機などの板厚診断に際し、膨大なチ
ャート紙の発生を解消すると共に、チャート紙の膨大な
情報量の中から必要な情報を採取するという煩雑な作業
を解消し、しかも、板厚変動の発生原因を確実に、かつ
容易に把握できるようにする。 【解決手段】タンデム冷間圧延機における板厚制御され
る圧延機スタンドの出側で被圧延材5の板厚を検出する
板厚検出器8からの板厚情報を蓄積・編集し、圧延機ス
タンドの1以上の被監視ロールの回転速度を速度検出器
9で検出して被監視ロールのロール回転周波数を演算
し、前記蓄積・編集された板厚情報をCRT11に時系
列的に画面表示し、この画面表示の板厚に異常がある
と、この板厚異常部分の板厚情報を周波数解析して各周
波数に対するスペクトル強度を求め、この周波数解析結
果と前記ロール回転周波数をCRT11に画面表示して
比較することにより、板厚を診断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧延機の板厚診断
方法およびその装置に関するものであり、特に自動板厚
制御(AGC:Automatic Gage Control)機能を有する
タンデム圧延機における板厚診断システムに有効に適用
される。また、本発明は、各種のプロセスのセンサーで
得られる情報と周波数解析による情報とを同一の画面で
表示してプロセスの状態を容易に確認することのできる
チャートレス記録システムとして有効に利用できる。
【0002】
【従来の技術】金属ストリップの冷間圧延などに用いら
れるタンデム圧延機には、近時、高速圧下位置駆動機構
や、高応答・高精度の圧延モータ回転速度制御機構の実
現化を背景として、より高精度な製品板厚の実現化のも
と、種々の方式のAGCが開発され、使用されるに至っ
ている。また、現状においては、1つのタンデム圧延機
に複数の方式のAGCが同時に使用されつつある。
【0003】しかしながら、一般に圧延機により鋼板等
の被圧延材を圧延するに当たっては、特に圧延機のバッ
クアップロールの偏心による被圧延材の厚み変動を除去
することが大きな技術課題となっている。従来より、こ
のロール偏心による厚み変動を除去するために、転がり
軸受やキーレスベアリング等を採用し、ロール研削時に
ロール重心がずれないようにしてロール偏心量自体を小
さくすることが行われているが、ロール偏心量は圧延量
に比例して徐々に大きくなるため、一定周期でロール交
換を行う必要が生じる。しかし、このロール交換を行う
周期は経験で定めているため、偏心量の少ないロールを
交換してしまったり、被圧延材の厚みが大きくなってか
らロールを交換するなど、適正な時期に適正なロールを
交換することができないという問題があった。また、被
圧延材の破断等により急激な負荷が発生すると、ロール
偏心量が大きくなるが、いずれの圧延機のロールが偏心
量の限界を越えたか、また、このロール偏心量が被圧延
材の厚み変動にどの程度影響を及ぼしているか明確に把
握することができない。
【0004】前述のような問題を解決する手段として、
特開昭59−61518号公報には、圧延中に特にバッ
クアップロールの偏心量を監視して適正な時期にロール
交換を行えるようにしたロール偏心量監視装置が開示さ
れている。この監視装置では、ロール回転速度検出器に
より圧延機スタンドの各バックアップロールの回転(偏
心)周波数fi を求め、タンデム圧延機の出側厚み計か
らの厚み信号の偏差をフーリエ変換して各周波数に対す
るスペクトル強度分布(周波数ヒストグラム)を求め、
回転周波数fi とスペクトル強度分布とを比較して回転
周波数fi に対応する厚み偏差の周波数を抽出し、この
抽出された周波数の強度が管理値を超えた場合に警報を
出力して該当スタンドのバックアップロールが偏心して
いると判断している。
【0005】また、特開平2−179310号公報に
は、AGC機能が正常に発揮されているか否かの監視を
確実・容易に行えるようにした板厚制御機能監視装置が
開示されている。この監視装置では、板厚制御されるス
タンドの入側・出側で被圧延材の板厚を検出し、この板
厚信号を周波数解析して入側・出側のスタンドのバック
アップロール偏心などに起因するスペクトル強度P1 ,
2 を抽出し、このスペクトル強度の減衰比(P2 /P
1 )と被圧延材の圧下比とを比較して、AGC機能が正
常か否かを判定し、異常の場合に警報を出力している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような監視装置では、警報が出力された時の圧延プロセ
スの状態を確認しようとする場合、板厚検出器の出力信
号を記録しているチャート紙を確認する手段しかなく、
また、複数の板厚検出器がある場合、これらの各装置に
よる情報を連続して長時間にわたって記録すると、その
データ、即ち記録されたチャート紙の量の全てが必ずし
も必要とは限らず、その情報量が膨大な量となるために
必要な情報を探し出すことが煩雑で、かつ長時間を要
し、タイムリーに必要な情報を見つけ出すことができな
い。
【0007】本発明は、前述のような問題点を解消すべ
くなされたもので、その目的は、圧延機の板厚診断にお
いて、膨大なチャート紙の発生を解消すると共に、チャ
ート紙の膨大な情報量の中から必要な情報を採取すると
いう煩雑な作業を解消し、しかも、板厚変動の発生原因
を確実に、かつ容易に把握することができる圧延機の板
厚診断方法およびその装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の板厚診断方法
は、板厚制御機能を有する圧延機において、圧延機スタ
ンドの出側で検出された被圧延材の板厚情報を蓄積・編
集し、圧延機スタンドの1以上の被監視ロールの回転速
度を検出して被監視ロールのロール回転周波数を演算
し、前記蓄積・編集された板厚情報を時系列的に画面表
示し、この画面表示の板厚に異常があると、板厚異常の
板厚情報を周波数解析して各周波数に対するスペクトル
強度を求め、この周波数解析結果と前記ロール回転周波
数を画面表示して比較することにより、板厚を診断する
ことを特徴とする。
【0009】本発明の板厚診断装置は、板厚制御機能を
有する圧延機において、圧延機スタンドの出側で検出さ
れた被圧延材の板厚情報を蓄積・編集する蓄積・編集手
段と、任意の板厚検出器からの板厚情報を周波数解析し
て各周波数に対するスペクトル強度を出力する周波数解
析手段と、圧延機スタンドの1以上の被監視ロールの回
転速度を検出するロール回転検出手段と、予め設定され
た前記被監視ロールのロール径と前記ロール回転速度信
号に基づいて被監視ロールのロール回転周波数を演算す
る演算手段と、前記蓄積・編集手段で編集・蓄積された
板厚情報を時系列的に画面表示させるための表示手段
と、前記周波数解析手段により得られた周波数解析結果
と前記演算手段で得られたロール回転周波数演算結果と
を画面表示するための表示手段とを備えていることを特
徴とする。
【0010】以上のような構成において、板厚検出器か
らの板厚情報が蓄積・編集手段により蓄積・編集され、
その情報がCRT画面に時系列的に表示され、この画面
表示の板厚情報から板厚の異常を発見すると、異常箇所
における任意の範囲が選択され、この最小限の板厚情報
から周波数解析により各周波数に対するスペクトル強度
が求められ、この周波数ヒストグラムとロール回転周波
数が同一CRT画面に表示され、周波数ヒストグラムと
ロール回転周波数とを比較し、スペクトル強度の大きい
周波数がロール周波数成分の中にあると、そのロールが
偏心していると判定される。診断をCRT画面上で行う
ことができ、また必要に応じてハードコピー機等で印刷
出力すればよいため、膨大なチャート紙を発生させるこ
とがなく、またチャート紙の中から必要な情報を探し出
すという手間を省くことができる。さらに、板厚変動の
スペクトル強度の大きい周波数とロール回転周波数とを
CRT画面上で比較することで、どのロールが偏心して
いるかを確実に容易に把握することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する一実施例
に基づいて詳細に説明する。本実施例は、5スタンドタ
ンデム冷間圧延機に本発明を適用したものである。図1
に本発明の板厚診断を実施するための板厚診断システム
の概略を示し、図2に板厚診断システムの詳細を示す。
図3,図4に板厚偏差信号と周波数解析結果を示す。図
5は板厚偏差信号と周波数解析結果の別の例である。
【0012】図1において、5スタンドタンデム冷間圧
延機1は、上下一対のワークロール2とバックアップロ
ール4を備えた第1スタンドS1 〜第3スタンドS
3 と、上下一対のワークロール2と中間ロール3とバッ
クアップロール4を備えた第4スタンドS4 および第5
スタンドS5 の計5個のスタンドを直列に配置して構成
されている。第1スタンドS1 の入側前方には、被圧延
材5を巻回したペイオフリール6が配置され、このペイ
オフリール6から巻き戻された被圧延材5は、第1スタ
ンドS1 〜第5スタンドS5 の各ワークロール2,2間
を通って順次圧下され、第5スタンドS5 の出側後側に
配置されたテンションリール7に巻き取られる。
【0013】第1スタンドS1 の入側と、第1スタンド
1 〜第5スタンドS5 における各スタンド間と、第5
スタンドS5 の出側には、それぞれ板厚検出器8が配置
されている。また、第1スタンドS1 〜第5スタンドS
5 の各ワークロール2、各中間ロール3、各バックアッ
プロール4には、ロール回転速度を検出するパルスジェ
ネレータ等の速度検出器9がそれぞれ設けられている。
【0014】本発明の板厚診断システムは、板厚診断装
置10と、工業用CRT11と、ハードコピー機12を
有しており、板厚診断装置10に前記板厚検出器8およ
び速度検出器9が接続され、検出信号が入力される。ま
た、板厚診断装置10には、板厚制御の上位コンピュー
タ13等からロール径情報が送信される。工業用CRT
11は、板厚診断装置10に接続され、後述するよう
に、板厚検出器8からの板厚情報を時系列的に表示する
と共に、この板厚情報の周波数解析結果とロール速度信
号・ロール径によるロール回転周波数演算結果とを画面
表示する。ハードコピー機12は、工業用CRT11の
表示画面を必要に応じて印刷出力するものである。
【0015】板厚診断装置10は、図2に示すように、
情報蓄積・編集機能20、周波数解析機能21、ロール
回転周波数演算機能22、画面表示機能23、画面表示
機能24を有している。情報蓄積・編集機能20は、各
板厚検出器8からの板厚信号を10ms毎に収集・蓄積
し、最新20分間のデータを時系列的に表示できるよう
に編集する。画面表示機能23は、情報蓄積・編集機能
20で蓄積・編集された板厚情報を、時系列的に工業用
CRT11の画面に画面更新周期1秒で表示させる。
【0016】周波数解析機能21は、情報蓄積・編集機
能20から蓄積・編集された板厚信号が入力され、後述
する周波数解析を行う。ロール回転周波数演算機能22
は、各ワークロールの速度検出器9からのロール速度信
号および上位コンピュータ13等からのロール径情報が
入力され、後述するロール回転周波数の演算を行う。
【0017】画面表示機能24は、周波数解析機能21
からの周波数解析結果およびロール回転周波数演算機能
22からのロール回転周波数演算結果が入力され、工業
用CRT11の画面に表示できるように処理している。
【0018】次に、本実施例の動作について説明する。
【0019】(1)板厚のCRT表示 先ず、圧延単位毎に、被圧延材5を圧延する合計24ロ
ールのロール径情報が板厚診断装置10に入力設定され
る。また、圧延が開始されると、各板厚検出器8および
各速度検出器9から、それぞれ板厚信号およびロール速
度信号が板厚診断装置10に入力される。板厚診断装置
10に入力された各板厚信号は、情報蓄積・編集機能2
0で10ms毎に収集・蓄積され、最新20分間のデー
タを時系列的に工業用CRT11に表示するように編集
される。そして、画面表示機能23では、情報蓄積・編
集機能20で蓄積・編集された板厚信号を工業用CRT
11の画面に画面更新周期1秒で表示させる。
【0020】工業用CRT11の画面に表示する板厚信
号は、任意に選択することが可能である。図3に、第1
スタンドS1 の入側の板厚検出器8の出力信号(板厚偏
差実績データ)と、第5スタンドS5 の出側の板厚検出
器8の出力信号(板厚偏差実績データ)とを、第5スタ
ンドS5 の圧延速度と共に表示した例を示す(板厚偏差
実績データ:板厚偏差=厚み計測定値−厚み設定値)。
【0021】(2)オペレーターによる監視 オペレーターは、任意に選択した板厚検出器8のデータ
を工業用CRT11で監視する。この監視により、板厚
測定結果に異常(図3に示す大きなうねりa)を発見す
ると、解析する範囲(t)を任意に設定し、板厚診断を
実施する。
【0022】(3)板厚診断 板厚診断は、周波数解析機能21、ロール回転周波数演
算機能22、画面表示機能24により実施される。周波
数解析は、フーリエ変換により演算実施するが、演算時
間を短縮するために高速フーリエ変換(FFT:Fast F
ourier Transform)を実施する。FFT解析は、式
(1)の離散的フーリエ変換(DFT:Discrete Fouri
er Transform)変換式をもとに解析する。また、ロール
回転周波数は式(2)を用いて算出する。
【0023】
【数1】
【0024】
【数2】
【0025】式(1)により得られた各周波数に対する
スペクトル強度分布、即ち周波数ヒストグラムと、式
(2)により得られたロール回転周波数を、工業用CR
T11の同一画面に表示する。図4にその一例を示す
(板厚0.988mm ×幅919mm)。これは、図3の第5スタン
ドS5 の出側の板厚検出器8の出力信号(板厚偏差実績
データ:板厚偏差=厚み計測定値−厚み設定値)におけ
るうねりa部分の周波数解析の例であり、解析結果の周
波数ヒストグラムを表示し、解析結果の中からスペクト
ル強度を大きい順に10個表示し、そのスペクトルの周
波数を合わせて表示している。また、各スタンドにおけ
るワークロール2、中間ロール3、バックアップロール
4のロール回転周波数を表示している。
【0026】(4)判定 図4において、スペクトル強度の大きい周波数は、
1.96Hz、8.24Hz、2.75Hzとなっ
ている。一方、この時の各ロールの回転周波数を見る
と、バックアップロールの第2スタンドが1.93Hz
となっており、板厚から解析した周波数1.96Hz
とほぼ一致しており、図4の板厚変動の要因が第2スタ
ンドのバックアップロールの偏心によるものと判断する
ことができる。即ち、板厚から解析した周波数とロール
から得た周波数を比較し、板厚から解析した周波数成分
がロール周波数成分の中にあれば、板厚変動がそのロー
ルの偏心によるものと判断することができる。また、必
要な情報はハードコピー機12により記録する。
【0027】次に、図5に示すのは、別の例であり(板
厚0.8mm ×幅1812mm, 解析時圧延速度300mpm) 、第1ス
タンドのバックアップロール偏心による第5スタンドの
出側板厚変動発生時のデータである。スペクトル強度の
大きなピークを示している板厚変動の周波数0.29
Hzが第1スタンドのバックアップロールの回転周波数
0.33Hzにほぼ一致していることがわかる。また、
この第1スタンドのパックアップロールを交換したとこ
ろ、第1スタンドのバックアップロールによるスペクト
ル強度の大きなピークが解消されていることがわかる。
また、特定の周波数の大きな板厚変動が無いため、製品
板厚精度が±5.5μmから±3.6μmに向上した。
【0028】なお、以上の実施例では、5スタンドタン
デム冷間圧延機に本発明を適用した例について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、リバース
冷間圧延機やタンデム熱間圧延機など、さらに圧延機の
圧下方式(電動・油圧)やバックアップロールの軸受構
造(油膜・ローラ)などにかかわらず適用できるもので
ある。また、5基の圧延機について示したが、圧延機の
数に限定されるものではない。
【0029】
【発明の効果】前述の通り、本発明は、板厚検出信号を
蓄積・編集し、その情報を画面表示して任意の箇所にお
ける板厚信号を周波数解析し、その各周波数に対するス
ペクトル強度とロール回転周波数を同一画面に表示して
板厚を診断するようにしたため、次のような効果が得ら
れる。
【0030】(1) 診断を画面上で行うことができ、また
必要に応じて印刷出力すればよいため、膨大なチャート
紙を発生させることがなく、チャート紙の中から長時間
記録される膨大なチャート紙が不要となり、また必要な
情報を探し出すという手間を省くことができる。これに
より、コストダウンおよび情報確認の能率アップを図る
ことができる。
【0031】(2) 板厚変動のスペクトル強度の大きい周
波数とロール回転周波数とを画面上で比較することで、
板厚変動の発生原因を確実に容易に把握することがで
き、被圧延材の板厚精度保証の信頼性を大幅に向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の板厚診断方法を実施するるための板厚
診断システムを示すブロック図である。
【図2】図1における板厚診断システムの詳細を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明において画面表示した圧延機における板
厚偏差信号および圧延速度を示すグラフである。
【図4】本発明において画面表示した板厚偏差信号・ス
ぺクトル強度分布を示すグラフと、スペクトル強度の大
きい順に並べた周波数およびロール回転周波数を示す表
である。
【図5】本発明の図4とは別の例を示すグラフと表であ
る。
【符号の説明】
1…5スタンドタンデム冷間圧延機 2…ワークロール 3…中間ロール 4…バックアップロール 5…被圧延材 6…ペイオフリール 7…テンションリール 8…板厚検出器 9…速度検出器 10…板厚診断装置 11…工業用CRT 12…ハードコピー機 20…情報蓄積・編集機能 21…周波数解析機能 22…ロール回転周波数演算機能 23…画面表示機能 24…画面表示機能

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板厚制御機能を有する圧延機において、
    圧延機スタンドの出側で検出された被圧延材の板厚情報
    を蓄積・編集し、圧延機スタンドの1以上の被監視ロー
    ルの回転速度を検出して被監視ロールのロール回転周波
    数を演算し、前記蓄積・編集された板厚情報を時系列的
    に画面表示し、この画面表示の板厚に異常があると、板
    厚異常の板厚情報を周波数解析して各周波数に対するス
    ペクトル強度を求め、この周波数解析結果と前記ロール
    回転周波数を画面表示して比較することにより、板厚を
    診断することを特徴とする圧延機の板厚診断方法。
  2. 【請求項2】 板厚制御機能を有する圧延機において、 圧延機スタンドの出側で検出された被圧延材の板厚情報
    を蓄積・編集する蓄積・編集手段と、任意の板厚検出器
    からの板厚情報を周波数解析して各周波数に対するスペ
    クトル強度を出力する周波数解析手段と、圧延機スタン
    ドの1以上の被監視ロールの回転速度を検出するロール
    回転検出手段と、予め設定された前記被監視ロールのロ
    ール径と前記ロール回転速度信号に基づいて被監視ロー
    ルのロール回転周波数を演算する演算手段と、前記蓄積
    ・編集手段で編集・蓄積された板厚情報を時系列的に画
    面表示させるための表示手段と、前記周波数解析手段に
    より得られた周波数解析結果と前記演算手段で得られた
    ロール回転周波数演算結果とを画面表示するための表示
    手段とを備えていることを特徴とする圧延機の板厚診断
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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