JPH10192733A - 電気集塵器 - Google Patents

電気集塵器

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Publication number
JPH10192733A
JPH10192733A JP1754497A JP1754497A JPH10192733A JP H10192733 A JPH10192733 A JP H10192733A JP 1754497 A JP1754497 A JP 1754497A JP 1754497 A JP1754497 A JP 1754497A JP H10192733 A JPH10192733 A JP H10192733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particles
electrode
snow
dust
dust collecting
Prior art date
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Pending
Application number
JP1754497A
Other languages
English (en)
Inventor
Kuniyuki Fukuzawa
邦之 福沢
Akio Akasaka
章男 赤坂
Yoshihiko Mochizuki
美彦 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Plant Technologies Ltd filed Critical Hitachi Plant Technologies Ltd
Priority to JP1754497A priority Critical patent/JPH10192733A/ja
Publication of JPH10192733A publication Critical patent/JPH10192733A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】集塵極と放電極とが短絡を起こしスパークを発
生することのない外気処理装置を提供すること。 【解決手段】集塵板18に捕集された雪や霧の粒子は、
水滴となって集塵板18から落下する。この時、ガイド
板26の垂直面31に沿って落下する水滴は、第2の水
切32から垂直方向に落下する。また、集塵板18のう
ち斜面の上方に捕集された雪や霧の粒子は、この斜面3
6に沿って落下する。斜面36に沿って落下する雪や霧
の粒子は、第2の水切32で確実に水切りされて垂直方
向に落下する。このため、集塵板18から落下する水滴
が横棒12に接触することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気集塵器に係
り、特に原子力発電所の建屋の外気取入口に設けられた
電気集塵器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電気集塵器は、建屋内に外気中
の雪や霧が侵入しないように、雪や霧の粒子を捕集除去
するものである。この電気集塵器は、外気の流入方向と
平行に放電極と集塵極とが設けられる。放電極と集塵極
との間には高電圧が印加され、コロナ放電が発生する。
コロナ放電によって雪や霧の粒子は帯電し、集塵極に捕
集されたのち、水滴となって集塵極から落下する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電気集塵器では、集塵極の真下に放電極の構成部材の一
部が位置しているため、集塵極から水滴が落下する際、
この水滴がつながって電路を形成し、集塵極と放電極と
が短絡を起こしスパークを発生することがある。そのた
め、放電極と集塵極との間に印加する印加電圧を高くで
きず、捕集性能を上げることができないという問題があ
る。
【0004】本発明は、このような事情を鑑みてなされ
たもので、印加電圧を高くして捕集性能をあげることが
できる電気集塵器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、集塵極と放電極との間に高電圧を印加し
てコロナ放電を発生させ、外気中の帯電した塵埃、霧、
雪等の粒子を前記集塵極に捕集する電気集塵器におい
て、前記集塵極の前記放電極の真上に位置する部分に、
略三角形状のガイド板を底辺部が放電極の真上に位置す
るように取り付け、集塵極に捕集した粒子及びそれより
成る液体を前記ガイド板の斜辺に沿って落下させること
で、前記粒子及び液体が前記放電極と接触しないように
したことを特徴とする。
【0006】本発明によれば、集塵極のうち放電極の真
上に捕集された粒子は、略三角形状に形成されたガイド
板の斜辺に沿って落下して、底角部分から落下する。こ
のため、集塵極に捕集された粒子が放電極に付着するこ
とがない。よって、放電極と集塵極とが短絡を起こしス
パークを発生することがない。従って、印加電圧を高く
して捕集性能を上げることができる。
【0007】また、請求項2の発明によれば、ガイド板
の底角部分に達した粒子を確実に水切りして落下させ
る。よって、粒子がガイド板の底辺部分にまわりこんで
落下することによる放電極への付着を防止することがで
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る電気集塵器の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、電気集塵器の取付け状態を示す断面図である。
原子力発電所の外気取入口11の外側には、建屋の外壁
13から突き出た防雪フード15が設けられる。電気集
塵器10は、前記防雪フード15内に取り付けられる。
外気は図中矢印方向で防雪フード15内に流入し、電気
集塵器10で外気に含まれる雪や霧等の粒子が捕集除去
される。雪や霧等の粒子が除去された清浄空気は、外気
取入口11を通って建屋内へ送り込まれる。
【0009】図2は電気集塵器を示す正面図であり、図
3はその斜視図である。図2、図3に示すように、電気
集塵器10は、横棒12、支柱14、放電線16、集塵
板18、及び電源装置20を備えている。前記横棒12
は、電気集塵器10の両端部に、各々2本ずつ上下に、
互いに平行に配設されている。これら4本の横棒12
は、外気の流入方向と直交方向に設けられる。図中左上
の横棒12には電源装置20が連結されている。
【0010】前記支柱14は、前記上下に並ぶ2本の横
棒12、12同士を連結するものであり、所定間隔で横
棒12に対して直交方向に立設されている。前記放電線
16は、対向する支柱14、14間に複数本かけ渡され
ている。電源装置20で発生する電流は横棒12から支
柱14を介して放電線16に導かれる。
【0011】前記集塵板18は、横棒12と直行方向に
支柱14と同じ間隔で並設されており、支柱14よりも
図中左右両側へ突出している。前記集塵板18は全て接
地され、前記電源装置20の電圧は、放電線16と集塵
板18との間に印加される。その結果コロナ放電が発生
し、外気中の雪や霧の粒子が帯電して集塵板18に捕集
される。捕集された粒子は、水滴となって集塵板18か
ら落下する。一方、雪や霧の粒子が除去された清浄空気
は、放電線16と集塵板18との間を通って図中上昇
し、外気取入口11を通って建屋内へ搬送される(図1
参照)。
【0012】集塵板18は、2つの支持部材22、22
によって底面両隅部から支持されている。前記支持部材
22、22は、断面L字状に形成され、前記横棒12と
平行に設けられる。図中左側の支持部材22は防雪フー
ド15に、図中右側の支持部材22は外壁13に取り付
けられている。前記集塵板18の両端部には、ガイド板
26が両面に取り付けられている。図4は、ガイド板近
傍の詳細を示す斜視図である。同図に示すように、前記
ガイド板26は横棒12(図2中左下)の上方に位置し
ており、略三角形状に形成され、頂角28と、その両底
角部分に第1の水切30と、第2の水切32とが形成さ
れている。
【0013】頂角28は、集塵板18の上面と同平面上
に形成され、横棒12よりも図中左方に位置している。
第1の水切30は、頂角28の真下に位置し、集塵板1
8の下面よりも下方に位置しており、前記頂点28との
間に垂直面31が形成される。また、第1の水切30
は、先鋭状に形成されている。そのため、前記垂直面3
1に沿って落下する水滴は、第1の水切30で確実に水
切されて垂直方向に落下し、横棒12に接触しない。
【0014】第2の水切32は、横棒12よりも図中右
側に位置し、集塵板18の下面よりも下方に位置してい
る。その結果、頂角28との間には、図中右下がりの斜
面36が形成され、集塵板18のうち前記斜面36の上
方に捕集された雪や霧の粒子は、この斜面36に沿って
落下する。第2の水切32は、第1の水切30同様に先
鋭状に形成されている。そのため、前記斜面36に沿っ
て落下する水滴は、第2の水切32で確実に水切されて
垂直方向に落下し、横棒12に接触しない。
【0015】次に、上記の如く構成された電気集塵器の
作用を説明する。電源装置20によって流れる電流は、
横棒12と支柱14とを介して放電線16に導かれる。
集塵板18は接地されているため、電源装置20の電圧
が放電線16と集塵板18との間に印加され、コロナ放
電が発生する。コロナ放電が発生することにより、外気
に含まれる雪や霧の粒子が帯電して、集塵板18に捕集
される。
【0016】集塵板18に捕集された雪や霧の粒子は、
水滴となって集塵板18から落下する。この時、ガイド
板26の垂直面31に沿って落下する水滴は、第2の水
切32から垂直方向に落下する。また、集塵板18のう
ち斜面の上方に捕集された雪や霧の粒子は、この斜面3
6に沿って落下する。斜面36に沿って落下する雪や霧
の粒子は、第2の水切32で確実に水切されて垂直方向
に落下する。このため、集塵板18から落下する水滴が
横棒12に接触することがない。
【0017】したがって、本実施の形態では、集塵板1
8に略三角形状のガイド板26を取り付けることによ
り、集塵板18から落下する水滴が横棒12に付着する
のを防止できる。よって、印加電圧を高くして捕集性能
を上げることができる。また、第1の水切30と第2の
水切32とによって、垂直面31や斜面36に沿って落
下する水滴を確実に水切りして落下させることができ
る。よって、水滴がガイド板26の底辺部分のまわりこ
んで落下することによる横棒12への付着を防止するこ
とができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電気集塵
器によれば、略三角形状のガイド板を取り付けることに
よって、集塵極に捕集された粒子が放電極に付着するの
を防止したので印加電圧を高くして捕集性能を上げるこ
とができる。また、請求項2の発明によれば、ガイド板
の底角部分を先鋭状に形成して水切としたので、ガイド
板の斜辺に沿って落下する粒子を確実に水切りにて落下
させることができる。よって本発明は、粒子がガイド板
の底辺部分にまわりこんで落下することによる放電極へ
の付着を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気集塵器が取り付けられた建屋壁部と防雪フ
ードの状態を示す断面図
【図2】本発明に係る電気集塵器の実施の形態を示す正
面図
【図3】本発明に係る電気集塵器の実施の形態を示す斜
視図
【図4】電気集塵器のガイド板近傍の詳細を示す斜視図
【符号の説明】
10…電気集塵器 12…横棒 14…支柱 16…放電線 18…集塵板 20…電源装置 26…ガイド板 28…頂角 30…第1の水切 31…垂直面 32…第2の水切 36…斜面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集塵極と放電極との間に高電圧を印加して
    コロナ放電を発生させ、外気中の帯電した塵埃、霧、雪
    等の粒子を前記集塵極に捕集する電気集塵器において、 前記集塵極の前記放電極の真上に位置する部分に、略三
    角形状のガイド板を底辺部が放電極の真上に位置するよ
    うに取り付け、集塵極に捕集した粒子及びそれより成る
    液体を前記ガイド板の斜辺に沿って落下させることで、
    前記粒子及び液体が前記放電極と接触しないようにした
    ことを特徴とする電気集塵器。
  2. 【請求項2】前記ガイド板の底角部分は、先鋭状に形成
    されて水切となっていることを特徴とする請求項1記載
    の電気集塵器。
JP1754497A 1997-01-13 1997-01-13 電気集塵器 Pending JPH10192733A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011050897A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Midori Anzen Co Ltd 電極板のスペーサ構造
CN105833999A (zh) * 2016-05-30 2016-08-10 大连兆和科技发展有限公司 一种油雾静电收集芯体极板及其使用方法

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