JPH10192559A - 模型航空機のラジオコントロール装置 - Google Patents
模型航空機のラジオコントロール装置Info
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- JPH10192559A JPH10192559A JP450097A JP450097A JPH10192559A JP H10192559 A JPH10192559 A JP H10192559A JP 450097 A JP450097 A JP 450097A JP 450097 A JP450097 A JP 450097A JP H10192559 A JPH10192559 A JP H10192559A
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- channel
- model aircraft
- radio control
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 操作が実際の飛行形態に合致して容易な模型
航空機のラジオコントロール装置を提供する。 【構成】 模型航空機のラジオコントロール装置20
は、(イ)1本の操縦杆22(グリップタイプ)に根幹
部分近傍を支点とした前後方向(矢印BーF)と左右方
向(矢印LーR)に傾ける2軸の2チャンネルと操縦杆
22の中心軸回りの回転(矢印N)によるチャンネルを
配し、(ロ)左右方向に傾けるチャンネルをエルロン
に、前後方向に傾けるチャンネルをエレベータに、操縦
杆の中心軸回りの回転のチャンネルをラダーに設定する
とともに、操縦杆22にエンコンのレバー31を配設
し、(ハ)加えて、操縦杆22と連結してこれを支える
台座23を装置本体21の側面に軸支して操縦杆22及
び台座23を装置本体の上面24に対して略垂直な状態
と略水平な状態とに略90度回動自在(矢印G)とした
構造であって、装置本体21の握り部29を片手(左
手)で保持し、片手(右手)で1本の操縦杆22に与え
られた4チャンネル操作を行う構成。
航空機のラジオコントロール装置を提供する。 【構成】 模型航空機のラジオコントロール装置20
は、(イ)1本の操縦杆22(グリップタイプ)に根幹
部分近傍を支点とした前後方向(矢印BーF)と左右方
向(矢印LーR)に傾ける2軸の2チャンネルと操縦杆
22の中心軸回りの回転(矢印N)によるチャンネルを
配し、(ロ)左右方向に傾けるチャンネルをエルロン
に、前後方向に傾けるチャンネルをエレベータに、操縦
杆の中心軸回りの回転のチャンネルをラダーに設定する
とともに、操縦杆22にエンコンのレバー31を配設
し、(ハ)加えて、操縦杆22と連結してこれを支える
台座23を装置本体21の側面に軸支して操縦杆22及
び台座23を装置本体の上面24に対して略垂直な状態
と略水平な状態とに略90度回動自在(矢印G)とした
構造であって、装置本体21の握り部29を片手(左
手)で保持し、片手(右手)で1本の操縦杆22に与え
られた4チャンネル操作を行う構成。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、模型航空機(飛行
機やヘリコプタ)のラジオコントロール装置(俗にプロ
ポと称されている)に関し、特に操作系(2本スティッ
ク)の合理的簡易化を図ったマルチ制御の操縦杆に関す
るものである。
機やヘリコプタ)のラジオコントロール装置(俗にプロ
ポと称されている)に関し、特に操作系(2本スティッ
ク)の合理的簡易化を図ったマルチ制御の操縦杆に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示されるように飛行機を例にする
とラジオコントロールの模型航空機10は実物と同様に
基本的には、左右横転を行う補助翼(エルロン)1a,
1bの操作と、上昇降下を行う昇降舵(エレベータ)2
a,2bの操作と、回転を行う方向舵(ラダー)3の操
作と、エンジンの出力制御を行うエンジンスロット(エ
ンコン)の操作(具体的には各サーボの電気的制御)に
よって自由にコントロールしている。
とラジオコントロールの模型航空機10は実物と同様に
基本的には、左右横転を行う補助翼(エルロン)1a,
1bの操作と、上昇降下を行う昇降舵(エレベータ)2
a,2bの操作と、回転を行う方向舵(ラダー)3の操
作と、エンジンの出力制御を行うエンジンスロット(エ
ンコン)の操作(具体的には各サーボの電気的制御)に
よって自由にコントロールしている。
【0003】そして実物の小型飛行機では上記エルロン
とエレベータとに各々ケーブルでつながれた1本の操縦
杆を前後左右に傾けて上昇・下降、横転(ローリング)
を行い、ラダーとケーブルでつながれたペダルで方向転
換を行う。
とエレベータとに各々ケーブルでつながれた1本の操縦
杆を前後左右に傾けて上昇・下降、横転(ローリング)
を行い、ラダーとケーブルでつながれたペダルで方向転
換を行う。
【0004】以上のように基本的な操作はエルロン、エ
レベータ、ラダー、エンジンスロットの4つの操作要素
からなり、模型航空機のラジオコントロール装置も少な
くとも4チャンネルを備えている。
レベータ、ラダー、エンジンスロットの4つの操作要素
からなり、模型航空機のラジオコントロール装置も少な
くとも4チャンネルを備えている。
【0005】図4は一般的なラジオコントロール装置の
平面図(操作面側)である。
平面図(操作面側)である。
【0006】従来の模型航空機のラジオコントロール装
置5(以下、単に装置とも称する)は、操縦者が両手で
装置の左右側面を保持するとともに各親指で操作面の左
右に配した2本のスティックA,Bを前後左右に傾けて
前記4つの操作要素をコントロールしていた。
置5(以下、単に装置とも称する)は、操縦者が両手で
装置の左右側面を保持するとともに各親指で操作面の左
右に配した2本のスティックA,Bを前後左右に傾けて
前記4つの操作要素をコントロールしていた。
【0007】即ち、従来の装置5は、4つの操作要素を
左右のスティックA,Bに2分割して各2軸で軸支され
たスティックA,Bをそれぞれ前後左右に矩形領域S
1,S2の範囲で同時に動かして操作していた。
左右のスティックA,Bに2分割して各2軸で軸支され
たスティックA,Bをそれぞれ前後左右に矩形領域S
1,S2の範囲で同時に動かして操作していた。
【0008】通常はスティックAの前後方向がエレベー
タ、左右方向がラダー、スティックBの左右方向がエル
ロン、前後方向がエンジンスロットに振り分けられてい
る。なお、上記スティックAはバネ機構によって手を離
した状態で操作面に対して常に垂直になるように保持さ
れ、上記スティックBは左右方向(エルロン)はバネ機
構によって中心になるように保持されつつも、前後方向
(エンジンスロット)にはバネ機構が与えられておら
ず、手前に最大倒した状態がエンジンのアイドリング状
態で後ろに倒すとエンジンスロットが開くように構成さ
れている。
タ、左右方向がラダー、スティックBの左右方向がエル
ロン、前後方向がエンジンスロットに振り分けられてい
る。なお、上記スティックAはバネ機構によって手を離
した状態で操作面に対して常に垂直になるように保持さ
れ、上記スティックBは左右方向(エルロン)はバネ機
構によって中心になるように保持されつつも、前後方向
(エンジンスロット)にはバネ機構が与えられておら
ず、手前に最大倒した状態がエンジンのアイドリング状
態で後ろに倒すとエンジンスロットが開くように構成さ
れている。
【0009】図5は上記スティックA(またはB)の2
軸回動機構を説明するための斜視図である。なお、バネ
機構やトリム機構は省略している。
軸回動機構を説明するための斜視図である。なお、バネ
機構やトリム機構は省略している。
【0010】この図5において、スティックAの根元は
中心軸を水平にする第1の半円筒形部材11の側面中央
に垂直に固定され、第1の半円筒形部材11の中心軸に
はロータリー形の小型ボリューム12の軸が固定される
とともに後述の第2の半円筒形部材13に対して回動自
在に軸支されている。
中心軸を水平にする第1の半円筒形部材11の側面中央
に垂直に固定され、第1の半円筒形部材11の中心軸に
はロータリー形の小型ボリューム12の軸が固定される
とともに後述の第2の半円筒形部材13に対して回動自
在に軸支されている。
【0011】上記小型ボリューム12の本体は中心軸が
第1の半円筒形部材11の中心軸(換言すればボリュー
ム12の軸)と直角な第2の半円筒形部材13に固定さ
れている。
第1の半円筒形部材11の中心軸(換言すればボリュー
ム12の軸)と直角な第2の半円筒形部材13に固定さ
れている。
【0012】さらに上記第2の半円筒形部材13の中心
軸には小型ボリューム14の軸が固定されるとともに後
述の枠体16に対して回動自在に軸支されている。
軸には小型ボリューム14の軸が固定されるとともに後
述の枠体16に対して回動自在に軸支されている。
【0013】上記小型ボリューム14の本体は2点鎖線
で示される枠体16に固定されている。
で示される枠体16に固定されている。
【0014】以上のようなスティック構造においては、
左右方向(矢印LーR方向)のスティックの傾き(概ね
60度の角度変化)で小型ボリューム12が調節され、
前後方向のスティックの傾き(概ね60度の角度変化)
で小型ボリューム14が調節されることになり、両者は
独立して調整可能となる。
左右方向(矢印LーR方向)のスティックの傾き(概ね
60度の角度変化)で小型ボリューム12が調節され、
前後方向のスティックの傾き(概ね60度の角度変化)
で小型ボリューム14が調節されることになり、両者は
独立して調整可能となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の伝統的な模型航空機のラジオコントロール装置の操
縦構造は右手と左手に分けて同時に4つの操作要素をコ
ントロールするものであることから初心者には相当に難
しい操作であることは疑いない。
来の伝統的な模型航空機のラジオコントロール装置の操
縦構造は右手と左手に分けて同時に4つの操作要素をコ
ントロールするものであることから初心者には相当に難
しい操作であることは疑いない。
【0016】畢竟、基本的に人間は右手と左手に別個独
立の作業を同時に行わしめるのは不得手であって、上記
模型航空機のラジオコントロールは熟達するのに相当の
訓練が必要となるのである。
立の作業を同時に行わしめるのは不得手であって、上記
模型航空機のラジオコントロールは熟達するのに相当の
訓練が必要となるのである。
【0017】本発明は上記伝統的な模型航空機のラジオ
コントロール装置の操作系の問題点に鑑み、従来のプロ
ポのように2本のスティックを同時に動かすのではな
く、1本の操縦杆(指で動かす従来のスティックよりも
大きなグリップタイプ)をあたかも本物の航空機の操縦
杆の如く動かし、且つ操作を実際の模型航空機の動きと
合わせて合理的で本物の航空機と同様な操作で3〜6の
操縦要素全ての制御が片手で操作可能にして操作性の向
上を実現した模型航空機のラジオコントロール装置を提
供するものである。
コントロール装置の操作系の問題点に鑑み、従来のプロ
ポのように2本のスティックを同時に動かすのではな
く、1本の操縦杆(指で動かす従来のスティックよりも
大きなグリップタイプ)をあたかも本物の航空機の操縦
杆の如く動かし、且つ操作を実際の模型航空機の動きと
合わせて合理的で本物の航空機と同様な操作で3〜6の
操縦要素全ての制御が片手で操作可能にして操作性の向
上を実現した模型航空機のラジオコントロール装置を提
供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、 (1)模型航空機のラジオコントロール装置において、
1本の操縦杆に根幹部分近傍を支点とした前後方向と左
右方向に傾ける2軸の2チャンネルと操縦杆の中心軸回
りの回転によるチャンネルを配したことを特徴とする模
型航空機のラジオコントロール装置を提供する。
決するために、 (1)模型航空機のラジオコントロール装置において、
1本の操縦杆に根幹部分近傍を支点とした前後方向と左
右方向に傾ける2軸の2チャンネルと操縦杆の中心軸回
りの回転によるチャンネルを配したことを特徴とする模
型航空機のラジオコントロール装置を提供する。
【0019】この構造によって、1本の操縦杆に3次元
空間軸のX軸、Y軸、Z軸回りの3チャンネルの操作が
与えられる。
空間軸のX軸、Y軸、Z軸回りの3チャンネルの操作が
与えられる。
【0020】なお、本発明におけるラジオコントロール
装置の操縦杆は指先でコントロールする従来のスティッ
クタイプではなく、Z軸回りのチャンネルを設けること
から手で掴んで(握って)コントロールするグリップタ
イプが想定されている。
装置の操縦杆は指先でコントロールする従来のスティッ
クタイプではなく、Z軸回りのチャンネルを設けること
から手で掴んで(握って)コントロールするグリップタ
イプが想定されている。
【0021】(2)また、上記(1)記載の模型航空機
のラジオコントロール装置において、操縦杆を左右方向
に傾けるチャンネルをエルロン操作に、前後方向に傾け
るチャンネルをエレベータ操作に、操縦杆の中心軸回り
の回転のチャンネルをラダー操作に設定するとともに、
操縦杆に指で模型航空機のエンジン出力制御を操作する
エンコンのレバーを配設したことを特徴とする模型航空
機のラジオコントロール装置を提供する。
のラジオコントロール装置において、操縦杆を左右方向
に傾けるチャンネルをエルロン操作に、前後方向に傾け
るチャンネルをエレベータ操作に、操縦杆の中心軸回り
の回転のチャンネルをラダー操作に設定するとともに、
操縦杆に指で模型航空機のエンジン出力制御を操作する
エンコンのレバーを配設したことを特徴とする模型航空
機のラジオコントロール装置を提供する。
【0022】この構造によって、1本の操縦杆が実物の
操縦杆と同様に航空機の動きと合った合理的な操作とな
り、且つ1本の操縦杆の操作によって基本的なラダー、
エレベータ、エルロン、エンジンスロットの4つの操作
要素が全てコントロールされる。
操縦杆と同様に航空機の動きと合った合理的な操作とな
り、且つ1本の操縦杆の操作によって基本的なラダー、
エレベータ、エルロン、エンジンスロットの4つの操作
要素が全てコントロールされる。
【0023】(3)さらに、上記(1)または(2)記
載の模型航空機のラジオコントロール装置において、操
縦杆と連結してこれを支える台座を装置本体側面に軸支
して操縦杆及び台座を装置本体の上面に対して略垂直な
状態と略水平な状態とに略90度回動自在とした構造を
特徴とする模型航空機のラジオコントロール装置を提供
する。
載の模型航空機のラジオコントロール装置において、操
縦杆と連結してこれを支える台座を装置本体側面に軸支
して操縦杆及び台座を装置本体の上面に対して略垂直な
状態と略水平な状態とに略90度回動自在とした構造を
特徴とする模型航空機のラジオコントロール装置を提供
する。
【0024】この構造によって、操縦杆は不使用時は倒
して装置本体脇に平行に位置することとなるので、かさ
ばらず運搬保管に便利となる。使用時には操縦杆を装置
本体の上面に対して垂直に立てて使用することになる。
して装置本体脇に平行に位置することとなるので、かさ
ばらず運搬保管に便利となる。使用時には操縦杆を装置
本体の上面に対して垂直に立てて使用することになる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明に係る模型航空機のラジオ
コントロール装置の実施の形態を図1に示す。また、図
2は本発明の主要部である操縦杆の構造を説明するため
の内部構造図である。
コントロール装置の実施の形態を図1に示す。また、図
2は本発明の主要部である操縦杆の構造を説明するため
の内部構造図である。
【0026】図1において、ラジオコントロール装置2
0は装置本体21と、操縦杆22及び操縦杆と連結して
これを支持する台座23と、から構成されている。
0は装置本体21と、操縦杆22及び操縦杆と連結して
これを支持する台座23と、から構成されている。
【0027】台座23は装置本体21の側面に軸支され
て操縦杆22及び台座23が図1のように装置本体21
の上面24に対して略垂直な状態から、矢印G方向の回
転で装置本体21の側面近傍に略水平な状態で併設する
ように90度倒すことができる構造である。
て操縦杆22及び台座23が図1のように装置本体21
の上面24に対して略垂直な状態から、矢印G方向の回
転で装置本体21の側面近傍に略水平な状態で併設する
ように90度倒すことができる構造である。
【0028】この構造によって、操縦杆は不使用時は倒
して装置本体脇に平行に位置することとなるので、かさ
ばらず運搬保管に便利となる。
して装置本体脇に平行に位置することとなるので、かさ
ばらず運搬保管に便利となる。
【0029】使用時には操縦杆22を装置本体21の上
面24に対して概ね垂直に立てて使用することが一般的
であるが、装置本体21が水平でなくやや傾斜した姿勢
で使用する場合も有り得る。その場合には該姿勢に適合
する角度に操縦杆22を調節して使用するのが好まし
い。
面24に対して概ね垂直に立てて使用することが一般的
であるが、装置本体21が水平でなくやや傾斜した姿勢
で使用する場合も有り得る。その場合には該姿勢に適合
する角度に操縦杆22を調節して使用するのが好まし
い。
【0030】この点、操縦杆22と台座23は単に自由
に回動自在とするのではなく、上面24に対する垂直状
態を含む想定される最適姿勢の任意の角度で安定してそ
の状態が保持されるように台座23を装置本体21に対
して固定するロック機構を備えることが望ましいであろ
う。
に回動自在とするのではなく、上面24に対する垂直状
態を含む想定される最適姿勢の任意の角度で安定してそ
の状態が保持されるように台座23を装置本体21に対
して固定するロック機構を備えることが望ましいであろ
う。
【0031】装置本体21の構造は従来のプロポと機能
的に同等であり、操作状態を示す液晶表示部27、電源
スイッチ28、各種調整用ダイヤル、ボタンスイッチ等
が操作面上に配設されている。
的に同等であり、操作状態を示す液晶表示部27、電源
スイッチ28、各種調整用ダイヤル、ボタンスイッチ等
が操作面上に配設されている。
【0032】なお、操縦杆22を握らない手(図1では
左手)は専ら装置本体21を保持するための握り部29
を掴んで装置本体21を支えることになる。
左手)は専ら装置本体21を保持するための握り部29
を掴んで装置本体21を支えることになる。
【0033】操縦杆22はその根幹部近傍を支点とする
前後及び左右の回転(傾け操作)で2チャンネルの操作
を、操縦杆22の中心軸回りの回転(矢印N)で1チャ
ンネルの操作が行える。
前後及び左右の回転(傾け操作)で2チャンネルの操作
を、操縦杆22の中心軸回りの回転(矢印N)で1チャ
ンネルの操作が行える。
【0034】また、図1に示されるように人差し指の位
置する箇所にレバー31を配すれば、このレバー操作に
よって1チャンネル増え、さらに図示されない親指の位
置する箇所にレバーないしボタンスイッチ等を配すれば
さらに1チャンネル増えることになる。
置する箇所にレバー31を配すれば、このレバー操作に
よって1チャンネル増え、さらに図示されない親指の位
置する箇所にレバーないしボタンスイッチ等を配すれば
さらに1チャンネル増えることになる。
【0035】このように、従来の親指1本で操作するス
ティックタイプでは2軸操作(2チャンネル)が限界で
あるが、本発明のように手で掴むように握るグリップタ
イプの操縦杆22では3軸の操作(3チャンネル)に加
えて指によるレバー操作が追加できることになり、結果
として3〜6チャンネルが片手で同時に操作することが
可能になる。(一般的には図1のような4チャンネルの
構成が適当であろう。)次に、上記操縦杆22の内部構
造例を図2を基に詳細に説明する。
ティックタイプでは2軸操作(2チャンネル)が限界で
あるが、本発明のように手で掴むように握るグリップタ
イプの操縦杆22では3軸の操作(3チャンネル)に加
えて指によるレバー操作が追加できることになり、結果
として3〜6チャンネルが片手で同時に操作することが
可能になる。(一般的には図1のような4チャンネルの
構成が適当であろう。)次に、上記操縦杆22の内部構
造例を図2を基に詳細に説明する。
【0036】図2において、レバー31の支点は本体が
操縦杆22に固定されている小型ボリューム32の軸に
固定されており、図示されないバネ機構(例えばコイル
バネによるレバー31の付勢)によってレバー31が外
に突出した状態になっており、人差指でレバー31を絞
ることによって小型ボリューム32の軸が回転する。
操縦杆22に固定されている小型ボリューム32の軸に
固定されており、図示されないバネ機構(例えばコイル
バネによるレバー31の付勢)によってレバー31が外
に突出した状態になっており、人差指でレバー31を絞
ることによって小型ボリューム32の軸が回転する。
【0037】次に、操縦杆内部の中心軸上には小型ボリ
ューム33の本体が固定されており、その小型ボリュー
ム33の軸は操縦杆22の下端と中心軸回りに回動自在
に嵌合する円筒形部材35の上面の中心に固定されてい
る。且つ、操縦杆22は図示されないバネ機構によって
Z軸回りの所定の中立状態に向かって付勢されている。
ューム33の本体が固定されており、その小型ボリュー
ム33の軸は操縦杆22の下端と中心軸回りに回動自在
に嵌合する円筒形部材35の上面の中心に固定されてい
る。且つ、操縦杆22は図示されないバネ機構によって
Z軸回りの所定の中立状態に向かって付勢されている。
【0038】したがって、操縦杆22を中心軸(Z軸)
回りに回転させると小型ボリューム33の本体が共に回
るが、小型ボリューム33の軸は中心軸回りには回転し
ない円筒形部材35に固定されているので、結果として
相対的に小型ボリューム33の抵抗値が変化する。
回りに回転させると小型ボリューム33の本体が共に回
るが、小型ボリューム33の軸は中心軸回りには回転し
ない円筒形部材35に固定されているので、結果として
相対的に小型ボリューム33の抵抗値が変化する。
【0039】次に、上記円筒形部材35はその内部空間
に在る部材37に水平なY軸で軸支されており、その軸
には小型ボリューム38の軸が固定されている。一方、
上記小型ボリューム38の本体は前記部材37に固定さ
れている。
に在る部材37に水平なY軸で軸支されており、その軸
には小型ボリューム38の軸が固定されている。一方、
上記小型ボリューム38の本体は前記部材37に固定さ
れている。
【0040】したがって、操縦杆22をY軸を支点とし
て左右に傾けると動かない部材37に固定された小型ボ
リューム38本体に対してその軸が回転し、結果として
相対的に小型ボリューム38の抵抗値が変化する。
て左右に傾けると動かない部材37に固定された小型ボ
リューム38本体に対してその軸が回転し、結果として
相対的に小型ボリューム38の抵抗値が変化する。
【0041】なお、操縦杆22ひいては円筒形部材35
はY軸回りにおいて垂直になるように図示されないバネ
機構によって付勢されている。
はY軸回りにおいて垂直になるように図示されないバネ
機構によって付勢されている。
【0042】次に、上記部材37は台座23の上面(操
縦杆22が前後左右に自在に傾けられるように例えば半
球面状ないし三角錐状になっている。)に対してX軸回
りに回転自在(概ね60〜90度の範囲)に軸支されて
おり、且つ小型ボリューム39の本体が台座23に固定
される一方でその軸がX軸に重なって部材37に固定さ
れている。
縦杆22が前後左右に自在に傾けられるように例えば半
球面状ないし三角錐状になっている。)に対してX軸回
りに回転自在(概ね60〜90度の範囲)に軸支されて
おり、且つ小型ボリューム39の本体が台座23に固定
される一方でその軸がX軸に重なって部材37に固定さ
れている。
【0043】したがって、操縦杆22をX軸回りに(前
後に)傾けると小型ボリューム39本体は回転せずその
軸のみが部材37とともに回転し、結果として相対的に
小型ボリューム39の抵抗値が変化する。
後に)傾けると小型ボリューム39本体は回転せずその
軸のみが部材37とともに回転し、結果として相対的に
小型ボリューム39の抵抗値が変化する。
【0044】上記操縦杆22のX軸回り、Y軸回り、Z
軸回りの回転は各々独立しており、各小型ボリューム3
3、38、39の抵抗値を別個独立に変化させることが
可能である。
軸回りの回転は各々独立しており、各小型ボリューム3
3、38、39の抵抗値を別個独立に変化させることが
可能である。
【0045】なお、操縦杆22の軸部分となる下端部な
いし円筒形部材35から台座23の上面にかけては図1
の破線で示すような保護カバー40(蛇腹状のプラスチ
ックカバーないしゴムカバー)を被覆して外界と遮断し
ておくことが望ましい。
いし円筒形部材35から台座23の上面にかけては図1
の破線で示すような保護カバー40(蛇腹状のプラスチ
ックカバーないしゴムカバー)を被覆して外界と遮断し
ておくことが望ましい。
【0046】次に、上記操縦杆22では4チャンネルが
片手で操作できることになるが、各チャンネルの割当を
実物の操縦杆と同様にすることが合理的である。
片手で操作できることになるが、各チャンネルの割当を
実物の操縦杆と同様にすることが合理的である。
【0047】即ち、操縦杆22を左右方向に傾ける(Y
軸回りの回転)チャンネルをエルロン操作に、前後方向
に傾ける(X軸回りの回転)チャンネルをエレベータ操
作に割当て、さらに操縦杆22の中心軸(Z軸)回りの
回転のチャンネルをラダー操作に設定するとともに、操
縦杆22に配したレバー31に模型航空機のエンジン出
力制御を操作するエンコンのチャンネルとすることで、
極めて飛行形態に合致し、初心者でも容易に理解でき操
作できるものとなることは明らかであろう。
軸回りの回転)チャンネルをエルロン操作に、前後方向
に傾ける(X軸回りの回転)チャンネルをエレベータ操
作に割当て、さらに操縦杆22の中心軸(Z軸)回りの
回転のチャンネルをラダー操作に設定するとともに、操
縦杆22に配したレバー31に模型航空機のエンジン出
力制御を操作するエンコンのチャンネルとすることで、
極めて飛行形態に合致し、初心者でも容易に理解でき操
作できるものとなることは明らかであろう。
【0048】以上、詳述したように本発明に係る模型航
空機のラジオコントロール装置では、操縦杆を一本とし
てこれに3〜5チャンネルのマルチ制御を与えることに
より、極めて理にかなったコントロールが可能となる。
空機のラジオコントロール装置では、操縦杆を一本とし
てこれに3〜5チャンネルのマルチ制御を与えることに
より、極めて理にかなったコントロールが可能となる。
【0049】なお、上記実施の形態で示した装置本体の
外観、操縦杆の形状及びその内部機構は限定されるもの
ではなく、他の形状、機構であってもよいことは勿論で
ある。
外観、操縦杆の形状及びその内部機構は限定されるもの
ではなく、他の形状、機構であってもよいことは勿論で
ある。
【0050】また、本発明の対象となる模型航空機は飛
行機のみならず操縦が難しいとされるヘリコプタも含ま
れ、本発明のラジオコントロール装置によって操縦が容
易となることは言うまでもない。
行機のみならず操縦が難しいとされるヘリコプタも含ま
れ、本発明のラジオコントロール装置によって操縦が容
易となることは言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】本発明に係る模型航空機のラジオコント
ロール装置は3チャンネル以上の操作を1本の操縦杆を
片手で操作することが可能になる。
ロール装置は3チャンネル以上の操作を1本の操縦杆を
片手で操作することが可能になる。
【0052】また、操縦杆の操作が実際の模型航空機の
動きと合致した合理的な操作となり、初心者でも容易に
操縦することができる。
動きと合致した合理的な操作となり、初心者でも容易に
操縦することができる。
【0053】さらに、グリップタイプの操縦杆が装置本
体の上面に対し水平から垂直に回動可能なので、使用時
には操縦杆を立て、不使用時には操縦杆を倒すことで操
縦杆がかさばらず運搬・保管に便利となる。
体の上面に対し水平から垂直に回動可能なので、使用時
には操縦杆を立て、不使用時には操縦杆を倒すことで操
縦杆がかさばらず運搬・保管に便利となる。
【図1】本発明に係る模型航空機のラジオコントロール
装置の実施の形態を示す斜視図である。
装置の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の主要部である操縦杆の構造を説明する
ための内部構造図である。
ための内部構造図である。
【図3】ラジオコントロールの模型航空機のフラップを
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図4】従来の一般的なラジオコントロール装置の平面
図(操作面側)である。
図(操作面側)である。
【図5】従来のラジオコントロール装置のスティックの
2軸回動機構を説明するための斜視図である。
2軸回動機構を説明するための斜視図である。
【符号の説明】 1a,1b 補助翼(エルロン) 2a,2b 昇降舵(エレベータ) 3 方向舵(ラダー) 10 模型航空機 11 第1の半円筒形部材 12,14、32,33,38,39 小型ボリュ
ーム 13 第2の半円筒形部材 16 枠体 5,20 ラジオコントロール装置 21 装置本体 22 操縦杆 23 台座 31 レバー 35 円筒形部材 37 部材 40 保護カバー A,B スティック S1,S2 矩形領域
ーム 13 第2の半円筒形部材 16 枠体 5,20 ラジオコントロール装置 21 装置本体 22 操縦杆 23 台座 31 レバー 35 円筒形部材 37 部材 40 保護カバー A,B スティック S1,S2 矩形領域
Claims (3)
- 【請求項1】 模型航空機のラジオコントロール装置に
おいて、1本の操縦杆に根幹部分近傍を支点とした前後
方向と左右方向に傾ける2軸の2チャンネルと操縦杆の
中心軸回りの回転によるチャンネルを配したことを特徴
とする模型航空機のラジオコントロール装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の模型航空機のラジオコン
トロール装置において、操縦杆を左右方向に傾けるチャ
ンネルをエルロン操作に、前後方向に傾けるチャンネル
をエレベータ操作に、操縦杆の中心軸回りの回転のチャ
ンネルをラダー操作に設定するとともに、操縦杆に指で
模型航空機のエンジン出力制御を操作するエンコンのレ
バーを配設したことを特徴とする模型航空機のラジオコ
ントロール装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の模型航空
機のラジオコントロール装置において、操縦杆と連結し
てこれを支える台座を装置本体側面に軸支して操縦杆及
び台座を装置本体の上面に対して略垂直な状態と略水平
な状態とに略90度回動自在とした構造を特徴とする模
型航空機のラジオコントロール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP450097A JPH10192559A (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 模型航空機のラジオコントロール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP450097A JPH10192559A (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 模型航空機のラジオコントロール装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10192559A true JPH10192559A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=11585790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP450097A Pending JPH10192559A (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 模型航空機のラジオコントロール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10192559A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2014140558A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-07 | Nippon Enkaku Seigyo Kk | スティックユニット |
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-
1997
- 1997-01-14 JP JP450097A patent/JPH10192559A/ja active Pending
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