JPH10191641A - 無停電電源装置 - Google Patents

無停電電源装置

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JPH10191641A
JPH10191641A JP8345719A JP34571996A JPH10191641A JP H10191641 A JPH10191641 A JP H10191641A JP 8345719 A JP8345719 A JP 8345719A JP 34571996 A JP34571996 A JP 34571996A JP H10191641 A JPH10191641 A JP H10191641A
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power supply
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bridge circuit
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JP8345719A
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Hideaki Kunisada
秀明 国貞
Hideyasu Umetsu
秀恭 梅津
Keizo Shimada
恵三 嶋田
Tamahiko Kanouda
玲彦 叶田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】3相交流入力と3相交流出力とが同期している
時は、共通相ハーフブリッジ変換器の運転を停止し、無
停電電源装置の運転効率を高める。 【解決手段】中性相の電位変動または電流変動を検出し
て、中性相にリアクトル3を介して接続される共通相ハ
ーフブリッジ回路のスイッチ素子5,6のオン・オフを
制御する手段を備える無停電電源装置において、交流出
力62,63および交流入力46,47を検出して、中
性相に接続されていない順変換用ハーフブリッジ回路群
のスイッチ素子5,6,9,10のオン・オフを制御す
る手段を備え、交流出力が交流入力と同期している時
は、交流入力の力率を、交流出力の力率に合わせるよう
に、中性相に接続されていない順変換用ハーフブリッジ
回路群のスイッチ素子をオン・オフ制御すると共に、共
通相ハーフブリッジ回路のスイッチ素子7,8をオフに
制御することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無停電電源装置に
関わり、特に、入力と出力が共に交流で、順変換器と逆
変換器を備え、逆変換器を交流入力に同期して運転する
無停電電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、交流入力を直流に変換し、さらに
それを交流に変換する電力変換装置において、交流入力
の1相と、直流の中性相と、交流出力の1相とを共通に
した電力変換装置としては、例えば、特開平5−151
71号公報が知られている。この装置は、直流の中性相
に接続される交流の1相の電流は、直流回路のコンデン
サへ流れ込むように構成されている。しかし、この装置
は直流回路のコンデンサを大容量にする必要があるた
め、これを共通相ハーフブリッジ変換器を設けることに
よって直流回路のコンデンサを小形化するように改善さ
れているが、運転効率が低くなる問題がある。
【0003】さらに、電力変換装置の従来技術を図7〜
図14を用いて説明する。
【0004】図7において、1は3相交流電源、2,4
はそれぞれ3相交流電源1の第1相および第3相に接続
されるリアクトル、5,6は、第1相のリアクトル2を
介して両者の接続点に接続され、正相と負相間に直列接
続されるトランジスタ、9,10は、第3相のリアクト
ル4を介して両者の接続点に接続され、正相と負相間に
直列接続されるトランジスタ、11,12はトランジス
タ5,6のそれぞれに逆接続されるダイオ−ド、15,
16はトランジスタ9,10のそれぞれに逆接続される
ダイオ−ド、17,18は、正相と負相間に直列接続さ
れ、接続点が中性相を構成しかつ3相交流電源1の第2
相に接続されるコンデンサ、19は正相、中性相、負相
の各相の直流が入力され、図示されていない外部負荷に
接続されるインバータ等からなる負荷装置である。
【0005】図に示すように、この電力変換装置は、2
個のハ−フブリッジ型変換器(ハ−フブリッジ型の単相
順変換器とも呼称される)を備え、3相交流を直流3線
出力へ変換する順変換器として構成されている。
【0006】この電力変換装置は、トランジスタ5,
6,9,10のオン・オフ制御することにより、理想的
には交流入力電流波形を正弦波にし、交流入力電流を入
力電圧と同期させ、かつ両者の位相が一致することによ
り入力力率1とし、さらに、出力電圧が一定になるよう
に動作させることができる。しかし、この状態を作るた
めには2つのハ−フブリッジ型順変換器が完全な平衡3
相交流電圧を発生させる必要がある。
【0007】また、3相交流電源1から3相平衡の正弦
波電流を供給した場合には、供給電力は時間的に一定の
電力になる。従って、図8に示すように、直列コンデン
サ17,18の両端電圧vdcは、リップルの無い完全な
直流になる。しかし、この装置は、図に示すように、コ
ンデンサ17,18のそれぞれの両端電圧vC1,vC2に
は、コンデンサ17,18の静電容量が無限大でないか
ぎり交流電源と同じ周波数のリップル電圧が発生する。
【0008】具体的に、このリップル電圧を計算すると
次のようになる。
【0009】3相交流電源1の第2相からピ−ク値Iの
正弦波電流が流れ込むとすると、電源周期Tの半サイク
ルT/2の間に流れ込む電荷Qxは、周期T、振幅Iの
正弦波の正の半サイクルを積分すると、下式によって求
められる。
【0010】Qx=T・I/π このQxは、コンデンサ17とコンデンサ18に蓄えら
れる電荷の差であり、従って、コンデンサ17とコンデ
ンサ18の静電容量は同じCであるとすれば、 C・vC1−C・vC2=Qx ここで、コンデンサ17とコンデンサ18の両端電圧の
差をΔVとすれば C・ΔV=Qx 例えば、交流200V、50Hz、10kVAでコンデ
ンサ17とコンデンサ18の容量として10mFのコン
デンサを用いた場合、T=20ms、I=40.8A、
であるから、上記式からΔV=26.0Vppとなる。
【0011】このように直流の中性点が変動すると、ト
ランジスタ5,6,9,10に3相交流電源から完全な
正弦波電圧が入力し、PWM変調したオン・オフ信号を
与えても、負荷装置19の交流側電圧には、位相のずれ
や波形の歪が発生し、入力電流位相がずれたり、入力電
流波形に歪が発生するという問題が起きる。さらにΔV
が大きくなってしまうと、必要とする直流電圧が得られ
ない期間が生じ、順変換器の交流側電圧はピ−クが得ら
れず、制御がきかない期間が生じる。その結果、ますま
す入力電流波形の歪は増大することになる。
【0012】直流コンデンサ17,18の容量を大きく
することによって、中性点電圧を安定させることもでき
るが、大容量のコンデンサを取り付けると、コストアッ
プ、寸法アップ等の問題が生じる。
【0013】次に、上記の問題点を解決した電力変換装
置を図9〜図11を用いて説明する。
【0014】図9は図7に示した装置を改良した電力変
換装置を示す図であり、図において、3は3相交流電源
1の第2相に接続されるリアクトル、7,8は、第2相
のリアクトル3を介して両者の接続点に接続され、正相
と負相間に直列接続されるトランジスタ、13,14は
トランジスタ7,8のそれぞれに逆接続されるダイオ−
ド、20はコンデンサ17の両端電圧vC1を検出する絶
縁アンプ(絶縁電圧検出器)、21はコンデンサ18の
両端電圧vC2を検出する絶縁アンプ(絶縁電圧検出
器)、22は検出した電圧vC1,vC2を減算する減算
器、23は減算器22からの出力値を調整する制御補償
器、24は三角波発生器、25は制御補償器23の出力
と三角波発生器24の出力を比較してPWM変調信号を
出力する比較器、26はPWM変調信号を入力しトラン
ジスタ7,8をオン・オフ制御するトランジスタ駆動回
路である。なお、図7に示される部分と同一部分につい
ては同一符号を付して説明を省略する。
【0015】図に示すように、この電力変換装置は、3
相交流電源1の第2相(共通相)とリアクトル3を介し
て接続される共通相ハーフブリッジ型変換器が付加され
ており、全体として、3相交流電源1を3線直流に変換
する電力変換装置の主回路がフルブリッジ回路で構成さ
れている図10は図9に示すトランジスタ7,8を駆動
した時の状態を示すもので、図において、vL3はリアク
トル3の両端の電圧(電圧の向きは図9に示す向きとす
る)、iL3は、リアクトル3を流れ電流(電流の向きは
図9に示す向きとする)、Tはトランジスタ7,8のス
イッチング周期、tON1はトランジスタ7のオン期間、
tON2はトランジスタ8のオン期間である。
【0016】次に、この電力変換装置の動作を図9およ
び図10を用いて説明する。
【0017】(a)vC1>vC2の場合 この場合は、減算器22の出力が正になるので比較器2
5の出力であるPWM変調信号は正レベルのパルス幅の
方が大きくなる。即ち、図10(a)に示すように、t
ON2よりtON1の方が大きくなる。その結果、1周期Tに
おけるリアクトル電圧vL3の積分値は正になり、リアク
トル3に流れる電流iL3は正方向に増加する。この電流
の向きはコンデンサ17の電荷を放電し、コンデンサ1
8に電荷を充電する。そのため、コンデンサ電圧vC1
は減少し、コンデンサ電圧vC2は増加するように動作す
る。
【0018】(b)vC1<vC2の場合 この場合は、減算器22の出力が負になるので比較器2
5の出力であるPWM変調信号は正レベルのパルス幅の
方が小さくなる。即ち、図10(a)に示すように、t
ON1よりtON2の方が大きくなる。その結果、1周期Tに
おけるリアクトル電圧vL3の積分値は負になり、リアク
トル3に流れる電流iL3は負方向に増加する。この電流
の向きはコンデンサ17の電荷を充電し、コンデンサ1
8の電荷を放電する。そのため、コンデンサ電圧vC1
は増加し、コンデンサ電圧vC2は減少するよに動作す
る。
【0019】このように、この共通相ハーフブリッジ型
変換器では、コンデンサ電圧vC1とコンデンサ電圧vC2
に差があると、それを解消する方向に回路が動作するの
で、最終的にはコンデンサ電圧vC1とコンデンサ電圧v
C2が等しくなるところで安定する。この時、3相交流電
源1の第2相からの入力電流と直流3線の負荷装置19
の中性相への出力電流の差分は、結果的にコンデンサ1
7、18へは流れず、リアクトル3へ流れる。
【0020】図11も図7に示した装置を改良した電力
変換装置の一例を示す図であり、図において、27はコ
ンデンサ17,18の接続点とリアクトル3間に流れる
電流を検出する変流器である。その他の構成は図9に示
すものとほぼ同一である。
【0021】この電力変換装置は、図9に示すものがコ
ンデンサ電圧vC1およびコンデンサ電圧vC2を検出する
ものであるのに対して、コンデンサ17,18の差分電
流を検出してコンデンサ17,18の両端電圧のリップ
ルを無くすものであり、コンデンサ17,18の中間点
から流れ出す電流iCが零になるように動作する。即
ち、3相交流電源1の第2相からの入力電流と負荷装置
19の中性相への出力電流の差分は、結果的にコンデン
サ17,18へは流れず、リアクトル3に流れる。その
結果、コンデンサ17,18の両端電圧のリップルを無
くすことができる。
【0022】次に、図9または図11に示した共通相ハ
ーフブリッジ型変換器を無停電電源装置に適用した例を
図12〜14を用いて説明する。
【0023】図12は共通相ハーフブリッジ型変換器を
備える無停電電源装置を示す図であり、28,29は、
正相と負相間にトランジスタ5,6と同じ向きに直列接
続され、両者の接続点がリアクトル36に接続されるト
ランジスタ、30,31は正相と負相間にトランジスタ
5,6と同じ向きに直列接続され、両者の接続点がリア
クトル37に接続されるトランジスタ、32,33はそ
れぞれトランジスタ28,29に逆接続されるダイオ−
ド、34,35はそれぞれトランジスタ30,31に逆
接続されるダイオ−ド、36,37は出力側がそれぞれ
3相交流負荷の第1相および第3相に接続されるリアク
トル、38,39はそれぞれ3相交流負荷の第1相と第
2相間および第2相と第3相間に接続されるコンデン
サ、40,41は3相交流電源1の第1相と3相交流負
荷の第1相間に逆並列に接続されたサイリスタ、42,
43は3相交流電源1の第3相と3相交流負荷の第3相
間に逆並列に接続されたサイリスタ、44は第1相およ
び第3相はそれぞれリアクトル36,37を介して接続
され、第2相はコンデンサ17,18の中性相に接続さ
れる3相交流負荷、45は直列コンデンサ17,18の
両端電圧を検出する絶縁アンプ(絶縁電圧検出器)、4
6,47はそれぞれ3相交流電源1のリアクトル2,4
を流れる電流を検出する変流器、48は3相交流電源の
各相の電圧を検出する3相変圧器、49は絶縁アンプ4
5から検出された検出電圧を基準電圧発生源の基準電圧
によって演算する演算増幅器、50は基準電圧発生源、
51は3相交流電源1の各相に同期した2つの正弦波を
出力する3相基準正弦波発生器、52,53は乗算器、
54,55はそれそれ乗算器52,53の出力と変流器
46,47からの出力とを演算する演算増幅器、56は
3角波発生器、57,58はそれぞれ演算増幅器54,
55の出力と三角波発生器56の出力とを比較し、PW
M信号を出力する比較器、59,60はそれぞれ、比較
器57,58から出力されたPWM信号に従いトランジ
スタ5,6および9,10をオン・オフ制御するトラン
ジスタ駆動回路、61は直流の中性相と負相の間にコン
デンサ18と共に並列に接続される直流電力貯蔵器とし
ての蓄電池である。
【0024】なお、図12においても、図9または図1
1に示すコンデンサ電圧vC1とコンデンサ電圧vC2を安
定化する手段を備えているが、図においてはその一部
(絶縁アンプ20,21、減算器22、制御補償器2
3、三角波発生器24、比較器25、トランジスタ駆動
回路26)が省略されている。また、図9に示す部分と
同一部分については同一符号を付して説明を省略する。
【0025】図に示すように、この無停電電源装置は、
フルブリッジ回路構成の3相交流入力形の順変換器とハ
ーフブリッジ2回路構成の3相交流出力形の逆変換器と
を接続した3相交流入力・3相交流出力の電力変換装置
から構成されており、直流の中性相と負相間にコンデン
サ18と並列に蓄電池61を接続したものである。
【0026】また、3相交流電源1の第1相と3相交流
負荷44の第1相間を逆並列に接続したサイリスタ4
0,41、および3相交流電源1の第3相と3相交流負
荷44の第3相を逆並列に接続したサイリスタ42,4
3を介して接続し、3相交流電源1から順変換器、逆変
換器を介さずに、直接3相交流負荷44に電力供給する
バックアップ回路を備えている。
【0027】また、この装置は、直列コンデンサ17,
18両端の電圧を検出して、3相交流電源1の各相電圧
および各相電流に同期してトランジスタ5,6,9,1
0を駆動し、直列コンデンサ17,18の両端電圧を安
定化する手段を備えている。
【0028】次に、この無停電電源装置の動作を図12
〜図13を用いて説明する。
【0029】図12において、3相交流電源1の電圧を
3相変圧器48で検出する。その検出出力は3相基準正
弦波発生器51へ送られ、3相基準正弦波発生器51は
3相交流電源1の各相に同期した2つの正弦波を出力す
る。一方、順変換器出力の2直列コンデンサ17,18
の両端電圧を絶縁アンプ45で検出する。この検出値は
演算増幅器49へ送られ、その直流電圧の検出値を基準
電圧発生源50の出力によって演算増幅器49で演算
し、その出力を3相基準正弦波発生器51から出力され
る2つの正弦波にそれぞれ乗算器52,53を用いて掛
け合わせる。乗算器52の出力と主回路のリアクトル2
の電流を検出する変流器46の検出値とを演算増幅器5
4で演算する。また、乗算器53の出力と主回路のリア
クトル4の電流を検出する変流器47の検出値とを演算
増幅器55で演算する。演算増幅器54,55の出力と
三角波発生器56の出力とをそれぞれ比較器57,58
で比較し、PWM信号を得る。比較器57の出力はトラ
ンジスタ駆動回路59へ送られる。トランジスタ駆動回
路59は、PWM信号に従い、トランジスタ5,6を交
互にオン・オフ制御する。また、比較器58の出力もト
ランジスタ駆動回路60へ送られ、上記と同様に、トラ
ンジスタ駆動回路60は、トランジスタ9,10を交互
にオン・オフ制御する。
【0030】このように、トランジスタ5,6,9,1
0をオン・オフ制御することによって、3相交流電源1
に対して、入力電流を正弦波、入力力率1を保ちながら
直流電圧を出力することができ、また、トランジスタ2
8,29,30,31をオン・オフ制御することによっ
て前記直流電圧を入力して、3相交流負荷44へ3相の
正弦波交流電圧を供給することができる。さらに、トラ
ンジスタ7,8をオン・オフ制御して3相交流電源1の
第2相からの入力電流と3相交流負荷44の第2相へ供
給する電流との差分をリアクトル3から供給する。
【0031】次に、図13に示すベクトル図を用いて、
3相交流電源1の各相電圧、各相電流と3相交流負荷4
4の関係を説明する。
【0032】図において、Eui,Evi,Ewiは3相交流
電源1の各相電圧、iui,ivi,iwiは3相交流電源1
から入力する各相電流、iuo,ivo,iwoは3相交流負
荷44へ流入する各相電流である。なお、この無停電電
源装置の逆変換器は通常は3相交流電源1に同期して運
転されるので、ベクトルは同期していることを前提と
し、また、3相交流負荷44は一般的には力率は0.9
遅れ程度が多く、遅れを0.9遅れ(位相差25.8
°)とした。
【0033】順変換器は入力力率が1.0で運転される
ため、3相交流電源1の各相電圧Eui,Evi,Ewiは各
相電流iui,ivi,iwiと同相であり、逆変換器出力電
流iuo,ivo,iwoは順変換器入力電流iui,ivi,i
wiに対し、25.8°遅れている。トランシジタ7,8
の制御回路はリアクトル3に流れる電流をiL3=ivo−
iviになるように制御して、コンデンサ17,18の中
性点から流れ出る電流を無くし、コンデンサ17,18
の両端電圧を安定化している。
【0034】
【発明が解決しょうとする課題】しかし、図12に示す
無停電電源装置では、3相交流入力電源1の周波数が規
定値を外れ、逆変換器が同期できないことがある。即
ち、図14のベクトル図に示すように、逆変換器の出力
電流ivoが順変換器の入力電流iviと逆位相となること
があり、その場合、リアクトル3の電流iL3が出力電流
ivoの2倍となる。従って、トランジスタ7,8やリア
クトル3はこの2倍の電流を流す容量が必要であり、ま
たトランジスタ5,6,9,10やリアクトル2,4も
2倍の電流容量が必要となる。即ち、この無停電電源装
置はコンデンサ17,18を小形化できる反面、共通相
ハ−フブリッジ変換器は2倍の電流容量が必要となり、
この変換損失が大きく効率を低下させる欠点がある。
【0035】従って、本発明は、上記の問題点に鑑み、
3相交流入力と3相交流出力とが同期している時は、中
性相に流れ込む電流を極めて少なくして、共通相ハーフ
ブリッジ変換器の運転を停止し、同期が大きくずれてき
た時は、共通相ハーフブリッジ変換器の運転を行い、2
直列コンデンサの電圧アンバランスを低減した無停電電
源装置を提供することにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、次のような手段を採った。
【0037】多相交流電源と、逆並列に接続されたダイ
オードを備えたスイッチ素子を2個直列に接続した複数
の順変換用ハーフブリッジ回路群と、前記多相交流電源
の各相と前記順変換用ハーフブリッジ回路群の各スイッ
チ素子の接続点間に接続された順変換用リアクトルと、
中性相を形成する両者の接続点が前記多相交流電源の一
相に接続され、正相と負相を形成する前記順変換用ハー
フブリッジ回路群の両端に、並列に直列接続された2個
のコンデンサと、前記正相と負相間に、逆並列に接続さ
れたダイオードを備えたスイッチ素子を2個直列に並列
接続し、前記多相交流電源の相数より一相分少ない、複
数の逆変換用ハーフブリッジ回路群と、前記逆変換用ハ
ーフブリッジ回路群の各スイッチ素子の接続点に一端が
接続される逆変換用リアクトルと、前記逆変換用リアク
トルの他端と前記中性相と共に形成される多相交流出力
端子と、前記中性相の電位変動または前記中正相から前
記順変換用リアクトルに流出入する電流変動を検出し
て、前記中性相に順変換用リアクトルを介して接続され
る順変換用ハーフブリッジ回路のスイッチ素子のオン・
オフを制御する手段と、を備える無停電電源装置におい
て、前記多相交流出力端子における交流出力および前記
多相交流電源の交流入力を検出して、前記中性相に接続
される順変換用ハーフブリッジ回路を除く順変換用ハー
フブリッジ回路群のスイッチ素子のオン・オフを制御す
る手段を備え、前記交流出力が前記交流入力と同期して
いる時は、前記交流入力の力率を、前記交流出力の力率
に合わせるように、前記中性相に接続される順変換用ハ
ーフブリッジ回路を除く順変換用ハーフブリッジ回路群
のスイッチ素子をオン・オフ制御すると共に、前記中性
相に順変換用リアクトルを介して接続される順変換用ハ
ーフブリッジ回路のスイッチ素子をオフに制御すること
を特徴とする。また、前記交流出力が前記交流入力と同
期している時は、前記交流入力の力率を、前記交流出力
の力率より高くなるように、前記中性相に接続される順
変換用ハーフブリッジ回路を除く順変換用ハーフブリッ
ジ回路のスイッチ素子をオン・オフ制御すると共に、前
記中性相に順変換用リアクトルを介して接続される順変
換用ハーフブリッジ回路のスイッチ素子をオフに制御す
ることを特徴とする。
【0038】また、前記交流出力と前記交流入力との同
期ずれを検出する手段が、前記交流出力の交流出力電流
と前記交流入力の交流入力電流との差電流が所定値以上
ある時、同期ずれがあると判断することを特徴とする。
【0039】また、前記交流出力と前記交流入力との同
期ずれを検出する手段が、前記各コンデンサのコンデン
サ電圧の差電圧が所定値以上ある時、同期ずれがあると
判断することを特徴とする。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態を図1お
よび図2を用いて説明する。
【0041】図1は本実施形態に係わる無停電電源装置
を示す図、図2は図1において省略されている共通相ハ
−フブリッジ変換器を示す図である。
【0042】なお、これらの図において、図9および図
12に示す部分と同一部分についても同一符号を付して
説明を省略する。
【0043】図1において、62は逆変換器の第1相の
交流出力電流iuoを検出する変流器、63は逆変換器の
第3相の交流出力電流iwoを検出する変流器、64は逆
変換器の変流器62によって検出された検出電流が、3
相交流電源1と同期している時は検出電流と同相の正弦
波電圧を出力し、同期していない時は3相基準正弦波発
生器51の正弦波電圧を出流する移相器、65は逆変換
器の変流器62によって検出された検出電流が、3相交
流電源1と同期している時は検出電流と同相の正弦波電
圧を出力し、同期していない時は3相基準正弦波発生器
51の正弦波電圧を出流する移相器、66,67は減算
器、68は3相交流入力電流と3相交流出力電流を比較
して両者に同期ずれが生じて、共通相ハーフブリッジ変
換器を運転するか否かを判定するための所定値1、69
は3相交流入力電流と3相交流出力電流を比較して両者
の同期ずれが解消して、共通相ハーフブリッジ変換器の
運転を停止するか否かを判定するための所定値2、7
0,71,72,73は比較器、74,75はNOR回
路、76は信号確認回路、77はNAND回路、78,
79はフリップフロップを構成するNAND回路であ
り、図2において、80はAND回路である。※1は図
1に示される※1から図2に示される※1に接続されて
いることを表す。なお、所定値1>所定値2となるよう
に設定して、共通相ハ−フブリッジ変換器の運転、停止
が繰り返さないようする。
【0044】次に、本実施形態の無停電電源装置の動作
について説明する。
【0045】3相交流電源1の3相交流電圧を3相変圧
器48で検出する。その検出出力は3相基準正弦波発生
器51へ送られる。3相基準正弦波発生器51は3相交
流電源1の各相に同期した2つの正弦波電圧を出力す
る。逆変換器の第1相および第3相出力電流iuo,iwo
を検出する変流器62,63の検出値と3相基準正弦波
発生器51の出力をそれぞれ移相器64,65に入力
し、移相器64,65は、逆変換器が3相交流電源1に
同期している時は、変流器62,63の検出値に位相を
合わせて正弦波電圧を出力し、逆変換器が3相交流電源
1に同期していない時は、3相基準正弦波発生器51の
出力をそのまま出力する。
【0046】一方、順変換器出力の2直列コンデンサ1
7,18の両端電圧を絶縁アンプ45で検出する。この
検出値は演算増幅器49へ送られ、検出値は基準電圧発
生源50の出力と演算され、その出力を前記移相器6
4,65から出力される正弦波電圧にそれぞれ乗算器5
2,53において掛け合わされる。乗算器52,53の
出力と主回路のリアクトル2,4の電流を検出する変流
器46,47からの検出値とをそれぞれ演算増幅器5
4,55で演算する。演算増幅器54,55の出力と三
角波発生器56の出力とをそれぞれ比較器57,58で
比較し、PWM信号を得る。PWM信号はそれぞれトラ
ンジスタ駆動回路59,60へ送られる。トランジスタ
駆動回路59,60はPWM信号に従い、トランジスタ
5,6を交互にオン、オフ制御する。
【0047】上記のように、逆変換器が3相交流電源1
に同期している時は、順変換器の2つのハ−フブリッジ
回路のトランジスタ5,6,9,10をオン・オフ制御
することによって、図3に示すように3相交流入力電流
iui,ivi,iwiと3相交流出力電流iuo,ivo,iwo
との位相を一致させることができ、3相交流入力電流i
ui,ivi,iwiと3相交流出力電流iuo,ivo,iwoと
はほぼ等しくしなり、直流の中性相に流れる電流はわず
かとなる。従って、この直流の中性相を流れる電流によ
る2直列コンデンサ17,18の電圧変動は小さくな
り、トランジスタ7,8をオフ状態、即ち共通相ハ−フ
ブリッジ変換器を停止することができる。ここで、3相
交流電源1に異常が発生し、逆変換器が同期できないと
きは直ちに、共通相ハーフブリッジ変換器を運転し、ト
ランジスタ7,8をオン、オフ制御して3相交流電源1
の第2相からの入力電流と3相交流負荷44の第2相へ
供給する電流の差分をリアクトル3から供給し、2直列
コンデンサ17,18の電圧変動を小さくして、安定し
た運転を継続することができる。
【0048】なお、本実施形態では3相交流負荷44の
力率に合わせて、無停電電源装置の入力力率を制御した
が、入力電流を低減するため入力力率を出力力率より若
干高くして運転することも可能であり、例えば図4のベ
クトル図に示すように、出力力率0.9遅れとし、入力
力率を0.94遅れとし、入力電流と出力電流の差が図
3に示す場合と同等に運転することができる。
【0049】次に、3相交流入力が3相交流出力との同
期ずれにより共通相ハ−フブリッジ変換器を運転する場
合、および同期ずれが解消して共通相ハ−フブリッジ変
換器を停止する場合の動作について図1および図2に基
づいて説明する。
【0050】3相交流入力電流iuiを変流器46、3相
交流出力電流iuoを変流器62からそれぞれ検出し、両
者を減算器66で減算し、差電流を比較器70,71に
入力する。また同様にして、3相交流入力電流iwiを変
流器47、3相交流出力電流iwoを変流器63からそれ
ぞれ検出し、両者を減算器67で減算し、差電流を比較
器72,73に入力する。比較器70,72においてそ
れぞれの差電流は所定値1と比較され、NOR回路74
に入力され、NOR回路74に入力されるいずれかの差
電流が所定値1より大きくなると「0」が出力され、フ
リップフロップ78,79から「1」が出力される。そ
の出力は図2のAND回路80に入力されて、共通相ハ
−フブリッジ変換器が運転される。
【0051】また、同期状態が回復すると、減算器6
6,67から得られた差電流は比較器71,73におい
て所定値2と比較され、所定値2を下回ると、比較器7
0,72および比較器71,73の出力が「0」にな
る。その結果、NOR回路74,75の出力はそれぞれ
「1」となり、信号確認回路76でこの信号が設定され
た時限の間「1」であることを確認して、「1」を出力
してNOT回路77に入力され、NOT回路77から
「0」をフリップフロップ78,79に入力する。その
結果、フリップフロップ78,79は「0」を出力し、
その出力は図2のAND回路80に入力されて、共通相
ハ−フブリッジ変換器の運転が停止される。
【0052】次に、図12に示す従来の無停電電源装置
と本実施形態の無停電電源装置との損失を比較する。
【0053】なお、損失比較の対象はリアクトル2,
3,4およびトランジスタ5,6,7,8,9,10
(逆並列ダイオ−ドを含む)とし、概略計算とするため
以下の要件を前提とする。
【0054】(1)トランジスタ7,8はトランジスタ
5、6,9,10の2倍の電流容量で電流が2倍流れる
と損失は2倍となり、損失は電流に比例する。
【0055】(2)リアクトル3はリアクトル2,4の
2倍の電流容量であり、電流が2倍流れると、損失は4
倍となる。リアクトルの損失は鉄損と銅損に分けられる
が、鉄損と銅損は等しいとし、鉄損は電流によらず一定
で、銅損は電流の2乗に比例する。
【0056】(3)トランジスタ5の損失を1.0と
し、変換装置の損失分の代表例としてのトランジスタ5
の損失とリアクトル2の損失が従来例での運転で等しい
とする。
【0057】(4)交流入力電流(iui,ivi,iwi)
は、従来例を基準として1.0とし、3相負荷44の遅
れ力率を0.9とすると、従来例では入力力率1.0で
あるものが、本実施形態ではでは0.9遅れとなるた
め、入力電流は1.11となる。
【0058】(5)リアクトル3の電流(iL3)は、従
来例では入力電流(iui,ivi,iwi)と 出力電流
の位相差が25.8°であるので0.45となる。本実
施形態で は入力電流と出力電流の差が小さく、共
通相ハーフブリッジ変換器を停止 しているので、
電流は流れない。
【0059】以下に両者の損失を対比する。
【0060】 a、第1相ハ−フブリッジ変換器(リアクトル2、トランジスタ5,6) 項 目 従来例 本実施形態 入力電流 1.0 1.11 損失 損失 リアクトル2鉄損 0.5 0.5 リアクトル2銅損 0.5 0.62 トランジスタ5損失 1.0 1.11 トランジスタ6損失 1.0 1.11 合 計 3.0 3.34 b 第3相ハ−フブリッジ変換器(リアクトル4、トランジスタ9,10) 項 目 従来例 本実施形態 入力電流 1.0 1.11 損失 損失 リアクトル2鉄損 0.5 0.5 リアクトル2銅損 0.5 0.62 トランジスタ5損失 1.0 1.11 トランジスタ6損失 1.0 1.11 合 計 3.0 3.34 c 共通相ハ−フブリッジ変換器(リアクトル3、トランジスタ7,8) 項 目 従来例 本実施形態 入力電流 0.45 0 損失 損失 リアクトル3鉄損 2.0 0 リアクトル3銅損 0.1 0 トランジスタ7損失 0.45 0 トランジスタ8損失 0.45 0 合 計 3.0 0 以上、3つのハ−フブリッジ変換器a〜cの損失を合計
すると、従来例は9.0であり、本実施形態では6.6
8となる。従って、損失を26%低減することができ
る。
【0061】次に、本発明の第2の実施形態を図5およ
び図6を用いて説明する。
【0062】図5は本実施形態に係わる無停電電源装置
を示す図、図6は図5において省略されている共通相ハ
−フブリッジ変換器を示す図である。
【0063】なお、これらの図において、図1および図
2に示す部分と同一部分については同一符号を付して説
明を省略する。
【0064】図6において、81は、コンデンサ電圧v
C1とコンデンサ電圧vC2のと差電圧が発生すると、3
相交流入力と3相交流出力間に同期ずれが発生したもの
として、共通相ハーフブリッジ変換器の運転を行うか否
かを判定するための所定値3、82は比較器、83はN
OT回路であり、※2は図6に示される※2から図5に
示される※2に接続されていることを表す。
【0065】本実施形態は、3相交流入力が3相交流出
力との同期ずれが発生すると、コンデンサ電圧vC1とコ
ンデンサ電圧vC2の差電圧が拡大することに着目したも
のであり、この差電圧が所定値以上になった時、共通相
ハ−フブリッジ変換器の運転を行うものである。
【0066】次に、3相交流入力が3相交流出力との同
期ずれにより共通相ハ−フブリッジ変換器を運転、およ
び同期ずれが解消して共通相ハ−フブリッジ変換器を停
止する動作についを図5および図6に基づいて説明する
図6において、減算器22の出力を比較器82に入力す
る。比較器82は減算器22の出力と所定値3とを比較
し、減算器22の出力が所定値3を越える時は、「1」
を出力し、その値はNOT回路83で反転されて「0」
が出力され、図5のフリップフロップ78,79に入力
される。その結果、フリップフロップ78,79は
「1」を出力して、その出力は図6のAND回路80に
入力され、共通相ハ−フブリッジ変換器の運転が開始さ
れる。
【0067】また、同期ずれが回復して共通相ハ−フブ
リッジ変換器の運転を停止する場合は、第1の実施形態
の場合と同じであるので説明を省略する。
【0068】本実施形態においても、第1の実施形態と
同様に、図12に示す無停電電源装置よりも大幅に回路
の損失を低減することができる。
【0069】なお、上記各実施形態では、共通相ハ−フ
ブリッジ変換器を運転するために、コンデンサ電圧vC1
とコンデンサ電圧vC2の差電圧を検出するようにしてい
るが、図11に示すように、コンデンサ17,18とリ
アクトル3間の電流iCを検出して行ってもよいことは
いうまでもない。
【0070】
【発明の効果】上記のごとく、本発明は、3相交流入力
と3相交流出力とが同期している時は、共通相ハーフブ
リッジ変換器の運転を停止し、同期がずれてきた時に、
共通相ハーフブリッジ変換器の運転を行うようにしたの
で、無停電電源装置の運転効率を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わる、無停電電源装置の全
体構成を示す回路図である。
【図2】第1の実施形態に係わる、無停電電源装置の共
通相ハ−フブリッジ変換器を示す回路図である。
【図3】第1の実施形態に係わる、多相交流入力と多相
交流出力の位相関係を示すベクトル図である。
【図4】第1の実施形態に係わる、他の多相交流入力と
多相交流出力の位相関係を示すベクトル図である。
【図5】第2の実施形態に係わる、無停電電源装置の全
体構成を示す回路図である。
【図6】第2の実施形態に係わる、無停電電源装置の共
通相ハ−フブリッジ変換器を示す回路図である。
【図7】従来例に係わる、電力変換装置を示す回路図で
ある。
【図8】図7に示す電力変換装置のコンデンサ17,1
8のコンデンサ電圧vC1,vC2を説明するための図であ
る。
【図9】図7に示す電力変換装置に共通相ハ−フブリッ
ジ変換器を設けた回路図である。
【図10】図9に示す電力変換装置の共通相ハ−フブリ
ッジ変換器の動作を説明する図である。
【図11】図7に示す電力変換装置に他の共通相ハ−フ
ブリッジ変換器を設けた回路図である。
【図12】従来例に係わる、無停電電源装置の全体構成
を示す回路図である。
【図13】従来例に係わる、多相交流入力と多相交流出
力の位相関係を示すベクトル図である。
【図14】従来例に係わる、異常時の多相交流入力と多
相交流出力の位相関係を示すベクトル図である。
【符号の説明】
1 3相交流電源、 2,3,4,36,37 リアクトル 5,6,7,8,9,10,28,29,30,31
トランジスタ 11,12,13,14,15,16,32,33,3
4,35 ダイオード 17,18 コンデンサ 20,21,45 絶縁アンプ(絶縁電圧検出器) 22,66,67 減算器 23 制御補償器 24 三角波発生器 25,57,58,70,71,72,73,82 比
較器 26,59,60 トランジスタ駆動回路 27,46,47,62,63 変流器 44 3相交流負荷 48 3相変圧器 49,54,55 演算増幅器 50 基準電圧源 51 3相基準正弦波発生器 52,53 乗算器 56 三角波発生器 61 蓄電池 64,65 移相器 68 所定値1 69 所定値2 74,75 NOR回路 76 信号確認回路 77,83 NOT回路 78,79 NAND回路 80 AND回路 81 所定値3
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 叶田 玲彦 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多相交流電源と、逆並列に接続されたダ
    イオードを備えたスイッチ素子を2個直列に接続した複
    数の順変換用ハーフブリッジ回路群と、 前記多相交流電源の各相と前記順変換用ハーフブリッジ
    回路群の各スイッチ素子の接続点間に接続された順変換
    用リアクトルと、 中性相を形成する両者の接続点が前記多相交流電源の一
    相に接続され、正相と負相を形成する前記順変換用ハー
    フブリッジ回路群の両端に、並列に直列接続された2個
    のコンデンサと、 前記正相と負相間に、逆並列に接続されたダイオードを
    備えたスイッチ素子を2個直列に並列接続し、前記多相
    交流電源の相数より一相分少ない、複数の逆変換用ハー
    フブリッジ回路群と、 前記逆変換用ハーフブリッジ回路群の各スイッチ素子の
    接続点に一端が接続される逆変換用リアクトルと、 前記逆変換用リアクトルの他端と前記中性相と共に形成
    される多相交流出力端子と、 前記中性相の電位変動または前記中正相から前記順変換
    用リアクトルに流出入する電流変動を検出して、前記中
    性相に順変換用リアクトルを介して接続される順変換用
    ハーフブリッジ回路のスイッチ素子のオン・オフを制御
    する手段と、を備える無停電電源装置において、 前記多相交流出力端子における交流出力および前記多相
    交流電源の交流入力を検出して、前記中性相に接続され
    る順変換用ハーフブリッジ回路を除く順変換用ハーフブ
    リッジ回路群のスイッチ素子のオン・オフを制御する手
    段を備え、 前記交流出力が前記交流入力と同期している時は、前記
    交流入力の力率を、前記交流出力の力率に合わせるよう
    に、前記中性相に接続される順変換用ハーフブリッジ回
    路を除く順変換用ハーフブリッジ回路群のスイッチ素子
    をオン・オフ制御すると共に、前記中性相に順変換用リ
    アクトルを介して接続される順変換用ハーフブリッジ回
    路のスイッチ素子をオフに制御することを特徴とする無
    停電電源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記交流出力が前記交流入力と同期している時は、前記
    交流入力の力率を、前記交流出力の力率より高くなるよ
    うに、前記中性相に接続される順変換用ハーフブリッジ
    回路を除く順変換用ハーフブリッジ回路のスイッチ素子
    をオン・オフ制御すると共に、前記中性相に順変換用リ
    アクトルを介して接続される順変換用ハーフブリッジ回
    路のスイッチ素子をオフに制御することを特徴とする無
    停電電源装置。
  3. 【請求項3】 請求項1ないしは請求項2のいずれか1
    つに記載の請求項において、 前記交流出力と前記交流入力との同期ずれを検出する手
    段が、前記交流出力の交流出力電流と前記交流入力の交
    流入力電流との差電流が所定値以上ある時、同期ずれが
    あると判断することを特徴とする無停電電源装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないしは請求項2のいずれか1
    つに記載の請求項において、 前記交流出力と前記交流入力との同期ずれを検出する手
    段が、前記各コンデンサのコンデンサ電圧の差電圧が所
    定値以上ある時、同期ずれがあると判断することを特徴
    とする無停電電源装置。
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